JPH1199270A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JPH1199270A
JPH1199270A JP26231697A JP26231697A JPH1199270A JP H1199270 A JPH1199270 A JP H1199270A JP 26231697 A JP26231697 A JP 26231697A JP 26231697 A JP26231697 A JP 26231697A JP H1199270 A JPH1199270 A JP H1199270A
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JP
Japan
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game control
control board
identification information
gaming machine
game
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Application number
JP26231697A
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English (en)
Inventor
Shohachi Ugawa
詔八 鵜川
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Sankyo Co Ltd
Original Assignee
Sankyo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊技制御基板が不正にすり替えられてしまう
ことを容易に発見可能な遊技機を提供する。 【解決手段】 遊技制御基板112を多層構造として、
その層間に遊技制御基板の種類を識別可能なIDコード
の記憶されたICチップ114を埋め込み、遊技機外部
に設置されたID識別装置から所定の電磁波を受けてI
Cチップ114がIDコードをID識別装置に電磁波に
より送信するように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえばパチンコ
遊技機やコイン遊技機、スロットマシンなどで代表され
る遊技機に関し、詳しくは、遊技機を制御する遊技制御
基板の記憶部に記憶された遊技制御プログラムに基づい
て遊技制御が行なわれる遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から一般的に知られている遊技機に
は、ROMなどの記憶部に記憶されている遊技制御プロ
グラムに基づいて遊技機を制御する遊技制御基板が所定
の収容部に収容された状態で設けられている。この遊技
制御基板の中には、前記ROMに記憶されている遊技制
御プログラムが正規のものであるか否かを判定する遊技
制御プログラム判定機能が設けられているものがあり、
たとえば電源投入時などにおいて、前記ROMに記憶さ
れている遊技制御プログラムを読出してその読出された
遊技制御プログラムが正しいものであるか否かチェック
し、正規のものでないと判定された場合には、たとえば
当該遊技制御プログラムに従った遊技制御動作を行なわ
ないようにする機能が設けられていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近年、
遊技制御基板自体を不正なものとすり替える犯罪が多発
しており、前述した遊技制御プログラム判定機能ではこ
のような不正を発見できないという欠点があった。
【0004】一方、このような不正改造プログラムの場
合には、遊技者が通常の遊技操作を行なっている以上、
遊技者にとって有利な特定遊技状態が発生する確率は通
常どおり変化しないかあるいは通常よりも低くなってい
るが、通常では発生しにくい特殊な遊技操作が行なわれ
て特殊な遊技動作が生じた場合には、前記特定遊技状態
が頻発したりあるいはその特定遊技状態の発生確率が向
上した状態が継続したりするように構成されており、い
わゆるセット打ちが可能に構成されていた。
【0005】本発明は、係る実情に鑑み考え出されたも
のであり、その目的は、前述した不正行為を容易に発見
可能な遊技機を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、遊技機を制御する遊技制御基板の記憶部に記憶され
た遊技制御プログラムに基づいて遊技制御が行なわれる
遊技機であって、前記遊技制御基板に設けられ、該遊技
制御基板と該遊技制御基板が取付けられた遊技機との対
応関係が正しいか否かを識別するための識別情報を遊技
機の外部へ送信可能な識別情報送信手段を含むことを特
徴とする。
【0007】請求項2に記載の本発明は、請求項1に記
載の発明の構成に加えて、前記識別情報送信手段は、所
定の外部機器からの要求に応じて前記識別情報を該外部
機器へ送信することを特徴とする。
【0008】請求項3に記載の本発明は、請求項2に記
載の発明の構成に加えて、前記識別情報送信手段は、前
記識別情報の記憶された識別情報記憶部と、前記外部機
器から所定の電磁波を受信したことを条件に前記識別情
報記憶部に記憶されている識別情報を送信する制御を行
なう制御手段とを含むことを特徴とする。
【0009】請求項4に記載の本発明は、請求項3に記
載の発明の構成に加えて、前記識別情報送信手段は、前
記外部機器から送信される前記所定の電磁波を用いて電
力を生成する電力生成手段を含み、前記制御手段は、前
記電力生成手段で生成された電力の供給を受けて前記制
御を行なうことを特徴とする。
【0010】請求項5に記載の本発明は、請求項1に記
載の発明の構成に加えて、前記遊技制御基板は、少なく
ともその一部が複数の層が積層した多層構造であり、前
記識別情報送信手段は、前記複数の層の層間に設けられ
ていることを特徴とする。
【0011】請求項6に記載の本発明は、請求項1に記
載の発明の構成に加えて、前記識別情報送信手段は、前
記遊技制御基板の表面に貼設されていることを特徴とす
る。
【0012】請求項7に記載の本発明は、請求項1に記
載の発明の構成に加えて、前記識別情報送信手段は、前
記遊技制御基板の前記記憶部と一体不可分に構成されて
いることを特徴とする。
【0013】
【作用】請求項1に記載の本発明によれば、遊技制御基
板に設けられた識別情報送信手段の働きにより、該遊技
制御基板と該遊技制御基板が取付けられた遊技機との対
応関係が正しいか否かを識別するための識別情報が遊技
機の外部へ送信される。
【0014】請求項2に記載の本発明によれば、請求項
1に記載の発明の作用に加えて、識別情報送信手段の働
きにより、所定の外部機器からの要求に応じて前記識別
情報が該外部機器へ送信される。
【0015】請求項3に記載の本発明によれば、請求項
2に記載の発明の作用に加えて、前記識別情報送信手段
は、前記識別情報の記憶された識別情報記憶部と制御手
段とを含み、該制御手段の働きにより、前記外部機器か
ら所定の電磁波を受信したことを条件に前記識別情報記
憶部に記憶されている識別情報を送信する制御が行なわ
れる。
【0016】請求項4に記載の本発明によれば、請求項
3に記載の発明の作用に加えて、前記識別情報送信手段
は電力生成手段を含み、該電力生成手段の働きにより、
前記外部機器から送信される前記所定の電磁波を用いて
電力が生成され、前記制御手段による制御にその電力が
使用される。
【0017】請求項5に記載の本発明によれば、請求項
1に記載の発明の作用に加えて、前記遊技制御基板は、
少なくともその一部が複数の層が積層した多層構造であ
り、前記識別情報送信手段は、前記複数の層の層間に設
けられているため、外部から該識別情報送信手段に手を
加えにくくなる。
【0018】請求項6に記載の本発明によれば、請求項
