JPS5810388Y2 - 気密筐体蓋の構造 - Google Patents

気密筐体蓋の構造

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Publication number
JPS5810388Y2
JPS5810388Y2 JP11535279U JP11535279U JPS5810388Y2 JP S5810388 Y2 JPS5810388 Y2 JP S5810388Y2 JP 11535279 U JP11535279 U JP 11535279U JP 11535279 U JP11535279 U JP 11535279U JP S5810388 Y2 JPS5810388 Y2 JP S5810388Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lid
deflection
tightening
reinforcing ribs
frame
Prior art date
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Expired
Application number
JP11535279U
Other languages
English (en)
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JPS5634378U (ja
Inventor
道晴 阿部
日出勝 佐藤
勲 桜井
光男 大川内
Original Assignee
富士通株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 富士通株式会社 filed Critical 富士通株式会社
Priority to JP11535279U priority Critical patent/JPS5810388Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は気密構造の通信機器筐体の改良された蓋の構造
に関する。
屋外、特に地中に敷設される通信装置等にあってはその
中継器等が水中に埋没したり泥、土砂を被るような環境
下に設置される。
そこでこのような機器の筐体は十分な強度と耐腐食性を
具えていることが要求されると共に内部を気密に維持す
ることが必要である。
さらに上記のようなことから筐体の内部を乾燥空気或い
は窒素ガス等の不活性ガスを外部環境圧力よりも大きな
圧力として設置されるため筐体本体並びに筐体の蓋には
それらの力に十分耐えるものでなければならない。
このような筐体本体の一例と従来の蓋とを第1図の分解
斜視図に示す。
箱形の筐体本体3の下面には据付並びに固定のための脚
部を張り出して有しており、上面の開口部周辺にはフラ
ンジ6とのフランジ6の対向する二辺の外側それぞれに
蓋との結合用ナツト装着部4が所定間隔をおいて2個所
ずつ具えられている。
さらにフランジ6の上面周囲には気密用パツキン溝部5
が°形成されている。
そのほかフランジの要部には蓋を案内し位置を定めるガ
イドピン、筐体本体の側壁要部にケーブルを気密に貫通
させる貫通金物等を具える。
9は気密用の合成ゴム製の枠形パツキンであり、筐体本
体3のパツキン溝部5と適合する形状である。
蓋1は筐体本体の上面フランジ6の外形形状とほぼ同じ
大きさの板状で締め付は結合用ナツト装着部4と対応す
る二辺の位置にそれぞれ切り込みを有する締め付は用ボ
ルト座とガイドピン挿入用の孔を有する突出部をそれぞ
れ具え、さらに上面には四辺を連続する枠形の補強リブ
2が一体に形成された形となっている。
筐体本体のフランジのパツキン溝部5にパツキン9を載
置し、蓋1を第2図に示すように結合用ボルト7及びナ
ツト8をそれぞれ装着して筐体本体3に締め付は固定す
る。
筐体の内部には前述のように大気圧よりも大きな圧力、
例えば0.6気圧程度にガスが封入される。
これを第3図に示すように蓋に作用する状態としてみる
と、b図の蓋側面の下方(筐体内面)から等分布に作用
するガスの圧力並びにパツキン9の締め付けによる反発
力との合成力Fが作用する。
この状態でa図の蓋平面における締め付はボルト12及
び13との中間B点及び蓋の両端のそれぞれA及び0点
について蓋の撓みを測定したところ、0図に示すような
