JPH1198515A - 撮像信号処理装置及び撮像装置 - Google Patents

撮像信号処理装置及び撮像装置

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JPH1198515A
JPH1198515A JP9253622A JP25362297A JPH1198515A JP H1198515 A JPH1198515 A JP H1198515A JP 9253622 A JP9253622 A JP 9253622A JP 25362297 A JP25362297 A JP 25362297A JP H1198515 A JPH1198515 A JP H1198515A
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signal
delay circuit
delay
image pickup
image
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JP9253622A
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Osamu Kuroda
黒田  修
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Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回路規模の小型化や製造コストの削減等を実
現しつつ動画と静止画とのいずれの撮像信号からも輝度
信号及び色信号を生成することのできる撮像信号処理装
置を提供する。 【解決手段】 撮像素子からの撮像信号を所定数の水平
方向読み出しラインに亘って同時化するための遅延ブロ
ック2と、輝度信号を生成するブロック30と、色信号
を生成するブロック34とを有する撮像信号処理装置1
において、遅延ブロック2に、インターレース方式で読
み出した撮像信号を同時化する第1の遅延回路群6,7
と、全画素読み出し方式で読み出した撮像信号を同時化
する遅延回路群であって、第1の遅延回路群6,7に含
まれる遅延回路を構成要素とする第2の遅延回路群5〜
9と、第1,第2の遅延回路群を切り替えて使用するた
めの切り替え手段3,11,14とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、撮像素子から読み
出された撮像信号に基づいて色信号及び輝度信号を生成
する処理を行う撮像信号処理回路、及びかかる撮像信号
処理回路を有する撮像装置に関し、特に、動画と静止画
との両方の撮影を行う場合の回路規模の小型化や製造コ
ストの削減等を図ったものに関する。
【0002】
【従来の技術】被写体の光学像をCCDのような撮像素
子で電気信号(撮像信号)に変換し、この撮像信号を撮
像信号処理回路で処理して色信号及び輝度信号を生成す
る撮像装置は、大きく分けて次の2種類に分類すること
ができる。 (a)ビデオカメラのような動画撮影用のもの。 (b)電子スチルカメラのような静止画撮影用のもの。
【0003】このうち、動画撮影用の撮像装置では、C
CDからの撮像信号の読み出し方式として、インターレ
ース方式を採用するのが一般的である。従って、ビデオ
カメラ等において、撮像素子から読み出した撮像信号に
基づいて色信号及び輝度信号を生成する処理を行う撮像
信号処理回路としては、従来は、インターレース方式で
読み出した撮像信号を処理するための専用の回路構成を
有するものが設けられていた。
【0004】これに対し、静止画撮影用の撮像装置で
は、CCDからの撮像信号の読み出し方式として、ノン
インターレース方式(全画素読み出し方式)を採用する
のが一般的である。従って、電子スチルカメラ等におい
て、撮像素子から読み出した撮像信号に基づいて色信号
及び輝度信号を生成する処理を行う撮像信号処理回路と
しては、従来は、全画素読み出し方式で読み出した撮像
信号を処理するための専用の回路構成を有するものが設
けられていた。
