JPS58105140A - 多層レジスト - Google Patents
多層レジストInfo
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- JPS58105140A JPS58105140A JP56202463A JP20246381A JPS58105140A JP S58105140 A JPS58105140 A JP S58105140A JP 56202463 A JP56202463 A JP 56202463A JP 20246381 A JP20246381 A JP 20246381A JP S58105140 A JPS58105140 A JP S58105140A
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- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03F—PHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
- G03F7/00—Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
- G03F7/004—Photosensitive materials
- G03F7/09—Photosensitive materials characterised by structural details, e.g. supports, auxiliary layers
- G03F7/094—Multilayer resist systems, e.g. planarising layers
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Architecture (AREA)
- Structural Engineering (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)
- Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
- Electron Beam Exposure (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
本発明は集積回路の製造に用いられるレジスト、特に多
IWIレジストに関するものである。 近年集積回路製造技術の中で微細パターンを形成するだ
めの電子ビーム寓光技術が注目されている。この電子ビ
ーム窯元技術の1つである基板上のレジストに直接パタ
ーンを描く電子ビーム直接描画法においては、高い解像
性のパターンを得るために二層又は三層といった多層レ
ジストが用いられている。例えば三層レジストは基板上
に第1層、第21−1第3層がこの順に積層されて成る
構成で、第1層は基板の段差の影響を々くしその表面が
平坦化するように比較的厚く形成されており、第2層は
第3層のパターンニングを行う際のエツチングのストッ
パとしての役割を果たしまた第1層をパターンニングす
る際のマスクとしての役割を果だすように各層に対し2
てのエツチング速度比を有する材料であって、かつ電子
の散乱係数の小さな物質で構成され、第3層は電子線で
感光される電子線レジストで構成されていた。例えば第
1層としてFiAニレジスト(シラプレー社製)、第2
層としてはシリコン、シリコン酸化物、シリコン窒化物
、アルミニウム、ゲルマニウム等、m3層にはネガ型レ
ジストとしてはクロロメチル化ポリスチレン(以下[0
M8jという。)等、ポジ型レジストとしてはボんメチ
ルメタクリレート(以下lPMMAjという。)等が用
いられていた。 このように従来の三層レジストでは、第2層に電子の散
乱の少ない物質を用いていたため第2層は電子に対する
阻止能が小さく照射電子は第2層を容易に通り抜は基板
に達してしまった。その結果、基板は照射損傷を受は正
の固定電荷密度、中性電子トラップ実効密度等が大きく
なり良好な素子特性を実現することが困雌であった。 また、従来の三層レジストではその感度が第3層の電子
線レジストの感度そのものによりて決まってしまうので
新たな高感度電子線レジストを開発しなければ多層レジ
ストの感度を向上することはできなかった。 また、従来の三層レジストは電子の照射量の変動に対し
感光されるスペース幅の変化が大きいので寸法の制御性
が悪い欠点があった。 また、従来の三層レジストでは基板が電子散乱の大きな
材料、例えば密度の大きなモリブデン等の場合には、基
板で散乱された電子が広範囲に分布し、かつ電子の散乱
の少ない第2層を通過し第1層に達するので、この散乱
電子によシ第3層の電子線レジストの所定の領域以外ま
で感光されるS− ので基板によりその解像性が異なるという欠点があった
。このような問題を解決するためには第1層を極端に厚
くすることも考えられるが、そのようにした場合には第
/J−を加工する際にサイドエッチ量がふえ微細パター
ンの形成が難しくなるという欠点かめった。 また、従来の三層レジストでは、電子が第2層を通り抜
けやすいため基板等を考慮に入れた層構成による近接効
果の補正を行う必賛があり、近接効果の補正が難しかっ
た。この困難さを除くために第/層會極端に厚くするこ
とも考えられるがその場合には上で述べたように微細パ
ターンの形成が難しくなるという欠点があった。 また従来の三層レジストで第2層として絶縁物、例えは
シリコン酸化膜、シリコン窒化膜等を用いた場合には第
1層及び第2層が厚い絶縁物を構成し、ここでのチャー
ジアップがおこり描画位置ずれを生じやすいという欠点
があった。 また従来の三層レジストでは基板からの電子の散乱の影
響を受けやすいので、基板に応じた照射−6= 蓋の調整が必要であった。 本発明の目的は基板が受ける照射損傷を低減することが
できる多層レジストを提供することである。 本発明の他の目的は高感度な多層レジストを提供するこ
とにある。 本発明の他の目的は寸法制御性のよい多層レジストを提
供することにある。 本発明の他の目的は基板の影響を受けない高解像度の多
層レジストを提供することにある。 本発明の他の目的は高解像度で微細パターンの形成が可
能な多層レジストを提供することにある。 本発明の他の目的は近接効果の補正が容易な多層レジス
トを提供することにある。 更に本発明の他の目的はチャージアップが少ない多層レ
