JPH09999A - 静電塗装ガン - Google Patents

静電塗装ガン

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JPH09999A
JPH09999A JP15470495A JP15470495A JPH09999A JP H09999 A JPH09999 A JP H09999A JP 15470495 A JP15470495 A JP 15470495A JP 15470495 A JP15470495 A JP 15470495A JP H09999 A JPH09999 A JP H09999A
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JP
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discharge
electrostatic coating
coating gun
paint
discharge electrode
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Shigenori Kazama
間 重 徳 風
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Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 良好な放電機能を維持することができると共
に、保守管理の容易化を実現することができる静電塗装
ガンを提供する。 【構成】 塗料霧化機構の周囲に複数の放電用電極を備
えた静電塗装ガンにおいて、単一の電源4と各放電用電
極3の間に、各々の放電用電極3に対する個別の抵抗5
を備えた静電塗装ガン1。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、静電塗装において、塗
料を霧化して噴射するとともにその塗料粒子に電荷を付
与するのに用いられる静電塗装ガンに関し、とくに、塗
料霧化機構の周囲に放電用電極を備えた静電塗装ガンに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】静電塗装は、アースした被塗装物を陽極
とし、静電塗装ガンを陰極として負の高電圧を与えるこ
とにより両極間に静電界を形成させると共に、霧化した
塗料粒子を負に帯電させて陽極の被塗装物に吸引付着さ
せる塗装方法であり、静電効果を利用するので、通常の
スプレー塗装に較べて塗料の塗着効率が極めて優れ、被
塗装物の表裏を同時に塗装できるなどの特徴がある。
【0003】この静電塗装に用いられる静電塗装ガンと
しては、液状塗料を圧縮空気によって霧化させるエア霧
化方式、液圧によるエアレス霧化方式、あるいは回転す
るカップ状の噴霧頭の遠心力によって塗料を霧化させる
回転霧化方式などのものが知られている。
【0004】これらの静電塗装ガンは、いずれもガンの
先端部に液状の塗料を霧化させるための霧化機構と、塗
料粒子を帯電させるとともに被塗装物との間に静電界を
形成させるための電極を備え、電極は霧化機構の内部あ
るいは霧化機構の周囲に配設されている。
【0005】この電極は、通常被塗装物に対して−30
〜−90kV程度の負の高電圧に維持され、霧化された
のちの塗料粒子に電荷を付与するために、被塗装物との
間に2〜4kV/cmの高電圧をかけてコロナ放電界を
形成させ、得られたイオンを塗料粒子に付着させること
により塗料粒子に帯電させるようにしている。また、塗
料に接触帯電させる目的で、塗料がガンから離れる直前
に電極に接する構造にすることも多い。
【0006】なお、この場合、被塗装物をアースし、こ
の被塗装物に対して負の高電圧を電極にかけるのが一般
的であり、この理由は、電極に正の高電圧をかける場合
に較べてコロナ放電の安定性が優れると共に、火花放電
に至る限界電圧を高くとることができることによる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記したよ
うな静電塗装ガンにおいて、とくに、塗料霧化機構の周
囲に複数の放電用電極を備えた静電塗装ガンの場合、コ
ロナ放電が行われるのは被塗装物に最も近い放電用電極
であり、それ以外の放電用電極からは放電が行われな
い。このため、従来において、塗料霧化機構の周囲に複
数の放電用電極を備えた静電塗装ガンにあっては、放電
の行われない放電用電極に塗料が付着し、その放電用電