【0005】図3は、ビデオカメラの撮像信号処理回路
の構成の一例を略示するものである。被写体の光学像
は、図示しない光学系を介して、CCD21の撮像面に
結像される。CCD21の撮像面上には、例えば図4に
示すように、矢印hの方向として示す行方向上にCy
(シアン)フィルタとYe(イエロー)フィルタとを交
互に繰り返すフィルタ行と、この行方向上にG(グリー
ン)フィルタとMg(マゼンタ)フィルタとを交互に繰
り返すフィルタ行とが、矢印vの方向として示す列方向
上で交互に繰り返され、且つ、GフィルタとMgフィル
タとを繰り返すフィルタ行におけるGフィルタの位置と
Mgフィルタの位置とが列方向上で交互に入れ替わるよ
うな配色のカラーフィルタアレイが設けられている。
【0006】このカラーフィルタアレイにおける個々の
フィルタはCCD21の1個ずつの画素に対応してお
り、従って、CCD21の各画素には、それぞれ対応す
る色のフィルタを通過した光が入射されてその入射光量
に応じた信号電荷が蓄積される。
【0007】CCD21からは、インターレース方式の
一態様である2画素混合読み出し方式で撮像信号が読み
出される。この2画素混合読み出し方式は、図4にも示
すように、まず第1フィールドで、隣り合う2つのフィ
ルタ行の組に対応する画素行(1水平方向読み出しライ
ン)An(n=1,2,3…)を単位として信号電荷の
転送と転送した電荷の電圧信号(撮像信号)への変換と
を行い、続く第2フィールドでは、第1フィールドとは
1行だけずらして隣り合う2つのフィルタ行の組に対応
する画素行(1水平方向読み出しライン)Bn(n=
1,2,3…)を単位として信号電荷の転送と撮像信号
への変換とを行う。
【0008】従って、奇数読み出しライン(図4におい
てnの値が奇数である1水平方向読み出しライン)から
は、第1,第2フィールドともに、上記2つのフィルタ
行の組における同一列上のCyフィルタ,Gフィルタに
対応した画素からの撮像信号同士を混合した信号と、当
該フィルタ行の組における同一列上のYeフィルタ,M
gフィルタに対応した画素からの撮像信号同士を混合し
た信号とが、1画素列毎に交互に読み出される。
【0009】また、偶数読み出しライン(図4において
nの値が偶数である1水平方向読み出しライン)から
は、第1,第2フィールドともに、上記2つのフィルタ
行の組における同一列上のCyフィルタ,Mgフィルタ
に対応した画素からの撮像信号同士を混合した信号と、
当該フィルタ行の組における同一列上のYeフィルタ,
Gフィルタに対応した画素からの撮像信号同士を混合し
た信号とが、1画素列毎に交互に読み出される。
【0010】この撮像信号は、図3に示すように、プリ
アンプ22で増幅され、A/Dコンバータ23でデジタ
ル変換された後、撮像信号処理回路24中の遅延ブロッ
ク25に送られる。
【0011】遅延ブロック25は、2画素混合読み出し
方式で読み出された撮像信号を3水平方向読み出しライ
ンに亘って同時化するための専用の回路構成を有するも
のである。遅延ブロック25に供給される現在の読み出
しラインからの撮像信号は、互いに直列接続された1H
遅延回路26,27(1Hは、1水平期間、即ち1水平
方向読み出しラインから撮像信号を読み出すのに要する
期間である)のうちの1H遅延回路26に入力されると
ともに、加算器28の一方の入力端子に入力される。加
算器28のもう一方の入力端子には1H遅延回路27の
出力(2水平期間前の読み出しラインからの撮像信号)
が入力され、加算器28の出力は1/2減衰回路29で
1/2のレベルに減衰される。
【0012】遅延ブロック25からは、この1/2減衰
回路29の出力(現在の読み出しラインからの撮像信号
と2水平期間前の読み出しラインからの撮像信号とを加
算平均した信号)Sbが出力されるとともに、1H遅延
回路26の出力(1水平期間前の読み出しラインからの
撮像信号)Saが出力される。これらの信号Sa,Sb
は、ともに輝度信号処理ブロック30及び色信号処理ブ
ロック34に送られる。
【0013】従って、奇数読み出しラインの読み出し時
