JPH1199342A - イオン発生装置付き塗装機 - Google Patents

イオン発生装置付き塗装機

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JPH1199342A
JPH1199342A JP9281284A JP28128497A JPH1199342A JP H1199342 A JPH1199342 A JP H1199342A JP 9281284 A JP9281284 A JP 9281284A JP 28128497 A JP28128497 A JP 28128497A JP H1199342 A JPH1199342 A JP H1199342A
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Buhei Sato
武平 佐藤
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TOHOKU KIKO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被塗装物体を噴霧塗装するに当って、被塗装
物体の塗装面に塗むらがなくきれいに仕上がった高品質
な塗膜を形成することができるように工夫したイオン発
生装置付き塗装機を提供する。 【解決手段】 塗料Pの噴射口2Bを有する本体1の先
端面に、霧化エアーMAを噴霧する吹出口5Zとイオン
発生電極3Aを設けて、霧化エアーMAに乗せて塗料P
とイオンを被塗装物体に向けて進行させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種の製品や部品
類(以下単に被塗装物体と云う)を噴霧塗装するに当っ
て、より高度な塗膜を形成することができるように工夫
したイオン発生装置付き塗装機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】通常、空気中に於ける物体(非導電体)
は静電気によって帯電状態にあるため、被塗装物体の表
面にはプラス電荷とマイナス電荷が不規則に並んだ状態
に帯電していて、この静電気が空気中のゴミ(浮遊塵
埃)を引き寄せて被塗装物体の表面に付着させていた。
【0003】この帯電状態にある被塗装物体をそのまま
通常雰囲気中で噴霧塗装した場合には、付着したゴミの
ために塗装不良の原因となってしまうから、従来は、塗
装する前に被塗装物体の表面をエアーブロー又はブラシ
掛け等を行うことによってゴミを除去していたが、これ
等エアーブロー又はブラシ掛け等を行うと空気摩擦のた
めに却って物体表面の帯電力が増大して逆効果となる問
題があった。
【0004】そこで、塗装の前工程でコロナ放電エアー
ブローによって被塗装物体の表面を除塵したり、或は、
強制給気に乗せて塗装用作業空間全体を加湿(一般的に
は湿度70%、温度20℃前後)して無静電状態にした
後、塗装を行うことが考えられた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、コロナ放電エ
アーブローによる除塵対策は、エアーブローの行程中は
効果はあるが、行程終了の時点で被塗装物体は再び静電
気を帯び始めて、塗装作業の開始時点では再び元の帯電
状態に戻ってしまうため、ゴミ付着の問題を根本的に解
決することはできなかった。
【0006】また、上記加湿による帯電防止対策に付い
ては、環境面を考慮した場合に最もカビの発性しやすい
雰囲気に成ってしまうため、作業空間(ブース)の内壁
面に付着したり空間内に浮遊するカビが、作業員の健康
面に悪影響を及ぼす問題があった。
【0007】一方、噴霧塗装の仕上がり状態に関して
は、噴霧微粒化された塗料粒は潜在的にはプラス電荷を
持っていて、単独電荷では不安定なため空気中のマイナ
ス電荷と酸化結合して安定するが、しかし、塗料粒の大
部分は噴霧空気の速度によって中和前にプラスとマイナ