ジストを提供することにある。 も備え、前記上面層は前記中間層より基板に対しリブタ
ンの酸化物、モリブデンの窒化物、タングステンの酸化
物又はタングステンの窒化物のうちのいずれか)で成る
中間層と、電子線レジストで成る上面層を少ガくとも備
え、前記上面層は前記中間層より基板に対して上にあり
、前記中間層はその厚さt(μm)が中間層の密度をρ
(910trb” )とを特徴とする。 以下、本発明を実施例に基ついて詳細に説明する。 #I1図は本発明の多層レジストの一冥施例で三層レジ
ストの場合の断面を示したものである。lは本発明の多
層レジストが被着される基板で、例えば単結晶シリコン
基板、上面に絶縁膜を備えた単結晶シリコン基板、モリ
ブデン等の金属が被着された基板、その他県積回路の製
造プロセスの途中で得られる各棟の物質がパターンニン
グされ層状の構造になったものを備えた基板等である。 λが本発明に係る多層レジストで基板l上に第1層3、
中間NI弘、上面層jがこの順に積層された層構成であ
る。この第7層3は基板lの段差による影響を少なくし
その表面を平坦化する材質のものであればよく、例えば
厚さ1μmのA2レジス)1−用いる。ただこの第1層
3は基板の段差が小さい場合には用いなくてよい。中間
層≠は電子の散乱係数の大きな物質で構成され、その厚
さt(μm〕は中間層≠の物質の密度をρ(P、4”)
とし照射する粒子(電子)のエネルギーをva(k6v
)としたときに t≧−o、o、z r x V−Ll
“75の条件を満足する値ρ であることが望ましい。例えば中間層参として白金(P
l)を用い照射電子のエネルギー■、を20kmVとす
る場合には、Ptの密度ρが2 /、 j p/m”
であるから中間層≠の厚さを約0..2jμm以上に
する。 また中間層弘の厚さを実用上0.6μm までと考える
と、照射電子のエネルギー■、が20keV の場合
には中間層≠には密度ρが約1.197an” 以上の
〜 9 − 物質を用いればよい。このように密度ρが大きく電子の
散乱係数が大きな材料としては、l’t の他にモリ
ブデン(MO) 、 タングステン<W)、タンクル
(Ta)、 金等の金属があり、また前記金属の酸化
物又は窒化物などの化合物、またこれらの混合物などが
ある。いずれにしでも中間層≠は照射電子のエネルギー
に対して前述の式を満足する密度の物質で所定の厚さに
構成すればよい。、l−面層jは中間層≠より基板lに
対して上にあり、電子に感光する電子線レジストである
。この電子線レジストは0M8のようなネガ型でも)’
MMAのようなポジ型でもよい。そして上面層jの厚さ
はO0vμm以下にするのが望ましい。 次に本発明の作用・効果について説明する。 本発明では、エネルギーvaの照射電子に対して中間層
Vを電子の散乱係数が大きい物質とし、厚ヶ1□ 1≧
o、o2g x −Ma−””ヶ6条件を満足すρ るように設定しているため、多層レジストコに照射され
た電子が中間層μで散乱・阻止され基板には殆ど達成し
ないので基板lの照射損傷を著しく−l〇 − 低減できる。また基板に達する電子があってもその数は
少なく、かつその電子のエネルギーは中間層Vを通り抜
けるために殆ど消費されてしまっているので基板lの照
射損傷は低温の熱処理で回復が可能なtまと軽微なもの
である。 第2図及び第3図は本発明の多層レジストを用いた場合
の照射損傷の低減効果を示す図である〇単結晶シリコン
基板上にシリコン峻化膜を介してゲート電極が設けられ
たMO8構造のものを基板lとして用い、第1層3が厚
さ7μmのA2 レジストで、中間層膜が厚さ0.3
μInのPtで、上面層jが厚さ0. litμm口の
0M8 でなる三層構造の多層レジスト2を前記基板
lに被着したものに、エネルギーが20keV、ビーム
径が0.3μmの電子ビームを照射し、このとき基板が
受ける照射損傷をシリコン酸化膜中の正の固定電荷の実
効密度(以下rNoxjという。)と中性電子トラップ
実効密度(以下1−Nerr」という。)とによって評
価した。比較のために、中間層≠がシリコン(81)で
構成された従来の三層レジストについてのデータを8g
2図、第3図に記載1〜た。 第2図はN。Xの電子照射量依存性を示したものである
。Noxが小さい程照射損傷は少なく素子特性への悪影
響が少ないことになる。従来の三層レジストを用いた場
合には、照射直後は曲#(a−1)のような特性を示し
N。Xが大きな値で照射損傷の大きいことがわかる。ま
た、その照射損傷は曲線(a−1の特性かられかるよう
に照射後7θ0°Cという高温の熱処理をしなければ回
復できないほど重いものである。これに対して本発明の
三層レジストを用いた場合には、照射直後は曲線(b−
1)の特性を示し照射損傷を従来のものに比へて一以下
に低減できる。また照射蓋の多い場合には照射直後で若
干のN。Xはあるが、このN。Xの原因となる照射損傷
は曲線(b−1の特性かられかるように≠SO″Cと比
較的低温の熱処理で回復できる程軽微なものである。 第3図はNeffの電子照射量依存性を示したものであ
る。Neffが小さい程照射損傷は少なく素子特性への
悪影響が少ないことになる。従来の三層レジストを用い
た場合には、照射直後は曲線(c−1)のような特性を
示しNeff が大きな値で照射損傷の大きいことがわ
かる。またその照射損傷は曲mcc−1I)で示すよう
に照射後≠10″Cの熱処理によっても充分には回復せ
ず、曲線(c−8)で示すように照射後700℃の熱処
理によりようやく(ロ)復ができることからかなり重い
ものであることがわかる。これに対して本発明の三層レ
ジストを用いた場合には、照射直後は曲線(d−1)の
特性を示し照射損傷を従来のものに比べl/6以下に低
減できる。またその照射損傷は曲線(a−1の特性から
れかるようにvjO″Cの熱処理で回復しうる軽微のも
のである。 このように本発明の三層レジストにより、基板の受ける
照射損傷を著しく低減でき、照射損傷を受けてもそれを
極めて軽微なものにとどめることができる。 第V図及び第5図は中間層膜としてptを用い照射後≠
jθ°Cの熱処理をした場合のN。!及びNeff の
中間層膜厚依存性を示したものである。 −lB − 第V図及び第5図かられかるように中間層膜としてPt
を用いた場合にはP!の膜厚をO,コjμm以れば照射
損傷を低減することができる。このこと程厚くしなくて
も照射損傷を低減できることを意味している。 本発明の多層レジストは、中間層膜からの散乱電子が上
