JPH11987A - 印刷物の品質検査方法および装置 - Google Patents
印刷物の品質検査方法および装置Info
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- JPH11987A JPH11987A JP9153923A JP15392397A JPH11987A JP H11987 A JPH11987 A JP H11987A JP 9153923 A JP9153923 A JP 9153923A JP 15392397 A JP15392397 A JP 15392397A JP H11987 A JPH11987 A JP H11987A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 検査中にウェブのテンション変動等により縦
位相ずれが生じても、検査不良を生じることがないよう
にすること。 【解決手段】 ウェブW上に印刷された印刷画像をマー
クセンサ9により撮像し、マークセンサ9による撮像デ
ータより印刷物一枚分に相当する印刷版胴1回転分の画
像データの取込開始位置を検出して印刷版胴1回転毎に
取込開始位置信号を発生し、ウェブW上に印刷された印
刷画像を、前記取込開始位置信号の発生時点を起点とし
て画像検査用撮像手段によって規定サンプリング枚数、
撮像し、その画像データより印刷物一枚分の許容値デー
タを作成し、前記取込開始位置信号の発生時点を起点と
して前記画像検査用撮像手段によって撮像される検査対
象の印刷画像の画像データと前記許容値データとを比較
して印刷物の品質検査を行う品質検査方法において、前
記取込開始位置信号の出力を遅延回路25によって遅延
させて縦位相ずれを疑似的に発生させ、この縦位相ずれ
発生状態で画像データを取り込んで前記許容値データを
作成する。
位相ずれが生じても、検査不良を生じることがないよう
にすること。 【解決手段】 ウェブW上に印刷された印刷画像をマー
クセンサ9により撮像し、マークセンサ9による撮像デ
ータより印刷物一枚分に相当する印刷版胴1回転分の画
像データの取込開始位置を検出して印刷版胴1回転毎に
取込開始位置信号を発生し、ウェブW上に印刷された印
刷画像を、前記取込開始位置信号の発生時点を起点とし
て画像検査用撮像手段によって規定サンプリング枚数、
撮像し、その画像データより印刷物一枚分の許容値デー
タを作成し、前記取込開始位置信号の発生時点を起点と
して前記画像検査用撮像手段によって撮像される検査対
象の印刷画像の画像データと前記許容値データとを比較
して印刷物の品質検査を行う品質検査方法において、前
記取込開始位置信号の出力を遅延回路25によって遅延
させて縦位相ずれを疑似的に発生させ、この縦位相ずれ
発生状態で画像データを取り込んで前記許容値データを
作成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、印刷物の品質検
査方法および装置に関し、特に撮像手段によって撮像し
た検査対象の印刷画像(印刷絵柄)の画像データと許容
値データとの比較によって印刷物の品質検査を行う品質
検査方法および装置に関するものである。
査方法および装置に関し、特に撮像手段によって撮像し
た検査対象の印刷画像(印刷絵柄)の画像データと許容
値データとの比較によって印刷物の品質検査を行う品質
検査方法および装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】輪転式オフセット印刷機の印刷機等にお
ける印刷物の品質検査装置として、特開平4−2203
44号公報に示されているように、ウェブ上に印刷され
た印刷画像をライン画像センサ等の画像検査用撮像手段
によって規定サンプリング枚数、撮像し、その画像デー
タより、たとえば、各サンプリングにおける同一画素の
画像濃度の最大値と最小値より印刷物一枚分の許容値デ
ータを画素毎に予め作成し、画像検査用撮像手段によっ
て撮像される検査対象の印刷画像の画像データと許容値
データとを比較して印刷物の品質検査を行うことは、既