1に記載の発明の作用に加えて、前記識別情報送信手段
は、前記遊技制御基板の表面に貼設されているために、
比較的簡単に該遊技制御基板に該識別情報送信手段を設
けることができる。
【0019】請求項7に記載の本発明によれば、請求項
1に記載の発明の作用に加えて、前記識別情報送信手段
は、前記遊技制御基板の前記記憶部と一体不可分に構成
されているために、前記識別情報送信手段には手をつけ
ずに遊技制御プログラムの記憶された前記記憶部のみを
取り外して不正改造プログラムの記憶された記憶部とす
り替えることが不可能となる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施の形態
においては、遊技機の一例としてパチンコ遊技機を示す
が、本発明はこれに限らず、たとえばコイン遊技機やス
ロットマシンなどであってもよく、遊技機を制御する遊
技制御基板の記憶部に記憶された遊技制御プログラムに
基づいて遊技制御が行なわれる遊技機であれば、すべて
に適用することが可能である。
【0021】図1は、本発明に係る遊技機の一例のパチ
ンコ遊技機1およびカードユニット35の正面図であ
る。
【0022】カードユニット35には、カード利用可表
示ランプ47が設けられており、カードユニット35が
使用可能な状態にある旨が、このカード利用可表示ラン
プ47の点灯または点滅により遊技者に知らされる。こ
のカードユニット35は、遊技機設置島に設置されてい
る複数台のパチンコ遊技機1の間に挿入された状態で設
置されており、左右どちらの遊技機に接続されているか
が連結台方向表示器49により表示される。
【0023】遊技者がカード残高の記録された共通カー
ドをカード挿入口50から挿入すると、その共通カード
に記録されているカード残高が読取られる。そして、遊
技者が貸玉操作を行なうことにより、予め入力設定され
ている貸出単位額分の残高が減額されるとともに、その
貸出単位額分の打玉がパチンコ遊技機1の上皿87内に
貸出される。
【0024】カードユニット35には端数表示スイッチ
48が設けられており、この端数表示スイッチ48を押
圧操作することにより、たとえばカード残高やエラーが
発生した場合のエラーコードなどの情報をパチンコ遊技
機1に設けられた情報表示器(図示省略)に表示可能で
ある。図中51はカードユニット錠であり、このカード
ユニット錠51に所定のキーを挿入して解錠操作するこ
とにより、カードユニット35の前面側を開成できるよ
うに構成されている。
【0025】パチンコ遊技機1の遊技盤には、遊技領域
3が形成されている。パチンコ遊技機1には、遊技者が
打球操作するための打球操作ハンドル82が設けられて
おり、この打球操作ハンドル82を遊技者が操作するこ
とにより、上皿87内に貯留されているパチンコ玉を1
個ずつ発射することができる。発射されたパチンコ玉
は、区画レール2の間を通って遊技領域3内に導かれ
る。
【0026】遊技領域3の中央には、複数種類の識別情
報としての特別図柄を可変表示させることが可能な可変
表示装置4が設けられている。可変表示装置4の下方に
は、可変入賞球装置10が設けられている。この可変入
賞球装置10は、ベース板60を遊技領域3に固定する
ことにより取付けられている。可変入賞球装置10は、
後述するソレノイド61aが励磁されることにより開閉
板61が開成して打玉が入賞可能な遊技者にとって有利
となる第1の状態と、ソレノイド61aが消磁されるこ
とにより開閉板61が閉成して打玉が入賞不可能な遊技
者にとって不利な第2の状態とに変化可能に構成されて
いる。可変入賞球装置10には、遊技状態に応じて点灯
または点滅表示する6個のLED62が設けられてい
る。
【0027】可変表示装置4の左側方部分および右側方
部分には、それぞれワープ入口21が設けられている。
このワープ入口21に進入した打玉は、可変表示装置4
の裏面側を通って下方に流下してワープ出口8から再度
遊技領域3に放出される。このため、ワープ出口8から
放出された打玉は、始動口9に比較的入賞しやすい状態
となる。可変表示装置4の左側方部分に設けられたワー
プ入口21に進入した打玉の通過経路には、普通図柄始
動ゲート23が設けられている。この普通図柄始動ゲー
ト23には、玉の通過を検出するための通過球検出器2
3aが設けられている。
【0028】遊技領域3内に打込まれた打玉が普通図柄
始動ゲート23に進入すれば、その通過球が通過球検出
器23aにより検出され、その検出出力に基づいて普通
図柄表示器17が可変開始される。
【0029】普通図柄表示器17はたとえば7セグメン
ト表示器で構成されており、普通図柄と呼ばれる識別情
報が可変表示される。この普通図柄表示器17の表示結
果が予め定められた特定の識別情報(たとえば7)とな
れば、後述するソレノイド20aが励磁されて、始動口
9に設けられた左右1対の可動片20が所定期間だけ開
成し、打玉がより始動入賞しやすい状態となる。この始
動口9に入賞した始動入賞球は後述する始動球検出器9
aにより検出され、その検出出力に基づいて可変表示装
置4が可変開始される。
【0030】この可変表示装置4は、たとえば液晶表示
可能なCRT表示器109(図2参照)で構成されてお
り、可変表示部5が設けられている。この可変表示部5
は、左可変表示部と中可変表示部と右可変表示部とに3
分割されており、すべての可変表示部が一斉に可変開始
することにより複数種類の特別図柄からなる識別情報が
上から下に向かってスクロール表示され、まず左可変表
示部が停止制御され、次に右可変表示部が停止制御さ
れ、最後に中可変表示部が停止制御される。
【0031】この可変表示装置4が可変停止された状態
で、特別図柄が予め定められた特定の特別図柄の組合せ
(たとえば777)となることにより、表示結果が予め
定められた特定の表示態様となった場合には、特定遊技
状態(大当たり状態)が発生して可変入賞球装置10が
第1の状態に制御されて遊技者にとって有利な状態とな
る。
【0032】可変入賞球装置10内には、特定入賞領域
が設けられており、この特定入賞領域に入賞した入賞球
が後述する特定球検出スイッチ61cにより検出され
る。また可変入賞球装置10内に入賞したすべての入賞
球が球数検出スイッチ61bにより検出される。具体的
には、特定球検出スイッチ61cにより検出された特定
入賞球と、特定入賞領域以外の通常入賞領域に入賞した
通常入賞球とが球数検出スイッチ61bにより検出され
る。第1の状態となった可変入賞球装置10内に進入し
た打玉が所定個数(たとえば9個)球数検出スイッチ6
1bにより検出された場合または所定期間(たとえば3
0秒間)経過した場合のうちのいずれか早い方の条件が
成立した場合に可変入賞球装置10の第1の状態が終了
して第2の状態となる。なお球数検出スイッチ61bに
よる検出個数は、7セグメント表示器よりなる個数表示
器63により表示される。そして、可変入賞球装置10
が第1の状態となっている期間中に進入した打玉が特定
入賞領域に入賞し、可変入賞球装置10が第2の状態に
なった後に特定球検出スイッチ61cにより検出されれ
ば、再度可変入賞球装置10を第1の状態にする繰返し
継続制御が実行される。この繰返し継続制御の実行上限
回数はたとえば16回と定められている。繰返し継続制
御において、可変入賞球装置10が第1の状態にされて
いる状態がラウンドと呼ばれる。繰返し継続制御の実行
上限回数が16回の場合には、第1ラウンドから第16
ラウンドまでの16ラウンド分、可変入賞球装置10が
第1の状態にされ得る。
【0033】可変表示装置4が可変表示中に打玉が再度
始動口9に始動入賞して始動球検出器9aにより検出さ
れれば、その始動入賞球が記憶され、可変表示装置4が
可変停止した後、再度可変開始可能な状態になってから
前記始動入賞記憶に基づいて可変表示装置4が再度可変
開始される。この始動入賞記憶の上限は、たとえば
「4」と定められている。現時点における始動入賞記憶
