JPH1198359A - 画像処理装置及び画像形成装置 - Google Patents

画像処理装置及び画像形成装置

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JPH1198359A
JPH1198359A JP9255049A JP25504997A JPH1198359A JP H1198359 A JPH1198359 A JP H1198359A JP 9255049 A JP9255049 A JP 9255049A JP 25504997 A JP25504997 A JP 25504997A JP H1198359 A JPH1198359 A JP H1198359A
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明宏 茂呂
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Abstract

(57)【要約】 【課題】プリスキャンを必要とせず、優れたレンジ補正
処理が可能な画像処理装置を提供すること。 【解決手段】原稿画像を複数のラインに分割して読取
り、この原稿画像相当分のライン単位の画像データを提
供する読取手段(4)と、原稿画像相当分のライン単位
の画像データを記憶する記憶手段(98)と、原稿画像
相当分のライン単位の画像データを基にして、原稿画像
相当分のライン単位の補正基準値を算出する算出手段
(202)と、原稿画像相当分のライン単位の補正基準
値を基にして、原稿画像の補正基準値を決定する決定手
段(203)と、前記原稿画像の補正基準値に基づき、
前記原稿画像相当分のライン単位の画像データに対して
濃度レンジ補正処理を施すレンジ補正手段(204)と
を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、原稿画像をCC
Dラインセンサを用いて読取り、この読取りにより得ら
れた画像データに対してレンジ補正処理を施す画像処理
装置及び画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、デジタル複写機、ファクシミリ等
の画像形成装置が急速に普及し始めている。これら画像
形成装置はスキャナを備えており、これら画像形成装置
は高品質な画像を出力するためスキャナにより入力され
た画像データに対する各種画像処理が不可欠とされてい
る。
【0003】この画像処理の中の一つに、自動濃度調整
という処理がある。現在、この自動濃度調整機能を備え
た画像形成装置が、各社から発表されている。ここで、
自動濃度調整について簡単に説明する。
【0004】まず、原稿画像が光学系により複数のライ
ンに分割されて読取られ、この原稿画像相当分のライン
単位の画像データが獲得される。即ち、原稿画像に対し
て光ビームが照射され、原稿画像の像が反映された光ビ
ームの反射光がCCDラインセンサに入力される。この
CCDラインセンサは、光ビームに反映された原稿画像
の像を光電変換し、画像データとして出力する。つま
り、このCCDラインセンサからは、原稿画像相当分の
ライン単位の画像データが順次出力される。
【0005】このCCDラインセンサから出力される画
像データに対して、シェーディング補正部によりシェー
ディング補正が施され、シェーディング補正済画像デー
タが出力される。このシェーディング補正部から出力さ
れるシェーディング補正済画像データを基にして、濃度
ヒストグラム作成部によりこのシェーディング補正済画
像データの濃度ヒストグラムが作成される。この濃度ヒ
ストグラム作成部により作成された濃度ヒストグラムを
基にして、補正基準値算出部により濃度レンジを補正す
るための補正基準値が算出される。画像データの濃度レ
ンジを補正する濃度レンジ補正部では、補正基準値算出
部から提供される補正基準値により、シェーディング補
正部から出力されるシェーディング補正済画像データに
対して、濃度レンジ補正処理が施され、レンジ補正処理
済画像データ、即ち濃度調整された画像データが出力さ
れる。このようにして、ライン単位で自動濃度調整が実
現されている。
【0006】現在製品化されている画像形成装置には、
プリスキャン時にレンジ補正処理を実行するもの、及び
画像形成処理動作と並行してリアルタイムにレンジ補正
処理を実行するものがある。
【0007】また、このような自動濃度調整機能を備え
た画像形成装置では、自動濃度調整が施された画像デー
タ、即ちレンジ補正処理済画像データがページメモリに
記憶されるようになっている。そして、必要に応じて、
外部装置などへ提供されるようになっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、ライン単位
のレンジ補正処理において、必ずしも常時、各ライン単
位の画像データに対して、最適なレンジ補正処理を施す
には限界がある。従って、特定のラインの画像データに
対しては、不適切なレンジ補正処理が実行されてしまう
ということもあり得る。例えば、下地濃度レベルが異な
る複数の原稿を副走査方向に並べ、これら原稿から得ら
れる画像データに対してレンジ補正処理を施した場合、
下地濃度が再現される部分と再現されない部分とが変動
するというような問題があった。
【0009】また、プリスキャン時にレンジ補正処理を
実行する場合、画像読取時間が増大するという問題あっ
た。
【0010】さらに、画像形成装置で獲得された画像デ
ータをパーソナルコンピュータなどの外部装置で受取
り、この外部装置で加工する場合、この画像形成装置か
ら提供される画像データがレンジ補正処理済画像データ
であるため、画像データの加工が制約されていまうとい
う問題もあった。
【0011】この発明の目的は、上記したような事情に
鑑み成されたものであって、下記の画像処理装置及び画
像形成装置を提供することにある。
【0012】(1)プリスキャンを必要とせず、優れた
レンジ補正処理が可能な画像処理装置及び画像形成装
置。
【0013】(2)外部装置による画像編集に都合の良
い画像データを提供可能な画像処理装置及び画像形成装
置。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決し目的を
達成するために、この発明の画像処理装置及び画像形成
装置は、以下のように構成されている。
【0015】(1)この発明の画像処理装置は、原稿画
像を複数のラインに分割して読取り、この原稿画像相当
分のライン単位の画像データを提供する読取手段と、こ
の読取手段から提供される前記原稿画像相当分のライン
単位の画像データを記憶し、必要に応じてこの前記原稿
画像相当分のライン単位の画像データを提供する記憶手
段と、前記読取手段から提供される前記原稿画像相当分
のライン単位の画像データを基にして、前記原稿画像相
当分のライン単位の補正基準値を算出し、この前記原稿
画像相当分のライン単位の補正基準値を提供する補正基
準値算出手段と、この補正基準値算出手段から提供され
る前記原稿画像相当分のライン単位の補正基準値を基に
して、前記原稿画像の補正基準値を決定し、決定された
前記原稿画像の補正基準値を提供する補正基準値決定手
段と、この補正基準値決定手段から提供される前記原稿
画像の補正基準値に基づき、前記記憶手段から提供され
る前記原稿画像相当分のライン単位の画像データに対し
て濃度レンジ補正処理を施し、濃度レンジ補正済画像デ
ータを提供するレンジ補正手段とを備えている。
【0016】(2)この発明の画像処理装置は、原稿画
像を複数のラインに分割して読取り、この原稿画像相当
分のライン単位の画像データを提供する読取手段と、こ
の読取手段から提供される前記原稿画像相当分のライン
単位の画像データを記憶し、必要に応じてこの前記原稿
画像相当分のライン単位の画像データを提供する記憶手
段と、前記読取手段から提供される前記原稿画像相当分
のライン単位の画像データを基にして、各ライン単位の
画像データの画像の種類を判別し、判別結果を提供する
画像判別手段と、前記読取手段から提供される前記原稿
画像相当分のライン単位の画像データを基にして、前記
原稿画像相当分のライン単位の補正基準値を算出し、こ
の前記原稿画像相当分のライン単位の補正基準値を提供
する補正基準値算出手段と、前記画像判別手段から提供
される判別結果、及び前記補正基準値算出手段から提供
される補正基準値を基にして、画像の種類別の補正基準
値を生成し、この画像の種類別の補正基準値を提供する
補正基準値生成手段と、前記画像判別手段から提供され
る判別結果に基づき、前記原稿画像全体を占める割合の
最も高い画像の種類を特定し、この特定された画像の種
類を前記原稿画像の種類として決定し、この決定された
画像の種類の補正基準値を前記補正基準値生成手段から
提供される画像の種類別の補正基準値の中から選出し、
この選出された補正基準値を前記原稿画像の補正基準値
として決定し、この決定された前記原稿画像の補正基準
値を提供する補正基準値決定手段と、この補正基準値決
定手段から提供される前記原稿画像の補正基準値に基づ
き、前記記憶手段から提供される前記原稿画像相当分の
ライン単位の画像データに対して濃度レンジ補正処理を
施し、濃度レンジ補正済画像データを提供するレンジ補
正手段とを備えている。
【0017】(3)この発明の画像処理装置は、原稿画
像を複数のラインに分割して読取り、この原稿画像相当
分のライン単位の画像データを提供する読取手段と、こ
の読取手段から提供される前記原稿画像相当分のライン
単位の画像データを記憶し、必要に応じてこの前記原稿
画像相当分のライン単位の画像データを提供する記憶手
段と、前記読取手段から提供される前記原稿画像相当分
のライン単位の画像データを基にして、各ライン単位の
画像データの画像の種類を判別し、判別結果を提供する
画像判別手段と、前記読取手段から提供される前記原稿
画像相当分のライン単位の画像データを基にして、前記
原稿画像相当分のライン単位の補正基準値を算出し、こ
の前記原稿画像相当分のライン単位の補正基準値を提供
する補正基準値算出手段と、前記画像判別手段から提供
される判別結果、及び前記補正基準値算出手段から提供
される補正基準値を基にして、画像の種類別の補正基準
値を生成し、この画像の種類別の補正基準値を提供する
補正基準値生成手段と、この補正基準値生成手段から提
供される画像の種類別の補正基準値に基づき、前記記憶
手段から提供される前記原稿画像相当分のライン単位の
画像データに対して、画像の種類別に濃度レンジ補正処
理を施し、濃度レンジ補正済画像データを提供するレン
ジ補正手段とを備えている。
【0018】(4)この発明の画像形成装置は、原稿画
像を複数のラインに分割して読取り、この原稿画像相当
分のライン単位の画像データを提供する読取手段と、こ
の読取手段から提供される前記原稿画像相当分のライン
単位の画像データを記憶し、必要に応じてこの前記原稿
画像相当分のライン単位の画像データを提供する記憶手
段と、前記読取手段から提供される前記原稿画像相当分
のライン単位の画像データを基にして、前記原稿画像相
当分のライン単位の補正基準値を算出し、この前記原稿
画像相当分のライン単位の補正基準値を提供する補正基
準値算出手段と、この補正基準値算出手段から提供され
る前記原稿画像相当分のライン単位の補正基準値を基に
して、前記原稿画像の補正基準値を決定し、決定された
前記原稿画像の補正基準値を提供する補正基準値決定手
段と、この補正基準値決定手段から提供される前記原稿
画像の補正基準値に基づき、前記記憶手段から提供され
る前記原稿画像相当分のライン単位の画像データに対し
て濃度レンジ補正処理を施し、濃度レンジ補正済画像デ
ータを提供するレンジ補正手段と、このレンジ補正手段
から提供される濃度レンジ補正済画像データに基づき画
