JPS5810111Y2 - カルマン渦流量計 - Google Patents
カルマン渦流量計Info
- Publication number
- JPS5810111Y2 JPS5810111Y2 JP1977166855U JP16685577U JPS5810111Y2 JP S5810111 Y2 JPS5810111 Y2 JP S5810111Y2 JP 1977166855 U JP1977166855 U JP 1977166855U JP 16685577 U JP16685577 U JP 16685577U JP S5810111 Y2 JPS5810111 Y2 JP S5810111Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vortex
- karman vortex
- resistor
- flow
- fluid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Measuring Volume Flow (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はカルマン渦流量計に関し、例えば自動車エンジ
ンの電子制御燃料噴射装置用に吸入空気量を計測するな
どの目的で使用されるカルマン渦流量計の改良に関する
。
ンの電子制御燃料噴射装置用に吸入空気量を計測するな
どの目的で使用されるカルマン渦流量計の改良に関する
。
この種のカルマン渦流量計の一つには第1図イに示すよ
うに被測定流体の流れに直交して置かれた円柱状の渦検
出体1両側の表面に温度変化により抵抗値が変化する金
属薄膜等の膜状検出素子2を取付けたものがある。
うに被測定流体の流れに直交して置かれた円柱状の渦検
出体1両側の表面に温度変化により抵抗値が変化する金
属薄膜等の膜状検出素子2を取付けたものがある。
このような方式であると、検出素子の取付けが容易に行
なえるなどの利点もあるが、素子が被測定流体の流れに
直かに露出されているため流れ自身のもつノイズが大き
く作用し、S/N比(信号出力に対するノズル出力の比
)が低下する欠点があり、かつまた高速流にさらされる
と素子の劣化が著しい問題がある。
なえるなどの利点もあるが、素子が被測定流体の流れに
直かに露出されているため流れ自身のもつノイズが大き
く作用し、S/N比(信号出力に対するノズル出力の比
)が低下する欠点があり、かつまた高速流にさらされる
と素子の劣化が著しい問題がある。
また、第1図口に示すように渦検出体1の両側に開口す
る連通口3を設けて、この中に線状の発熱線4を張設し
検出素子としたものが知られている。
る連通口3を設けて、この中に線状の発熱線4を張設し
検出素子としたものが知られている。
これはノズルについては軽減するが、応答性が良好にす
るため、発熱線の線径5〜20μと極力細くしなければ
ならず、このため強度が著しく低下し、振動等により、
破損する惧れがあった。
るため、発熱線の線径5〜20μと極力細くしなければ
ならず、このため強度が著しく低下し、振動等により、
破損する惧れがあった。
本考案は叙上の点に鑑みなされたもので、サーミスタ等
の電気抵抗の急変する物質をコーティングした薄膜或い
は薄板状の検出素子を交番反転流の変位方向に対してほ
ぼ直交して渦発生体内に配置すると共に流体と通過可能
な多孔構造とすることにより耐久性と応答性の向上を図
ると共に、S/N比の良い検出信号が得られるようにし
たカルマン渦流量計の提供をその目的としている。
の電気抵抗の急変する物質をコーティングした薄膜或い
は薄板状の検出素子を交番反転流の変位方向に対してほ
ぼ直交して渦発生体内に配置すると共に流体と通過可能
な多孔構造とすることにより耐久性と応答性の向上を図
ると共に、S/N比の良い検出信号が得られるようにし
たカルマン渦流量計の提供をその目的としている。
以下本考案の実施例を図面と共に説明すると、第2図に
おいて10は被測定流体が流れる管路、11は流線にほ
は゛直交させて前記管路内に配置することにより下流に
2列のカルマン渦に1.に2を生起させる円柱状の渦発
生体兼渦検出体でこの渦検出体11はその両側面に開口
12 a 、12 bが臨み、かつ流線とほぼ直交する
向きを持つように形成されたスリット状の連通路12を
有し、該連通路12内に薄板状数10μの厚さで幅1m
/m以上の検出素子13が下記の態様で組込んである。
おいて10は被測定流体が流れる管路、11は流線にほ
は゛直交させて前記管路内に配置することにより下流に
2列のカルマン渦に1.に2を生起させる円柱状の渦発
生体兼渦検出体でこの渦検出体11はその両側面に開口
12 a 、12 bが臨み、かつ流線とほぼ直交する
向きを持つように形成されたスリット状の連通路12を
有し、該連通路12内に薄板状数10μの厚さで幅1m