スの各電荷を持つ粒子が不規則に並んだ状態の被塗装物
体に到達し、上記のプラス電荷が被塗装物体側のマイナ
ス電荷と結合し、プラス電荷とは反発するため、この現
象が塗膜の凹凸を基礎形成して、塗むら(柚子肌、スケ
等)となって表れる問題があった。
【0008】加えて、プラス電荷同士のために反発され
た上記の塗料粒は、上述したように空気中のマイナス電
荷粒子と結合状態と成ることはあるが、その数は少なく
て充分とは云えず、塗膜面にこの結合塗料粒が塗り重ね
られる結果になるため、塗膜面に塗むらが発生して仕上
がりが非常に悪くなる問題があった。
【0009】従って本発明の技術的課題は、各種の被塗
装物体を噴霧塗料するにに当って、被塗装物体の塗装面
に塗むらがなくきれいに仕上がった高品質な塗膜を形成
することができるように工夫したイオン発生装置付き塗
装機を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の技術的課題を解決
するために本発明で講じた手段は以下の如くである。
【0011】(1) 塗料の噴射口を設けた塗装機本体
の先端面に、霧化エアーに乗せて正イオンと負イオンを
塗料の噴射方向に向けて放出する単電極又は複合電極式
のイオン発生電極を設けること。(請求項1)
【0012】(2) 塗料の噴射口を設けた先端面に霧
化エアーに乗せて正イオンを塗料の噴射方向に向けて放
出する正イオン発生電極を設けた正イオン塗装機と、同
じく噴射口を形成した先端面に霧化エアーに乗せて負イ
オンを塗料の噴射方向に向けて放出する負イオン発生電
極を設けた負イオン塗装機とを、双頭式に取付けて構成
すること。(請求項2)
【0013】(3) モータによって高速回転するベル
カップの内側部から塗料を噴射することによって塗装を
行うベルカップ式の塗装機であって、このベルカップを
取付けた塗装機本体に、塗料のスプレーパターンをコン
トロールする多数のシェーピングエアー用吹出穴をサー
クル状に設けると共に、この吹出穴の外側にはシェーピ
ングエアーの吹出し方向に向けて正イオンと負イオンを
発生するイオン発生電極を設けること。(請求項3)
【0014】イオン発生装置を備えた塗装機であって、
一対の交流電源より塗装機の内部でプラス電位及びマイ
ナス電位を造りだす機能を備えること。(請求項4)
【0015】上記(1)で述べた請求項1に係る手段に
よれば、コロナ放電により空気中の分子を分解してプラ
ス電荷とマイナス電荷を共有する中和イオンを発生させ
ることができ、更にこの中和イオンを霧化エアーに乗せ
て被塗装物体の塗装面に到達させて、帯電した逆のイオ
ンで引き付けて塗装面を帯電“0”の状態にすることが
できるため、塗装面へのゴミの付着を防止することを可
能にする。
【0016】更に上記(1)で述べた手段によれば、上
記雰囲気の中で噴霧塗料をおこなうので、塗料粒の不安
定なプラス電荷がイオンによって両極を持った安定した
ものに変換されて、磁力の対極同士が互いに引き合う原
理と同様の原理が働くため、塗膜がウエット状態で、且
つ、流動性を示している塗膜が形成される段階に於い
て、塗料粒同士がお互いに引き合って整列する結果と成
り、而かもこの状態は塗装中継続されるから、塗布面に
凹凸が無く、密度及び密着性が高くて品質が良好な塗膜
を形成することを可能にする。
【0017】上記(2)で述べた請求項2に係る手段に
よれば、双頭式に構成した正イオン塗装機と負イオン塗
装機の各イオン発生電極から放出され、且つ、霧化エア
ーに乗って被塗装物体の塗装面に到達したイオンが、上
記(1)の場合と同様に塗装面へのゴミの付着を防止す
ると共に、塗布面に凹凸が無くて密度及び密着性が高
く、品質が良好な塗膜を形成することを可能にする。
【0018】上記(3)で述べた請求項3に係る手段に
よれば、ベルカップの回転に伴ってその周面に発生した
回転エアー(随伴流)と、被塗装物体に向けて噴射され
