JPH1196451A - 自動販売機の広告出力装置、及びスケジューリング方法 - Google Patents

自動販売機の広告出力装置、及びスケジューリング方法

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JPH1196451A
JPH1196451A JP25241597A JP25241597A JPH1196451A JP H1196451 A JPH1196451 A JP H1196451A JP 25241597 A JP25241597 A JP 25241597A JP 25241597 A JP25241597 A JP 25241597A JP H1196451 A JPH1196451 A JP H1196451A
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JP
Japan
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genre
data
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Application number
JP25241597A
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English (en)
Inventor
Hisataka Takeda
久孝 武田
Yoshimasa Yamada
芳正 山田
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Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Publication date
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  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)
  • Illuminated Signs And Luminous Advertising (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ある出力データの表示処理が完了する毎に次
の出力データをダイナミックに選択するようにし、更
に、出力データの出力順序の最適なスケジューリングを
行える自動販売機の広告出力装置を提供する。 【解決手段】 広告出力装置10は、制御部11、表示
部12、音声出力部13、記憶部14、データ通信部1
5、及びデータ受信部16を有する。表示部12は、記
憶部14に記憶されている広告用等の出力データより、
文字、画像等による広告等を表示する。記憶部14に
は、出力データと、出力頻度情報テーブル、最終出力日
時情報テーブル、出力優先度格納テーブル等の各種テー
ブルが格納される。そして、ある出力データを表示部1
2で表示する毎に、上記出力頻度情報テーブルと最終出
力日時情報テーブルに格納される情報に基づいて各出力
データの出力優先度を算出して、この出力優先度の値に
応じて次に表示出力すべき出力データを決定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、広告出力装置に係
わり、特に自動販売機の広告出力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動販売機で販売している商品の
宣伝のために販売商品を文字、画像等で表示する広告出
力装置を備えた自動販売機が知られている。この従来の
広告出力装置を備えた自動販売機は、自動販売機での販
売商品の広告の出力順序に関しては、予め定義した順番
で行う方法が一般的であった。また、自動販売機で販売
している商品以外の商品・サービス等の広告も行う広告
出力装置を備えた自動販売機が知られている。更に、広
告出力装置で表示する文字、画像等のデータを、通信回
線を介して、センタ装置から広告出力装置側に配信する
ようにしたものも考えられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の広告出力装
置を備えた自動販売機に対して、本出願人は、広告の出
力順序が固定されることなく、出力順序を途中で自動的
に変更可能な「自動販売機の広告出力装置」を提案して
いる(特願平8−146191)。
【0004】これは、自動販売機の制御装置から売上情
報をデータ通信する機能を設けたことで、実際にその時
その自動販売機で販売している商品の広告のみを出力対
象としたり、売れ行きや在庫量から出力順番を決めると
いうものである。
【0005】また、本出願人は、センタ装置または放送
メディアから送信されてくるデータを受信する通信手段
を設け、災害発生時等に送信されてくる緊急情報を優先
した報知するようにした電子広告搭自動販売機を提案し
ている(特願平8−304611)。
【0006】上記本発明の出願人が提案している特願平
8−146191の発明では、出力順序を途中で自動的
に変更する処理の対象が、販売商品の広告のみであっ
た。また、1つの商品に対して1種類の出力データしか
定義できない等の制約があった。更に、複数の異なるジ
ャンルに属する出力データが混在するとき、ジャンルの
出力順番を考慮することは行われていない為、同じジャ
ンルのデータが連続して出力されたり、その一方で長時
間出力されない状態が続くジャンルが存在したりすると
いう問題があった。
【0007】また、上記本発明の出願人が提案している
特願平8−304611の発明のように、自動販売機の
広告出力装置への出力データとして、販売商品の広告以
外に一般広告、公共情報、緊急情報等を出力対象とする
場合、出力データを最新に保つために通信メディアや放
送メディア等を用いて随時追加/更新できるようにする
必要がある(公共情報としてニュースや天気予報等の情
報、或いは災害情報等の緊急情報は、タイムリーに出力
されないと意味のないものであるため)。
【0008】この追加、更新処理は、出力データ単位に
行うものであり、現在登録されている全出力データを同
時に更新するものではない。例えば、現在100個の出
力データが登録されていたとしても、通信メディアや放
送メディアにより配信され、追加/更新される出力デー
タはそのうちの一部である。
【0009】このような配信管理を行う場合、センタ装
置で各自動販売機の出力データの出力順序のスケジュー
リングを行う方法が考えられるが、各自動販売機で取り
扱う商品が異なる場合もあるし、全ての自動販売機に同
一の出力データが登録されているとは限らないため、各
自動販売機毎に出力データの出力順序をスケジューリン
グする必要があり、管理が頻雑になるという問題があ
る。
【0010】一方、各自動販売機の広告出力装置側で出
力データの出力順序のスケジューリング処理を行う方法
も考えられるが、この方法では出力データの配信頻度が
高い場合、配信される毎に複雑なスケジューリング処理
を行うことになり処理負担が増大する。
【0011】本発明の課題は、ある出力データの表示処
理が完了する毎に次の出力データをダイナミックに選択
するようにし、更に、出力データの出力順序の最適なス
ケジューリングを行える自動販売機の広告出力装置を提
供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】第1の発明の自動販売機
の広告出力装置は、複数の出力データの各々に対応して
出力頻度情報と最終出力日時情報を記憶する記憶手段
と、ある出力データの表示を終了する毎に、前記記憶手
段に記憶されている出力頻度情報と最終出力日時情報と
を用いて求めた出力優先度に応じて、次に表示すべき出
力データを選定する表示対象出力データ選定手段と、該
表示対象出力データ選定手段によって選定した出力デー
タを表示する表示手段とを有する。
【0013】上記第1の発明の自動販売機の広告出力装
置によれば、ある出力データの表示出力を完了する毎
に、次に表示すべき出力データをダイナミックに選択し
て決定することができる。これによって、特に、例え
ば、各自動販売機の広告出力装置毎に扱う出力データが
異なる等の理由によってセンタ装置側で各装置毎の出力
データの出力順序のスケジューリングを行うと複雑な処
理が必要になる状況や、各自動販売機の広告出力装置側
でスケジュール管理を行う場合であって該広告装置に対
する出力データの配信頻度が高い状況において、最も有
効なスケジューリングを行うことができる。
【0014】第2の発明の自動販売機の広告出力装置
は、販売商品の広告のジャンル以外のジャンルに属する
複数の出力データの各々に対応して出力頻度情報と最終
出力日時情報を記憶する第1の記憶手段と、出力優先度
の基準値を記憶する出力優先度基準値記憶手段と、次回
に表示すべき出力データを選定する際に、表示対象の候
補となる出力データを、前記第1の記憶手段に記憶され
ている出力頻度情報と最終出力日時情報とに用いて求め
た出力優先度に応じて選定する表示対象候補出力データ
選定手段と、該表示対象出力データ選定手段によって選
定した表示対象候補の出力データの出力優先度が、前記
出力優先度基準値記憶手段に記憶されている基準値を満
たすか否かを判定する判定手段と、該判定手段において
前記表示対象候補の出力データの出力優先度が基準値を
満たすと判定された場合には、該表示対象候補の出力デ
ータを次回に表示するものとし、基準値を満たさないと
判定された場合には、販売商品の広告のジャンルに属す
る複数の出力データの中から次回に表示すべき出力デー
タを決定する表示対象出力データ決定手段と、該表示対
象出力データ決定手段によって決定した出力データを表
示する表示手段と、を有する。
【0015】上記第2の発明の自動販売機の広告出力装
置によれば、例えば、販売商品の広告用の出力データ以
外に、一般広告、公共情報、緊急情報等の出力データを
扱う広告出力装置において、販売商品の広告用の出力デ
ータ以外の出力データの表示を優先することで例えば上
記一般広告等の契約内容(1日に表示する回数等)を守
るようにする。更に、前回表示した時間からある程度の
時間が経過しなければ基準値を満たさない様に設定して
おき基準値を満たさない場合は表示しないようにするこ
とで、販売商品の広告以外のジャンルに属する出力デー
タの表示は、ある時間帯に集中してしまうようなことは
なく平均的に表示されるようになる。
【0016】第3の発明の自動販売機の広告出力装置
は、複数の出力データの各々に対応して出力頻度情報、
最終出力日時情報、及び該出力データが属するジャンル