/m以上の検出素子13が下記の態様で組込んである。
第3図は第2図例の要部を拡大したものであると同時に
検出素子13の一つの実施例を示しており、同図イ及び
口に示すように検出素子13はセラミック材、力゛ラス
材或いは樹脂材から成る薄膜或いは薄板13′を支持体
とし、この両面に抵抗値がある温度によ−って急変する
サーミスタ13 a 、13 aをコーティングしたも
ので連通路12のほぼ中間に通路の流れ方向にほぼ゛直
交して配置し、多数の孔20 aを有するもので、2つ
の開口12 a 、12 bから連通路内に流入する被
測定流体の流れを多数の’JL20aを通して妨げない
ようになっている。
検出素子13の一つの実施例を示しており、同図イ及び
口に示すように検出素子13はセラミック材、力゛ラス
材或いは樹脂材から成る薄膜或いは薄板13′を支持体
とし、この両面に抵抗値がある温度によ−って急変する
サーミスタ13 a 、13 aをコーティングしたも
ので連通路12のほぼ中間に通路の流れ方向にほぼ゛直
交して配置し、多数の孔20 aを有するもので、2つ
の開口12 a 、12 bから連通路内に流入する被
測定流体の流れを多数の’JL20aを通して妨げない
ようになっている。
そしてこの薄板状の検出素子13の上下両端に取付けで
ある電極14a、14bと管外の電源15及び増巾器1
6とを結線し、流量信号Sを取付せるようにしである。
ある電極14a、14bと管外の電源15及び増巾器1
6とを結線し、流量信号Sを取付せるようにしである。
第4図は第3図の検出素子を示すもので検出素子13は
セラミック材、ガラス材或いは樹脂材から成る抵抗体の
支持体としての薄膜或いは薄板17の両面にサーミスタ
材料の如き抵抗体18をコーティングし、さらにこの抵
抗体18の表面にガラス材或いはセラミック材をコーテ
ィングして保護膜19を形成した積層構造を有し、その
抵抗体18の上下両端と前極電極14 a 、14 b
とを通電可能に接続したもので積層構成となした検出素
子13に多数の孔20 aを開けたものである。
セラミック材、ガラス材或いは樹脂材から成る抵抗体の
支持体としての薄膜或いは薄板17の両面にサーミスタ
材料の如き抵抗体18をコーティングし、さらにこの抵
抗体18の表面にガラス材或いはセラミック材をコーテ
ィングして保護膜19を形成した積層構造を有し、その
抵抗体18の上下両端と前極電極14 a 、14 b
とを通電可能に接続したもので積層構成となした検出素
子13に多数の孔20 aを開けたものである。
叙上の構成において、第2図に示すように管路10内の
流体に矢印方向の流れがあって、渦検出体11の下流に
これ自体の境界層が後側面部分で剥離して交互にカルマ
ン渦の放出が起り、カルマン渦列に、、に2が形成され
ると、この渦の発生に伴ってスリット状の連通路12に
交互に反転する流れが生じる。
流体に矢印方向の流れがあって、渦検出体11の下流に
これ自体の境界層が後側面部分で剥離して交互にカルマ
ン渦の放出が起り、カルマン渦列に、、に2が形成され
ると、この渦の発生に伴ってスリット状の連通路12に
交互に反転する流れが生じる。
このカルマン渦の発生に同期した連通路内の流れ変化が
抵抗体13a(あるいは保護膜19を通して抵抗体18
)の温度を下げ、これにより抵抗体13a(あるいは抵
抗体18)の抵抗値が変化し、この抵抗値変化の周期は
連通路内の反転交番流の周期に同期しているため、前記
抵抗値変動の周期を電気的処理により例えばパルス信号
Sとして取出し測定することにより流体の流量を知り得
る訳である。
抵抗体13a(あるいは保護膜19を通して抵抗体18
)の温度を下げ、これにより抵抗体13a(あるいは抵
抗体18)の抵抗値が変化し、この抵抗値変化の周期は
連通路内の反転交番流の周期に同期しているため、前記
抵抗値変動の周期を電気的処理により例えばパルス信号
Sとして取出し測定することにより流体の流量を知り得
る訳である。
しかして、前記抵抗体13a(あるいは抵抗体18)に
おける流れ変化の感知に際し、抵抗体は検出素子13の
薄膜又は薄板13′及び17の全面にコーティングしで
あるので振動等に対する機械的強度が高まり、且その膜
厚を薄く設定することができ、更に流体の流れ方向に対
して直交して配置しであるので検出素子の冷却効果が促
進し、被測定流体の流れ変動に即応した応答性の良い測
定が行なえる。
おける流れ変化の感知に際し、抵抗体は検出素子13の
薄膜又は薄板13′及び17の全面にコーティングしで
あるので振動等に対する機械的強度が高まり、且その膜
厚を薄く設定することができ、更に流体の流れ方向に対
して直交して配置しであるので検出素子の冷却効果が促
進し、被測定流体の流れ変動に即応した応答性の良い測
定が行なえる。
さらに上記検出素子13をスリット状の連通路12内に
抵抗体18を保護膜19でほぼ覆った状態で形成すれば
被測定流体の流れに直接さらされることがないためS/