極の放電機能が損なわれることから、頻繁に洗浄しなけ
ればならないといった不具合があり、このような不具合
を解決することが機能の維持や保守管理性の向上などを
図るうえでの課題になっていた。
【0008】
【発明の目的】本発明は、上記従来の課題に着目して成
されたもので、良好な放電機能を維持することができる
と共に、保守管理の容易化を実現することができる静電
塗装ガンを提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係わる静電塗装
ガンは、請求項1として、塗料霧化機構の周囲に複数の
放電用電極を備えた静電塗装ガンにおいて、単一の電源
と各放電用電極の間に、各々の放電用電極に対する個別
の抵抗を備えた構成とし、請求項2として、抵抗の値が
10〜200MΩである構成とし、請求項3として、放
電用電極が、放電面を形成する非金属製の導電材と、そ
の裏面に設けられるとともに抵抗および電源に接続した
金属板を備えている構成とし、請求項4として、塗料霧
化機構の周囲に放電用電極を備えた静電塗装ガンにおい
て、放電用電極が、放電面を形成し且つ複数の放電ピン
および各々の放電ピンに対する個別の抵抗を埋設した非
金属製の導電材と、その裏面に設けられるとともに単一
の電源に接続した金属板を備えている構成とし、請求項
5として、塗料霧化機構の周囲に放電用電極を備えた静
電塗装ガンにおいて、放電用電極が、放電面を形成する
抵抗体と、その裏面に設けられるとともに単一の電源に
接続した金属板を備えている構成とし、請求項6とし
て、放電用電極が、塗料霧化機構を中心とする環状を成
している構成としており、上記の構成を課題を解決する
ための手段としている。
【0010】
【発明の作用】本発明の請求項1に係わる静電塗装ガン
では、単一の電源と各放電用電極の間に各々の放電用電
極に対する個別の抵抗を備え、さらに、請求項2に記載
したように抵抗の値を10〜200MΩとしたことによ
り、被塗装物に最も近い放電用電極からコロナ放電が行
われると、抵抗の働きによってその放電用電極の電圧が
低下するため、別の放電用電極から放電が行われ、これ
が次々と行われるので見掛け上全ての放電用電極から放
電が行われる。
【0011】つまり、放電が行われている放電用電極に
は塗料が付着しにくいことから、塗料の付着によって放
電機能が損なわれるような事態が防止され、良好な放電
機能が維持されると共に、放電用電極の洗浄といった保
守管理の手間も軽減されることとなる。
【0012】本発明の請求項3に係わる静電塗装ガンで
は、各放電用電極において、金属板を介して非金属製の
導電材に通電が成されると共に、その導電材の放電面か
らコロナ放電が行われる。このとき、請求項1と同様
に、被塗装物に最も近い放電用電極の放電面から放電が
行われると、抵抗の働きによってその放電用電極の電圧
が低下するため、別の放電用電極の放電面から放電が行
われ、これが次々と行われるので見掛け上全ての放電用
電極の放電面から放電が行われる。
【0013】本発明の請求項4に係わる静電塗装ガンで
は、放電用電極において、被塗装物に最も近い放電ピン
からコロナ放電が行われると、その放電ピンに接続した
抵抗の働きによって同放電ピンの電圧が低下するので、
別の放電ピンから放電が行われ、これが次々と行われる
ので見掛け上放電用電極の放電面全体から放電が行われ
ることとなる。
【0014】本発明の請求項5に係わる静電塗装ガンで
は、放電用電極において、被塗装物に対して抵抗体の放
電面の一箇所からコロナ放電が行われると、その部分の
電圧が低下するので、別の部分から放電が行われ、これ
が次々と行われるので見掛け上放電用電極の放電面全体
から放電が行われることとなる。
【0015】また、請求項4および5に係わる静電塗装
ガンにあっては、請求項6に記載したように、放電用電
極を環状とすることにより、塗料霧化機構の周囲全体か
らコロナ放電が行われる状態となる。
【0016】
【実施例】図1は、本発明の請求項1および2に係わる
静電塗装ガンの一実施例を示す概略説明図である。
【0017】図示の静電塗装ガン1は、例えば回転霧化
方式のものであって、回転するカップ状の噴霧頭(塗料
霧化機構)2の周囲に、6本の放電用電極3を等間隔で
備えており、単一の電源4のマイナス側端子と各放電用
電極3の間に、各々の放電用電極3に対する個別の抵抗
5を備えている。抵抗5は、その抵抗値が10〜200
MΩであり、印加電圧の大きさなどによってその抵抗値
