JPH1198775A - 永久磁石界磁モータおよびその製造方法 - Google Patents
永久磁石界磁モータおよびその製造方法Info
- Publication number
- JPH1198775A JPH1198775A JP25053997A JP25053997A JPH1198775A JP H1198775 A JPH1198775 A JP H1198775A JP 25053997 A JP25053997 A JP 25053997A JP 25053997 A JP25053997 A JP 25053997A JP H1198775 A JPH1198775 A JP H1198775A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- yoke
- core pin
- magnet
- injection molding
- magnets
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ボディの射出成形時に、着磁前のマグネット
部材をコアピンに確実に位置決め保持することによっ
て、マグネットの取り扱い性、信頼性、および歩留まり
の向上と、搬送時の梱包コストの削減を図ることができ
る永久磁石界磁モータおよびその製造方法を提供するこ
と。 【解決手段】 ボディ１１の射出成形時にコアピンの先
端部によって中空部Ｓが形成され、ボディ１１の射出成
形によって、周方向に並ぶ複数のマグネットが中空部Ｓ
の周壁に埋設され、中空部Ｓにロータ１３が回転自在に
備えられる永久磁石界磁モータにおいて、ボディ１１の
中空部Ｓの周壁に、ボディ１１の射出成形時にコアピン
の先端部の外周にはまり合って、コアピンの先端部との
対向面間に、マグネット１，２の着磁前のマグネット部
材を挟み込むヨーク３を埋設した。
部材をコアピンに確実に位置決め保持することによっ
て、マグネットの取り扱い性、信頼性、および歩留まり
の向上と、搬送時の梱包コストの削減を図ることができ
る永久磁石界磁モータおよびその製造方法を提供するこ
と。 【解決手段】 ボディ１１の射出成形時にコアピンの先
端部によって中空部Ｓが形成され、ボディ１１の射出成
形によって、周方向に並ぶ複数のマグネットが中空部Ｓ
の周壁に埋設され、中空部Ｓにロータ１３が回転自在に
備えられる永久磁石界磁モータにおいて、ボディ１１の
中空部Ｓの周壁に、ボディ１１の射出成形時にコアピン
の先端部の外周にはまり合って、コアピンの先端部との
対向面間に、マグネット１，２の着磁前のマグネット部
材を挟み込むヨーク３を埋設した。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、射出成形される
ボディの中空部の周壁に、周方向に並ぶ複数のマグネッ
トが埋設され、その中空部内にロータが回転自在に備え
られる永久磁石界磁モータおよびその製造方法に関する
ものである。
ボディの中空部の周壁に、周方向に並ぶ複数のマグネッ
トが埋設され、その中空部内にロータが回転自在に備え
られる永久磁石界磁モータおよびその製造方法に関する
ものである。
【０００２】
【従来の技術】従来より、この種のモータとしては、例
えば、特開昭６０−１５２２５６号公報に記載の方法に
よって製造されるものが知られている。
えば、特開昭６０−１５２２５６号公報に記載の方法に
よって製造されるものが知られている。
【０００３】かかるモータは、有底円筒状のボディの射
出成形時に、その中空部の周壁に、周方向に並ぶ２つの
略半円筒状のマグネットが埋設され、そして、ボディの
中空部内にロータを挿入して、ボディの底部にロータの
一端を回転自在に支承すると共に、ボディの開口部に装
着されるカバー部材に、ロータの他端を回転自在に支承
することによって製造される。ボディの中空部の周壁に
埋設される２つのマグネットは、ボディの射出成形時
に、その中空部を形成するコアピンの先端部の外周に保
持され、そしてボディの射出成形後、コアピンが型抜き
されることによってボディの中空部の周壁内に残存され
る。それら２つのマグネットの周方向における２箇所の
対向面間のそれぞれには、磁路を形成するための略半円
筒状のヨークが掛け渡されている、ところで、射出成形
されるボディの中空部の周壁に、周方向に並ぶ複数のマ
グネットおよびヨークを埋設しようとした場合には、ボ
ディ成形用金型内におけるボディ成形材料のフローフォ
ースによってマグネットやヨークの位置関係がずれない
ように、それらをコアピンの先端部の外周に強固に位置
決め保持する必要がある。
出成形時に、その中空部の周壁に、周方向に並ぶ２つの
略半円筒状のマグネットが埋設され、そして、ボディの
中空部内にロータを挿入して、ボディの底部にロータの
一端を回転自在に支承すると共に、ボディの開口部に装
