JPS5811443A - 紙葉送出装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、例えば、現金自動支払機、現金自動預金機、
現金自動両替機、現金自動入出金機などのようにホッパ
内に堆積されている紙幣群から最前部の紙葉を１枚ずつ
分離して送出すようにした紙葉送出装置に関するもので
ある。

ホッパ内に堆積された紙葉をその短手方向より高速度で
送シ出す場合、紙葉に強い折れ目があるとき、紙葉の円
滑な送シ出しができなくなり易いので、この折れ目につ
いて十分考慮しなければならない。

例えば、紙幣Ｍは第１図および第２図に示すように四つ
折れあるいは三つ折れに折ることが一般的であシ、これ
らを展開すると四つ折れでは三本の折れ目が残り、外側
二本の折れ目は相反する方向に突出し、三つ折れでは二
本の折れ目が残シ、その折れ目は同じ方向に突出するこ
とになる。

第３図は同一出願人が出願した紙幣送出装置（特公昭５
４−３２２２２号）を示し、ホッパ部に紙幣群Ｍが投入
されて、ホッパ１の押板１ｂによってピックアップロー
ラ３に押し付けられている状態を示しである。紙ＷｒＭ
の送シ出しは、押板１ｂが紙幣Ｍをピックアップローラ
３に押しつけたあとピックアップローラ３の回転によっ
て行なわれる。押板１ｂは、紙幣群Ｍを平行にピックア
ップローラ３に押し付け、その押圧力はスプリングで与
えるものである。

第３図に示す従来の紙幣送出装置において、第４図、お
よび第５図に示すように四つ折れの折れ目Ｑのある紙幣
Ｍがホッパに投入された場合、図示のように紙幣Ｍの折
れ目Ｑがピックアップローラ３と凸状に対向する箇所と
凹状に対向する箇所ができる。

このためピックアップローラ３が回転した場合、紙幣Ｍ
の凸状と対向する側は折れ目Ｑにピックアップローラ３
よシ強い搬送力を受け、一方の凹状と対向する側はピッ
クアップローラ３よシ弱い搬送力を受けることとなシ、
傾斜の大きい送シ出しとなる。

また、第６図に示すように三つ折れの折れ目Ｑのある紙
幣Ｍがホッパに投入された場合、図示のように紙幣の二
つの折れ目Ｑがともにピックアップローラ３に凸状に対
向することとなる。今、ピックアップローラ３が回転し
た場合、二つの折れ目の部分は強い搬送力を受けるが、
折れ目Ｑが正確に紙幣Ｍを三等分する箇所になければ、
ピックアップローラから折れ目Ｑの箇所が受けるモーメ
ントに差が生じ、傾斜の大きい送シ出しとなる。

第７図に示すようにセットされた三つ折れ紙幣Ｍでは、
折れ目Ｑがピックアップローラ３と対向しなくなるので
１．傾斜の小さい送シ出しとなる。

紙幣Ｍが傾斜して送シ出されると、紙幣Ｍは搬送路の結
合部やゲート部でジャムが発生し　リ、この紙幣の認識
を行なう場合には、認識ミスが発＾ 生しやすくなる。

本発明は上記の点に鑑み、ホッパ内に収納されている紙
葉に四つ折れ、三つ折れの折シ目が残っていても、これ
らを傾斜することなく円滑に送シ出すことのできる紙葉
送出装置を提供することを目的とするものである。

本発明の特徴とするところは、折れ目のある紙葉を１枚
ずつ分離し搬送するための紙葉送出装置において、該紙
葉を１枚ずつ分離する分離手段の前段に、該分離手段に
紙葉を送シ込むピックアップローラを配設し、°該ピッ
クアップローラを高摩擦部材によって構成するとともに
、該ピックアップローラを前記紙葉の折れ目位置を避け
る位置に配設したものである。

以下、本発明の紙葉送出装置を現金自動預金機を例に挙
げて第８図および第９図によシ説明する。

第８図および第９図において、ｌは投入口２から投入さ
れた紙幣Ｍが立位状態にて収納されているホッパで、こ
のホッパ１は前面板１ａ、前後方向に移動する押板１ｂ
、底板ＩＣおよび側板（図示せず）から構成されておシ
、ホッパ１の下端隅部における前面板１ａと底板ＩＣと
の間には最前部の紙幣Ｍを後述するピックアップローラ
によシ下方へ送シ出すための間隙が設けられている。ま
たホッパ１の前面板１ａの中央よりやや下方には横方向
にわたって長孔１ｄが穿′設されておシ、との長孔１ｄ
にはホッパ１内の紙幣群のうちの最前部の紙幣Ｍを前記
間隙へ送シ出すためのピックアップローラ３が臨ませて
あシ、このピックアップローラ３の円周面には例えばゴ
ムなどのような摩擦部材３ａが紙幣の四つ折れ、三つ折
れの折れ目をさけて配設さ□れており、紙幣群の最前部
の紙幣Ｍに対接している。４は前記ホッパ１の下端隅部
に設けた間隙に近接し、且つ紙幣の折れ線に対しては無
関係に左右に離隔して機枠に回転自在に支持されている
軸４ａ上に設けたフィードローラで、各フィードローラ
４は全周にわたって凹溝４ｂを有し、この凹溝４ａの両
側の大径部分には所要長さのゴムなどの摩擦部材４Ｃが
貼設されており、この摩擦部材４Ｃによシ紙幣Ｍを掻き
出すようにしている。このフィード日−ラ４の軸４ａは
クラッチ・ブレーキを介して電動機によって駆動される
。このフィードローラ４の軸４ａの回転は軸４ａ端に一
体に取付けた凸部５ａを具えるロー゛２５からゴＸロー
ラ６を介して前記ピックアップローラ３に伝達される。