個数が始動記憶表示器6により表示される。
【0034】遊技領域3内には、さらに風車19、通常
の入賞口7,11,15、および、遊技領域3内に打込
まれた打玉がいずれの入賞領域や可変入賞球装置にも入
賞しなかった場合にアウト玉として回収するアウト口1
6が設けられている。さらに、遊技盤には、飾り図柄表
示用のサイドランプ22が設けられている。
【0035】始動口9、可変入賞球装置10、通常の入
賞口7,11,15などの各種入賞領域に打玉が入賞す
ると、その入賞口に応じた所定個数の景品玉が上皿87
に払出される。上皿87の下方には、上皿玉抜きレバー
84を操作することにより上皿87から排出される打玉
を貯留しておくための下皿86が設けられている。下皿
86に貯留された打玉は、下皿玉抜きレバー85を操作
することにより排出できる。
【0036】遊技領域3の上部の左右には、ステレオ音
の音声などの効果音を発生するためのスピーカ81,8
1が設けられている。また、図中83は、パチンコ遊技
機1の前面側の枠である前面枠を開閉できないようにす
るための鍵である。
【0037】図2は、図1に示したパチンコ遊技機とカ
ードユニットの背面図である。109は、可変表示装置
4(図1参照)を構成するCRT表示器である。このC
RT表示器109は、CRT表示器109下方に設けら
れた画像表示制御基板216(図5参照)の画像表示制
御信号に基づいて可変表示部5(図1参照)に各種特別
図柄、キャラクタ、その他の画像を表示する。
【0038】CRT表示器109の下方には、遊技制御
基板ボックス110がパチンコ遊技機1に対して着脱自
在に取付けられている。この遊技制御基板ボックス11
0内には、遊技制御基板112(図6参照)が収容され
ている。遊技制御基板112は、画像表示制御基板21
6と配線により接続されており、可変表示部5に表示さ
せるべき画像を指定するための信号を画像表示制御基板
216へ送信する。遊技制御基板ボックス110の表面
には、基板の種類を表示する基板名シールが貼付されて
いる。
【0039】玉タンク100には、遊技機設置島から補
給玉が補給装置(図示省略)を介して補給される。この
玉タンク100に供給される補給玉が補給装置内の補給
玉検出器により検出されるのであり、所定個数(たとえ
ば10個)の補給玉が供給されたことを検出して1パル
スの検出信号がこの補給玉検出器から出力される。
【0040】玉誘導レール101は、玉タンク100内
の貯留玉を2列に整列させながら流下させるものであ
り、その2列の流下経路にそれぞれタンク玉切れスイッ
チ(図示省略)とレール玉切れスイッチ(図示省略)と
が設けられており、玉タンク100内の貯留玉がなくな
ったこと、および玉誘導レール101上の流下玉がなく
なったことが検出される。
【0041】賞球払出ユニット103には、払出モータ
(図示省略)が設けられており、玉誘導レール101か
ら供給されてきた打玉がこの払出モータの回転力により
横送りされ、その横送りされた打玉が1つずつ下方に落
下して、上皿内に払出される。
【0042】図中60は打球ユニットであり、遊技者が
打球操作ハンドル82を操作することにより作動して、
打玉を1つずつ遊技領域3内に発射するためのものであ
る。また、電源基板102にはパチンコ遊技機1の電源
スイッチが設けられている。
【0043】104は、入賞玉処理装置(図示省略)を
カバーする入賞玉処理装置用カバーである。また、10
7は、賞球玉貸制御基板(図示省略)をカバーする賞球
玉貸制御基板用カバーである。106は払出制御回路基
板であり、賞球払出ユニット103を作動して玉の払出
制御を行なうものである。
【0044】次に、パチンコ遊技機1の遊技制御に用い
られる制御回路について説明する。図3および図4は、
遊技制御基板112に設けられた各種制御回路の構成を
示すブロック図である。
【0045】図3および図4を参照して、制御回路は、
基本回路200、アドレスデコード回路201、入力回
路202、LED回路203、情報出力回路204、初
期リセット回路205、定期リセット回路206、電飾
信号回路207、ソレノイド回路208、設定スイッチ
209、CRT回路210、賞球個数信号出力回路21
1、ランプ回路212、音声合成回路213、音量増幅
回路214、電源回路215、ID発信器114を含
む。
【0046】基本回路200は、遊技制御プログラムに
従ってパチンコ遊技機1の各種機器を制御する。基本回
路200の内部には、マイクロコンピュータ(マイコ
ン)200aが設けられている。マイクロコンピュータ
200aには、遊技制御プログラムを記憶しているRO
M200c(Read Only Memory)、遊技制御プログラム
に従って制御動作を行なうためのCPU(Central Proc
essing Unit )200b、CPUのワーク用メモリとし
て機能するRAM(Random Access Memory)200d、
その他図示を省略するがI/O(Input/Output)ポー
ト、クロック発生回路などが設けられている。
【0047】入力回路202は、始動口9に始動入賞し
た打玉を検出するための始動玉検出器9aと、可変入賞
球装置10の特定入賞領域に入賞した打玉を検出するた
めの特定球検出スイッチ61cと、可変入賞球装置10
の大入賞口に入賞した打玉を検出するための球数検出ス
イッチ61bと、普通図柄始動ゲート23を通過した打
玉を検出するための通過球検出器23aとそれぞれ接続
される。入力回路202は、始動玉検出器9aから出力
される始動入賞信号など、各検出器から出力される検出
信号を基本回路200へ送信する。
【0048】さらに入力回路202には、入賞玉処理装
置(図示省略)から当たり玉信号A,Bが入力される。
この当たり玉信号A,Bは、入賞玉処理装置で入賞玉が
検出されることに基づいて出力される信号である。この
パチンコ遊技機1では、パチンコ玉の入賞位置に応じて
払出される景品玉数が2種類定められているために、払
出すべき景品玉数を特定するために当たり玉信号がそれ
ぞれA,Bの2種類定められている。入力回路202
は、当たり玉信号A,Bを基本回路200へ出力する。
【0049】LED回路203には、普通図柄表示器1
7の個数表示LED63、始動記憶表示器6のLED、
普通図柄表示器17の普通図柄を表示するためのLE
D、通過記憶表示器18のLEDと接続される。LED
回路203は、基本回路200から出力される制御信号
に応じて、上記各LEDの点灯状態を制御する。
【0050】初期リセット回路205は、電源投入時に
基本回路200をリセットするための回路である。初期
リセット回路205から送られてきた初期リセットパル
スに応答して、基本回路200はパチンコ遊技機1を初
期化する。
【0051】定期リセット回路206は、基本回路20
0に対し、定期的(たとえば2msecごと)にリセッ
トパルスを与え、ROM200cに記憶されている遊技
制御プログラムを先頭から繰返し実行させるための回路
である。
【0052】この種のパチンコ遊技機1では、大当たり
を発生させるか否かの判定を基本回路200のRAM2
00d内に構成された大当たり判定用カウンタのカウン
タ値により定めている。この大当たり判定用カウンタの
カウンタ値は、定期リセット回路206からリセットパ
ルスが与えられるごと(たとえば2msecごと)に所
定値範囲内で繰返し更新されている。基本回路200
は、入力回路202から始動入賞信号が入力されてきた
タイミングで大当たり判定用カウンタのカウンタ値を参
照してそのカウンタ値が予め定められている当たり判定
値であるか否かを判定し、当たり判定値である場合に
は、大当たりを発生させることを事前決定する。
【0053】ソレノイド回路208は、始動口9の可動
片20を駆動するためのソレノイド20a、および可変
入賞球装置10の開閉板61を駆動するためのソレノイ
ド61aを制御するための回路である。ソレノイド回路
208は、基本回路200から出力される制御信号に応