面層jの電子線レジストの感光に寄与する割合が極めて
高くなるので従来の多層レジストに比べ高感度である。 このことを三層レジストコの中間層Vを各棟の膜で構成
した場合を例にとって更に詳しく説明する。第6図は中
間層≠として各棟の物質を用い九場合に中間層膜で散乱
された電子の中間層≠と上面層よとの界面における強度
分布を示したものである。横軸は照射電子の中間層Vと
上面層jとの界面での入射位置からの距離の2乗で、縦
軸は入射位置での照射電子の強度をlとしたときの散乱
電子の相対強度である。基板−14− Si、M。、)’、 のいずれかを、上面層jとして
は厚さ0.3μn1のOMSをそれぞれ用い、エネルギ
ー20 keV 、 ビーム径0.3μmの電子ビー
ムを照射し7た場合の例である。図中の曲線(alは照
射電子が上面層j内で散乱されてできる散乱電子の強度
分布、曲線(b)、 (c)、 (cl)は中間層とし
てそれぞれ81゜L’t+Moを用いた場合に照射電子
が基板l、第1層3及び中間層≠で散乱されてできる散
乱電子の強度分布である。この図の曲線(b)は中間層
が81の場合には上面層jに散乱される電子の数が少な
く、かつ散乱電子が広く分布していることを示している
。これはSlから成る中間層≠での電子の散乱が少なく
、電子の散乱点が中間層Vと上面層jとの鮮血から基板
lの方向への深い位置に存在することになるためである
。したがって、中間層Vとして電子の散乱係数の小さい
81等を用いた従来の多層レジストでは、照射電子によ
ってしか上面層jのレジストを感光することができない
ので、多層レジストとしての感度を向上するためには上
面層jのレジストの感度を上げることが必要となる。と
れに対し7て、本発明のように例えば中間層≠をP+と
じた場合には中間層Vでの電子の散乱が多く電子の散乱
点が中間層Vと上面層よとの界面近くになるので曲線(
C1に示すように上面層jに向かって散乱される電子の
数が非常に多く、かつ散乱電子が入射位置近傍に急峻に
分布することになる。また中間層4”eM。とした場合
には曲N(alに示すように散乱電子の数は多く、かつ
pt程その分布は急峻ではないが入射位置近傍に多く散
乱電子が分布することに、なる。本発明では電子の散乱
係数の大きな物質、いいかえれば比較的密度の大きな物
質を中間層≠として用いるので、散乱電子と入射位置近
傍に多数分布せしめることができ、この散乱電子全上面
層jの感光に利用することができる。したがって本発明
によれは、従来のものに比べて実効的に高感度な多層レ
ジストを提供することができる。 表1はこの感度の向−トを中間層≠にS、を用いた場合
の適正照射量をlとしたときの適正照射量比によって示
したものである。上面層jとしては厚さO1VμmのP
MMAを用い、中間層VとしてM。 又はP
IWIレジストに関するものである。 近年集積回路製造技術の中で微細パターンを形成するだ
めの電子ビーム寓光技術が注目されている。この電子ビ
ーム窯元技術の1つである基板上のレジストに直接パタ
ーンを描く電子ビーム直接描画法においては、高い解像
性のパターンを得るために二層又は三層といった多層レ
ジストが用いられている。例えば三層レジストは基板上
に第1層、第21−1第3層がこの順に積層されて成る
構成で、第1層は基板の段差の影響を々くしその表面が
平坦化するように比較的厚く形成されており、第2層は
第3層のパターンニングを行う際のエツチングのストッ
パとしての役割を果たしまた第1層をパターンニングす
る際のマスクとしての役割を果だすように各層に対し2
てのエツチング速度比を有する材料であって、かつ電子
の散乱係数の小さな物質で構成され、第3層は電子線で
感光される電子線レジストで構成されていた。例えば第
1層としてFiAニレジスト(シラプレー社製)、第2
層としてはシリコン、シリコン酸化物、シリコン窒化物
、アルミニウム、ゲルマニウム等、m3層にはネガ型レ
ジストとしてはクロロメチル化ポリスチレン(以下[0
M8jという。)等、ポジ型レジストとしてはボんメチ
ルメタクリレート(以下lPMMAjという。)等が用
いられていた。 このように従来の三層レジストでは、第2層に電子の散
乱の少ない物質を用いていたため第2層は電子に対する
阻止能が小さく照射電子は第2層を容易に通り抜は基板
に達してしまった。その結果、基板は照射損傷を受は正
の固定電荷密度、中性電子トラップ実効密度等が大きく
なり良好な素子特性を実現することが困雌であった。 また、従来の三層レジストではその感度が第3層の電子
線レジストの感度そのものによりて決まってしまうので
新たな高感度電子線レジストを開発しなければ多層レジ
ストの感度を向上することはできなかった。 また、従来の三層レジストは電子の照射量の変動に対し
感光されるスペース幅の変化が大きいので寸法の制御性
が悪い欠点があった。 また、従来の三層レジストでは基板が電子散乱の大きな
材料、例えば密度の大きなモリブデン等の場合には、基
板で散乱された電子が広範囲に分布し、かつ電子の散乱
の少ない第2層を通過し第1層に達するので、この散乱
電子によシ第3層の電子線レジストの所定の領域以外ま
で感光されるS− ので基板によりその解像性が異なるという欠点があった
。このような問題を解決するためには第1層を極端に厚
くすることも考えられるが、そのようにした場合には第
/J−を加工する際にサイドエッチ量がふえ微細パター
ンの形成が難しくなるという欠点かめった。 また、従来の三層レジストでは、電子が第2層を通り抜
けやすいため基板等を考慮に入れた層構成による近接効
果の補正を行う必賛があり、近接効果の補正が難しかっ
た。この困難さを除くために第/層會極端に厚くするこ
とも考えられるがその場合には上で述べたように微細パ
ターンの形成が難しくなるという欠点があった。 また従来の三層レジストで第2層として絶縁物、例えは
シリコン酸化膜、シリコン窒化膜等を用いた場合には第
1層及び第2層が厚い絶縁物を構成し、ここでのチャー
ジアップがおこり描画位置ずれを生じやすいという欠点
があった。 また従来の三層レジストでは基板からの電子の散乱の影
響を受けやすいので、基板に応じた照射−6= 蓋の調整が必要であった。 本発明の目的は基板が受ける照射損傷を低減することが
できる多層レジストを提供することである。 本発明の他の目的は高感度な多層レジストを提供するこ
とにある。 本発明の他の目的は寸法制御性のよい多層レジストを提
