JPH1199587A - ポリプロピレン複合フィルム - Google Patents

ポリプロピレン複合フィルム

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JPH1199587A
JPH1199587A JP26607797A JP26607797A JPH1199587A JP H1199587 A JPH1199587 A JP H1199587A JP 26607797 A JP26607797 A JP 26607797A JP 26607797 A JP26607797 A JP 26607797A JP H1199587 A JPH1199587 A JP H1199587A
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JP
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layer
film
polypropylene
inorganic compound
surface layer
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JP26607797A
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Takashi Miyamoto
隆司 宮本
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Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】高度の酸素バリア性と水蒸気バリア性を有し、
基層であるポリプロピレンフィルム2と無機化合物層2
3との密着性に優れた食品等包装用ポリプロピレン複合
フィルムを提供することにある。 【解決手段】プロピレン重合体からなる基層21の面
に、プロピレン共重合体又はプロピレン重合体とエチレ
ン重合体との混合樹脂からなる表面層22が積層され、
その上に2層以上の無機化合物層23が形成されてなる
ポリプロピレン複合フィルム20であって、2層のうち
の表面層22と接する無機化合物層がカルシウム化合物
層23aからなり、基層21のプロピレン重合体のアイ
ソタクティック分率が95%以上で、表面層のプロピレ
ン共重合体がエチレン成分1〜15%のプロピレン/エ
チレン共重合体であり、またプロピレン重合体とエチレ
ン重合体の混合比が98:2〜8:2であるポリプロピ
レン複合フィルムとした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポリプロピレンフ
ィルム上に無機化合物層等を積層したポリプロピレン複
合フィルムに関するものであり、更に詳しくは、食品や
医薬品等の包装に適した、高度の酸素バリア性や水蒸気
バリヤ性を有するポリプロピレン複合フィルムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、ポリプロピレンフィルムは透明
性、防湿性、機械的強度等に優れ、食品等の包装に好適
に用いられ、特に表面に塩化ビニリデン樹脂をコ−ティ
ングしたポリプロピレンフィルムは、酸素バリア性や水
蒸気バリア性に優れたフィルムとして広く用いられてき
た。しかし、最近の包装材料の用途の広がりから更に高
度の酸素バリア性や水蒸気バリア性が求められてきたこ
とおよび焼却処理時に発生する塩素系ガスが原因で、焼
却炉を傷めたり、大気汚染等環境上の問題等から塩化ビ
ニリデン樹脂コ−トポリプロピレンフィルムは忌避され
る傾向にあることなどの理由から、最近これに変わるフ
ィルムが強く要望されている。
【0003】この要望に答えるものとして、酸化珪素や
酸化アルミニウム等の無機化合物薄膜をポリプロピレン
フィルム上に真空蒸着法等によって設けたポリプロピレ
ン複合フィルムが開発されている。
【0004】しかし、ポリプロピレンフィルムをベ−ス
としてその上に無機化合物層を設けたものでは、ポリエ
チレンテレフタレ−ト(PET)等のポリエステルフィ
ルムをベ−スにしたものと比べて、無機化合物層とベ−
