JPS5810623B2 - 形状記憶合金を用いた膨張弁 - Google Patents

形状記憶合金を用いた膨張弁

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JPS5810623B2
JPS5810623B2 JP55093043A JP9304380A JPS5810623B2 JP S5810623 B2 JPS5810623 B2 JP S5810623B2 JP 55093043 A JP55093043 A JP 55093043A JP 9304380 A JP9304380 A JP 9304380A JP S5810623 B2 JPS5810623 B2 JP S5810623B2
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Japan
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temperature
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thermally responsive
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evaporator
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JP55093043A
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JPS5718873A (en
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吉賀健二
田中宗
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Fujikoki Corp
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Fujikoki Corp
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2341/00Details of ejectors not being used as compression device; Details of flow restrictors or expansion valves
    • F25B2341/06Details of flow restrictors or expansion valves
    • F25B2341/068Expansion valves combined with a sensor
    • F25B2341/0683Expansion valves combined with a sensor the sensor is disposed in the suction line and influenced by the temperature or the pressure of the suction gas

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  • Temperature-Responsive Valves (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、冷凍サイクルの蒸発器出口の冷媒温度を直接
感知して弁を開閉し得るようにした膨張弁に関する。
〔従来技術〕
膨張弁による冷媒システム制御において、蒸発器出口の
冷媒温度を検知して、冷媒の蒸発器流入量を制御するの
が一般的である。
次に従来技術の構造の概要及びその問題点を述べる。
この制御において、膨張弁の応答性、制御性を良好にし
、かつ取付工数を省力化するために蒸発器出口の信号を
、ただちに流量制御の弁に機械的に伝達する形態として
第1図のものが公知である。
流路7は弁装置の高圧液冷媒の流入路であり、冷媒は弁
ポート6を開閉する弁体5により絞られ、流路8へ流出
する。
流路8は図示されない蒸発器へ接続され、蒸発器を経た
冷媒は、流路9および10を通過し、やはり図示されな
い圧縮機へ循環し、連続した冷房運転が行なわれる。
ここにおいて、弁ポート6を通過する冷媒量を、所要の
流量に調整するため、蒸発器を経た冷媒の温度を、感温
室1内に封入されたガスの飽和蒸気圧の変化にて検知し
ダイヤフラム2を変位させ、連結棒3および作動棒4を
介し弁開度が調整されるように構成されている。
即ち、蒸発器における負荷が大きく、流路9から流入す
る冷媒温度が高い時には感温室1内のガス圧が上昇し、
ダイヤフラム2を押し下げ、弁開度を大きくし冷媒量を
増加させる。
また、蒸発器の負荷が小さい時には、流路9に流入する
冷媒温度が低くなるため、上記と逆の作用をし、冷媒流
