JP2571263Y2 - ガス遮断器 - Google Patents
ガス遮断器Info
- Publication number
- JP2571263Y2 JP2571263Y2 JP1991010964U JP1096491U JP2571263Y2 JP 2571263 Y2 JP2571263 Y2 JP 2571263Y2 JP 1991010964 U JP1991010964 U JP 1991010964U JP 1096491 U JP1096491 U JP 1096491U JP 2571263 Y2 JP2571263 Y2 JP 2571263Y2
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- Japan
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- fixed
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- container
- conductor
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ガス絶縁開閉装置に用
いるのに好適なガス遮断器に関するものである。
いるのに好適なガス遮断器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ガス絶縁開閉装置に用いられるガス遮断
器は、SF6 ガスを封入した遮断部容器内に固定接触子
及び可動接触子を所定の消弧機構とともに収納した構造
を有する。遮断部容器は絶縁筒と該絶縁筒の上端及び下
端にそれぞれ固定された固定側導体及び可動側導体とか
らなっていて、固定側導体に固定接触子が固定され、可
動側導体に可動接触子が支持されている。
器は、SF6 ガスを封入した遮断部容器内に固定接触子
及び可動接触子を所定の消弧機構とともに収納した構造
を有する。遮断部容器は絶縁筒と該絶縁筒の上端及び下
端にそれぞれ固定された固定側導体及び可動側導体とか
らなっていて、固定側導体に固定接触子が固定され、可
動側導体に可動接触子が支持されている。
【0003】消弧機構は、例えば、可動接触子が固定接
触子から離れる方向に変位したときに容積が縮小される
パッファシリンダと、該パッファシリンダ内のガスをア
ークに吹き付けるノズルとからなり、パッファシリンダ
からノズルを通して流出するSF6 ガスをアークに吹き
付けることにより消弧させるようになっている。
触子から離れる方向に変位したときに容積が縮小される
パッファシリンダと、該パッファシリンダ内のガスをア
ークに吹き付けるノズルとからなり、パッファシリンダ
からノズルを通して流出するSF6 ガスをアークに吹き
付けることにより消弧させるようになっている。
【0004】また遮断器を含む複数の機器を共通のタン
ク内に収納するガス絶縁開閉装置では、タンクの壁部を
貫通させて設けた取付孔を通して遮断部容器をタンク内
に挿入し、遮断部容器の開口端部に設けたフランジをタ
ンクの取付孔の周辺部に気密に接続している。従って遮
断器の点検や修理を行う場合には、先ずガス絶縁開閉装
置のガスを回収してから、タンク内で遮断器に接続され
ている外部導体を取り外し、次いで遮断部容器をタンク
から引き出して遮断器を分解する必要があった。
ク内に収納するガス絶縁開閉装置では、タンクの壁部を
貫通させて設けた取付孔を通して遮断部容器をタンク内
に挿入し、遮断部容器の開口端部に設けたフランジをタ
ンクの取付孔の周辺部に気密に接続している。従って遮
断器の点検や修理を行う場合には、先ずガス絶縁開閉装
置のガスを回収してから、タンク内で遮断器に接続され
ている外部導体を取り外し、次いで遮断部容器をタンク
から引き出して遮断器を分解する必要があった。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】従来のガス遮断器で
は、遮断器の点検や修理を行う際にその全体をタンクか
ら外して分解する必要があったため、タンク内のガス処
理や、タンク内での接続導体の切り離し、再接続等の面
倒な作業を必要とし、作業時間が長くなるという問題が
あった。停電時間を短くするため、遮断器の点検や修理
に要する時間はできるだけ短くすることが望ましい。
は、遮断器の点検や修理を行う際にその全体をタンクか