を示すジャンル情報を記憶する記憶手段と、各ジャンル
に対応してジャンル別出力履歴情報を格納する出力履歴
情報格納手段と、ある出力データの表示を終了する毎
に、各ジャンル毎のジャンル別出力占有率を求め、各ジ
ャンル毎のジャンル別出力占有率と前記出力履歴情報格
納手段に格納されているジャンル別出力履歴情報とに基
づいて、次に表示すべき出力データのジャンルを決定す
るジャンル決定手段と、該ジャンル決定手段によって決
定したジャンルに属する出力データの中から、前記記憶
手段に記憶されている出力頻度情報と最終出力日時情報
とに基づいて求めた出力優先度に応じて、次に表示すべ
き出力データを選定する表示対象出力データ選定手段
と、該表示対象出力データ選定手段によって選定した出
力データを表示する表示手段とを有する。
【0017】上記第3の発明の自動販売機の広告出力装
置によれば、例えば、この広告出力装置を取り付けてあ
る自動販売機で販売する商品の広告以外に、契約等によ
って一般広告の表示を行ったり、公共情報の表示、ある
いは緊急情報の表示を行う広告出力装置において、販売
商品の広告、一般商品の広告、公共情報、緊急情報等の
各ジャンルのいずれかのジャンルのみがある時間帯に集
中して表示されるようなことはなく、各ジャンルが略平
均的に表示されるようになる。
【0018】第4の発明の自動販売機の広告出力装置
は、自動販売機とデータ送受信する通信手段と、該通信
手段によって前記自動販売機から受信する販売商品別の
売上情報を記憶する売上情報記憶手段と、前記自動販売
機で販売する各販売商品の広告用の出力データを記憶す
る第1の出力データ記憶手段と、前記販売商品の広告用
以外のジャンルに属する出力データを記憶する第2の出
力データ記憶手段と、前記第1の出力データ記憶手段に
記憶されている各販売商品の広告用の出力データの各々
に対応して最終出力日時情報を記憶する第1の記憶手段
と、前記第2の出力データ記憶手段に記憶されている各
出力データの各々に対応して最終出力日時情報を記憶す
る第2の記憶手段と、次回に表示すべき出力データを選
定する際に、表示対象の出力データを、前記第1の出力
データ記憶手段に記憶されている複数の出力データの中
から選択することが決定された場合に、前記売上情報記
憶手段に記憶される各販売商品の売上情報と前記第1の
記憶手段に記憶される最終出力日時情報と現在時刻の情
報とに基づいて各出力データの出力優先度を求め、該各
出力優先度に応じて次に表示すべき出力データを選定す
る表示対象出力データ決定手段と、を有する。
【0019】上記第4の発明の自動販売機の広告出力装
置は、販売商品の広告、一般商品の広告、公共情報、緊
急情報等の各ジャンルの表示用出力データの中から次に
出力すべき出力データを選定する際に、販売商品の広告
のジャンルに属する出力データの中から選定することを
決定した場合、各販売商品の売上状況を考慮して選定を
行うようにする。これによって、例えば売り上げの悪い
商品の広告出力回数が増えることで、人気商品と不人気
商品の売上格差を減らすことが期待できる。また、例え
ば売切れ中の商品の広告を行う等の無駄な広告表示出力
が行われることがなくなり、効率のよい広告表示が行え
るようになる。
【0020】第5の発明の自動販売機の広告出力装置
は、自動販売機で販売する各販売商品の広告用の出力デ
ータを記憶する第1の出力データ記憶手段と、前記販売
商品の広告用以外のジャンルに属する出力データを記憶
する第2の出力データ記憶手段と、前記第1の出力デー
タ記憶手段に記憶されている各販売商品の広告用の出力
データの各々に対応して最終出力日時情報を記憶する第
1の記憶手段と、前記第2の出力データ記憶手段に記憶
されている各出力データの各々に対応して最終出力日時
情報を記憶する第2の記憶手段と、サブ表示エリアに表
示するための販売商品の広告のジャンルに属する複数の
サブ表示エリア表示用出力データを記憶するサブ表示用
出力データ記憶手段と、次に表示すべき出力データを選
定する表示対象出力データ選定手段と、該表示対象出力
データ選定手段によって前記販売商品の広告用以外のジ
ャンルに属する出力データが選定され、且つ該出力デー
タがサブ表示エリアを有する出力データである場合に、
前記サブ表示用出力データ記憶手段に記憶されている複
数のサブ表示エリア表示用出力データの中から前記サブ
表示エリアに出力すべき出力データを選定するサブ表示
エリア表示用出力データ選定手段と、前記表示対象出力
データ選定手段によって選定された出力データを表示す
ると共に該出力データが有するサブ表示エリアに前記サ
ブ表示エリア表示用出力データ選定手段によって選定さ
れたサブ表示エリア表示用出力データを表示する表示制
御手段と、を有する。
【0021】第5の発明の自動販売機の広告出力装置
は、まず、第2の発明の自動販売機の広告出力装置と略
同様に、販売商品の広告以外のジャンルに属する出力デ
ータを優先的に表示させるようにしている。この為、販
売商品の広告以外のジャンルに属する出力データが非常
に多い場合には、販売商品の広告を表示する機会が非常
に少なくなる虞がある。これに対して、第5の発明の自
動販売機の広告出力装置によれば、販売商品の広告以外
のジャンルに属する出力データの中にサブ表示エリアを
有する出力データも存在するようにして、この様なサブ
表示エリアを有する出力データを表示する際に同時にこ
のサブ表示エリア内に販売商品の広告を表示するように
することで、販売商品の広告を表示する機会を増やすこ
とができる。
【0022】第6の発明の自動販売機の広告出力装置
は、販売商品の広告用の出力データまたは販売商品の広
告用以外の出力データの出力順番のスケジューリング管
理を行って各出力データを表示する自動販売機の広告出
力装置において、前記自動販売機とデータ送受信する通
信手段と、各出力データの最終出力日時からの経過時間
として設定される基準時間を記憶する基準時間記憶手段
と、前記販売商品の広告用の出力データを表示した場
合、該出力データの最終出力日時情報を更新する更新手
段と、自動販売機の商品が販売される毎に、前記通信手
段によって自動販売機より商品売上情報を獲得して該商
品売上情報より販売された商品の売上日時を得て、該販
売された商品に対応する出力データの最終出力日時から
前記売上日時までの経過時間が前記基準時間以内である
か否かを判定する判定手段と、前記自動販売機で販売す
る各商品に対応して、前記基準時間内に売れた本数と前
記基準時間外に売れた本数を記憶する販売数記憶手段
と、前記判定手段の判定結果に応じて該販売数記憶手段
に記憶される基準時間内に売れた本数または前記基準時
間外に売れた本数のいずれか一方を更新する更新手段
と、を有する。
【0023】上記第6の実施例の自動販売機の広告出力
装置によれば、自動販売機で販売する各商品の売上数
を、各商品の広告を行った時間から一定時間内に売れた
数とそれ以外に売れた数とを判断して、それぞれの数を
記憶/更新する。これによって、この記録内容を参照す
れば、販売商品の広告と売れ行きの関係が(すなわち、
広告の効果があるか否かが)分かるようになる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態について説明する。図1は、本実施形態による広
告出力装置、自動販売機の構成を示す図である。
【0025】同図において、広告出力装置10は、制御
部11、表示部12、音声出力部13、記憶部14、デ
ータ通信部15、及びデータ受信部16を有する。制御
部11は、広告出力装置10全体を制御する中央処理装
置(CPU)である。
【0026】表示部12は、記憶部14に記憶されてい
る広告用等の出力データより、文字、画像等による広告
等の表示を行う。表示部12は、例えば液晶表示ユニッ
トとこの液晶表示ユニットを制御する制御部より成る
(不図示)。
【0027】音声出力部13は、記憶部14に記憶され
ている出力データに音声データが含まれる場合は、この
音声データより音声を出力する。音声出力部13は、例
えばスピーカー等の音声装置とこの音声装置を制御する
制御部より成る(不図示)。尚、出力データに音声デー
タが含まれない場合には、音声出力部13は無くてもよ
い。
【0028】記憶部14は、プログラムを格納するメモ
リ及びプログラム実行時に使用する作業用メモリを有
し、プログラムにより管理される各種テーブル、複数の
異なる出力データを格納するRAM等である。
【0029】データ通信部15は、自動販売機とのデー
タ通信を行う。データ受信部16は、電話回線、ISD
N等の有線の通信メディア、あるいはPHS、特定小電
力無線、SS無線等の無線の通信メディアに接続する構
成を有し、これらのいずれかの通信メディアを介してホ
スト装置から送信されてくる広告用等の出力データ、あ
るいは放送メディアより配信されるニュース等の出力デ
ータを受信する。尚、データ受信部16は、受信のみで
はなく送信も行う送受信部として構成されていても良
い。
【0030】図1において、自動販売機20は、少なく
とも、制御部21、記憶部22、及びデータ通信部23
を有する。また、更にオペレータ操作部24を有するも
のであっても良い。
【0031】制御部21は、自動販売機20全体を制御
する中央処理装置である。記憶部22は、当該自動販売
機20で取り扱っている商品の情報(販売商品情報)、
売上情報等のPOSデータを記憶するメモリである。
【0032】データ通信部23は、広告出力装置10と
のデータ通信を行う。オペレータ操作部24は、オペレ
ータ等がデータの送信要求の指示等を行う為の入力装置
である。
【0033】広告出力装置10−自動販売機20間の通
信は、通信路25を介して行う。この通信方法は、シリ
アルインタフェース等を用いた有線方式の他、赤外線、
電波、超音波等を用いた無線方式でもよい。
【0034】図2は、第1の実施例による広告出力装置
10における記憶部14の格納内容を示す図である。図
2において、記憶部14には、出力データ30、出力頻
度情報テーブル31、最終出力日時情報テーブル32、
及び出力優先度格納テーブル33が格納される。
【0035】出力データ30は、文字コード、画像(静
止画像、動画像)データ、音声データ等のデータ本体
と、これらのデータ本体を出力/表示させるための制御
データ(出力書式等)を有する。同図では、出力データ
A,B,C,Dの4つが登録されているものとする。ま
た、第1の実施例における出力データ30は、販売商品
の広告、一般広告、公共情報、緊急情報等が混在してい
ても良く、特に区別する必要はない。
【0036】出力頻度情報テーブル31は、各出力デー