量を適正な量とするよう自動的に調整を行なうものであ
る。
しかし、この装置においては、感温室1とダイヤフラム
2により機能が損なわれる等の不具合があった。
そこで、この欠点を解消し、感温駆動素子を単一の熱応
動部材とする工夫が特開昭51−82444に見られる
(第2図)。
この案において、弁体や流路の配置は第1図と同一であ
るが、熱応動部材としてバイメタル11を用いている。
上記の冷媒が弁入口12から蒸発器12から蒸発器Eに
向かう通路13(以下−次側通路と略記する。
)と冷媒が蒸発器から圧縮器Cに向う通路14(以下二
次側通路と略記する。
)を一体化した膨張弁にあっては、両逆路間に冷媒の洩
れや熱交換をなくする必要がある。
上記対策を施すためには、通常、一般的な“シール”の
方法がとられるが、これは、二次側通路にある熱応動部
材から一次側通路にある弁体に伝達される機械的な力を
、摩擦力などの拘束力によって削減しなければなら彦か
った。
これらの拘束力に打克って、有効な制御を行なうために
は、熱感応部材は、十分な駆動力をもって、一定の弁リ
フトを与えるものでなければならない。
〔従来技術バイメタル型の問題点〕
ところが、特開昭51−82444は熱応動部材として
バイメタル11を使用しており、バイメタルの単位温度
変化に対する変位置は大きくないので、蒸発器Eの出口
温度の変化に応じて、流量制御に有効な弁リフトに必要
な変位を得るためには、バイメタル型熱応動部材は大き
くならざるを得ない。
熱応動部材が大きくなれば、その熱容量も大きくなり、
二次側を流れる流体の温度に対しての追随性が悪くなる
この結果膨張弁の制御性が落ちる。
すなわち、バイメタル型熱応動部材を用いるかぎり、一
次側通路と二次側通路を一体化することの利点を生かす
ことができなかった。
〔SMEを用いる場合の問題点〕 一方、感温素子の中では、一定の温度変化に対し、変位
置を大きくとれるものとして形状記憶合金(以下SME
合金と略記)があり、この合金を熱応答弁の熱応動部材
として用いることは公知である。
したがって、上記従来例のバイメタルに換えて、SME
合金を膨張弁に用いることが考えられる。
ところで、膨張弁としての制御を行なわせるためには、
蒸発器出口の比較的微少の温度変化(例えば1に程度)
に応答して、弁開度の変化を与えるものでなくてはなら
ない。
また温度変化による弁開度変化が近代的に直線性を保ち
、かつ温度上昇、温度下降という温度変化の方向性によ
って、弁開度にヒステリシスが生じないものがのぞまし
い。
つまり、弁の動きが“やわらかい”ものが膨張弁制御に
は望ましい。
しかし、昭51−82444の構成におけるバイメタル
を単にSME合金に置換するというだけでは、上記の望
ましい膨張弁の制御特性は得られず、弁が0N−OFF
動作を生じる結果となる。
これは第4図に示すようにSME合金の温度に対する弾
性率変化が大きく、かつ、温度−変位の直線性の得られ
る温度範囲が狭いためである。
〔課題〕
そこで、本発明の課題は、上記従来のものにおけるバイ
メタル型熱応動部材に換えて、SME合金型熱応動部材
を用いるに際し、温度変化に対する熱応動部材の変位が
緩やかで、かつ所定の温度範囲において近似的に直線性
をもつようにすることである。
〔技術的手段〕
上記課題を達成するための技術的手段は、■ SME合
金型熱応動部材を断面円形の線材によるコイルはね形状
とし、 @ 非感温性のはね(以下、バイアスばねという)によ
って、弁体を上記SME型熱応動部材に向けて付勢させ
、 ■ 上記バイアスばねを調節自在とする、ことである。
〔作用〕
上記技術的手段は、次のように作用する。
すなわち、圧縮機と蒸発器とを連通ずる第1の通路にお
いたコイルはね形状のSME合金型熱応動部材は、蒸発
器出口温度が変化すると、それに応じて伸縮する。
その伸縮は、バイアスばねのばね力との平衡を保ちなが
ら行なわれ、弁を上下動させ、その開度を調整する。
上記伸縮の温度による挙動は第5図に示すようにほぼ近
似的直線性を示す。
第5図は、SMEコイルばねに定荷重をかけた場合の温
度−変位特性を示しており、上記荷重が小さくなるにつ
れて、上記図中の下の線に移行する。
すなわち荷重が小さいほど直線部分の傾斜がゆるやかに
なる。
さらに上記荷重が小さくなる、すなわち、下の線に移行
するにつれて直線部分が低温側に移行する。
また、上記直線部分の傾斜角は、SMEコイルばね自身
のばね定数が大きくなるほど、小さくなる傾向を示す。
したがってSMEコイルばねのばね定数を適宜選択し、
かつ上記荷重の大きさを、バイアスはねのばね力を調整
することにより、コイルばね形状のSME合金型熱応動
部材の温度変位特性をゆるやかにし、かつ上記温度変位
特性に、使用温度範囲において、近似的な直線性をもた
せることができる。
(第6図参照)〔特有の効果〕 本発明は、次の特有の効果を生じる。
すなわち、SME合金により膨張弁の弁制御を行なうた