るスプレーパターンコントロール用のシェーピングエア
ーに乗って、イオン発生電極から放出されたイオンが被
塗装物体の塗装面に到達するため、上記(1)及び
(2)の場合と同様に塗装面へのゴミの付着を防止する
と共に、塗布面に凹凸が無くて密度及び密着性が高く、
品質が良好な塗膜を形成することを可能にする。
【0019】上記(4)で述べた請求項4に係る手段に
よれば、塗装機の内部でプラス電位とマイナス電位を造
りだしてイオンを発生てせきるため、イオン発生機能を
有する塗装機の全体を小型化して使い易くすることを可
能にする。
【0020】以上の如くであるから、上記(1)〜
(4)の手段によって上述した技術的課題を解決して、
前記従来の技術の問題点を解消することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係るイオン発生
装置付き塗装機の実施の形態を図面と共に説明すると、
図1は単電極式のイオン発生電極を備えた塗装機の構成
を説明した側面図、図2は複合電極式のイオン発生電極
をそなえた塗装機の構成を説明した側面図であって、こ
れ等の図面に於いて、1は塗装機の本体(ボデー)、2
は塗料の加圧供給通路、1Hは本体1のヘッド、2Aは
このヘッド1Hの先端面に突設した塗料の噴射ノズル、
4A,4Aは噴射ノズル2Aの上下両側に設けたパター
ンエアー用のノズルヘッドを示す。
【0022】図1に於いて、3はピアノ線やタングステ
ン等を用いて構成したイオン発生電極線で、全体を細長
い針金状に形成し、且つ、塗装機本体1内に挿通したこ
のイオン発生電極線3は、プラスとマイナスの電圧を交
互に印加して、正イオンと負イオンを交互に発生するよ
うに構成されていて、その先端部の電極3Aは上記の噴
射ノズル2Aを通って軸線方向に若干突出している。
【0023】また、4は上述したパターンエアー用のノ
ズルヘッド4A,4Aに圧縮エアーを送るパターンエア
ー用通路、5は上述した噴射ノズル2Aの周辺に設けた
霧化エアーの各噴出穴5Z…(図4、図5参照)に圧縮
エアーを送る霧化エアー用通路、9はアース電極を示
す。
【0024】図4と図5は、上記図1に示した塗装機の
構成を明らかにするために、その要部を拡大して示した
側断面図と正面図であって、これ等の図面に於いて2B
は上記噴射ノズル2Aの先端部分にイオン発生電極3A
を囲むように円形状に形成した塗料の噴射口、2Xは上
述した供給通路2から送られて来る塗料をこの噴射口2
Bに送り込む塗料通路、5Z…は上記噴射口2Bの周囲
に形成した霧化エアーの吹出口、5Yと5Hは上述した
霧化エアー用通路5を通って送られて来る圧縮エアー
を、上記の吹出口5Zに向けて送るための供給通路とエ
アー室を示す。
【0025】更に図中、4Z…は上述したパターンエア
ー用ノズルヘッド4A,4Aの夫々に形成したパターン
エアーの吐出口、4Rと4Yは上述したパターンエアー
用通路4を通って送られて来る圧縮エアーを上記の各吐
出口4Z…に送るためのエアー室と供給通路を示し、ま
た、4Xと5Xはパターンエアーと霧化エアーの各供給
口を示す。
【0026】更に図4に於いて、P…は円形の噴射口2
Bから噴霧される塗料、MA…はこの噴射口2Bの周囲
に設けた吹出口5Z…から噴霧される霧化エアー、PA
…はノズルヘッド4A,4Aに設けた各出口4Z…から
噴射されるパターンエアーであって、上記の噴射口2B
から噴霧された塗料P…の微粒子は、各吐出口4Z…か
ら噴射されるパターンエアーPAによってそのスプレー
パターンをコントロールされながら、このパターンエア
ーPAと吹出口5Z…から噴霧される霧化エアーMA…
の流れに乗って被塗装物体の方向に飛行して塗着される
仕組に成っている。
【0027】また、上記のイオン発生電極3Aから交互
に放出される正イオンと負イオンは、電極3Aから放出
されると直ぐに霧化エアーMAとパターンエアーPA及
び塗料Pの噴霧微粒子に混合されて、被塗装物体に向け
