JPS58105043A - 定量分析法 - Google Patents

定量分析法

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JPS58105043A
JPS58105043A JP19944881A JP19944881A JPS58105043A JP S58105043 A JPS58105043 A JP S58105043A JP 19944881 A JP19944881 A JP 19944881A JP 19944881 A JP19944881 A JP 19944881A JP S58105043 A JPS58105043 A JP S58105043A
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liquid
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determining
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JP19944881A
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リチヤ−ド・ルイス・コロンブス
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Eastman Kodak Co
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Eastman Kodak Co
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  • Investigating Or Analysing Materials By The Use Of Chemical Reactions (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はある液体の鎖成分の分析方法たとえば生物液の
臨床分析の方法に関する。
臨床分析の分野において、血清や尿などの生物液の組成
の決定のための初期の試みは、横組で時間のかかる分析
法を必要とした。これらの生物液の検査をもつと迅速に
行なうために、“ディップ・アンド・リード”(dip
−αnd−read)式単層素子(3) が開発され、極限条件の定性的表示を行なわせるために
用いられた。例えば、指示薬染料が応答する前K B 
U N Y(よって発生させられたNH,により使い尽
くされなければならない量の緩衝液を含む素子によって
正常値を上まわる量のBUNを検出することができる。
そういった定性的試験用素子の実例は米国特許第8,1
45,086号に記載されている。そういった試験用素
子は、決して、存在する被分析成分(αnalyte)
の正確な量的表示を生じさせる意図でつくられたもので
はなく、大きな不規則性を有する物質たとえば濾紙のよ
うな繊維材料からつくられていた。
次の段階は、被分析成分含有液をもつと迅速な方法で繊
維材料に到達せしめ、もつと均一な色彩発生を促進する
ことであった。次いで、改善された色彩によって、分析
者は、発生した色彩をカラースケールと比較することに
よシ、被分析成分の範囲を大まかに推定することができ
るようになった。そのような用途のために設計された検
査用素子の実例は、たとえば、米国特許第8,715.
192(4) 号に記載されている。同特許に記載された検査用素子は
、主な特徴として、素子の複数の開放端部を通ってその
間に伸び広がって存在する液体通路を有しており、液体
はこれによって繊維状試薬層に分配される。しかしなが
ら、試薬層のための素材(truxtrix)が依然と
して、大きな不規則性を有する繊維材料であるため、な
される検査はやはり、存在する被分析成分の正確な定量
ではなく、定性的なものであった。
繊維材料の使用を定性的試験のみに限定することは、こ
れらの材料の性質を考えれば理解できる。
こういった材料は定量分析には向かないと思われてきた
。何故なら、個々の繊維が均一でない反射率または透過
率(transmittanca)を呈し、透過性(p
ermeabilitydえも均−fltないとイウ傾
向があるからである。反射率および透過率の不均一は、
もちろん、人間の目でなされる定性試験の場合には全く
問題はない。何故なら、人間の目は、問題の領域(fi
eld)全体にわたり、総合的な知覚をするからである
。これに対し、高価な矯正装(5) 置のついていない機械を用いればそのような多くの変化
が検出される。これによって読みとり値に誤差や不正確
さを生じ、自動化された定量分析法に必要とされる正確
さが失なわれる。