答して、所定のタイミングでソレノイド20aおよびソ
レノイド61aを作動させる。
【0054】アドレスデコード回路201は、基本回路
200内のマイクロコンピュータ200aから送られて
きたアドレス信号をデコードし、マイクロコンピュータ
200a内部に含まれるROM200c、RAM200
dなどのいずれか1つを選択するための信号を出力する
回路である。
【0055】情報出力回路204は、基本回路200か
ら与えられるデータ信号に基づいて、大当たり情報や図
柄確定情報、確率変動情報などの各種遊技情報をホスト
コンピュータであるホール用管理コンピュータなどに対
して出力する。ここで、大当たり情報とは、大当たりの
発生を示すための情報であり、図柄確定情報とは、始動
口9または15に入賞した打玉の入賞個数のうち実際に
可変表示装置4における図柄の可変表示の始動に使用さ
れた個数を示すための情報であり、確率変動情報とは、
高確率状態(確率向上状態)の発生に関する情報であ
る。
【0056】設定スイッチ209は、大当たり確率を設
定するためのスイッチである。電飾信号回路207は、
遊技機に設けられた複数種類の電飾(図示省略)の点灯
状態を制御する電飾基板(図示省略)へランプ制御デー
タD0〜D3を送信する。ランプ制御データD0〜D3
は、電飾の点灯状態を制御するためのデータであり、大
当たり時、あるいは高確率状態などにおける電飾の点灯
状態を指定する。なお、ランプ制御データコモンは共通
線信号である。
【0057】CRT回路210は、基本回路200から
出力される制御信号に従って、CRT表示器109を駆
動制御するための回路である。CRT回路210からC
RT表示器109に送信される信号の中には、コマンド
信号としてのCD0〜CD7と、表示制御通信トリガ信
号(割込信号)であるINTとが含まれる。さらに、C
RT回路210とCRT表示器109とを接続する信号
線には、電源供給のための+5V線と、+12V線と、
グランド信号線であるGND線とがある。基本回路20
0は、定期リセット回路206からの定期リセット信号
が入力されたタイミングでCRT回路210を介して画
像表示制御基板(サブ基板)216(図5参照)へ、割
込信号(INT)と画像表示制御信号(コマンド信号C
D0〜CD7)とを出力する。
【0058】ランプ回路212は、枠ランプ22と接続
される。ランプ回路212は、基本回路200から出力
される制御信号に応じて、上記各ランプの点灯状態を制
御する。
【0059】電源回路215は、AC24Vの交流電源
に接続され、+30V、+21V、+12V、+5Vの
複数種類の直流電圧を各回路に供給するための回路であ
る。なお、電源回路215から発生される+30Vの直
流電圧はCRT表示器109へ出力される。
【0060】音声合成回路213は、基本回路200か
ら出力される音声発生指令信号に応じて効果音データを
合成し、合成した効果音データを音量増幅回路214に
与える。音量増幅回路214は、効果音を増幅して電飾
基板へ出力する。
【0061】基本回路200は、当たり玉信号の種類
(A,B)に応じて払出すべき景品玉の個数データであ
る賞球個数データを賞球個数信号出力回路211に出力
する。賞球個数信号出力回路211は、これに応じて、
払出すべき賞球数を特定するための賞球個数信号0〜3
を払出制御基板(図示省略)へ出力する。なお、賞球個
数信号コモンは共通線信号である。
【0062】ID発信器114は、ICチップで構成さ
れており、パチンコ遊技機1に対応してパチンコ遊技機
1外部に配設されるID識別装置250(図9参照)の
指令に応じて動作する発信器であって基本回路200か
ら独立した制御動作を行なう。ID発信器114の制御
動作の詳細については後述する。
【0063】図5は、画像表示制御基板(サブ基板)2
16に形成された回路の構成を示すブロック図である。
画像表示制御基板216は、遊技制御基板(コントロー
ル基板)112からの制御信号に応じて可変表示装置4
の表示状態を制御する。
【0064】画像表示制御基板216には、CRTコン
トロール回路217、VDP(Video Displ
ay Processor)218、リセット回路21
9、発振回路220、VRAM221、キャラクタRO
M222、ID発信器224、DA変換回路225が設
けられている。
【0065】前述した通り、この種のパチンコ遊技機1
では、基本回路200に始動入賞信号が入力されてきた
タイミングで大当たり判定用カウンタのカウンタ値を参
照して当たり判定である場合には大当たりを発生させる
ことを事前決定している。しかしながら、近年、このよ
うな動作制御を悪用して画像表示制御基板216を不正
改造されたものとすり替え、大当たりを確実に発生させ
てしまうという不正行為が多発している。この不正改造
の原理は次のようなものである。
【0066】遊技制御基板112内の大当たり判定用カ
ウンタのカウンタ値は、定期リセット信号が入力される
毎に周期的に更新されている。一方、遊技制御基板11
2の基本回路200に定期リセット信号が入力されれ
ば、そのタイミングで基本回路200は画像表示制御基
板216に割込信号(INT)と画像表示制御信号(コ
マンド信号CD0〜CD7)とを出力している。したが
って、画像表示制御基板216側に入力される割込信号
(INT)を捕捉すれば、大当たり判定用カウンタの更
新タイミングを把握可能である。そこで画像表示制御基
板216に大当たり判定用カウンタと同じカウンタを設
け、画像表示制御基板216側に割込信号(INT)が
入力されるタイミングでそのカウンタを更新してやるこ
とにより、画像表示制御基板216側で遊技制御基板1
12側の大当たり判定用カウンタと同周期でそのカウン
タを更新させることが可能となる。さらに、遊技制御基
板112の入力回路202(図3参照)に直接入力され
るはずの始動入賞信号を画像表示制御基板216に入力
されるように加工し、画像表示制御基板216に始動入
賞信号が入力された時点から画像表示制御基板216側
に設けたカウンタが当たり判定値となるのを待って始動
入賞信号を遊技制御基板112の入力回路202に入力
してやれば、遊技制御基板112では、大当たり判定用
カウンタのカウンタ値が当たり判定値であるタイミング
で始動入賞信号が入力される結果となり、大当たりを発
生させることが事前決定されることになる。
【0067】上記原理に基づき、大当たり判定用カウン
タが当たり判定値となるタイミングで始動入賞信号を遊
技制御基板112へ入力する信号加工機なるものを製造
し、これを画像表示制御基板に設けた不正基板を正規の
画像表示制御基板216とすり替える行為が行なわれて
いるのである。この信号加工機には、大当たり判定用カ
ウンタと同じカウンタ値範囲で更新されるカウンタが記
憶されており、割込信号(INT)が入力される割込信
号入力部、始動球検出器9aと入力回路202との間に
介在して始動球検出器9aからの始動入賞信号が入力さ
れる始動入賞信号入力部、始動入賞信号を入力回路20
2に出力するための始動入賞信号出力部、割込信号(I
NT)の入力ごとにカウンタを更新し、始動入賞信号入
力部に始動入賞信号が入力された後カウンタ値が当たり
判定値に更新されたタイミングで始動入賞信号を始動入
賞信号出力部から出力させる制御部が設けられている。
【0068】このような不正行為を防止するべく、本実
施形態のパチンコ遊技機1には、ID発信器224が画
像表示制御基板21上に設けられている。ID発信器2
24は、たとえば非接触型のICカ−ド内に埋め込まれ
て使用されるICチップと同種のICチップで構成され
ており、そのメモリ(EEPROM)内には、画像表示
制御基板216の種類を識別可能な識別情報(IDコー
ド)が記憶されている。このIDコードは、たとえば各
遊技場を管理する第三者管理機関、または各遊技場で秘
密に管理されている。ID発信器224は、各パチンコ
遊技機1に対応してその外部に配設されたID識別装置