て運ばれると共に、塗料Pの微粒子をランダムに正イオ
ン及び負イオンに帯電させる仕組に成っている。
【0028】一方、図2に示した複合電極式のイオン発
生電極を備えた塗装機には、プラスとマイナスの電圧を
夫々印加して、各正イオンと負イオンを発生する正イオ
ン発生電極3Bと、負イオン発生電極3Cが設けられ
て、上記図1及び図4、図5に示した単電極式の塗装機
と同様に、正イオンと負イオンを霧化エアーMAとパタ
ーンエアーPA、及び、塗料Pの噴霧微粒子に混合させ
て被塗装物体に向けて飛行させる一方、塗料Pの微粒子
をランダムに正イオン及び負イオンに帯電させるように
構成されている。
【0029】図6はボデイ本体1Xの両側に、上記図1
と図4並びに図5に示したものと同じ構造の正イオン発
生電極3Aを備えた正電極イオン塗装機1と、同じく図
1、図4並びに図5に示したものと同じ構造の負イオン
発生電極3A′を備えた負電極イオン塗装機1′とを、
双頭式に取付けた構造の双頭式塗装機(請求項2に記
載)であって、正イオンと負イオンに帯電した塗料P…
の噴霧粒子を前述した霧化エアーMAとパターンエアー
PAに乗せて被塗装物体PTの面に合流到達させること
により、塗装する仕組に成っている。
【0030】図7と図8に示したのは請求項3に記載し
たベルカップ式塗装機の側面図と正面図を示したもので
あって、図中、10は塗装機の本体、11はこの本体1
0に取付けたヘッド10Hの前面部に回転軸12を用い
て取付けたベルカップで、このベルカップ11は本体1
0内に設けたモータ12Mによって例えば500〜5
0,000rpmの速度で高速回転される仕組に成って
いる。
【0031】同じく図7と図8に於いて、13は供給通
路13Tを通して加圧供給された塗料をベルカップ11
の内部に設けた噴射口12Aに供給する塗料ホース、1
4…は本体10に設けたイオン発生器14Sの動作に従
って正イオン及び負イオンを塗料の噴射方向に放出する
イオン発生電極、15R…は上述した回転軸12の周囲
を囲むようにサークル状に設けた多数のシェーピングエ
アー用吐出穴であって、供給ホース15及び供給通路1
5Aを通って各吐出穴15R…に加圧供給された圧縮エ
アーは、塗料のスプレーパターンEXをコントロールす
るシェーピングエアーと成って各吐出穴15Rより被塗
装物体に向けて噴出されるように構成されている。
【0032】以上の如く構成したベルカップ式塗装機に
よれば、ベルカップ11の噴射口12Aから噴射された
塗料は、高速回転されるベルカップ11の遠心力で薄く
フイルム状に展延されてベルエッジ11Aより空気中に
飛び出し、次いで、この塗料の液糸は空気との衝突によ
って振動して細かく千切れ、微粒子化する。
【0033】また、ベルカップ11の回転に伴い、ベル
カップ11の周速に見合った随伴流が流れ、更に、ベル
カップ11の周囲より被塗装物体の方向に向かってスプ
レーパターンEXをコントロールするシェーピングエア
ーが加えられるため、噴霧された塗料の微粒子はこれ等
2種類のエアーの流れに乗って被塗装物体の方向に進
む。
【0034】一方、サークル状に設けたシェーピングエ
アーの吹出穴15R…の外側に設けたイオン発生用電極
14…から放出される正イオンと負イオンは、初めはシ
ェーピングエアーによって運ばれ、そして数cm進んだ
時点で上記の随伴流及び塗料の噴霧粒子に混合されて被
塗装物体に向けて進むため、塗料の噴霧粒子はランダム
に正イオン及び負イオンに帯電する。
【0035】その結果、外から全体を見た場合の電荷の
量は殆ど“0”になり、また、大部分のイオンは塗料粒
子の帯電には寄与せずにエアーの中に止まって中和して
消滅して行くが、被塗装物体の塗装面には中和され、且
つ、プラス及びマイナスに帯電した噴霧微粒子が塗着す
ることになる。
【0036】図3は、図2に示した複合電極式塗装機に
使用するイオン発生装置の電気系統図を示したものであ
って、図中、3Tは交流高電圧部、6Bと6Cは正イオ
