JPH1196858A - ガス開閉器のアーク電圧検出装置および寿命予測装置 - Google Patents

ガス開閉器のアーク電圧検出装置および寿命予測装置

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JPH1196858A
JPH1196858A JP27222997A JP27222997A JPH1196858A JP H1196858 A JPH1196858 A JP H1196858A JP 27222997 A JP27222997 A JP 27222997A JP 27222997 A JP27222997 A JP 27222997A JP H1196858 A JPH1196858 A JP H1196858A
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JP
Japan
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arc
fixed
movable
outer circumference
electrode
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Application number
JP27222997A
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English (en)
Inventor
Hidetsugu Koga
英嗣 古賀
Masao Otsuka
正雄 大塚
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Yaskawa Electric Corp
Original Assignee
Yaskawa Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】ガス開閉器の可動接触子あるいは固定接触子の
消耗を把握してガス開閉器の寿命を判定する。 【解決手段】消弧筒9の外周に巻装し一端を消弧筒に接
続し他端を固定電極5に接続したアーク駆動コイル11
を備えたガス開閉器において、消弧筒の外周に環状空間
をおいて設けた内側円筒環13と内側円筒環の外周に取
付けた絶縁材14と前記絶縁材の外周に固定した外側円
筒環15とからなる固定接触子側の容量形分圧器12
と、可動接触子8側の外周に環状空間をおいて設けた内
側円筒環17と内側円筒環の外周に取付けた絶縁材18
と絶縁材の外周に固定した外側円筒環19とからなる可
動接触子側の容量形分圧器16と、可動接触子側の容量
形分圧器と前記固定接触子側の容量形分圧器とからアー
ク電圧を検出する電圧検出装置20とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガス開閉器のアー
ク電圧検出装置およびガス開閉器の寿命予測装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来のガス開閉器は図2に示すように構
成されている。図において、30はSF6 ガスなどの消
弧性ガス31を封入した開閉容器で、この開閉容器30
の両側にブッシング32、33を取付けている。一方の
ブッシング32には固定電極34が固定され、この固定
電極34の先端に固定接触子35が取付けられている。
他方のブッシング33には可動電極36が設けられ、こ
の可動電極36上を摺動して前記固定接触子35に接離
する可動接触子37が取付けられている。38は前記固
定接触子35を環状に囲む導電材よりなる円筒状の消弧
筒で、この消弧筒38より固定接触子35に向かって突
出する導電環39を有し、絶縁材よりなる支持台40を
介して固定電極34に取付けられている。前記消弧筒3
8の外周にアーク駆動コイル41が巻装され、そのアー
ク駆動コイル41の一端を前記消弧筒38に接続し、他
端を前記固定電極34に接続している。つぎに、このよ
うに構成したガス開閉器の動作について説明をする。図
2は閉路している状態を示す。この状態から開路指令に
より可動電極36の可動接触子37が固定電極34の固
定接触子35から開離すると、可動接触子37と固定接
触子35との間にアークが発生する。さらに、可動接触
子37が固定接触子35から離れるとアークが伸長し固
定接触子35上のアーク足が消弧筒38の導電環39上
に移行する。アーク足が導電環39に移行するとアーク
電流は可動電極36から可動接触子37を通りガス雰囲
気中より導電環39を経てアーク駆動コイル41を通っ
て固定電極34に流れ、アーク駆動コイル41を流れる
アーク電流によりアーク駆動コイル41に磁束が発生す
る。このアーク駆動コイル41に発生する磁束によりア
ークは可動接触子37と導電環39との環状空間を回転