250(図9参照)からの送信要求に応じて、内部に記
憶されているIDコードをID識別装置250へ送信す
る。したがって不正基板とのすり替えが行なわれれば、
その基板からは所定のIDコードが送信されなくなるた
めに、画像表示制御基板216からのIDコードの送信
の有無およびIDコードの正否を確認することにより、
不正基板とのすり替えの有無を容易に把握可能となる。
【0069】CRTコントロール回路217は、図3、
図4に示した回路が形成されている遊技制御基板112
と接続されている。CRTコントロール回路217は、
遊技制御基板112から画像表示のためのコマンドデー
タCD0〜CD7、INT信号を定期的に受ける。さら
に、CRTコントロール回路217は、+12Vおよび
+5Vの2種類の電源電圧の供給を受ける。また、画像
表示制御基板216は、遊技制御基板112から延びる
GND線により接地されている。
【0070】CRTコントロール回路217は、受信し
たコマンドデータCD0〜CD7に応答して、画像表示
制御基板216に形成された回路全体を制御する。CR
Tコントロール回路217は、VDP218にアドレス
信号、データ信号および制御信号を送り、VDP218
とCRTコントロール回路217との間で、データ信号
の送受信を行なう。そして、CRTコントロール回路2
17は、受信したデータに基づいて、画像表示制御基板
216に形成された回路全体の制御を行なう。
【0071】VDP218は、発振回路220から供給
されるクロック信号を受けて動作し、リセット回路21
9から供給されるリセット信号を受けて動作がリセット
される。このVDP218は、CRTコントロール回路
217からの制御信号に応答して、画像データを生成す
る。VDP218は、VRAMアドレス信号、VRAM
データ信号、およびVRAM制御信号などの信号をVR
AM221へ送信する。VRAM221からVDP21
8へは、VRAMデータ信号などの信号が返信される。
VDP218は、キャラクタROMアドレス信号、キャ
ラクタROMデータ信号およびキャラクタROM制御信
号をキャラクタROM222へ送信する。キャラクタR
OM222からVDP218へは、キャラクタROMデ
ータ信号などの信号が返信される。
【0072】VDP218は、CRTコントロール回路
217から出力される制御信号に応答して、可変表示部
5に表示される画像を構成するための画像データを生成
する。VRAM221は、VDP218が生成した画像
データを一時的に記憶する。VDP218が生成し、V
RAM221に記憶される画像データは、所定数のドッ
トの集合を単位としたキャラクタの識別番号である。
【0073】画像データには、複数のキャラクタの識別
番号が、表示される配置関係に従って含まれている。こ
れをマップデータという。個々のキャラクタの識別番号
は、CRTコントロール回路217内に予め記憶されて
いる。可変表示部5に表示される画面を構成するために
必要なキャラクタの識別番号がCRTコントロール回路
217から読出され、VDP218により、表示画面に
おけるキャラクタの配置関係を示すためのマップデータ
として、VRAM221に記憶される。
【0074】キャラクタROM222は、キャラクタの
識別番号に対応するドットデータを予め記憶している。
VDP218は、所定のタイミングでVRAM221か
らマップデータを読出し、マップデータに含まれる各キ
ャラクタの識別番号に基づいて、各キャラクタのドット
データを読出す。VDP218は、読出したドットデー
タに基づいて、画像表示信号を生成する。生成された信
号は、DA変換回路225によりアナログのRGB(R
ED,GREEN,BLUE)信号に変換されて表示装
置223に入力される。さらにVDP218は、複合同
期信号SYNCを表示装置223へ供給する。表示装置
223は、送信されてきたRGB信号、複合同期信号S
YNCに基づいて、可変表示部5に画像を表示する。な
お、表示装置223は、遊技制御基板112から延びる
GND線により接地されている。
【0075】図6は、遊技制御基板ボックス110およ
びこれに収容された遊技制御基板112の構成を説明す
るための正面図である。また、図7は、遊技制御基板1
12の断面図であって、遊技制御基板112へのID発
信器114の取付け位置に関する第1実施形態を示す図
である。
【0076】遊技制御基板ボックス110は、遊技制御
基板112が収容される基板収容体本体111と、基板
収容体本体111に遊技制御基板112を収容した状態
でその上部から蓋をするための透明カバー部113とか
ら構成されている。透明カバー部113は、たとえばポ
リビニルアルコール、ポリエステル、ポリエチレンなど
の樹脂を主材料として構成された透明体であり、複数種
類あるいは単一種類の樹脂を複数積層させて形成されて
いる。透明カバー部113の表面には、前述した基板名
シール115が貼付されている。また、遊技制御基板ボ
ックス110に収容された遊技制御基板112の図示位
置には、ID発信器114が設けられている。
【0077】図7に示すように、遊技制御基板112
は、基板裏面部112bの上に中間層にあたる電源プリ
ント層112cが積層され、電源プリント層112c上
にID発信器114が載置され、さらにその上部からI
Cチップ格納部130の形成された基板表面部112a
が積層されて形成された多層構造から成る。したがっ
て、ID発信器114は、遊技制御基板112内部に埋
め込まれている。なお、各層間は所定の接着剤で接着さ
れている。
【0078】ID発信器114は、画像表示制御基板2
16に設けられたID発信器224と同様に、たとえば
非接触型のICカ−ド内に埋め込まれて使用されるIC
チップと同種のICチップで構成されている。ID発信
器114のメモリ(EEPROM)内には、パチンコ遊
技機1に対応する遊技制御基板112の種類を識別可能
な識別情報(IDコード)が記憶されている。このID
コードは、たとえば各遊技場を管理する第三者管理機
関、または各遊技場で秘密に管理されている。ID発信
器114は、ID発信器224と同様に、各パチンコ遊
技機1に対応してその外部に配設されたID識別装置2
50(図9参照)からの送信要求に応じて内部に記憶さ
れているIDコードをID識別装置250へ送信する。
このIDコードを確認することにより、遊技制御基板1
12が不正改造されたものとすり替えられているか否か
を容易に判断可能となる。また、ID発信器114はさ
らに遊技制御基板112の製造の段階で、基板表面部1
12aと基板裏面部112bとの間に電源プリント層1
12cを介在させて加熱し圧着しているために、不正を
企てる第三者が外部からID発信器114に手を加えに
くくなる。このため、ID発信器114が不正改造など
されることを極力防止できる。
【0079】なお、この実施形態では、ID発信器11
4は遊技制御基板112自体に設けられているが、これ
に代えて積層構造の透明カバー体113内部に埋め込ん
でもよく、また、透明カバー体113表面に設けてもよ
い。
【0080】図8は、遊技制御基板112の断面図であ
って、遊技制御基板112へのID発信器114の取付
け位置に関する第2実施形態を示す図である。この第2
実施形態では、ID発信器114が遊技制御基板112
の表面(基板表面部112aの表面)に貼設され、ID
発信器114が容易に取り外されてしまうのを防止する
ためにID発信器114の上から基板名シール115a
が強力に貼付されている。この第2実施形態によれば、
図7に示した構成に比較して、ID発信器114の遊技
制御基板112への取付けが容易となる。このため、実
施化が容易である。なお、基板名シール115aとして
は剥離困難なものを用いて、さらに基板名シール115
aを無理に剥がした場合には、ID発信器114が破壊
されてしまうように構成するのが望ましい。
【0081】図9は、パチンコ遊技機1、ID識別装置