供することにある。 本発明の他の目的は基板の影響を受けない高解像度の多
層レジストを提供することにある。 本発明の他の目的は高解像度で微細パターンの形成が可
能な多層レジストを提供することにある。 本発明の他の目的は近接効果の補正が容易な多層レジス
トを提供することにある。 更に本発明の他の目的はチャージアップが少ない多層レ
ジストを提供することにある。 も備え、前記上面層は前記中間層より基板に対しリブタ
ンの酸化物、モリブデンの窒化物、タングステンの酸化
物又はタングステンの窒化物のうちのいずれか)で成る
中間層と、電子線レジストで成る上面層を少ガくとも備
え、前記上面層は前記中間層より基板に対して上にあり
、前記中間層はその厚さt(μm)が中間層の密度をρ
(910trb” )とを特徴とする。 以下、本発明を実施例に基ついて詳細に説明する。 #I1図は本発明の多層レジストの一冥施例で三層レジ
ストの場合の断面を示したものである。lは本発明の多
層レジストが被着される基板で、例えば単結晶シリコン
基板、上面に絶縁膜を備えた単結晶シリコン基板、モリ
ブデン等の金属が被着された基板、その他県積回路の製
造プロセスの途中で得られる各棟の物質がパターンニン
グされ層状の構造になったものを備えた基板等である。 λが本発明に係る多層レジストで基板l上に第1層3、
中間NI弘、上面層jがこの順に積層された層構成であ
る。この第7層3は基板lの段差による影響を少なくし
その表面を平坦化する材質のものであればよく、例えば
厚さ1μmのA2レジス)1−用いる。ただこの第1層
3は基板の段差が小さい場合には用いなくてよい。中間
層≠は電子の散乱係数の大きな物質で構成され、その厚
さt(μm〕は中間層≠の物質の密度をρ(P、4”)
とし照射する粒子(電子)のエネルギーをva(k6v
)としたときに t≧−o、o、z r x V−Ll
“75の条件を満足する値ρ であることが望ましい。例えば中間層参として白金(P
l)を用い照射電子のエネルギー■、を20kmVとす
る場合には、Ptの密度ρが2 /、 j p/m”
であるから中間層≠の厚さを約0..2jμm以上に
する。 また中間層弘の厚さを実用上0.6μm までと考える
と、照射電子のエネルギー■、が20keV の場合
には中間層≠には密度ρが約1.197an” 以上の
〜 9 − 物質を用いればよい。このように密度ρが大きく電子の
散乱係数が大きな材料としては、l’t の他にモリ
ブデン(MO) 、 タングステン<W)、タンクル
(Ta)、 金等の金属があり、また前記金属の酸化
物又は窒化物などの化合物、またこれらの混合物などが
ある。いずれにしでも中間層≠は照射電子のエネルギー
に対して前述の式を満足する密度の物質で所定の厚さに
構成すればよい。、l−面層jは中間層≠より基板lに
対して上にあり、電子に感光する電子線レジストである
。この電子線レジストは0M8のようなネガ型でも)’
MMAのようなポジ型でもよい。そして上面層jの厚さ
はO0vμm以下にするのが望ましい。 次に本発明の作用・効果について説明する。 本発明では、エネルギーvaの照射電子に対して中間層
Vを電子の散乱係数が大きい物質とし、厚ヶ1□ 1≧
o、o2g x −Ma−””ヶ6条件を満足すρ るように設定しているため、多層レジストコに照射され
た電子が中間層μで散乱・阻止され基板には殆ど達成し
ないので基板lの照射損傷を著しく−l〇 − 低減できる。また基板に達する電子があってもその数は
少なく、かつその電子のエネルギーは中間層Vを通り抜
けるために殆ど消費されてしまっているので基板lの照
射損傷は低温の熱処理で回復が可能なtまと軽微なもの
である。 第2図及び第3図は本発明の多層レジストを用いた場合
の照射損傷の低減効果を示す図である〇単結晶シリコン
基板上にシリコン峻化膜を介してゲート電極が設けられ
たMO8構造のものを基板lとして用い、第1層3が厚
さ7μmのA2 レジストで、中間層膜が厚さ0.3
μInのPtで、上面層jが厚さ0. litμm口の
0M8 でなる三層構造の多層レジスト2を前記基板
lに被着したものに、エネルギーが20keV、ビーム
径が0.3μmの電子ビームを照射し、このとき基板が
受ける照射損傷をシリコン酸化膜中の正の固定電荷の実
効密度(以下rNoxjという。)と中性電子トラップ
実効密度(以下1−Nerr」という。)とによって評
価した。比較のために、中間層≠がシリコン(81)で
構成された従来の三層レジストについてのデータを8g
2図、第3図に記載1〜た。 第2図はN。Xの電子照射量依存性を示したものである
。Noxが小さい程照射損傷は少なく素子特性への悪影
響が少ないことになる。従来の三層レジストを用いた場
合には、照射直後は曲#(a−1)のような特性を示し
N。Xが大きな値で照射損傷の大きいことがわかる。ま
た、その照射損傷は曲線(a−1の特性かられかるよう
に照射後7θ0°Cという高温の熱処理をしなければ回
復できないほど重いものである。これに対して本発明の
三層レジストを用いた場合には、照射直後は曲線(b−
1)の特性を示し照射損傷を従来のものに比へて一以下
に低減できる。また照射蓋の多い場合には照射直後で若
干のN。Xはあるが、このN。Xの原因となる照射損傷
は曲線(b−1の特性かられかるように≠SO″Cと比
較的低温の熱処理で回復できる程軽微なものである。 第3図はNeffの電子照射量依存性を示したものであ
る。Neffが小さい程照射損傷は少なく素子特性への
悪影響が少ないことになる。従来の三層レジストを用い
た場合には、照射直後は曲線(c−1)のような特性を
示しNeff が大きな値で照射損傷の大きいことがわ
かる。またその照射損傷は曲mcc−1I)で示すよう
に照射後≠10″Cの熱処理によっても充分には回復せ
ず、曲線(c−8)で示すように照射後700℃の熱処
理によりようやく(ロ)復ができることからかなり重い
ものであることがわかる。これに対して本発明の三層レ
ジストを用いた場合には、照射直後は曲線(d−1)の
特性を示し照射損傷を従来のものに比べl/6以下に低
減できる。またその照射損傷は曲線(a−1の特性から
れかるようにvjO″Cの熱処理で回復しうる軽微のも
のである。 このように本発明の三層レジストにより、基板の受ける
照射損傷を著しく低減でき、照射損傷を受けてもそれを
極めて軽微なものにとどめることができる。 第V図及び第5図は中間層膜としてptを用い照射後≠
jθ°Cの熱処理をした場合のN。!及びNeff の
