JPS5811546Y2 - 成形型構造 - Google Patents

成形型構造

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Publication number
JPS5811546Y2
JPS5811546Y2 JP5422779U JP5422779U JPS5811546Y2 JP S5811546 Y2 JPS5811546 Y2 JP S5811546Y2 JP 5422779 U JP5422779 U JP 5422779U JP 5422779 U JP5422779 U JP 5422779U JP S5811546 Y2 JPS5811546 Y2 JP S5811546Y2
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JP
Japan
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mold
core
slider
slide core
slide
Prior art date
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Expired
Application number
JP5422779U
Other languages
English (en)
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JPS55154123U (ja
Inventor
信治 吉武
武司 松岡
佳祐 上野
Original Assignee
トヨタ自動車株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by トヨタ自動車株式会社 filed Critical トヨタ自動車株式会社
Priority to JP5422779U priority Critical patent/JPS5811546Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は射出成形金型等の成形型であって、先端がキ
ャビティ内に臨まされるアンダーカット用等のスライド
中子が成形型に対し傾斜角を有して嵌装されていると共
に中子進退装置に連係されている構造に関するものであ
り、特に、上記の傾斜スライド中子の基部に設けたピン
が平行設置スライダの傾斜溝に係合されて平行動機構に
変換され、該平行設置スライダが離型時に分離離反する
上型との斜接スライド部によって中子進退駆動可能とさ
れた中子進退装置を有する成形型に係るものである。
射出成形金型等の成形型であってアンダーカット用等の
スライド中子をキャビティ内に対して進退動する為の装
置としては種々の構造のものがあり、従来より第1図に
示す構造のものが採用されている。
即ち、上記従来技術による成形型1は、上型2と下型3
との間に形成されるキャビティ4内に先端部を臨ませた
アンダーカット用スライド中子5が傾斜角θを有して上
記下型3に嵌装されており、その基部が同角度θにて下
型3とガイド板6との間にて摺動するスライダ7を形成
している。
一方、上記上型2の下面には傾斜角αを有して下数され
ている駆動ピン8が前記スライダ7のガイド穴9に挿入
されて斜接係合部が形成されると共に、該上型2の下端
部にボルトを介して固定されているロッキングブロック
10と前記スライダ7の後端面とが前記α+2〜3°の
傾斜角によって当接されている。
而して、第1図に示す様に上型2、下型3とが重設され
た状態ではスライド中子5の先端はキャビティ4内に進
出しており、当該状態にてキャビティ4内に成形材料を
射出し、上記スライド中子5の先端部にアンダーカット
が設けられた製品が成形される。
そして、上型2と下型3とが分離離型する際に、駆動ピ
ン8とガイド穴9との斜接係合部の摺接作用によってス
ライド中子5が後退し、製品にアンダーカットが形成さ
れ、上型2と下型3とが分離された後に製品が押出ピン
12により取出される様にされているものである。
しかしながら、上記従来態様ではスライド中子5の嵌装
角度θが制限される欠点があった。
即ち、上記嵌装角θを所定値以上に増加させると中子5
のアンダーカット処理可能なる進出ストロークを確保す
る為には駆動ピン8を長くするか或いは上型2に対する
駆動ピン8角度αを増大させる必要が生じ、その結果、
上型2の分離離型時、並びに型閉塞時に該駆動ピン8へ
の斜接反力が大きくなり強度上の問題を生じると共に該
駆動ピン8の摩耗が生じる虞れがあった。
更に、θを増加し過ぎるとスライド中子5と下型3との
嵌装面及びスライダ7と下型3との摺動面や、スライダ
7後端面13とロッキングブロック10との当接面に於
いても摩耗を生じる不利点が生じた。