繊維素材を定量分析法に用いることの困難さは、米国特
許第4059.405号、%に第81−8 E図に関連
して、詳細に記載されている。比較的顕著な光学的変化
、すなわち、約0.2よシも大きい光学的吸光度(反射
濃度に関しては約0.4)の変化を生じる反応について
は、繊維素材は、不満足な高度に不均一の濃度プロフィ
ールを生じると記載されている。濃度値は、液体と接し
ている領域の境界面の周囲では大きいが、境界面の内部
では遥かに小さい。この問題を回避するために、示差光
学吸光度(differential optical
 absorbance)が、決1〜て約0.2を超え
ないほど低い試薬濃度が記述される。そのような技法は
、定量分析に際し繊維媒質の使用により生ずる問題の回
避に役立つものの、その技法自体の問題が新たに生じる
。第一に、有用な試薬が、十分低い吸光係数を有して(
6) いるもの、すなわち、通常予想される被分析成分の高い
値が、吸光度0.2を超える示差濃度(differe
ntial densities)を絶対に生じないこ
とが保証されるほど低い吸光係数を有しているものだけ
に限定される。第二に、そのように低い水準の変化を検
出することは困難であり、極めて感度の高い計測を必要
とする。
従って、たとえば約0.4より大きい示差反射濃度を与
える正確な定量分析を行なうためには、繊維素材の使用
を特徴とする完全に満足できる試験用素子は、本発明以
前には、実用に供し得るものがなかった。このように、
繊維層が定量分析試験用素子の対象から除外されるとい
うことは、たとえばp紙のような容易に入手できかつ安
価なものの使用を避けなければならなかったということ
を意味する。
そこで、本発明の目的は、繊維質の散布層(s7yre
ading 1ayers)を有する改善された試験用
素子を用いて被分析物の定量分析を行なう方法を開発す
ることにより、先行技術上の上記問題点(7) を解決することである。
本発明により、下記の諸構成要素からなる試験用素子に
ある量の液体を接触させる工程からなり、それによっで
ある液体中のある被分析物の量を定量する方法が与えら
れる。上記試験用素子は、(a)支持体、(b)多孔性
、水性液湿潤性繊維質散布層(spreading 1
ayer)および必要に応じ、(C)  前記液体を透
過することができ、かつ前記支持体と前記散布層(sp
reading 1ayer)との間に配置され、かつ
前記散布層(spreading 1ayer)により
覆われた層から構成されており、これらの層のうち少な
くとも1層は、前記被分析物またはその前駆体もしくは
その反応生成物と反応して放射測定的に検出できる変化
を生じる試薬を含んでいる。
上記の検出可能な変化は、存在する被分析物の量との間
に予言可能かつ正確な相関的関係を有している。そして
前記試薬は前記被分析物の量に対し、約0.2よりも大
きい示差光学吸光度を生じ得る景で存在する。分析方法
は、上記工程のほかに下記の諸工程を含んでいる。すな
わち:Ail記散布層(8) (spreading 1ayer)の外表面の上部に
ある液体を、液体が散布層に吸収される前に前記外表面
の実質的全体にゆきわたることが保証されるような速度
で液体を移動させる工程:被分析物によって生じた検出
可能な変化を放射測定的に測定する工程:および変化の
量を液体中の被分析物の濃度に定量的に相関対比させる
工程。
本発明の利点は、定量分析に使用される試験用素子が、
安価な繊維質材料を含んでいることである。
本発明の別の利点は、予想される放射測定範囲がどのよ
うな範囲であっても、定量分析を行ない得ることである
。もつと具体的に言えば、約0.2より大きい光学的吸
光度(optical absorbance)につい
ても、やはり定量的分析ができるということである。
さて次に、例を挙げて、添付図面に言及しながら、本発
明の詳細な説明しよう。
第1図は、本発明の定量分析法に用いられる試験用素子
の平面図である。
(9) 第2図は、第1図に示した線ト」によって切断した部分
の断面図である。
本発明の方法を、生物液(biologicalliq
uids) 、特に血清の分析を特徴とする好ましい具
体例に関連して記述する。加うるに、本発明の方法は、
分析され得る被分析物を有するどんな液体にも適用でき
る。たとえば、工業液も同様にして分析できる。
本明細書中で使用される場合、”定量的”の語は、高度
の精密度(precision)と正確度(accur
αcy)とを有する測定値のために保留される。”定量
的”の語は、非線質の試験用素子については、正当と思
われるような別の意味で定義されるかもしれないので、
本明細書中でのその語の使用は、本発明の場合のように
、繊維質素材を含む試験用素子についてのみ用いる。具
体的に言えば、比較基準となる標準的方法に対して比較