タ30毎に対応して、その出力頻度係数を格納するテー
ブルである。最終出力日時情報テーブル32は、各出力
データ30を最も最近表示出力した出力日時を格納する
テーブルである。出力優先度格納テーブル33は、各出
力データ30の出力優先度を格納するテーブルである。
【0037】上記出力頻度情報テーブル31に格納され
る出力頻度係数は、例えば、最低頻度を1、最高頻度を
10として、1〜10の10段階の数値で表わされるも
のである。
【0038】そして、各出力データ30(出力データ
A,B,C,D)と、出力頻度情報テーブル31に格納
される各出力頻度係数と、最終出力日時情報テーブル3
2に格納される各最終出力日時と、出力優先度格納テー
ブル33に格納される各出力優先度とは、互いに対応す
るものがリンクしている。例えば、出力データAと出力
頻度係数31aと最終出力日時32aと出力優先度33
aとは互いにリンクしている。
【0039】尚、上記構成に限らなくても良い。例え
ば、出力頻度係数と最終出力日時と出力優先度と「各出
力データ名称あるいは各出力データA,B,C,Dを記
憶している記憶領域のアドレス等」とを1レコードとす
るテーブルを設けた構成であっても良い。これは、以下
に説明する第2〜第6の実施例においても同様である。
【0040】図3は、第1の実施例による広告出力装置
10において次に表示すべき出力データを決定する処理
を説明するフローチャートである。同図において、ま
ず、各出力データ30の出力優先度を算出する処理を実
行する(ステップS1)。出力データ30の各データ毎
に、出力頻度情報テーブル31内の対応する出力頻度係
数の情報と、最終出力日時情報テーブル32内の対応す
る最終出力日時の情報とに基づいて、出力優先度を算出
する。
【0041】出力優先度は、以下の(1)式により算出
する。 出力優先度=出力頻度係数×(現在時刻−最終出力日時)・・・(1) そして、上記算出した出力優先度のデータを、出力優先
度格納テーブル33に格納する。
【0042】尚、広告出力装置10は時計機能を有し、
これによって現在日時の情報を得るものとする。上記
(1)式より、出力頻度係数がより大きい程、そして最
終出力日時からの経過時間がより長い程、出力優先度が
大きくなる。
【0043】次に、上記出力優先度格納テーブルを33
検索して、出力優先度が最も大きい値の出力データを判
別する(ステップS2)。そして、この判別した出力デ
ータを出力データ30の中から取り出して、表示部12
に表示する処理を行う(ステップS3)。
【0044】そして、最後に、上記表示部12に表示し
た出力データに対応する最終出力日時情報テーブル32
内の最終出力日時の情報を、今回の出力日時に更新する
(ステップS4)。
【0045】上述した第1の実施例では、各出力データ
の出力頻度を個別に指定できるようにし(出力頻度情報
テーブル31に格納する)、且つ出力履歴を管理する
(最終出力日時情報テーブル32の内容を更新する)。
そして、ある出力データの表示出力処理が完了する毎
に、次に出力すべき出力データをダイナミックに選択す
る。すなわち、各出力データの出力優先度を、上記出力
頻度のデータと出力履歴(最終出力日時)のデータとに
よって算出し、最も出力優先度の高い出力データを次に
出力する。
【0046】これによって、例えば出力データAに対し
て指定されている出力頻度が、出力データBに対して指
定されている出力頻度の2倍の値であった場合、出力デ
ータAは出力データBの約2倍の回数表示出力されるこ
とになる。
【0047】次に、図4、図5、及び図6を参照して、
第2の実施例について説明する。図4は、第2の実施例
において出力データのジャンル種別が「販売商品の広
告」である場合の記憶部14の格納内容を示す図であ
る。
【0048】同図において、記憶部14には、出力デー
タ40、ジャンル情報テーブル41、出力頻度情報テー
ブル42、最終出力日時情報テーブル43、及び出力優
先度格納テーブル44が格納される。
【0049】出力データ40は、販売商品の広告用に登
録されている広告出力用データであり、ここでは例えば
出力データA、B、Cが登録されているものとする。ジ
ャンル情報テーブル41は、各出力データA,B,Cに
対応して、その出力データが属するジャンル種別を格納
するテーブルである。上記の通り出力データのジャンル
種別が「販売商品の広告」であるので、ジャンル情報テ
ーブル41に格納されるジャンル種別は全て「販売商品
の広告」である。
【0050】出力頻度情報テーブル42、最終出力日時
情報テーブル43、及び出力優先度格納テーブル44
は、それぞれ図2の出力頻度情報テーブル31、最終出
力日時情報テーブル32、及び出力優先度格納テーブル
33と略同様であるので、説明は省略する。
【0051】図5は、第2の実施例において出力データ
のジャンル種別が「販売商品の広告以外」である場合の
記憶部14の格納内容を示す図である。同図において、
記憶部14には、出力データ50、ジャンル情報テーブ
ル51、出力頻度情報テーブル52、最終出力日時情報
テーブル53、出力優先度格納テーブル54、及び出力
優先度基準値55が格納される。
【0052】出力データ50は、販売商品の広告以外の
広告用に登録されている一般広告のデータ、あるいは公
共情報、緊急情報等のデータであり、ここでは例えば出
力データD、E、Fが登録されているものとする。
【0053】ジャンル情報テーブル51は、各出力デー
タD,E,Fに対応して、その出力データが属するジャ
ンルを格納するテーブルである。ここでは、ジャンル種
別が「販売商品の広告以外」であるので、上記一般広
告、公共情報、緊急情報等の「販売商品の広告」以外の
ジャンル名が格納される。あるいは、一律にジャンル名
を「販売商品の広告以外」として格納するものであって
も良い。
【0054】出力頻度情報テーブル52は、各出力デー
タに対して、予め広告主との契約内容(ジャンルが一般
広告の場合)等に従って設定される各出力頻度情報を格
納するテーブルである。すなわち、出力期間(出力開始
日、出力終了日)、出力時間帯(出力開始時刻、出力終
了時刻)、出力頻度(一日当たりの出力回数)、及び出
力時間(出力一回当たりの表示出力時間)から成る出力
頻度情報を格納する。尚、第2の実施例においては上記
出力時間(出力一回当たりの表示出力時間)は無くても
良い。
【0055】最終日時情報テーブル52は、各出力デー
タの最終出力日時とその日(現在日時)の出力済み回数
とを格納するテーブルである。出力優先度基準値55
は、詳しくは後述するが、「販売商品の広告以外」の出
力データの中で、最も出力優先度が高い出力データの当
該出力優先度との比較処理に用いられる基準値である。
【0056】図6は、第2の実施例による広告出力装置
10において次に表示すべき出力データを決定する処理
を説明するフローチャートである。同図において、ま
ず、ジャンルが「販売商品の広告以外」の出力データを
対象にして、以下のステップS11〜ステップS13の
処理を上記出力データ数分繰り返し行う。尚、各出力デ
ータのジャンルが「販売商品の広告以外」であるか否か
はジャンル情報テーブル41、51を参照して判定す
る。
【0057】まず、出力頻度情報テーブル52を参照し
て、その日が、その出力データに対して設定されている
出力期間(出力開始日、出力終了日)の範囲内の日であ
るか否かを判定し、範囲内である出力データについては
現時刻が出力時間帯(出力開始時刻、出力終了時刻)の
出力開始時刻を過ぎた直後であるか否かを判定する(ス
テップS11)。尚、現在日時が出力期間(出力開始
日、出力終了日)または出力時間帯(出力開始時刻、出
力終了時刻)の範囲外である出力データは、本処理の対
象から除外する。
【0058】現時刻が出力開始時刻を過ぎた直後である
と判定された場合には(ステップS11、YES)、最
終出力日時情報テーブル53内の当該出力データに対応
する情報を初期化する(ステップS12)。すなわち、
その日の出力済み回数を‘0’クリアすると共に最終出
力日時を以下の計算式(2)、(3)で算出する。
【0059】 出力予定周期=(出力終了時刻−出力開始時刻)÷1日当たりの出力回数 ・・・(2) 最終出力日時=出力開始時刻−出力予定周期 ・・・(3) 一方、現時刻が出力開始時刻を過ぎた直後ではないと判
定された場合には(ステップS11、NO)、最終出力
日時情報テーブル53の情報はそのままで、ステップS
13の処理に進む。
【0060】そして、出力頻度情報テーブル52及び最
終出力日時情報テーブル53内の当該出力データに対応
する情報より、出力優先度を算出する(ステップS1
3)。出力優先度は、以下の計算式(4)、(5)で算
出する。
【0061】 予定出力周期=(出力終了時刻−最終出力時刻)÷ (一日当たりの出力回数−出力済み回数)・・・(4) 出力優先度=予定出力周期÷(現在時刻−最終出力日時)・・・(5) 上記のようにして出力優先度を算出することによって、
最終出力日時からの時間経過に比例して出力優先度は高
くなる。尚、出力優先度は、例えば‘2’より‘1’の
ほうが高いものと判定される。
【0062】算出された出力優先度のデータは、出力優
先度格納テーブル54に格納される。そして、全ての出
力データに対して上記ステップS1〜ステップS3の処
理に従って出力優先度が算出して出力優先度格納テーブ
ル54に格納すると、次に、出力優先度格納テーブル5
4に格納された全ての出力優先度を互いに比較して、最
も高い出力優先度を判別する(ステップS14)。
【0063】続いて、この最も高い出力優先度と上記出
力優先度基準値55とを比較して、この出力優先度の値
が出力優先度基準値55の値以下であるか否かを判別す
る(ステップS15)。この出力優先度の値が出力優先
度基準値55の値以下である場合(ステップS15、Y
ES)(すなわち、基準値よりも出力優先度が高い場
合、あるいは基準値と同じである場合)、ジャンルが
「販売商品の広告」の出力データに関する出力優先度算
出処理は行わずに、上記ジャンルが「販売商品の広告以
外」の出力データの中で最も高い出力優先度の出力デー
タを、次に表示出力すべきものとして、後述するステッ
プS18の処理に進む。
【0064】ここで、上記(5)式により算出する出力
優先度の値は、最終出力日時から現在日時までの経過時
間が、予定出力周期と一致したときに‘1’となる。よ
って、これを基準(目安)として、例えば出力優先度基
準値55の値を‘1’に設定することで、最も出力優先
度が高い出力データが、最終出力日時から予定出力周期
経過したものであった場合のみ、当該出力データを表示
出力するようにすることができる。