像を形成する画像形成手段とを備えている。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。
【0020】図1は、この発明の実施の一形態に係る画
像形成装置としてのデジタル複写機の概略構成を示す図
である。
【0021】図1に示すように、デジタル複写機は装置
本体10を備えている。この装置本体10内には、画像
読取手段として機能するスキャナ部4、及び画像形成手
段として機能するプリンタ部6が設けられている。
【0022】装置本体10の上面には、読取対象物、つ
まり原稿Dが載置される透明なガラスからなる原稿載置
台12が設けられている。また、装置本体10の上面に
は、原稿載置台12上に原稿を自動的に搬送する自動原
稿送り装置(以下、ADFと称する)7が配設されてい
る。このADF7は、原稿載置台12に対して開閉可能
に配設され、原稿載置台12に載置された原稿Dを原稿
載置台12に密着させる原稿押さえとしても機能する。
【0023】ADF7には、原稿トレイ8、エンプティ
センサ9、ピックアップローラ14、給紙ローラ15、
アライニングローラ対16、及び搬送ベルト18などが
設けられている。原稿トレイ8は、セットされる原稿D
を受取るものである。エンプティセンサ9は、原稿の有
無を検出するものである。ピックアップローラ14は、
原稿トレイ8から原稿を一枚づつ取り出すものである。
給紙ローラ15は、取り出された原稿を搬送するもので
ある。アライニングローラ対16は、原稿の先端を整位
するものである。搬送ベルト18は、原稿載置台12の
ほぼ全体を覆うように配設されており、原稿を搬送する
ものである。原稿トレイ8にセットされた複数枚の原稿
は、その最下の頁、つまり最終頁から順に取り出され、
アライニングローラ対16により整位された後、搬送ベ
ルト18によって原稿載置台12の所定位置へ搬送され
る。
【0024】アライニングローラ対16と反対側のAD
F7の端部には、反転ローラ20、非反転センサ21、
フラッパ22、及び排紙ローラ23が配設されている。
後述するスキャナ部4により読み取られた原稿Dは、搬
送ベルト18により原稿載置台12上から送り出され、
反転ローラ20、フラッパ21、及び排紙ローラ22を
介してADF7上面の原稿排紙部24上に排出される。
また、原稿Dの裏面を読み取る場合には、フラッパ22
を切換えることにより、搬送ベルト18によって搬送さ
れてきた原稿Dは、反転ローラ20によって反転された
後、再度搬送ベルト18により原稿載置台12上の所定
位置に送られる。
【0025】装置本体10内に配設されたスキャナ部4
には、原稿載置台12に載置された原稿Dを照明する光
源としての露光ランプ25、及び原稿Dからの反射光を
所定の方向に偏向する第1のミラー26が備えられてい
る。さらに詳しく説明すると、露光ランプ25及び第1
のミラー26は、原稿載置台12の下方に配設された第
1のキャリッジ27に取り付けられている。
【0026】第1のキャリッジ27は、原稿載置台12
に対して平行に配置されている。さらに、この第1のキ
ャリッジ27は、図示しない歯付きベルトを介して駆動
モータにより、原稿載置台12の下方を往復移動される
ようになっている。
【0027】また、原稿載置台12の下方には、原稿載
置台12と平行に移動可能な第2のキャリッジ28が配
設されている。第2のキャリッジ28には、第1のミラ
ー26により偏向された原稿Dからの反射光を順に偏向
する第2のミラー30及び第3のミラー31が互いに直
角に取り付けられている。第2のキャリッジ28は、第
1のキャリッジ27を駆動する歯付きベルトにより、第
1のキャリッジ27に対して従動されるとともに、第1
のキャリッジに対して1/2の速度で原稿載置台12に
沿って平行に移動される。
【0028】また、原稿載置台12の下方には、第2の
キャリッジ28上の第3のミラー31からの反射光を集
束する結像レンズ32と、結像レンズにより集束された
反射光を受光して光電変換するCCDラインセンサ34
とが配設されている。結像レンズ32は、第3のミラー
31により偏向された光の光軸を含む面内に、駆動機構
を介して移動可能に配設され、自身が移動することで反
射光をCCDラインセンサ34の受光面に所望の倍率で
結像させる。CCDラインセンサ34は、入射した反射
光を光電変換し、読み取った原稿Dに対応する電気信号
(アナログ信号)を出力する。即ち、CCDラインセン
サ34は、原稿Dの所定のラインに対応する電気信号を
順次出力する。原稿Dをnラインに分割して原稿Dを読
取った場合、CCDラインセンサ34から出力される電
気信号は、原稿Dに相当するnライン分の電気信号とい
うことになる。
【0029】一方、プリンタ部6は、レーザ露光部40
を備えている。レーザ露光部40は、半導体レーザ4
1、ポリゴンミラー36、ポリゴンモータ37、及び光
学系42を備えている。ポリゴンミラー36は、半導体
レーザ41から出射されたレーザ光を連続的に偏向する
走査部材である。ポリゴンモータ37は、ポリゴンミラ
ー36を所定の回転数で回転駆動させる。光学系42
は、ポリゴンミラー36からのレーザ光を偏向して後述
する感光体ドラム44へ導くものである。このような構
成のレーザ露光部40は、装置本体10の図示しない支
持フレームに固定支持されている。
【0030】半導体レーザ41は、スキャナ部4により
読み取られた原稿Dの画像データ、あるいはファクシミ
リ送受信文書情報等に応じてオン/オフ制御される。こ
のオン/オフ制御により半導体レーザ41から出力され
るレーザ光は、ポリゴンミラー36及び光学系42を介
して感光体ドラム44へ向けられる。そして、このレー
ザ光が、感光体ドラム44周面を走査することにより、
感光体ドラム44周面上に静電潜像が形成される。
【0031】プリンタ部6には、装置本体10のほぼ中
央に配設された像担持体としての回転自在な感光体ドラ
ム44が設けられている。この感光体ドラム44の周面
は、レーザ露光部40からのレーザ光により露光され、
所望の静電潜像が形成される。また、感光体ドラム44
の周囲には、帯電チャージャ45、現像器46、剥離チ
ャージャ47、転写チャージャ48、剥離爪49、清掃
部50、及び除電器51が順に配置されている。帯電チ
ャージャ45は、ドラム周面を所定の電荷に帯電するも
のである。現像器46は、感光体ドラム44周面上に形
成された静電潜像に現像剤としてのトナーを供給して、
所定の画像濃度で現像するものである。剥離チャージャ
47は、後述する用紙カセットから給紙された被転写
材、つまり、コピー用紙Pを感光体ドラム44から分離
させるものである。転写チャージャ48は、感光体ドラ
ム44に形成されたトナー像を用紙Pに転写させるもの
である。剥離爪49は、感光体ドラム44周面からコピ
ー用紙Pを剥離するものである。清掃部50は、感光体
ドラム44周面に残留したトナーを清掃するものであ
る。除電器51は、感光体ドラム44周面を除電するも
のである。
【0032】装置本体10内の下部には、それぞれ装置
本体から引出し可能な上段カセット52、中段カセット
53、及び下段カセット54が互いに積層状態に配設さ
れている。これら各カセット内にはサイズの異なるコピ
ー用紙が装填されている。また、これらのカセットの側
方には大容量フィーダ55が設けられており、この大容
量フィーダ55には、使用頻度の高いサイズのコピー用
紙P、例えば、A4サイズのコピー用紙Pが約3000
枚収納されている。また、大容量フィーダ55の上方に
は、手差しトレイ56を兼ねた給紙カセット57が脱着
自在に装着されている。
【0033】装置本体10内には、各カセット、及び大
容量フィーダ55から感光体ドラム44と転写チャージ
ャ48との間に位置した転写部を通って延びる搬送路5
8が形成されている。そして、この搬送路58の終端に
は定着器60が設けられている。定着器60に対向した
装置本体10の側壁には、排出口61が形成されてい
る。そして、この排出口61には排紙トレイ62が装着
されている。
【0034】上段カセット52、中段カセット53、下
段カセット54、給紙カセット57及び大容量フィーダ
55夫々の近傍には、カセットあるいは大容量フィーダ
から用紙Pを一枚ずつ取り出すピックアップローラ63
が設けられている。また、搬送路58には、ピックアッ
プローラ63により取り出されたコピー用紙Pを搬送路
58を通して搬送する多数の給紙ローラ対64が設けら
れている。
【0035】搬送路58において感光体ドラム44の上
流側には、レジストローラ対65が設けられている。レ
ジストローラ対65は、取り出されたコピー用紙Pの傾
きを補正するとともに、感光体ドラム44上のトナー像
の先端とコピー用紙Pの先端とを整合させ、感光体ドラ
ム44周面の移動速度と同じ速度でコピー用紙Pを転写
部へ給紙する。レジストローラ対65の手前、つまり、
給紙ローラ64側には、コピー用紙Pの到達を検出する
アライニング前センサ66が設けられている。
【0036】ピックアップローラ63により各カセット
又は大容量フィーダ55から1枚づつ取り出されたコピ
ー用紙Pは、給紙ローラ対64によりレジストローラ対
65へ送られる。そして、コピー用紙Pは、レジストロ
ーラ対65により先端が整位された後、転写部に送られ
る。
【0037】転写部において、感光体ドラム44上に形
成された現像剤像、つまりトナー像が転写チャージャ4
8により用紙P上に転写される。トナー像の転写された
コピー用紙Pは、剥離チャージャ47及び剥離爪49の
作用により感光体ドラム44周面から剥離され、搬送路
52の一部を構成する搬送ベルト67を介して定着器6
0に搬送される。そして、定着器60によって現像剤像
がコピー用紙Pに溶融定着さた後、コピー用紙Pは、給
紙ローラ対68及び排紙ローラ対69により排出口61
を通して排紙トレイ62上へ排出される。
【0038】搬送路58の下方には、定着器60を通過
したコピー用紙Pを反転して再びレジストローラ対65
へ送る自動両面装置70が設けられている。自動両面装
置70には、一時集積部71、反転路72、ピックアッ
プローラ73、給紙ローラ75が設けられている。一時
集積部71は、コピー用紙Pを一時的に集積するもので
ある。反転路72は、搬送路58から分岐して形成され
ており、定着器60を通過したコピー用紙Pを反転して
一時集積部71に導くものである。ピックアップローラ
対65は、一時集積部71に集積されたコピー用紙Pを
一枚づつ取り出すものである。給紙ローラ75は、搬送
路74を通して用紙をレジストローラ対65へ給紙する
ものである。また、搬送路58と反転路72との分岐部
には、コピー用紙Pを排出口61あるいは反転路72に
選択的に振り分ける振り分けゲート76が設けられてい
る。
【0039】両面コピーを行う場合、定着器60を通過
したコピー用紙Pは、振り分けゲート76により反転路
72に導かれ、反転された状態で一時集積部71に一時
的に集積される。そして、ピックアップローラ73及び
給紙ローラ対75により、搬送路74を通してレジスト
ローラ対65へ送られる。さらに、コピー用紙Pはレジ
ストローラ対65により整位された後、再び転写部に送
られ、コピー用紙Pの裏面にトナー像が転写される。そ
の後、コピー用紙Pは、搬送路58、定着器60、及び
排紙ローラ69を介して排紙トレイ62上に排紙され
る。
【0040】デジタル複写機には、さらに図2に示すよ
うに操作パネル80、及び主制御部90が設けられてい
る。
【0041】操作パネル80には、プリントキー81、
入力部82、パネルCPU83、テンキー84が設けら
れている。プリントキー81は、複写開始の指示を受付
けるものである。入力部82は、デジタル複写機に対す
る各種指示を受付けるものであり、図示しない押しボタ
ンスイッチ及びタッチパネル82aを備えている。この