250、管理装置300の接続構成を示すシステムブロ
ック図である。パチンコ遊技機1の裏面には、管理装置
300から延びる通信線が敷設されており、この通信線
に各パチンコ遊技機1と1対1対応でID識別装置25
0が接続されている。ID識別装置250は、パチンコ
遊技機1の遊技制御基板112および画像表示制御基板
216それぞれに設けられたID発信器114、ID発
信器224に対して、たとえば所定周波数の電波を周期
的にあるいは不定期に発信してそれぞれの内部に記憶さ
れたIDコードの送信を要求する。そして、IDコード
が得られればこれを管理装置300に送信する。
【0082】管理装置300内には、たとえば、遊技場
内に設置されたすべてのパチンコ遊技機1のIDコード
が画像表示基板216別および遊技制御基板112別に
記憶されている。管理装置300は、各ID識別装置2
50へたとえば所定周期ごとにポーリングをかけてID
コードの収集を促す。各ID識別装置250は、たとえ
ば、管理装置300のポーリングに応答してID発信器
114、およびID発信器224からIDコードを収集
し、管理装置300へ送信する。管理装置300は、各
ID識別装置250から所定のIDコードが送信されて
きたか否かを判断する。
【0083】IDコードが予め定められたものに一致し
ない場合、もしくは予め定められた待ち時間が経過して
もなお、IDコードが送信されてこない場合には、基板
の不正なすり替えが行なわれているものと判断し、その
旨を基板の種類(画像表示基板216または遊技制御基
板112)とパチンコ遊技機1の設置位置とともに記憶
し、必要に応じてモニター上に表示し、遊技場管理者な
どに報知する。なお、ID識別装置250は携帯可能に
構成して遊技場係員や第三者管理機関職員が1台ずつ視
認するようにしてもよい。
【0084】図10は、ID発信器114およびID発
信器224として使用されるICチップ114(22
4)の構成を説明するためのブロック図である。このI
Cチップ114(224)は、非接触型のICカードに
使用されるICチップと同種のICチップであり、質問
器の一例となるID識別装置250から受ける1つまた
は2つ以上の周波数信号を使用して、電力の供給と情報
の送受信とを行なう。なお、この種のICチップとして
は、所定周波数の電波を通信媒体として使用するものの
他、所定周波数の磁界を通信媒体として使用するものを
採用することも考えられる。
【0085】ICチップ114(224)は、マイクロ
コンピュータ(マイコン)114d、コイルにより構成
されているアンテナ114e、情報送受信部114c,
電源部114bを含む。マイクロコンピュータ114d
内には、CPU、制御プログラムの記憶されたROM、
RAM,その他IDコードやICチップ114(22
4)固有のアドレスなどを記憶するためのメモリとして
機能するEEPROMなどが構成されている。また、情
報送受信部114cには、同調回路や変復調回路、増幅
回路、整流回路などが構成されている。
【0086】アンテナ114eで受信された所定周波数
の信号は、情報送受信部114c内で整流されて電力が
生成され、電源部114bに供給される。この電力によ
りマイクロコンピュータ(マイコン)114d、その他
の各回路が作動する。さらに、情報送受信部114c
は、受信信号から電力を生成するとともにデータを増幅
・復調し、マイクロコンピュータ114dへ出力する。
マイクロコンピュータ114dは、入力データ内の送信
先アドレスとEEPROM内に記憶されているICチッ
プ114(224)固有のアドレスとを照合して、入力
データ内の送信先アドレスがEEPROM内に記憶され
ているアドレスと一致しているか否かを判別する。そし
て、一致している場合にはEEPROM内に記憶されて
いるIDコードとICチップ114(224)固有のア
ドレスを情報送受信部114cに出力する。情報送受信
部114cは、これらの情報を変調・増幅し、アンテナ
114eから出力する。出力された情報は電波により搬
送されて対応するID識別装置250で受信されること
になる。
【0087】ID発信器114およびID発信器224
はこのようなICチップで構成されているために、比較
的安価にID発信器114およびID発信器224を製
造できる。また、小型であるために場所も取らず、従来
のパチンコ遊技機の設置スペースがあれば十分にこれら
ID発信器114およびID発信器224を取付けたパ
チンコ遊技機を設置可能である。さらに、ID発信器1
14およびID発信器224が稼働するための電力は外
部に設けられたID識別装置250から出力される電波
により供給されるために、ID発信器114およびID
発信器224に電力供給用の配線を施す必要がなく、配
線の手間がかからず、パチンコ遊技機1における配線の
複雑化を防止できる。また、予め電力の蓄電された電池
などを設ける必要がなくなり、ID発信器114および
ID発信器224の一層の小型化を図ることができる。
【0088】また、ID発信器114およびID発信器
224は、受信電波中のデータに自身を指定する送信ア
ドレスがあることを条件にIDコードを外部出力してお
り、所定のID識別装置250からの要求に応じてID
コードを外部出力するために、IDコードがむやみやた
らと外部出力されてIDコードが第三者に知られてしま
うことを防止できる。
【0089】図11は、ID識別装置250の構成を説
明するためのブロック図である。ID識別装置250
は、制御用マイクロコンピュータ(制御用マイコン)2
50a、管理装置300との間で情報の送受信を行なう
ための情報送受信部250b、ID発信器114および
ID発信器224との間で電波により情報の送受信を行
なうためのアンテナを含む情報送受信部250b、操作
部250d、表示部250e、電源部250fを含む。
【0090】制御用マイクロコンピュータ250a内に
は、図示を省略しているが、CPU、制御プログラムの
記憶されたROM、RAM、対応するID発信器114
およびID発信器224を指定するための送信先アドレ
スの記憶されたEEPROMなどが構成されている。
【0091】操作部250dを操作することにより、E
EPROM内に記憶されている送信先アドレスを変更
し、ID識別装置250と対応するパチンコ遊技機1の
ID発信器114、ID発信器224を設定することが
できる。また、操作部250dを操作することにより、
ID識別装置250に対応付けられているパチンコ遊技
機1(ID発信器114、ID発信器224、画像表示
基板216、遊技制御基板112)を表示部250eに
表示して確認することが可能である。
【0092】情報送受信部250bは、通信線により管
理装置300と接続されている。この情報送受信部25
0bには、たとえば、所定周期で管理装置300からポ
ーリング信号が入力される。制御用マイクロコンピュー
タ250aは、このポーリングに応答してID送信要求
情報を生成し、所定周波数の電波に搬送させて情報送受
信部250cのアンテナからこれを出力する。このID
送信要求情報には、たとえば、対応するパチンコ遊技機
1(ID発信器114、ID発信器224)を識別可能
な前述した送信先アドレスが含まれている。
【0093】情報送受信部250cのアンテナに所定周
波数の電波が入力されば、情報送受信部250cの増幅
回路および変復調回路でデータが増幅・復調された後、
制御用マイクロコンピュータ250aへ出力される。制
御用マイクロコンピュータ250aは、入力データに含
まれる送信元アドレスとEEPROM内に記憶されてい
るICチップ114(224)固有の送信先アドレスと
を照合して、両者が一致しているか否かを判別する。そ
して、一致している場合には、対応するパチンコ遊技機
1(ID発信器114、ID発信器224)から情報が
返信されたものと判断し、入力データを情報送受信部2
50bに出力する。なお、この出力データには、ID発
信器114またはID発信器224内部に記憶されてい