而して、第1図に示す具体例ではαが25°以上にする
ことが困難とされており、θ増大の必要がある場合には
シリンダ作動装置等によりスライド中子5を駆動すを構
造となり、コスト高、成形型の大型化を招く不都合さが
あった。
この考案の目的は上記従来技術に基づくスライド中子式
成形型の問題点に鑑み、スライド中子と別体の平行設置
スライダを連係させることによって上記欠点を除去し、
不利点、不都合さを無くしたθの増大設定可能な優れた
中子進退機構を有する成形型を提供せんとするものであ
る。
上記目的に沿うこの考案の構成は離型時に於いて分離離
反する上型との斜接スライド部の作用によって平行設置
スライダが成形型に対して平行にスライドし、而して該
スライダの傾斜溝にピン係合されたスライド中子が退行
しその先端がキャビティから抜けて成形製品にアンダー
カット処理等を威し、上記平行設置スライダとのピン係
合によってスライド中子の嵌装角度θの増大設定が可能
とされたことを要旨とするもので゛ある。
次に、この考案の実施例を第2図以下の図面に基づいて
説明する。
尚、第1図と同一部分は同一符号にて説明する。
第2図に於いて1′はこの考案の成形型であり、前記の
ものと同様、上型2と下型3′との間に形成される所定
成形々状のキャビティ4内に先端を臨ませたアンダーカ
ット用スライド中子5′が第1図のθよりも大角度の嵌
装角度θ′を有して上記下型3′に嵌装されている。
而して、上記スライド中子5′はその基部が大径部5″
を経て断面矩形の段細部5′″とされ、該段細部5″の
両側面に第3図に詳示される如くピン14が突設されて
いる。
一方、上記下型3′は上端部に凹状部16が形成されて
おり、該凹状部16内には上部ガイド板6′下部にこの
考案の要旨を威すスライダ17が平行摺動自在に嵌装さ
れており、その前部の切欠部18の面内側面に於いてス
ライド中子5′の嵌装角度θ′と直角に傾斜溝15が刻
設されており、該傾斜溝15に前記スライド中子段細部
5“′の突設ピン14が係合されていると共に、該段細
部5″′の後端19が切欠部18の後面に摺接されてい
る。
又、上型2下面に角度α′を有して斜設された駆動ピン
8′が前記スライダ17のガイド穴9′内に挿入されて
斜設スライド部が形成されている。
又、上記スライダ17の後面13′は上記ガイド穴9′
と平行に前述の如く角度α+2〜3°にて斜面が形成さ
れ上型2の下端部にボルト11を介して固定されたロッ
キングブロック10に当接されている。
尚、図示はしないが、上型2、下型3′を位置合せする
為のガイドピンが設けられていることは勿論であり、そ
の他射出成形の為に具備すべき他の部分も所定に設けら
れている。
上記構成の成形型1′によって射出成形を行なうには、
第2図の如く上型2、下型3′とでキャビティ4を閉塞
して適宜固定し、駆動ピン8′がガイド穴9′に完全挿
入されてスライダ17が前出しスライド中子5′の先端
がキャビティ4内に臨出した状態にして該キャビティ4
内に材料を射出する。
而して、所定時間経過後離型を行なうに際しては、まず
第4図に示す如く上型2が図示しないガイドピンによっ
てガイドされて垂直方向に分離離反するが、当該プロセ
スの際、上型2と共に上昇するロッキングブロック10
によるスライダ17後端面13′のロックを解除すると
共に、駆動ピン8′がガイド穴9′との斜接作用により
スライダ17を後退させる。
従って、前記スライド中子5′は上記スライダ17の後
退に従い、ピン14と傾斜溝15との摺動作用分力によ
って後方に引き戻され、その先端がキャビティ4内から
引き抜かれて成形製品に所定のアンダーカッ)Aの成形
がなされる。
即ち、上型2と下型3′とが解離するプロセスに於いて
、同時にスライド中子5′先端がキャビティ4から抜出
されるので第5図に示す如く、押出ピン12による製品
離型プロセスではアンダーカットA成形部の損傷が生じ
ることなくスムーズに行なわれる。
而して、上記スライド中子5′は後端のピン14がスラ
イダの傾斜溝15の係合によって後退力を与えられるの
で実質的に幅方向の曲げ力を受けることがないのでスラ
イド中子5′と下型3′との嵌装部に摩耗を生じること
はないのでスライド中子5′の嵌装角度θ′を従来より
も大角度に設計することが可能であり、一方、嵌装角度
θ′にかかわらずスライダ17は平行移動であるので駆
動ピン8′の傾斜角αは最良値に設計しておけば良く、
従って過大な曲げ力が印加されることもない。
次に、第6図に示す成形型は他の実施例を示すものであ
り、当該態様ではスライド中子5′が上記実施例とは逆
に先端下向き傾斜に設けられて、アンダーカットA′が
製品上面側に成形される様にされているものであり、上
記スライド中子5′及び平行設置スライダ17′は上型
2′側に前述同様に嵌装されており、該平行設置スライ