スフィルムとの密着性においても、酸素や水蒸気に対す
るバリア性においても劣り、実用に耐えるものを得るの
は困難で、PETフィルムをベ−スとしたものより開発
が遅れている。
【0005】そこで最近、ポリプロピレンフィルムベ−
スでの密着性やバリア性の改良を目的とした研究が多く
行われている。例えば、特開平7−329258号公報
には結晶性ポリプロピレンからなるA層上に、ポリプロ
ピレン共重合体とエチレン共重合体との混合樹脂からな
るB層を積層し、このB層上に金属酸化物の蒸着膜を設
けたものが開示され、また、特開平7−329235号
公報にはポリプロプレン重合体を主成分とするA層上
に、シンジオタクチックポリプロピレン重合体を含むB
層を積層し、このB層上に金属酸化物を設けたものが開
示されている。また、ポリプロピレンフィルムに限定は
されていないが、特公昭63−54541号公報には2
〜6個の炭素を持つα−オレフィンの基層上に、エチレ
ンとα−オレフィンとのランダム共重合体からなる接着
層を設け、その接着層の上に金属層を設けた構成とする
ことで、基層と金属層との接着性を改善したものが開示
されている。
【0006】しかし、これら3公報は、いずれもポリプ
ロピレンフィルム表面の耐熱性(軟化点や融点等)を下
げるような構成にしたものであり、表面の耐熱性を下げ
ると、無機化合物層を真空蒸着法などによって設ける際
の熱負荷で最表面が軟化し、無機化合物層を形成する粒
子の一部が取り込まれて膜を形成するため、密着性は向
上するが、軟化した最表面が再び冷却固化する際に無機
化合物層にストレスを及ぼして破壊するため、バリア性
は向上しないばかりか、逆に劣化するものであった。
【0007】さらにまた、特公昭57−30854号、
特開平6−65712号、特開平7−233463号、
特開平3−247750号の各公報には、プラスチック
フィルムの表面に、炭酸ガスや窒素ガスと炭酸ガスとの
混合ガス雰囲気下においてコロナ処理や低温プラズマ処
理等の表面変性処理を施した後、金属や金属酸化物の蒸
着膜を設けることでバリア性や密着性が改良できるとい
う提案がある。
【0008】しかし、これらの提案は、べ−スフィルム
としてポリプロピレンフィルムを念頭に置いたものでは
ないこと、またこれらの放電処理は密着性の改良には効
果があるものの、バリア性の改良効果は小さいこと、な
どの問題がある。
【0009】すなわち上記したように、ポリプロピレン
フィルムをベ−スとした無機化合物複合フィルムにおい
て種々の改良がなされてきたにも係わらず、PETフィ
ルムをベ−スとしたものと同等、あるいはそれ以上の密
着性とバリア性を併せ持つものは得られていない、とい
うのが現状であった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる従来
技術の問題点を解決するものであり、その課題とすると
ころは、食品や医薬品等の包装に適したポリプロピレン
複合フィルムにおいて、高度の酸素バリア性と水蒸気バ
リア性を有し、基層であるポリプロピレンフィルムと無
機化合物層との密着性に優れたポリプロピレン複合フィ
ルムを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に於いて上記課題
を達成するために、まず請求項1の発明では、プロピレ
ン重合体からなる基層の少なくとも片面に、プロピレン
共重合体あるいはプロピレン重合体とエチレン重合体と
の混合樹脂からなる表面層が積層され、更に前記表面層
上に無機化合物層が形成されてなるポリプロピレン複合
フィルムにおいて、該無機化合物層が2層以上存在し、
そのうちの表面層と接する無機化合物層が、カルシウム
酸化物もしくはカルシウム水酸化物からなることを特徴
とするポリプロピレン複合フィルムとしたものである。
【0012】また、請求項2の発明では、前記基層を形
成するプロピレン重合体のアイソタクティック分率が9
5%以上であることを特徴とするポリプロピレン複合フ
ィルムとしたものである。
【0013】また、請求項3の発明では、前記表面層を
形成するプロピレン共重合体が、プロピレン/エチレン
共重合体であり、そのエチレン成分が1〜15%である
ことを特徴とするポリプロピレン複合フィルムとしたも