着されるカバー部材に、ロータの他端を回転自在に支承
することによって製造される。ボディの中空部の周壁に
埋設される２つのマグネットは、ボディの射出成形時
に、その中空部を形成するコアピンの先端部の外周に保
持され、そしてボディの射出成形後、コアピンが型抜き
されることによってボディの中空部の周壁内に残存され
る。それら２つのマグネットの周方向における２箇所の
対向面間のそれぞれには、磁路を形成するための略半円
筒状のヨークが掛け渡されている、ところで、射出成形
されるボディの中空部の周壁に、周方向に並ぶ複数のマ
グネットおよびヨークを埋設しようとした場合には、ボ
ディ成形用金型内におけるボディ成形材料のフローフォ
ースによってマグネットやヨークの位置関係がずれない
ように、それらをコアピンの先端部の外周に強固に位置
決め保持する必要がある。
【０００４】従来は、２つのマグネットの磁力を利用
し、それを磁性材料からなるコアピンの先端部に吸着さ
せることによって、それらのマグネットとヨークとを位
置決め保持している。
し、それを磁性材料からなるコアピンの先端部に吸着さ
せることによって、それらのマグネットとヨークとを位
置決め保持している。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来例の
ように、複数のマグネットの磁力を利用して、それらと
ヨークとを位置決め保持する場合には、着磁されたマグ
ネットがボディ成形用金型内にセットされるまでの間
に、そのマグネットがごみを吸着したり、また磁性体で
ある金型や成形機などに吸着し、その吸着時の衝撃によ
って割れたり欠けたりするおそれがある。また、このよ
うな着磁されたマグネットの取り扱いはきわめて難し
く、その信頼性と歩留まりの悪化、および搬送時におけ
る梱包コストの上昇を招くという問題がある。
ように、複数のマグネットの磁力を利用して、それらと
ヨークとを位置決め保持する場合には、着磁されたマグ
ネットがボディ成形用金型内にセットされるまでの間
に、そのマグネットがごみを吸着したり、また磁性体で
ある金型や成形機などに吸着し、その吸着時の衝撃によ
って割れたり欠けたりするおそれがある。また、このよ
うな着磁されたマグネットの取り扱いはきわめて難し
く、その信頼性と歩留まりの悪化、および搬送時におけ
る梱包コストの上昇を招くという問題がある。
【０００６】この発明の目的は、ボディの射出成形時
に、着磁前のマグネット部材をコアピンに確実に位置決
め保持することによって、マグネットの取り扱い性、信
頼性、および歩留まりの向上と、搬送時の梱包コストの
削減を図ることができる永久磁石界磁モータおよびその
製造方法を提供することにある。
に、着磁前のマグネット部材をコアピンに確実に位置決
め保持することによって、マグネットの取り扱い性、信
頼性、および歩留まりの向上と、搬送時の梱包コストの
削減を図ることができる永久磁石界磁モータおよびその
製造方法を提供することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】請求項１に記載の発明
は、ボディの射出成形時にコアピンの先端部によって中
空部が形成され、前記ボディの射出成形によって、周方
向に並ぶ複数のマグネットが前記中空部の周壁に埋設さ
れ、前記中空部にロータが回転自在に備えられる永久磁
石界磁モータにおいて、前記ボディの中空部の周壁に、
該ボディの射出成形時に前記コアピンの先端部の外周に
はまり合って、該コアピンの先端部との対向面間に前記
複数のマグネットの着磁前のマグネット部材を挟み込む
ヨークを埋設したことを特徴とする。
は、ボディの射出成形時にコアピンの先端部によって中
空部が形成され、前記ボディの射出成形によって、周方
向に並ぶ複数のマグネットが前記中空部の周壁に埋設さ
れ、前記中空部にロータが回転自在に備えられる永久磁
石界磁モータにおいて、前記ボディの中空部の周壁に、
該ボディの射出成形時に前記コアピンの先端部の外周に
はまり合って、該コアピンの先端部との対向面間に前記
複数のマグネットの着磁前のマグネット部材を挟み込む
ヨークを埋設したことを特徴とする。
【０００８】請求項２に記載の発明は、請求項１におい
て、前記ヨークは、中心角１８０°未満の範囲に切り欠
き部が形成された断面略Ｃ字状とされ、縮径方向の弾性
復元力によって、前記コアピンの先端部との対向面間に
前記着磁前のマグネット部材を挟み込み可能な弾性体で
あることを特徴とする。
て、前記ヨークは、中心角１８０°未満の範囲に切り欠
き部が形成された断面略Ｃ字状とされ、縮径方向の弾性
復元力によって、前記コアピンの先端部との対向面間に
前記着磁前のマグネット部材を挟み込み可能な弾性体で
あることを特徴とする。
【０００９】請求項３に記載の発明は、請求項２におい