ダ17′は上型2′上に重設された副型20に設けられ
た駆動ピン8″によってスライド駆動させられる様にさ
れたものである。
従って、上記副型20は離型時にスプリング21によっ
て先行離反し、スライド中子5′の後退後に上型2′と
下型3″との解離が行なわれ、製品の離型がなされる。
尚、この考案の実施例は上記各態様に限られるものでは
なく、スライダと副型との間の斜接スライド部の具体的
形状等は種々の設計が可能であることは勿論である。
上記の様に、この考案によればスライド中子と別体の水
平スライダを設は両者をピン係合する様にした為に、ス
ライド中子の進退が水平スライダに拘束されずに行なわ
れるので、該スライド中子に幅方向外力が加わることが
なく、上型との嵌装部に摩耗を生じることが少なくされ
、因って、スライド中子の嵌装角度を必要に応じて従来
よりも大とすることが出来、製品設計の自由度が増大す
る。
更に、スライド中子嵌装角度にかかわらずスライダは常
に水平動である為、駆動ピンの付設角度は最良値を選ぶ
ことが出来、因って、上型の離型時及び型閉塞時に該駆
動ピンに加わる曲げ力等も最小限で済み破損等の虞れも
ない。
即ち、この考案の成形型は設計自由性があり、又、中子
の進退にシリンダ装置等を使う必要がないので、極めて
簡潔、且つ低コストにて製作出来る優れたものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来技術による成形型断面図で、第2図以下は
この考案の実施例を示し、第2図は全体を示す断面図、
第3図はII −II断面図、第4.5図は離型プロセ
スを示す説明図である。 第6図は他の実施例を示す。 2・・・・・・上型、3・・・・・・下型、4・・・・
・・キャビティ、5′・・・・・・スライド中子、θ、
θ′・・・・・・傾斜角、1′、1“・・・・・・成形
型、14・・・・・・ピン、17.17’・・・・・平
行設置スライダ、15・・・・・・傾斜溝、8′、8″
・・・・・・駆動ピン、9′・・・・・・ガイド穴。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上型と下型とが型締めされて形成されるキャビティ内に
    先端を臨ませるスライド中子が傾斜角を有して嵌装され
    ていると共に中子進退装置に連係されている成形型構造
    において、上記スライド中子の基部に設けられたピンが
    上記下型に嵌装された中子進退用の平行設置スライダに
    穿設された中子スライド用の傾斜溝にスライド可能に係
    合され、更に該平行設置スライダに上記上型に斜設され
    た駆動ピンを挿通ずるガイド穴が穿設されて型締め型開
    き時の中子進退装置とされていることを特徴とする成形
    型構造。
JP5422779U 1979-04-24 1979-04-24 成形型構造 Expired JPS5811546Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP5422779U JPS5811546Y2 (ja) 1979-04-24 1979-04-24 成形型構造

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JP5422779U JPS5811546Y2 (ja) 1979-04-24 1979-04-24 成形型構造

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Publication Number Publication Date
JPS55154123U JPS55154123U (ja) 1980-11-06
JPS5811546Y2 true JPS5811546Y2 (ja) 1983-03-04

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ID=28948464

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5422779U Expired JPS5811546Y2 (ja) 1979-04-24 1979-04-24 成形型構造

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WO2018179028A1 (ja) * 2017-03-27 2018-10-04 株式会社テクノクラーツ アンダーカット処理機構、成形用金型及び成形品

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JPS55154123U (ja) 1980-11-06

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