のである。
【0014】また、請求項4の発明では、前記表面層を
形成するプロピレン重合体とエチレン重合体の混合比
が、98:2〜80:20であることを特徴とするポリ
プロピレン複合フィルムとしたものである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を説明す
る。本発明のポリプロピレン複合フィルムは、図1に示
すように、プロピレン重合体からなる基層(21)の少
なくとも片面に、プロピレン共重合体あるいはプロピレ
ン重合体とエチレン重合体との混合樹脂からなる表面層
(22)が積層され、更に前記表面層(22)上に無機
化合物層(23)が形成されてなるポリプロピレン複合
フィルム(20)において、該無機化合物層(23)が
2層以上有し、そのうちの表面層(22)と接する無機
化合物層が、カルシウム酸化物もしくはカルシウム水酸
化物からなるカルシウム化合物層(23a)としたもの
である。
【0016】また、前記基層(21)を形成するプロピ
レン重合体のアイソタクティック分率が95%以上であ
ることを特徴とするものである。
【0017】ここで、基層(21)をなすプロピレン重
合体としては、結晶性を有するプロピレンの単独重合体
が好ましく、そのアイソタクティック分率は95%以
上、より好ましくは97%以上であるが、この範囲を越
えない程度であれば、エチレンなどのα−オレフィンや
アクリル酸、無水マレイン酸などを含んだ共重合体であ
っても差し支えない。アイソタクティック分率が95%
以下であった場合、プロピレン重合体の耐熱性が低くな
り、その上に真空蒸着法等によって無機化合物層(2
3)を設ける際の熱収縮によって、寸法安定性が失われ
たり、無機化合物層(23)へのストレスが大きくなっ
て割れたりする危険性が出てくる。また、このポリプロ
ピレン重合体中に少量の添加剤、すなわち熱安定剤、酸
化防止剤、帯電防止剤、滑剤等が含まれていても良い。
【0018】また、本発明の表面層(22)としてプロ
ピレン共重合体を用いる場合には、プロピレン/α−オ
レフィン共重合体、プロピレン/アクリル酸共重合体、
プロピレン/無水マレイン酸共重合体などもあるが、価
格、加工性等の観点から、エチレン成分1〜15%のプ
ロピレン/エチレン共重合体としたものが有用であるも
のとしたものである。
【0019】また、本発明の表面層(22)としてプロ
ピレン重合体とエチレン重合体との混合樹脂を用いる場
合には、その混合比が98:2〜80:20の範囲内で
あるものが有用であるものとしたものである。
【0020】即ちその理由は、この表面層(22)の上
に前記カルシウム化合物層(23a)(カルシウム酸化
物または/あるいはカルシウム水酸化物からなる層)を
設ける際の熱負荷によって軟化し、カルシウム化合物層
(23a)との食いつき(密着性)を良くすることにあ
るが、上記プロピレン/エチレン共重合体のエチレン成
分が1%より小さいと、軟化度合いが小さく密着性の向
上が望めない。また反対に15%より大きい場合には、
軟化度合いが大きすぎ、カルシウム化合物層(23a)
を設けた後冷却固化する過程で、カルシウム化合物層
(23a)を破壊してしまう恐れがあるためである。
【0021】また、同様にプロピレン重合体とエチレン
重合体との混合樹脂を用いる場合の混合比が98:2よ
りプロピレン重合体過剰になると、軟化度合いが小さす
ぎ、逆に80:20よりエチレン重合体が過剰になると
軟化度合いが大きくなりすぎるためである。
【0022】以上の表面層(22)上にコロナ処理や低
温プラズマ処理などの公知の表面変性処理を施しても構
わない。また、この表面層(22)をなすプロピレン共
重合体あるいはプロピレン重合体とエチレン重合体から
なる混合樹脂中に少量の添加剤、すなわち熱安定剤、酸
化防止剤等が含まれていても良いが、帯電防止剤や滑剤
等、マイグレ−ションによってフィルム表面にブリ−ド
アウトしてその機能を発するものは、表面層(22)と
カルシウム化合物層(23a)との密着性においても、
またポリプロピレン複合フィルム(20)のバリア性に
おいても悪影響があると考えられるため、添加しない
か、もしくは添加量を極微量に抑えることが好ましい。