め、僅かな温度変化をも検出して弁開度調整が々される
上に、駆動力が強いために流体の脈動の影響や、弁機構
の摩擦力によって生じるヒスチルシスも少なくでき、バ
イメタルを用いるよりも遥かに効率的かつ正確な冷媒量
制御が達成できる。
これにより、バイメタルを用いた従来の装置において懸
念された冷媒供給の過不足や時間遅れによるバンチング
等の制御上の不具合を解消することができるものである
〔実施例〕
本発明の技術的手段と作用を、第3図に示す一実施例に
ついて説明する。
16は膨張弁本体で、隔壁17により互に離間した第1
の通路18及び第2の通路19及び第3の通路20を有
する。
通路18は蒸発器21の出口側と圧縮機22の入口側と
を連通し、通路19の一方は弁ポート23を介して通路
20の一方と連通し、他方は前記蒸発器21の入口側と
連通している。
又、通路20の他方は、凝縮器24の出口側と連通して
いる。
25は通路18内に挿入され、かつ所定の温度範囲で伸
縮し得るSME合型製のコイルはね形状の熱応動部材で
、通路18に設けられた気密枠26と受け27とに依り
支持されている。
この熱応動部材は、例えばCu−Zn−A1合金であっ
て、予め選択された温度にマルテンサイト変態開始点と
マルテンサイト変態終了点をもつものである。
この実施例では0℃を中心に一5℃〜+5℃に間脚でき
るように選択したものを用いた。
受け27の下面には作動棒28の上端を固定し、この作
動棒は前記弁ポート23をゆるく貫通して、その先端に
弁体29を固定している。
30は本体16に気密に取りつけられた調節室外国で、
内部にははね受け31,32を互いに離間して設けてい
る。
はね受け31の上面は前記弁体29と接触している。
33は両はね受は間に介挿されたバイアスばねである。
34は前記外国30に螺合された調節ねじでその先端は
、前記はね受け32の下面に接触している。
35はキャップを示す。
上記のように構成された実施例において、蒸発器21の
出口温度を0℃近傍の一5℃〜+5℃に制御しようとす
る時は、次のようになる。
今、出口温度が一5℃になったとすると熱応動部材25
も一5℃となり、このコイルはねはバイアスはね33に
より、ばね受け31.弁体292作動棒28、受け27
を介して、圧縮変形し、弁体29は、弁ポート23を閉
じる。
今、蒸発器出口温度が上昇すると、熱応動部材25も加
熱し、伸長する。
バイアスはね33との平衡関係がずれて、弁体29は弁
ポート23を離間させる。
従って、弁ポート23は開放し、凝縮器24より吐出さ
れた冷媒は通路20より、弁ポート23を経て断熱膨張
し、通路19より、蒸発器21に導かれる。
従って蒸発器出口の温度は、所定の温度0℃に保たれる
逆に蒸発器出口温度が5℃になったとすると、熱応動部
材25も5℃となりSMEコイルばねは、規定の寸法と
なり、弁ポート23を全開する方向に動かす。
これによって蒸発器に流れ込む冷媒流量が増加し、蒸発
器出口の温度は所定の温度に下る。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の一次側通路と二次側通路を一体化した膨
張弁の概略の断面図、第2図はバイメタル型熱応動部材
を用いた一次側通路と二次側通路を一体化した膨張弁の
概略の断面図、第3図は本発明膨張弁の一実施例の要部
の縦断面図、第4図は定荷重をかけた時のSME合金の
温度−変位特性曲線図、第5図は定荷重をかけた時のS
MEコイルばねの温度−変位特性曲線図で第6図はSM
Eコイルはねにバイアスばねを対抗させて得られる弁リ
フト特性曲線図である。 17・・・隔壁、18第1の通路、19・・・第2の通
路、20・・・第3の通路、21・・・蒸発器、22・
・・圧縮機、23・・・弁ポート、24・・・凝縮器、
25・・・熱応動部材、29・・・弁体、33・・・バ
イアスばね。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 圧縮機と蒸発器・とを連通ずる第1の通路と、この
    連通部と割壁に依り隔てられ凝縮器と蒸発器とを弁ポー
    トを介して連通ずる第2及び第3の通路と、第1の通路
    内に設けられ、形状記憶合金製の熱応動部材と、前記弁
    ポート部に設けられ、且前記熱応動部材と作動杆を介し
    て連結され弁ポート部を開閉する弁体とよりなるものに
    於て■ 前記熱応動部材を断面円形の線材によるコイル
    バネ形状とし、 ■ 非感温性のばねによって、弁体を上記形状記憶合金
    型熱応動部材に向けて付勢し、 ■ 上記非感温性ばねを調節自在とすることを特徴とし
    た形状記憶合金を用いた膨張弁。
JP55093043A 1980-07-08 1980-07-08 形状記憶合金を用いた膨張弁 Expired JPS5810623B2 (ja)

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