してアークを消弧に導く。このようにガス開閉器を開閉
して電路を開閉路している。
【0003】
【発明を解決しようとする課題】ところが、従来のガス
開閉器の可動接触子37あるいは固定接触子35は銅等
の導電材で構成されおり、アーク電流により前記銅が蒸
発して消耗する。しかしガス開閉器の寿命は開閉回数を
もとに予測していた。しかしながら、ガス開閉器の開路
時に大きなアーク電流が流れると、前記可動接触子37
あるいは固定接触子35の消耗量が多くなり、一定の開
閉回数に達する前に前記可動接触子37あるいは固定接
触子35が消耗して可動接触子37と固定接触子35が
溶着して遮断不能を起こし、大きな事故を発生してい
た。そこで、本発明は、ガス開閉器の可動接触子あるい
は固定接触子の消耗を把握し、ガス開閉器の開閉不能を
未然に防ぐようにすることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するた
め、本発明は消弧性ガスを封入した開閉容器内に設けら
れ固定電極と、前記固定電極に取付けられた固定接触子
と、前記開閉容器内に設けられた可動電極と、前記可動
電極に取付けられた可動接触子と、前記固定接触子に環
状空間をおいて囲む導電材よりなる円筒状の消弧筒と、
前記消弧筒の外周に巻装し一端を前記消弧筒に接続し他
端を固定電極に接続したアーク駆動コイルとを備えたガ
ス開閉器において、前記消弧筒の外周に環状空間をおい
て設けた内側円筒環と前記内側円筒環の外周に取付けた
絶縁材と前記絶縁材の外周に固定した外側円筒環とから
なる固定接触子側の容量形分圧器と、前記可動接触子側
の外周に環状空間をおいて設けた内側円筒環と前記内側
円筒環の外周に取付けた絶縁材と前記絶縁材の外周に固
定した外側円筒環とからなる可動接触子側の容量形分圧
器と、前記可動接触子側の容量形分圧器と前記固定接触
子側の容量形分圧器とからアーク電圧を検出する電圧検
出装置とを備えている。
【0005】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施例を図に基づい
て説明する。図1は本発明の実施例を示すガス開閉器の
側断面図である。図において、1はSF6 ガスなどの消
弧性ガス2を封入した開閉容器で、この開閉容器1の両
側にブッシング3、4を取付けている。一方のブッシン
グ3には固定電極5が固定され、開閉容器1の内部で固
定電極5の先端に固定接触子6が設けられている。他方
のブッシング4には可動電極7が固定され、開閉容器1
の内部で可動電極7に固定接触子6に接離する可動接触
子8が取付けられている。9は固定接触子6を環状に囲
む導電材よりなる円筒状の消弧筒で、前記固定電極5に
絶縁材の支持環10を介して支持されている。9aは消
弧筒9に設け前記固定接触子6に向かって突出する導電
環である。11は消弧筒9の外周に巻装したアーク駆動
コイルで、一端を前記消弧筒9に接続し、他端を固定電
極5に接続してある。12は開閉容器1内に取付けた固
定電極側の容量形分圧器で、アーク駆動コイル11に環
状空間を囲んで設けた導電材よりなる円筒状の内側円筒
環13と、この内側円筒環13の外周に絶縁材14を挟
んで外側円筒環15とより構成している。16は可動電
極側の容量形分圧器で、可動電極7に環状空間を囲んで
設けた導電材よりなる円筒状の内側円筒環17とこの内
側円筒環17の外周に絶縁材18を挟んで設けた外側円
筒環19とより構成している。20は電圧検出装置で、
前記可動電極側の容量形分圧器12の内側円筒環13と
前記可動電極側の容量形分圧器16の内側円筒環17に
接続し、可動電極7と固定電極5との間のアーク電圧を
検出する光センサより構成している。21は電流測定装
置で、前記可動電極に取付け可動電極を流れる電流を測
定するようにしてある。22はアークエネルギー演算装
置で、前記電圧検出装置20で検出したアーク電圧と電
流測定装置21で検出したアーク電流より、アークエネ
ルギーを演算し、このアークエネルギーを積算して、可
動接触子8あるいは固定接触子6の銅の消耗量を演算す
るように構成している。23は表示装置で、前記アーク
エネルギー演算装置22からの演算結果を表示するよう
にしてある。つぎに、動作について説明をする。図はガ
ス開閉器の閉路状態を示すもので、この状態から開路指
令により可動接触子8が固定接触子6から開路すると、
可動接触子8と固定接触子6との間にアークが発生す
る。更に、可動接触子8が固定接触子6から離隔する
と、可動接触子8と固定接触子6との間のアークが伸長
されて固定接触子6上のアーク足が導電環9aに移行
し、アーク電流は可動電極7を通り可動接触子8より消
弧性ガス2中を通って導電環9aから消弧筒9を通って
アーク駆動コイル11を経て固定電極5に流れ、前記ア
ーク駆動コイル11に流れるアーク電流によりアーク駆
