JPH1196849A - 押しボタンスイッチ - Google Patents

押しボタンスイッチ

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Publication number
JPH1196849A
JPH1196849A JP27226997A JP27226997A JPH1196849A JP H1196849 A JPH1196849 A JP H1196849A JP 27226997 A JP27226997 A JP 27226997A JP 27226997 A JP27226997 A JP 27226997A JP H1196849 A JPH1196849 A JP H1196849A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
contact
rubber
push button
button switch
common contact
Prior art date
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Pending
Application number
JP27226997A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuo Kodaira
泰雄 小平
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nihon Kaiheiki Industry Co Ltd
Original Assignee
Nihon Kaiheiki Industry Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nihon Kaiheiki Industry Co Ltd filed Critical Nihon Kaiheiki Industry Co Ltd
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Publication of JPH1196849A publication Critical patent/JPH1196849A/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 ボタンへの衝撃荷重を吸収して耐久性能を向
上させ、更に1段目と2段目の動作の押圧荷重差を大き
く確保して1段目のみを押圧するつもりが2段目まで入
ってしまうという誤操作を解消する。 【解決手段】 上下動自在にボタン2を配設したハウジ
ング1と複数の端子7を突出したベース6からなるスイ
ッチ本体と、ベース6の略中央部に端子7と一体的に形
成した固定接点8を設けてその周囲に端子7と一体的に
形成した第1共通接点9を配設し、第1共通接点9上に
弾性板を湾曲状に形成した可動接片5を載置させ、さら
に第1共通接点9の外周に端子7と一体的に形成した第
2共通接点10を設けてゴム製弾性部材にて略湾曲状に
形成したラバー接点3を第2共通接点10上に載置させ
るように構成したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子機器類や汎用
機械類及び制御装置等に使用される段階的に押圧する押
しボタンスイッチに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の段階的に押圧する押しボタンスイ
ッチは図10に示すようにばね用燐青銅など金属製可動
接片を上下に2枚使用し、1段目の押圧操作でボタン1
02に組込まれたプランジャ120の段部121で上側
可動接片103を切換えるとともにプランジャ120の
先端部122を下側可動接片105の上面部に接触さ
せ、さらに2段目の押圧操作で下側可動接片105を切
換えて固定接点108に接触させる構造になっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の段階的に押圧す
る押しボタンスイッチにおいては、金属製可動接片を上
下に2枚使用しているため、上側可動接片103のスト
ロークが2段動作分の合計となり、特に上側可動接片1
03の疲労劣化が激しく、耐久性能上大きな問題があっ
た。また、上下2枚の可動接片を押圧するプランジャ1
20の長さや段差寸法が可動接片103、105の僅か
なばらつき等によって影響を受け易く、2段動作が得ら
れなくなるという問題もあり、量産上の障害になってい
た。さらに、上下の可動接片の材質がともに金属製であ
るため、1段目と2段目の動作の押圧荷重差を大きくす
ることが難しく、1段目のみを押圧するつもりが2段目
まで押圧してしまう誤操作の懸念があった。この対策と
して下側可動接片105の板厚を増すなどして押圧荷重
を高めると、今度は下側可動接片105の耐久性も低下
するという問題が発生するなど、困難な課題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】上下動自在にボタンを配
設したハウジングと複数の端子を突出したベースからな
るスイッチ本体と、前記ベースの略中央部に前記端子と
一体的に形成した固定接点を設けてその周囲に前記端子
と一体的に形成した第1共通接点を配設し、この第1共
通接点上に弾性板を湾曲状に形成した可動接片を載置さ
せ、さらに前記第1共通接点の外周に前記端子と一体的
に形成した第2共通接点を設けてゴム製弾性部材にて略
湾曲状に形成したラバー接点を前記第2共通接点上に載
置させる。
【0005】
【発明の実施の形態】第1共通接点上に弾性板を湾曲状
