JPS58110633A - 歯科用合金 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、削り取った歯の患部あるいは欠損部に装着
する陶歯を作るときに、陶材を焼付ける支台となる陶材
焼付用の合金、または、例えば、希土類コバルト系磁石
など高磁気エネルギーを有する永久磁石と組み合わせて
補綴あるいは矯正等を行うための磁気補綴用の合金に島
するものである。

永久磁石を義歯補綴に使用することは、例えは米国特許
ｉ　２７０９３０１号、第３６４６６７６号、第３７９
８７’７０号各明細書等により知られていたが、適当な
永久磁石がなかったため実用化されるまでには至ってい
なかった。しかるに近年、極めてすぐれた磁気特性を有
する希土類コバルト系磁石が開発・実用化されたため、
該磁石の歯科補綴および矯正への応用が再び見直され、
組合せて使用するための良好な特性を有する゛ｆｊ＄ｌ
用合金の出現が望まれている。

このため、この出願の発明者の一人は、Ｐｄ　、　Ｏｏ
、Ｎ１を主成分とする歯科用の低融点磁性合金を発明し
、先に米国特許第４２３９．５３３号として提案開示し
た。

しかしながら、該合金は鋳造時に割れや巣が発生したり
、湯回り不良で所望の形状が得られないことがあり、必
ずしも満足できないものであった。

一方、これまで一般に用いられてきた鍾科用の陶材焼付
用合金としては、Ｐｔ　、　Ｐｄを含むＡｕまたはＡｇ
主体の貴金属台金と、Ｈｌ、Ｏｒを主体とする卑金属合
龜が良く知られている。しかしながら、貴金属台金は、
鋳造性、適合性、陶材との結合性か良いなどの長所を持
つが、高価であり、また硬さか小さく、引張強度が小才
いため咬合時に印加される機械的な反覆力で陶材が剥離
し易いこと、高温強度が小さいため、陶材の高温加熱、
焼成処理中に熱変形し、精度よく適合しなくなるなどの
欠点がある。また、卑金属合金砒、低コストであるうえ
に、硬さ、高温強度の点で満足すべきものではあるが、
陶材焼成過程で酸化物が厚く生成され易く、陶材のひび
割れや、剥離、変色なども生ずるとτ・う問題点がある
。このため、より優れた陶材焼付用合金の出現が望まれ
ていた。

この出願は、先に提案し開示した米国特許第４２３９．
５５３号のＰｄ、　Ｍｌ、Ｏｏを主成分とする歯科用合
金の欠点を解消し、良好な鋳造性を有するとともに歯科
用として好ましい適合性、陶材との結合性、機械的性質
および磁気的性質を有し、陶材焼付用または磁気補綴お
よび矯正用として有用な合金を提供することを目的とす
る。

上記目的を連成するためにこの出願の発明は、重量比で
、２０〜９０％のＰ（Ｌ、残％　Ｏｏ　ａｎｄｌｏ　ｒ
　Ｍｌを主成分とし、副成分として、希土類元素、Ｚｒ
）　Ｍｏ、　Ｗ工ｍ、Ｇｏのうちの１種または２種以上
を総量で３０％以下含有していることを特徴とするもの
である。

この発明において、副成分としてのｙＤａｎａｌｏｒｗ
の含有量は２０％以下、好ましくは１０％以下であり希
土類元素（Ｙ、　Ｉ＋ａ、　Ｏｅ、Ｐｒ）Ｎｄ、ａｍ、
ＩＣｕ、Ｇｄ。

Ｔｂ、　Ｄｙ、ｌＨｏ５ＩＣｒ、ＩＴｍ、　Ｙｂ５Ｌｕ
Ｊ　、Ｚｒ、工ｍ、　Ｇｅの含有量は、それぞれ５％以
下、好ましくは３％以下とすることが望ましい。

また、この発明において、さらに、Ｏｒ−％Ｍｎ−％Ｒ
ｅＰｔ、　Ｏｕ、　Ａｇ５Ａｕ、　Ｚｎ、　Ｊｖ！、　
Ｇａ、　Ｓｍ、　Ｐｂを単独でまたは複合して２０％以
下含有させることにより、鋳造性、陶材焼付性、耐食性
、硬さ、伸び、引張強さ、形状寸法などをより改善する
ことができる。