中間層膜厚依存性を示したものである。 −lB − 第V図及び第5図かられかるように中間層膜としてPt
を用いた場合にはP!の膜厚をO,コjμm以れば照射
損傷を低減することができる。このこと程厚くしなくて
も照射損傷を低減できることを意味している。 本発明の多層レジストは、中間層膜からの散乱電子が上
面層jの電子線レジストの感光に寄与する割合が極めて
高くなるので従来の多層レジストに比べ高感度である。 このことを三層レジストコの中間層Vを各棟の膜で構成
した場合を例にとって更に詳しく説明する。第6図は中
間層≠として各棟の物質を用い九場合に中間層膜で散乱
された電子の中間層≠と上面層よとの界面における強度
分布を示したものである。横軸は照射電子の中間層Vと
上面層jとの界面での入射位置からの距離の2乗で、縦
軸は入射位置での照射電子の強度をlとしたときの散乱
電子の相対強度である。基板−14− Si、M。、)’、 のいずれかを、上面層jとして
は厚さ0.3μn1のOMSをそれぞれ用い、エネルギ
ー20 keV 、 ビーム径0.3μmの電子ビー
ムを照射し7た場合の例である。図中の曲線(alは照
射電子が上面層j内で散乱されてできる散乱電子の強度
分布、曲線(b)、 (c)、 (cl)は中間層とし
てそれぞれ81゜L’t+Moを用いた場合に照射電子
が基板l、第1層3及び中間層≠で散乱されてできる散
乱電子の強度分布である。この図の曲線(b)は中間層
が81の場合には上面層jに散乱される電子の数が少な
く、かつ散乱電子が広く分布していることを示している
。これはSlから成る中間層≠での電子の散乱が少なく
、電子の散乱点が中間層Vと上面層jとの鮮血から基板
lの方向への深い位置に存在することになるためである
。したがって、中間層Vとして電子の散乱係数の小さい
81等を用いた従来の多層レジストでは、照射電子によ
ってしか上面層jのレジストを感光することができない
ので、多層レジストとしての感度を向上するためには上
面層jのレジストの感度を上げることが必要となる。と
れに対し7て、本発明のように例えば中間層≠をP+と
じた場合には中間層Vでの電子の散乱が多く電子の散乱
点が中間層Vと上面層よとの界面近くになるので曲線(
C1に示すように上面層jに向かって散乱される電子の
数が非常に多く、かつ散乱電子が入射位置近傍に急峻に
分布することになる。また中間層4”eM。とした場合
には曲N(alに示すように散乱電子の数は多く、かつ
pt程その分布は急峻ではないが入射位置近傍に多く散
乱電子が分布することに、なる。本発明では電子の散乱
係数の大きな物質、いいかえれば比較的密度の大きな物
質を中間層≠として用いるので、散乱電子と入射位置近
傍に多数分布せしめることができ、この散乱電子全上面
層jの感光に利用することができる。したがって本発明
によれは、従来のものに比べて実効的に高感度な多層レ
ジストを提供することができる。 表1はこの感度の向−トを中間層≠にS、を用いた場合
の適正照射量をlとしたときの適正照射量比によって示
したものである。上面層jとしては厚さO1VμmのP
MMAを用い、中間層VとしてM。 又はP
【を用いたものを81を用いた従来のものと比較
した。0.5μmの孤立ラインを形成する場合にはD(
1,SLの掴に示すように、Moを用いたときで約26
%、ptを用いたときで約≠3%適正照射量を少なくす
ることができる。また5μm ラインにはさまれた0、
1Amスペースを形成する場合には1)。、、8の欄に
示すように、Mo を用いたときで約it%、ptを
用いたときで約3j96適正照射量を少なくすることが
できる。いずれの場合も本発明の多層レジストの感度が
従来のものより向上していることを示している。 表 l −lマ − 両性がよい。これは第6図の説明の部分で述べたように
照射電子の他に中間層μからの散乱電子が上面層jのレ
ジストの感光に寄与しているため、本発明では照射電子
の変動が感光に及ぼす影響が相対的に低くなるからであ
る。第7図はこの制御性のよさを示す図で、第1F@3
が厚さlμ口】のA2レジストで、中間層Vが厚さ03
μ口1のSi+MO+P+のいずれかで、上山層Sが厚
さO1vμmのP MMAで構成された多層レジスト2
を用い5μmツバターンにはさ1れたO1jμ口1のス
ペースヲ廁光する照射量を基準としたとき照射量の変化
に対し露光されるスペース幅の関係を表わしたものであ
る。曲線(alは中間層グに81を用いた従来の三層レ
ジストの’jli 台の特性でその傾斜か急であること
かられかるように照射量が少し変化すると露光されるス
ペース幅は大きく変化する。これに対して中間層≠にM
。を用いた本発明の多層レジストでは曲線(b)に示さ
れるようにその傾斜は緩やかで−18− める。このことは照射量が変化しても側光されるスペー
ス幅の変化は小さく制御性がよいことを示している。更
に中間層≠としてPtを用いた場合には、散乱電子が入
射位置近傍に多数分布するので上面層jの感光に寄与す
る照射電子の割合がよシ低くなる。その結果、特性は曲
線(c)に示すようにその傾斜はより緩くなり制御性が
更によくなる。 従来の多層レジストでは、基板lが電子の散乱係数の大
きな物質であった場合に基板からの散乱電子が上面層に
広く分布してしまい解像性が悪くなる欠点があったが、
本発明では中間層≠で照射電子の殆どを散乱してしまう
ので基板によって解像性が変わることがないという利点
がある。 また、本発明の多層レジストは電子の散乱の大きな物質
を中間1@vとして用いているので、散乱電子の散乱点
が浅く、かつ第6図に示したように散乱電子の分布が急
峻である。↑の結果上面層jのレジストの感光される側
面の角度が急峻にな択本発明では解像性がよくなる。第
を図は、第1層3が厚さ/μn】のλニレジストで、中
間層Vが厚さ0、3μmのM。で、上面層jがOMSで
成る多層レジスト2を被層し、これに20 keVのエ
ネルギーの電子線を照射したときの、上面層jの厚さと
解1速し得る最小スペース幅との関係を示1〜たもので
ある。パターン例としては最も解1オしにくいと考えら
れるjβmラインにはさまれたスベニス幅をもって計測
した。上面1@jの厚さを0.4tμm以下にすること
により約0.7μmのスペース幅が解像可能で従来構造
の三層レゾストと同程度の高解像性を実現できているこ
とがわかる。これは上面層jの厚さがQ、≠μIn以下
では散乱電子の上面層jの厚さ方向分布が急、には変化