【0065】一方、上記出力優先度の値が出力優先度基
準値55の値以下ではないと判別された場合には(ステ
ップS15、NO)、ジャンルが「販売商品の広告以
外」の出力データは表示出力しないことになる。ジャン
ルが「販売商品の広告」の出力データの中から最も出力
優先度の高い出力データを選別してこれを表示出力する
ことになる。
【0066】すなわち、まず、「販売商品の広告」のジ
ャンルに属する各出力データの出力優先度算出処理を行
う(ステップS16)。出力優先度の算出方法は、上記
ステップS1の処理と同様である。次に、算出した各出
力優先度を互いに比較して、最も大きな出力優先度の出
力データを判別する(ステップS17)。これは、上記
ステップS2の処理と同様である。
【0067】そして、上記判別した出力データを表示部
12に表示出力する処理を行って(ステップS18)、
この出力データに対応する最終出力日時情報テーブル内
の情報を更新する(ステップS19)。これは、この出
力データが「販売商品の広告」のジャンルに属するもの
であった場合には、最終出力日時情報テーブル43内の
対応する最終出力日時の情報を更新し、この出力データ
が「販売商品の広告以外」のジャンルに属するものであ
った場合には、最終出力日時情報テーブル53内の対応
する最終出力日時の情報及び出力済み回数の情報を更新
する。
【0068】以上で、今回の表示出力処理を終了し、引
続き次回の表示出力処理を上記ステップS11〜ステッ
プS19に従って行う。上記第2の実施例では、まず
「販売商品の広告以外」のジャンルに属する出力データ
の中で最も出力優先度が高い出力データを選定し、この
選定された出力データの出力優先度が出力優先度基準値
を満たす場合はこの出力データを表示出力し、出力優先
度基準値を満たさない場合は「販売商品の広告」のジャ
ンルに属する出力データの中で最も出力優先度が高い出
力データを選定してこの出力データを表示出力する。
【0069】このようにすることで、例えば販売商品の
広告以外の出力データ(特に一般広告の出力データ)に
ついては、例えば広告主との契約内容(出力期間、出力
時間帯、1日当たりの出力回数)に従って、この契約内
容を満たす出力を行う必要があるが、「販売商品の広告
以外」のジャンルに属する出力データの表示を優先的に
行うことで、契約内容を満たすことができる。
【0070】一方、「販売商品の広告」のジャンルに属
する出力データの出力にはその性質上特に条件を設ける
必要は無いので、「販売商品の広告以外」のジャンルに
属する出力データを表示しないときに表示させるように
すればよい。
【0071】更に、例えば上記のように出力優先度基準
値55の値を‘1’に設定することで、最終出力日時か
ら予定出力周期経過したものでなければ表示出力しない
ようにすることで、例えばある出力データの表示がある
時間帯に集中し、他の時間帯ではほとんど表示されない
といった様な偏りが生じない。上記設定された出力時間
帯内で略均等に(略予定出力周期毎に)表示出力される
ようになる。例えば、「販売商品の広告以外」のジャン
ルに属するある出力データが08:00〜20:00時
の間に12回出力するように設定されていた場合、ほぼ
1時間置きに12回出力されるようになる。
【0072】また、上記第2の実施例において、もし、
ある日の出力回数が「1日当たりの出力回数」に満たな
かった場合には、以下に説明する処理によって翌日に繰
り越すことができる。
【0073】すなわち、現在日が出力期間内であり且つ
出力開始日ではないとき(すなわち昨日も出力期間内で
あるとき)、上記ステップS12において最終出力日時
情報テーブル53を初期化する処理を行う際に、「出力
済み回数」のデータを‘0’クリアするのではなく、以
下の計算式(6)で算出する。
【0074】 出力済み回数=出力済み回数−1日当たりの出力回数 ・・・(6) これによって、昨日の出力回数が「1日当たりの出力回
数」に満たなかった場合、「出力済み回数」のデータは
マイナス値にセットされることになるので、実質的に、
昨日の出力回数の不足分を翌日に繰り越すことができ
る。
【0075】あるいは、最終出力日時の計算を、上記
(2)、(3)式ではなく以下の(7)、(8)式で行
うようにしても良い。 出力予定周期=(出力終了時刻−出力開始時刻)÷ (1日当たりの出力回数−出力済み回数)・・・(7) 最終出力日時=出力開始時刻−(出力予定周期−(出力終了時間−最終出力 日時) ・・・(8) これによって、昨日の出力終了時刻から出力開始時刻の
間の時間帯を無視し、前日の最終出力時間から出力予定
周期を算出することになり、実質的に、昨日の出力回数
の不足分を翌日に繰り越すことができる。
【0076】次に、図7、図8、図9、及び図10を参
照して、第3の実施例を説明する。図7は、第3の実施
例において出力データのジャンル種別が「販売商品の広
告」である場合の記憶部14の格納内容を示す図であ
る。
【0077】同図において、記憶部14には、出力デー
タ60、ジャンル情報テーブル61、出力頻度情報テー
ブル62、最終出力日時情報テーブル63、出力専有率
格納テーブル64、及び出力優先度格納テーブル65が
格納される。
【0078】出力データ60、ジャンル情報テーブル6
1、出力頻度情報テーブル62、最終出力日時情報テー
ブル63、及び出力優先度格納テーブル65は、それぞ
れ、上述した図4における出力データ40、ジャンル情
報テーブル41、出力頻度情報テーブル42、最終出力
日時情報テーブル43、及び出力優先度格納テーブル4
4と略同様であるので、説明は省略する。
【0079】出力専有率格納テーブル64は、詳しくは
後述するが、各出力データ毎に計算された出力専有率の
データを格納する。図8は、第3の実施例において出力
データのジャンル種別が「販売商品の広告以外」である
場合の記憶部14の格納内容を示す図である。
【0080】同図において、記憶部14には、出力デー
タ70、ジャンル情報テーブル71、出力頻度情報テー
ブル72、最終出力日時情報テーブル73、出力専有率
格納テーブル74、及び出力優先度格納テーブル75が
格納される。
【0081】出力データ70、ジャンル情報テーブル7
1、出力頻度情報テーブル72、最終出力日時情報テー
ブル73、及び出力優先度格納テーブル75は、それぞ
れ、上述した図4における出力データ50、ジャンル情
報テーブル51、出力頻度情報テーブル52、最終出力
日時情報テーブル53、及び出力優先度格納テーブル5
4と略同様であるので、説明は省略する。但し、出力頻
度情報テーブル52においては、出力時間(出力一回当
たりの表示出力時間)はあっても無くても良いものとし
たが、出力頻度情報テーブル72では必ず必要である。
【0082】出力専有率格納テーブル74は、詳しくは
後述するが、各出力データ毎に計算された出力専有率の
データを格納する。第3の実施例では、記憶部14は、
上記図7又は図8に示すデータ、テーブル以外にも、更
に、上記ジャンル情報テーブル61(71)に格納され
ているジャンル種別に応じてリンクするテーブルを有す
る。
【0083】図9に、ジャンル種別に応じてリンクする
各テーブルを示す。同図において、ジャンル別出力占有
率格納テーブル81は、詳しくは後述するが、各ジャン
ル別に、そのジャンルに属する全ての出力データの出力
占有率の合計値を格納するテーブルである。
【0084】ジャンル別出力履歴情報テーブル82は、
詳しくは後述するが、各ジャンル毎の出力履歴情報を格
納するテーブルである。出力履歴情報は、例えば、その
ジャンルにおける過去N回の出力時刻と出力時間の情報
である。
【0085】図10は、第3の実施例による広告出力装
置10において次に表示すべき出力データを決定する処
理を説明するフローチャートである。同図において、ま
ず、ジャンルが「販売商品の広告以外」の出力データを
対象にして、以下のステップS21〜ステップS23の
処理を上記出力データ数分繰り返し行う。尚、各出力デ
ータのジャンル種別はジャンル情報テーブル71を参照
して判定する。
【0086】まず、出力頻度情報テーブル72を参照し
て、その日が、その出力データに対して設定されている
出力期間(出力開始日、出力終了日)の範囲内の日であ
るか否かを判定し、範囲内である出力データについては
現時刻が出力時間帯(出力開始時刻、出力終了時刻)の
出力開始時刻を過ぎた直後であるか否かを判定する(ス
テップS21)。尚、現在日時が出力期間(出力開始
日、出力終了日)または出力時間帯(出力開始時刻、出
力終了時刻)の範囲外である出力データは、本処理の対
象から除外する。
【0087】現時刻が出力開始時刻を過ぎた直後である
と判定された場合には(ステップS21、YES)、最
終出力日時情報テーブル73内の当該出力データに対応
する情報を初期化する(ステップS22)。すなわち、
その日の出力済み回数を‘0’クリアすると共に最終出
力日時を上記計算式(2)、(3)で算出する。
【0088】次に、出力頻度情報テーブル72と最終出
力日時情報テーブル73とから、出力占有率を算出し
て、算出した出力占有率を出力占有率格納テーブル74
に格納する(ステップS23)。
【0089】出力占有率は以下の計算式(9)、(1
0)によって算出する。 予定出力周期=(出力終了時刻−最終出力日時)÷ (1日当たりの出力回数−出力済み回数)・・・(9) 出力占有率=1回当たりの出力時間÷予定出力周期・・・(10) これにより、例えば1回当たりの出力時間が15秒、予
定出力周期が3600秒(1時間)の場合、(15÷3
600)が出力占有率となる。
【0090】上記ステップS21〜ステップS23の処
理は、ジャンルが「販売商品の広告以外」である全ての
出力データの出力占有率を算出するまで繰り返し行われ
る。この出力占有率の算出処理が完了すると、続いてジ
ャンル別出力占有率を算出する処理を行う(ステップS
24)。これは、各ジャンル毎に、同じジャンルに属す
る全ての出力データの出力占有率を合計し、この合計値
を図9のジャンル別出力占有率格納テーブル81に格納
する処理である。ジャンル種別は、例えば図9に示すよ
うに「販売商品の広告」、「一般広告」、「公共情
報」、及び「緊急情報」であるが、「販売商品の広告」
の出力データは上記ステップS21〜S23の処理を行
っていないので、そのジャンル別出力占有率は以下の計
算式(11)で算出する。
【0091】 (「販売商品の広告」の)ジャンル別出力占有率=1−Σ ・・・(11) (Σ;「販売商品の広告」以外のジャンルのジャンル別
出力占有率の合計値) 例えば、「一般広告」、「公共情報」、「緊急情報」の
各ジャンルのジャンル別出力占有率が、それぞれ‘0.
