JPS5811903A - 海底光フアイバケ−ブル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、金属パイプの被覆工程における光損失増が小
さく、かつ、金属パイプと心線集合体との間に密着力を
有する海底光フアイバケーブルに関するものである。

第１図は、従来の海底光フアイバケーブルを示す断面図
であるが、この棟のケーブルは、テンションメンバとし
て機能する中心金属ワイヤ１に光ファイバ心！２”ｔｍ
ｊり合わせて集合した後、押え巻きテープ３を重ね巻き
し、さらに、ポリエチレン緩衝層４を被覆して構成され
る海底光フアイバケーブル用集合体上に、金属テープを
縦添えして両端を突１！！あわせ溶接した後に引きおと
して成形した金属パイプあるいは扇形の金属素片を縦添
えして成形した金属パイプ５を被覆している。かかる構
成のため、両端を突きあわせ溶接した金属テープを引き
おとす工程あるいは金属木片全集合体に密着する工程に
おいて、集合体に側圧が加わり、光フアイバ心線の光損
失が増加するうえ、金属テープの引きおとし率が大きい
場合や、集合体に及ばず金属素片の密着力が大きい場合
には、集合体が脂性変形を起こして長手方向に伸び歪を
生ずるため、光フアイバ心線の光損失が増加したシ、光
フアイバ心線が破断するという欠点があった。

また、このような欠点を解消するため、第２図に示すよ
うに、金属パイプ５の内径がポリエチレン緩衝層４の外
径よ）大きくなるように金属テープを引きおとし、ある
いは金属木片をパイプ状に成形し、緩衝層４と金属パイ
プ５との間に設仕られた空隙６によって側圧から海底光
フアイバケーブル用集合体を保護する構造のケーブルも
用いられているが、緩衝層４と金属パイプ５との間に空
隙６が存在するため、海底光フアイバケーブル用集合体
と金属パイプは密着しておらず、ケーブル布設時に集合
体と金属パイプは別々に伸びるという欠点があった。

本発明は、かかる従来の不都合を解消し、ケーブルコア
に加わる側圧および長手方向への引張シ応力の緩和され
た海底光フアイバケーブルを提供せんとするものであっ
て、その袂旨とするところは、テンションメンバに光フ
アイバ心線を撚シ合わせてなる光フアイバ心線集合体上
に縦弾性係数５Ｋｆ／−以下の有機高分子と縦弾性係数
１３０Ｋｇ／−以上のプラスチックを順次被覆して構成
されたケーブルコアに縦弾性係数が小さい有機高分子緩
衝材を縦添えもしくは押出しによって被覆形成したこと
を特徴とする。

以下、図面に示し九実施例にもとすいて本発明に係る海
底光フアイバケーブルを説明する。

第３図は本発明に係る海底光フアイバケーブルの一実施
例であるが、とのケーブルの製造にアタッては、テンシ
ョンメンバとして機能する中心金属ワイヤ１に光ファイ
バ心！１２を撚シ合わせて集合した後、縦弾性係数５Ｋ
ｆ／−以下の有機高分子７、および縦弾性係数ｘｓｏｌ
＆ｐ／−以上のプラスチック４’ｔ−Ｍ次被覆してケー
ブルコアを形成する。さらに、有機高分子緩衝材８を縦
添えもしくは押出しして被覆した後、金属テープまたは
金属素片を縦添えして成形した金属パイプ５ｆ：被覆す
る。かかる構造のため、金属テープまたは金属素片を金
属パイプに成形する際に集合体に加わる側圧はプラスチ
ック４１および有機高分子７によって緩和され、光ファ
イバ心ｍ２には加わらない。

第４図に、この金属テープを金属パイプに成形する際に
集合体内に発生する応力を示す。９は２軸における応力
の分布である。有機高分子緩衝材８およびプラスチック
４１には金属パイプ５からの圧力が加わって、これらの
間には密着力が発生するが、光ファイバ心１１２には圧
力が加わらないことがわかる。また、各種材料について
応力分布を計算した結果、光フアイバ心線２に加わる応
力が無視しうる程度（集合体に加わる圧力の１／１００
程度）となるようにするためには、有機高分子７の縦弾
性係数１１とプラスチック４１の縦弾性係数釈、の比］
Ｉ！７／Ｆ４Ｉｆ：約”／１００以下とすればよいこと
が把握できた。さらにまた、現在入手の容易なプラスチ
ック材料のうち、縦弾性係数の高い材料については、Ｅ
〜（１００〜５００）Ｋｆ／−なる値が得られているが
、これらの材料をプラスチック４′として用いる場合に
は、Ｋｙ’ｅ　５　’ｆ　／−以下とする必要がある。

さらに、現在入手の容易な有機高分子のうち縦弾性係数
の小さい材料については、Ｅの最小値として約０゜１３
〜／−が得られている（第１表参照）。縦弾性係数０゜
１３Ｋｒ／−の有機高分子を用いる場合には、プラスチ
ック４′の縦弾性係数を１３０Ｋｔ／−とする必要があ
る。

以上述べたように、有機高分子７としては、縦弾性係数
５〜／−以下の有機高分子（プラスチックまたはゴム）
を用いる必要があシ、プラスチック４′としては１３０
Ｋｆ／−以上の縦弾性係数を有するプラスチックを用い
る必要がある。