て、前記ヨークの切り欠き部は前記マグネットの背部に
位置することを特徴とする。
て、前記ヨークの切り欠き部は前記マグネットの背部に
位置することを特徴とする。
【００１０】請求項４に記載の発明は、コアピンの先端
部と該先端部の外周にはまり合うヨークとの対向面間
に、周方向に並ぶ複数の着磁前のマグネット部材を挟み
込み、その後、前記コアピンの先端部をボディ成形用金
型のキャビティー内に位置させ、その後、前記キャビテ
ィー内にボディ成形材料を注入して、前記ヨークおよび
前記複数の着磁前のマグネット部材を囲繞するボディを
射出成形し、その後、前記キャビティー内から前記ボデ
ィを型抜きすると共に、前記ボディから前記コアピンを
型抜きし、その後、前記ボディの内部にロータを挿入す
ると共に、該ロータを回転自在に支承するカバーを前記
ボディの端部に装着し、その後、前記複数の着磁前のマ
グネット部材を着磁器によって着磁することを特徴とす
る。
部と該先端部の外周にはまり合うヨークとの対向面間
に、周方向に並ぶ複数の着磁前のマグネット部材を挟み
込み、その後、前記コアピンの先端部をボディ成形用金
型のキャビティー内に位置させ、その後、前記キャビテ
ィー内にボディ成形材料を注入して、前記ヨークおよび
前記複数の着磁前のマグネット部材を囲繞するボディを
射出成形し、その後、前記キャビティー内から前記ボデ
ィを型抜きすると共に、前記ボディから前記コアピンを
型抜きし、その後、前記ボディの内部にロータを挿入す
ると共に、該ロータを回転自在に支承するカバーを前記
ボディの端部に装着し、その後、前記複数の着磁前のマ
グネット部材を着磁器によって着磁することを特徴とす
る。
【００１１】請求項５に記載の発明は、請求項４におい
て、前記ヨークとして、中心角１８０°未満の範囲に切
り欠き部が形成された断面略Ｃ字状のヨークを用い、前
記ヨークを弾性的に拡径させて前記コアピンの先端部に
はめ合わせ、該ヨークの縮径方向の弾性復元力によっ
て、該ヨークと前記コアピンの先端部との対向面間に前
記複数の着磁前のマグネット部材を挟み込むことを特徴
とする。
て、前記ヨークとして、中心角１８０°未満の範囲に切
り欠き部が形成された断面略Ｃ字状のヨークを用い、前
記ヨークを弾性的に拡径させて前記コアピンの先端部に
はめ合わせ、該ヨークの縮径方向の弾性復元力によっ
て、該ヨークと前記コアピンの先端部との対向面間に前
記複数の着磁前のマグネット部材を挟み込むことを特徴
とする。
【００１２】請求項６に記載の発明は、請求項５におい
て、前記ヨークの切り欠き部は前記着磁前のマグネット
部材の背部に位置させることを特徴とする。
て、前記ヨークの切り欠き部は前記着磁前のマグネット
部材の背部に位置させることを特徴とする。
【００１３】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施形態を図
面に基づいて説明する。本例の永久磁石界磁モータは、
内燃機関のＥＧＲバルブ、自動車のワイパー、およびパ
ワーウィンド用の界磁極数が２極の直流モータとしての
適用例である。
面に基づいて説明する。本例の永久磁石界磁モータは、
内燃機関のＥＧＲバルブ、自動車のワイパー、およびパ
ワーウィンド用の界磁極数が２極の直流モータとしての
適用例である。
【００１４】まず、図１および図２により、本例のモー
タの全体構成について説明する。図１の縦断面図におい
て、樹脂材料によって射出成形された有底円筒状のボデ
ィ１１と、このボディ１１の右側の開口部に取り付けら
れるカバー１２とによって、モータ本体１０が構成され
ている。ボディ１１の中空部Ｓの周壁には、界磁極数分
の２つの略半円筒状のマグネット１，２と、これらの外
側に位置するヨーク３が埋設されている。図２は図１の
ＩＩ−ＩＩ線に沿う断面図であり、ヨーク３は、中心角
１８０°未満の範囲に切り欠き部３Ａが形成された断面
略Ｃ字状の弾性体とされている。この図２のように、マ
グネット１，２は周方向に等間隔に位置し、また、ヨー
ク３の切り欠き部３Ａは、マグネット２の背部における
径方向の中央に位置する。
タの全体構成について説明する。図１の縦断面図におい
て、樹脂材料によって射出成形された有底円筒状のボデ
ィ１１と、このボディ１１の右側の開口部に取り付けら
れるカバー１２とによって、モータ本体１０が構成され
ている。ボディ１１の中空部Ｓの周壁には、界磁極数分
の２つの略半円筒状のマグネット１，２と、これらの外
側に位置するヨーク３が埋設されている。図２は図１の
ＩＩ−ＩＩ線に沿う断面図であり、ヨーク３は、中心角
１８０°未満の範囲に切り欠き部３Ａが形成された断面
略Ｃ字状の弾性体とされている。この図２のように、マ
グネット１，２は周方向に等間隔に位置し、また、ヨー
ク３の切り欠き部３Ａは、マグネット２の背部における
径方向の中央に位置する。