ン電極3Bと負イオン電極3Cの夫々に個別に接続した
整流器、7Bと7Cは各電極3B,3Cと各整流器6
B,6Cの間に接続した放電量を抑制するための保護用
高抵抗、8B,8Cは静電コンデンサを示す。
【0037】
【発明の効果】本発明に係るイオン発生装置付き塗装機
は以上述べた如くであって、本発明の塗装機を用いて噴
霧形成された塗膜は、一般の塗装で形成された塗膜とは
異なり、プラス及びマイナスに片寄った電荷を有する粒
子が存在していないため、極めて安定した高品質の塗膜
を形成できると共に、強制乾燥しても変化せず、酸化現
象による剥離及び気泡状態の跡も認められない優れた特
徴を発揮できるものであって、金属やプラスチック、木
工、ホーローと云ったあらゆる性質の被塗装物体の塗装
に使用できる利点を備えている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る単電極式イオン発生電極を備えた
塗装機の側面図である。
【図2】本発明に係る複合電極式イオン発生電極を備え
た塗装機の側面図である。
【図3】図2に示した塗装機で用いるイオン発生装置の
電気系統図である。
【図4】図1に示した塗装機の要部を拡大して示した側
断面図である。
【図5】図4に示した塗装機の正面図である。
【図6】本発明に係る双頭式塗装機の側面図である。
【図7】本発明に係るベルカップ式塗装機の側面図であ
る。
【図8】図7に示した塗装機の正面図である。
【符号の説明】
1 塗装機の本体 2A 塗料の噴射ノズル 2B 塗料の噴射口 3A,3B,3C イオン発生電極 4Z パターンエアーの吐出口 5Z 霧化エアーの吹出口 11 ベルカップ 12A 塗料の噴射口 12M モータ 14 イオン発生電極 15R シェーピングエアー用吐出穴 P 塗料 MA 霧化エアー PA パターンエアー

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塗料の噴射口を設けた塗装機本体の先端
    面に、霧化エアーに乗せて正イオンと負イオンを塗料の
    噴射方向に向けて放出する単電極又は複合電極式のイオ
    ン発生電極を設けたことを特徴とするイオン発生装置付
    き塗装機。
  2. 【請求項2】 塗料の噴射口を設けた先端面に霧化エア
    ーに乗せて正イオンを塗料の噴射方向に向けて放出する
    正イオン発生電極を設けた正イオン塗装機と、同じく噴
    射口を形成した先端面に霧化エアーに乗せて負イオンを
    塗料の噴射方向に向けて放出する負イオン発生電極を設
    けた負イオン塗装機とを、双頭式に取付けて構成したこ
    とを特徴とするイオン発生装置付き塗装機。
  3. 【請求項3】 モータによって高速回転するベルカップ
    の内側部から塗料を噴射することによって塗装を行うベ
    ルカップ式の塗装機であって、このベルカップを取付け
    た塗装機本体に、塗料のスプレーパターンをコントロー
    ルする多数のシェーピングエアー用吹出穴をサークル状
    に設けると共に、この吹出穴の外側にはシェーピングエ
    アーの吹出し方向に向けて正イオンと負イオンを発生す
    るイオン発生電極を設けたことを特徴とするイオン発生
    装置付き塗装機。
  4. 【請求項4】 イオン発生装置を備えた塗装機であっ
    て、一対の交流電源より塗装機の内部でプラス電位及び
    マイナス電位を造りだす機能を備えてなる請求項1,2
    又は3記載のイオン発生装置付き塗装機。
JP9281284A 1997-09-29 1997-09-29 イオン発生装置付き塗装機 Pending JPH1199342A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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