に提案されている。
ける印刷物の品質検査装置として、特開平4−2203
44号公報に示されているように、ウェブ上に印刷され
た印刷画像をライン画像センサ等の画像検査用撮像手段
によって規定サンプリング枚数、撮像し、その画像デー
タより、たとえば、各サンプリングにおける同一画素の
画像濃度の最大値と最小値より印刷物一枚分の許容値デ
ータを画素毎に予め作成し、画像検査用撮像手段によっ
て撮像される検査対象の印刷画像の画像データと許容値
データとを比較して印刷物の品質検査を行うことは、既
に提案されている。
【0003】上述の画像データの比較は、ウェブ走行方
向に対して所定幅を有する画素を定義し、画像データよ
り各画素毎に印刷絵柄の濃度を検出し、各画素毎の印刷
絵柄の濃度比較により行うことができる。
向に対して所定幅を有する画素を定義し、画像データよ
り各画素毎に印刷絵柄の濃度を検出し、各画素毎の印刷
絵柄の濃度比較により行うことができる。
【0004】上述のような印刷物の品質検査では、画像
データのサンプリングタイミングを得るために、取込開
始位置検出用撮像手段(以下、マークセンサと云う)に
よってウェブ上に印刷された印刷画像を撮像し、マーク
センサによる撮像データより印刷物一枚分に相当する印
刷版胴1回転分の画像データの取込開始位置を検出して
印刷版胴1回転毎に取込開始位置信号(基準マーク信
号)を発生し、この取込開始位置信号の発生時点を起点
として画像検査用撮像手段(以下、ライン画像センサと
云う)によってウェブ上の印刷画像を規定サンプリング
枚数、撮像し、その画像データより印刷物一枚分の許容
値データを作成することが行われ、そして取込開始位置
信号の発生時点を起点として検査対象の印刷画像の画像
データと許容値データとを比較して印刷物の品質検査が
行われる。
データのサンプリングタイミングを得るために、取込開
始位置検出用撮像手段(以下、マークセンサと云う)に
よってウェブ上に印刷された印刷画像を撮像し、マーク
センサによる撮像データより印刷物一枚分に相当する印
刷版胴1回転分の画像データの取込開始位置を検出して
印刷版胴1回転毎に取込開始位置信号(基準マーク信
号)を発生し、この取込開始位置信号の発生時点を起点
として画像検査用撮像手段(以下、ライン画像センサと
云う)によってウェブ上の印刷画像を規定サンプリング
枚数、撮像し、その画像データより印刷物一枚分の許容
値データを作成することが行われ、そして取込開始位置
信号の発生時点を起点として検査対象の印刷画像の画像
データと許容値データとを比較して印刷物の品質検査が
行われる。
【0005】画像データよりの取込開始位置の検出は、
公表特許公報(昭62−502601号)に示されてい
るように、ウエブの余白部に印刷された可視マーク(整
合マーク)を検出する以外に、ウェブに印刷された絵柄
データを利用し、絵柄データがなす特徴的な変化点を抽
出し、この変化点を基準マークとして使用することが公
開特許公報(昭57−1766号,平8−156238
号)に示されている。
公表特許公報(昭62−502601号)に示されてい
るように、ウエブの余白部に印刷された可視マーク(整
合マーク)を検出する以外に、ウェブに印刷された絵柄
データを利用し、絵柄データがなす特徴的な変化点を抽
出し、この変化点を基準マークとして使用することが公
開特許公報(昭57−1766号,平8−156238
号)に示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ライン画像センサは、
ウェブのばたつき等による不安定な画像データを取得し
ないよう、ウェブがばたつかない領域、すなわちウェブ
がガイドローラ上にあるところを捉えるべく配置され
る。ライン画像センサとマークセンサとは同じガイドロ
ーラ上のウェブを捉えるべく配置されることが理想的で
あるが、ライン画像センサはウェブの幅方向一杯に設け
られるから、ライン画像センサとマークセンサとを同じ
ガイドローラ上のウェブを捉えるように配置することが
できない。
ウェブのばたつき等による不安定な画像データを取得し