さらに、金属テープまたｅよ金ｊ４木片を金属パイプ５
に成形する際に生ずる長手方向への引張ル応力は、有機
高分子緩衝材８によって吸収されるため、プラスチック
４１．有機高分子７および光フアイバ心線２には長手方
向への伸び歪が加わらない。々お、長手方向への引張シ
応力を吸収するためには、有機高分子緩衝材８としては
、縦弾性係数の小さい弾性材料、例えば第１表に示すよ
うなプラスチックまたはゴムまたは発泡プラスチックを
用いる必要がある。

第１表 なお、第５図に示すように、有機高分子緩衝材８をあら
かじめ貼りあわせた金属テープ１０または金属素片１１
を有機高分子緩衝材８がケーブルコアを包むように縦添
えすれば、長手方向への引張り応力はケーブルコアに加
わらない上、金属パイプと有機高分子緩衝材８との間の
密着力は一層強くなる。

さらに、Ｗ、６図に示すように、プラスチック４１と有
機高分子緩衝材８の間、および有機高分子緩衝材８と金
属パイプ５との間をそれぞれ接着剤１２を用いて接着す
ることによシ金属パイプ５とケーブルコアとは強く密着
することになる。なお、有機高分子７、プラスチツク４
’ｍ有機高分子緩衝材８として使用可能な材料の一例は
、前記第１弐に示したとおりである。

以上、図面に示した５１１！施例にもとすいて説明した
ようにテンションメンバとして機能する中心金属ワイヤ
に光フアイバ心線を撚シ合わせて成る光フアイバ心線集
合体上に、縦弾性係数５Ｋｇ／−以下の有機高分子と縦
弾性係数１３０（８） ｑ／−以上のプラスチックを順次被覆して形成されるケ
ーブルコアに、縦弾性係数が小さい有機高分子緩衝材を
縦添えもしくは押出しして被覆することにより、金属テ
ープまたは金属素片を金属パイプに成形する際にケーブ
ルコアに加わる側圧および長手方向への引張シ応力が緩
和されるから、ケーブル製造時に生ずる光損失の増加が
抑制できるうえ、金輝パイプと光フアイバ集合体との間
に密着力が生じて、ケーブル布設時に金属パイプと光フ
アイバ集合体とが一体になって伸びるという利点が得ら
れる。

【図面の簡単な説明】

第１図、第２図は従来の海底光フアイバケーブルの断面
図、第３図は本発明に係る海底光フアイバケーブルの一
実施例の断面図、第４図は本発明の一実施例における金
属パイプ成形時の応力分布、第５図は本発明の他の実施
例で、有機高分子緩衝材を貼シ合わせた金属テープまた
は金属素片の断面図、第６図は本発明の他の実施例の断
面図である。 図　　面　　中、 １は中心金属ワイヤ、 ２は光フアイバ心線、 ３は押え巻テープ、 ４はポリエチレン緩衝層、 ４′はプラスチック緩衝層、 ５は金属パイプ、 ６は空隙、 ７は有機高分子、 ８は有機高分子緩衝羽、 ９はＸ軸における応力の分布、 １０は金属テープ、 １１は金属素片、 １２は接着剤である。 特許出願人 日本電信電話公社 代　　　理　　　人 弁理士光石士部 （他１名） １２− 二 〇 の　　０ （寸Ｗ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （リ　テンションメンバに光ファイバ心線ヲ撚シ合わせ
   てなる光フアイバ心線集合体上に縦弾性係数５Ｋｆ／−
   以下の有機高分子と縦弾性係数１３０に４Ｉ／−以上の
   プラスチックを順次被覆して構成されたケーブルコアに
   縦弾性係数が小さい有機高分子緩衝材を縦添えもしくは
   押出しによって被覆形成したことを特徴とする海底光フ
   アイバケーブル。 （２）　　前記有機高分子緩衝材としてプラスチックま
   たはゴム、もしくはこれらの発泡体を用いることを特徴
   とする特許請求の範囲第１項記載の海底光フアイバケー
   ブル〇 （３）　　前記ケーブルコアと前記有機高分子緩衝材と
   を接着剤を用いて接着したことを特徴とする特許請求の
   範囲第１項または第２］Ｊｔ記載の海底光フアイバケー
   ブル。 （４）　　前記ケーブルコアに、縦弾性係数が小さい有
   機高分子緩衝材を貼り合わせた金属テープを該有機高分
   子緩衝材が前記ケーブルコアを包むように縦添えして被
   覆し、かつ、円筒状に成形したことを特徴とする特許請
   求の範囲第１項ないし第３項記載の海底光フアイバケー
   ブル。 （５）前記ケーブルコア上に接着剤を塗布した後、縦弾
   性係数が小さい有機高分子緩衝材を貼シ合わせた金属テ
   ープを縦添えすることを特徴とする特許請求の範囲第４
   項記載の海底光フアイバケーブル。 （６）　　前記光フアイバ心線集合体上に接着剤を塗布
   した後、金属テープを縦添えして被覆し、かつ、円筒状
   に成形したことを特徴とする特許請求の範囲第４項記載
   の海底光フアイバケーブル。 （７）前記金属テープのかわシに金属索片を用いること
   を特徴とする％ｌｖｆ請求の範囲第４項ないし第６項記
   載の海底光フアイバケーブル。