に形成した可動接片とその外周に第2共通端子を設けて
載置したラバー接点を前記可動接片上に配設したため、
段階的に押圧する押しボタンスイッチの変位量の多い上
側可動接片をゴム製弾性部材にて構成することで、耐久
性能の向上と量産性の改善を図ることができ、更に1段
目と2段目の動作の押圧荷重差を大きく確保して誤操作
も解消することができる。
【0006】
【実施例】以下、本実施例について図面を参照しながら
詳細に説明する。図1は本発明の押しボタンスイッチの
第1実施例を表す分解斜視図、図2はその断面図であ
る。これらの図において、複数の端子7をインサート成
形したベース6の中央部に前記端子7の何れか1つと一
体的に形成された固定接点8が植設してあり、その外側
には第1共通接点9が左右一対の端子7とベース内部で
つなげられた状態で配設され、さらにその外周にはベー
ス面から円周リブ11が立ち上り、ばね用燐青銅など弾
性部材を湾曲状に形成した可動接片5を収納している。
【0007】また、前記円周リブ11の縦内面には可動
接片5の浮き上がりを防止するための内面凸部12が対
向して形成してあり、さらに可動接片5の組込みを容易
にするため前記内面凸部12に直行する方向に、円周リ
ブ11内の逃げ部13が形成されている。そして、前記
円周リブ11を隔てて、第1共通接点9の外周には第2
共通接点10が残りの端子7と一体的に形成された状態
で配設され、ゴム製弾性部材にて成形したラバー接点3
が前記第2共通接点上10に載置されている。このラバ
ー接点3は下面を導電性塗料膜4でコーティングされて
おり、組み込まれた状態で、第2共通接点10に圧接さ
れて導伝経路を形成し、上下動自在にボタン2を配設し
たハウジング1をベース6に嵌合係止して押しボタンス
イッチを構成している。従って、可動接片5を覆うよう
にラバー接点3が配設されるので、接点部を保護し、特
に塵埃の侵入を防止し、悪環境下での使用にも耐える押
しボタンスイッチを提供できる。
【0008】このようにして構成した押しボタンスイッ
チは、ボタン2を押圧操作すると、1段目の操作でラバ
ー接点3が比較的軽い切換節度感を持って反転して下部
の可動接片5に接触し、第1共通接点9と第2共通接点
10間が電気的に接続する。さらに前記の状態からボタ
ン2を強く押圧すると可動接片5が比較的強く反転して
固定接点8に接触し、この2段目の操作で全ての端子7
間が電気的に接触するように作用する。押圧力を減ずる
と先ず反転力の大きな可動接片5が反転復帰し、次にラ
バー接点3が復元してボタン2は押圧前の状態となる。
【0009】ラバー接点3は金属製の可動接片に比べて
柔軟性に富み、復元力も高いので、金属製可動接片を上
下に2枚使用していた従来の段階的に押圧する押しボタ
ンスイッチに比べ、優れた耐久性を維持し、衝撃荷重に
対しても優れた特性を持つことができる。また、可動接
片5とラバー接点3に異なる材質を使用したことによ
り、1段目と2段目の押圧荷重差を大きく設定できるの
で、1段目のみ操作するつもりが2段目まで操作してし
まう誤操作の懸念を解消することができる。
【0010】図3は本発明の押しボタンスイッチの第2
実施例を表す断面図である。本実施例のラバー接点23
は導電性ゴムにて成形されているので、導電性塗料のコ
ーティングが不要となり、量産性に優れた押しボタンス
イッチを提供することができる。
【0011】図4は本発明の押しボタンスイッチの第2
実施例の応用展開例を表す断面図である。本実施例のラ
バー接点43は二重成形により下面部のみを導電性ゴム
とした例であり、図3の実施例に比べてボタン42側の
ラバー接点43の材質を絶縁部材にて構成したので操作
時のボタン42側からの静電耐圧特性を向上させること
ができる。
【0012】図5は本発明の押しボタンスイッチの第3
実施例を表す断面図である。前述までの実施例に比べ、
ゴム製弾性部材を略湾曲状に形成した非導電性の反転カ
バー63を可動接片65の上方に配設して、さらに反転
カバー63と可動接片65間に薄板で形成した金属製の
弾性導電部材64を介在させて第2共通接点70上に載
置させるように構成している点が異なる。このように構
成することで、ラバー接点に比べて接触抵抗値を小さく
することが可能であり、また弾性導電部材64に切換節
度感を持たせる必要が無いことから曲げ応力を低減で
き、耐久性が高く、接触抵抗値が小さな押しボタンスイ
ッチを提供することができる。
【0013】図6、図7及び図8は前記第3実施例の金
属製弾性導電部材64の応用展開例を表す平面図であ
る。本実施例は何れも薄板部材を使用しているが線材等
を形成して使用することも可能であり、本発明はこのよ
うな様々な応用展開を排除するものではない。
【0014】図9は本発明の押しボタンスイッチの回路
の一例を表す参考図である。
【0015】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば次のような効果を奏することができる。 (1)弾性板を湾曲状に形成した可動接片上にゴム製弾
性部材にて略湾曲状に形成したラバー接点を配設したの
で、ボタンへの衝撃荷重が加えられても柔軟に吸収し、
スイッチの機能破壊を防止することができるので耐久性
能が向上し、従来にない段階的に押圧する押しボタンス
イッチを実現することができる。 (2)段階的に押圧する押しボタンスイッチの変位量の
多い上側可動接片をゴム製弾性部材にて構成したので、
ゴム製弾性部材が柔軟に対応するため従来の上下2枚の
可動接片を押圧するプランジャの長さや段差の寸法等デ
リケートな調整が不要で、極めて簡単な構成で確実な二
段動作が常に得られ、量産性も優れた押しボタンスイッ
