JPS58118998A - 放射性廃棄物封入容器 - Google Patents

放射性廃棄物封入容器

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Publication number
JPS58118998A
JPS58118998A JP97582A JP97582A JPS58118998A JP S58118998 A JPS58118998 A JP S58118998A JP 97582 A JP97582 A JP 97582A JP 97582 A JP97582 A JP 97582A JP S58118998 A JPS58118998 A JP S58118998A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
container
corrosion
radioactive waste
drum
coating
Prior art date
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Pending
Application number
JP97582A
Other languages
English (en)
Inventor
平方 義之
宏 宮下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Mining and Smelting Co Ltd
Original Assignee
Mitsui Mining and Smelting Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsui Mining and Smelting Co Ltd filed Critical Mitsui Mining and Smelting Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は放射性廃棄物封入用金属容器の改良に関し、特
に容器内壁の腐食防止に関する。
現在広く使用されている低レベル放射性廃棄物封入容器
(通称ドラム缶)は1.2〜1.6−厚の鉄鋼板製であ
る。この容器は封入される内容物の特殊性の故に長期に
わたる完全な密封性が要求されており、特に腐食防止は
完全でなければならない。そこで、防食対策とL−て容
器素材に燐酸塩処理後メラミン系焼付塗装を施すことが
行われており、これにより容器素材が被覆される。との
被覆が保たれている限シにおいては防食は完全であるが
、取扱、運搬あるいは保管中に何らかの原因で一旦付傷
すると付傷部から容器素材の腐食が進行し錆が発生して
周辺の塗膜の密着性が損われる。そして、次第に腐食が
進行し遂には容器に穴があいたり、又はそれ身部におい
ても僅かな外力により容易に破損する様になる等、容器
の長期間密封性が失われることになる。
以上の様な付価時の腐食を防止するため、容器素材を本
質的に亜鉛からなる各種メッキ、溶射又は塗料により被
覆し、その上に燐酸塩塗料を塗布することが提案されて
いる。これによれば、付価時に亜鉛による電気防食効果
が働き、上記の従来の容器に比べ優れた防轡効来が期待
できる。しかしながら、これらの方法によっても以下述
べる様K特に容器内壁の腐食防止が未だ十分とはいえな
い。
現在低レベル放射性廃集物臭入済ドラム缶7は腐食防止
のため脱湿低温倉庫に保管されており、この限りにおい
ては容器外壁からの腐食は事実上殆ど問題とならない。
しかしながら、ドラム缶内に封入された廃棄物は液状物
及び雑固体(セメント同化体)等で、芒硝、塩化物を含
有する腐食性の水溶液(p)Is〜10)が主成分で1
)、更に容器は密封されているとはいえ溶存酸素も存在
し、その部分的濃度差にもとづく隙間腐食(局部腐食)
が発生しやすい環境下にある。内壁からの腐食は検知が
困難であり長時間の後には容器破損に至り不測の事態を
まねくことも考えられるので、容器の内壁防食は重要な
線題となってきている。
そこで、上記従来法であるが、生産性の面でドラム缶成
形前に処理するのが好ましいがその場合には成形性及び
溶接性が困難となり更に防食性を完全なものとするため
には加工時に破損した被覆部分を補修せねばなら力いと
いう不利があ抄、またドラム缶成形後の処理は溶融メッ
キでの熱歪により容器が変形したり、メッキ、溶射又は
塗装の膜厚を均一にすることが困難であり、更に防食性
向上のため膜厚を増加させようとしても現寮的には作業
性その他の点で限度がある。この様な欠点は内壁処理の
場合に特に著しい。
以上の如き現状に鑑み、本発明は防食被覆の厚さを十分
厚いものとすることによって防食性を高めることができ
、また生産性良好にて製造できる、内壁の防食性の改良
された容器を提供するものである。即ち、本発明容器は
、金属製容器の内壁に該金属よりも陽極的な金属からな
る薄板が被覆されていることを特徴とする。
容器の素材は通常の鉄鋼板が好ましいが、これに限定さ
れることはなく、適宜の金属が利用できる。また、被覆
薄板は容器素材が鉄の場合には亜鉛、アルミニウム又は
これらの合金が好ましいが、これに限定されることはな
く、容器素材よりも陽極的な(即ち、卑の電位を有する
)金属であれば利用できる。薄板はたとえば01〜0.
7園好オしくけ0.3〜0、5 vm厚であゆ、圧延加
工により容易に得られる。
本発明の被覆は容器内壁に完全に密着している必要はな
く、一種の内袋状に形成して封入放射性廃棄物の重量に
より自然接触させるだけで十分である。たとえば、容器