ないよう、ウェブがばたつかない領域、すなわちウェブ
がガイドローラ上にあるところを捉えるべく配置され
る。ライン画像センサとマークセンサとは同じガイドロ
ーラ上のウェブを捉えるべく配置されることが理想的で
あるが、ライン画像センサはウェブの幅方向一杯に設け
られるから、ライン画像センサとマークセンサとを同じ
ガイドローラ上のウェブを捉えるように配置することが
できない。
【0007】このため、マークセンサはライン画像セン
サとは別のガイドローラ上のウェブを捉えるように配置
され、マークセンサとライン画像センサとの間にはウェ
ブが存在することになり、印刷機のテンション変動によ
りマークセンサとライン画像センサとの間のウェブ長が
変動すると、所謂、縦位相ずれが発生し、取込開始位置
信号による取込開始位置とライン画像センサが取込開始
位置信号によって画像データを取得する位置とにずれが
生じ、検査不良の原因になる。
サとは別のガイドローラ上のウェブを捉えるように配置
され、マークセンサとライン画像センサとの間にはウェ
ブが存在することになり、印刷機のテンション変動によ
りマークセンサとライン画像センサとの間のウェブ長が
変動すると、所謂、縦位相ずれが発生し、取込開始位置
信号による取込開始位置とライン画像センサが取込開始
位置信号によって画像データを取得する位置とにずれが
生じ、検査不良の原因になる。
【0008】また、絵柄データの特徴的な変化点より取
込開始位置を設定する場合には、各印刷毎の絵柄の濃度
変化(濃度のばらつき)によっても縦位相ずれと同等の
現象が生じ、このことが考慮されないと、同等の検査不
良が発生する。
込開始位置を設定する場合には、各印刷毎の絵柄の濃度
変化(濃度のばらつき)によっても縦位相ずれと同等の
現象が生じ、このことが考慮されないと、同等の検査不
良が発生する。
【0009】たとえば、図3(a)、(b)において、
画素番号#1の許容濃度幅がλ(画像濃度の最大値と最
小値)である場合、検査過程で、ウェブのテンション変
動等により縦位相ずれが生じ、画素番号#1のサンプリ
ング地点が1からαへ変位すると、画素番号#2の濃度
を計測することになるから、この地点での濃度は画素番
号#1の許容濃度幅λの範囲外になり、正常な印刷絵柄
を不良と誤判定することになる。
画素番号#1の許容濃度幅がλ(画像濃度の最大値と最
小値)である場合、検査過程で、ウェブのテンション変
動等により縦位相ずれが生じ、画素番号#1のサンプリ
ング地点が1からαへ変位すると、画素番号#2の濃度
を計測することになるから、この地点での濃度は画素番
号#1の許容濃度幅λの範囲外になり、正常な印刷絵柄
を不良と誤判定することになる。
【0010】この発明は、上述の如き問題点を解決する
ためになされたものであり、検査中にウェブのテンショ
ン変動等により縦位相ずれが生じても、また印刷濃度む
らが生じても、検査不良を生じることがないように改良
された印刷物の品質検査方法および装置を提供すること
を目的としている。
ためになされたものであり、検査中にウェブのテンショ
ン変動等により縦位相ずれが生じても、また印刷濃度む
らが生じても、検査不良を生じることがないように改良
された印刷物の品質検査方法および装置を提供すること
を目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、請求項1の発明による印刷物の品質検査方法は、
ウェブ上に印刷された印刷画像を取込開始位置検出用撮
像手段により撮像し、前記取込開始位置検出用撮像手段
による撮像データより印刷物一枚分に相当する印刷版胴
1回転分の画像データの取込開始位置を検出して印刷版
胴1回転毎に取込開始位置信号を発生し、前記ウェブ上
に印刷された印刷画像を、前記取込開始位置信号の発生
時点を起点として画像検査用撮像手段によって規定サン
プリング枚数、撮像し、その画像データより印刷物一枚
分の許容値データを作成し、前記取込開始位置信号の発
生時点を起点として前記画像検査用撮像手段によって撮
像される検査対象の印刷画像の画像データと前記許容値
データとを比較して印刷物の品質検査を行う品質検査方
