JPS581159B2 - コ−クスロシツカラバイエンナドオトリノゾクタメノ キコウ - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 互いに隣合う炉室を接続させる外部導管がコークス炉団
の外側に配置されており，しかも各炉室はコークス炉団
のライニング内に配置されていて炉室内部まで延びてい
る導管をそれぞれ有している。

さらに，装炭中の炉室から隣の炉室に向かって流動する
ばい煙などの流れを制御する弁が前記外部導管内に設け
られており，かつこの外部導管には装炭中の炉室から流
出するばい煙などの流れを導入させるために，隣の炉室
の導管内に液体を噴射するノズルが設けられている。

次に図面につき本発明の実施例を具体的に説明する： 第１図には附号１，２，３・・・・・・ｎで示す複数の
炉室を有する普通のコークス炉団１１が概略的に示して
ある。

コークス炉団１１の炉室１，２，３・・・・・・ｎ−２
，ｎ−１，ｎのそれぞれは炉団のライニング内に配置さ
れていてかつ空気力式石炭装入機構の一部分を形成する
ために炉室へ向かって傾斜せしめられている導管１３を
有している。

これらの導管１３は空気力式石炭装入機構の一部分であ
ってコークス炉団１１を形成する際に一緒に組み込まれ
なければならず、該空気力式石炭装入機構の残りの部分
はコークス炉団１１の外部に配置されるため、コークス
炉団１１を形成したあとで取付け可能である。

図面に示すコークス炉団１１では、導管１３は普通の形
式でラリーカー（図示せず）を使用して炉室内に装炭す
る際に生じるガスおよびダストを装炭中の１つの炉室か
ら別の炉室へ搬送するための本発明による機構に関連し
て用いられている。

本発明による機構はコークス炉団１１の外面に取付けら
れているフェースプレート２１に固定部材１９によって
適当に取付けられている外部の１対のエルボ管１５，１
７を有しており、各エルボｔ１５，１７は導管１３と合
致されていてかつ該導管１３に接続されている。

これらのエルボ管１５，１７のそれぞれは自己清掃用の
蒸気ノズル２３．２３ａを有しており、これらの蒸気ノ
ズル２３．２３ａは第３図に一点鎖線で示すように蒸気
を導管１３内に軸方向で噴射する。

各エルボ管１５，１７の上部フランジは別のエルボ管２
５，２７の下部フランジのそれぞれに結合されており、
この結合は適当な締付部材によって普通の形式で行なわ
れる。

エルボ管２５ ， ２７のそれぞれの上部フランジは操
作ハンドル３１を有するちょう形弁２９を介して互いに
結合されている。

第３図に示すように、ちょう形弁２９の操作ハンドル３
１は手動操作に適した位置に配置されている。

第２図に特に詳細に示すように１対のブラケット３３
，３５がコークス炉団１１のバックステイ３７の上端部
の所に溶接されており、これらのブラケット３３ ，３
５はエルボ管２５，２７の支持部材として構成されてい
る。

第１図および第２図に示すように、炉室の数ｎが奇数で
ある場合には最後のすなわち符号ｎで示す炉室にはガス
およびダストを炉室ｎ−１に搬送するための特別な接続
部３９が設けられている。

この接続部３９はエルボ管２５ ，２７に接続された別
のエルボ管４１を有しており、このためエルボ管４１の
端部に設けられている別のちょう形弁４３が開放されれ
ば、ガスは末端の炉室ｎから隣りの炉室ｎ−１内へ流入
する。

しかしながら、炉室の数ｎが偶数である場合にはこのよ
うな特別の接続部材３９を必要としない、なぜならば炉
室は残りなく対を形成するからである。

特別な接続部３９が設けられている場合には、エルボ管
４１はコークス炉団１１のバツクステイ４９に溶接され
ている別のブラケツ｝４５，４７によって支持されてい
る。

第４図には炉室ｎ −２の装炭時の状態が示してあり、
両炉室ｎ−２，ｎ−１は弁５７．５９を介してコレクテ
ィングメーン５３と接続されている。

ちょう形弁２９が開かれるとガスは炉室ｎ − ２から
矢印Ａで示す方向に流動し、その際、ガスをエルボ管２
７および導管１３内に流入せしめるために蒸気が蒸気ノ
ズル２３ａから噴射される。

このためガスは炉室ｎ−１内に導入される。

ガスは両方の室ｎ−２，ｎ−１から矢印Ｂで示す方向で
上昇管５１を介してコレクティングメーン５３内にも流
入する。

コレクティングメーン５３へのガスの流入を促進させる
ために普通の形式の蒸気スプレ５５が上昇管５１内に設
けられている。

ちょう形弁２９．４３は第３図に示すように手動操作可
能であるが、しかし、若干の実施例ではこれらのちょう
形弁はラリーカーの運転室内の制御コンソールからある
いは適当な個所の遠隔制御コンソールから、機械的にま
たは電機的・機械的に操作することができるように構成
されている。

本発明による機構の利点は構成が簡単であってしかも装
炭時に発生するばい煙などを除くのに効果的なことであ
る。

本発明による機構の別の利点は装炭時にコークス炉団の
周囲空気の汚染を生じないことである、なぜならば、ば
い煙などの除去はほぼ完全に閉鎖された機構内で行なわ
れるからである。

本発明は図示の実施例に限定されるものではなく、さら
に種々の態様で実施することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の１実施例の機構を取付けた状態で示す
コークス炉団の略示平面図、第２図は第１図のＩＩ−Ｉ
Ｉ線に沿って示す拡大詳細正面図、第３図は第２図のＩ
ＩＩ−ＩＩＩ線に沿った断面図、第４図は本発明による
装置の１作動状態を示すコークス炉団の略示平面図であ
る。 １１・・・・・・コークス炉団、１３・・・・・・導管
、１５，１７・・・・・・エルボ管、１９・・・・・・
固定部材、２１・・・・・・フェースプレート、２３，
２３ａ・・・・・・蒸気ノズル、２５，２７・・・・・
・エルボ管、２９・・・・・・ちょう形弁、３１・・・
・・・操作ハンドル，３３，３５・・・・・・ブラケッ
ト，３７・・・・・・バックスティ，３９・・・・・・
接続部，４１・・・・・・エルボ管，４３・・・・・・
ちょう形弁、４５，４７・・・・・・ブラケット，４９
・・・・・・バックスティ、５１・・・・・・上昇管，
５３・・・・・・コレクティングメーン，５５・・・・
・・蒸気スプレ、５７，５９・・・・・・弁。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 炉頂上を走行可能なラリーカーによってコークス炉
   団の炉室に装炭するさいに生じるばい煙などを取り除く
   ための機構であって，前記炉室が端面側に，炉頂の下側
   のライニングを通過している空気力式装入のための装入
   導管を有している形式のものにおいて，互いに隣接する
   それぞれ２つの炉室（ｎ−２，ｎ−１）の装入導管１３
   が遮断部材２９によって制御される外部導管１５，２５
   ，２７，１７によって互いに接続されており，さらに前
   記外部導管が所属の両装入導管に向いていてかつガスあ
   るいは蒸気状の媒体によって負荷されるノズル２３，２
   ３ａを備えており，このばあい奇数個の炉室のぱあいに
   最後の炉室ｎが遮断部材４３によって制御される接続管
   ４１を介して隣接する炉室対（ｎ２，ｎ−１）の外部導
   管１５，２５，２７，１７と接続されていることを特徴
   とするコークス炉室からばい煙などを取り除くための機
   構。