７はフィードローラ４の凹溝４ｂと対向して配設したゲ
ートローラで、これらのゲートローラ７は摩擦係数の大
きい材料で形成されており、軸７ａによシ支持されてい
る。前記ピックアップローラ３により下方へ引き出され
た最前部の紙幣Ｍのみをフィードローラ４とゲートロー
ラ７により搬送ベルト８に送シ込む。

ピックアップローラ３の回転によりフィードローラ４と
ゲートローラ７との間に紙幣Ｍが押し込まれたとき、紙
幣が１枚なら、ばフィードローラ４に・よって送シ出さ
れるが、２枚重なった紙幣が送り込まれた揚台にはフィ
ードローラ４側の紙幣は搬送されるが、ゲートロー２７
側の紙幣はゲートローラ７の軸７ａが停止しているため
、搬送力が発生せず、紙幣間にせん断力が発生して紙幣
を分離する。

前述のホッパ１に収納されている紙幣Ｍが第１０図に示
すように、四つ折れの折れ目Ｑが残っている状態である
とき、押板１ｂによってピックアップローラ３に押付け
られると、ピックアップローラ３の摩擦部材３ａは、紙
幣Ｍの折れ目Ｑにあたらず紙幣の平らな部分Ｐに６箇所
の摩擦部材設置数だけあたシ、折れ目のないまっすぐな
紙幣Ｍの送シ出しの状態となるので、第１１図破線で示
すように傾斜しないで紙幣Ｍを送化すことができる。同
様に、第１２図に示す三つ折れ紙幣の場合にも、ピック
アップロー２３の摩擦部材３ａが紙幣の折れ目にあたら
ずに平らな部分Ｐにあたるので、第１３図破線で示すよ
うに傾斜しないマ紙幣Ｍを送出すことができる。

以上、詳述したように、本゛発明によれば、紙葉に折れ
ぐせが残っていても、当該紙業とこれを送出すためのピ
ックアップローラとの接触が確実になるために、ピック
アップローラによる紙葉への搬送力の付与に左右のアン
バランスが発生しにくくなる。

この結果、従来の分離機構では、搬送力が不足してミス
フィードを発生したり、分離した紙葉に大きなスキュー
が発生したりするために、信頼性の高い紙葉分離を実現
することができなかったが、本発明によればこれら従来
の問題点を解決し高精度高信頼度の紙葉分離が可能とな
る。

【図面の簡単な説明】

第１図および第２図は紙幣の折れ目を示す説明図、第３
図は従来の紙幣送出部の概略図、第４図〜第７図は従来
の送出部と折れ紙幣の概略図、第８図は本発明の一実施
例を示す紙幣送出装置の１−１面図、第９図はその概略
正面図、第１０図〜第１１３図は本発明の作用状ｔｇ４
に示す図である。 １・・・ホッパ、ｌｂ・・・押板、３・・・ピックアッ
プローラ、３ａ・・・摩服部材、Ｍ・・・紙幣。 χ　１　（２） 第　２　口 扁３　図 第４０ 閉　５Ｉ２１ 第６　図 第　８　図 ￥１９　国 」 ２５Ｃ ’ｆ、　ｔｏ図 第１２　図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、折れ目のある紙葉を１枚ずつに分離し搬送するため
   の紙葉送出装置において、該紙葉を１枚ずつに分離する
   分離手段の前段に該分離手段に紙葉を送り込むピックア
   ップローラを配設し、該ピックアップローラを高摩擦部
   材によって構成するとともに、該ピックアップローラを
   前記紙葉の折れ目位置を避ける位置に配設したことを特
   徴とする紙葉送出装置。 ２、紙葉の二つ折れ位置を避け、その両側位置に前記ピ
   ックアップローラを配設したことを特徴とする特許請求
   の範囲第１項記載の紙葉送出装置。 ３、紙葉の四つ折れ部の３個所を避けるように前記ピッ
   クアップローラを配設したことを特徴とする特許請求の
   範囲第１項記載の紙葉送出装置。