法において、前記取込開始位置信号の出力を遅延させて
縦位相ずれを疑似的に発生させ、この縦位相ずれ発生状
態で画像データを取り込んで前記許容値データを作成す
るものである。
めに、請求項1の発明による印刷物の品質検査方法は、
ウェブ上に印刷された印刷画像を取込開始位置検出用撮
像手段により撮像し、前記取込開始位置検出用撮像手段
による撮像データより印刷物一枚分に相当する印刷版胴
1回転分の画像データの取込開始位置を検出して印刷版
胴1回転毎に取込開始位置信号を発生し、前記ウェブ上
に印刷された印刷画像を、前記取込開始位置信号の発生
時点を起点として画像検査用撮像手段によって規定サン
プリング枚数、撮像し、その画像データより印刷物一枚
分の許容値データを作成し、前記取込開始位置信号の発
生時点を起点として前記画像検査用撮像手段によって撮
像される検査対象の印刷画像の画像データと前記許容値
データとを比較して印刷物の品質検査を行う品質検査方
法において、前記取込開始位置信号の出力を遅延させて
縦位相ずれを疑似的に発生させ、この縦位相ずれ発生状
態で画像データを取り込んで前記許容値データを作成す
るものである。
【0012】この印刷物の品質検査方法では、取込開始
位置信号の出力を遅延させることで、許容値データ作成
過程で、縦位相ずれが疑似的に発生し、縦位相ずれによ
る誤差成分を含んだ許容値データが作成される。
位置信号の出力を遅延させることで、許容値データ作成
過程で、縦位相ずれが疑似的に発生し、縦位相ずれによ
る誤差成分を含んだ許容値データが作成される。
【0013】請求項2の発明による印刷物の品質検査方
法は、印刷物一枚分単位で前記取込開始位置信号の出力
の遅延度合いを増減させ、印刷物一枚分単位で縦位相ず
れを増減させるものである。
法は、印刷物一枚分単位で前記取込開始位置信号の出力
の遅延度合いを増減させ、印刷物一枚分単位で縦位相ず
れを増減させるものである。
【0014】この印刷物の品質検査方法では、印刷物一
枚分単位で取込開始位置信号の出力の遅延度合いを増減
させることにより、印刷物一枚分単位で縦位相ずれが任
意に増減設定される。
枚分単位で取込開始位置信号の出力の遅延度合いを増減
させることにより、印刷物一枚分単位で縦位相ずれが任
意に増減設定される。
【0015】請求項3の発明による印刷物の品質検査装
置は、ウェブ上に印刷された印刷画像を取込開始位置検
出用撮像手段により撮像し、前記取込開始位置検出用撮
像手段による撮像データより印刷物一枚分に相当する印
刷版胴1回転分の画像データの取込開始位置を検出して
印刷版胴1回転毎に取込開始位置信号を発生し、前記ウ
ェブ上に印刷された印刷画像を、前記取込開始位置信号
の発生時点を起点として画像検査用撮像手段によって規
定サンプリング枚数、撮像し、その画像データより印刷
物一枚分の許容値データを作成し、前記取込開始位置信
号の発生時点を起点として前記画像検査用撮像手段によ
って撮像される検査対象の印刷画像の画像データと前記
許容値データとを比較して印刷物の品質検査を行う品質
検査装置において、前記取込開始位置信号の出力を遅延
させる遅延回路を有し、前記遅延回路によって前記取込
開始位置信号の出力を遅延させて縦位相ずれを疑似的に
発生させ、この縦位相ずれ発生状態で画像データを取り
込んで前記許容値データを作成するものである。
置は、ウェブ上に印刷された印刷画像を取込開始位置検
出用撮像手段により撮像し、前記取込開始位置検出用撮
像手段による撮像データより印刷物一枚分に相当する印
刷版胴1回転分の画像データの取込開始位置を検出して
印刷版胴1回転毎に取込開始位置信号を発生し、前記ウ
ェブ上に印刷された印刷画像を、前記取込開始位置信号
の発生時点を起点として画像検査用撮像手段によって規
定サンプリング枚数、撮像し、その画像データより印刷
物一枚分の許容値データを作成し、前記取込開始位置信
号の発生時点を起点として前記画像検査用撮像手段によ
って撮像される検査対象の印刷画像の画像データと前記
許容値データとを比較して印刷物の品質検査を行う品質
検査装置において、前記取込開始位置信号の出力を遅延