タッチパネル82aは、複写倍率の設定、部分複写の指
定、部分複写領域の指定、及び後述する上限濃度閾値並
びに下限濃度閾値の設定/変更などを受付けるものであ
る。パネルCPU83は、操作パネル80全体を制御す
るものである。テンキー84は、複写枚数などを設定す
るためのものである。
【0042】続いて、図2を参照して、図1に示すデジ
タル複写機の制御系統について説明する。
【0043】図2に示すように、デジタル複写機には、
主制御部90内のメインCPU91、スキャナ部4のス
キャナCPU100、及びプリンタ部6のプリンタCP
U110の3つのCPUが設けられている。
【0044】メインCPU91は、共有RAM95を介
してプリンタCPUと双方向通信を行うものであり、メ
インCPU91が動作指示を出し、これに対してプリン
タCPU110が状態ステータスを返すようになってい
る。プリンタCPU110とスキャナCPU100はシ
リアル通信を行うものであり、プリンタCPU110が
動作指示を出し、これに対してスキャナCPU100は
状態ステータスを返すようになっている。因みに、操作
パネル80は、メインCPU91に接続されている。
【0045】主制御部90には、メインCPU91、R
OM(read only memory)92、RAM(random access
memory)93、NVM(nonvolatile random access me
mory)94、共有RAM95、画像処理部96、多値ペ
ージメモリ制御部97、多値ページメモリ98、及びシ
ステムI/F99などが設けられている。
【0046】メインCPU91は、主制御部90全体を
制御するものである。ROM92は、制御プログラムが
記憶されているものである。RAM93は、一時的にデ
ータを記憶するものである。NVRAM94は、バッテ
リにバックアップされた不揮発性のメモリであり、電源
を切った時NVM94上のデータが保持されるようにな
っている。共有RAM95は、メインCPU91とプリ
ンタCPU110との間で、双方向通信を行うために用
いるものである。
【0047】画像処理部96は、スキャナ部4から送ら
れる画像データに対して、各種画像処理を行うものであ
り、例えば、後述するレンジ補正処理を行う。多値ペー
ジメモリ制御部97は、多値ページメモリ98に画像デ
ータを記憶したり、多値ページメモリ98に記憶された
画像データを読出したりするものである。多値ページメ
モリ98は、複数ページ分の画像データを記憶できる領
域を有し、圧縮された画像データを1ページごとに記憶
する。システムI/F99は、図示しない外部装置とこ
の画像形成装置とを相互に接続するためのものであり、
例えば、多値ページメモリ98に記憶された画像データ
を外部装置へ送信したりする。
【0048】スキャナ部4には、スキャナCPU10
0、ROM101、RAM102、CCDドライバ10
3、スキャンモータドライバ104、A/D変換回路1
05、シェーディング補正部106、及びラインメモリ
107などが設けられている。スキャナCPU100
は、スキャナ部4全体を制御する。ROM101には、
各種制御プログラム等が記憶される。CCDドライバ1
03は、CCDラインセンサ34を駆動させるものであ
る。スキャンモータドライバ104は、露光ランプ25
及びミラー26、27、28等を移動させるモータの回
転を制御するものである。A/D変換回路105は、C
CDラインセンサ34から出力される原稿Dの所定のラ
インに対応するアナログ信号をデジタル信号に変換する
ものである。つまり、このA/D変換回路105からは
デジタル信号に変換された原稿1ライン分の画像データ
が順次出力される。シェーディング補正部106は、周
囲の温度変化などに起因するCCDラインセンサ34か
ら出力される原稿1ライン分の画像データに対するスレ
ッショルドレベルの変動を補正するものである。ライン
メモリ107は、シェーディング補正部から出力される
原稿1ライン分のシェーディング補正済画像データを順
次記憶するものである。
【0049】プリンタ部6には、プリンタCPU11
0、ROM11、RAM112、レーザドライバ11
3、ポリゴンモータドライバ114、紙搬送部115、
現像プロセス部116、定着制御部117、及びオプシ
ョン部118などが設けられている。プリンタCPU1
10は、プリンタ部6全体を制御するものである。RO
M111には、各種制御プログラム等が記録される。レ
ーザドライバ113は、半導体レーザ41による発光を
オン/オフするものである。ポリゴンモータドライバ1
14は、レーザユニット40のポリゴンモータ37の回
転を制御するものである。紙搬送部115は、搬送路5
8による用紙Pの搬送を制御するものである。現像プロ
セス部116は、帯電チャージャ45、現像器46、及
び転写チャージャ48を用いて帯電、現像、転写という
現像プロセスを実行するものである。定着制御部117
は、定着器60を制御するものである。
【0050】また、画像処理部96、多値ページメモリ
制御部97、ラインメモリ107、及びレーザドライバ
113は、画像データバス120によって接続されてい
る。
【0051】ここで、図3を参照して、全面均一レンジ
補正処理その1を実現するための画像処理部96及びそ
の周辺に関して説明する。この全面均一レンジ補正処理
その1とは、プリスキャン動作を必要とせず、原稿画像
1ページ単位で所定の補正基準値によるレンジ補正処理
を行うものである。
【0052】まず、図3を参照して、画像処理部96及
びその周辺に関して説明する。図3に示すように、画像
処理部96には、ヒストグラム作成部201、基準値算
出部202、基準値決定部203、レンジ補正部20
4、画質改善処理部205、拡大/縮小処理部206、
階調処理部207、タイミング信号発生部208、及び
クロック発生部209などが設けられている。
【0053】まず、多値ページメモリ制御部97、多値
ページメモリ98、及びシステムI/F99について説
明する。多値ページメモリ制御部97には、ラインメモ
リ107に記憶された原稿1ライン分のシェーディング
補正済画像データが順次提供される。この多値ページメ
モリ制御部97は、原稿1ライン分のシェーディング補
正済画像データを多値ページメモリ98の所定のアドレ
スに順次記憶させる。これにより、多値ページメモリに
は、原稿1ページ分のシェーディング補正済画像データ
が記憶されることになる。また、この多値ページメモリ
制御部98は、必要に応じて、多値ページメモリ98か
ら原稿1ページ分のシェーディング補正済画像データを
呼出し、レンジ補正部204又はシステムI/F99な
どへ提供する。
【0054】つまり、システムI/F99から外部へ提
供される画像データは、スキャナ部4で獲得されたまま
の画像データ、いわゆる生の画像データとなる。従っ
て、このシステムI/F99を介してこの生の画像デー
タを受取る外部では、自由にこの画像データを編集する
ことが可能となる。
【0055】また、この多値ページメモリ制御部97
は、多値ページメモリ98から画像データを直接ランダ
ムに読み出すことが可能である。このことにより、画像
データを用いたメインCPU91でのデータ処理、スキ
ャナ部4の自動調整、及びガンマ特性の補正などに活用
が可能である。
【0056】また、このページメモリ制御部97は、複
数ページ分の多値ページメモリを有し、画像データの保
存と読み出しを同時並行の動作することも可能である。
【0057】また、このページメモリ制御部97は、必
要に応じて、ラインメモリ107から提供される原稿1
ライン分のシェーディング補正済画像データを多値ペー
ジメモリに記憶させずに、直接、レンジ補正部204へ
提供する。
【0058】また、外部から提供される画像データは、
画像処理後の行程からシステムインタフェースを介して
入力させるのが一般的である。ところが、画像処理を利
用したいケースのことを考え、外部から提供される画像
データは、システムI/F99を介して、多値ページメ
モリ98に記憶されるようになっている。
【0059】続いて、ヒストグラム作成部201、基準
値算出部202、基準値決定部203、レンジ補正部2
04、画質改善処理部205、拡大/縮小処理部20
6、階調処理部207、タイミング信号発生部208、
及びクロック発生部209について説明する。
【0060】ヒストグラム作成部201には、ラインメ
モリ107に記憶された原稿1ライン分のシェーディン
グ補正済画像データが順次提供される。このヒストグラ
ム作成部201は、このシェーディング補正済画像デー
タを基にして、このシェーディング補正済画像データの
濃度ヒストグラム、即ち原稿1ライン分の濃度ヒストグ
ラムを作成する。さらに、このヒストグラム作成部20
1は、この原稿1ライン分の濃度ヒストグラムの結果を
順次基準値算出部202へ提供する。
【0061】基準値算出部202は、ヒストグラム作成
部201から提供される原稿1ライン分の濃度ヒストグ
ラムの結果を基にして、リアルタイムに原稿1ライン分
の仮白基準値R10及び仮黒基準値R20を算出する。
そして、この基準値算出部202は、この原稿1ライン
分の仮白基準値R10及び仮黒基準値R20を基準値決
定部203へ提供する。
【0062】基準値決定部203は、基準値算出部20
2から提供される原稿1ライン分の仮白基準値R10及
び仮黒基準値R20を基に、実際の白基準値R11及び
黒基準値R21を決定する。そして、この基準値決定部
203は、白基準値R11及び黒基準値R21をレンジ
補正部204へ提供する。
【0063】レンジ補正部204は、基準値決定部20
3から提供される白基準値R11及び黒基準値R21を
基にして、画像データに対してレンジ補正処理を行う。
このレンジ補正処理の対象となる画像データは、多値ペ
ージメモリ制御部97の制御により多値ページメモリ9
8から提供される原稿1ページ分のシェーディング補正
済画像データである。さらに、レンジ補正部204は、
レンジ補正済画像データを画質改善処理部205へ提供
する。
【0064】画質改善処理部205には、図示しないロ
ーパスフィルタ及び高域強調回路などが含まれている。
そして、この画質改善処理部205は、レンジ補正部2
04から提供されるレンジ補正済画像データに対して画
質改善処理を施す。さらに、この画質改善処理部205
は、画質改善処理済画像データを拡大/縮小処理部20
6へ提供する。
【0065】拡大/縮小処理部206は、画質改善処理
部205から提供される画質改善処理済画像データに対
して、必要に応じて、拡大/縮小処理が施される。そし
て、この拡大/縮小処理部206は、拡大/縮小処理済
画像データを階調処理部207へ提供する。
【0066】階調処理部207は、拡大/縮小処理部2
06から提供される拡大/縮小処理済画像データに対し
て、ディザ法又は誤差拡散法を用いて画像階調処理を施
す。そして、この階調処理部207は、階調処理済画像
データをプリンタ部6へ提供する。
【0067】プリンタ部6は、階調処理部207から提
供される階調処理済画像データに基づき画像形成処理が
実行される。
【0068】また、タイミング信号発生部208は、ク
ロック発生部209からのクロック信号に基づいてタイ
ミング信号を生成する。そして、クロック発生部209
から発生されるクロック信号及びタイミング信号208
から発生されるクロック信号が、画像処理部96内の各
ブロックに提供されるようになっている。
【0069】続いて、このような図3に示す構成におい
て実行される全面均一レンジ補正処理その1について説
明する。
【0070】予め、多値ページメモリ制御部97、ヒス
トグラム基準値算出部202、及び基準値決定部204
に動作モードパラメータが設定される。コピー動作が開
始されると、スキャナ部4(厳密にはラインメモリ10