【0023】本発明における基層(21)と表面層(2
2)とを積層してなるポリプロピレンフィルムは、次の
ようにして作製される。すなわち、基層(21)を形成
するプロピレン重合体と表面層(22)を形成するプロ
ピレン共重合体あるいはプロピレン重合体とエチレン重
合体との混合樹脂を別々の押出し機に供給し、230〜
280℃の温度で溶融押出しして、ダイ内で基層(2
1)と表面層(22)を合流させスリットから押出し、
表面温度30〜70℃の金属ロ−ル上に巻き付けてシ−
ト状に冷却固化させ未延伸フィルムを得る。次いでこの
未延伸フィルムを110〜140℃に加熱して巻取り方
向に約5倍延伸して冷却し、さらに再度130〜160
℃に加熱して幅方向に約10倍延伸し、その後150〜
170℃で熱処理した後冷却して2軸延伸フィルムを得
る。
【0024】上記基層(21)と表面層(22)との厚
さはダイ内で基層と表面層とを合流させる割合を変える
ことで調節できるが、その比率は20:1〜2:1程度
が好ましく、またそれらの総厚は20μm程度が好まし
い。
【0025】本発明のポリプロピレン複合フィルム(2
0)は、前記基層(21)と表面層(22)からなるポ
リプロピレンフィルムの表面層上にカルシウム酸化物あ
るいは/またはカルシウム水酸化物からなるカルシウム
化合物層(23a)、珪素酸化物、アルミニウム酸化
物、マグネシウム酸化物などのいずれか一つ、あるいは
二つ以上の混合物あるいは積層物からなる第2の無機化
合物層(23b)を順次積層したものである。
【0026】ここで言うカルシウム酸化物とはカルシウ
ムと酸素との化合物であり、その化合比率はなんら制限
を受けるものではない。またカルシウム水酸化物とはカ
ルシウムと水酸基との化合物であり、CaO(OH)や
Ca(OH)2などである。このカルシウム化合物層
(23a)はカルシウム酸化物単独であっても、カルシ
ウム酸化物とカルシウム水酸化物との混合物であっても
良い。またこのカルシウム化合物層(23a)の厚さは
0.01〜0.5μmの範囲内であることが好ましく、
確実に膜状になること、内部応力が小さく抑えられるこ
と等の理由からより好ましくは0.01〜0.2μmで
ある。
【0027】上記カルシウム化合物層(23a)とし
て、カルシウム酸化物を前記ポリプロピレンフィルムの
表面層(22)上に設ける手段としては、真空蒸着法、
特に酸化カルシウム(CaO)を蒸発原料とした電子線
加熱による方法が好適に用いられるが、その方法に限定
されるものではない。
【0028】また、カルシウム酸化物の一部あるいは全
部をカルシウム水酸化物に置き換える手段には種々の方
法があり、以下にその二例を挙げるが、ここに記載した
方法に限定されるものではない。即ち、その第1の方法
として、CaOを蒸発原料として、真空蒸着法等により
前記ポリプロピレンフィルムの表面層上にカルシウム酸
化物の薄膜層を形成した後、高湿下での加熱処理によっ
て、カルシウム酸化物の一部あるいは全部をカルシウム
水酸化物に変える方法がある。 また第2の方法とし
て、CaOを蒸発原料として、水蒸気あるいは水蒸気と
不活性ガス等との混合ガスの存在下で薄膜形成を行う、
いわゆる反応性蒸着法がある。
【0029】また本発明における前記第2の無機化合物
層(23b)を形成する珪素酸化物とは、珪素と酸素と
の化合物であり、その化合比率は特に限定されるもので
はなく、また珪素酸化物層内でその比率が一定でなくて
も差し支えない。しかし珪素酸化物においては珪素の割
合が多くなると、薄黄あるいは薄茶色の着色が顕著にな
る。許容される着色度合いは珪素酸化物層の厚さにもよ
るため、珪素と酸素との化合比率を一概に規定すること
はできないが、珪素酸化物層内の平均として、酸素と珪
素の原子数比(酸素/珪素)が1.0以上であることが
好ましく、さらに好ましくは1.3以上である。
【0030】また、本発明における第2の無機化合物層
(23b)を形成するアルミニウム酸化物とは、アルミ
ニウムと酸素との化合物であり、その化合比率も特に限
定されるものではなく、またアルミニウム酸化物層内で
その比率が一定でなくても差し支えない。しかしアルミ
ニウム酸化物においてもアルミニウムの割合が多くなる