させる遅延回路を有し、前記遅延回路によって前記取込
開始位置信号の出力を遅延させて縦位相ずれを疑似的に
発生させ、この縦位相ずれ発生状態で画像データを取り
込んで前記許容値データを作成するものである。
【0016】この印刷物の品質検査装置では、遅延回路
が取込開始位置信号の出力を遅延させることにより、許
容値データ作成過程で、縦位相ずれが疑似的に発生し、
縦位相ずれによる誤差成分を含んだ許容値データが作成
される。
が取込開始位置信号の出力を遅延させることにより、許
容値データ作成過程で、縦位相ずれが疑似的に発生し、
縦位相ずれによる誤差成分を含んだ許容値データが作成
される。
【0017】請求項4の発明による印刷物の品質検査装
置は、前記遅延回路が、同期カウンタにより構成され、
印刷版胴の回転を検出するロータリエンコーダの出力パ
ルスをカウントクロックとして入力し、前記出力パルス
を指定パルス数だけカウントした後に前記取込開始位置
信号を出力するものである。
置は、前記遅延回路が、同期カウンタにより構成され、
印刷版胴の回転を検出するロータリエンコーダの出力パ
ルスをカウントクロックとして入力し、前記出力パルス
を指定パルス数だけカウントした後に前記取込開始位置
信号を出力するものである。
【0018】この発明による印刷物の品質検査装置で
は、指定パルス数の設定により取込開始位置信号の出力
の遅延度合いが決まり、指定パルス数の増減により、取
込開始位置信号の出力の遅延度合いが増減変化する。
は、指定パルス数の設定により取込開始位置信号の出力
の遅延度合いが決まり、指定パルス数の増減により、取
込開始位置信号の出力の遅延度合いが増減変化する。
【0019】
【発明の実施の形態】以下に添付の図を参照してこの発
明の実施の形態を詳細に説明する。
明の実施の形態を詳細に説明する。
【0020】図1、図2はこの発明による印刷物の品質
検査装置の一つの実施の形態を示している。
検査装置の一つの実施の形態を示している。
【0021】ウエブWは印刷版胴1の一回転により一つ
の絵柄パターンを印刷され、版胴1の回転速度により決
まる所定サイクルをもって絵柄パターンを反復印刷され
る。絵柄パターンを反復印刷されたウエブWはガイドロ
ーラ3、5などに案内されて図示されていない次のプロ
セス部へ送られる。
の絵柄パターンを印刷され、版胴1の回転速度により決
まる所定サイクルをもって絵柄パターンを反復印刷され
る。絵柄パターンを反復印刷されたウエブWはガイドロ
ーラ3、5などに案内されて図示されていない次のプロ
セス部へ送られる。
【0022】このウエブWの走行経路の途中には、ウェ
ブWがガイドローラ3上にあるところを捉えるべく配置
されたライン画像センサ7と、ウェブWがガイドローラ
5上にあるところを捉えるべく配置されたマークセンサ
9が設けられており、これらセンサ7、9が出力する撮
像信号は品質検査装置21に入力される。
ブWがガイドローラ3上にあるところを捉えるべく配置
されたライン画像センサ7と、ウェブWがガイドローラ
5上にあるところを捉えるべく配置されたマークセンサ
9が設けられており、これらセンサ7、9が出力する撮
像信号は品質検査装置21に入力される。
【0023】印刷版胴1には印刷版胴1の回転角を検出
するロータリエンコーダ11が接続されており、またガ
イドローラ3にはガイドローラ3の回転角よりウエブW
の移動量を検出するロータリエンコーダ13が接続され
ており、これらロータリエンコーダ11、13が出力す
るパルス信号は品質検査装置21に入力される。
するロータリエンコーダ11が接続されており、またガ
イドローラ3にはガイドローラ3の回転角よりウエブW
の移動量を検出するロータリエンコーダ13が接続され
ており、これらロータリエンコーダ11、13が出力す
るパルス信号は品質検査装置21に入力される。
【0024】品質検査装置21は、取込開始位置信号発
生部23と、遅延回路25と、遅延度入力設定部27
と、許容値データ作成部29と、許容値データメモリ3
1と、画像データ比較良否判定部33とを有している。
生部23と、遅延回路25と、遅延度入力設定部27