ら外して分解する必要があったため、タンク内のガス処
理や、タンク内での接続導体の切り離し、再接続等の面
倒な作業を必要とし、作業時間が長くなるという問題が
あった。停電時間を短くするため、遮断器の点検や修理
に要する時間はできるだけ短くすることが望ましい。
【0006】本考案の目的は、点検や修理を短時間で行
うことができるようにしたガス遮断器を提供することに
ある。
うことができるようにしたガス遮断器を提供することに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案に係わるガス遮断
器は、固定側導電部及び可動側導電部と該固定側導電部
と可動側導電部との間を絶縁する絶縁部とを備えた遮断
部容器と、該遮断部容器内に配置された遮断部組立体と
により構成する。
器は、固定側導電部及び可動側導電部と該固定側導電部
と可動側導電部との間を絶縁する絶縁部とを備えた遮断
部容器と、該遮断部容器内に配置された遮断部組立体と
により構成する。
【0008】遮断部組立体は、可動側導電部に締結され
た可動側導体と、該可動側導体から所定距離だけ離れた
位置に配置されて絶縁支持物により可動側導体に連結さ
れるとともに固定側導電部に電気的に接触させられた固
定側導体と、固定側導体に設けられた固定接触子と、可
動側導体に支持されて固定接触子に接触する投入位置と
該固定接触子から所定の距離を隔てた遮断位置との間を
変位する可動接触子と、可動接触子と固定接触子との間
に生じるアークを消滅させる消弧機構とにより構成す
る。
た可動側導体と、該可動側導体から所定距離だけ離れた
位置に配置されて絶縁支持物により可動側導体に連結さ
れるとともに固定側導電部に電気的に接触させられた固
定側導体と、固定側導体に設けられた固定接触子と、可
動側導体に支持されて固定接触子に接触する投入位置と
該固定接触子から所定の距離を隔てた遮断位置との間を
変位する可動接触子と、可動接触子と固定接触子との間
に生じるアークを消滅させる消弧機構とにより構成す
る。
【0009】遮断部容器は、その一端側を外部に開口さ
せ得るように構成しておき、遮断部組立体は、遮断部容
器の一端側が開口した状態にあるときに該遮断部容器の
一端側の開口部を通して外部に引き出し得るように構成
する。
せ得るように構成しておき、遮断部組立体は、遮断部容
器の一端側が開口した状態にあるときに該遮断部容器の
一端側の開口部を通して外部に引き出し得るように構成
する。
【0010】
【作用】上記のように構成すると、遮断器の点検、修理
時には、遮断部容器をガス絶縁開閉装置のタンクに取り
付けたままの状態で、遮断部組立体全体を遮断部容器か
ら取り外すことができるため、遮断器の点検、修理時に
ガス絶縁開閉装置のタンク内のガスを回収する必要がな
く、またガス絶縁開閉装置のタンク内で遮断部容器の固
定側導電部及び可動側導電部にそれぞれ接続されている
接続導体を外す必要もない。従って、遮断器の点検、修
理に要する時間を短くすることができ、停電時間を短く
することができる。
時には、遮断部容器をガス絶縁開閉装置のタンクに取り
付けたままの状態で、遮断部組立体全体を遮断部容器か
ら取り外すことができるため、遮断器の点検、修理時に
ガス絶縁開閉装置のタンク内のガスを回収する必要がな
く、またガス絶縁開閉装置のタンク内で遮断部容器の固
定側導電部及び可動側導電部にそれぞれ接続されている
接続導体を外す必要もない。従って、遮断器の点検、修
理に要する時間を短くすることができ、停電時間を短く
することができる。
【0011】
【実施例】図1及び図2は本考案の第1の実施例を示し
たもので、図1は縦断面図、図2は図1のA−A線断面
の端面図である。これらの図において1は遮断部容器、
2は遮断部容器1内に収容された遮断部組立体、3はガ
ス絶縁開閉装置のタンクの壁部である。
たもので、図1は縦断面図、図2は図1のA−A線断面
の端面図である。これらの図において1は遮断部容器、
2は遮断部容器1内に収容された遮断部組立体、3はガ
ス絶縁開閉装置のタンクの壁部である。
【0012】遮断部容器1は、固定側導電部101及び
可動側導電部102と両導電部間を絶縁する円筒状の極
間絶縁部103と、可動側導電部102を対地絶縁する
筒状の対地絶縁部104とを備え、可動側導電部の一端
は開口部102aとなっている。対地絶縁部104の開