2’、‘0.3’、‘0.1’であったとすると、「販
売商品の広告」のジャンル別出力占有率は‘0.4’と
なる。
【0092】次に、上記ステップS24の処理で算出し
たジャンル別出力占有率と上記ジャンル別出力履歴情報
テーブル82に格納されている情報とに基づいて、今回
表示出力すべきジャンルを選定する処理を行う(ステッ
プS25)。
【0093】ジャンル別出力履歴情報テーブル82に
は、例えば上記の様に各ジャンルにおける過去N回の出
力時刻と出力時間の情報が格納されており、これによっ
てジャンル毎に現在時刻の直前までの実際の出力占有率
を求めることができる。
【0094】実際の出力占有率は、例えば過去Y(時
間)の出力時間の合計時間がZ(秒)であったとする
と、{ジャンル別出力占有率=Z/(Y×60×6
0)}の算出式により求める。
【0095】そして、各ジャンル毎に、この現在時刻の
直前までの実際の出力占有率と上記ステップS24で求
めた出力占有率との比を求め、この比が一番小さいジャ
ンルを出力候補として選定する。
【0096】次に、選定した出力候補が、「販売商品の
広告」のジャンルであるか否かを判定し(ステップS2
6)、「販売商品の広告」のジャンルである場合(ステ
ップS26、YES)ステップS27、S28の処理を
行い、「販売商品の広告」以外のジャンルである場合
(ステップS26、NO)ステップS29、S30の処
理を行う。
【0097】ステップS27、S28の処理は、上記第
2の実施例におけるステップS16、S17の処理と略
同様であるので、説明は省略する。ステップS29、S
30の処理は、上記第2の実施例におけるステップS1
3、S14の処理と略同様であるので、説明は省略す
る。
【0098】そして、上記ステップS27、S28の処
理またはステップS29、S30の処理のいずれか一方
の処理によって選定した出力データを表示出力する処理
を行う(ステップS31)。
【0099】続いて、最終出力日時情報テーブル(63
又は73)内の上記表示出力した出力データに対応する
“最終出力日時”のデータを更新する(ステップS3
2)。表示出力した出力データの属するジャンルが「販
売商品の広告」以外である場合には、更に、“出力済み
回数”のデータも更新する。
【0100】最後に、表示出力した出力データの属する
ジャンル種別に応じてジャンル別出力履歴情報テーブル
82を更新して(ステップS33)、図10の処理は終
了となる。
【0101】上述した様に、第3の実施例では、まず各
ジャンル毎に算出したジャンル別出力占有率とジャンル
別出力履歴情報テーブル82に格納されているジャンル
別出力履歴情報とから、次に出力する出力データのジャ
ンルを決定する。そして、決定したジャンルに属する出
力データの中から最も出力優先度の高い出力データを選
定して表示出力する。
【0102】これによって、同一のジャンルに属する出
力データが複数回連続して表示出力される一方で別のジ
ャンルに属する出力データが長時間出力されない等の偏
りがなくなり、ジャンルの出力順序の面でもバランスよ
く出力されるようになる。
【0103】例えば、「一般広告」のジャンルに属する
出力データが10個登録されており、その全てが08:
00〜20:00の間に12回出力するという条件であ
るとした場合、例えば上述した第2の実施例の方法では
確かにそれぞれの出力データは約1時間周期で12回出
力されるが、その時間帯は毎正時の直後に集中すること
になる(例えば、08:00〜08:10の間に10個
全て出力され、その次は09:00〜09:10の間に
10個全て出力される等)。
【0104】この為、第2の実施例の方法では、例えば
上記の例の様に「一般広告」のジャンルに属する出力デ
ータがある時間帯に集中して表示出力されることを避け
る為には、このジャンルの各出力データの“出力時間
帯”の設定を各々異なるようにする(例えば、“出力時
間帯”の設定を、ある出力データのは08:00〜2
0:00、別の出力データは08:20〜20:20、
また別の出力データは08:42〜20:42という様
に)等の対応が必要となり、手間が掛かるものである。
【0105】これに対して、上述した第3の実施例で
は、「販売商品の広告」のジャンル以外のジャンルに属
する出力データに対して、“出力時間”(1回当たりの
出力時間)の情報を用いて出力占有率を求めるようにし
た。例えば、08:00〜20:00の間に12回出力
する契約である場合、出力周期は約1時間となり、“出
力時間”が15秒に設定されているとすると(15÷3
600)が出力占有率となる。上記の例の様に「一般広
告」のジャンルに属する出力データが10個登録されて
おりその全てが上記の様に出力占有率が(15÷360
0)であるとすると、「一般広告」のジャンルのジャン
ル別出力占有率は、(150÷3600)となる。
【0106】このようにして、「販売商品の広告」のジ
ャンル以外のジャンルに対しては、それぞれ上記の様に
“出力時間”の情報を用いてジャンル別出力占有率を求
める。そして、「販売商品の広告」のジャンル別出力占
有率は、上記「販売商品の広告」のジャンル以外のジャ
ンルが占める出力占有率の残りとする。すなわち、上記
計算式(11)で算出する。
【0107】 (「販売商品の広告」の)ジャンル別出力占有率=1−Σ ・・・(11) (Σ;「販売商品の広告」以外のジャンルのジャンル別
出力占有率の合計値) 上記の様にして各ジャンル毎の出力割合を算出し、この
割合とジャンル毎の出力履歴情報とから、まず出力すべ
きジャンルを決定する。その後、決定したジャンルに属
する出力データの中から、第2の実施例の方法と同様に
して、出力優先度に基づいて出力すべき出力データを選
定する。
【0108】このようにすることで、第3の実施例で
は、上記例のようにジャンルが「一般広告」である出力
データが10個登録され、その全てが08:00〜2
0:00の間に12回出力するように指定されている場
合において、その表示出力が毎正時に集中するような偏
りが生じなくなり、バランス良く表示出力されるように
なる。
【0109】上述した第1、第2、第3の実施例では、
「販売商品の広告」のジャンルに対して、自動販売機2
0の売上状況等を考慮した処理は行わなかった。すなわ
ち、自動販売機20で販売する各販売商品の売れ行き、
在庫量等の情報が、その記憶部22に記憶されるが、広
告出力装置10はこの記憶部22に記憶される情報を受
け取ってこれを表示すべき出力データの選定に用いるも
のではなかった。
【0110】以下に説明する第4、第5、第6の実施例
では、自動販売機20内の記憶部22に記憶される売上
データを用いて処理を行う。以下、図11、図12、図
13、及び図14を参照して、第4の実施例を説明す
る。
【0111】尚、以下の第4の実施例の説明では、上述
した第2、第3の実施例の処理において“ジャンル種別
が「販売商品の広告」である出力データの中から、算出
した出力優先度に基づいて表示出力の候補を選定する”
処理に係わる部分のみを説明するものとし、それ以外の
処理は上記第2の実施例または第3の実施例と略同様で
あるものとする。
【0112】図11は、広告出力装置10の記憶部22
に記憶される販売商品別売上情報テーブル90の一例を
示す図である。同図において、販売商品別売上情報テー
ブル90は、自動販売機20で販売されている各販売商
品毎に、“商品コード”、“売れ行き”、及び“在庫
量”の各情報を格納する。
【0113】図12は、販売商品別売上情報テーブル9
0を更新する処理を説明するためのフローチャートであ
る。同図に示す更新処理は、自動販売機20側から送信
要求があったとき開始される。広告出力装置10を取り
付けた自動販売機20内の制御部21は、商品が売れる
毎に(あるいは商品が補充されたときに)記憶部22に
記憶されている売上データを更新する処理を行う。ま
た、その時、データ通信部23−データ通信部15によ
って通信路25を介して広告出力装置10側に送信要求
を行う。
【0114】一方、広告出力装置10側では、図12の
ステップS41に示す様に、常時、自動販売機20側か
らの上記送信要求を監視している。そして、自動販売機
20側から送信要求があると、通信路25を介して、記
憶部22に記憶された最新の売上データを読み出して、
この売上データを用いて販売商品別売上情報テーブル9
0を更新する処理を行う(ステップS42)。
【0115】尚、上記更新処理は、広告出力装置10側
から、定期的に(例えば10分毎に)、自動販売機20
側に対して売上データに変化があるかを問い合せるよう
にして、“売上データに変化有り”の応答を得た場合に
開始するようにしても良い。但し、この方法は、売上デ
ータに変化が生じた直後に処理を行う必要がある場合に
は、常時(あるいは極く短時間のサイクルで)問い合せ
を行わなければならない。
【0116】図13は、第4の実施例による広告出力装
置10内の記憶部14の格納内容を示す図である。同図
において、記憶部14には、出力データ100、商品情
報テーブル101、最終出力日時情報テーブル102、
及び出力優先度格納テーブル103が格納される。
【0117】出力データ100は、ジャンル種別が「販
売商品の広告」である出力データであり、ここでは例え
ば出力データA、B、C、Dが登録されているものとす
る。商品情報テーブル101は、上記各出力データ10
0によって表示される広告の対象となる販売商品の商品
コードを格納する。
【0118】最終出力日時情報テーブル102は、各出
力データ100を最も最近表示出力した出力日時を格納
するテーブルである。出力優先度格納テーブル103
は、各出力データ100の出力優先度を格納するテーブ
ルである。
【0119】上記各出力データ100(出力データA,