るIDコードの他、ICチップ114(224)固有の
アドレス(送信元アドレス)が含まれている。
【0094】情報送受信部250bから出力された情報
は管理装置300に入力される。なお、管理装置300
は、入力情報内の前記送信元アドレスを手掛かりに管理
装置300内部のデータベースから同一アドレスのID
発信器114またはID発信器224に関する情報を検
索してデータベース内に記憶されているIDコードと入
力情報内のIDコードとが一致するか否かを判断するこ
とになる。
【0095】図12は、遊技制御基板112へのID発
信器114の取付け位置に関する第3実施形態を示す図
である。この第3実施形態では、遊技制御基板112の
基本回路200(図3参照)内部のマイクロコンピュー
タがワンチップ(1チップ)マイコン(マイクロコンピ
ュータ)200a’で構成されており、このワンチップ
マイコン200a’に遊技制御用マイコン(マイクロコ
ンピュータ)部200eとICチップ部114’とが一
体不可分に構成されている。遊技制御用マイコン部20
0eには、遊技制御プログラムの記憶された記憶部、遊
技制御プログラムを実行するCPU、CPUのワーク用
メモリとして機能するRAMなどが設けられている。一
方、ICチップ部114’は、図10に示したICチッ
プ114(224)と同様の機能を有し、図6などに示
したID発信器として機能する。
【0096】図13は、第3実施形態として図12に示
したワンチップマイコン(マイクロコンピュータ)20
0a’とID識別装置250との間で行なわれるIDコ
ード確認動作を説明するための図である。この図13
は、図12に示すワンチップマイコン200a’の設け
られた遊技制御基板112が収容された遊技制御基板ボ
ックス110の断面を図示している。
【0097】図示の通り、ワンチップマイコン200
a’がそのリードピンにより基板上に組付けられた遊技
制御基板112が、基板収容体本体111に取付けられ
て透明カバー部113により遊技制御基板ボックス11
0内に収納されている。ワンチップマイコン200a’
には前述の通り、図6などに示したID発信器114と
して機能するICチップ部114’が遊技制御用マイコ
ン部200eと一体不可分にパッケージにされて構成さ
れており、パチンコ遊技機1に対応してその外部に配設
されたID識別装置250からのIDコード送信要求に
応じて、ICチップ部114’内部に記憶されているI
Dコードを所定周波数の電波に搬送させてID識別装置
250へ送信する。
【0098】この第3実施形態によれば、ID発信器1
14として機能するICチップ部114’がワンチップ
マイコン200a’により遊技制御用マイコン部200
eと一体不可分で構成されているために、前述した第1
実施形態の遊技制御基板112において、ID発信器1
14には手をつけずに、遊技制御プログラムの記憶され
たROM200c(図3参照)のみを取り外して不正改
造プログラムの記憶されたROMとすり替えるなどどい
う行為が行なわれてしまうことを防止できる。
【0099】図14は、ICチップ(ID発信器)11
4,224の起動および停止のタイミングを説明するた
めのタイミングチャートである。ID識別装置250か
らICチップ114,224へ電波の発信が開始されれ
ば(図でID識別装置ON)、ICチップ114,22
4内で電波が受信されて電力が生成され、これによりI
D識別装置250からの電波の発信の開始から少し遅れ
てICチップ114,224が停止状態から起動状態と
なる。その後、ICチップ114,224からIDコー
ドを含む情報がID識別装置250へ出力され(図でI
D ON)、情報の出力が終了して所定時間経過後、I
D識別装置250の電波の発信が停止されるとともに、
ICチップ114,224の制御動作が停止する。な
お、図12に示したICチップ部114’についてもI
Cチップ114,224と同様のタイミングチャートで
起動し、停止する。
【0100】次に、以上説明した実施形態の変形例や特
徴点について以下に列挙する。 (1) ID発信器114,224,114’内に記憶
させるIDコードとしては、各パチンコ遊技機1ごとに
異なる特定の識別コードであってもよく、また、パチン
コ遊技機1の機種別に異なる特定の識別コードであって
もよい。さらには、遊技機メーカーごとに異なる特定の
識別コードであってもよい。
【0101】(2) 管理装置300により、前記識別
情報送信手段から送信される識別情報に基づいて、前記
遊技機に取付けられた遊技制御基板と該遊技機との対応
関係が正しいか否かを識別する識別手段が構成されてい
る。ID識別装置250により、前記識別情報送信手段
から送信される前記識別情報を中継して前記識別手段へ
送信する中継手段が構成されている。
【0102】(3) 管理装置300で行なわれるID
判定をID識別装置250でも行なえるように構成して
もよい。このようにすることにより、管理装置300の
管理装置負担を軽減できる。このように構成する場合に
は、ID識別装置250の制御用マイクロコンピュータ
250aにID発信器114(224)のIDコードを
記憶させておく必要がある。その際には、操作部250
dの操作によりIDコードを入力できるように構成する
ことが考えられる。この場合、ID識別装置250によ
り、前記識別情報送信手段から送信される識別情報に基
づいて、前記遊技制御基板と該遊技制御基板が取付けら
れた遊技機との対応関係が正しいか否かを識別する識別
手段が構成されている。
【0103】(4) ID発信器224により、遊技機
の画像表示制御を行なう画像表示制御基板に設けられ、
該画像表示制御基板と前記遊技機との対応関係が正しい
か否かを識別するための識別情報を遊技機の外部へ送信
可能な識別情報送信手段が構成されている。画像表示制
御基板(サブ基板)216により、遊技機の画像表示制
御を行なう画像表示制御基板が構成されている。
【0104】
【課題を解決するための手段の具体例】パチンコ遊技機
1により、遊技機を制御する遊技制御基板の記憶部に記
憶された遊技制御プログラムに基づいて遊技制御が行な
われる遊技機が構成されている。遊技制御基板112に
より、遊技機を制御する遊技制御基板が構成されてい
る。
【0105】ICチップ114またはICチップ部11
4’からなるID発信器114,114’により、前記
遊技制御基板に設けられ、該遊技制御基板と該遊技制御
基板が取付けられた遊技機との対応関係が正しいか否か
を識別するための識別情報を遊技機の外部へ送信可能な
識別情報送信手段が構成されている。IDコードによ
り、該遊技制御基板と該遊技制御基板が取付けられた遊
技機との対応関係が正しいか否かを識別するための識別
情報が構成されている。
【0106】図12に示すタイミングチャートに、前記
識別情報送信手段は、所定の外部機器からの要求に応じ
て前記識別情報を該外部機器へ送信することが示されて
いる。ID識別装置250により、前記所定の外部機器
が構成されている。
【0107】マイクロコンピュータ114d内のEEP
ROMにより、前記識別情報の記憶された識別情報記憶
部が構成されている。およびマイクロコンピュータ11
4dにより、前記外部機器から所定の電磁波を受信した
ことを条件に前記識別情報記憶部に記憶されている識別
情報を送信する制御を行なう制御手段が構成されてい
る。
【0108】情報送受信部114cにより、前記外部機
器から送信される前記所定の電磁波を用いて電力を生成
する電力生成手段が構成されている。図10に示した電
源部114bとマイクロコンピュータ114dにより、
前記制御手段は、前記電力生成手段で生成された電力の
供給を受けて前記制御を行なうことが開示されている。
【0109】図7、図8に示した遊技制御基板112に
より、少なくともその一部が複数の層が積層した多層構
造である、前記遊技制御基板が構成されている。図7に
示すように、基板表面部112aと基板裏面部112b