口端部にはフランジ105が固定されている。
可動側導電部102と両導電部間を絶縁する円筒状の極
間絶縁部103と、可動側導電部102を対地絶縁する
筒状の対地絶縁部104とを備え、可動側導電部の一端
は開口部102aとなっている。対地絶縁部104の開
口端部にはフランジ105が固定されている。
【0013】遮断部容器1はガス絶縁開閉装置等のタン
クの壁部3に設けられた取付け孔3aを通してタンク3
内に挿入され、フランジ105が取付け孔3aの周辺部
に気密保持構造で接続されている。
クの壁部3に設けられた取付け孔3aを通してタンク3
内に挿入され、フランジ105が取付け孔3aの周辺部
に気密保持構造で接続されている。
【0014】フランジ105には機構ケース4の円筒部
401の一端が接合され、該円筒部401の他端の開口
部は蓋板402により閉じられている。
401の一端が接合され、該円筒部401の他端の開口
部は蓋板402により閉じられている。
【0015】遮断部組立体2は、可動側導体201と、
可動側導体201から所定距離だけ離れた位置に、可動
側導体と中心軸線を共有した状態で配置されて棒状の絶
縁支持物202により可動側導体201に連結された固
定側導体203とを備え、固定側導体203には、主固
定接触子204と、管状の固定アーク接触子205とが
設けられている。
可動側導体201から所定距離だけ離れた位置に、可動
側導体と中心軸線を共有した状態で配置されて棒状の絶
縁支持物202により可動側導体201に連結された固
定側導体203とを備え、固定側導体203には、主固
定接触子204と、管状の固定アーク接触子205とが
設けられている。
【0016】可動側導体201は、円筒部206とフラ
ンジ207とを有し、フランジ207は、遮断部容器1
の可動側導電部102の開口端部に当接されて、ボルト
(図示せず。)により該開口端部に締結されている。
ンジ207とを有し、フランジ207は、遮断部容器1
の可動側導電部102の開口端部に当接されて、ボルト
(図示せず。)により該開口端部に締結されている。
【0017】可動側導体201の円筒部206の外周に
はパッファシリンダ208が嵌合され、該シリンダ20
8の固定接触子側の端部の外周が、主固定接触子204
に接触する主可動接触子209となっている。パッファ
シリンダ208の軸芯部には、固定アーク接触子205
に接触する管状の可動アーク接触子210が配置され、
該可動アーク接触子の一端がシリンダ208に接続され
ている。
はパッファシリンダ208が嵌合され、該シリンダ20
8の固定接触子側の端部の外周が、主固定接触子204
に接触する主可動接触子209となっている。パッファ
シリンダ208の軸芯部には、固定アーク接触子205
に接触する管状の可動アーク接触子210が配置され、
該可動アーク接触子の一端がシリンダ208に接続され
ている。
【0018】可動アーク接触子210は、可動側導体2
01に固定された集電コンタクト211をスライド自在
に貫通して可動側導体の円筒部206内に導入され、可
動アーク接触子の他端が該円筒部206内にスライド自
在に嵌合された可動部材212に接続されている。集電
コンタクト211を介して可動アーク接触子210と可
動側導体201とが電気的に接続されている。
01に固定された集電コンタクト211をスライド自在
に貫通して可動側導体の円筒部206内に導入され、可
動アーク接触子の他端が該円筒部206内にスライド自
在に嵌合された可動部材212に接続されている。集電
コンタクト211を介して可動アーク接触子210と可
動側導体201とが電気的に接続されている。
【0019】パッファシリンダ208の固定接触子側の
端部には絶縁ノズル213が接続されている。この例で
は可動側導体201の円筒部206がピストンとして機
能するようになっていて、遮断器の開路時にパッファシ
リンダ208が固定接触子と反対側に変位した際に、シ
リンダ208内の容積が縮小されて該シリンダ208内
からノズル213を通してガスが流出するようになって
いる。本実施例では、パッファシリンダ208と円筒部
206とノズル213とにより、パッファ式の消弧機構
が構成されている。
端部には絶縁ノズル213が接続されている。この例で
は可動側導体201の円筒部206がピストンとして機
能するようになっていて、遮断器の開路時にパッファシ