して決定された。そして使用の全範囲にわたるすべての
誤差を意味すると定義された濃度誤差が、約±20チを
超えない状態のことである。これに対rlO) し、約±20%より大きい偏差あるいは誤差を生じる試
験用素子測定はすべて、それが素子の固有の構造に起因
するか、用いた測定の方法に起因するかに拘らず、定性
的測定であると定義する。
分析に用いる試験用素子は、繊維の散布層16、随意的
に設けられる液体透過性の層14、並びに層16および
14のための支持体12からなり、積層体18(第2図
参照)を構成している。支持体12は透明層であること
が好ましい。積層体18は、問題の被分析成分または被
分析成分の反応生成物と反応して検出できる変化を生じ
得る試薬を少なくとも1種含んでいる。試薬は層14中
にあることが望ましい。そのほか必要に応じ、散布層1
6中にも1種またはそれ以上の試薬を含寸せ得る。
+116中に繊維を使用することから生じ得る散布の不
規則性を最少にするため、液体の導入点に、液体移送帯
域25を設ける。より特定的には、積層体18全体が、
好ましくは、フレーム20の中に取付けられているよう
にする。このフレームには層16の外表面24と一定の
間隔をとって設けられたカバーシート22が設けられて
いる。そして、液体移送帯域22が、表面24全体にわ
たり形成されている。カバーシート22は層16から距
離”8′“だけ離れているが、この距離は1mm以下で
あり、シート22の下面28と前記表面24との間に毛
管流を誘起する効果をもっている。この距離8は、積層
体18ケとヤまく側壁26および28(第1図参照)V
cよって一定に維持されていることが望ましい。これら
の側壁にはカバーシート22が、水不溶性の接着剤や超
音波エネルギーのような通常の手段によって、永久的に
密着させられている。すなわち、側壁26および28は
、積層体18の厚さを距離8だけ上回る高さを有してい
る。底面の観察層30も同様に、カバーシート22に対
向して、側壁26および28の表面31に密着されてい
る。層80に観察口82が設けられている。あるいは、
層30のうち前記観察口82に相当する部分が層80の
他の部分よりも高い透明度を有するようにつくられてい
る。さらに別の構成として、層12が底面80の一体構
造の一部としてつくられており、それが単独の支持体と
なっていてもよい。
上述のごとく、距離8は、約1龍以下の厚さであるため
、11ij16の表面24とシート22の表面28との
間に置かれた液滴の毛管輸送を生じさせる。Sの実際の
値は、分析される液体が何であるか、また層16の材質
として何が選ばれたか等の因子によって変ってくる。好
ましくは8は約0.0020と約0.05cnLとの間
である。
カバーシート22について考えられる変更は、複数の溝
(図示せず)のようなエネルギー障壁を面28中につく
り、帯域25を通って進む液体メニスカスまたは波頭の
形状の制御を助けることである。もし障壁を設ける場合
は、任意の形状のものでよいが、互いに平行であること
が好ましい。
液体を導入して積層体18と接触させ、帯域25内に送
りこめるようにするため、導入孔(access ap
erture)40を素子に設ける。その(13) 位置はシート22中、帯域25の一端に図示の如く設け
るか、または同帯域中央の上部とするのが好ましい。最
も好ましいのは、導入孔をシート22中に設けることで
あるが、その代りに、側壁26または28中に設けるこ
ともできる。導入孔40の大きさは、ある容積の液体が
その中に置かれたときに、その特定容積の液体がシート
22の表面23および層16の表面24の両方と確実に
接触できるような大きさにつくられる。たとえば、対向
する2つの表面と適切な接触をするために必要とされる
液体の容積が10μeであるとすると導入孔40は、約
0.1crnと約0.56rnとの中間の直径を有して
いることが望ましい。
図に示すように、導入孔40は円形をしている。
図示しない別の例では、導入孔はその側壁中に複数のコ
ーナーを有して、正六角形のような正多角形の形状をな
している。そのようなコーナーは、ある量の液体に導入
孔40を迅速に通過させるに際しく矢印44)、たとえ
その量の液体が導入孔の中央部に正確に滴下されない場
合であってさえ(14) も、その通過を容易にする。
トラップされた空気を抜くため、帯域25の一端で導入
孔40のある端部と反対側の端部に、そして好ましくは
シート22中に、通気孔42を設けることが好寸しい。
あるいは、層16の上部かつ導入孔のある端部と反対側
の端部において、側壁26.28中に通気孔を設けても
よい。
層16は、P紙:合成繊維たとえばグラスファイバー:
繊維質網状製品等を含めた各種のセルロース材といった
通常の繊維材料の任意のものから選ばれる。繊維は、水