チを提供することができる。 (3)段階的に押圧する押しボタンスイッチの上側可動
接片をゴム製弾性部材にて構成したので、異なる材質を
上下に配設したことにより、1段目と2段目の押圧荷重
の調整が極めて容易であり、荷重差を大きくすることに
より、1段目のみを押圧するつもりが2段目まで入って
しまうという誤操作の懸念を解消することができる。 (4)ラバー接点を導電性ゴムにて成形したので、導電
性塗料にてコーティングする必要がなく、量産性に優れ
た押しボタンスイッチを得ることができる。 (5)段階的に押圧する押しボタンスイッチの上側可動
接片をゴム製弾性部材にて構成したので、防水密閉用カ
バーとして兼用させることができ、防水型の押しボタン
スイッチを得ることができる。 (6)ゴム製弾性部材を略湾曲状に形成した反転カバー
を可動接片の上方に配設して反転カバーの内下面部に弾
性導電部材を介在させて第2共通接点上に載置させたの
で、弾性導電部材に切換節度感を持たせる必要が無いこ
とから、弾性導電部材に加わる曲げ応力を低減できるた
め、耐久性が高く、併せて接触抵抗値が小さな押しボタ
ンスイッチを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の押しボタンスイッチの第1実施例を表
す分解斜視図である。
【図2】本発明の押しボタンスイッチの第1実施例を表
す断面図である。
【図3】本発明の押しボタンスイッチの第2実施例を表
す断面図である。
【図4】本発明の押しボタンスイッチの第2実施例の応
用展開例を表す断面図である。
【図5】本発明の押しボタンスイッチの第3実施例を表
す断面図である。
【図6】本発明の押しボタンスイッチの第3実施例の金
属製弾性導電部材の応用展開例を表す平面図である。
【図7】本発明の押しボタンスイッチの第3実施例の金
属製弾性導電部材の応用展開例を表す平面図である。
【図8】本発明の押しボタンスイッチの第3実施例の金
属製弾性導電部材の応用展開例を表す平面図である。
【図9】本発明の押しボタンスイッチの回路の一例を表
す参考図である。
【図10】従来の段階的に押圧する押しボタンスイッチ
の事例を表す断面図である。
【符号の説明】
1、21、41、61、101 ハウジング 2、22、42、62、102 ボタン 3、23、43 ラバー接点 4 導電性塗料膜 5、25、45、65、103、105 可動接片 6、26、46、66、106 ベース 7、27、47、67、107 端子 8、28、48、68、108 固定接点 9、29、49、69、109 第1共通接点 10、30、50、70、110 第2共通接点 11、31、51、 円周リブ 12、52 内面凸部 13 逃げ部 63 反転カバー 64 弾性導電部材 120 プランジャ 121 段部 122 先端部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下動自在にボタンを配設したハウジン
    グと複数の端子を突出したベースからなるスイッチ本体
    と、前記ベースの略中央部に前記端子と一体的に形成し
    た固定接点を設け、該固定接点の周囲に前記端子と一体
    的に形成した第1共通接点を配設し、該第1共通接点上
    に弾性板を湾曲状に形成した可動接片を載置させ、さら
    に前記第1共通接点の外周に前記端子と一体的に形成し
    た第2共通接点を設け、ゴム製弾性部材にて略湾曲状に
    形成したラバー接点を前記可動接片の上方に配設すると
    ともに前記第2共通接点上に載置させたことを特徴とす
    る押しボタンスイッチ。
  2. 【請求項2】 前記ラバー接点を導電性ゴムにて形成し
    たことを特徴とする請求項1記載の押しボタンスイッ
    チ。
  3. 【請求項3】 前記ラバー接点の外周縁部をベース上面
    とハウジング底面間で圧着したことを特徴とする請求項
    1及び請求項2記載の押しボタンスイッチ。
  4. 【請求項4】 上下動自在にボタンを配設したハウジン
    グと複数の端子を突出したベースからなるスイッチ本体
    と、前記ベースの略中央部に前記端子と一体的に形成し
    た固定接点を設け、該固定接点の周囲に前記端子と一体
    的に形成した第1共通接点を配設し、該第1共通接点上
    に弾性板を湾曲状に形成した可動接片を載置させ、さら
    に前記第1共通接点の外周に前記端子と一体的に形成し
    た第2共通接点を設け、ゴム製弾性部材を略湾曲状に形
    成した反転カバーを前記可動接片の上方に配設し、該反
    転カバーの内下面部に弾性導電部材を介在させて前記第
    2共通接点上に載置させたことを特徴とする押しボタン
    スイッチ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8071897B2 (en) 2008-06-27 2011-12-06 Chi Mei Communication Systems, Inc. Key structure
EP3301696B1 (de) * 2016-09-29 2021-06-16 Schaefer GmbH Schaltereinheit und gehäuse

Cited By (3)

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US8071897B2 (en) 2008-06-27 2011-12-06 Chi Mei Communication Systems, Inc. Key structure
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