には、現在の読み出しラインからの撮像信号と直前の奇
数読み出しラインからの撮像信号とを加算平均した信号
Sbと、直前の偶数読み出しラインからの撮像信号Sa
とがこれらのブロック30及びブロック34に供給さ
れ、偶数読み出しラインの読み出し時には、現在の読み
出しラインからの撮像信号と直前の偶数読み出しライン
からの撮像信号とを加算平均した信号Sbと、直前の奇
数読み出しラインからの撮像信号Saとがこれらのブロ
ック30及びブロック34に供給されることになる。
【0014】輝度信号処理ブロック30では、信号S
a,Sbをそれぞれローパスフィルタ31に通すことに
より、奇数読み出しライン,偶数読み出しラインのいず
れの読み出し時においても、下記式のようにして輝度信
号Ya,Ybをそれぞれ生成する。(この式では、便宜
上各色Cy,G,Ye,Mg,R(レッド),B(ブル
ー)に対応する信号を当該色で表している。後出の各式
においても同じである。)
【0015】 Ya=Cy+G+Ye+Mg =(G+B)+G+(R+G)+(R+B) =2R+2B+3G Yb=Cy+Mg+Ye+G =(G+B)+(R+B)+(R+G)+G =2R+2B+3G
【0016】そして、アパーチャコントロール及び混合
回路32でYa,Ybをそれぞれ帯域強調するとともに
両者を混合し、ガンマ補正回路33でこの混合信号に対
して中間輝度の補正を施すことにより、最終的な輝度信
号Yを生成する。
【0017】他方、色信号処理ブロック34では、ロー
パスフィルタ35で信号Sa,Sbからそれぞれ高域成
分を除去した後、RGBマトリクス回路36において、
隣接する画素列についての信号の差をとること等に基づ
いてR,G,Bの原色信号を分離する。そして、ガンマ
補正回路37でR,G,B信号に対してそれぞれ中間輝
度の補正を施した後、色差マトリクス回路38でR,
G,B信号から色差信号R−Y,B−Yを生成する。
【0018】尚、図3には動画撮影用の撮像装置である
ビデオカメラの撮像信号処理回路の例を示したが、電子
スチルカメラ等の静止画撮影用の撮像装置にも、全画素
読み出し方式で読み出された撮像信号を所定数の水平方
向読み出しラインに亘って同時化するための専用の回路
構成の遅延ブロックを有する撮像信号処理回路が設けら
れている。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年は、ビ
デオカメラのような動画撮影用の撮像装置に対しても静
止画の撮影機能を兼ね備えることが要求され、逆に電子
スチルカメラのような静止画撮影用の撮像装置に対して
も動画の撮影機能を兼ね備えることが要求されるように
なってきている。
【0020】しかるに、従来の撮像信号処理回路には前
述のように動画撮影専用の構成の遅延ブロックと静止画
撮影専用の構成の遅延ブロックとのいずれかを有するも
のしか存在していなかったので、動画と静止画との両方
の撮影を行うためには、動画撮影用と静止画撮影用との
2系統の遅延ブロックを設けた撮像信号処理回路を備え
る必要があった。その結果、回路規模が大きくなるとと
もに製造コストの上昇や消費電力の増大を招くという問
題があった。
【0021】本発明は上述の点に鑑みてなされたもの
で、回路規模の小型化や製造コストの削減等を実現しつ
つ動画と静止画とのいずれの撮像信号からも輝度信号及
び色信号を生成することのできる撮像信号処理装置や、
そうした撮像信号処理回路を設けた撮像装置を提供しよ
うとするものである。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明に係る撮像信号処
理装置は、撮像素子から読み出された撮像信号を、撮像
素子の所定数の水平方向読み出しラインに亘って同時化
するための遅延ブロックと、遅延ブロックで同時化され
た撮像信号に基づいて輝度信号を生成する処理を行う輝
度信号処理ブロックと、遅延ブロックで同時化された撮
像信号に基づいて色信号を生成する処理を行う色信号処
理ブロックとを有する撮像信号処理装置において、この
遅延ブロックに、インターレース方式で読み出された撮