にぬれ得るものであることが望ましい。そういった材料
の空隙の容積は特別な臨界的意味をもつわけではないが
、それでも最も好ましくは、そういった空隙容積は、層
16の全容積の50チと80%との中間である。かくし
て層16は、液体を試験用素子の残余の部分に均一に分
配することに主として貢献する。残余の部分とは、たと
えば、被分析成分と反応させるために存在させる試薬で
ある。もし層14を省略すれば、層16は支持体12上
に直接支持され、そしく15) て分析に必要な試薬をすべて含むということになる。
好ましくは、素子10は不透明の反射材料を、最も好ま
しくは層16中に含み、試薬に生じる放射測定的変化を
反射的に検出することができるようになっている。たと
えば、層16の繊維中に含ませて反射性の背景部をつく
るときにはTie、のような白色顔料が有用である。あ
るいは、繊維自体が白色である場合、たとえば染色され
て白色になっている場合などには顔料は使用する必要が
ない。さらに別の例では、特に層16中には、試薬と被
分析成分との反応生成物以外の顔料や染料が含まれてい
てはならない場合などには、シート22の表面28に反
射性の被覆が与えられる。
既に述べたように、試薬は主として層14中に含ませる
が、層16中にも含ませることができる。
本明細書中でいう“試薬”とは、被分析成分、あるいは
被分析成分の先駆体、あるいは被分析成分の分解生成物
、あるいは中間体と、化学的にまたは物理的に反応また
は相互作用して、最終的に、(16) 検出できる生成物をつくることのできる物質一般を指す
。従って、試薬には、酵素、色原体指示薬、緩衝液等が
包含される。ある種の・分析には、複数の試薬の使用が
好ましいことがある。そしである場合には、2つの層1
4と16との間にそれらが分配される。試験時には、後
述の如く、限定された容積の空気が存在するので、試薬
は酸素の影響を受けないようなものを選ぶことが望まし
い。
もし存在するときは、層14もまた、分析される液体を
透過させる放射線伝達性バインダーを含んでいることが
好ましい。本明細書中で、放射線伝達性(radiat
ion−transmisaivg”Jバインダーとは
、試薬によって生ぜしめられた変化の放射測定的検出の
ために用いられた電磁放射線の通過を許すために有効な
バインダーを意味する。1放射測定的検出”の語は、そ
の通常の意味で用いている。すなわち、比色法および螢
光分析法の雨検出法を包含する語として用いている。層
14に用いるバインダーの有用な実例には、ポリ(ビニ
ルアルコール)、アクリルアミドポリマー、アガロース
、(17) アラビヤゴム等および特にゼラチンがある。
他の、図示されていない種々の層を、所望により、ある
いは層14と層16との間に、あるいはまた層12と層
14との間に、追加に設けることもできる。たとえば、
干渉物質を除外するための障壁層、フィルタ一層、位置
定め層(registrationlayers)、媒
染層等である。これらはすべて普通の層であるから特別
の説明は不要であるが、問題の分析法が何であるかによ
り、それぞれ有効な役割を果す。
一つの例として、第2図に見るごとき構造を有する全蛋
白質試験用素子は、p紙数布層(層16)、およびその
下に設けられた、試薬層(層14)からなり、該試薬層
はアクリルアミド−N−ビニル−2−ピロリドン、Cu
SO4、酒石酸、LiOH,およびノニルフェノキシ−
ポリグリセロール表面活性剤(商標@10G″を付した
Ol in Mathietton社の製品として入手
できる。)を含んでいる。あるいはまた別の例として、
分離された別の試薬層を省略し、前述の試薬のすべて(
ポリマーを含乃)(18) を、P紙に吸収させる。ポリマーは紙マトリックス中に
おいてさえも有用である。何故ならそれは、水酸化リチ
ウムの高いpHの崩壊性の影響に抗して試薬を保護する
からである。
使用されるべき試薬の量は、好ましくは、試験されるべ
き被分析成分の最大量について、0.2の光学的吸光度
に相当する変化を超過する放射測定的変化が生じるよう
な量である。たとえば、予想される動的範囲内で被分析
成分の濃度が高いとき、0.4を超過する示差反射濃度
にしばしば遭遇する。
しかしながら、ある液体試料中に存在する低濃度の被分
析成分を検出するためにも本発明の方法がやはり有用で
あることは容易に理解されよう。所定の実例に関して、
そのような少量の存在は、0.2未満の示差光学的吸光
度に相当する放射測定的変化を生じる。試薬の量はその
ような偶然のためには変えられないが、被分析成分の存
在範囲の両端に適合するように選ばれる。
使用に際し、層14および16は液接触する。
すなわち、層16の底部に達した液体が、次に層(19
) 14の上部に接触し、その内部に浸透して行く。