【００１５】ボディ１１の中空部Ｓ内には電機子巻線を
備えたロータ１３が配備され、そのロータ１３のシャフ
ト１４の一端は、軸受１５によってボディ１１の底部に
回転自在に支承され、そのシャフト１４の他端は、軸受
１６によってカバー１２に回転自在に使用される。ボデ
ィ１１の底部には軸受１５をはめ付けるための軸受嵌合
部１１Ａが形成され、またボディ１１の開口部にはカバ
ー１２をはめ付けるためのカバー嵌合部１１Ｂが形成さ
れている。カバー１２には軸受１６をはめ付けるための
軸受嵌合部１２Ａが形成されている。１７はロータ１３
側の整流子、１８はカバー１２側のブラシ保持機構に保
持されたブラシであり、ブラシ１８からの給電によって
ロータ１３が回転駆動される。
備えたロータ１３が配備され、そのロータ１３のシャフ
ト１４の一端は、軸受１５によってボディ１１の底部に
回転自在に支承され、そのシャフト１４の他端は、軸受
１６によってカバー１２に回転自在に使用される。ボデ
ィ１１の底部には軸受１５をはめ付けるための軸受嵌合
部１１Ａが形成され、またボディ１１の開口部にはカバ
ー１２をはめ付けるためのカバー嵌合部１１Ｂが形成さ
れている。カバー１２には軸受１６をはめ付けるための
軸受嵌合部１２Ａが形成されている。１７はロータ１３
側の整流子、１８はカバー１２側のブラシ保持機構に保
持されたブラシであり、ブラシ１８からの給電によって
ロータ１３が回転駆動される。
【００１６】次に、このようなモータの製造方法につい
て説明する。
て説明する。
【００１７】図３において３１は、ボディ１１を射出成
形するためのボディ成型用金型、３２は、この金型３１
のキャビティＣ内にセットされるコアピンであり、この
コアピン３２の先端部３２Ａによってボディ１１の中空
部Ｓが形成される。
形するためのボディ成型用金型、３２は、この金型３１
のキャビティＣ内にセットされるコアピンであり、この
コアピン３２の先端部３２Ａによってボディ１１の中空
部Ｓが形成される。
【００１８】ボディ１１の射出成形に際しては、まず、
図４のように、コアピン３２の先端部３２Ａの外周に、
ヨーク３を用いて、マグネット１，２の着磁前のマグネ
ット部材（以下、「未着磁マグネット」という）１′，
２′を位置決め保持する。ここで、断面Ｃ字状の弾性体
のヨーク３の内径は、コアピン３２の先端部３２Ａの外
周に未着磁マグネット１′，２′を配置したときの外径
よりも小さく設定されており、未着磁マグネット１′，
２′を保持する際には、それらをコアピン３２の先端部
３２Ａの外周に配置した上、ヨーク３の切り欠き部３Ａ
を拡開するようにして、このヨーク３を弾性的に拡径さ
せてはめ合わせる。そして、このヨーク３の縮径方向の
弾性復元力によって、コアピン３２の先端部３２Ａとの
対向面間に未着磁マグネット１′，２′を挟み込む。そ
れらの未着磁マグネット１′，２′は、マグネット１，
２としてボディ１１に埋設される形態、つまり周方向に
等間隔をおいて並ぶ形態に位置決め保持され、またヨー
ク３の切り欠き部３Ａは未着磁マグネット２の背部にお
ける周方向の中央に位置する。また、ヨーク３の左端
は、後述するように未着磁マグネット１′，２′の左端
よりも右方にずれた位置にセットされる。
図４のように、コアピン３２の先端部３２Ａの外周に、
ヨーク３を用いて、マグネット１，２の着磁前のマグネ
ット部材（以下、「未着磁マグネット」という）１′，
２′を位置決め保持する。ここで、断面Ｃ字状の弾性体
のヨーク３の内径は、コアピン３２の先端部３２Ａの外
周に未着磁マグネット１′，２′を配置したときの外径
よりも小さく設定されており、未着磁マグネット１′，
２′を保持する際には、それらをコアピン３２の先端部
３２Ａの外周に配置した上、ヨーク３の切り欠き部３Ａ
を拡開するようにして、このヨーク３を弾性的に拡径さ
せてはめ合わせる。そして、このヨーク３の縮径方向の
弾性復元力によって、コアピン３２の先端部３２Ａとの
対向面間に未着磁マグネット１′，２′を挟み込む。そ
れらの未着磁マグネット１′，２′は、マグネット１，
２としてボディ１１に埋設される形態、つまり周方向に
等間隔をおいて並ぶ形態に位置決め保持され、またヨー
ク３の切り欠き部３Ａは未着磁マグネット２の背部にお
ける周方向の中央に位置する。また、ヨーク３の左端
は、後述するように未着磁マグネット１′，２′の左端
よりも右方にずれた位置にセットされる。
【００１９】このように、ヨーク３によって未着磁マグ
ネット１′，２′をコアピン３２の先端部３２Ａに位置
決め保持した後、そのコアピン３２の先端部３２Ａをキ
ャビティーＣ内にセットしてから、図５のように、ラン
ナーゲート３１ＡからキャビティーＣ内にボディー成形
用の樹脂材料を射出して、ボディ１１を射出成形する。
その際、ヨーク３の左端が図６のように未着磁マグネッ
ト１′，２′の左端よりも若干右方にずれてセットさ