しないことにも一因があると考えられる。 また、本発明の多ノーレジストは中間層Vに電子の散乱
係数の大きな物質を用いているので、先に述べた如く基
板lからの散乱電子が殆どない。したがって、本発明を
用いる場合には、近接効果の補正をする際に基板/の構
成によらず中間層グだけで補正条件を決めることができ
同一の補正条件を各抛基板に適用できるので、近接効果
の補正が容易になる。また表1の比 0・6L/Do、
、、をみると、本発明はこの比が従来のものに比べて小
さい。このことは本発明の方が補正の幅が小さくてすむ
ことを示しておシ、この点でも近接効果の補正が容易で
ある。 また、本発明は中間層≠で電子の殆んどを散乱するので
、従来のもののように解像性向上とが近接効果の補正を
容易にするために特に第1層を極端に厚くする必要がな
くなり、微細なパターンがより形成しやすくなる。 また本発明の多層レジストにおいて、中間J@ 44に
導電性のおる材料を用いた場合にはチャージアップを防
ぐことができ、描画位置の不良を防止できる。また中間
層膜として用いた導電性のある材料をそのまま配線とし
て利用することもでき、集積回路の製造方法を簡略化す
ることも可能である。 以上述べたように本発明の多層レジストは照射損傷の低
減化、高感度化、照射量に対する加工寸法の制御性の向
上、基板によらない高Ml性、近接効果の補正の容易化
、チャーシアツブの減少等−21− 補々の効果を奏することができる。 また本発明では三層構造の第1層3をホトレジストとし
て大きなパターンは光露光法でパターンニングし、細か
なパターンは上面層jを電子線露光法でパターンニング
することによりパターン形成工程の時…]の短縮化を図
ることができる。 ところで、本発明の詳細な説明した三層レジストのよう
に比較的厚い第1層3と電子の散乱係数の大きな中間層
lとがある場合には基板/に設けられたマーカが検出し
辛い場合もあり得る。このような場合には例えば第7図
に示すように、多層レジスト2をマーカ6の上では中間
層lと上面層jの二層構造とし、マーカ6が上面層上方
よp読みとれるようにし、マーカ6のない他の基板上で
#′i第1層3.中間層弘及び上面層jがこの順に積層
されて成る三層構造とすればよい。また第i。 図に示すようにマーカ乙の上は上面層jの一層構造とし
、マーカ6のない基板上では第1層3.中間層膜及び上
面層jがこの順に積層されて成る三ノー構造としてもよ
い。またHii図に示すように−22− マーカ6の上は第1層3及び上面層jがこの順に積層さ
れて成る二層構造とし、マーカ6のない基板上では第1
層3・中間層V及び上面層jがこの順に積層されてなる
三層構造としてもよい。第2図の構造のものはマーカ乙
の形状が中間層≠に反映されているので中間層lを介し
てマーカの検出が可能である。また第io図及び第it
図の構造のものは電子の散乱係数の大きな中間層膜がマ
ーカ6上にないので中間層の影響をうけずにマーカの検
出が可能である。 以上述べた実施例においては特に三層レジストについて
説明したが、第1層がなく中間層と上面層の二層であっ
ても本発明の効果を実現できることはいうまでもない。 また中間層と基板との間の第1層を単数の層でなく複数
の層として多層構造にしてもよく、又は中間層と上面層
の間に他の層を設けた多層構造としてもよいことはいう
までもない。 また以上に述べた多層レジストは電子を照射する場合に
ついて述べたが、照射粒子が電子以外の一ロー の散乱係数の大きな物質を用いることによっても同様な
効果を奏することができる。
した。0.5μmの孤立ラインを形成する場合にはD(
1,SLの掴に示すように、Moを用いたときで約26
%、ptを用いたときで約≠3%適正照射量を少なくす
ることができる。また5μm ラインにはさまれた0、
1Amスペースを形成する場合には1)。、、8の欄に
示すように、Mo を用いたときで約it%、ptを
用いたときで約3j96適正照射量を少なくすることが
できる。いずれの場合も本発明の多層レジストの感度が
従来のものより向上していることを示している。 表 l −lマ − 両性がよい。これは第6図の説明の部分で述べたように
照射電子の他に中間層μからの散乱電子が上面層jのレ
ジストの感光に寄与しているため、本発明では照射電子
の変動が感光に及ぼす影響が相対的に低くなるからであ
る。第7図はこの制御性のよさを示す図で、第1F@3
が厚さlμ口】のA2レジストで、中間層Vが厚さ03
μ口1のSi+MO+P+のいずれかで、上山層Sが厚
さO1vμmのP MMAで構成された多層レジスト2
を用い5μmツバターンにはさ1れたO1jμ口1のス
ペースヲ廁光する照射量を基準としたとき照射量の変化
に対し露光されるスペース幅の関係を表わしたものであ
る。曲線(alは中間層グに81を用いた従来の三層レ
ジストの’jli 台の特性でその傾斜か急であること
かられかるように照射量が少し変化すると露光されるス
ペース幅は大きく変化する。これに対して中間層≠にM
。を用いた本発明の多層レジストでは曲線(b)に示さ
れるようにその傾斜は緩やかで−18− める。このことは照射量が変化しても側光されるスペー
ス幅の変化は小さく制御性がよいことを示している。更
に中間層≠としてPtを用いた場合には、散乱電子が入
射位置近傍に多数分布するので上面層jの感光に寄与す
る照射電子の割合がよシ低くなる。その結果、特性は曲
線(c)に示すようにその傾斜はより緩くなり制御性が
更によくなる。 従来の多層レジストでは、基板lが電子の散乱係数の大
きな物質であった場合に基板からの散乱電子が上面層に
広く分布してしまい解像性が悪くなる欠点があったが、
本発明では中間層≠で照射電子の殆どを散乱してしまう
ので基板によって解像性が変わることがないという利点
がある。 また、本発明の多層レジストは電子の散乱の大きな物質
を中間1@vとして用いているので、散乱電子の散乱点
が浅く、かつ第6図に示したように散乱電子の分布が急
峻である。↑の結果上面層jのレジストの感光される側
面の角度が急峻にな択本発明では解像性がよくなる。第
を図は、第1層3が厚さ/μn】のλニレジストで、中
間層Vが厚さ0、3μmのM。で、上面層jがOMSで
成る多層レジスト2を被層し、これに20 keVのエ
ネルギーの電子線を照射したときの、上面層jの厚さと
解1速し得る最小スペース幅との関係を示1〜たもので
ある。パターン例としては最も解1オしにくいと考えら
れるjβmラインにはさまれたスベニス幅をもって計測