と、薄茶あるいは灰色の着色が顕著になる。許容される
着色度合いはアルミニウム酸化物層の厚さにもよるた
め、アルミニウムと酸素との化合比率も一概には規定で
きないが、アルミニウム酸化物層内の平均として、酸素
とアルミニウムの原子数比(酸素/アルミニウム)が
0.9以上、さらに好ましくは1.0以上である。
【0031】さらにまた、本発明における第2の無機化
合物層(23b)を形成するマグネシウム酸化物とは、
マグネシウムと酸素との化合物であり、その化合比率も
特に限定されるものではなく、またマグネシウム酸化物
層内でその比率が一定でなくても差し支えない。しかし
マグネシウム酸化物においてもマグネシウムの割合が多
くなると、灰色の着色が顕著になる。このマグネシウム
酸化物層においても平均の酸素とマグネシウムの原子数
比(酸素/マグネシウム)が0.7以上であることが好
ましく、さらに好ましくは0.9以上である。
【0032】また、この第2の無機化合物層(23b)
が上記の酸化物の混合物あるいは積層物であっても良
く、その場合、酸化物同士の混合比率や積層厚さ比率に
は何ら制限はない。さらにこれら第2の無機化合物層
(23b)内に、上記の酸化物以外の成分元素、例えば
水素、炭素、窒素、ホウ素、フッ素、ナトリウム、カリ
ウム、カルシウム、リン、鉄、銅、コバルト、ニッケ
ル、チタン等が不純物程度に含まれていても構わない。
【0033】このような第2の無機化合物層(23b)
の好ましい厚さは、無機化合物の種類によっても若干異
なるが、概して5〜500nmの範囲内であることが望
まれる。これは5nmよりも薄いと第2の無機化合物層
(23b)が膜状にならず、十分な酸素バリア性や水蒸
気バリア性が発揮できない可能性がでて、また反対に5
00nmより厚いとカルシウム化合物層(23a)を含
めた無機化合物層(23)の内部応力によって、膜が割
れて酸素バリア性や水蒸気バリア性が低下することが懸
念されるためである。
【0034】このような第2の無機化合物層(23b)
を第1の無機化合物層をなすカルシウム化合物層(23
a)上に設ける手段としては、真空蒸着法、スパッタリ
ング法、CVD法等が好適に用いられるが、その方法は
限定されるものではない。例えば真空蒸着法を用いる場
合においても、加熱方法は抵抗加熱、誘導加熱、電子線
加熱等適宜用いることができ、また蒸発源物質として珪
素酸化物、アルミニウム酸化物、マグネシウム酸化物等
を用い、直接的にこれらの物質を蒸着する方法でも、珪
素、アルミニウム、マグネシウム等を蒸発させ蒸気状あ
るいはポリプロピレンフィルム表面に凝集した後に酸素
と反応させる間接的な反応性蒸着法でも差し支えない。
同様にスパッタリング法の場合においても通常のスパッ
タリング法や反応性スパッタリング法等、CVD法の場
合でも熱CVD法やプラズマCVD法等自由に選択でき
る。
【0035】以上のようにして得られたポリプロピレン
複合フィルム(20)のコ−ティング層面に、例えばポ
リウレタン系樹脂を接着剤として、ポリエチレンフィル
ムや未延伸ポリプロピレンフィルムのようなヒ−トシ−
ル性を有するようなプラスチックフィルムをラミネ−ト
しても良い。
【0036】本発明において得られたポリプロピレン複
合フィルムの評価には以下のような方法を用いた。 〔酸素バリア性〕MOCON OXTRAN 10/5
0A 酸素ガス透過度測定装置(モダンコントロ−ル社
製)を用い、30℃、70%RHの雰囲気下で測定し
た。〔水蒸気バリア性〕JIS Z−0208 のカッ
プ法により、40℃、90%RHの雰囲気下で測定し
た。 〔密着性〕本発明で得られたポリプロピレン複合フィル
ムの無機化合物層側の表面に、ウレタン系2液硬化型接
着剤(東洋モ−トン製AD−811)を用いて、CPP
フィルム(昭和電工製ショ−レックスアロマ−U 厚さ
60μm)とドライラミネ−ト(接着剤塗布量約2.5
g/m2)し、50℃、20%RHの雰囲気下で4日間
エ−ジング処理した。次いで、このラミネ−トフィルム
を40℃、90%RHの雰囲気に2週間曝した後、本発
明のポリプロピレン複合フィルムとCPPの接着強度を
テンシロン RTM250 測定機を用いてT型剥離
(剥離速度300mm/min、試料幅15mm)で測