れ、さらに未着磁マグネット１′，２′の左端が面取り
されているため、図６中の矢印のように右方に流動する
樹脂材料がヨーク３と未着磁マグネット１′，２′との
間に入り込むことが防止される。さらに、ヨーク３は、
未着磁マグネット１′，２′の外周面に密着するよう
に、その板厚や内径が設定されいる。これらの結果、樹
脂材料は、ヨーク３と未着磁マグネット１′，２′との
間、およびコアピン３２と未着磁マグネット１′，２′
との間に入り込まず、また射出成形時の樹脂圧によっ
て、ヨーク３が未着磁マグネット１′，２′に押し付け
られ、かつ未着磁マグネット１′，２′がコアピン３２
に押し付けられて、それらが完全に密着することにな
る。このようにして、未着磁マグネット１′，２′とヨ
ーク３は、コアピン３２に位置決めされた関係のまま、
ボディ１１によって囲繞される。
ネット１′，２′をコアピン３２の先端部３２Ａに位置
決め保持した後、そのコアピン３２の先端部３２Ａをキ
ャビティーＣ内にセットしてから、図５のように、ラン
ナーゲート３１ＡからキャビティーＣ内にボディー成形
用の樹脂材料を射出して、ボディ１１を射出成形する。
その際、ヨーク３の左端が図６のように未着磁マグネッ
ト１′，２′の左端よりも若干右方にずれてセットさ
れ、さらに未着磁マグネット１′，２′の左端が面取り
されているため、図６中の矢印のように右方に流動する
樹脂材料がヨーク３と未着磁マグネット１′，２′との
間に入り込むことが防止される。さらに、ヨーク３は、
未着磁マグネット１′，２′の外周面に密着するよう
に、その板厚や内径が設定されいる。これらの結果、樹
脂材料は、ヨーク３と未着磁マグネット１′，２′との
間、およびコアピン３２と未着磁マグネット１′，２′
との間に入り込まず、また射出成形時の樹脂圧によっ
て、ヨーク３が未着磁マグネット１′，２′に押し付け
られ、かつ未着磁マグネット１′，２′がコアピン３２
に押し付けられて、それらが完全に密着することにな
る。このようにして、未着磁マグネット１′，２′とヨ
ーク３は、コアピン３２に位置決めされた関係のまま、
ボディ１１によって囲繞される。
【００２０】ちなみに、ヨーク３の左端が未着磁マグネ
ット１′，２′の左端よりも左方に突出していた場合に
は、樹脂材料のフローフォースによってヨーク３の左端
が径方向外方に持ち上げられて、その樹脂材料がヨーク
３と未着磁マグネット１′，２′との間に入り込み、そ
れらの位置関係がずれるおそれがある。
ット１′，２′の左端よりも左方に突出していた場合に
は、樹脂材料のフローフォースによってヨーク３の左端
が径方向外方に持ち上げられて、その樹脂材料がヨーク
３と未着磁マグネット１′，２′との間に入り込み、そ
れらの位置関係がずれるおそれがある。
【００２１】その後、キャビティーＣ内からボディ１１
を型抜きすると共に、そのボディ１１からコアピン３２
を型抜きして、図７のように未着磁マグネット１′，
２′とヨーク３が埋設されたボディ１１を取り出す。
を型抜きすると共に、そのボディ１１からコアピン３２
を型抜きして、図７のように未着磁マグネット１′，
２′とヨーク３が埋設されたボディ１１を取り出す。
【００２２】その後、図１のように、ボディ１１の中空
部Ｓ内にロータ１３を挿入して、カバー嵌合部１１Ｂに
カバー１２をはめ付ける。そして、ボディ１１側の軸受
嵌装部１１Ａにはめ付けた軸受１５と、カバー１２側の
軸受嵌装部１２Ａにはめつけた軸受１６とによって、ロ
ータ１３のシャフト１４を回転自在に支承すると共に、
ロータ１３側の整流子１７と、カバー１２側のブラシ保
持機構に保持されたブラシ１８とを対向させる。
部Ｓ内にロータ１３を挿入して、カバー嵌合部１１Ｂに
カバー１２をはめ付ける。そして、ボディ１１側の軸受
嵌装部１１Ａにはめ付けた軸受１５と、カバー１２側の
軸受嵌装部１２Ａにはめつけた軸受１６とによって、ロ
ータ１３のシャフト１４を回転自在に支承すると共に、
ロータ１３側の整流子１７と、カバー１２側のブラシ保
持機構に保持されたブラシ１８とを対向させる。
【００２３】その後、図示しない着磁器によって、未着
磁マグネット１′，２′を径方向に異なる磁極となるよ
うに着磁させ、それらをマグネット１，２としてモータ
を完成させる。
磁マグネット１′，２′を径方向に異なる磁極となるよ
うに着磁させ、それらをマグネット１，２としてモータ
を完成させる。
【００２４】このようにして完成されたモータにおい
て、マグネット１，２の間の磁路を形成するヨーク３の
切り欠き３Ａがマグネット２の背部における周方向の中
央に位置することは、磁気効率を高める上に有利とな
る。また、その切り欠き３Ａの幅が狭いほど磁気効率が
高くなる。また、マグネット１，２とヨーク３との密着
により、マグネット１，２による発生磁界中のエアギャ