の内壁に近接する大きさの薄板容器を成形して挿入する
方法や、薄板を容器の内壁に沿って接着剤、スポット溶
接又は半田付等により張合わせる方法等、通常知られて
いる機械的方法により容器の内壁に沿って薄板を取9付
けることができる。
以上の如き本発明容器は被覆による直接的遮蔽効果の外
に付価等により容器素材に達する損傷を生じても電気的
防食効果が発揮され容嶺自体の′腐食が内壁から進行す
ることはない1.また、本発明容器は極めて簡易な方法
で被覆の完全な状態にて製造され、また十分な厚みのも
のを得ることができるので、従来の容器の如く防食性不
十分であったり又は製造上の困難性がともなうといった
欠点がない。
以下実施例を示すが、これKよって本発明の範囲は限定
されるものではない。
実施例1 1.6■厚×1001巾×150−長の鋼板を表1に示
す条件で処理し、密閉した噴霧試験器内に傾角30°に
静置し九。
噴霧溶液は20 % Nag SOa +Q、 55k
 NaCl。
PH9,5,40℃、 100sJ/minの条件で噴
霧した。
噴霧は8h噴霧、16h休止を1サイクルとし各処理試
片が、発錆するまでのサイクル数を調べ友。
なお、各試片は素地に達するまでの0.5■巾の×印傷
を付した。
表  1 いずれも裸素地ま九はX印の偏部から発錆した1、A3
の現行市販容器と同様のメラミン系焼付塗装板は偏部か
らの発錆は6〜8サイクルで見られたが塗膜完全部は1
8〜20サイクルでフクレを生じ塗膜劣化と共にその部
分から発錆した。
A 7.8.9は本発明品であるが素地鋼板からの発錆
は80サイクル以上でも全くみられなかつだ。
実施例2 1゜6■厚の200を鋼製オープンドラム缶に表2に示
す表面処理を行なった。内面を対象としたため、外面は
すべて現行のメラミン1回焼付塗装とした。
表  2 テストドラム缶は表2の各テス)/Itについて2缶製
作しそのうち1缶は20 % Nag 80゜+0.5
%NaCl水溶液を上面から103まで満した。液量は
約190t/缶である。他の缶は缶の内底に直径15α
深さ15mの広口瓶を置きその中に上記の水溶液を約2
5を満しドラム缶を天蓋で完全に密閉しドラム缶内で蒸
発と凝縮が繰り返されるようにした。
各ドラム缶計14缶を海岸近くの野外に放置し約3ケ年
にわ九るテストを行なった。定期的観測の度に広口瓶の
蒸発水を補充した。
液を満し7たドラム缶の内面温度は夏場、冬場で大きく
かわり最高温度は44〜46℃最低は−5〜−7℃であ
った。空缶のそれは72〜75℃および−3〜−5℃で
ありた。
テスト結果は表3に示す。明らかに本発明のドラム缶の
内面腐食は殆んどなく良好である。50μ以上の溶融亜
鉛メッキ品と比較しても内面については本発明品の方が
優れている。市販現行ドラム缶は腐食の進行が著しく、
特に天蓋と胴缶との接触部、缶底部のエツジあるいは表
面付偏部を中心に腐食が進行し、2年経過後から急速に
進み3年では中には開孔と侵食が着しく持ち運びも不能
の状態になっている。また市販の薄亜鉛メッキ(溶融)
は塗装のみによる缶に比して優れているが長年月の維持
は期待できない。
本発明品は特に浸漬した缶の内面は全く腐食による赤錆
はみられず長年月にわたる腐食防止が確保できる。
なお、本テストは外面を対象としていないが市販塗装品
に比して亜鉛メッキしたものが邊かにすぐれて層り、亜
鉛メッキ下地処理した鋼板から缶を成形し、外面は塗装
、内面は本発明の薄板亜鉛で被覆させることKよって゛
長期にわたって腐食防止を確保させた放射性廃棄物封入
容器が得られる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)  金属製容器の内壁に該金属よりも陽極的な金
    属からなる薄板が被覆されていることを特徴とする、放
    射性廃棄物封入容器。
  2. (2)  容器の素材が鉄である、第1項の容器。
  3. (3)薄板の素材が亜鉛、アルミニウム又はこれらの合
    金である、第2項の容器。
JP97582A 1982-01-08 1982-01-08 放射性廃棄物封入容器 Pending JPS58118998A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP97582A JPS58118998A (ja) 1982-01-08 1982-01-08 放射性廃棄物封入容器

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JP97582A JPS58118998A (ja) 1982-01-08 1982-01-08 放射性廃棄物封入容器

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JPS58118998A true JPS58118998A (ja) 1983-07-15

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ID=11488612

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP97582A Pending JPS58118998A (ja) 1982-01-08 1982-01-08 放射性廃棄物封入容器

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JP (1) JPS58118998A (ja)

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