最も好ましくは、層14および16は相接し、かつ平ら
であって、そのような液接触を呈しているが、2I#間
に僅かな空隙があっても、その間の距離が、上述の液接
触を依然保証するような僅かな距離であれば、それらの
層は所望の機能を果たす。
積層体18を構成する各層は、別個の層として、前取て
形成することができる。その場合、層16は、乾燥後物
理的に剥離し得る面の上に、溶液または分散液を塗布し
てつくることができる。しかしながら、相接する複数の
層を得たいときに、何回も剥離および積層という工程を
くり返す必要があるという問題を回避する好都合な方法
は、剥離面または支持体層12の上に、所望に応じ、層
14を塗布し、その後層14の上に層16を直接形成す
る方法である。そのようか塗布層は、種々のよく知られ
た塗布法でつくることができる。中間層の接着の問題は
、写真フィルムに用いるような下引き用物質を極薄く塗
布する方法などを含む表面処理法により、有害な影響を
与えることなしく20) に、解決することができる。
塗布できる層については、塗布用の溶液または分散液が
使用され、層は塗布・乾燥されて寸法的に安定な層に形
成される。随意的に設ける層14の厚さおよびその透過
度は広い範囲で変更でき、実際の用途に応じてきめられ
る。場合によってはもつと大きい範囲の厚さが好ましい
こともあるが、約10ミクロン乃至約100ミクロンの
乾燥厚さが有用である。有用な試薬を含む繊維質の層1
6は、公知の方法に従って繊維質素材に含浸させること
によりつくられる。好ましくは、層16の厚さは、約2
5乃至約875ミクロンである。
層12用として有用な支持体材質としては各種の重合体
があり、たとえば酢酸セルロース、ポリ(エチレンテレ
フタレート)、ポリカーボネートおよびポリビニル化合
物たとえばポリスチレン等である。
方法 本発明の実施の一例として、予め決めた量の液体たとえ
ば血清を、導入孔40に入れることによY(21) て定量分析を行なう。その量は液滴の形でもよいし、導
入孔に注入される量でもよい。後者の場合、適用される
圧力は、液体を導入し、最少量の輸送流を生ぜしめるた
めにのみ有効であるように選ばれる。輸送帯域の空隙8
の存在により、液体は毛管引力を受けて流れるため、帯
域25を充満させるために圧力をかける必要はない。
上記の空隙があるために、矢印50の方向の水平輸送は
、カバーシートがない場合よりも、迅速に起る。さらに
、この空隙があるため、水平方向(矢印50)の輸送速
度は層16へ吸収される速度よりも大きくなる。すなわ
ち、液体が層16に吸収される前に、散布層16の表面
部24の実質的全体が液体で覆われることになる。この
機構があるために、層16の繊維によって導入された不
規則性の存在にも拘らず、検出可能な変化の均一性が改
善されたものとなるものと考えられる。すなわち、液体
成分の分離および不規則濃度の生成 。
を生じ得るような、層16の繊維を貫きかつこれに沿っ
て起るクロマトグラフ現象が、もし層16(22) への吸収が起る前に帯域25を通っての輸送が起るとき
には、減じられるからであると思われる。
従来のシステムにおいて“リング現象”と呼ばれた明る
い中央部のスポットのまわりに暗い濃度のリングが生じ
るといったようなスポット品質欠陥の発生が最少になる
。検出されるべき放射測定的変化の質がよいので、約0
.2より大きい示差光学吸光度に相当する変化についで
さえも、定量分析を行なうことが可能となる。
層16に吸収される前に帯域25を液体で充たすと、導
入孔40および孔42にメニスカス・トラップが形成さ
れる傾向があり、これにより帯域25への酸素の流れが
遮断される。トラップは吸収後であってもそのまま残留
する傾向がある。酸素の影響を受けないような試薬を選
ぶことが好ましいのは、この理由による。
液体が帯域25を通って輸送されかつ層に吸収された後
に、試薬によって生ぜしめられた変化が、光度計や螢光
針のようなラジオメーターにより測定される:測定を行
なうだめのラジオメーターは、(23) 専門分野で公知のタイプのものでよい。たとえばドイツ
国OL82,755,884に開示されているラジオメ
ーター、あるいは米国特許第4,119,881号に記
載されている光度計などである。一つの好ましい検出様
式は、反射法である。この方法では入射光は、散布層に
よシ、試薬によって現像された濃度の量に逆比例して、
矢印60の方向に反射される。
検出された変化と被分析成分の濃度との相関関係の決定
は、第一に、問題の被分析成分が種々の既知濃度で存在
する場合に生じる変化を測定することからなる。すなわ
ち、カリプレーターにおいてまたは種々の異なる濃度水
準における標準値において測定する。これらの水準の一
つは、往々にして、0.2よシも大きい示差光学吸光度
を生じるように選ばれる。これらの変化は、次いで、被