撓みを生じていることが判明した。
即ち中間点のB点では殆んど撓みを生じていす、このこ
とは2本の締め付はポル)−12,13の間にわたって
同じであり、一方のボルト12から外側の端部Cに至っ
てはelなる撓み、また他方のボルト13と上記よりも
長い距離の外側の端部Aにはelよりも大きなdlなる
撓みが生じていた。
つまり締め付はポル) 12.13の間にあっては連続
した補強リブ2によって圧力Fに十分耐えて撓みを殆ん
ど生ヒないように機能しているが、それぞれのボルトか
ら外側は片持ちとなっているため補強リブ2が外方へ延
長しているにも拘らず距離にほぼ比例した撓みを生じこ
れが内部に封入されているガスの漏洩を生じるという不
都合の要因となっていた。
上記不都合を除去するためには締め付はボルトの間隔を
さらにあけ外側端部を締め付ける。
或いは補強リブをより大きくするなどして蓋を強固なも
のにすればよいが、何れも規定された寸法関係を変更し
なければならず既設のものとの互換性がなくなったり特
に後者にあっては重量の増加、製造コストの増大ともな
るなど種々の問題点がある。
本考案は上述のことに鑑み極めて簡易な構造で蓋の端部
に生じる撓みを減少させ、筐体内部に封入されているガ
スの漏洩するのを防止することを目的とするものであり
、この目的のため本考案の構成は枠形の補強リブを複数
個所の締め付は部の所定間隔間で欠除せしめた形に対向
せるほぼコ形の枠形補強リブ構造としたことを特徴とし
ている。
本考案の実施例につき図面を参照しながら以下詳細に説
明する。
第4図は本考案による蓋の一実施例斜視図であって、蓋
20は補強リブ21,22以外全て第1図の従来の蓋部
と全く同じである。
即ち第1図に示す筐体本体3の上面フランジ6の外形形
状とほぼ同じ大きさの板状で対向する二辺に本体3の締
め付は結合用ナツト装着部4と対応する位置にそれぞれ
切り込みを有する締め付は用ボルト座とガイドピン挿入
用の孔を有する突出部をそれぞれ具え、上面には切り込
みを有する締め付は用ボルト座を有するそれぞれ対向辺
の中側に、該対向辺と平行方向に上記ボルト装着用切り
込み部よりもそれぞれ外方の端部に延長している枠形で
対向したコ形の補強リブ21,22が二体に形成された
形となっている。
このコ形の対向間23゜24は補強リブが形成されてい
ない。
つまり従来の蓋の連続している枠形の補強リブの中間が
欠除された形となっている。
上記構成の蓋を第1図及び第2図の従来の蓋1と置換し
て同様に筐体本体3に結合用ボルト7及びナツト8をそ
れぞれ装着して取り付け、締め付は固定する。
筐体の内部には前記同様にガスを封入させ、これを第5
図の蓋に従来と同じガスの圧力並びにパツキンの締め付
は反発力との合成力Fが作用した状態のb図として示す
と、a図の蓋平面における締め付はボルト座25及び2
6との中間B′点及び蓋の両端のそれぞれA′及び0点
について蓋の撓みを測定した結果、0図に示すような撓
みを生じた。
即ちボルトの締め付は部を基準として中間点のB′点で
f2なる撓みが生じ、一方のボルト座25から外側の端
部C′にe2なる撓み、他方のボルト座26の外側の端
部A′にはd2なる撓みを生じていた。
上記撓みe2は従来のel(第3図)よりも大幅に少な
く、他方の撓みd2は従来のd、(第3図)よりも同様
に少ない。
もちろん中間点の撓みf2は従来の端部の撓みdl(第
3図)よりも同様に少ない。
中間点B′点に撓みが認められることは従来連続してい
た補強リブが本考案になる蓋において欠除されているた
め、内部圧力等によって押し上げられて発生するのは当
然のことであるが、両端部の撓みが減少したということ
についてはボルトの締め付は部を基準に考えると、従来
殆んど撓みを生じなかった中間点に撓みを生じているた
め端部の撓みが減少しても該締め付は部の蓋の内部材に
発生する曲げ応力は従来とほぼ等しい応力が発生しつり
合うように作用するものと考えられる。
従ってボルト締め付は間に生じた撓みに見合った分画端
部の撓みはそれぞれ従来構造におけるそれよりも減少す
るから、従来と同じ形状と向し関係寸法の蓋としても本
考案による構造の蓋にあっては封入された内部ガスの洩
れを生じるような大きな撓みを生じない。
パツキン9の押圧変形量は上記撓みe2.f2.d2に
対して安定な範囲で十分な復元量とそれ以上に与えられ
ている。
上記蓋は本考案の場合蓋板を鉄板から切り出し補強リブ