7)から多値ページメモリ制御部97及びヒストグラム
作成部201に対して、原稿1ライン分のシェーディン
グ補正済画像データが提供される。これにともない、多
値ページメモリ制御部97の制御により、原稿1ライン
分のシェーディング補正済画像データが多値ページメモ
リ98に順次記憶される。さらに、この多値ページメモ
リ制御部97は、必要に応じて、多値ページメモリ98
から複数ライン分のシェーディング補正済画像データ、
つまり原稿1ページ分のシェーディング補正済画像デー
タを呼出し、レンジ補正部204へ提供する。
【0071】一方、ヒストグラム作成部201は、原稿
1ライン分のシェーディング補正済画像データを基にし
て、このシェーディング補正済画像データの濃度ヒスト
グラム、即ち原稿1ライン分の濃度ヒストグラムを作成
する。さらに、このヒストグラム作成部201は、この
原稿1ライン分の濃度ヒストグラムの結果を順次基準値
算出部202へ提供する。
【0072】基準値算出部202は、ヒストグラム作成
部201から提供される原稿1ライン分の濃度ヒストグ
ラムの結果を基にして、リアルタイムに原稿1ライン分
の仮白基準値R10及び仮黒基準値R20を算出する。
そして、この基準値算出部202は、この原稿1ライン
分の仮白基準値R10及び仮黒基準値R20を基準値決
定部203へ提供する。
【0073】基準値決定部203は、基準値算出部20
2から提供される原稿1ライン分の仮白基準値R10及
び仮黒基準値R20を順次蓄積し、蓄積された原稿1ペ
ージを形成する複数ライン分の仮白基準値R10及び仮
黒基準値R20を基にして、原稿1ページ分の実際の白
基準値R11及び黒基準値R21を決定する。そして、
この基準値決定部203は、この白基準値R11及び黒
基準値R21をレンジ補正部204へ提供する。
【0074】レンジ補正部204は、基準値決定部20
3から提供される白基準値R11及び黒基準値R21を
基にして、多値ページメモリ制御部97から提供される
原稿1ページ分のシェーディング補正済画像データに対
してレンジ補正処理を施す。そして、このレンジ補正部
204は、レンジ補正済画像データを提供する。
【0075】これにより、原稿1ページに相当する画像
データに対して均一の補正基準値(R11、R21)を
使用したレンジ補正処理が可能となる。よって、従来の
レンジ補正処理による問題が改善される。即ち、下地濃
度が異る複数の原稿を副走査方向に並べ、これら原稿か
ら得られる画像データに対してレンジ補正処理を施した
場合、下地濃度が再現される部分と再現されない部分と
が変動するという問題が改善される。
【0076】次に、図4を参照して、全面均一レンジ補
正処理その2を実現するための画像処理部96及びその
周辺に関して説明する。この全面均一レンジ補正処理そ
の2とは、プリスキャン動作を必要とせず、原稿の種類
に応じて下地濃度を再現する場合と再現しない場合とを
自動的に切換えて、原稿画像1ページ単位で所定の補正
基準値によるレンジ補正処理を行うものである。
【0077】画像処理部96には、ヒストグラム作成部
201、基準値算出部202、基準値決定部203、レ
ンジ補正部204、画質改善処理部205、拡大/縮小
処理部206、階調処理部207、タイミング信号発生
部208、及びクロック発生部209などが設けられて
いる。また、基準値決定部203には、文字画像処理部
211、写真画像処理部212、仮基準値保持部21
3、仮基準値保持部214、及び基準値判定部215な
どが設けられている。
【0078】まず、多値ページメモリ制御部97、多値
ページメモリ98、及びシステムI/F99について説
明する。多値ページメモリ制御部97には、ラインメモ
リ107に記憶された原稿1ライン分のシェーディング
補正済画像データが順次提供される。この多値ページメ
モリ制御部97は、原稿1ライン分のシェーディング補
正済画像データを多値ページメモリ98の所定のアドレ
スに順次記憶させる。これにより、多値ページメモリに
は、原稿1ページ分のシェーディング補正済画像データ
が記憶されることになる。また、この多値ページメモリ
制御部98は、必要に応じて、多値ページメモリ98か
ら原稿1ページ分のシェーディング補正済画像データを
呼出し、レンジ補正部204又はシステムI/F99な
どへ提供する。
【0079】つまり、システムI/F99から外部へ提
供される画像データは、スキャナ部4で獲得されたまま
の画像データ、いわゆる生の画像データとなる。従っ
て、このシステムI/F99を介してこの生の画像デー
タを受取る外部では、自由にこの画像データを編集する
ことが可能となる。
【0080】続いて、ヒストグラム作成部201、基準
値算出部202、基準値決定部203、レンジ補正部2
04、画質改善処理部205、拡大/縮小処理部20
6、階調処理部207、文字画像処理部211、写真画
像処理部212、第1データ保持部212、第2データ
保持部213、基準値判定部215、タイミング信号発
生部208、及びクロック発生部209について説明す
る。
【0081】ヒストグラム作成部201には、ラインメ
モリ107に記憶された原稿1ライン分のシェーディン
グ補正済画像データが順次提供される。このヒストグラ
ム作成部201は、このシェーディング補正済画像デー
タを基にして、このシェーディング補正済画像データの
濃度ヒストグラム、即ち原稿1ライン分の濃度ヒストグ
ラムを作成する。さらに、このヒストグラム作成部20
1は、この原稿1ライン分の濃度ヒストグラムの結果を
順次基準値算出部202へ提供する。
【0082】基準値算出部202は、ヒストグラム作成
部201から提供される原稿1ライン分の濃度ヒストグ
ラムの結果を基にして、リアルタイムに原稿1ライン分
の仮白基準値R10及び仮黒基準値R20を算出する。
そして、この基準値算出部202は、この原稿1ライン
分の仮白基準値R10及び仮黒基準値R20を文字画像
処理部211及び写真画像処理部212へ提供する。ま
た、この基準値算出部202は、ヒストグラム作成部2
01から提供される原稿1ライン分の濃度ヒストグラム
の結果を基にして、原稿1ライン分の画像判別処理を行
う。そして、この基準値算出部202は、この原稿1ラ
イン分の画像判別処理の判別処理結果R30を文字画像
処理部211、写真画像処理部212、及び基準値判定
部215へ提供する。なお、画像判別処理に関しては後
に詳しく説明する。
【0083】文字画像処理部211は、基準値算出部2
02から提供される文字画像領域の仮白基準値R10及
び仮黒基準値R20を仮基準値保持部213へ提供す
る。仮基準値保持部213は、前ラインの文字画像領域
の仮白基準値R10及び仮黒基準値R20と比較して、
仮白基準値R10(下地部)は小さい値を、仮黒基準値
R20(文字部)は大きい値を更新する。つまり、仮基
準値保持部213は、この更新された文字画像領域の仮
白基準値R10及び仮黒基準値R20を基準値判定部2
15へ提供する。
【0084】写真画像処理部212は、基準値算出部2
02から提供される写真画像領域の仮白基準値R10及
び仮黒基準値R20を仮基準値保持部214へ提供す
る。同様に、仮基準値保持部214は、前ラインの写真
画像領域の仮白基準値R10及び仮黒基準値R20と比
較して、仮白基準値R10(下地部)は小さい値を、仮
黒基準値R20(文字部)は大きい値を更新する。つま
り、仮基準値保持部213は、この更新された写真画像
領域の仮白基準値R10及び仮黒基準値R20を基準値
判定部215へ提供する。
【0085】基準値判定部215は、原稿1ページあた
りにおける、文字画像のライン数と写真画像のライン数
とをカウントする。そして、基準値判定部215は、原
稿1ページあたりの文字画像のライン数が写真画像のラ
イン数より多い場合には、この原稿を文字画像と判定す
る。逆に、原稿1ページあたりの写真画像のライン数が
文字画像のライン数より多い場合には、この原稿を写真
画像と判定する。原稿が文字画像と判定された場合に
は、仮基準値保持部213から提供される仮白基準値R
10及び仮黒基準値R20を実際の基準値として採用す
る。逆に、原稿が写真画像と判定された場合には、仮基
準値保持部214から提供される仮白基準値R10及び
仮黒基準値R20を実際の基準値として採用する。
【0086】レンジ補正部204は、基準値決定部20
3から提供される白基準値R11及び黒基準値R21を
基にして、画像データに対してレンジ補正処理を行う。
このレンジ補正処理の対象となる画像データは、多値ペ
ージメモリ制御部97の制御により多値ページメモリ9
8から提供される原稿1ページ分のシェーディング補正
済画像データである。さらに、レンジ補正部204は、
レンジ補正済画像データを画質改善処理部205へ提供
する。
【0087】画質改善処理部205には、図示しないロ
ーパスフィルタ及び高域強調回路などが含まれている。
そして、この画質改善処理部205は、レンジ補正部2
04から提供されるレンジ補正済画像データに対して画
質改善処理を施す。さらに、この画質改善処理部205
は、画質改善処理済画像データを拡大/縮小処理部20
6へ提供する。
【0088】拡大/縮小処理部206は、画質改善処理
部205から提供される画質改善処理済画像データに対
して、必要に応じて、拡大/縮小処理が施される。そし
て、この拡大/縮小処理部206は、拡大/縮小処理済
画像データを階調処理部207へ提供する。
【0089】階調処理部207は、拡大/縮小処理部2
06から提供される拡大/縮小処理済画像データに対し
て、ディザ法又は誤差拡散法を用いて画像階調処理を施
す。そして、この階調処理部207は、階調処理済画像
データをプリンタ部6へ提供する。
【0090】プリンタ部6は、階調処理部207から提
供される階調処理済画像データに基づき画像形成処理が
実行される。
【0091】また、タイミング信号発生部208は、ク
ロック発生部209からのクロック信号に基づいてタイ
ミング信号を生成する。そして、クロック発生部209
から発生されるクロック信号及びタイミング信号208
から発生されるクロック信号が、画像処理部96内の各
ブロックに提供されるようになっている。
【0092】引続き、図5のフローチャートを参照し
て、全面均一レンジ補正処理その2について説明する。
【0093】予め、多値ページメモリ制御部97、ヒス
トグラム基準値算出部202、及び基準値決定部204
に動作モードパラメータが設定される(ST10)。コ
ピー動作が開始されると(ST12)、スキャナ部4
(厳密にはラインメモリ107)から、多値ページメモ
リ制御部97及びヒストグラム作成部201に対して、
原稿1ライン分のシェーディング補正済画像データが提
供される(ST14)。これにともない、多値ページメ
モリ制御部97の制御により、原稿1ライン分のシェー
ディング補正済画像データが多値ページメモリ98に順
次記憶される(ST16)。さらに、この多値ページメ
モリ制御部97は、必要に応じて、多値ページメモリ9
8から複数ライン分のシェーディング補正済画像デー
タ、つまり原稿1ページ分のシェーディング補正済画像
データを呼出し(ST18)、レンジ補正部204へ提
供する。
【0094】一方、ヒストグラム作成部201は、原稿
1ライン分のシェーディング補正済画像データを基にし
て、このシェーディング補正済画像データの濃度ヒスト
グラム、即ち原稿1ライン分の濃度ヒストグラムを作成
する。さらに、このヒストグラム作成部201は、この
原稿1ライン分の濃度ヒストグラムの結果を順次基準値
算出部202へ提供する。
【0095】基準値算出部202は、ヒストグラム作成
部201から提供される原稿1ライン分の濃度ヒストグ
ラムの結果を基にして、リアルタイムに原稿1ライン分
の仮白基準値及び仮黒基準値を算出する(ST20)。