リンダ208が固定接触子と反対側に変位した際に、シ
リンダ208内の容積が縮小されて該シリンダ208内
からノズル213を通してガスが流出するようになって
いる。本実施例では、パッファシリンダ208と円筒部
206とノズル213とにより、パッファ式の消弧機構
が構成されている。
【0020】可動部材212には、絶縁操作棒5の一端
が接続され、該絶縁操作棒の他端は機構ケース4内に設
けられた操作レバー6に連結されている。操作レバー6
の回動軸6aは機構ケース4の側面に気密保持構造の軸
受を介して支持されて機構ケース外に導出され、機構ケ
ース外に導出された回動軸6aの端部に、レバー7を介
してリンク8の一端が連結されている。リンク8の他端
は図示しない操作器の出力レバーに連結され、該操作器
により可動アーク接触子210及びパッファシリンダ2
08が駆動されるようになっている。
が接続され、該絶縁操作棒の他端は機構ケース4内に設
けられた操作レバー6に連結されている。操作レバー6
の回動軸6aは機構ケース4の側面に気密保持構造の軸
受を介して支持されて機構ケース外に導出され、機構ケ
ース外に導出された回動軸6aの端部に、レバー7を介
してリンク8の一端が連結されている。リンク8の他端
は図示しない操作器の出力レバーに連結され、該操作器
により可動アーク接触子210及びパッファシリンダ2
08が駆動されるようになっている。
【0021】遮断部容器1の固定側導電部101の内側
には固定側導体203側に突出した突出部106が設け
られ、該突出部106の先端に設けられたコンタクト1
07が固定側導体203に接触させられている。遮断部
容器1内及び機構ケース4内にはSF6 ガスが所定の圧
力で封入されている。
には固定側導体203側に突出した突出部106が設け
られ、該突出部106の先端に設けられたコンタクト1
07が固定側導体203に接触させられている。遮断部
容器1内及び機構ケース4内にはSF6 ガスが所定の圧
力で封入されている。
【0022】図1に示した状態では、主可動接触子20
9が主固定接触子204に接触し、可動アーク接触子2
10が固定アーク接触子205に接触しているため、遮
断器が閉じている。
9が主固定接触子204に接触し、可動アーク接触子2
10が固定アーク接触子205に接触しているため、遮
断器が閉じている。
【0023】この状態では、固定側導電部101−固定
側導体203−主固定接触子204−主可動接触子20
9−パッファシリンダ208−可動アーク接触子210
−可動側導体201−可動側導電部102の経路、及び
固定側導電部101−固定側導体203−固定アーク接
触子205−可動アーク接触子210−可動側導体20
1−可動側導電部102の経路で主回路電流が流れる。
側導体203−主固定接触子204−主可動接触子20
9−パッファシリンダ208−可動アーク接触子210
−可動側導体201−可動側導電部102の経路、及び
固定側導電部101−固定側導体203−固定アーク接
触子205−可動アーク接触子210−可動側導体20
1−可動側導電部102の経路で主回路電流が流れる。
【0024】図示しない操作器により絶縁操作棒5を介
して可動アーク接触子210を固定アーク接触子と反対
側に移動させると、先ず主可動接触子209が主固定接
触子204から無アークで離れ、次いで可動アーク接触
子210が固定アーク接触子205から離れる。可動ア
ーク接触子210が固定アーク接触子205から離れる
と、両アーク接触子間にアークが発生する。可動アーク
接触子209の変位に伴ってパッファシリンダ208内
の容積が縮小されるため、該パッファシリンダ内からノ
ズル213を通してガスが流出し、このガスがアークに
吹き付けられる。従ってアークはSF6 ガスの冷却作用
により冷却され、電流の零点で消滅させられる。
して可動アーク接触子210を固定アーク接触子と反対
側に移動させると、先ず主可動接触子209が主固定接
触子204から無アークで離れ、次いで可動アーク接触
子210が固定アーク接触子205から離れる。可動ア
ーク接触子210が固定アーク接触子205から離れる
と、両アーク接触子間にアークが発生する。可動アーク
接触子209の変位に伴ってパッファシリンダ208内
の容積が縮小されるため、該パッファシリンダ内からノ
ズル213を通してガスが流出し、このガスがアークに