も同様に鉄板でこれらを溶接によって一体化した形に製
している。
従って本考案の上記構造にすると補強リブの欠除部分の
材料を要しないので軽量となり大きな材料を要せず、し
かも該部分の溶接を行わないで済むから相当のコスト低
減となる。
さらに補強リブの欠除によって筐体への着脱操作が容易
となるばかりでなく蓋上面への水、泥、塵埃等の貯溜が
少なくなる。
当然蓋の外表面は防錆、防食等に対する適当な表面被覆
処理が行われている。
本考案による蓋は鉄板の溶接構造に限らず鋳物或いは非
鉄材によるものであっても同様に機能しその効果に変り
はない、そのほか補強リブの隅角は直角でなく適当に彎
曲した形でもよく、補強リブの欠除部は蓋板面よりも適
宜盛り上った形として補強リブが完全に欠除されない状
態として鉄部に撓みを生じさせるようにすることも可能
である。
本考案は上述のように従来と同じ形状寸法の蓋構造にお
いて連続していた補強リブの締め付け2ケ所間の中間点
を切除した形とすることによって、従来殆んど撓みの発
生しなかった蓋の中間部に撓みを生じさせ蓋端部に大き
く生じていた撓みを減少させるようにすることができる
ものであり、互換性等に関係する形状寸法等の変更をす
ることなく気密性を向上させることの効果は大きい。
そのほか重量の軽減、コスト低減、操作性の向上等実用
主催れた効果を奏する。
なお本考案は、上記実施例で説明の便宜上対向する二辺
のそれぞれにボルトを2本としたが、これに限定するも
のでなく適宜複数としたものであってもその作用効果に
は相違はない。
【図面の簡単な説明】
第1図は筐体本体の一例とこの筐体に装着される従来構
造の蓋のそれぞれ取り外した状態の斜視図、第2図は第
1図の筐体本体と蓋を装着した状態を示す要部斜視図、
第3図は第2図における蓋に作用する圧力と撓みの説明
図、第4図は本考案になる蓋の一実施例斜視図、第5図
は本考案の蓋に作用する圧力と撓み力説明図。 図において、1は蓋、2は補強リブ、3は筐体本体、4
はナツト装着部、5はパツキン溝部、6はフランジ、7
はボルト、8はナツト、9はパツキン、20は蓋、21
.22は補強リブ、23.24は欠除部を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 対向する二辺のそれぞれに所定間隔をおいて複数個所の
    締め付けけ部を具え、前記対向する二辺の締め付は部の
    中側の外面に前記二辺と並行方向に前記複数個所の締め
    付は部よりもそれぞれ外方へ延長せる枠形の補強リブを
    形成してなる気密筐体蓋の構造において、枠形の補強リ
    ブを該複数個所の締め付は部の所定間隔間で欠除せしめ
    た形に対向せるほぼコ形の枠形補強リブ構造としたこと
    を特徴とする気密筐体蓋の構造。
JP11535279U 1979-08-22 1979-08-22 気密筐体蓋の構造 Expired JPS5810388Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11535279U JPS5810388Y2 (ja) 1979-08-22 1979-08-22 気密筐体蓋の構造

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11535279U JPS5810388Y2 (ja) 1979-08-22 1979-08-22 気密筐体蓋の構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5634378U JPS5634378U (ja) 1981-04-03
JPS5810388Y2 true JPS5810388Y2 (ja) 1983-02-25

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JP11535279U Expired JPS5810388Y2 (ja) 1979-08-22 1979-08-22 気密筐体蓋の構造

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JPS5634378U (ja) 1981-04-03

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