そして、この基準値算出部202は、この原稿1ライン
分の仮白基準値及び仮黒基準値を文字画像処理部211
及び写真画像処理部212へ提供する。また、この基準
値算出部202は、ヒストグラム作成部201から提供
される原稿1ライン分の濃度ヒストグラムの結果を基に
して、原稿1ライン分の画像判別処理を行う(ST2
0)。そして、この基準値算出部202は、この原稿1
ライン分の画像判別処理の結果を文字画像処理部21
1、写真画像処理部212、及び基準値判定部215へ
提供する。
【0096】基準値決定部203は、文字画像領域及び
写真画像領域夫々の仮白基準値及び仮黒基準値を保持
し、原稿1ページにおける文字ライン数及び写真ライン
数をカウントする(ST22)。さらに、原稿1ページ
における文字ライン数及び写真ライン数の占める割合に
応じて、この原稿を文字原稿又は写真原稿と判定する。
そして、判定結果に応じて、文字画像領域の仮白基準値
及び仮黒基準値、又は写真画像領域の仮白基準値及び仮
黒基準値が選択され、この選択された基準値が実際の白
基準値及び黒基準値として設定される(ST24)。
【0097】そして、この設定された白基準値及び黒基
準値によりレンジ補正処理が実行される(ST26)。
その後、次段の画像処理が施され(ST28)、プリン
ト処理が施される(ST30)。
【0098】このことにより、原稿の判別結果の割合で
下地濃度を再現させる場合と再現させない場合を自動的
に切り換えることができ、より原稿の再現性を向上させ
た全面均一の基準値を使用してレンジ補正処理を可能と
し、下地濃度レベルが異なる複数の原稿を副走査方向に
並べ、これら原稿から得られる画像データに対してレン
ジ補正処理を施した場合、下地濃度が再現される部分と
再現されない部分とが変動するという問題が改善され
る。
【0099】以上説明した全面均一レンジ補正処理によ
り再現される画像の概略を図6及び図7に示す。図6
は、文字画像より写真画像の占める割合が高い原稿画像
に対して、全面均一レンジ補正処理を施した様子を示す
図である。このような場合、原稿画像は写真画像として
判定される。そして、写真画像として全面均一レンジ補
正処理が施される。
【0100】図7は、写真画像より文字画像の占める割
合が高い原稿画像に対して、全面均一レンジ補正処理を
施した様子を示す図である。このような場合、原稿画像
は文字画像として判定される。そして、文字画像として
全面均一レンジ補正処理が施される。
【0101】次に、図8に示すフローチャートを参照し
て、画像種類別レンジ補正処理について説明する。この
画像種類別レンジ補正処理では、原稿1ページ中におけ
る文字画像領域と写真画像領域とを判別し、文字画像領
域には文字画像領域に相応しいレンジ補正処理を施し、
写真画像領域には写真画像領域に相応しいレンジ補正処
理を施すというものである。この画像種類別レンジ補正
処理は、図4に示す構成により実現されるものとする。
【0102】まず、予め、多値ページメモリ制御部9
7、ヒストグラム基準値算出部202、及び基準値決定
部204に動作モードパラメータが設定される(ST4
0)。コピー動作が開始されると(ST42)、スキャ
ナ部4(厳密にはラインメモリ107)から、多値ペー
ジメモリ制御部97及びヒストグラム作成部201に対
して、原稿1ライン分のシェーディング補正済画像デー
タが提供される(ST44)。これにともない、多値ペ
ージメモリ制御部97の制御により、原稿1ライン分の
シェーディング補正済画像データが多値ページメモリ9
8に順次記憶される(ST46)。さらに、この多値ペ
ージメモリ制御部97は、必要に応じて、多値ページメ
モリ98から複数ライン分のシェーディング補正済画像
データ、つまり原稿1ページ分のシェーディング補正済
画像データを呼出し(ST48)、レンジ補正部204
へ提供する。
【0103】一方、ヒストグラム作成部201は、原稿
1ライン分のシェーディング補正済画像データを基にし
て、このシェーディング補正済画像データの濃度ヒスト
グラム、即ち原稿1ライン分の濃度ヒストグラムを作成
する。さらに、このヒストグラム作成部201は、この
原稿1ライン分の濃度ヒストグラムの結果を順次基準値
算出部202へ提供する。
【0104】基準値算出部202は、ヒストグラム作成
部201から提供される原稿1ライン分の濃度ヒストグ
ラムの結果を基にして、リアルタイムに原稿1ライン分
の仮白基準値及び仮黒基準値を算出する(ST50)。
そして、この基準値算出部202は、この原稿1ライン
分の仮白基準値及び仮黒基準値を文字画像処理部211
及び写真画像処理部212へ提供する。また、この基準
値算出部202は、ヒストグラム作成部201から提供
される原稿1ライン分の濃度ヒストグラムの結果を基に
して、原稿1ライン分の画像判別処理を行う(ST5
0)。そして、この基準値算出部202は、この原稿1
ライン分の画像判別処理の結果を文字画像処理部21
1、写真画像処理部212、及び基準値判定部215へ
提供する。
【0105】基準値決定部203は、文字画像領域及び
写真画像領域夫々の仮白基準値及び仮黒基準値を保持す
る(ST52)。そして、文字画像領域には文字画像領
域の仮白基準値及び仮黒基準値、写真画像領域には写真
画像領域の仮白基準値及び仮黒基準値が選択され、この
選択された基準値が実際の白基準値及び黒基準値として
設定される(ST54)。
【0106】そして、この文字画像領域及び写真画像領
域毎に設定された白基準値及び黒基準値によりレンジ補
正処理が実行される(ST56)。その後、次段の画像
処理が施され(ST58)、プリント処理が施される
(ST60)。
【0107】これにより、原稿画像1ページに含まれる
文字画像領域には文字画像領域に相応しいレンジ補正処
理がなされ、写真画像領域には写真画像領域に相応しい
レンジ補正処理がなされる。
【0108】以上説明した画像種類別レンジ補正処理に
より再現される画像の概略を図9及び図10に示す。図
9は、文字画像より写真画像の占める割合が高い原稿画
像に対して、画像種類別レンジ補正処理を施した様子を
示す図である。このような場合でも、原稿全体を写真画
像として判定せず、写真画像領域には写真画像領域に相
応しいレンジ補正処理が施され、文字画像領域には文字
画像領域に相応しいレンジ補正処理が施される。
【0109】図10は、写真画像より文字画像の占める
割合が高い原稿画像に対して、画像種類別レンジ補正処
理を施した様子を示す図である。このような場合でも、
原稿全体を文字画像として判定せず、写真画像領域には
写真画像領域に相応しいレンジ補正処理が施され、文字
画像領域には文字画像領域に相応しいレンジ補正処理が
施される。
【0110】この発明により、ラインセンサを用いてド
ット単位で画像を読みとるスキャナ部で処理した画像デ
ータを外部システムインタフェースとCPUインタフェ
ースを持った多値ページメモリ制御部で画像メモリへの
入出力した後の画像データでレンジ補正処理を行うこと
により、プリスキャンなしでCPUへの負担をかけるこ
となく、自動濃度調整処理による誤識別の画像不具合と
文字つぶれなどがなく最適な濃度再現を実現することが
可能とする。
【0111】これにより、新聞や薄く書かれた文字など
の原稿を並べてコピーした場合でも、原稿のヒストグラ
ム基準値算出部の原稿判別結果の割合により下地濃度を
残して再現させたい原稿と下地を消去して再現させたい
原稿を自動的に判別可能であり、最適な濃度再現を実現
可能である。
【0112】また、多値ページメモリを使用しているこ
とにより、多値エンジンをもったプリンタ部の製品では
通常複写モードとページメモリを使用した電子ソートモ
ード時で同一の画像処理を行え、画質を一緒にすること
が可能となる。
【0113】また、多値ページメモリ制御部から、外部
システムインタフェースを利用して画像製品の特性に合
わせた画像処理をしていないスキャナ部からの生の多値
画像データを出力可能としているため、外部のソフトア
プリケーションの自由な画像データの編集の要求にも対
応することができる。
【0114】さらに、多値ページメモリが使用できるこ
とにより、スキャナ自動調整や、別画像処理(像域識別
処理など)などへの応用も可能となる。
【0115】次に、図11〜図13を参照して、画像判
別処理の概略を説明する。以下説明する画像判別処理
は、メインCPU91により行われるものとする。
【0116】まず、文字らしさの判別方法について、図
11の濃度ヒストグラムを参照して説明する。
【0117】文字らしさの判別は、下地ピークP11
[i]と、この下地ピークP11の前後の分割番号P11
[i−1]およびP11[i+1]と、文字ピークP12
[i]と、この文字ピークP12の前後の分割番号P12
[i−1]およびP12[i+1]の総和が全体に対してど
のくらいの割合であるかにより行われる。
【0118】文字らしさの判別には、文字らしさの条件
レジスタとして文字頻度判別閾値(cth)を設け、上
記の総和が文字頻度判別閾値以上の場合、文字画像らい
し原稿であると判別する。なお、文字頻度判別閾値は、
予めROM92などに記憶されているものとする。
【0119】つまり、文字らしさの判別は以下のように
行われる。
【0120】 WA1=P11[i−1]+P11[i]+P11[i+1] WA1=P12[i−1]+P12[i]+P12[i+1] WA=WA1+WA2 WA≧cthの場合、文字らしい原稿であると判別す
る。これ以外の場合、文字らしくない原稿であると判別
する。
【0121】文字らいし原稿であると判別された場合
は、次に中間濃度範囲Aの処理レジスタとして中間濃度
判別閾値(pth)を設け、この中間濃度判別閾値と中
間濃度範囲Aのヒストグラム値との比較により、文字原
稿と文字/写真原稿とを判別する。中間濃度範囲Aは、
下地ピークP11より3分割大きい分割番号P11[i
+3]から文字ピークP12より3分割小さい分割番号
P12[i−3]の間の範囲である。中間濃度範囲A内の
全てのヒストグラム値が中間濃度判別閾値より小さい場
合(中間濃度範囲A内の全てのヒストグラム<pt
h)、文字原稿と判別する。これ以外の場合、文字/写
真原稿と判別する。
【0122】次に、写真らしさの判別方法について、図
12の濃度ヒストグラムを参照して説明する。
【0123】写真らしさの判別には、条件レジスタとし
て白幅判別係数を設け、下地ピークP21の前後3分割
の写真原稿判別範囲Bのヒストグラム値が写真原稿判別
閾値Z(Z=下地ピーク値P1×白幅判別係数/16)
より大きい場合、写真らしい原稿と判別する。これ以外
の場合、写真らしくない原稿であると判別する。なお、
白幅判別係数は、予めRAM93などに記憶されている
ものとする。
【0124】上記した画像判別により判別しきれない原
稿、つまり、文字画像にも写真画像にも該当しない原稿
は、図13に示すような文字/写真画像として判別され
る。
【0125】次に、濃度ヒストグラム作成部201に関
して説明する。
【0126】図14、図15は、濃度ヒストグラム作成
部205により作成される濃度ヒストグラムの概略を示
す。例えば、A4(210×297[mm])の1枚の画像
を読込む場合、400[dpi]で読込んだとすると、全
画素数Gは次のようになる。
【0127】 G=210×297×(400/25.4)2 ・・・・・(1) この画素数Gの各画素は濃度を有し、ここでは、その濃
度を8ビットにて表現する。図14における横軸は濃度
を示し、縦軸は頻度(画素数)を示す。この実施の形態
では、濃度レベルの対象となる最も低い濃度レベルと最
も高い濃度レベルとの間を均等に256段階(00h〜
FFh)に分割し、この最も低い濃度レベルを00hの
濃度レベルとし、この最も高い濃度レベルをFFhの濃
度レベルとしている。図14は、この256段階の濃度
を16段階に簡略化して濃度と頻度の関係を示してい