定し、密着性の代用特性とした。 〔アイソタクティック分率〕基層(21)を形成するプ
ロピレン重合体のみを前記の方法で2軸延伸フィルム化
し、その一部を切り取って130℃で2時間真空乾燥し
た後、ソックスレ−抽出器に入れn−ヘプタンで12時
間抽出した。次にこれをアセトンで十分洗浄した後、1
30℃で6時間乾燥した。抽出前後の重量をそれぞれW
1、W2(mg)とし、次式から計算した。 アイソタクティック分率=(W2/W1)×100(%)
【0037】
【実施例】以下実施例により本発明をさらに具体的に説
明する。 <実施例1>図1は、本発明のポリプロピレン複合フィ
ルム(20)の一実施例を示したもので、基層(21)
と表面層(22)とからなるポリプロピレンフィルム
(厚さ約20μm)の片面上に、カルシウム化合物層
(23a)(厚さ約50nm)および第2の無機化合物
層(23b)としての珪素酸化物層(厚さ約50nm)
が順次形成されたものである。
【0038】まず、ベ−スとなるポリプロピレンフィル
ムは以下のようにして作製した。すなわちプロピレン重
合体とプロピレン/エチレン共重合体(エチレン成分5
%)を別々の押出機に供給し、それぞれ280℃の温度
で溶融押出しして、スリット状のダイ内で基層(21)
と表面層(22)とを合流させてスリットから押出し、
表面温度約30℃の金属ロ−ル上に巻き付けてシ−ト状
に冷却固化させ未延伸フィルムを得た。次いでこの未延
伸フィルムを約140℃に加熱して巻取り方向に約5倍
延伸して冷却し、さらに再度140℃に加熱して幅方向
に約10倍延伸し、その後約160℃で熱処理した後冷
却して2軸延伸フィルムを得た。この2軸延伸フィルム
の全厚は約20μmであり、基層(21)と表面層(2
2)との厚さの比率は20/1、前記の方法で測定した
基層(21)のアイソタクティック分率は97%であっ
た。
【0039】次いでこの2軸延伸ポリプロピレンフィル
ムに、図2に示す巻き取り式真空蒸着機を用いて、まず
カルシウム化合物層(23a)としてカルシウム酸化物
の蒸着を行った。詳しくは、図2に示すように、真空蒸
着機において、真空槽(1)の内部を2×10-5Tor
rの真空度まで排気した後、上記基層(21)と表面層
(22)からなるポリプロピレンフィルム(2)を巻出
しロ−ル(3)から連続的に冷却ロ−ル(6)上に導
き、蒸発源(7)からのカルシウム酸化物蒸気流(8)
によりポリプロピレンフィルム(2)上にカルシウム酸
化物の蒸着膜を設け、巻取りロ−ル(9)で巻取った。
次に真空槽(1)を大気圧に戻して、巻取りロ−ル
(9)によって巻取られたカルシウム酸化物蒸着ポリプ
ロピレンフィルムを巻出しロ−ル(3)に移し、蒸発源
(7)を一酸化珪素を変えて、再度真空槽(1)内を2
×10-5Torrの真空度まで排気し、カルシウム酸化
物の場合と同様にしてカルシウム化合物層(23a)上
に第2の無機化合物層(23b)としての珪素酸化物の
蒸着膜を形成し、最終的なポリプロピレン複合フィルム
を得た。
【0040】以上で得られたポリプロピレン複合フィル
ム(20)の評価を前記した方法によって行い、その結
果を表1に示した。
【0041】<実施例2>第2の無機化合物層(23
b)をアルミニウム酸化物にしたこと以外は、実施例1
と同様の方法によりポリプロピレン複合フィルム(2
0)を作製した。
【0042】<実施例3>第2の無機化合物層(23
b)をマグネシウム酸化物にしたこと以外は、実施例1
と同様の方法によりポリプロピレン複合フィルム(2
0)を作製した。
【0043】<実施例4>第1の無機化合物層としての
カルシウム化合物層(23a)の作製において、CaO
を蒸発源(7)として蒸発させ、図3に示したように、
その蒸発源(7)と冷却ロ−ル(6)との間の空間にガ
ス導入管(4)を通して水蒸気を供給しながら蒸着を行
ったこと以外は、実施例1と同様の方法によりポリプロ
ピレン複合フィルム(20)を作製した。
【0044】<比較例1>実施例1において、カルシウ
ム化合物の形成を行うことなしに、珪素酸化物薄膜を直
接ポリプロピレンフィルムの表面層(22)上に蒸着形
成したこと以外は、実施例1と同様の方法によりポリプ
ロピレン複合フィルム(20)を作製した。