した。上面1@jの厚さを0.4tμm以下にすること
により約0.7μmのスペース幅が解像可能で従来構造
の三層レゾストと同程度の高解像性を実現できているこ
とがわかる。これは上面層jの厚さがQ、≠μIn以下
では散乱電子の上面層jの厚さ方向分布が急、には変化
しないことにも一因があると考えられる。 また、本発明の多ノーレジストは中間層Vに電子の散乱
係数の大きな物質を用いているので、先に述べた如く基
板lからの散乱電子が殆どない。したがって、本発明を
用いる場合には、近接効果の補正をする際に基板/の構
成によらず中間層グだけで補正条件を決めることができ
同一の補正条件を各抛基板に適用できるので、近接効果
の補正が容易になる。また表1の比 0・6L/Do、
、、をみると、本発明はこの比が従来のものに比べて小
さい。このことは本発明の方が補正の幅が小さくてすむ
ことを示しておシ、この点でも近接効果の補正が容易で
ある。 また、本発明は中間層≠で電子の殆んどを散乱するので
、従来のもののように解像性向上とが近接効果の補正を
容易にするために特に第1層を極端に厚くする必要がな
くなり、微細なパターンがより形成しやすくなる。 また本発明の多層レジストにおいて、中間J@ 44に
導電性のおる材料を用いた場合にはチャージアップを防
ぐことができ、描画位置の不良を防止できる。また中間
層膜として用いた導電性のある材料をそのまま配線とし
て利用することもでき、集積回路の製造方法を簡略化す
ることも可能である。 以上述べたように本発明の多層レジストは照射損傷の低
減化、高感度化、照射量に対する加工寸法の制御性の向
上、基板によらない高Ml性、近接効果の補正の容易化
、チャーシアツブの減少等−21− 補々の効果を奏することができる。 また本発明では三層構造の第1層3をホトレジストとし
て大きなパターンは光露光法でパターンニングし、細か
なパターンは上面層jを電子線露光法でパターンニング
することによりパターン形成工程の時…]の短縮化を図
ることができる。 ところで、本発明の詳細な説明した三層レジストのよう
に比較的厚い第1層3と電子の散乱係数の大きな中間層
lとがある場合には基板/に設けられたマーカが検出し
辛い場合もあり得る。このような場合には例えば第7図
に示すように、多層レジスト2をマーカ6の上では中間
層lと上面層jの二層構造とし、マーカ6が上面層上方
よp読みとれるようにし、マーカ6のない他の基板上で
#′i第1層3.中間層弘及び上面層jがこの順に積層
されて成る三層構造とすればよい。また第i。 図に示すようにマーカ乙の上は上面層jの一層構造とし
、マーカ6のない基板上では第1層3.中間層膜及び上
面層jがこの順に積層されて成る三ノー構造としてもよ
い。またHii図に示すように−22− マーカ6の上は第1層3及び上面層jがこの順に積層さ
れて成る二層構造とし、マーカ6のない基板上では第1
層3・中間層V及び上面層jがこの順に積層されてなる
三層構造としてもよい。第2図の構造のものはマーカ乙
の形状が中間層≠に反映されているので中間層lを介し
てマーカの検出が可能である。また第io図及び第it
図の構造のものは電子の散乱係数の大きな中間層膜がマ
ーカ6上にないので中間層の影響をうけずにマーカの検
出が可能である。 以上述べた実施例においては特に三層レジストについて
説明したが、第1層がなく中間層と上面層の二層であっ
ても本発明の効果を実現できることはいうまでもない。 また中間層と基板との間の第1層を単数の層でなく複数
の層として多層構造にしてもよく、又は中間層と上面層
の間に他の層を設けた多層構造としてもよいことはいう
までもない。 また以上に述べた多層レジストは電子を照射する場合に
ついて述べたが、照射粒子が電子以外の一ロー の散乱係数の大きな物質を用いることによっても同様な
効果を奏することができる。
第1図は本発明の多層レジストの一実施例を示す断面図
、第2図〜第j図は本発明の多層レジスト音用いた場合
の照射損傷低減効果を示す図、第6図は中間層に各種の
物質を用いたときの中間層と上面層との界面での散乱電
子の相対強度分布を示す図、第7図はスペース幅と照射
前の変化量との関係を示す図、第に図は解像しうる最小
スペース幅の上面層膜厚依存性を示す図、第7図及び第
1O図は企発明の多J−レジストの他の実施例。 図中、lは基板、λは多J−レジスト、3は第1層、弘
は中間1−1jは上面層、乙はマーカをそれぞれ示す。 貝C般! (クーロン/c、、2J ヤ2閉 Oσl σ、2 σ3 σ、4 t
)、5vP間属(P切嘩屑(ρm1 才4(2) 、邸費ヤ量 (クーロ〉/CfnC fnリ フ 0/ り2 (1,3ρ4−
−・51’Lm層 (Pそ]P−ハE (sm)矛5
閉 −200卆zo f4+6照割<%め 1
ンイぐ量 (%ツ ヤ7図 θ 0.5
人O上面1めレジ”′ス)−44(μ−
) 28図 矛10間 手続補正書(方式) 昭和57年4月30ば 特許庁長官 島田春樹殿 (特許庁審査官 殿) 1 事件の表示 昭和!4で1. 特許 1ぐC1第一〇おり3号3
補正をする者 419件との関係 特許出願大東ii+
、都丁代111区内’j’l”I’ l ’I’ If
l & (I−’j(422) II不′市イ11
電話公社代表考 真藤 恒 4 指定代理人 昭和!フイIJ月 !1−1 (発送日 昭和57年J J4so l:l)“?+I
LiE“パ1象 ″mhoremo簡門二マパ欄7
補正の内容 明細書の第2≠頁第73行〜第14A行の「第り図及び
第10図」とあるのを「第り図ないし第11図」と補正
する。 2−
、第2図〜第j図は本発明の多層レジスト音用いた場合
の照射損傷低減効果を示す図、第6図は中間層に各種の
物質を用いたときの中間層と上面層との界面での散乱電
子の相対強度分布を示す図、第7図はスペース幅と照射
前の変化量との関係を示す図、第に図は解像しうる最小
スペース幅の上面層膜厚依存性を示す図、第7図及び第
1O図は企発明の多J−レジストの他の実施例。 図中、lは基板、λは多J−レジスト、3は第1層、弘
は中間1−1jは上面層、乙はマーカをそれぞれ示す。 貝C般! (クーロン/c、、2J ヤ2閉 Oσl σ、2 σ3 σ、4 t
)、5vP間属(P切嘩屑(ρm1 才4(2) 、邸費ヤ量 (クーロ〉/CfnC fnリ フ 0/ り2 (1,3ρ4−
−・51’Lm層 (Pそ]P−ハE (sm)矛5
閉 −200卆zo f4+6照割<%め 1
ンイぐ量 (%ツ ヤ7図 θ 0.5
人O上面1めレジ”′ス)−44(μ−