との間に位置するID発信器114により、前記複数の
層の層間に設けられている前記識別情報送信手段が構成
されている。
【0110】図8に示すように、基板表面部112a表
面に位置するID発信器114により、前記遊技制御基
板の表面に貼設されている前記識別情報送信手段が構成
されている。
【0111】図12のICチップ部114’により、前
記遊技制御基板の前記記憶部と一体不可分に構成されて
いる前記識別情報送信手段が構成されている。
【0112】
【課題を解決するための手段の具体例の効果】請求項1
に関しては、遊技制御基板と該遊技制御基板が取付けら
れた遊技機との対応関係が正しいか否かを識別するため
の識別情報が該遊技制御基板に設けられた識別情報送信
手段により遊技機の外部へ送信されるために、遊技制御
基板が前記遊技機との対応関係が正しくない不法改造さ
れたものにすり替えられたことを容易に発見できる。
【0113】請求項2に関しては、請求項1に関する効
果に加えて、識別情報送信手段は所定の外部機器からの
要求に応じて前記識別情報を該外部機器へ送信するため
に、該識別情報がむやみやたらと送信されて第三者に知
られてしまうことを防止できる。
【0114】請求項3に関しては、請求項2に関する効
果に加えて、前記識別情報送信手段は、前記識別情報の
記憶された識別情報記憶部と制御手段とを含み、前記外
部機器から所定の電磁波を受信したことを条件に前記識
別情報記憶部に記憶されている識別情報を送信するため
に、前記外部機器と前記識別情報送信手段との間に配線
を設ける必要がなく、比較的容易かつ安価に構成するこ
とが可能となる。
【0115】請求項4に関しては、請求項3に関する効
果に加えて、電力生成手段により前記外部機器から送信
される前記所定の電磁波を用いて電力が生成され、前記
制御手段による制御にその電力が使用されるために、外
部から電力供給用の配線を前記識別情報送信手段に接続
する必要がなく、遊技機の配線構成が複雑化するのを防
止できる。また、前記識別情報送信手段に電源を設ける
必要がなくなり、識別情報送信手段の小型化を図ること
ができる。
【0116】請求項5に関しては、請求項1に関する効
果に加えて、前記遊技制御基板は、少なくともその一部
が複数の層が積層した多層構造であり、前記識別情報送
信手段は、前記複数の層の層間に設けられているため、
外部から該識別情報送信手段に手を加えにくくなる。こ
のため、前記識別情報送信手段が不正改造などされるこ
とを極力防止できる。
【0117】請求項6に関しては、請求項1に関する効
果に加えて、前記識別情報送信手段は、前記遊技制御基
板の表面に貼設されているために、比較的簡単に該遊技
制御基板に該識別情報送信手段を設けることができる。
このため、容易に実施可能となる。
【0118】請求項7に関しては、請求項1に関する効
果に加えて、前記識別情報送信手段は、前記遊技制御基
板の前記記憶部と一体不可分に構成されているために、
前記識別情報送信手段には手をつけずに遊技制御プログ
ラムの記憶された前記記憶部のみを取り外して不正改造
プログラムの記憶された記憶部とすり替えるなどどいう
行為が行なわれてしまうことを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】パチンコ遊技機の正面図である。
【図2】パチンコ遊技機の背面図である。
【図3】遊技制御基板に形成された回路の構成を示すブ
ロック図である。
【図4】遊技制御基板に形成された回路の構成を示すブ
ロック図である。
【図5】画像表示制御基板に形成された回路の構成を示
すブロック図である。
【図6】遊技制御基板ボックスの構成を示すブロック図
である。
【図7】遊技制御基板の断面図である(第1実施形
態)。
【図8】遊技制御基板の断面図である(第2実施形
態)。
【図9】管理装置、ID識別装置、ID発信器の接続構
成を示す図である。
【図10】ID発信器として使用されるICチップの構
成を示すブロック図である。
【図11】ID識別装置の構成を示すブロック図であ
る。
【図12】遊技制御基板に設けられるワンチップマイク
ロコンピュータの平面図である(第3実施形態)。
【図13】図12に示すワンチップマイクロコンピュー
タの設けられた遊技制御基板が収容された遊技制御基板
ボックスの断面図である(第3実施形態)。
【図14】ICチップ(ID発信器)の起動および停止
のタイミングを説明するためのタイミングチャートであ
る。
【符号の説明】
1はパチンコ遊技機、3は遊技領域、4は可変表示装
置、109はCRT表示器、110は遊技制御基板ボッ
クス、111は基板収容体本体、112は遊技制御基板
(コントロール基板)、113は透明板、114および
224はICチップからなるID発信器、114’はI
Cチップ部からなるID発信器、114cは情報送受信
部、114eはアンテナ、200は基本回路、200a
はマイクロコンピュータ、200a’はワンチップ(1
チップ)マイコン、200bはCPU、200eは遊技
制御用マイコン部、216は画像表示制御基板(サブ基
板)、250はID識別装置である。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技機を制御する遊技制御基板の記憶部
    に記憶された遊技制御プログラムに基づいて遊技制御が
    行なわれる遊技機であって、 前記遊技制御基板に設けられ、該遊技制御基板と該遊技
    制御基板が取付けられた遊技機との対応関係が正しいか
    否かを識別するための識別情報を遊技機の外部へ送信可
    能な識別情報送信手段を含むことを特徴とする、遊技
    機。
  2. 【請求項2】 前記識別情報送信手段は、所定の外部機
    器からの要求に応じて前記識別情報を該外部機器へ送信
    することを特徴とする、請求項1に記載の遊技機。
  3. 【請求項3】 前記識別情報送信手段は、 前記識別情報の記憶された識別情報記憶部と、 前記外部機器から所定の電磁波を受信したことを条件に
    前記識別情報記憶部に記憶されている識別情報を送信す
    る制御を行なう制御手段とを含むことを特徴とする、請
    求項2に記載の遊技機。
  4. 【請求項4】 前記識別情報送信手段は、前記外部機器
    から送信される前記所定の電磁波を用いて電力を生成す
    る電力生成手段を含み、 前記制御手段は、前記電力生成手段で生成された電力の
    供給を受けて前記制御を行なうことを特徴とする、請求
    項3に記載の遊技機。
  5. 【請求項5】 前記遊技制御基板は、少なくともその一
    部が複数の層が積層した多層構造であり、 前記識別情報送信手段は、前記複数の層の層間に設けら
    れていることを特徴とする、請求項1に記載の遊技機。
  6. 【請求項6】 前記識別情報送信手段は、前記遊技制御
    基板の表面に貼設されていることを特徴とする、請求項
    1に記載の遊技機。
  7. 【請求項7】 前記識別情報送信手段は、前記遊技制御
    基板の前記記憶部と一体不可分に構成されていることを
    特徴とする、請求項1に記載の遊技機。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002058845A (ja) * 2000-08-17 2002-02-26 Sankyo Kk 遊技機
JP2002066072A (ja) * 2000-08-29 2002-03-05 Sankyo Kk 遊技機および遊技機管理装置
JP2003111963A (ja) * 2001-10-09 2003-04-15 Okumura Yu-Ki Co Ltd 遊技機
JP2007175309A (ja) * 2005-12-28 2007-07-12 Aroma:Kk 遊技機の制御装置

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