ップがマグネット１，２とロータ１３との間のみとなる
ため、そのエアギャップにマグネット１，２の磁力が効
果的に集中することになる。さらに、ボディ１１の射出
成形時に、未着磁マグネット１′，２′とコアピン３２
とが高精度に位置決めされる結果、マグネット１，２と
ロータ１３との間のエアギャップが極限的に小さく設定
できることになる。これらの結果、きわめて高いトルク
効率が得られる。
て、マグネット１，２の間の磁路を形成するヨーク３の
切り欠き３Ａがマグネット２の背部における周方向の中
央に位置することは、磁気効率を高める上に有利とな
る。また、その切り欠き３Ａの幅が狭いほど磁気効率が
高くなる。また、マグネット１，２とヨーク３との密着
により、マグネット１，２による発生磁界中のエアギャ
ップがマグネット１，２とロータ１３との間のみとなる
ため、そのエアギャップにマグネット１，２の磁力が効
果的に集中することになる。さらに、ボディ１１の射出
成形時に、未着磁マグネット１′，２′とコアピン３２
とが高精度に位置決めされる結果、マグネット１，２と
ロータ１３との間のエアギャップが極限的に小さく設定
できることになる。これらの結果、きわめて高いトルク
効率が得られる。
【００２５】
【発明の効果】請求項１に記載の発明は、ボディの射出
成形時にコアピンの先端部によって中空部が形成され、
そのボディの射出成形によって、周方向に並べて複数の
マグネットがボディの中空部の周壁に埋設された永久磁
石界磁モータにおいて、ボディの中空部の周壁に、その
ボディの射出成形時にコアピンの先端部の外周にはまり
合って、そのコアピンの先端部との対向面間に着磁前の
複数のマグネット部材を挟み込むヨークを埋設すること
により、結果的に、マグネットの取り扱い性、信頼性、
および歩留まりの向上と、搬送時の梱包コストの削減を
図ることができる。
成形時にコアピンの先端部によって中空部が形成され、
そのボディの射出成形によって、周方向に並べて複数の
マグネットがボディの中空部の周壁に埋設された永久磁
石界磁モータにおいて、ボディの中空部の周壁に、その
ボディの射出成形時にコアピンの先端部の外周にはまり
合って、そのコアピンの先端部との対向面間に着磁前の
複数のマグネット部材を挟み込むヨークを埋設すること
により、結果的に、マグネットの取り扱い性、信頼性、
および歩留まりの向上と、搬送時の梱包コストの削減を
図ることができる。
【００２６】請求項２に記載の発明は、ヨークを断面略
Ｃ字状の弾性体として、その中心角１８０°未満の範囲
に切り欠き部を形成したことにより、その切り欠き部を
拡開させるようにしてヨークを弾性的に拡径変形させて
から、その縮径方向の弾性復元力によって、着磁前のマ
グネット部材をコアピンの先端部に確実に位置決め保持
することができる。
Ｃ字状の弾性体として、その中心角１８０°未満の範囲
に切り欠き部を形成したことにより、その切り欠き部を
拡開させるようにしてヨークを弾性的に拡径変形させて
から、その縮径方向の弾性復元力によって、着磁前のマ
グネット部材をコアピンの先端部に確実に位置決め保持
することができる。
【００２７】請求項３に記載の発明は、ヨークの切り欠
き部をマグネットの背部に位置させることにより、磁気
効率を上げることができる。
き部をマグネットの背部に位置させることにより、磁気
効率を上げることができる。
【００２８】請求項４に記載の発明は、コアピンの先端
部とその外周にはまり合うヨークとの対向面間に、周方
向に並ぶ複数の着磁前のマグネット部材を挟み込み、そ
のコアピンの先端部をボディ成形用金型のキャビティー
内に位置させてからボディを射出成形し、その後、ボデ
ィを取り出してロータとカバーを組み付けてから、マグ
ネット部材を着磁することにより、ボディの射出成形時
に、ヨークを用いて、着磁前のマグネット部材をコアピ
ンに確実に位置決め保持することができ、この結果、マ
グネットの取り扱い性、信頼性、および歩留まりの向上
と、搬送時の梱包コストの削減を図ることができる。
部とその外周にはまり合うヨークとの対向面間に、周方
向に並ぶ複数の着磁前のマグネット部材を挟み込み、そ
のコアピンの先端部をボディ成形用金型のキャビティー
内に位置させてからボディを射出成形し、その後、ボデ
ィを取り出してロータとカバーを組み付けてから、マグ
ネット部材を着磁することにより、ボディの射出成形時
に、ヨークを用いて、着磁前のマグネット部材をコアピ
ンに確実に位置決め保持することができ、この結果、マ
グネットの取り扱い性、信頼性、および歩留まりの向上
と、搬送時の梱包コストの削減を図ることができる。
【００２９】請求項５に記載の発明は、ヨークを断面略
Ｃ字状として、その中心角１８０°未満の範囲に切り欠
き部を形成したことにより、その切り欠き部を拡開させ
るようにしてヨークを弾性的に拡径変形させてから、そ