) 28図 矛10間 手続補正書(方式) 昭和57年4月30ば 特許庁長官 島田春樹殿 (特許庁審査官 殿) 1 事件の表示 昭和!4で1. 特許 1ぐC1第一〇おり3号3
補正をする者 419件との関係 特許出願大東ii+
、都丁代111区内’j’l”I’ l ’I’ If
l & (I−’j(422) II不′市イ11
電話公社代表考 真藤 恒 4 指定代理人 昭和!フイIJ月 !1−1 (発送日 昭和57年J J4so l:l)“?+I
LiE“パ1象 ″mhoremo簡門二マパ欄7
補正の内容 明細書の第2≠頁第73行〜第14A行の「第り図及び
第10図」とあるのを「第り図ないし第11図」と補正
する。 2−
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 対して上にあることを特徴とする多層レジスト 。 (2)特許請求範囲第1項記載の多層レジストにおいて
、前記中間層はその厚さt(μm)が中を満足する値で
あることをlI+徴とする多層レジスト。 (3)特許請求の範囲第2項記載の多層レジストにおい
て、前記上面層の厚さは0.弘μ口1以下であることを
特徴とする多層レジスト1、(4)特許請求の範囲第2
項記載の多層レジストにおいて、前記中間層は、金、白
金、モリブデン、タングステン、メンタル、モリブデン
の酸化物、モリブデンの窒化物、タングステンの酸化物
又はタングステンの窒化物のうちのいずれかであること
を特徴とする多層レジスト。 (5) マーカの設けられた基板上の多層レジストに
おいて、マーカ上は電子の散乱係数の大きな物質士成る
中間層と電子線レジストで成る上面層がこの順に積層さ
れている二層構造で、マーカのない基板上は第1層と前
記中間層と前記上面層とがこの順に積層されている三層
構造で構成されていることを特徴とする多層レジスト。 (6) マーカの設けられた基板上の多層レジストに
おいて、マーカ上は電子線レジストで成る上面層の一層
構造で、マーカのない基板上は第1層と電子の散乱係叡
の大きな物質で成る中間層と前記上面層がこの順に積層
されている三層構造で構成されていることを特徴とする
多層レジスト。 (7) マーカの設けられた基板上の多層レジストに
おいて、マーカ上は第1層と電子線レジストで成る上面
層がこの順に積層されている二層構造で、マーカのない
基板上は前記第1層と電子の散乱係数の大きな轡質で成
る中間層と前記上面層がこの順に積層されている三層構
造で構成されていることを%徴とする多層レジスト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP56202463A JPS58105140A (ja) | 1981-12-17 | 1981-12-17 | 多層レジスト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP56202463A JPS58105140A (ja) | 1981-12-17 | 1981-12-17 | 多層レジスト |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58105140A true JPS58105140A (ja) | 1983-06-22 |
Family
ID=16457939
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP56202463A Pending JPS58105140A (ja) | 1981-12-17 | 1981-12-17 | 多層レジスト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58105140A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0199125A2 (en) * | 1985-04-26 | 1986-10-29 | International Business Machines Corporation | Multi-layer resist structure |
JPH07240542A (ja) * | 1994-03-02 | 1995-09-12 | Hitachi Ltd | 超電導薄膜用マスク材 |
US8795951B2 (en) | 2008-08-20 | 2014-08-05 | Fujitsu Limited | Material for forming resist sensitization film and production method of semiconductor device |
WO2023243579A1 (ja) * | 2022-06-14 | 2023-12-21 | セントラル硝子株式会社 | 電子デバイス製造方法および積層体 |
-
1981
- 1981-12-17 JP JP56202463A patent/JPS58105140A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0199125A2 (en) * | 1985-04-26 | 1986-10-29 | International Business Machines Corporation | Multi-layer resist structure |
JPS61250635A (ja) * | 1985-04-26 | 1986-11-07 | インタ−ナショナル ビジネス マシ−ンズ コ−ポレ−ション | レジスト構造体 |
JPH07240542A (ja) * | 1994-03-02 | 1995-09-12 | Hitachi Ltd | 超電導薄膜用マスク材 |
US8795951B2 (en) | 2008-08-20 | 2014-08-05 | Fujitsu Limited | Material for forming resist sensitization film and production method of semiconductor device |
WO2023243579A1 (ja) * | 2022-06-14 | 2023-12-21 | セントラル硝子株式会社 | 電子デバイス製造方法および積層体 |
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