B,C,D)と、商品情報テーブル101に格納される
各商品コードと、最終出力日時情報テーブル102に格
納される各最終出力日時と、出力優先度格納テーブル1
03に格納される各出力優先度とは、互いに対応するも
のがリンクしている。例えば、出力データAと商品コー
ド101aと最終出力日時102aと出力優先度103
aとは互いにリンクしている。更に、商品情報テーブル
101の商品コードの情報によって、販売商品別売上情
報テーブル90内の対応するレコードにリンクできる。
【0120】図14は、第4の実施例によるジャンル種
別が「販売商品の広告」である出力データの中から選択
して表示出力する処理を説明するためのフローチャート
である。この処理は、上述してあるように、第2の実施
例または第3の実施例における対応する処理、すなわち
図6のステップS16〜ステップS18の処理または図
10のステップS29〜ステップS31の処理と置き換
えられる。
【0121】図14において、まず、各出力データ毎に
その出力優先度を算出して、この算出した出力優先度の
情報を出力優先度格納テーブル103に格納する処理を
行う(ステップS51)。
【0122】上記出力優先度の算出処理は、まず商品情
報テーブル101に格納されている各商品コードより販
売商品別売上情報テーブル90内の対応するレコードに
リンクして、この商品の“売れ行き”と“在庫量”の情
報を獲得する。
【0123】そして、この獲得した情報より、以下の計
算式(12)で出力優先度を算出する。 (その商品が販売されていないとき) 出力優先度=0 (その商品が販売されているが、在庫量が‘0’(売切
れ状態)のとき 出力優先度=0 (上記以外の場合) 出力優先度=(現在時刻−最終出力日時)× f(売れ行き、在庫量) {f(売れ行き、在庫量)=α÷売れ行き+在庫量÷β} (但し、α;在庫率、β;売れ行き(個/時)) ・・・(12) 尚、上記f(売れ行き、在庫量)は、売れ行きが良く、
在庫量が少ないほど、出力優先度が小さくなるようにす
る式である。
【0124】次に、上記ステップS51で算出して、出
力優先度格納テーブル103に格納した各出力優先度を
互いに比較して、最も高い出力優先度の出力データを選
定する処理を行う(ステップS52)。そして、この選
定した出力データより表示部12にその商品の広告を画
像表示する(また、場合によっては音声出力部13に音
声出力する)処理を行う(ステップS53)。
【0125】上記(12)式によって各出力データ毎に
その出力優先度を算出することにより、その自動販売機
で販売されていない商品又は売切れ中の商品に対応する
出力データの出力優先度を最低(‘0’)にして、この
様な商品の広告は表示されないようにする。また、最終
出力日時からの経過時間が短い商品ほど、あるいは売れ
行きが良い商品ほど、または在庫量の少ない商品ほど、
出力優先度は低くなる。一方、最終出力日時からの経過
時間が長い商品ほど、あるいは売れ行きが悪い商品ほ
ど、または在庫量の多い商品ほど、出力優先度は高くな
る。
【0126】ところで、自動販売機で販売する商品の種
類は、全ての自動販売機で同じ商品を販売するようなこ
とはなく、自動販売機の設置先毎に少しずつ異なるのが
一般的である(例えば、ある自動販売機では商品A、商
品B、商品C、商品D、及び商品Eを販売し、別の自動
販売機では商品A、商品B、商品C、商品D、及び商品
Fを販売するという風に)。
【0127】これに対して、各自動販売機毎に、その時
その自動販売機で販売している商品の広告の出力データ
のみを格納しておくようにすると管理が煩雑になる為、
各自動販売機にはその自動販売機で販売することが有り
得る全商品の広告の出力データを格納しておくのが一般
的である。一方、販売商品の広告の表示出力は、その時
その自動販売機で販売されている商品のみを対象とする
のが現実的である。
【0128】第4の実施例では、このような状況におい
て、上記(12)式によって出力優先度を算出すること
で、その時その自動販売機で販売されていない商品に対
応する出力データの出力優先度を最低(‘0’)にし
て、この様な商品の広告は表示されないようにすること
ができる。また、その自動販売機で販売されていたとし
ても売切れてしまった商品に対しても同様にして、その
商品の広告は表示されないようにすることができる。こ
の様に、広告の表示を行ってもあまり意味がない商品の
広告は行わないようにすることができ、より有効な商品
広告表示が行える。
【0129】また、上記(12)式によって出力優先度
を算出することで、売れ行きの良い商品の広告出力頻度
を下げる一方で売れ行きの悪い商品の広告出力頻度を上
げるようにできる。販売商品の広告の出力頻度とその販
売商品の売れ行きとの関係は明確ではないにしても、少
なくとも広告の出力頻度を上げれば売れ行きが上がると
いう考え方が一般的である。また、自動販売機の商品の
補充を行う作業者が、1日に担当できる自動販売機の数
には限りがあるので、ある自動販売機で販売する商品の
中で最も売れ行きの良い商品の売切れが発生しないぎり
ぎりのタイミングで補充することが理想的とされてい
る。これより、ある自動販売機で販売する商品の売れ行
きのバラツキが少なくなれば、それだけ効率的な補充が
行えるようになる。
【0130】第4の実施例によれば、売れ行きの悪い商
品と売れ行きの良い商品の販売数の格差を縮めること
で、出来るだけバランス良く(バラツキが少なく)商品
が販売されるようにするという販売商品の広告を行う目
的を果たしつつ、「販売商品の広告」以外のジャンルの
広告の出力順序を適正なものにした広告出力を行うこと
ができる。
【0131】更に、1つの商品に対して複数種類の出力
データが登録されている場合、第2、第3の実施例で
は、各出力データ毎に独立して扱っている為、その商品
に対する出力データの出力頻度がトータルでは自動的に
高くなる。
【0132】これに対して、第4の実施例では、出力デ
ータ毎の出力優先度を求める際に、各出力データに対応
する商品コードに対する出力履歴を使用しているので、
例えば同一商品に対して2種類の出力データA、Bが登
録されているとすると、出力データAを表示した直後
は、出力データAの出力優先度が低くなることはもちろ
んのこと、出力データBの出力優先度も低くなる。ま
た、出力データA、Bの間における出力順序のバランス
も保たれ、交互に出力されることになる。
【0133】以下に、図15、図16、及び図17を参
照して、第5の実施例について説明する。上述してきた
ように、自動販売機の広告出力装置において、集客効果
を図る為に、販売商品の広告以外にも一般広告、公共情
報、緊急情報等を織り混ぜて表示出力するようにした場
合、一般広告や公共情報等の出力データを多く登録し過
ぎたり、或いは出力頻度を高く設定し過ぎると、販売商
品の広告の出力頻度が少なくなり、自動販売機の広告出
力装置の本来の目的から考えると本末転倒となりかねな
い。
【0134】そこで、販売商品の広告以外のジャンルの
出力データが表示されている間でも、販売商品の広告を
表示できるようにすることが考えられる。これに対し
て、出力データを製作する段階で予めその一部に別の出
力データを貼り込んでおく方法があるが、この方法では
売れ行きに応じて販売商品の広告の出力頻度を調整する
ことは出来ず、また一旦製作した出力データとその一部
に貼り込まれる出力データの組合せはいつも同じになっ
てしまう。
【0135】第5の実施例は、出力データの表示エリア
の一部にサブ表示エリアを定義できるようにし、このサ
ブ表示エリアに販売商品の広告のジャンルに属する出力
データをはめ込んで出力する。そして、商品の売れ行き
等に応じてダイナミックにサブ表示エリアに貼り付ける
販売商品の広告の出力データを選定して、表示出力する
ものである。
【0136】尚、以下の第5の実施例の説明では、上述
した第2、第3の実施例の処理において“表示出力対象
の出力データがジャンル種別が「販売商品の広告」以外
の出力データの中から選定されたときに、この選定され
た出力データを表示出力する際に行う処理に係わる部分
のみを説明するものとし、それ以外の処理は上記第2の
実施例または第3の実施例と略同様であるものとする。
【0137】図15は、広告出力装置10の記憶部22
に記憶される販売商品別売上情報テーブル110の一例
を示す図である。同図において、販売商品別売上情報テ
ーブル110は、自動販売機20で販売されている各販
売商品毎に、“商品コード”、“売れ行き”、及び“在
庫量”の各情報を格納する。
【0138】第5の実施例において、販売商品別売上情
報テーブル110を更新する処理は、上記図12の処理
と略同様であるので、説明は省略する。図16は、第5
の実施例において広告出力装置10内の記憶部14に記
憶されるサブ表示エリア表示用データの構成を示す図で
ある。
【0139】同図において、記憶部14(のサブ表示エ
リア表示用データ記憶領域)には、出力データ120、
商品情報テーブル121、最終出力日時情報テーブル1
22、及び出力優先度格納テーブル123が格納され
る。
【0140】出力データ120は、ジャンル種別が「販
売商品の広告」であるサブ表示エリア表示用の出力デー
タであり、ここでは例えば出力データA、B、C、Dが
登録されているものとする。
【0141】商品情報テーブル121は、上記各出力デ
ータ120によって表示される広告の対象となる販売商
品の商品コードを格納する。最終出力日時情報テーブル
122は、各出力データ120を最も最近表示出力した
出力日時を格納するテーブルである。
【0142】出力優先度格納テーブル123は、各出力
データ120の出力優先度を格納するテーブルである。