像信号を同時化するための第1の遅延回路群と、全画素
読み出し方式で読み出された撮像信号を同時化するため
の遅延回路群であって、第1の遅延回路群に含まれる遅
延回路を構成要素として含む第2の遅延回路群と、第1
の遅延回路群と第2の遅延回路群とを切り替えて使用す
るための切り替え手段とを備えたことを特徴としてい
る。
【0023】この撮像信号処理装置によれば、1系統の
遅延ブロックが、インターレース方式で読み出された撮
像信号(即ち動画の撮像信号)を同時化する処理と、全
画素読み出し方式で読み出された撮像信号(即ち静止画
の撮像信号)を同時化する処理とに切り替えて使用さ
れ、しかもこの遅延ブロックにおいて動画の撮像信号を
同時化する遅延回路群と静止画の撮像信号を同時化する
遅延回路群とが遅延回路を共有するようになっている。
【0024】従って、従来のように動画撮影用と静止画
撮影用との2系統の遅延ブロックを設ける場合と比較し
て、回路規模の小型化や製造コストの削減や省電力化を
実現しつつ、動画と静止画とのいずれの撮像信号からも
輝度信号及び色信号を生成することができる。
【0025】次に、本発明に係る撮像装置は、撮像素子
から読み出された撮像信号を、撮像素子の所定数の水平
方向読み出しラインに亘って同時化するための遅延ブロ
ックと、遅延ブロックで同時化された撮像信号に基づい
て輝度信号を生成する処理を行う輝度信号処理ブロック
と、遅延ブロックで同時化された撮像信号に基づいて色
信号を生成する処理を行う色信号処理ブロックとを有す
る撮像信号処理回路を設けた撮像装置において、この撮
像信号処理回路の遅延ブロックに、インターレース方式
で読み出された撮像信号を同時化するための第1の遅延
回路群と、全画素読み出し方式で読み出された撮像信号
を同時化するための遅延回路群であって、第1の遅延回
路群に含まれる遅延回路を構成要素として含む第2の遅
延回路群と、第1の遅延回路群と第2の遅延回路群とを
切り替えて使用するための切り替え手段とを設けるとと
もに、動画と静止画とのいずれの撮影時であるかに応じ
てこの切り替え手段で第1の遅延回路群と第2の遅延回
路群とを切り替える制御手段を備えたことを特徴として
いる。
【0026】この撮像装置によれば、上述の本発明に係
る撮像信号処理装置に相当する構成の撮像信号処理回路
と、この回路の遅延ブロック中の第1の遅延回路群と第
2の遅延回路群とを動画と静止画とのいずれの撮影時で
あるかに応じて切り替える制御手段とが備えられてお
り、動画と静止画とのいずれの撮影時であるかに応じ
て、この1系統の遅延ブロックが、インターレース方式
で読み出された撮像信号(即ち動画の撮像信号)を同時
化する処理と、全画素読み出し方式で読み出された撮像
信号(即ち静止画の撮像信号)を同時化する処理とに切
り替えて使用される。
【0027】従って、従来のように動画撮影用と静止画
撮影用との2系統の遅延ブロックを設けた撮像信号処理
回路を備える場合と比較して、撮像信号処理回路の回路
規模の小型化や製造コストの削減や省電力化、ひいては
撮像装置全体の回路規模の小型化や製造コストの削減や
省電力化を実現しつつ、動画と静止画との両方の撮影を
行うことができる。
【0028】
【発明の実施の形態】図1は、本発明を適用した撮像装
置(例えばビデオカメラまたは電子スチルカメラであっ
て、動画撮影機能と静止画撮影機能とを兼ね備えたも
の)の要部の構成の一例を略示するものであり、図3と
同一の部分には同一の符号を付して重複説明を省略す
る。
【0029】この撮像装置には、前述のような動画撮影
用のCCD21以外に、静止画撮影用のCCD18が設
けられている。CCD18の撮像面上には、例えばCC
D21に設けられているのと同じ配色のカラーフィルタ
アレイ(図4参照)が設けられている。
【0030】CCD18からは、全画素読み出し方式で
撮像信号が読み出される。即ち、CCD18からは、図
2に示すように、1行ずつのフィルタ行A’,B’,
C’,D’に対応する画素行(1水平方向読み出しライ
ン)を単位として、信号電荷の転送と転送した電荷の電