と、許容値データ作成部29と、許容値データメモリ3
1と、画像データ比較良否判定部33とを有している。
【0025】取込開始位置信号発生部23は、マークセ
ンサ9が撮像したウェブW上の印刷絵柄の画像データよ
り特徴的変化部を抽出し、ロータリエンコーダ11、1
3よりパルス信号を入力して印刷版胴1が1回転する度
に取込開始位置信号を発生する。
ンサ9が撮像したウェブW上の印刷絵柄の画像データよ
り特徴的変化部を抽出し、ロータリエンコーダ11、1
3よりパルス信号を入力して印刷版胴1が1回転する度
に取込開始位置信号を発生する。
【0026】遅延回路25は、許容値データ作成過程に
おいて、取込開始位置信号発生部23が発生する取込開
始位置信号の許容値データ作成部29に対する出力を遅
延させる。この遅延回路25は、同期カウンタにより構
成され、印刷版胴1の回転を検出するロータリエンコー
ダ11の出力パルスをカウントクロックとして入力し、
その出力パルスを指定パルス数だけカウントした後に取
込開始位置信号を許容値データ作成部29に対し出力
し、指定パルス数に応じた度合いの縦位相ずれを疑似的
に発生する。たとえば、ロータリエンコーダ11がウェ
ブ走行量1mmについて8パルスを発生する分解能のも
のであれば、1パルス毎に0.125mmの縦位相ずれ
が疑似的に発生する。
おいて、取込開始位置信号発生部23が発生する取込開
始位置信号の許容値データ作成部29に対する出力を遅
延させる。この遅延回路25は、同期カウンタにより構
成され、印刷版胴1の回転を検出するロータリエンコー
ダ11の出力パルスをカウントクロックとして入力し、
その出力パルスを指定パルス数だけカウントした後に取
込開始位置信号を許容値データ作成部29に対し出力
し、指定パルス数に応じた度合いの縦位相ずれを疑似的
に発生する。たとえば、ロータリエンコーダ11がウェ
ブ走行量1mmについて8パルスを発生する分解能のも
のであれば、1パルス毎に0.125mmの縦位相ずれ
が疑似的に発生する。
【0027】この指定パルス数は、遅延度入力設定部2
7によって外部より変更可能に設定することができる。
これにより、印刷物一枚分単位で取込開始位置信号の出
力の遅延度合いを任意に増減させることができる。
7によって外部より変更可能に設定することができる。
これにより、印刷物一枚分単位で取込開始位置信号の出
力の遅延度合いを任意に増減させることができる。
【0028】許容値データ作成部29は、遅延回路25
より出力される遅延状態の取込開始位置信号の入力時点
を起点として、ライン画像センサ7が撮像したウェブW
上の規定サンプリング枚数分の印刷絵柄の画像データよ
り印刷物一枚分の許容値データを作成する。この印刷物
一枚分の許容値データは許容値データメモリ31に格納
される。
より出力される遅延状態の取込開始位置信号の入力時点
を起点として、ライン画像センサ7が撮像したウェブW
上の規定サンプリング枚数分の印刷絵柄の画像データよ
り印刷物一枚分の許容値データを作成する。この印刷物
一枚分の許容値データは許容値データメモリ31に格納
される。
【0029】画像データ比較良否判定部33は、取込開
始位置信号発生部23による取込開始位置信号の発生時
点を起点としてライン画像センサ7によって撮像された
検査対象の印刷画像の画像データと許容値データメモリ
31に格納されている許容値データとを比較して印刷物
の良否判定し、印刷物の品質検査を行う。
始位置信号発生部23による取込開始位置信号の発生時
点を起点としてライン画像センサ7によって撮像された
検査対象の印刷画像の画像データと許容値データメモリ
31に格納されている許容値データとを比較して印刷物
の良否判定し、印刷物の品質検査を行う。
【0030】上述のように、取込開始位置信号の許容値
データ作成部29に対する出力を遅延回路25によって
遅延させることで、許容値データ作成過程で、縦位相ず
れが疑似的に発生し、許容値データ作成部29は縦位相
ずれによる誤差成分を含んだ許容値データを作成するこ
とになる。
データ作成部29に対する出力を遅延回路25によって