上記各出力データ120(出力データA,B,C,D)
と、商品情報テーブル121に格納される各商品コード
と、最終出力日時情報テーブル122に格納される各最
終出力日時と、出力優先度格納テーブル123に格納さ
れる各出力優先度とは、互いに対応するものがリンクし
ている。例えば、出力データAと商品コード121aと
最終出力日時122aと出力優先度123aとは互いに
リンクしている。更に、商品情報テーブル121の商品
コードの情報によって、販売商品別売上情報テーブル1
10内の対応するレコードにリンクできる。
【0143】図17は、ジャンル種別が「販売商品の広
告」以外の出力データを表示出力する際の処理を説明す
るためのフローチャートである。同図において、まず、
表示出力対象として選定された上記ジャンル種別が「販
売商品の広告」以外の出力データが、サブ表示エリアを
持つものであるか否かを判定する(ステップS61)。
【0144】上記出力データの中にサブ表示エリアが存
在しない場合には(ステップS61、NO)、この出力
データの通常の表示出力処理を行う(ステップS6
5)。一方、上記出力データがサブ表示エリアを持つも
のであると判定した場合には(ステップS61、YE
S)、続いて、上記図16に示すサブ表示エリア表示用
の各出力データ120毎に、その出力優先度を算出し
て、この算出した出力優先度の情報を出力優先度格納テ
ーブル123に格納する処理を行う(ステップS6
2)。
【0145】上記出力優先度の算出処理は、まず商品情
報テーブル121に格納されている各商品コードより販
売商品別売上情報テーブル110内の対応するレコード
にリンクして、この商品の“売れ行き”と“在庫量”の
情報を獲得する。
【0146】そして、この獲得した情報より、上記の計
算式(12)で出力優先度を算出する。次に、上記ステ
ップS62で算出して、出力優先度格納テーブル123
に格納した各出力優先度を互いに比較して、出力優先度
が最も高いサブ表示エリア表示用出力データを、サブ表
示エリアへの表示出力対象として選定する処理を行う
(ステップS63)。
【0147】そして、先に表示出力対象として選定され
ていた上記ジャンル種別が「販売商品の広告」以外の出
力データが有するサブ表示エリアに、上記ステップS6
3で選定したサブ表示エリア表示用出力データをはめ込
んで、表示部12で画像表示する(ステップS64)。
【0148】上述したように、第5の実施例は、表示出
力対象として選定された出力データのジャンル種別が
「販売商品の広告」以外のジャンルである場合であって
この出力データがサブ表示エリアを持つ場合には、商品
の売れ行き等に応じてダイナミックに「販売商品の広
告」のサブ表示エリア表示用出力データを選定して、こ
のサブ表示エリア表示用出力データを上記サブ表示エリ
アに貼り付けて表示するものである。
【0149】これによって、一般広告や公共情報等の出
力データを多く登録し過ぎたり、或いは出力頻度を高く
設定し過ぎたりした場合でも、販売商品の広告以外のジ
ャンルの出力データを表示する際同時に販売商品の広告
も表示できるようにすることで、販売商品の広告の出力
頻度が少なくなるようなことはない。更に、出力データ
とサブ表示エリア表示用出力データの組合せが固定され
ることなく、商品の売れ行き等に応じてダイナミックに
替わる。その時々で最も適切な(最も出力優先度が高
い)出力データとサブ表示エリア表示用出力データの組
合せで表示されるようになる。
【0150】以下、図18、図19、及び図20を参照
して、第6の実施例を説明する。上述してあるが、販売
商品の広告の出力頻度と売れ行きの関係は不明である。
第6の実施例では、実際に上記の関係を履歴として残す
ようにすることで、販売商品の広告の出力頻度と売れ行
きの関係が分かるようにするものである。
【0151】図18は、第6の実施例に係わり記憶部1
4に格納される情報の一例を示す図である。同図におい
て、記憶部14には、販売商品別売上情報テーブル13
0、販売商品別売上情報テーブルのバックアップテーブ
ル131、販売商品別出力履歴情報テーブル132、及
び基準時間設定テーブル133が格納される。
【0152】販売商品別売上情報テーブル130は、自
動販売機20で販売されている各販売商品毎に、“商品
コード”、“売れ行き”、及び“在庫量”の各情報を格
納するテーブルである。
【0153】販売商品別売上情報テーブルのバックアッ
プテーブル131は、販売商品別売上情報テーブル13
0の情報をバックアップ(複写)したテーブルである。
これついては、詳しくは後述する。
【0154】販売商品別出力履歴情報テーブル132
は、自動販売機20で販売されている各販売商品毎に、
“商品コード”、“最終出力時刻”、“基準時間T内に
売れた本数”、“基準時間T以降に売れた本数”の各情
報を格納するテーブルである。
【0155】基準時間設定テーブル133は、設定され
た基準時間Tの情報を格納するテーブルである。図19
は、上記第4、第5の実施例において本第6の実施例の
処理を実現するために追加する処理の概略フローチャー
トである。
【0156】詳しくは、第4の実施例においてジャンル
が「販売商品の広告」である出力データを選択して表示
出力するときの処理(図10のステップS27、S2
8、S31)、あるいは第5の実施例においてサブ表示
エリアを持つ出力データを選択してサブ表示エリア表示
用出力データを表示するときの処理において、本第6の
実施例の処理を実現するために追加する処理である。
【0157】図19において、まず、上記表示出力され
る出力データに対応する商品コードより、販売商品別出
力履歴情報テーブル132内で商品コードが一致するレ
コードを検索し、このレコードの“最終出力日時”のデ
ータを更新する(ステップS71)。
【0158】次に、販売商品別出力履歴情報テーブル1
32内の出力延べ回数を更新する(ステップS72)。
図20は、第4の実施例における販売商品別売上情報テ
ーブルを更新する処理(図12)を、本第6の実施例に
対応して行うときの処理を説明するフローチャートであ
る。
【0159】同図において、自動販売機売上監視処理
(ステップS81)は、図12のステップS41の処理
と略同様である。商品の販売があると、まず、販売商品
別売上情報テーブル130のバックアップ処理を行う
(ステップS82)。すなわち、販売商品別売上情報テ
ーブル130の全ての情報を、販売商品別売上情報テー
ブルのバックアップテーブル131にバックアップ(複
写)する。
【0160】そして、販売商品別売上情報テーブル13
0の更新処理を行う(ステップS83)。これは、図1
2のステップS42の処理を略同様である。続いて、今
回販売された商品の商品コードを獲得する(ステップS
84)。これは、例えば、販売商品別売上情報テーブル
130と販売商品別売上情報テーブルのバックアップテ
ーブル131とを比較して、“売れ行き”、“在庫量”
のデータが異なるレコードの商品コードを、今回販売さ
れた商品の商品コードとする。
【0161】次に、この商品コード(今回販売された商
品の商品コード)より販売商品別出力履歴情報テーブル
132を検索して、商品コードが一致するレコードを検
出して、このレコードの“最終出力日時”のデータを獲
得する。そして、この獲得した“最終出力日時”と現在
時刻とから、経過時間t(=現在時刻−最終出力日時)
を算出する(ステップS85)。
【0162】最後に、上記経過時間tの値と基準時間設
定テーブル133に格納されている基準時間Tの値とを
比較した結果に応じて、販売商品別出力履歴情報テーブ
ル132内の“基準時間内に売れた本数”または“基準
時間外に売れた本数”のいずれか一方を更新する(ステ
ップS86)。すなわち、上記経過時間tと基準時間T
とを比較して、T≧tであれば販売商品別出力履歴情報
テーブル132内の“基準時間内に売れた本数”を更新
する。一方、T≦tであった場合には“基準時間外に売
れた本数”を更新する。
【0163】上記処理によって、例えば48時間以内
に、ある商品の出力済み回数(出力延べ回数)が100
回、この商品の広告が出力されてからの経過時間の基準
を示す基準時間T内の販売本数が10本、基準時間T以
降の販売本数が30本、基準時間が2分であったものと
すると、基準時間T内の売れ行きは100分で10本と
なり、基準時間T以降の売れ行きは2780分で30本
となる。よって、この例では、明らかに基準時間T内の
売れ行きのほうが良い為、広告の効果があったものと判
定できる。
【0164】尚、上記第1〜第3の実施例の自動販売機
の広告出力装置における出力データのスケジューリング
方法は、自動販売機の広告出力装置以外にも適用可能で
ある。商品を販売している場所で、販売している商品の
広告を行うと共に、契約等に応じて販売商品以外の一般
広告、あるいは公共情報、緊急情報を提供する等のサー
ビスを行う広告表示装置にも適用できる。例えば、商店
内に設置され、その商店で取扱う販売商品の広告を表示
するとともに販売商品以外の一般広告、あるいは公共情
報、緊急情報を提供する等のサービスを行う広告表示装
置に適用するものであってもよい。特に、上記商店が、
コンビニエンスストア等のようにPOSデータ記憶装置
を設けてある商店である場合、上記第4〜第6の実施例
の自動販売機の広告出力装置における出力データのスケ
ジューリング方法も適用可能となる。この場合、広告出
力装置のデータ通信部の接続先は上記POSデータ記憶
装置となる。また、この場合、例えば各コンビニエンス
ストアチェーン独自に製造/販売している商品を「販売
商品」とし、それ以外の商品を「一般商品」として区分
するようにしても良い。
【0165】また、最近になって無人のコンビニエンス