動コイル11に磁束が発生する。このアーク駆動コイル
11に発生した磁束により可動接触子8と導電環9aと
のアークが回転されて消弧に導いて電路を開路する。こ
の場合、可動接触子8と固定接触子6との間にアークが
発生すると、固定側の容量性分圧器12の内側円筒環1
3に電圧が誘起される。また、可動側の容量性分圧器1
6の内側円筒環17にも電圧が誘起される。この固定側
の容量性分圧器12の電圧と可動側の容量性分圧器16
の電圧を電圧検出装置20に出力する。前記電圧検出装
置20はアーク電圧を演算してアークエネルギー演算装
置22に出力する。アークエネルギー演算装置22は、
前記電圧検出装置20からのアーク電圧と可動電極7に
設けたアーク電流検出装置21からのアーク電流とから
アークエネルギーを演算して過去のガス開閉器で開路し
たときのアークエネルギーと積算して表示装置23に出
力する。前記アークエネルギーは可動接触子8あるいは
固定接触子6の消耗量と比例関係にあるので、アークエ
ネルギーが一定量に達すると可動接触子あるいは固定接
触子が消耗していることが推定でき、この可動接触子あ
るいは固定接触子が消耗していることを表示する。
【0006】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、可動
電極と固定電極間のアーク電圧を測定して電極に流れる
アークエネルギから可動接触子あるいは固定接触子の消
耗量を推定してガス開閉器の寿命を予測するので、可動
接触子と固定接触子の溶着による開閉不能による大きな
事故を未然に防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例を示すガス開閉器の側断面図
である。
【図2】 樹来のガス開閉器の側断面図である。
【符号の説明】
1 開閉容器、 2 消弧性ガス、 3、4 ブッシン
グ、5 固定電極、 6 固定接触子、 7 可動電
極、 8 可動接触子、9 消弧筒、 10 支持環、
11 アーク駆動コイル、12 容量形分圧器、 1
3 内側円筒環、 14 絶縁材、15 外側円筒環、
16 容量形分圧器、 17 内側円筒環、18 絶
縁材、 19 外側円筒環、 20 電圧検出装置、2
1 アーク電流検出装置、 22 アークエネルギー演
算装置、23 表示装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 消弧性ガスを封入した開閉容器内に設け
    られた固定電極と、前記固定電極に取付けられた固定接
    触子と、前記開閉容器内に設けられた可動電極と、前記
    可動電極に取付けられた可動接触子と、前記固定接触子
    に環状空間をおいて囲む導電材よりなる円筒状の消弧筒
    と、前記消弧筒の外周に巻装し一端を前記消弧筒に接続
    し他端を固定電極に接続したアーク駆動コイルとを備え
    たガス開閉器において、 前記消弧筒の外周に環状空間をおいて設けた内側円筒環
    と前記内側円筒環の外周に取付けた絶縁材と前記絶縁材
    の外周に固定した外側円筒環とからなる固定接触子側の
    容量形分圧器と、 前記可動接触子側の外周に環状空間をおいて設けた内側
    円筒環と前記内側円筒環の外周に取付けた絶縁材と前記
    絶縁材の外周に固定した外側円筒環とからなる可動接触
    子側の容量形分圧器と、 前記可動接触子側の容量形分圧器と前記固定接触子側の
    容量形分圧器とからアーク電圧を検出する電圧検出装置
    と、を備えたことを特徴とするガス開閉器のアーク電圧
    検出装置。
  2. 【請求項2】 前記電圧検出器で検出したアーク電圧と
    前記電極に流れるアーク電流とからアークエネルギーを
    演算し、前記可動接触子あるいは前記固定接触子の消耗
    量を演算して、前記ガス開閉器の寿命を予測する演算装
    置を請求項1の装置に付加したガス開閉器の寿命予測装
    置。
JP27222997A 1997-09-17 1997-09-17 ガス開閉器のアーク電圧検出装置および寿命予測装置 Pending JPH1196858A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020091945A (ja) * 2018-12-03 2020-06-11 富士電機機器制御株式会社 電気機器の有接点寿命診断方法及び装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2020091945A (ja) * 2018-12-03 2020-06-11 富士電機機器制御株式会社 電気機器の有接点寿命診断方法及び装置

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