遅延させることで、許容値データ作成過程で、縦位相ず
れが疑似的に発生し、許容値データ作成部29は縦位相
ずれによる誤差成分を含んだ許容値データを作成するこ
とになる。
【0031】これにより、検査過程で、ウェブWのテン
ションの変動等により縦位相ずれが生じても、また絵柄
の濃度にばらつきが生じても、正常な印刷絵柄が不良と
誤判定されることがない。
ションの変動等により縦位相ずれが生じても、また絵柄
の濃度にばらつきが生じても、正常な印刷絵柄が不良と
誤判定されることがない。
【0032】
【発明の効果】以上の説明から理解される如く、この発
明による印刷物の品質検査方法および装置によれば、取
込開始位置信号の出力を遅延回路によって遅延させるこ
とで、許容値データ作成過程で、縦位相ずれが疑似的に
発生し、縦位相ずれによる誤差成分を含んだ許容値デー
タが作成されるから、検査過程で、ウェブのテンション
の変動等により縦位相ずれが生じても、また絵柄の濃度
ばらつきが生じても、正常な印刷絵柄が不良と誤判定さ
れることがなく、信頼性が高い品質検査が行われるよう
になる。
明による印刷物の品質検査方法および装置によれば、取
込開始位置信号の出力を遅延回路によって遅延させるこ
とで、許容値データ作成過程で、縦位相ずれが疑似的に
発生し、縦位相ずれによる誤差成分を含んだ許容値デー
タが作成されるから、検査過程で、ウェブのテンション
の変動等により縦位相ずれが生じても、また絵柄の濃度
ばらつきが生じても、正常な印刷絵柄が不良と誤判定さ
れることがなく、信頼性が高い品質検査が行われるよう
になる。
【0033】また、遅延回路が、同期カウンタにより構
成され、印刷版胴の回転を検出するロータリエンコーダ
の出力パルスをカウントクロックとして入力し、その出
力パルスを指定パルス数だけカウントした後に取込開始
位置信号を出力するものであることにより、指定パルス
数によって縦位相ずれ量を容易に可変設定でき、適当な
疑似的縦位相ずれを容易に発生することができる。
成され、印刷版胴の回転を検出するロータリエンコーダ
の出力パルスをカウントクロックとして入力し、その出
力パルスを指定パルス数だけカウントした後に取込開始
位置信号を出力するものであることにより、指定パルス
数によって縦位相ずれ量を容易に可変設定でき、適当な
疑似的縦位相ずれを容易に発生することができる。
【図1】この発明による印刷物の品質検査装置を適用さ
れる印刷機の一つの実施の形態を示す要部の斜視図であ
る。
れる印刷機の一つの実施の形態を示す要部の斜視図であ
る。
【図2】この発明による印刷物の品質検査装置の一つの
実施の形態を示すブロツク線図である。
実施の形態を示すブロツク線図である。
【図3】(a)はウェブの画素分割を模式的に示す説明
図、(b)はウェブの濃度データ特性を示すグラフであ
る。
図、(b)はウェブの濃度データ特性を示すグラフであ
る。
1 印刷版胴 3、5 ガイドローラ 7 ライン画像センサ 9 マークセンサ 11、13 ロータリエンコーダ 21 品質検査装置 23 取込開始位置信号発生部 25 遅延回路 27 遅延度入力設定部 29 許容値データ作成部 31 許容値データメモリ 33 画像データ比較良否判定部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 杉山 正孝 神奈川県座間市ひばりが丘4丁目5676番地 東芝機械株式会社相模事業所内
Claims (4)
- 【請求項1】 ウェブ上に印刷された印刷画像を取込開
始位置検出用撮像手段により撮像し、前記取込開始位置
検出用撮像手段による撮像データより印刷物一枚分に相
当する印刷版胴1回転分の画像データの取込開始位置を
検出して印刷版胴1回転毎に取込開始位置信号を発生
し、前記ウェブ上に印刷された印刷画像を、前記取込開
始位置信号の発生時点を起点として画像検査用撮像手段
によって規定サンプリング枚数、撮像し、その画像デー
タより印刷物一枚分の許容値データを作成し、前記取込
開始位置信号の発生時点を起点として前記画像検査用撮
像手段によって撮像される検査対象の印刷画像の画像デ