の縮径方向の弾性復元力によって、着磁前のマグネット
部材をコアピンの先端部に確実に位置決め保持すること
ができる。
Ｃ字状として、その中心角１８０°未満の範囲に切り欠
き部を形成したことにより、その切り欠き部を拡開させ
るようにしてヨークを弾性的に拡径変形させてから、そ
の縮径方向の弾性復元力によって、着磁前のマグネット
部材をコアピンの先端部に確実に位置決め保持すること
ができる。
【００３０】請求項６に記載の発明は、ヨークの切り欠
き部をマグネットの背部に位置させることにより、磁気
効率を上げることができる。
き部をマグネットの背部に位置させることにより、磁気
効率を上げることができる。
【図１】この発明の一実施形態のモータの縦断面図であ
る。
る。
【図２】図１のＩＩ−ＩＩ線に沿う断面図である。
【図３】図１のモータにおけるボディの射出成形の前工
程を説明するための断面図である。
程を説明するための断面図である。
【図４】図３のＩＶ−ＩＶ線に沿うコアピンの正面図で
ある。
ある。
【図５】図１のモータにおけるボディの射出成形工程を
説明するための断面図である。
説明するための断面図である。
【図６】図５のＶＩ円部の拡大断面図である。
【図７】図１のモータのにおけるボディの射出成形後の
断面図である。
断面図である。
１，２ マグネット １′，２′ 未着磁マグネット（着磁前のマグネット部
材） ３ ヨーク ３Ａ 切り欠き部 １０ モータ本体 １１ ボディ １２ カバー １３ ロータ １４ シャフト １５，１６ 軸受 １６ 整流子 １８ ブラシ ３１ ボディ成形用金型 ３２ コアピン ３２Ａ 先端部 Ｓ 中空部 Ｃ キャビティー
材） ３ ヨーク ３Ａ 切り欠き部 １０ モータ本体 １１ ボディ １２ カバー １３ ロータ １４ シャフト １５，１６ 軸受 １６ 整流子 １８ ブラシ ３１ ボディ成形用金型 ３２ コアピン ３２Ａ 先端部 Ｓ 中空部 Ｃ キャビティー
Claims (6)
- 【請求項１】 ボディの射出成形時にコアピンの先端部
によって中空部が形成され、前記ボディの射出成形によ
って、周方向に並ぶ複数のマグネットが前記中空部の周
壁に埋設され、前記中空部にロータが回転自在に備えら
れる永久磁石界磁モータにおいて、 前記ボディの中空部の周壁に、該ボディの射出成形時に
前記コアピンの先端部の外周にはまり合って、該コアピ
ンの先端部との対向面間に前記複数のマグネットの着磁
前のマグネット部材を挟み込むヨークを埋設したことを
特徴とする永久磁石界磁モータ。 - 【請求項２】 前記ヨークは、中心角１８０°未満の範
囲に切り欠き部が形成された断面略Ｃ字状とされ、縮径
方向の弾性復元力によって、前記コアピンの先端部との
対向面間に前記着磁前のマグネット部材を挟み込み可能
な弾性体であることを特徴とする請求項１に記載の永久
磁石界磁モータ。 - 【請求項３】 前記ヨークの切り欠き部は前記マグネッ
トの背部に位置することを特徴とする請求項２に記載の
永久磁石界磁モータ。 - 【請求項４】 コアピンの先端部と該先端部の外周には
まり合うヨークとの対向面間に、周方向に並ぶ複数の着
磁前のマグネット部材を挟み込み、その後、前記コアピ
ンの先端部をボディ成形用金型のキャビティー内に位置
させ、 その後、前記キャビティー内にボディ成形材料を注入し
て、前記ヨークおよび前記複数の着磁前のマグネット部
材を囲繞するボディを射出成形し、 その後、前記キャビティー内から前記ボディを型抜きす
ると共に、前記ボディから前記コアピンを型抜きし、 その後、前記ボディの内部にロータを挿入すると共に、
該ロータを回転自在に支承するカバーを前記ボディの端
部に装着し、 その後、前記複数の着磁前のマグネット部材を着磁器に
よって着磁することを特徴とする永久磁石界磁モータの
製造方法。 - 【請求項５】 前記ヨークとして、中心角１８０°未満
の範囲に切り欠き部が形成された断面略Ｃ字状のヨーク
を用い、前記ヨークを弾性的に拡径させて前記コアピン
の先端部にはめ合わせ、該ヨークの縮径方向の弾性復元
力によって、該ヨークと前記コアピンの先端部との対向
面間に前記複数の着磁前のマグネット部材を挟み込むこ
とを特徴とする請求項４に記載の永久磁石界磁モータの
製造方法。 - 【請求項６】 前記ヨークの切り欠き部は前記着磁前の
マグネット部材の背部に位置させることを特徴とする請
求項５に記載の永久磁石界磁モータの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25053997A JPH1198775A (ja) | 1997-09-16 | 1997-09-16 | 永久磁石界磁モータおよびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25053997A JPH1198775A (ja) | 1997-09-16 | 1997-09-16 | 永久磁石界磁モータおよびその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1198775A true JPH1198775A (ja) | 1999-04-09 |