が選択される。なお、放電用電極3の数はとくに限定さ
れることはない。
【0018】上記の静電塗装ガン1は、その放電用電極
3が、図示しないアースされた被塗装物に対して−30
〜−90kV程度の負の高電圧に維持され、噴霧頭2に
より霧化されたのちの塗料粒子に電荷を付与するため
に、被塗装物との間に2〜4kV/cmの高電圧をかけ
てコロナ放電界を形成させ、得られたイオンを塗料粒子
に付着させることにより塗料粒子に帯電させる。
【0019】このとき、静電塗装ガン1では、被塗装物
に最も近い放電用電極3からコロナ放電が行われるが、
その放電用電極3に接続した抵抗5の働きによって同放
電用電極3の電圧が低下するため、別の放電用電極3か
ら放電が行われ、これが次々と行われるので見掛け上全
ての放電用電極3から放電が行われる。
【0020】つまり、放電が行われている放電用電極に
は塗料が付着しにくいことから、上記のように全ての放
電用電極3から放電が行われると、塗料の付着によって
放電機能が損なわれるような事態が防止され、これによ
り、良好な放電機能が維持されると共に、塗料が付着し
た放電用電極3を洗浄するといった保守管理の手間も大
幅に軽減されることとなる。
【0021】図2は、本発明の請求項3に係わる静電塗
装ガンの一実施例を説明する図である。
【0022】図示の静電塗装ガン11は、回転霧化方式
のものであって、その先端部に、モータ12と、このモ
ータ12によって回転駆動されるカップ状の噴霧頭13
から成る塗料霧化機構14を備え、回転する噴霧頭13
内に塗料ノズル15を介して供給された液状塗料が、噴
霧頭13の回転に基づく遠心力によって放射状に飛散
し、霧化される仕組みになっている。
【0023】静電塗装ガン11は、塗料霧化機構14の
噴霧頭13の外周側に、合計6個の放電用電極16を等
間隔で備えている。各放電用電極16は、放電面17を
形成する非金属製の導電材としての導電性プラスチック
製部材18と、その裏面に設けた金属板19を備えると
共に、裏面側は放電が行われないようにガン本体20に
一体成形したカバー部20aにより覆われている。
【0024】そして、単一の電源21のマイナス側端子
と各放電用電極16の金属板19の間には、各放電用電
極16に対する個別の抵抗22が接続してある。また、
カバー部20aを貫通する配線23は、同カバー部20
aに装着した絶縁体24により被覆してある。
【0025】上記の放電用電極16は、図示しない被塗
装物に対して噴霧頭13の先端部と同等あるいは先端部
よりわずかに後方に位置するように配設してあり、当該
放電用電極16に霧化された塗料が付着しにくいように
してある。さらに、静電塗装ガン11には、放電用電極
16と噴霧頭13との間に、エア噴出口25が設けてあ
り、このエア噴出口25から吹き出す気流によって塗料
粒子を被塗装物の方向に飛散させることにより、霧化さ
れた塗料が放電用電極16により一層付着しにくいよう
にしてある。
【0026】なお、この実施例に係わる静電塗装ガン1
1においては、噴霧頭13にも放電用電極16と同電位
の電圧を印加することがより望ましく、これにより、塗
料粒子には、コロナ放電による帯電に加えて、噴霧頭1
3との接触帯電をも期待できるようになる。また、図示
の放電用電極は円形であるが、その形が限定されること
はなく、また、その数にあってもとくに限定されること
はない。
【0027】上記の静電塗装ガン11は、塗料粒子を帯
電させるとともに被塗装物との間に静電界を形成する点
においては先の実施例のものと同様である。このとき、
静電塗装ガン11では、各放電用電極16において、金
属板19を介して導電性プラスチック製部材18に通電
が成されると共に、導電性プラスチック製部材18の放
電面17からコロナ放電が行われる。そして、被塗装物
に最も近い放電用電極16の放電面17から放電が行わ
れると、抵抗22の働きによってその放電用電極16の
電圧が低下するため、別の放電用電極16の放電面17
から放電が行われ、これが次々と行われるので見掛け上
全ての放電用電極16の放電面17から放電が行われ
る。
【0028】したがって、上記のように全ての放電用電
極16から放電が行われると、放電用電極16には塗料
が付着することがなく、塗料の付着によって放電機能が
損なわれるような事態が防止され、これにより、良好な
放電機能が維持され、塗料が付着した放電用電極16を
洗浄するといった保守管理の手間も大幅に軽減されるこ
ととなる。また、静電塗装ガン11では、放電面17か