ータと前記許容値データとを比較して印刷物の品質検査
を行う品質検査方法において、 前記取込開始位置信号の出力を遅延させて縦位相ずれを
疑似的に発生させ、この縦位相ずれ発生状態で画像デー
タを取り込んで前記許容値データを作成することを特徴
とする印刷物の品質検査方法。 - 【請求項2】 印刷物一枚分単位で前記取込開始位置信
号の出力の遅延度合いを増減させ、印刷物一枚分単位で
縦位相ずれを増減させることを特徴とする請求項1に記
載の印刷物の品質検査方法。 - 【請求項3】 ウェブ上に印刷された印刷画像を取込開
始位置検出用撮像手段により撮像し、前記取込開始位置
検出用撮像手段による撮像データより印刷物一枚分に相
当する印刷版胴1回転分の画像データの取込開始位置を
検出して印刷版胴1回転毎に取込開始位置信号を発生
し、前記ウェブ上に印刷された印刷画像を、前記取込開
始位置信号の発生時点を起点として画像検査用撮像手段
によって規定サンプリング枚数、撮像し、その画像デー
タより印刷物一枚分の許容値データを作成し、前記取込
開始位置信号の発生時点を起点として前記画像検査用撮
像手段によって撮像される検査対象の印刷画像の画像デ
ータと前記許容値データとを比較して印刷物の品質検査
を行う品質検査装置において、 前記取込開始位置信号の出力を遅延させる遅延回路を有
し、前記遅延回路によって前記取込開始位置信号の出力
を遅延させて縦位相ずれを疑似的に発生させ、この縦位
相ずれ発生状態で画像データを取り込んで前記許容値デ
ータを作成することを特徴とする印刷物の品質検査装
置。 - 【請求項4】 前記遅延回路は、同期カウンタにより構
成され、印刷版胴の回転を検出するロータリエンコーダ
の出力パルスをカウントクロックとして入力し、前記出
力パルスを指定パルス数だけカウントした後に前記取込
開始位置信号を出力することを特徴とする請求項3に記
載の印刷物の品質検査装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9153923A JPH11987A (ja) | 1997-06-11 | 1997-06-11 | 印刷物の品質検査方法および装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9153923A JPH11987A (ja) | 1997-06-11 | 1997-06-11 | 印刷物の品質検査方法および装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11987A true JPH11987A (ja) | 1999-01-06 |
Family
ID=15573049
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9153923A Pending JPH11987A (ja) | 1997-06-11 | 1997-06-11 | 印刷物の品質検査方法および装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11987A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2021191740A1 (en) * | 2020-03-25 | 2021-09-30 | Fitesa S.A. | Mapping and removing a defect from a web material |
-
1997
- 1997-06-11 JP JP9153923A patent/JPH11987A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2021191740A1 (en) * | 2020-03-25 | 2021-09-30 | Fitesa S.A. | Mapping and removing a defect from a web material |
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