Family
ID=17209420
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25053997A Pending JPH1198775A (ja) | 1997-09-16 | 1997-09-16 | 永久磁石界磁モータおよびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1198775A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN112217355A (zh) * | 2020-11-11 | 2021-01-12 | 安徽百宏达汽车电器有限公司 | 一种雨刮电机磁瓦装配装置和方法 |
-
1997
- 1997-09-16 JP JP25053997A patent/JPH1198775A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN112217355A (zh) * | 2020-11-11 | 2021-01-12 | 安徽百宏达汽车电器有限公司 | 一种雨刮电机磁瓦装配装置和方法 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| EP2573917B1 (en) | Method of producing a rotor and an inner rotor type brushless motor | |
| JP2778894B2 (ja) | ブラシレス直流モータ及び軸受ホルダ | |
| US20060273679A1 (en) | Magnet embedded motor, rotor unit, and method for manufacturing rotor unit | |
| US20030168925A1 (en) | Permanent magnet rotor | |
| US6812611B2 (en) | Permanent magnet type electric rotating machine | |
| JP2004270544A (ja) | 着磁治具および電動圧縮機ならびに回転子の組み立て方法および電動圧縮機の組み立て方法 | |
| EP3395532B1 (en) | Bonded-magnet injection molding device and bonded-magnet injection molding method | |
| US9780610B2 (en) | Rotor and motor | |
| JP2003047212A (ja) | 配向装置及び着磁装置 | |
| JP4385071B2 (ja) | 非接触式回転角度検出装置及びその製造方法 | |
| JP2018201295A (ja) | ロータの製造方法 | |
| JP4678321B2 (ja) | ロータの製造方法及び電動パワーステアリング用モータ | |
| JP2001157393A (ja) | インナーロータ型モータのロータ構造 | |
| JP2000188838A (ja) | 電動機の回転子およびその製造方法 | |
| JPH1198775A (ja) | 永久磁石界磁モータおよびその製造方法 | |
| JP3814217B2 (ja) | ロータ用成形金型 | |
| JP3635611B2 (ja) | 直流モータ及び直流モータを備えた電動工具 | |
| EP3223409A2 (en) | Orientation magnetization device and magnet-embedded rotor | |
| CN111525756A (zh) | 转子芯的制造装置和转子芯的制造方法、以及转子构造 | |
| JP3771894B2 (ja) | マグネットローターの成形用金型 | |
| JP4442032B2 (ja) | ステッピングモータ | |
| JPH09152645A (ja) | カメラ用開閉機構の駆動用モータ | |
| JP4168264B2 (ja) | 電動機およびその製造方法 | |
| JP2002223537A (ja) | Ｄｃモータ | |
| JP7477379B2 (ja) | ロータ、モータおよびロータの製造方法 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040305 |