【0045】<比較例2>実施例2において、カルシウ
ム化合物の形成を行うことなしに、アルミニウム酸化物
薄膜を直接ポリプロピレンフィルムの表面層(22)上
に蒸着形成したこと以外は、実施例2と同様の方法によ
りポリプロピレン複合フィルム(20)を作製した。
【0046】<比較例3>実施例3において、カルシウ
ム化合物の形成を行うことなしに、マグネシウム酸化物
薄膜を直接ポリプロピレンフィルムの表面層(22)上
に蒸着形成したこと以外は、実施例3と同様の方法によ
りポリプロピレン複合フィルム(20)を作製した。
【0047】<実施例5>ベ−スとなるポリプロピレン
フィルムの作製において、表面層(22)をプロピレン
重合体とエチレン重合体との混合樹脂(混合比98:
2)としたこと以外は、実施例1の方法と同様にしてポ
リプロピレン複合フィルム(20)を作製した。
【0048】<実施例6>ベ−スとなるポリプロピレン
フィルムの作製において、表面層(22)をプロピレン
重合体とエチレン重合体との混合樹脂(混合比95:
5)としたこと以外は、実施例1の方法と同様にしてポ
リプロピレン複合フィルム(20)を作製した。
【0049】<実施例7>ベ−スとなるポリプロピレン
フィルムの作製において、表面層(22)をプロピレン
重合体とエチレン重合体との混合樹脂(混合比80:2
0)としたこと以外は、実施例1の方法と同様にしてポ
リプロピレン複合フィルム(20)を作製した。
【0050】<比較例4>ベ−スとなるポリプロピレン
フィルムの作製において、表面層(22)をプロピレン
重合体とエチレン重合体との混合樹脂(混合比75:2
5)としたこと以外は、実施例1の方法と同様にしてポ
リプロピレン複合フィルム(20)を作製した。
【0051】<比較例5>ベ−スとなるポリプロピレン
フィルムの作製において、プロピレンの単独重合体(ア
イソタクティック分率97%)のみで作製したこと以外
は、実施例1の方法と同様にしてポリプロピレン複合フ
ィルム(20)を作製した。
【0052】<実施例8>ベ−スとなるポリプロピレン
フィルムの作製において、表面層(22)をプロピレン
/エチレン共重合体(エチレン成分1%)としたこと以
外は、実施例1の方法と同様にしてポリプロピレン複合
フィルム(20)を作製した。
【0053】<実施例9>ベ−スとなるポリプロピレン
フィルムの作製において、表面層(22)をプロピレン
/エチレン共重合体(エチレン成分15%)としたこと
以外は、実施例1の方法と同様にしてポリプロピレン複
合フィルム(20)を作製した。
【0054】<比較例6>ベ−スとなるポリプロピレン
フィルムの作製において、表面層(22)をプロピレン
/エチレン共重合体(エチレン成分20%)としたこと
以外は、実施例1の方法と同様にしてポリプロピレン複
合フィルム(20)を作製した。
【0055】<実施例10>ベ−スとなるポリプロピレ
ンフィルムの作製において、基層(21)をプロピレン
/エチレンのブロック共重合体(エチレン成分5%、ア
イソタクティック分率95%)としたこと以外は、実施
例1の方法と同様にしてポリプロピレン複合フィルム
(20)を作製した。
【0056】<比較例7>ベ−スとなるポリプロピレン
フィルムの作製において、基層(21)をプロピレン/
エチレンのランダム共重合体(エチレン成分5%、アイ
ソタクティック分率90%)としたこと以外は、実施例
1の方法と同様にしてポリプロピレン複合フィルム(2
0)を作製した。
【0057】以上で得られた17種類のポリプロピレン
複合フィルムを前記の方法により評価した結果を表1に
まとめて示した。
【0058】
【表1】
【0059】表1から明らかなように、ベ−スとなるポ
リプロピレンフィルム上に第1の無機化合物層であるカ
ルシウム化合物層(23a)を設けず、直接第2の無機
化合物層(23b)を設けた場合(比較例1、2、
3)、ポリプロピレン複合フィルム(20)の酸素バリ
ア性、水蒸気バリア性ともに良くなかった。また表面層
(22)のエチレン成分が多い場合(比較例4、6)、
あるいは基層(21)のアイソタクティックス分率が低
い場合(比較例7)もバリア性が良くなかった。これら
においては、バリア性を発現する第2の無機化合物層