圧信号(撮像信号)への変換とが行われる。
【0031】CCD21から読み出した撮像信号は切り
替えスイッチ19の一方の固定接点Mに供給され、CC
D18から読み出した撮像信号は切り替えスイッチ19
のもう一方の固定接点Sに供給される。そして、これら
CCD21,18のいずれか一方からの撮像信号が、切
り替えスイッチ19,プリアンプ22及びA/Dコンバ
ータ23を経て、撮像信号処理回路1中の遅延ブロック
2に入力されるようになっている。
【0032】遅延ブロック2への入力信号は、切り替え
スイッチ3の一方の固定接点M及び加算器4の一方の入
力端子に入力されるとともに、1H遅延回路5に入力さ
れる。1H遅延回路5の出力は加算器4のもう一方の入
力端子に入力され、加算器4の出力は切り替えスイッチ
3のもう一方の固定接点Sに供給される。
【0033】切り替えスイッチ3の可動接点は、互いに
直列接続された1H遅延回路6〜9のうちの1H遅延回
路6に入力されるとともに、加算器10の一方の入力端
子に入力される。
【0034】1H遅延回路6の出力は、切り替えスイッ
チ11の一方の固定接点Mにも供給される。1H遅延回
路7の出力は、加算器10のもう一方の入力端子と、切
り替えスイッチ11のもう一方の固定接点Sと、加算器
12の一方の入力端子にも入力される。加算器10の出
力は、1/2減衰回路13で1/2のレベルに減衰され
た後、切り替えスイッチ14の一方の固定接点Mに供給
される。
【0035】1H遅延回路9の出力は、加算器12のも
う一方の入力端子に入力される。加算器12の出力は、
1/2減衰回路15で1/2のレベルに減衰された後、
切り替えスイッチ14のもう一方の固定接点Sに供給さ
れる。
【0036】切り替えスイッチ11を経て遅延ブロック
2から出力された信号S1と、切り替えスイッチ14を
経て遅延ブロック2から出力された信号S2とは、とも
に輝度信号処理ブロック30及び色信号処理ブロック3
4に送られる。
【0037】操作パネル16には、この撮像装置を操作
するための各種操作子が設けられており、その中には、
撮影モードを動画撮影モードと静止画撮影モードとのい
ずれかに設定するための操作子も含まれている。
【0038】システムコントローラ17は、操作パネル
16の操作等に基づいてこの撮像装置の各部を制御する
ものであり、CPU,ROM,RAMを含むマイクロコ
ンピュータから成っている。
【0039】次に、この撮像装置の動作例を、動画撮影
時と静止画撮影時とに分けて説明する。 〔動画撮影時〕操作パネル16で動画撮影モードが設定
されると、システムコントローラ17は、切り替えスイ
ッチ3,11,14,19の可動接点を全て固定接点M
側に切り替える。
【0040】これにより、遅延ブロック2には、CCD
21から2画素混合読み出し方式で読み出した撮像信号
が、切り替えスイッチ19,プリアンプ22及びA/D
コンバータ23を経て供給される。
【0041】また遅延ブロック2では、供給される現在
の読み出しラインからの撮像信号が、そのまま(1H遅
延回路5で遅延されることなく)切り替えスイッチ3を
経て1H遅延回路6に入力される。
【0042】そして、遅延ブロック2からは、この1H
遅延回路6の出力(1水平期間前の読み出しラインから
の撮像信号)が切り替えスイッチ11を経て信号S1と
して出力されるとともに、1/2減衰回路13の出力
(現在の読み出しラインからの撮像信号と、1H遅延回
路7の出力である2水平期間前の読み出しラインからの
撮像信号とを、加算器10及び1/2減衰回路13で加
算平均した信号)が切り替えスイッチ14を経て信号S
2として出力される。
【0043】即ち、このとき遅延ブロック2からは、信
号S1,S2として、それぞれ図3の信号Sa,Sbと
同じ内容の信号が出力される。従って、遅延ブロック2
が動画の撮像信号を同時化する処理のために使用された
ことになる。
【0044】〔静止画撮影時〕操作パネル16で静止画
撮影モードが設定されると、システムコントローラ17
は、切り替えスイッチ3,11,14,19の可動接点