ら放電を行うので、例えばピン状の電極に較べて電極投
影面積が大幅に大きくなり、塗料粒子への帯電量を多く
することが可能となる。
【0029】なお、上記実施例では、非金属製の導電材
として導電性プラスチック製部材18を用いたが、導電
性の塗料などを用いることもできる。
【0030】図3は、本発明の請求項4および6に係わ
る静電塗装ガンの一実施例を説明する図である。
【0031】図3(a)に示す静電塗装ガン31は、回
転霧化方式のものであって、回転するカップ状の噴霧頭
(塗料霧化機構)32を中心にして、環状の放電用電極
33を備えている。
【0032】放電用電極33は、その断面を図3(b)
に示すように、放電面34を形成する非金属製の導電材
としての導電性プラスチック製部材35と、その裏面に
設けられるとともに単一の電源36のマイナス側端子に
接続した金属板37を備えている。導電性プラスチック
製部材35には、金属板37側に抵抗38を接続した多
数の放電ピン39が埋設してあると共に、裏側からの放
電を防ぐための絶縁体40が装着してある。
【0033】上記の静電塗装ガン31は、塗料粒子を帯
電させるとともに図示しない被塗装物との間に静電界を
形成する点においては先の実施例のものと同様である。
このとき、静電塗装ガン31では、放電用電極33にお
いて、金属板37を介して通電が成され、被塗装物に最
も近い放電ピン39からコロナ放電が行われると、その
放電ピン39に接続した抵抗38の働きによって同放電
ピン39の電圧が低下するので、別の放電ピン39から
放電が行われ、これが次々と行われるので見掛け上放電
用電極33の放電面34全体から放電が行われることと
なり、しかも放電用電極33が環状であるため、噴霧頭
(塗料霧化機構)32の周囲全体からコロナ放電が行わ
れる状態となる。
【0034】この実施例の静電塗装ガン31にあって
も、前実施例のものと同様に、環状の放電面34から放
電を行うので、例えばピン状の電極に較べて電極投影面
積が大幅に大きくなり、塗料粒子への帯電量を大幅に多
くすることが可能となる。
【0035】図4は、本発明の請求項5および6に係わ
る静電塗装ガンの一実施例を説明する図である。
【0036】図4(a)に示す静電塗装ガン51は、前
実施例と同様に回転霧化方式のものであって、回転する
カップ状の噴霧頭(塗料霧化機構)52を中心にして、
環状の放電用電極53を備えている。
【0037】放電用電極53は、その断面を図4(b)
に示すように、放電面54を形成する抵抗体としての抵
抗性プラスチック製部材55と、その裏面に設けられる
とともに単一の電源56のマイナス側端子に接続した金
属板57を備えている。抵抗性プラスチック製部材55
には、裏側からの放電を防ぐための絶縁体58が装着し
てある。
【0038】上記の静電塗装ガン51は、塗料粒子を帯
電させるとともに図示しない被塗装物との間に静電界を
形成する点においては先の実施例のものと同様である。
このとき、静電塗装ガン51では、放電用電極53にお
いて、金属板57を介して通電が成され、放電用電極5
3において、図示しない被塗装物に対して抵抗性プラス
チック製部材55の放電面54の一箇所からコロナ放電
が行われると、その部分の電圧が低下するので、別の部
分から放電が行われ、これが次々と行われるので見掛け
上放電用電極53の放電面54全体から放電が行われる
こととなり、しかも放電用電極53が環状であるため、
噴霧頭(塗料霧化機構)52の周囲全体からコロナ放電
が行われる状態となる。
【0039】この実施例の静電塗装ガン51にあって
も、前実施例のものと同様に、環状の放電面54から放
電を行うので、例えばピン状の電極に較べて電極投影面
積が大幅に大きくなり、塗料粒子への帯電量を大幅に多
くすることが可能となる。
【0040】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明の請求
項1および2に係わる静電塗装ガンによれば、塗料霧化
機構の周囲に複数の放電用電極を備えた静電塗装ガンに
おいて、全ての放電用電極から放電が行われる状態が得
られるので、放電用電極に塗料が付着しにくくなり、塗
料の付着によって放電機能が損なわれるような事態を防
止することができ、良好な放電機能を長期にわたって維
持することができると共に、放電用電極の洗浄といった
保守管理の手間も大幅に軽減することができる。また、
全ての放電用電極からの放電によって、塗料粒子への帯
電を効率よく行うことができると共に、帯電量を多くす
ることが可能となり、塗着効率の向上などにも貢献する