る。このように16分割を採用することによりハードウ
エアは大幅に簡略化される。また、16分割でもヒスト
グラムとして必要な情報量は、自動濃度調整機能におい
ては十分確保される。図15は均等16分割の仕方を示
し、分割番号0は画素値00h〜0Fhの範囲、分割番
号1は画素値10h〜1Fhの範囲、以下同様に分割番
号FFhまで画素値範囲が設定される。
【0128】ヒストグラム作成部205を詳細に説明す
る前に、補正基準値算出部206及びレンジ補正部20
7のレンジ補正について説明する。レンジ補正はアナロ
グ複写機における自動露光機能での背景部としての下地
カット等に使用される機能である。
【0129】一般に、原稿をデジタル的に読取り、濃度
ヒストグラムを作成すると図16のようになる。新聞の
ような原稿の場合、下地濃度がかなりあるので図16の
Mで示すように下地濃度部分に山が1つでき、Nのよう
に文字濃度部分にも1つの山ができる。ここで、アナロ
グ複写機では、露光ランプの明るさを制御して下地濃度
部を排除しているが、デジタル複写機では、下記のよう
な信号処理で同様の効果を得ている。
【0130】簡単な例で説明すると、図16に示すMの
山とNの山のピークポイントに対応する濃度DW とDB
を求め、下記の計算を行うことにより、濃度ヒストグラ
ムを図17に示すような分布に変換する。濃度DWとDB
は補正基準値と呼ばれ、特に濃度DW を白基準値と呼
び、濃度DB は黒基準値と呼ばれる。これら濃度DWと
DBは、ヒストグラム作成部205が作成した各走査ラ
インのヒストグラムを基に補正基準値算出部206によ
り算出される。
【0131】 DN =(DI −DW )×FFh/(DB −DW ) ・・・・・(2) ここでDI は入力画素濃度、DN は補正された画素濃
度、FFhは最高画素濃度である。すなわち、図16に
おけるM〜N間のレンジ(濃度幅)は00h〜FFhの
レンジに広げられる。
【0132】次に、ヒストグラム作成方式を概説する。
下記式は、ヒストグラム作成の基本計算式であり、ヒス
トグラムは主走査ライン毎に作成されている。1ライン
のヒストグラム作成処理が終るごとにレンジ補正の基準
値を求め、その基準値を基にレンジ補正処理が行われ
る。また、ヒストグラムを構成する総データ数は常に一
定の値である。
【0133】 A’=A−αA+αB ・・・・・(3) A’:現ラインの各濃度に対応する補正された頻度(画
素数) A :前ラインまでに計算された各濃度に対応する頻度 B :現ラインの各濃度に対応する頻度 α :重み係数 重み係数αは、各ラインで累積される頻度値に掛ける値
で、ヒストグラムに対する寄与率を示している。このα
の値は図18に示すように、ライン数に対応して設定さ
れ、14値(1,1/2,1/4,1/8,1/16,
1/32,……,1/2048,1/4096,1/8
192)の中から選択される。
【0134】次にヒストグラム作成部205について説
明する。ヒストグラム作成部205は、第1に1ライン
読取り中に、入力画素毎にA’=(A’)+αBを計算
し、第2に1ライン読取りから次のライン読取りの間、
即ち画素濃度が入力されていないとき、前記ヒストグラ
ムの各濃度の頻度について(A’)=A−αAを計算す
る。このようにしてヒストグラム作成部205は、現ラ
インに関する補正された頻度値A’=A−αA+αBを
生成する。このようにして作成されたヒストグラムか
ら、補正基準値算出部206によりレンジ補正用の基準
値が算出される。
【0135】また、ヒストグラム作成には二つのモー
ド、モード0及びモード1が提供され、必要に応じて一
方のモードが選択される。
【0136】モード0:副走査ライン数に依存した重み
付け係数変動加算モード モード1:入力画素に対する重み付け係数一定加算モー
ド モード0は、前述したように主走査ラインのカウント数
に応じて係数αの値を変化させ、ヒストグラムを作成す
る。モード1は、主走査ラインのカウント値に関係な
く、係数を一定としてヒストグラムを作成する。
【0137】図19はヒストグラム作成部205の詳細
な構成を示すブロック図である。スイッチ141の一方
の端子にはスキャナ部4からの画素濃度信号IDAT4
〜IDAT7が入力され、カウンタ142からの出力デ
ータの信号CDT00〜CDT03が他方の端子に入力
される。スイッチ141は、図示しないタイミング信号
発生部からの選択信号に応じてどちらかの入力信号を選
択し、選択後の信号SLDT0〜SLDT3をセレクタ
145と図示しないクロック発生部へ出力する。ここで
画素濃度信号IDAT4〜IDAT7は、画素濃度の上
位4ビットであり、IDAT0〜3は無視される。タイ
ミング信号発生部からのタイミング信号CTL0は各ラ
インの間、即ち画素濃度信号が読み込まれていないとき
ハイレベルとなり、スイッチ141はカウンタ142か
らの信号を選択し出力する。
【0138】カウンタ142は、“(A’)=A−α
A”を計算する時にクロック発生部及びセレクタ145
に必要な値(カウント値)を供給する。カウンタ142
は前述の画素濃度信号が読み込まれていないとき、クロ
ック発生部の出力が順番に選択されて発生するための4
ビットカウント値を発生する。カウンタ142はタイミ
ング信号発生部からカウンタクロック信号CT1CKが
入力され、タイミング信号発生部からのカウンタクリア
信号CT1CLによりクリアされる。カウンタクリア信
号CT1CLは画素濃度信号が読み込まれているときロ
ーレベルとなり、カウンタ142をクリアする。
【0139】クロック発生部は選択入力信号SLDT0
〜3に応じて、16の出力FCK0〜Fの1出力を入力
クロック信号MCKの周期で選択し出力する。図20は
クロック発生部の入出力信号の関係を示す。
【0140】ヒストグラムレジスタ(フリップフロッ
プ)1441〜144Fは各画素濃度に対する補正された
頻度(WDAT)を、入力クロック信号FCK0〜FC
KFの立ち上がり時にラッチし出力する。入力信号WD
ATは前述の“A’−αA”又は“(A’)+αB”で
ある。ヒストグラムレジスタ1441〜144Fからの補
正された頻度信号H0〜HFは、補正基準値算出部20
6へも出力される。
【0141】セレクタ145は、ヒストグラムレジスタ
1441〜144Fからの16段階の各濃度H0〜HFに
対応した頻度(画素数)が入力され、スイッチ141か
らの入力信号SLDT0〜SLDT3に応じて、H0〜
HFの16データ(各々バス幅26ビット)のうち1デ
ータを選択し信号HSDTを出力する。
【0142】副走査ライン数カウンタ153には、図2
6のタイミングチャートに示すように、タイミング信号
発生部からのライン同期信号HDENが入力される。こ
れにともない、副走査ライン数カウンタ153から、カ
ウント値信号FDAT00〜FDAT12がクロック発
生部152へ出力される。また、この副走査ライン数カ
ウンタ153は、メインCPU91からのクリア信号C
RSTによって、原稿1ページが走査される毎にクリア
される。
【0143】クロック発生部152には、副走査ライン
数カウンタ153からの出力信号FDAT0〜FDAT
12、及びスキャナ部4からの画素同期クロック信号G
CKが入力される。これにともない、クロック発生部1
52からは、カウンタ151及び加算値生成部150へ
信号HCKが出力される。クロック発生部152は、信
号FDATの値が1,3,7,F,1F,3F,7F,
1FF,3FF,7FF,FFF,1FFFのいづれか
のときに、入力画素同期クロック信号の1クロックを出
力する。クロック発生部152は、アンド回路で構成さ
れ、ライン数信号FDATが全て”1”のとき、即ちF
DAT=1,3(11),7(111),F(111
1),…のとき、1クロックを出力する。
【0144】カウンタ151には、クロック発生部15
2からのクロック信号HCKが入力される。これにとも
ない、カウンタ151から、モード0のときカウント値
信号CDT20〜CDT23がセレクタ147へ出力さ
れる。カウンタ151もメインCPU91からのクリア
信号CRSTによってページ毎にクリアされる。カウン
ト値CDT20〜CDT23は図18のようにαを選択
するための値である。
【0145】固定係数値レジスタ155はモード1のと
きの固定係数値を出力する。スイッチ156はCPU9
1からのモード信号SL1に応じて切り替わり、モード
0のときカウンタ151側に設定され、モード1のとき
レジスタ155側に設定される。
【0146】減算値生成部146は、“(A’)=A−
αA”を計算する際の“αA”を出力する。減算値生成
部146は、セレクタ145からの出力信号HSDTが
入力され、信号HSDTを2のべき乗で除算した値を生
成する(信号HSDTをシフトする)。
【0147】セレクタ147は各ラインの間、即ち画素
信号が読み込まれていないときに行われる演算
“(A’)=A−αA”の“αA”を、入力信号SSL
0〜SSL3に応じて決定する。すなわち、セレクタ1
47は入力信号SSL0〜SSL3の値が“1”の場合
は、(信号HSDTの値)/2、入力値が“2”の場合
は、(信号HSDTの値)/22 、…、入力値がCの
場合は、(信号HSDTの値)/213を出力する。
【0148】減算部149は、減算“(A’)=A−α
A”を行う。減算部149は、セレクタ145からの濃
度信号HSDT(上式のA)が入力され、セレクタ14
7からの減算数信号SDT(上式のαA)が入力され、
その減算結果として信号YDATが出力される。
【0149】加算値生成部(シフトレジスタ)150
は、“A’=(A’)+αB”を計算する際の“αB”
を生成する。加算値生成部150は、クロック発生部1
52からのクロックの信号HCKが入力されて信号XD
ATを加算部148へ出力する。加算値生成部150
も、メインCPU91からのクリア信号CRSTによっ
てページ毎にクリアされる。図21は、加算値生成部1
50の出力例を示すもので、クリア信号CRSTの入力
時にイニシャル値出力2000Hで、その後クロック発
生部152からのクロック信号HCKが入る毎に現状値
の1/2を出力する。この出力は16進数であるので、
例えば現状値2000Hの1/2は1000Hとなり、
現状値1000Hの1/2は800Hとなる。図22
は、信号FDATの変化に対応する各信号の変化を示
す。
【0150】加算部148は、加算A’=(A’)+α
Bを行う。加算部148には、セレクタ145からの頻
度信号HSDT、及び加算値生成部150からの加算デ
ータの信号XDATが入力され、その加算結果として信
号ZDATが出力される。図23は、信号ZDATの加
算例を示すものである。
【0151】スイッチ154は、(A’)=A−αAと
A’=(A’)+αBとの演算の切換えを行う。スイッ
チ154の一方の端子には、加算部148からの加算結
果信号ZDATが入力され、他方の端子には減算部14
9からの減算結果信号YDATが入力され、選択信号C
TL1に応じて一方の入力を選択し、選択結果信号WD
ATがヒストグラムレジスタ1441〜144Fへ出力さ
れる。
【0152】次に、図19に示す構成によるヒストグラ
ムの作成を図24、図25、図26のタイミングチャー
トを参照して説明する。
【0153】図24は、1ライン読取り中に入力画素毎
に“A’=(A’)+αB”を計算するときの様子を示
すタイミングチャートである。信号MCKはメインクロ
ックで、画素信号に同期している。信号VDENはペー
ジ同期信号である。信号HDENはライン同期信号であ
る。スキャナ部4からの画素濃度信号IDAT4〜ID
AT7は画素濃度の上位4ビットであり、スイッチ14
1へ入力される。副走査有効信号CTL0はこの場合イ
ネーブル(ローレベル)であり、スイッチ141は、入
力IDAT4〜IDAT7をセレクタ145及びクロッ