を全て固定接点S側に切り替える。
【0045】これにより、遅延ブロック2には、CCD
18から全画素読み出し方式で読み出した撮像信号が、
切り替えスイッチ19,プリアンプ22及びA/Dコン
バータ23を経て供給される。
【0046】また遅延ブロック2では、供給される現在
の読み出しラインからの撮像信号と、1H遅延回路5の
出力である1水平期間前の読み出しラインからの撮像信
号とが、加算器4で加算混合された後、切り替えスイッ
チ3を経て1H遅延回路6に入力される。
【0047】従って、図2からも明らかなように、フィ
ルタ行B’,フィルタ行C’に対応する1水平方向読み
出しラインの読み出し時には、それぞれ隣り合う2つの
フィルタ行B’及びA’,フィルタ行C’及びB’にお
ける同一列上のCyフィルタとGフィルタとに対応した
画素からの撮像信号同士を混合した信号と、当該2つの
フィルタ行における同一列上のYeフィルタとMgフィ
ルタとに対応した画素からの撮像信号同士を混合した信
号とが、1画素列毎に交互に1H遅延回路6に入力され
る。
【0048】また、フィルタ行D’,フィルタ行A’に
対応する1水平方向読み出しラインの読み出し時には、
それぞれ隣り合う2つのフィルタ行D’及びC’,フィ
ルタ行A’及びD’における同一列上のCyフィルタと
Mgフィルタとに対応した画素からの撮像信号同士を混
合した信号と、当該2つのフィルタ行における同一列上
のYeフィルタとGフィルタとに対応した画素からの撮
像信号同士を混合した信号とが、1画素列毎に交互に1
H遅延回路6に入力される。
【0049】そして、遅延ブロック2からは、1H遅延
回路7の出力(2水平期間前の読み出しラインからの撮
像信号と3水平期間前の読み出しラインからの撮像信号
とを混合した信号)が切り替えスイッチ11を経て信号
S1として出力されるとともに、1/2減衰回路15の
出力(2水平期間前の読み出しラインからの撮像信号と
3水平期間前の読み出しラインからの撮像信号とを混合
した信号と、1H遅延回路9の出力である4水平期間前
の読み出しラインからの撮像信号と5水平期間前の読み
出しラインからの撮像信号とを、加算器12及び1/2
減衰回路15で加算平均した信号)が切り替えスイッチ
14を経て信号S2として出力される。
【0050】即ち、出力信号S1は、図2のフィルタ行
B’,フィルタ行C’に対応する1水平方向読み出しラ
インの読み出し時には、それぞれ隣り合う2つのフィル
タ行D’及びC’,フィルタ行A’及びD’における同
一列上のCyフィルタとMgフィルタとに対応した画素
からの撮像信号同士を混合した信号と、当該2つのフィ
ルタ行における同一列上のYeフィルタとGフィルタと
に対応した画素からの撮像信号同士を混合した信号とを
1画素列毎に交互に繰り返すものとなり、図2のフィル
タ行D’,フィルタ行A’に対応する1水平方向読み出
しラインの読み出し時には、それぞれ隣り合う2つのフ
ィルタ行B’及びA’,フィルタ行C’及びB’におけ
る同一列上のCyフィルタとGフィルタとに対応した画
素からの撮像信号同士を混合した信号と、当該2つのフ
ィルタ行における同一列上のYeフィルタとMgフィル
タとに対応した画素からの撮像信号同士を混合した信号
とを1画素列毎に交互に繰り返すものとなる。
【0051】従って、輝度信号処理ブロック30で信号
S1をローパスフィルタ31に通すことにより、図2の
いずれのフィルタ行に対応する読み出しラインの読み出
し時においても、下記式のようにして輝度信号Y1が生
成される。
【0052】 Y1=Cy+G+Ye+Mg =(G+B)+G+(R+G)+(R+B) =2R+2B+3G
【0053】また、色信号処理ブロック34でも、ロー
パスフィルタ35でこの信号S1から高域成分を除去し
た後、RGBマトリクス回路36においてR,G,Bの
原色信号を分離することができる。
【0054】他方、出力信号S2は、図2のいずれのフ
ィルタ行に対応する読み出しラインの読み出し時におい
ても、隣り合う4つのフィルタ行A’,B’,C’及び
D’における同一列上のCyフィルタ,Gフィルタ、C