吹き付けられる。従ってアークはSF6 ガスの冷却作用
により冷却され、電流の零点で消滅させられる。
【0025】遮断器の投入時には、先ず可動アーク接触
子210が固定アーク接触子205に接触し、次いで主
可動接触子209が主固定接触子204に接触する。
子210が固定アーク接触子205に接触し、次いで主
可動接触子209が主固定接触子204に接触する。
【0026】遮断部の点検または修理を行なう場合に
は、遮断部容器1内及び機構ケース4内のガスを回収し
た後蓋板402を外して遮断部容器1の一端側を外部に
開口させ、絶縁操作棒5とレバー6との結合を外す。次
いで可動側導体201のフランジ207を可動側導電部
102から外し、遮断部組立体2の全体を遮断部容器1
から引き出す。遮断部組立体2の点検、修理を行なった
後、機構ケース4の開口部から該組立体2を遮断部容器
1内に挿入し、固定側導体203をコンタクト107に
接触させる。次いでフランジ207を可動側導体102
に接続し、絶縁操作棒5をレバー6に連結した後、機構
ケース4の蓋板402を取り付ける。その後遮断部容器
1内及び機構ケース内にガスを充填して点検、修理作業
を終了する。
は、遮断部容器1内及び機構ケース4内のガスを回収し
た後蓋板402を外して遮断部容器1の一端側を外部に
開口させ、絶縁操作棒5とレバー6との結合を外す。次
いで可動側導体201のフランジ207を可動側導電部
102から外し、遮断部組立体2の全体を遮断部容器1
から引き出す。遮断部組立体2の点検、修理を行なった
後、機構ケース4の開口部から該組立体2を遮断部容器
1内に挿入し、固定側導体203をコンタクト107に
接触させる。次いでフランジ207を可動側導体102
に接続し、絶縁操作棒5をレバー6に連結した後、機構
ケース4の蓋板402を取り付ける。その後遮断部容器
1内及び機構ケース内にガスを充填して点検、修理作業
を終了する。
【0027】上記のように、本考案によれば、遮断部の
点検、修理を行なう際に、遮断部容器をガス絶縁開閉装
置等のタンクから外す必要がないため、ガス絶縁開閉装
置等のタンク内のガス処理を行なう必要がない。また遮
断部容器の可動側導電部及び固定側導電部に接続されて
いる接続導体を外す必要がない。そのため、遮断部の点
検、修理を行なう際の作業を簡単にすることができ、停
電時間を短くすることができる。
点検、修理を行なう際に、遮断部容器をガス絶縁開閉装
置等のタンクから外す必要がないため、ガス絶縁開閉装
置等のタンク内のガス処理を行なう必要がない。また遮
断部容器の可動側導電部及び固定側導電部に接続されて
いる接続導体を外す必要がない。そのため、遮断部の点
検、修理を行なう際の作業を簡単にすることができ、停
電時間を短くすることができる。
【0028】上記の実施例では、可動側導体201と固
定側導体203とを棒状の絶縁支持物202により連結
しているが、この絶縁支持物の構成は任意である。例え
ば図3及び図4に示したように、可動側導体201と固
定側導体203とを円筒状の絶縁支持物202´により
連結することもできる。この場合絶縁支持物202´に
は、その内外のガスを流通させる孔を適宜の個数設けて
おく。
定側導体203とを棒状の絶縁支持物202により連結
しているが、この絶縁支持物の構成は任意である。例え
ば図3及び図4に示したように、可動側導体201と固
定側導体203とを円筒状の絶縁支持物202´により
連結することもできる。この場合絶縁支持物202´に
は、その内外のガスを流通させる孔を適宜の個数設けて
おく。
【0029】上記の実施例では、機構ケース4を遮断部
容器1の端部のフランジ105に固定しているが、機構
ケース4をフランジ105から外すことができる構造に
することもできる。
容器1の端部のフランジ105に固定しているが、機構
ケース4をフランジ105から外すことができる構造に
することもできる。
【0030】
【考案の効果】以上のように、本考案によれば、可動側
導体と固定側導体とを絶縁支持物により連結して、遮断
器の点検、修理時に、遮断部容器をガス絶縁開閉装置等
のタンクに取り付けたままの状態で、遮断部組立体全体
を遮断部容器から取り外すことができるようにしたた
め、遮断器の点検、修理時にタンク内のガスを回収する
必要がなく、またタンク内で遮断部容器の固定側導電部
及び可動側導電部にそれぞれ接続されている接続導体を