上記添加成分としての０ｒＳＰｔ−、Ａｇ、　Ｏｕの含
有量はそれぞれ１０％以下、Ｍｎ、　Ｒｅ５Ｚｎ、ＡＡ
、　Ｇａ、　Ｓｍ、ＩＰｂの含有量はそれぞれ５％以下
、Ａｕの含有量は２０％以下とすることが望ましい。

さらにまた、この発明において、ＯｏまたはＮ１の一部
をＰａで置換しても良（、Ｐｄの一部をＲｕ、Ｒｈ。

０８、工ｒで置換しても良い。またＺｒの一部若しくは
全部をＴ１、Ｈｆ、　Ｖ　、　Ｎｂ、　Ｔａのうちの１
種以上で置換することも可能であり、Ｇｅの一部または
全部をＳｌで置換しても良い。

以下実施例をもとにこの発明の詳細な説明するが、この
発明の技術的範囲はこれら実施例の範囲内に限定されな
いこと思勿論である。

第１表に示す組成の合金を全量４０ｇになるように秤量
し、アルゴンアーク溶解炉で溶解した。この試料をα８
Ｉ！Ｉ−′ＬＯＩＩｌｌＩの板厚に圧延したものを裁断
酸した。これらの試料を真空炉で１００ＯＣＸ　６０分
間熱処理を行ないスェージング加工して直径Ｘｌｔｍ、
長さ２５闘の円柱状の棒に仕上げた。加工歪をとるため
に１０００　ＣＸ　３０分の熱処理を行なってから、円
柱状の試料を金型にセットし、ＯｅｒａｍｃＯ社製の陶
材１ｇを装填したのち１ｔｏｎ／ｃＩＰの圧力をかけて
築盛した試料を金型から取り出して真空焼成炉で焼成し
た。焼成は温度が６５０Ｃになったとき試料を炉内に挿
入して、ただちに７２０１１１１Ｈｇまで真空にひき、
そのままの状態で９３０Ｃまで上昇させる。９３０Ｃに
なったら、空気を炉内に入れて大気圧のままで温度が１
０００　Ｃに到達したとき、炉内から試料を取り出して
放冷した。

３．１１１１１φ×２５錦の合金片に外径ｌｏｗφ×１
０闘となるように陶材を焼付けた試験°片′番イシスト
ローン万能試験機で引抜き試験を行ない破断橋本Ｐ〜を
測定した。引抜き強度は次式により算出した。

引抜き強度（Ｊ９／♂）−Ｐ／πｄｔ ここで、ｄは棒状試料の直径に）であり、ｔは陶材焼付
面の長さくニ）である。

また、鋳造性を調べるため、埋没材にリン酸塩系埋没材
（Ｇ−ｏ６セラペスト）を使用し、鋳型予熱温度７５０
Ｃに設定、高周波誘導遠心鋳造機により鋳造した。流動
性はワックスパターン（２０×２０Ｘα３關）の再現性
をみて評価した。鋳造欠陥はワックスパターン（４φＸ
ＩＯ１１１ｍ）を鋳造し、スフルーコと正中縦断して試
料とし、パフ研磨後、エツチングして光学顕微鏡により
観察した。また鋳造精度は鋳造体にアメリカ歯科医師会
規格のｌ＆）Ｄインレー金型をもちい、得られた鋳造体
を金型にもどし、その適合を、鋳造体のもとの金型に対
する浮き上がりの１量で相対的に評価した。