N比の良好な信号を取出し得る特徴がある。
抵抗体18を保護膜19でほぼ覆った状態で形成すれば
被測定流体の流れに直接さらされることがないためS/
N比の良好な信号を取出し得る特徴がある。
上述したように本考案のカルマン渦流量計によれば薄膜
または薄板の表面に抵抗体をコートしであることにより
機械的強度を著しく向上でき、優れた耐震、応答性能が
得られるので哨動車のエンジンへの吸入空気量の測定の
如く苛酷な環境下での計測に適する効果が得られる。
または薄板の表面に抵抗体をコートしであることにより
機械的強度を著しく向上でき、優れた耐震、応答性能が
得られるので哨動車のエンジンへの吸入空気量の測定の
如く苛酷な環境下での計測に適する効果が得られる。
また、検出素子を渦検出体内における連通路に流れと直
交するように配置し、かつこの時流れを妨げないように
多孔構成とし得るので優れた感度が得られる特徴があり
、また抵抗体の支持体に熱伝導率の小さい物質を使用し
たので熱引きが防止でき、抵抗体の保護膜は熱伝導率が
大であるので流体変動による抵抗体の感温特性を活かし
た測定が可能となるなどの効果を奏する。
交するように配置し、かつこの時流れを妨げないように
多孔構成とし得るので優れた感度が得られる特徴があり
、また抵抗体の支持体に熱伝導率の小さい物質を使用し
たので熱引きが防止でき、抵抗体の保護膜は熱伝導率が
大であるので流体変動による抵抗体の感温特性を活かし
た測定が可能となるなどの効果を奏する。
第1図イ9口は共に従来の検出素子の設置例の平面説明
図、第2図は本考案によるカルマン渦流量計の一実施例
を管路の縦断面に沿った状態であられした説明図、第3
図イ1口は同上の一実施例の配置を示す斜視図とその横
断面図、第4図は第3図イ9口の検出素子の実施例を示
す斜視図である。 1.11・・・・・・渦検出体、10・・・・・・管路
、12・・・・・・連通路、13・・・・・・検出素子
、14 a 、14 b・・・・・・電極、13’、1
7・・・・・・薄板、13a、18・・・・・・抵抗体
、19・・・・・・保護膜。
図、第2図は本考案によるカルマン渦流量計の一実施例
を管路の縦断面に沿った状態であられした説明図、第3
図イ1口は同上の一実施例の配置を示す斜視図とその横
断面図、第4図は第3図イ9口の検出素子の実施例を示
す斜視図である。 1.11・・・・・・渦検出体、10・・・・・・管路
、12・・・・・・連通路、13・・・・・・検出素子
、14 a 、14 b・・・・・・電極、13’、1
7・・・・・・薄板、13a、18・・・・・・抵抗体
、19・・・・・・保護膜。
Claims (1)
- 管路内を流れる流体にカルマン渦を発生させ、この発生
度数を渦検出体により検出して流量信号を得るカルマン
渦流量計において、前記渦検出体にカルマン渦により交
番反転流を生じ得る連通孔を形成し、該連通孔内に抵抗
体をコーティングした薄膜または薄板状の渦検出素子を
交番反転流の変位方向に対しほぼ直交して配置すると共
に流体の通過可能な多孔構造としたことを特徴とするカ
ルマン渦流量計。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1977166855U JPS5810111Y2 (ja) | 1977-12-14 | 1977-12-14 | カルマン渦流量計 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1977166855U JPS5810111Y2 (ja) | 1977-12-14 | 1977-12-14 | カルマン渦流量計 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5492759U JPS5492759U (ja) | 1979-06-30 |
JPS5810111Y2 true JPS5810111Y2 (ja) | 1983-02-24 |
Family
ID=29166533
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1977166855U Expired JPS5810111Y2 (ja) | 1977-12-14 | 1977-12-14 | カルマン渦流量計 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5810111Y2 (ja) |
-
1977
- 1977-12-14 JP JP1977166855U patent/JPS5810111Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5492759U (ja) | 1979-06-30 |
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