外す必要もない。従って、遮断器の点検、修理に要する
時間を短くすることができ、停電時間を短くすることが
できる利点がある。
導体と固定側導体とを絶縁支持物により連結して、遮断
器の点検、修理時に、遮断部容器をガス絶縁開閉装置等
のタンクに取り付けたままの状態で、遮断部組立体全体
を遮断部容器から取り外すことができるようにしたた
め、遮断器の点検、修理時にタンク内のガスを回収する
必要がなく、またタンク内で遮断部容器の固定側導電部
及び可動側導電部にそれぞれ接続されている接続導体を
外す必要もない。従って、遮断器の点検、修理に要する
時間を短くすることができ、停電時間を短くすることが
できる利点がある。
【図1】本考案の実施例を示した縦断面図である。
【図2】図1のA−A線断面の端面図である。
【図3】本考案の他の実施例を示した縦断面図である。
【図4】図3のB−B線断面の端面図である。
1 遮断部容器 101 固定側導電部 102 可動側導電部 103 絶縁部 104 対地絶縁部 2 遮断部組立体 201 可動側導体 202 棒状の絶縁支持物 202´ 円筒状の絶縁支持物 203 固定側導体 204 主固定接触子 205 固定アーク接触子 207 フランジ 208 パッファシリンダ 3 ガス絶縁開閉装置等のタンクの壁部 4 機構ケース
Claims (1)
- 【請求項1】 固定側導電部及び可動側導電部と該固定
側導電部と可動側導電部との間を絶縁する絶縁部とを備
えて、一端側を外部に開口させ得るように構成された遮
断部容器と、 前記遮断部容器内に配置された遮断部組立体とを具備
し、 前記遮断部組立体は、前記可動側導電部に締結された 可
動側導体と、前記可動側導体から所定距離だけ離れた位
置に配置されて絶縁支持物により前記可動側導体に連結
されるとともに前記固定側導電部に電気的に接触させら
れた固定側導体と、前記固定側導体に設けられた固定接
触子と、前記可動側導体に支持されて前記固定接触子に
接触する投入位置と該固定接触子から所定の距離を隔て
た遮断位置との間を変位する可動接触子と、前記可動接
触子と固定接触子との間に生じるアークを消滅させる消
弧機構とを備えていて、前記遮断部容器の一端側が開口
した状態にあるときに該遮断部容器の一端側の開口部を
通して外部に引き出し得るように構成されていることを
特徴とするガス遮断器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991010964U JP2571263Y2 (ja) | 1991-03-04 | 1991-03-04 | ガス遮断器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP1991010964U JP2571263Y2 (ja) | 1991-03-04 | 1991-03-04 | ガス遮断器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH04108836U JPH04108836U (ja) | 1992-09-21 |
JP2571263Y2 true JP2571263Y2 (ja) | 1998-05-18 |
Family
ID=31900547
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP1991010964U Expired - Lifetime JP2571263Y2 (ja) | 1991-03-04 | 1991-03-04 | ガス遮断器 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2571263Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5988842U (ja) * | 1982-12-07 | 1984-06-15 | 株式会社東芝 | パツフア形ガス開閉器 |
-
1991
- 1991-03-04 JP JP1991010964U patent/JP2571263Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04108836U (ja) | 1992-09-21 |
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