ク発生部143へ送る。
【0154】セレクタ145は画素信号IDAT4〜I
DAT7、即ち選択入力信号の値に応じて、ヒストグラ
ムレジスタ1441〜144Fの出力(頻度)を選択し、
選択された頻度信号HSDTを出力する。信号HSDT
は加算部148でライン数に応じて重み付けされる係数
(XDAT)が加算される。スイッチ154はこの場合
入力信号CTL1により加算部148側に設定されてい
るので、加算結果信号ZDATはヒストグラムレジスタ
1441〜144Fへ戻る。
【0155】次にクロック発生部143は、画素信号I
DAT4〜IDAT7に応じてクロック信号FCK0−
FCKFを出力する。各ヒストグラムレジスタ1441
〜144Fは各クロック信号FCK0−FCKFの立ち
上がりで、スイッチ154の出力信号WDATの値を各
々ラッチ、即ち格納する。1ラインの各画素につき、上
記処理が行われることにより、1ラインのヒストグラム
が生成され、画素濃度調整用の基準値が算出され、その
基準値は次ラインでの処理に利用される。
【0156】次に、1ライン読取りから次のライン読取
りの間、即ち画素濃度信号が入力されていないとき、ヒ
ストグラムの各濃度の頻度について“(A’)=A−α
A”を計算する。
【0157】図25は、その減算処理の様子を示すタイ
ミングチャートである。スイッチ141は選択信号CT
L0によりカウンタ142側へ切換えられ、スイッチ1
54は選択信号CTL1により減算器149側へ切換え
られる。セレクタ147は、副走査カウンタ数によって
決まる係数(モード0時)又は固定係数(モード1時)
にて、各々のヒストグラム値を減算する。この減算動作
が終った後、通常のヒストグラム作成動作に移る。上述
したような動作を繰り返すことにより、各主走査ライン
を読み込む度に総データ量可変一定のヒストグラムが作
成される。
【0158】以上説明したように、各主走査ライン毎に
ヒストグラムを得ることが可能になり、ヒストグラムを
用いたリアルタイムでの自動濃度調整が可能となる。ま
た、読み込んだライン数に応じて変化される重み係数を
頻度に掛けて、その頻度を累積することにより、各主走
査ラインを読み込む度に総データ量可変一定のヒストグ
ラムが作成される。また、重み付け係数を固定にした場
合には、原稿画像の急激な濃度変化にも対応したヒスト
グラムを得ることができる。
【0159】
【発明の効果】この発明によれば下記の画像処理装置及
び画像形成装置を提供できる。
【0160】(1)プリスキャンを必要とせず、優れた
レンジ補正処理が可能な画像処理装置及び画像形成装
置。
【0161】(2)外部装置による画像編集に都合の良
い画像データを提供可能な画像処理装置及び画像形成装
置。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の一形態に係る画像形成装置と
してのデジタル複写機の概略構成を示す図である。
【図2】デジタル複写機の制御系統を説明するためのブ
ロック図である。
【図3】全面均一レンジ補正処理その1を実現するため
の画像処理部の内部構成及び画像処理部の周辺の構成を
示す図である。
【図4】全面均一レンジ補正処理その2を実現するため
の画像処理部の内部構成及び画像処理部の周辺の構成を
示す図である。
【図5】全面均一レンジ補正処理を説明するためのフロ
ーチャートである。
【図6】文字画像より写真画像の占める割合が高い原稿
画像に対して、全面均一レンジ補正処理を施した様子を
示す図である。
【図7】写真画像より文字画像の占める割合が高い原稿
画像に対して、全面均一レンジ補正処理を施した様子を
示す図である。
【図8】画像種類別レンジ補正処理を説明するためのフ
ローチャートである。
【図9】文字画像より写真画像の占める割合が高い原稿
画像に対して、画像種類別レンジ補正処理を施した様子
を示す図である。
【図10】写真画像より文字画像の占める割合が高い原
稿画像に対して、画像種類別レンジ補正処理を施した様
子を示す図である。
【図11】文字画像が主体の原稿の濃度ヒストグラムの
一例を示す図である。
【図12】写真画像が主体の原稿の濃度ヒストグラムの
一例を示す図である。
【図13】文字画像及び写真画像を含む原稿の濃度ヒス
トグラムの一例を示す図である。
【図14】スキャナにより読取られた画像データを基に
して、ヒストグラム作成部により作成された濃度ヒスト
グラムの一例を示す図である。
【図15】濃度ヒストグラムを説明するための図であ
る。
【図16】補正基準値算出部により算出される補正基準
値及びレンジ補正部におけるレンジ補正処理を説明する
ための図である。
【図17】補正基準値算出部により算出される補正基準
値及びレンジ補正部におけるレンジ補正処理を説明する
ための図である。
【図18】モード0における副走査ライン数と、このラ
イン数に対応する係数αを説明するための図である。
【図19】ヒストグラム作成部の概略構成を示す図であ
る。
【図20】ヒストグラム作成部のクロック発生部におけ
る入力画素濃度に対応する出力クロック信号のタイミン
グを説明するための図である。
【図21】ヒストグラム作成部の加算値生成部における
出力の一例を示す図である。
【図22】信号FDATの変化に対応する各信号の変化
を示す図である。
【図23】信号ZDATの加算の一例を示す図である。
【図24】ヒストグラム作成部の動作を説明するための
タイミングチャートである。
【図25】図24に続きヒストグラム作成部の動作を説
明するためのタイミングチャートである。
【図26】図25に続きヒストグラム作成部の動作を説
明するためのタイミングチャートである。
【符号の説明】
4…スキャナ部 6…プリンタ部 90…主制御部 91…メインCPU 96…画像処理部 97…多値ページメモリ制御部 98…多値ページメモリ 99…システムI/F 201…ヒストグラム作成部 202…基準値算出部 203…基準値決定部 204…レンジ補正部

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原稿画像を複数のラインに分割して読取
    り、この原稿画像相当分のライン単位の画像データを提
    供する読取手段と、 この読取手段から提供される前記原稿画像相当分のライ
    ン単位の画像データを記憶し、必要に応じてこの前記原
    稿画像相当分のライン単位の画像データを提供する記憶
    手段と、 前記読取手段から提供される前記原稿画像相当分のライ
    ン単位の画像データを基にして、前記原稿画像相当分の
    ライン単位の補正基準値を算出し、この前記原稿画像相
    当分のライン単位の補正基準値を提供する補正基準値算
    出手段と、 この補正基準値算出手段から提供される前記原稿画像相
    当分のライン単位の補正基準値を基にして、前記原稿画
    像の補正基準値を決定し、決定された前記原稿画像の補
    正基準値を提供する補正基準値決定手段と、 この補正基準値決定手段から提供される前記原稿画像の
    補正基準値に基づき、前記記憶手段から提供される前記
    原稿画像相当分のライン単位の画像データに対して濃度
    レンジ補正処理を施し、濃度レンジ補正済画像データを
    提供するレンジ補正手段と、 を備えたことを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】原稿画像を複数のラインに分割して読取
    り、この原稿画像相当分のライン単位の画像データを提
    供する読取手段と、 この読取手段から提供される前記原稿画像相当分のライ
    ン単位の画像データを記憶し、必要に応じてこの前記原
    稿画像相当分のライン単位の画像データを提供する記憶
    手段と、 前記読取手段から提供される前記原稿画像相当分のライ
    ン単位の画像データを基にして、前記原稿画像相当分の
    ライン単位の濃度ヒストグラムを生成し、この前記原稿
    画像相当分のライン単位の濃度ヒストグラムに関する情
    報を提供する濃度ヒストグラム生成手段と、 この濃度ヒストグラム生成手段から提供される前記原稿
    画像相当分のライン単位の濃度ヒストグラムに関する情
    報を基にして、前記原稿画像相当分のライン単位の補正
    基準値を算出し、この前記原稿画像相当分のライン単位
    の補正基準値を提供する補正基準値算出手段と、 この補正基準値算出手段から提供される前記原稿画像相
    当分のライン単位の補正基準値を基にして、前記原稿画
    像の補正基準値を決定し、決定された前記原稿画像の補
    正基準値を提供する補正基準値決定手段と、 この補正基準値決定手段から提供される前記原稿画像の
    補正基準値に基づき、前記記憶手段から提供される前記
    原稿画像相当分のライン単位の画像データに対して濃度
    レンジ補正処理を施し、濃度レンジ補正済画像データを
    提供するレンジ補正手段と、 を備えたことを特徴とする画像処理装置。
  3. 【請求項3】原稿画像を複数のラインに分割して読取
    り、この原稿画像相当分のライン単位の画像データを提
    供する読取手段と、 この読取手段から提供される前記原稿画像相当分のライ
    ン単位の画像データを記憶し、必要に応じてこの前記原
    稿画像相当分のライン単位の画像データを提供する記憶
    手段と、 前記読取手段から提供される前記原稿画像相当分のライ
    ン単位の画像データを基にして、各ライン単位の画像デ
    ータの画像の種類を判別し、判別結果を提供する画像判
    別手段と、 前記読取手段から提供される前記原稿画像相当分のライ
    ン単位の画像データを基にして、前記原稿画像相当分の
    ライン単位の補正基準値を算出し、この前記原稿画像相
    当分のライン単位の補正基準値を提供する補正基準値算
    出手段と、 前記画像判別手段から提供される判別結果、及び前記補
    正基準値算出手段から提供される補正基準値を基にし
    て、画像の種類別の補正基準値を生成し、この画像の種
    類別の補正基準値を提供する補正基準値生成手段と、 前記画像判別手段から提供される判別結果に基づき、前
    記原稿画像全体を占める割合の最も高い画像の種類を特
    定し、この特定された画像の種類を前記原稿画像の種類
    として決定し、この決定された画像の種類の補正基準値
    を前記補正基準値生成手段から提供される画像の種類別
    の補正基準値の中から選出し、この選出された補正基準
    値を前記原稿画像の補正基準値として決定し、この決定
    された前記原稿画像の補正基準値を提供する補正基準値
    決定手段と、 この補正基準値決定手段から提供される前記原稿画像の
    補正基準値に基づき、前記記憶手段から提供される前記
    原稿画像相当分のライン単位の画像データに対して濃度
    レンジ補正処理を施し、濃度レンジ補正済画像データを
    提供するレンジ補正手段と、 を備えたことを特徴とする画像処理装置。
  4. 【請求項4】原稿画像を複数のラインに分割して読取
    り、この原稿画像相当分のライン単位の画像データを提
    供する読取手段と、 この読取手段から提供される前記原稿画像相当分のライ
    ン単位の画像データを記憶し、必要に応じてこの前記原
    稿画像相当分のライン単位の画像データを提供する記憶
    手段と、 前記読取手段から提供される前記原稿画像相当分のライ
    ン単位の画像データを基にして、各ライン単位の画像デ
    ータの画像の種類を判別し、判別結果を提供する画像判
    別手段と、 前記読取手段から提供される前記原稿画像相当分のライ
    ン単位の画像データを基にして、前記原稿画像相当分の