ことができる。
【0041】また、本発明の請求項3に係わる静電塗装
ガンによれば、請求項1と同様に、塗料の付着によって
放電機能が損なわれるような事態を防止することがで
き、良好な放電機能を長期にわたって維持することがで
きると共に、放電用電極の洗浄といった保守管理の手間
も大幅に軽減することができ、さらに、放電面から放電
を行うので、例えばピン状の電極に較べて電極投影面積
が大幅に大きくなり、塗料粒子への帯電量を多くするこ
とが可能になると共に、塗着効率の向上などを実現する
ことができる。
【0042】本発明の請求項4および5に係わる静電塗
装ガンによれば、塗料霧化機構の周囲に放電用電極を備
えた静電塗装ガンにおいて、良好な放電機能を長期にわ
たって維持することができると共に、放電用電極の洗浄
といった保守管理の手間も大幅に軽減することができ、
塗料粒子への帯電量を多くすることが可能になる。
【0043】また、本発明の請求項6に係わる静電塗装
ガンによれば、環状の放電用電極を採用したことによ
り、請求項4および5の効果に加えて、塗料霧化機構の
周囲全体から放電が行われる状態を得ることができ、塗
料粒子への帯電をより一層効率よく行うことができると
共に、帯電量を多くすることができ、塗着効率を大幅に
向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の請求項1および2に係わる静電塗装ガ
ンの一実施例を示す概略説明図である。
【図2】本発明の請求項3に係わる静電塗装ガンの一実
施例を説明する断面図(a)および片側省略の正面図
(b)である。
【図3】本発明の請求項4および6に係わる静電塗装ガ
ンの一実施例を説明する概略斜視図(a)および放電用
電極の断面図(b)である。
【図4】本発明の請求項5および6に係わる静電塗装ガ
ンの一実施例を説明する概略斜視図(a)および放電用
電極の断面図(b)である。
【符号の説明】
1 11 31 51 静電塗装ガン 2 13 32 52 噴霧頭(塗料霧化機構) 3 16 33 53 放電用電極 4 21 36 56 電源 5 22 38 抵抗 14 塗料霧化機構 17 34 54 放電面 18 35 導電性プラスチック製部材(非
金属製の導電材) 19 37 57 金属板 39 放電ピン 55 抵抗体(抵抗性プラスチック製
部材)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塗料霧化機構の周囲に複数の放電用電極
    を備えた静電塗装ガンにおいて、単一の電源と各放電用
    電極の間に、各々の放電用電極に対する個別の抵抗を備
    えたことを特徴とする静電塗装ガン。
  2. 【請求項2】 抵抗の値が10〜200MΩであること
    を特徴とする請求項1に記載の静電塗装ガン。
  3. 【請求項3】 放電用電極が、放電面を形成する非金属
    製の導電材と、その裏面に設けられるとともに抵抗およ
    び電源に接続した金属板を備えていることを特徴とする
    請求項1または2に記載の静電塗装ガン。
  4. 【請求項4】 塗料霧化機構の周囲に放電用電極を備え
    た静電塗装ガンにおいて、放電用電極が、放電面を形成
    し且つ複数の放電ピンおよび各々の放電ピンに対する個
    別の抵抗を埋設した非金属製の導電材と、その裏面に設
    けられるとともに単一の電源に接続した金属板を備えて
    いることを特徴とする静電塗装ガン。
  5. 【請求項5】 塗料霧化機構の周囲に放電用電極を備え
    た静電塗装ガンにおいて、放電用電極が、放電面を形成
    する抵抗体と、その裏面に設けられるとともに単一の電
    源に接続した金属板を備えていることを特徴とする静電
    塗装ガン。
  6. 【請求項6】 放電用電極が、塗料霧化機構を中心とす
    る環状を成していることを特徴とする請求項4または5
    に記載の静電塗装ガン。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010279855A (ja) * 2009-06-02 2010-12-16 Daikin Ind Ltd 静電噴霧装置
WO2018179491A1 (ja) * 2017-03-30 2018-10-04 有光工業株式会社 静電散布ノズル及び静電散布装置

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