(23b)が、ベ−スフィルムの熱収縮によるストレス
によって破壊されたためと思われる。
【0060】また、表面層(22)を設けず、基層(2
1)上に直接無機化合物層(23)を設けた場合(比較
例5)は、酸素バリア性や水蒸気バリア性は十分であっ
たものの、ポリプロピレンフィルム(2)と無機化合物
層(23)との密着性が低かった。
【0061】これらに対して本発明に基づいて作製した
ポリプロピレン複合フィルム(実施例1〜10)はいず
れも、酸素バリア性、水蒸気バリア性ともに良く、また
ポリプロピレンフィルム(2)と無機化合物層(23)
との密着性にも優れたものであった。。
【0062】
【発明の効果】本発明は、以上の構成であるから下記に
示す如き効果がある。即ち、ベースとなるポリプロピレ
ンフィルムが基層と表面層との積層構成であり、基層の
アイソタクティック分率を特定の値以上とし、表面層に
特定のプロピレン共重合体あるいはプロピレン重合体と
エチレン重合体との特定範囲の混合樹脂を用い、且つそ
の表面層上にカルシウム化合物層、無機化合物層とを順
次積層したもので、ポリプロピレンフィルムと無機化合
物層との密着性に優れ、且つ酸素バリア性、水蒸気バリ
ア性に優れたポリプロピレン複合フィルムを提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のポリプロピレン複合フィルムの一実施
例を示す側断面図である。
【図2】本発明における無機化合物薄膜の真空蒸着によ
る形成を実施するための装置の一例を示す概略図であ
る。
【図3】本発明における無機化合物薄膜の真空蒸着によ
る形成を実施するための装置の他の一例を示す概略図で
ある。
【符号の説明】
1‥‥真空槽 2‥‥ポリプロピレンフィルム 3‥‥巻出しロール 4‥‥水蒸気導入管 6‥‥冷却ロ−ル 7‥‥蒸発源 8‥‥蒸気流 9‥‥巻取りロ−ル 20‥‥ポリプロピレン複合フィルム 21‥‥基層 22‥‥表面層 23‥‥無機化合物層 23a‥‥第1の無機化合物層としてのカルシウム化合
物層 23b‥‥第2の無機化合物層

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プロピレン重合体からなる基層の少なくと
    も片面に、プロピレン共重合体あるいはプロピレン重合
    体とエチレン重合体との混合樹脂からなる表面層が積層
    され、更に前記表面層上に無機化合物層が形成されてな
    るポリプロピレン複合フィルムにおいて、該無機化合物
    層が2層以上存在し、そのうちの表面層と接する無機化
    合物層が、カルシウム酸化物もしくはカルシウム水酸化
    物からなることを特徴とするポリプロピレン複合フィル
    ム。
  2. 【請求項2】前記基層を形成するプロピレン重合体のア
    イソタクティック分率が95%以上であることを特徴と
    する請求項1記載のポリプロピレン複合フィルム。
  3. 【請求項3】前記表面層を形成するプロピレン共重合体
    が、プロピレン/エチレン共重合体であり、そのエチレ
    ン成分が1〜15%であることを特徴とする請求項1ま
    たは2記載のポリプロピレン複合フィルム。
  4. 【請求項4】前記表面層を形成するプロピレン重合体と
    エチレン重合体の混合樹脂の混合比が、98:2〜8
    0:20であることを特徴とする請求項1または2記載
    のポリプロピレン複合フィルム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103009742A (zh) * 2012-12-03 2013-04-03 安徽省宁国双津(集团)实业有限公司 一种线性易撕、高阻隔湿纸巾的包装薄膜
CN104325763A (zh) * 2014-10-20 2015-02-04 金宝丽科技(苏州)有限公司 一种具有荧光效果的apet胶片
WO2021220935A1 (ja) * 2020-04-28 2021-11-04 凸版印刷株式会社 ガスバリアフィルム

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