    ライン単位の濃度ヒストグラムを生成し、この前記原稿
    画像相当分のライン単位の濃度ヒストグラムに関する情
    報を提供する濃度ヒストグラム生成手段と、 この濃度ヒストグラム生成手段から提供される前記原稿
    画像相当分のライン単位の濃度ヒストグラムに関する情
    報を基にして、前記原稿画像相当分のライン単位の補正
    基準値を算出し、この前記原稿画像相当分のライン単位
    の補正基準値を提供する補正基準値算出手段と、 前記画像判別手段から提供される判別結果、及び前記補
    正基準値算出手段から提供される補正基準値を基にし
    て、画像の種類別の補正基準値を生成し、この画像の種
    類別の補正基準値を提供する補正基準値生成手段と、 前記画像判別手段から提供される判別結果に基づき、前
    記原稿画像全体を占める割合の最も高い画像の種類を特
    定し、この特定された画像の種類を前記原稿画像の種類
    として決定し、この決定された画像の種類の補正基準値
    を前記補正基準値生成手段から提供される画像の種類別
    の補正基準値の中から選出し、この選出された補正基準
    値を前記原稿画像の補正基準値として決定し、この決定
    された前記原稿画像の補正基準値を提供する補正基準値
    決定手段と、 この補正基準値決定手段から提供される前記原稿画像の
    補正基準値に基づき、前記記憶手段から提供される前記
    原稿画像相当分のライン単位の画像データに対して濃度
    レンジ補正処理を施し、濃度レンジ補正済画像データを
    提供するレンジ補正手段と、 を備えたことを特徴とする画像処理装置。
  5. 【請求項5】原稿画像を複数のラインに分割して読取
    り、この原稿画像相当分のライン単位の画像データを提
    供する読取手段と、 この読取手段から提供される前記原稿画像相当分のライ
    ン単位の画像データを記憶し、必要に応じてこの前記原
    稿画像相当分のライン単位の画像データを提供する記憶
    手段と、 前記読取手段から提供される前記原稿画像相当分のライ
    ン単位の画像データを基にして、各ライン単位の画像デ
    ータの画像の種類を判別し、判別結果を提供する画像判
    別手段と、 前記読取手段から提供される前記原稿画像相当分のライ
    ン単位の画像データを基にして、前記原稿画像相当分の
    ライン単位の補正基準値を算出し、この前記原稿画像相
    当分のライン単位の補正基準値を提供する補正基準値算
    出手段と、 前記画像判別手段から提供される判別結果、及び前記補
    正基準値算出手段から提供される補正基準値を基にし
    て、画像の種類別の補正基準値を生成し、この画像の種
    類別の補正基準値を提供する補正基準値生成手段と、 この補正基準値生成手段から提供される画像の種類別の
    補正基準値に基づき、前記記憶手段から提供される前記
    原稿画像相当分のライン単位の画像データに対して、画
    像の種類別に濃度レンジ補正処理を施し、濃度レンジ補
    正済画像データを提供するレンジ補正手段と、 を備えたことを特徴とする画像処理装置。
  6. 【請求項6】原稿画像を複数のラインに分割して読取
    り、この原稿画像相当分のライン単位の画像データを提
    供する読取手段と、 この読取手段から提供される前記原稿画像相当分のライ
    ン単位の画像データを記憶し、必要に応じてこの前記原
    稿画像相当分のライン単位の画像データを提供する記憶
    手段と、 前記読取手段から提供される前記原稿画像相当分のライ
    ン単位の画像データを基にして、各ライン単位の画像デ
    ータの画像の種類を判別し、判別結果を提供する画像判
    別手段と、 前記読取手段から提供される前記原稿画像相当分のライ
    ン単位の画像データを基にして、前記原稿画像相当分の
    ライン単位の濃度ヒストグラムを生成し、この前記原稿
    画像相当分のライン単位の濃度ヒストグラムに関する情
    報を提供する濃度ヒストグラム生成手段と、 この濃度ヒストグラム生成手段から提供される前記原稿
    画像相当分のライン単位の濃度ヒストグラムに関する情
    報を基にして、前記原稿画像相当分のライン単位の補正
    基準値を算出し、この前記原稿画像相当分のライン単位
    の補正基準値を提供する補正基準値算出手段と、 前記画像判別手段から提供される判別結果、及び前記補
    正基準値算出手段から提供される補正基準値を基にし
    て、画像の種類別の補正基準値を生成し、この画像の種
    類別の補正基準値を提供する補正基準値生成手段と、 この補正基準値生成手段から提供される画像の種類別の
    補正基準値に基づき、前記記憶手段から提供される前記
    原稿画像相当分のライン単位の画像データに対して、画
    像の種類別に濃度レンジ補正処理を施し、濃度レンジ補
    正済画像データを提供するレンジ補正手段と、 を備えたことを特徴とする画像処理装置。
  7. 【請求項7】前記記憶手段に記憶された画像データを外
    部へ出力する出力手段を備えたことを特徴とする請求項
    1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5、及び請
    求項6に記載の画像処理装置。
  8. 【請求項8】原稿画像を複数のラインに分割して読取
    り、この原稿画像相当分のライン単位の画像データを提
    供する読取手段と、 この読取手段から提供される前記原稿画像相当分のライ
    ン単位の画像データを記憶し、必要に応じてこの前記原
    稿画像相当分のライン単位の画像データを提供する記憶
    手段と、 前記読取手段から提供される前記原稿画像相当分のライ
    ン単位の画像データを基にして、前記原稿画像相当分の
    ライン単位の補正基準値を算出し、この前記原稿画像相
    当分のライン単位の補正基準値を提供する補正基準値算
    出手段と、 この補正基準値算出手段から提供される前記原稿画像相
    当分のライン単位の補正基準値を基にして、前記原稿画
    像の補正基準値を決定し、決定された前記原稿画像の補
    正基準値を提供する補正基準値決定手段と、 この補正基準値決定手段から提供される前記原稿画像の
    補正基準値に基づき、前記記憶手段から提供される前記
    原稿画像相当分のライン単位の画像データに対して濃度
    レンジ補正処理を施し、濃度レンジ補正済画像データを
    提供するレンジ補正手段と、 このレンジ補正手段から提供される濃度レンジ補正済画
    像データに基づき画像を形成する画像形成手段と、 を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  9. 【請求項9】原稿画像を複数のラインに分割して読取
    り、この原稿画像相当分のライン単位の画像データを提
    供する読取手段と、 この読取手段から提供される前記原稿画像相当分のライ
    ン単位の画像データを記憶し、必要に応じてこの前記原
    稿画像相当分のライン単位の画像データを提供する記憶
    手段と、 前記読取手段から提供される前記原稿画像相当分のライ
    ン単位の画像データを基にして、各ライン単位の画像デ
    ータの画像の種類を判別し、判別結果を提供する画像判
    別手段と、 前記読取手段から提供される前記原稿画像相当分のライ
    ン単位の画像データを基にして、前記原稿画像相当分の
    ライン単位の補正基準値を算出し、この前記原稿画像相
    当分のライン単位の補正基準値を提供する補正基準値算
    出手段と、 前記画像判別手段から提供される判別結果、及び前記補
    正基準値算出手段から提供される補正基準値を基にし
    て、画像の種類別の補正基準値を生成し、この画像の種
    類別の補正基準値を提供する補正基準値生成手段と、 前記画像判別手段から提供される判別結果に基づき、前
    記原稿画像全体を占める割合の最も高い画像の種類を特
    定し、この特定された画像の種類を前記原稿画像の種類
    として決定し、この決定された画像の種類の補正基準値
    を前記補正基準値生成手段から提供される画像の種類別
    の補正基準値の中から選出し、この選出された補正基準
    値を前記原稿画像の補正基準値として決定し、この決定
    された前記原稿画像の補正基準値を提供する補正基準値
    決定手段と、 この補正基準値決定手段から提供される前記原稿画像の
    補正基準値に基づき、前記記憶手段から提供される前記
    原稿画像相当分のライン単位の画像データに対して濃度
    レンジ補正処理を施し、濃度レンジ補正済画像データを
    提供するレンジ補正手段と、 このレンジ補正手段から提供される濃度レンジ補正済画
    像データに基づき画像を形成する画像形成手段と、 を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  10. 【請求項10】原稿画像を複数のラインに分割して読取
    り、この原稿画像相当分のライン単位の画像データを提
    供する読取手段と、 この読取手段から提供される前記原稿画像相当分のライ
    ン単位の画像データを記憶し、必要に応じてこの前記原
    稿画像相当分のライン単位の画像データを提供する記憶
    手段と、 前記読取手段から提供される前記原稿画像相当分のライ
    ン単位の画像データを基にして、各ライン単位の画像デ
    ータの画像の種類を判別し、判別結果を提供する画像判
    別手段と、 前記読取手段から提供される前記原稿画像相当分のライ
    ン単位の画像データを基にして、前記原稿画像相当分の
    ライン単位の補正基準値を算出し、この前記原稿画像相
    当分のライン単位の補正基準値を提供する補正基準値算
    出手段と、 前記画像判別手段から提供される判別結果、及び前記補
    正基準値算出手段から提供される補正基準値を基にし
    て、画像の種類別の補正基準値を生成し、この画像の種
    類別の補正基準値を提供する補正基準値生成手段と、 この補正基準値生成手段から提供される画像の種類別の
    補正基準値に基づき、前記記憶手段から提供される前記
    原稿画像相当分のライン単位の画像データに対して、画
    像の種類別に濃度レンジ補正処理を施し、濃度レンジ補
    正済画像データを提供するレンジ補正手段と、 このレンジ補正手段から提供される濃度レンジ補正済画
    像データに基づき画像を形成する画像形成手段と、 を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  11. 【請求項11】前記記憶手段に記憶された画像データを
    外部へ出力する出力手段を備えたことを特徴とする請求
    項8、請求項9、及び請求項10に記載の画像形成装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JP2009284407A (ja) * 2008-05-26 2009-12-03 Fuji Xerox Co Ltd 地肌除去装置およびプログラムおよび画像形成装置
JP2010245939A (ja) * 2009-04-08 2010-10-28 Sony Corp 信号処理装置、信号処理方法、プログラム
JP2011139315A (ja) * 2009-12-28 2011-07-14 Kyocera Mita Corp 画像表示装置及び画像形成装置

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