yフィルタ及びMgフィルタに対応した画素からの撮像
信号同士を混合し且つ1/2のレベルに減衰した信号
と、当該4つのフィルタ行における同一列上のYeフィ
ルタ,Mgフィルタ,Yeフィルタ及びGフィルタに対
応した画素からの撮像信号同士を混合し且つ1/2のレ
ベルに減衰した信号とを1画素列毎に交互に繰り返すも
のとなる。
【0055】従って、輝度信号処理ブロック30で信号
S2をローパスフィルタ31に通すことにより、図2の
いずれのフィルタ行に対応する読み出しラインの読み出
し時においても、下記式のようにして輝度信号Y2が生
成される。
【0056】 Y2=(2Cy+G+Mg)/2+(2Ye+G+Mg)/2 =Cy+G+Ye+Mg =(G+B)+G+(R+G)+(R+B) =2R+2B+3G
【0057】また、色信号処理ブロック34でも、ロー
パスフィルタ35でこの信号S2から高域成分を除去し
た後、RGBマトリクス回路36においてR,G,Bの
原色信号を分離することができる。このようにして、遅
延ブロック2が静止画の撮像信号を同時化する処理のた
めに使用されたことになる。
【0058】以上のように、この撮像装置では、撮像信
号処理回路1中の1系統の遅延ブロック2が、動画と静
止画とのいずれの撮影時であるかに応じて、動画の撮像
信号を同時化する処理と、静止画の撮像信号を同時化す
る処理とに切り替えて使用される。しかも、遅延ブロッ
ク2において、動画の撮像信号を同時化する遅延回路群
6,7と静止画の撮像信号を同時化する遅延回路群5〜
9とが遅延回路6,7を共有している。
【0059】従って、撮像信号処理回路1において、回
路規模の小型化や製造コストの削減や省電力化を実現し
つつ、動画と静止画とのいずれの撮像信号からも輝度信
号及び色信号を生成することができるので、この撮像装
置において、装置全体の回路規模の小型化や製造コスト
の削減や省電力化を実現しつつ、動画と静止画との両方
の撮影を行うことができる。
【0060】尚、以上の例では図4に示したような配色
のカラーフィルタアレイをCCDに設けた撮像装置に本
発明を適用しているが、それ以外の適宜の配色のカラー
フィルタアレイCCDに設けた撮像装置に本発明を適用
してもよい。
【0061】また、以上の例では動画撮影用のCCDか
ら2画素混合読み出し方式で撮像信号を読み出す撮像装
置に本発明を適用しているが、2画素混合読み出し方式
以外のインターレース方式で動画撮影用のCCDから撮
像信号を読み出す撮像装置に本発明を適用してもよい。
【0062】また、以上の例では動画撮影用と静止画撮
影用とに別々のCCDを設けた撮像装置に本発明を適用
しているが、将来動画撮影と静止画撮影との両方に対応
したCCDが出現した場合には、そうしたCCDを1つ
のみ設けた撮像装置に本発明を適用してもよい。
【0063】また、以上の例ではCCDを用いた撮像装
置に本発明を適用しているが、CCD以外の適宜の撮像
素子を用いた撮像装置に本発明を適用してもよい。
【0064】また、本発明は、以上の実施例に限らず、
本発明の要旨を逸脱することなく、その他様々の構成を
とりうることはもちろんである。
【0065】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る撮像信号処
理装置によれば、従来のように動画撮影用と静止画撮影
用との2系統の遅延ブロックを設ける場合と比較して、
回路規模の小型化や製造コストの削減や省電力化を実現
しつつ、動画と静止画とのいずれの撮像信号からも輝度
信号及び色信号を生成することができるという効果が得
られる。
【0066】また、本発明に係る撮像装置によれば、従
来のように動画撮影用と静止画撮影用との2系統の遅延
ブロックを設けた撮像信号処理回路を備える場合と比較
して、撮像装置全体の回路規模の小型化や製造コストの
削減や省電力化を実現しつつ、動画と静止画との両方の
撮影を行うことができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した撮像装置の要部の構成の一例