また磁気的性質は振動型磁力計にて、飽和磁束密度、残
留磁束密度、保磁力などを測定した。

表に都いて、◎印は副成分含有による改善効果の著しい
もの、Ｏ印は改善効果の認められたものΔ印は殆ど改善
効果の認められないものをそれぞれ示す。

陶材焼付強度は、実用上１００Ｉｃ９／　Ｃａ＋１以上
であれば良いが、これはＰｄ６０〜８０％、残部Ｏｏま
たは００の一部若しくは全部をｌｉｉで置換した範囲で
得られる。

また、焼付強度が１４０に９／ａＩｐ以上であるために
はＰｄ６０〜８０％、０ｏ６０％以下、￥１３帳以下で
あることが好ましい。

本発明において、Ｏｒ、Ｎｏ、Ｗは、結晶粒微細化ね 効果と脱酸剤としての効果を兼濁備えており、これら元
素の添加は鋳造割れの防止に著しい効果がある。特に勘
は溶湯の流動性も改善し、合金の靭性を向上させる等の
優れた効果も示した。Ｍｏの効果が顕著であるためには
、少なくとも０５％以上の添加が必要であり、好ましく
は１〜１０％が必要である。しかし２０％以上になると
鋳造欠陥の発生を゛助長し、浴融点の上昇を招くのでよ
くない。

また、結晶粒微細化により鋳造割れの防止に効果のあま
た元素は、工ｍ、Ｒｅ５Ｒｕ、工ｒであり、特に工ｎの
効果が顕著であった。Ｉｎはα１％の添加で効果があり
、５％以下の添加が好ましい。溶湯の流動性を良くシ、
鋳造性を改善式せるためには、ｓｉ、ＧｅＳｎ、　Ｐｂ
、　ＡＡ−ｚ　Ｇａ、　Ｍｎノ添加が効果的”ｔ’　ア
ロ　ｏ　’ＩＰ　ニＱｅ、　Ｓｉ、はα１％以上で効果
があるが、機械的性質を考慮すると５％以下とすること
が好ましい。

鋳造精度はｚｎの効果が著しく、その効果は０１％以上
の添加で顕著であるが、５％を越えると脆くなるので５
以下とすることが好ましい。また、Ｏｕ１ＡｇｓムＵは
融点を下けるのに効果があり、５％以上添加するとその
効果は大となる。しかし、ＯｕおよびＡｇは２０％以上
添加すると合金が変色するため、ｇ。

％以下が、またＡｕは３０％以上添加すると偏析が多く
なるため、３０％以下が好ましい。

さらにまた、耐食性を改善するには５％以上のｐｔの添
加が効果あるが、３０％以上添加すると合金のせるため
には、Ｔｉ　、Ｚｒ　ＸＩｆ　％　Ｖ　１１ｂ　、Ｔａ
および希土類元素の添加が有効である。ＩＦｅはこの合
金の機械的強度を大きくするが、多すぎると鋳造性が悪
くなるので１５％以下とすることが望ましい。　　′１
１ｉ（。１．５７・４，１２８．１ 特許庁長゛１″・１殿 ４１件の表示 昭　和５６年　′４１許願第　１８９７６９．　　；、
’発明の名称　歯科用合金 補正をする者 ｒ、　＃＋ｓｏｇ＋　　ｌし“４乍属株式会社代　）７
　　Ｂ　　　河　　野　　　　典　　夫代　　　理　　
　人 し：所　　　　重工；〔都ｒ・代１１１ト丸の内２＋ｉ
ｎ番２シ］補正命令の日付　昭和５７年３月３０日（発
送日）脳簀及ヒｖＡＩＬＩｉ１１