分析成分の濃度と検出された変化との数学的関係として
表わされる。その後、未知の液体について測定された試
験用素子の任意の変化がこの関係に対比して検定され、
被分析成分の濃度が決定される。
(24) この相関性は、よく知られているように、通常のデータ
・プロセッサーにより処理されることが好ましい。その
ようなプロセッサーの相関関係は、カリプレーターによ
る素子の再試験の結果として、周期的に再調節される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の定量分析法に用いる試験用素子の平面
図である。 第2図は、第1図中の線ト」の部分の断面図である。 12−m−支持体 14−一一液体透過性層 16一−−散布層 18−m−積層体 20−−−フレーム 特許出願人  イーストマン・コダック・カンパニー(
外2名) RG、l IG 2

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)下記の諸工程からなる、液体中の被分析成分量を
    決定するための定量分析法: (イ)少量の液体を、(α)支持体、(b)多孔性かつ
    水性液湿潤性繊維質散布層および、随意的に設けられる
    層としての、(C)前記液体を透過し得る、前記支持体
    と前記散布層との間に配置され、かつ前記散布層によシ
    覆われている層からなり、前記層のうち少なくとも1層
    が、前記被分析成分とまたはその前駆体もしくはその反
    応生成物と反応して、存在する被分析成分の量に対し予
    言できる正確な相関的関係を有する放射測定的に検出可
    能な変化を生じる試薬を含んでおり、かつその試薬の量
    は前記被分析成分の量に対し約0.2よりも大きい示差
    光学吸光度を生じ得る量であるという条件を満たす試験
    用素子中に配置する工程:(ロ)前記液体が散布層中に
    吸収される前に同波(1) 体が散布層外表面の実質的全面にゆきわたることが保証
    されるような速度で同液体を前記散布層の外表面上を移
    送する工程: (ハ)被分析成分によって生ぜしめられた検出可能な変
    化を放射測定的に測定する工程;およびに)変化の量と
    液体中の被分析成分の濃度とを定量的に相関対比させる
    工程。 (2)前記測定工程が、前記素子から反射される入射光
    の量を光度計によって検出する工程からなる、特許請求
    の範囲第1項に記載の方法。 (8)前記相関対比工程が、下記の諸工程からなる、特
    許請求の範囲第1項に記載の方法: (α)既知量の被分析成分を含む標準液により生じた検
    出可能変化の量を測定する工程:(b)前記変化量から
    、測定された変化量対濃度の関係を決定する工程;およ
    び (c)上記の関係から、前記液体について測定された前
    記検出可能変化の量に対応する前記液体中の被分析成分
    の濃度を決定する工程。 (4)液体が前記表面上を毛管作用によって移送さく2
    ) れる、特許請求の範囲第1項に記載の方法。 (5)前記試験用素子が、散布層の外表面から約1u以
    下の距離を保って液体移送帯域を形成しているカバーシ
    ート、および該移送帯域への液体の導入を行なうための
    接近手段を有しでいることを特徴とする特許請求の範囲
    第1項に記載の方法。 (6)前記接近手段が、前記カバーシートに設けられた
    孔からなり、この孔は液体と散布1−およびカバーシー
    トとの接触を促進するような構造につくられており、か
    つ前記配置工程がその量の液体を前記孔に供与すること
    からなることを特徴とする特許請求の範囲第5項に記載
    の方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04225146A (ja) * 1990-04-14 1992-08-14 Boehringer Mannheim Gmbh 流体の分析のためのテスト・キャリヤ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04225146A (ja) * 1990-04-14 1992-08-14 Boehringer Mannheim Gmbh 流体の分析のためのテスト・キャリヤ
JP2895976B2 (ja) * 1990-04-14 1999-05-31 ベーリンガー・マンハイム・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング 流体の分析のためのテスト・キャリヤ

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