を示すブロック図である。
【図2】カラーフィルタアレイの配色例と全画素読み出
し方式とを示す図である。
【図3】動画撮影用の撮像信号処理回路の構成の一例を
示すブロック図である。
【図4】カラーフィルタアレイの配色例と2画素混合読
み出し方式とを示す図である。
【符号の説明】
1 撮像信号処理回路、 2 遅延ブロック、 3,1
1,14,19 切り替えスイッチ、 5,6,7,
8,9 1H遅延回路、 4,10,12 加算器、
13,15 1/2減衰回路、 16 操作パネル、
17 システムコントローラ、 18,21 CCD、
30 輝度信号処理ブロック、 34色信号処理ブロ
ック

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮像素子から読み出された撮像信号を、
    前記撮像素子の所定数の水平方向読み出しラインに亘っ
    て同時化するための遅延ブロックと、 前記遅延ブロックで同時化された撮像信号に基づいて輝
    度信号を生成する処理を行う輝度信号処理ブロックと、 前記遅延ブロックで同時化された撮像信号に基づいて色
    信号を生成する処理を行う色信号処理ブロックとを有す
    る撮像信号処理装置において、前記遅延ブロックに、 インターレース方式で読み出された撮像信号を同時化す
    るための第1の遅延回路群と、 全画素読み出し方式で読み出された撮像信号を同時化す
    るための遅延回路群であって、前記第1の遅延回路群に
    含まれる遅延回路を構成要素として含む第2の遅延回路
    群と、 前記第1の遅延回路群と前記第2の遅延回路群とを切り
    替えて使用するための切り替え手段とを備えたことを特
    徴とする撮像信号処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の撮像信号処理装置にお
    いて、 前記第1の遅延回路群は2画素混合読み出し方式で読み
    出された撮像信号を同時化するためのものであることを
    特徴とする撮像信号処理装置。
  3. 【請求項3】 撮像素子から読み出された撮像信号を、
    前記撮像素子の所定数の水平方向読み出しラインに亘っ
    て同時化するための遅延ブロックと、 前記遅延ブロックで同時化された撮像信号に基づいて輝
    度信号を生成する処理を行う輝度信号処理ブロックと、 前記遅延ブロックで同時化された撮像信号に基づいて色
    信号を生成する処理を行う色信号処理ブロックとを有す
    る撮像信号処理回路を設けた撮像装置において、前記撮
    像信号処理回路の前記遅延ブロックに、 インターレース方式で読み出された撮像信号を同時化す
    るための第1の遅延回路群と、 全画素読み出し方式で読み出された撮像信号を同時化す
    るための遅延回路群であって、前記第1の遅延回路群に
    含まれる遅延回路を構成要素として含む第2の遅延回路
    群と、 前記第1の遅延回路群と前記第2の遅延回路群とを切り
    替えて使用するための切り替え手段とを設けるととも
    に、 動画と静止画とのいずれの撮影時であるかに応じて前記
    切り替え手段で前記第1の遅延回路群と前記第2の遅延
    回路群とを切り替える制御手段を備えたことを特徴とす
    る撮像装置。
JP9253622A 1997-09-18 1997-09-18 撮像信号処理装置及び撮像装置 Abandoned JPH1198515A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8743237B2 (en) 2010-08-27 2014-06-03 Sony Corporation Imaging device, signal processing method, and program

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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