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 Ｌ　重量比で、２０〜９０％のＰｄ、残部Ｏｏ　ａｎｄ
   ｌｏｒ　Ｎｉを主成分とし、副成分として、希土類元素
   ＳＺｒ。 Ｍｏ１Ｗ、工ｎ５Ｇｅのうちの１種または２種以上を総
   量で３０％以下含有していることを特徴とする歯科用合
   金。 ２　第１項において、さらにＯｒ、ｈＭｎ、　Ｒｅ、　
   Ｐｔ、　ＯｕＡｇＳＡｕ、　Ｚｎ）　Ａｔ、　Ｇ＆、８
   ｎ、　Ｐｂのうちの１種または２種以上を総量で２０％
   以下含有していることを特徴とする歯科用合金。 ＆　第１あるいは２項において、Ｐｄの一部を５％以下
   のＲｕ、　Ｒｈ）　０１％工ｒのうち１楓または２種以
   上で置換したことを特徴とする歯科用合金。 ４　第１，２あるいは３項において、Ｇｅの一部または
   全部を８１で置換したことを特徴とする歯科用合金。 ５　第１．２．３または４項において、ＯｏまたはＮ１
   の一部を２０％以下の’Ｉｒｅで置換したことを特徴と
   する歯科用合金。 ６　第１．２．３．４または５項において、ｚｒの一部
   または全部をＴ１、Ｈｆ、　Ｖ、　Ｗｂ、’Ｉａのうち
   の１１ｋまたは２種以上でｉ換したことを特徴とする歯
   科用合金。 ７、第１項において、実質的に２０〜９０％のＰｄ、　
   ２０％以下のＭｏ、残ＳＯＯおよび／またはｌｉｉより
   なる歯科用合金。 ａ　第１項において、実質的に怠０〜９０％のＰｄ、　
   ２０％以下のＭｏ、５％以下の工ｎ１残ＳＯＯおよび／
   またはＮ１よりなることを特徴とする歯科用合金。 ９、第２項において、実質的に１２０〜９０％のＩ’ｄ
   、２０％以下のＭｏ　、　２０％以下のＡｕ、残部ＣＯ
   および／またはＮ１よりなる歯科用合金。 １α　第２項において、実質的に２０〜９０％のＰｄ、
   　２０％以下のＭＯ１２０％以下のＡｕ、５％以下のｚ
   ！１、残部００および／または／によりなる歯科用合金
   。 几　第２項において、実質的に２０〜９０％のＰｄ、　
   ２０％以下のＭｏ）５％以下のＺｎ、残部Ｏｏおよび／
   またはＮ１よりなる歯科用合金。 ゼ　第４項において、実質的に２０〜９０％のＰｄ、５
   ％以下のＳｉ、２０％以下のＡｕ、残部ｏＯおよび／ま
   たはＮ１よりなる歯科用合金。 ｌ＆　第４項において、実質的に２０〜９０％のＰｄ、
   ５％以下のＧｅおよび／またはＳｉ、２０％以下のＭｏ
   、残部Ｏｏおよび／またはＭｌよりなる歯科用合金。 １４　　第４項において、実質的に２０〜９０％のＰｄ
   、５％以下のＳｉ、２０％以下のＡｕ）５％以下、のｚ
   ｎ、残部ＣＯおよび／またはＮ１よりなる歯科用合金。 １＆　第２項において、実質的に２０〜９０％のＰｄ、
   　２０％以下のＭＯ１５％以下の工ｎ１２０％以下のＡ
   ｕ、残部ＯＯおよび／またはＮ１よりなる歯科用合金。 １６　　第３項において、実質的に２０〜９０％のＰｄ
   、２０％以下のＭｏ、５％以下の工ｒ、２０％以下のＡ
   ｕ、残部００および／またはＮ１よりなる歯科用合金。 １７、　　第１項において、ＭＯｌＷの含有量を２０％
   以下希土類元素、工ｎ、Ｚｒ、Ｇｏの含有量をそれぞれ
   ５％以下とした歯科用合金。 １＆％２項において、ムＵの含有量を２０％以下、０ｒ
   Ｐｔ、人ｇ、　Ｏｎの含有量をそれぞれ１０％以下、Ｍ
   ＺＩ　、　ＲｅＺｎ、　Ａｔ５Ｇａ、　Ｓｎ、　　Ｐｂ
   の含有量をそれぞれ５％以下とした歯科用合金。