ストア等が出現している。このような無人のコンビニエ
ンスストア等も一種の巨大な自動販売機とみなすことが
できる。よって、本発明の「自動販売機」にはこのよう
なものも含まれるものとしても良い。
【0166】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明の
自動販売機の広告出力装置によれば、広告出力装置側に
おいて、ある出力データの出力が完了する毎に次の出力
データをダイナミックに選択/決定するという最も有効
なスケジューリング方法によって各出力データの出力順
番を管理できる。
【0167】また、広告主との契約に応じて登録される
一般広告等のジャンルに属する出力データの契約内容が
守られるようにして各出力データの出力順番を管理で
き、更に上記一般広告等のジャンルに属する出力データ
がある時間帯に集中して表示されるようなことがなく略
平均的に表示されるようになる。
【0168】また、更に、ジャンル別に出力頻度を見た
場合にも、ある1つのジャンルに属する出力データがあ
る時間帯に集中してこの時間帯では他のジャンルの出力
データがほとんど表示されなくなるという偏りが生じる
ことがなく、バランスよく表示されるようになる。
【0169】また、販売商品の広告のジャンルに属する
出力データの中から表示すべき出力データを選定する場
合に、各出力データが広告する商品の売上状況、在庫状
況等を考慮して選定することによって、売れ行きの悪い
商品ほど優先的に表示するようにし、また売切れ中の商
品の広告は行わないようにする等して、より有効な販売
商品の広告を行うことができる。
【0170】また、更に、同一商品に対して複数種類の
出力データが登録されていても、各出力データ毎に出力
履歴を管理しているので、これら複数種類の出力データ
の中での出力順序においてもバランスが保たれる。
【0171】また、販売商品の広告以外のジャンルに属
する出力データの中にサブ表示エリアを設け、このサブ
表示エリア内に販売商品の広告のジャンルに属する出力
データをダイナミックに選択して一緒に表示させること
で、販売商品の広告以外のジャンルに属する出力データ
の登録数が多い場合でも販売商品の広告を行えると共に
上記一緒に表示させる出力データの組合せも、いつも同
じではなく、状況に応じて(売れ行き等に応じて)変化
させることができる。
【0172】また、販売商品の広告の出力頻度と売れ行
きとの関係が分かるような履歴を残すようにしたこと
で、実際に広告の効果があったか否かが分かるようにな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】広告出力装置、自動販売機の構成を示す図であ
る。
【図2】第1の実施例による広告出力装置における記憶
部の格納内容を示す図である。
【図3】第1の実施例による広告出力装置において次に
表示すべき出力データを決定する処理を説明するフロー
チャートである。
【図4】第2の実施例において出力データのジャンル種
別が「販売商品の広告」である場合の記憶部の格納内容
を示す図である。
【図5】第2の実施例において出力データのジャンル種
別が「販売商品の広告以外」である場合の記憶部の格納
内容を示す図である。
【図6】第2の実施例による広告出力装置において次に
表示すべき出力データを決定する処理を説明するフロー
チャートである。
【図7】第3の実施例において出力データのジャンル種
別が「販売商品の広告」である場合の記憶部の格納内容
を示す図である。
【図8】第3の実施例において出力データのジャンル種
別が「販売商品の広告以外」である場合の記憶部の格納
内容を示す図である。
【図9】ジャンル種別に応じてリンクする各テーブルを
示す図である。
【図10】第3の実施例による広告出力装置において次
に表示すべき出力データを決定する処理を説明するフロ
ーチャートである。
【図11】広告出力装置の記憶部に記憶される販売商品
別売上情報テーブルの一例を示す図である。
【図12】販売商品別売上情報テーブルを更新する処理
を説明するためのフローチャートである。
【図13】第4の実施例による広告出力装置内の記憶部
の格納内容を示す図である。
【図14】第4の実施例によるジャンル種別が「販売商
品の広告」である出力データの中から選択して表示出力
する処理を説明するためのフローチャートである。
【図15】広告出力装置の記憶部に記憶される販売商品
別売上情報テーブルの一例を示す図である。
【図16】第5の実施例において広告出力装置内の記憶
部に記憶されるサブ表示エリア表示用データの構成を示
す図である。
【図17】ジャンル種別が「販売商品の広告」以外の出
力データを表示出力する際の処理を説明するためのフロ
ーチャートである。
【図18】第6の実施例に係わり記憶部に格納される情
報の一例を示す図である。
【図19】上記第4、第5の実施例において第6の実施
例の処理を実現するために追加する処理の概略フローチ
ャートである。
【図20】第4の実施例における販売商品別売上情報テ
ーブルを更新する処理を、第6の実施例に対応して行う
ときの処理を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
10 広告出力装置 11 制御部 12 表示部 13 音声出力部 14 記憶部 15 データ通信部 16 データ受信部 20 自動販売機 21 制御部 22 記憶部 23 データ通信部 30 出力データ 31 出力頻度情報テーブル 32 最終出力日時情報テーブル 33 出力優先度格納テーブル 40 出力データ(ジャンル種別が「販売商品の広
告」) 41 ジャンル情報テーブル 42 出力頻度情報テーブル 43 最終出力日時情報テーブル 44 出力優先度格納テーブル 50 出力データ(ジャンル種別が「販売商品の広告」
以外) 51 ジャンル情報テーブル 52 出力頻度情報テーブル 53 最終出力日時情報テーブル 54 出力優先度格納テーブル 55 出力優先度基準値 60 出力データ(ジャンル種別が「販売商品の広
告」) 61 ジャンル情報テーブル 62 出力頻度情報テーブル 63 最終出力日時情報テーブル 64 出力占有率格納テーブル 65 出力優先度格納テーブル 70 出力データ(ジャンル種別が「販売商品の広告」
以外) 71 ジャンル情報テーブル 72 出力頻度情報テーブル 73 最終出力日時情報テーブル 74 出力占有率格納テーブル 75 出力優先度格納テーブル 81 ジャンル別出力占有率格納テーブル 82 ジャンル別出力履歴情報テーブル 90 販売商品別売上情報テーブル 100 出力データ 101 商品情報テーブル 102 最終出力日時情報テーブル 103 出力優先度格納テーブル 110 販売商品別売上情報テーブル 120 サブ表示エリア表示用出力データ 121 商品情報テーブル 122 最終出力日時情報テーブル 123 出力優先度格納テーブル 130 販売商品別売上情報テーブル 131 販売商品別売上情報テーブルのバックアップテ
ーブル 132 販売商品別出力履歴情報テーブル 133 基準時間設定テーブル

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の出力データの各々に対応して出力
    頻度情報と最終出力日時情報を記憶する記憶手段と、 ある出力データの表示を終了する毎に、前記記憶手段に
    記憶されている出力頻度情報と最終出力日時情報とを用
    いて求めた出力優先度に応じて、次に表示すべき出力デ
    ータを選定する表示対象出力データ選定手段と、 該表示対象出力データ選定手段によって選定した出力デ
    ータを表示する表示手段と、 を有することを特徴とする自動販売機の広告出力装置。
  2. 【請求項2】 販売商品の広告のジャンル以外のジャン
    ルに属する複数の出力データの各々に対応して出力頻度
    情報と最終出力日時情報を記憶する第1の記憶手段と、 出力優先度の基準値を記憶する出力優先度基準値記憶手
    段と、 次回に表示すべき出力データを選定する際に、表示対象
    の候補となる出力データを、前記第1の記憶手段に記憶
    されている出力頻度情報と最終出力日時情報とに用いて
    求めた出力優先度に応じて選定する表示対象候補出力デ
    ータ選定手段と、 該表示対象出力データ選定手段によって選定した表示対
    象候補の出力データの出力優先度が、前記出力優先度基
    準値記憶手段に記憶されている基準値を満たすか否かを
    判定する判定手段と、 該判定手段において前記表示対象候補の出力データの出
    力優先度が基準値を満たすと判定された場合には、該表
    示対象候補の出力データを次回に表示するものとし、基
    準値を満たさないと判定された場合には、販売商品の広
    告のジャンルに属する複数の出力データの中から次回に
    表示すべき出力データを決定する表示対象出力データ決
    定手段と、 該表示対象出力データ決定手段によって決定した出力デ
    ータを表示する表示手段と、 を有することを特徴とする自動販売機の広告出力装置。
  3. 【請求項3】 販売商品の広告のジャンルに属する複数
    の出力データの各々に対応して出力頻度情報と最終出力
    日時情報を記憶する第2の記憶手段を更に有し、 前記表示対象出力データ決定手段は、前記表示対象候補
    の出力データの出力優先度が基準値を満たさないと判定
    された場合に、該第2の記憶手段に記憶されている出力
    頻度情報と最終出力日時情報とを用いて求めた出力優先
    度に応じて次回に表示すべき出力データを決定すること
    を特徴とする請求項2記載の自動販売機の広告出力装
    置。
  4. 【請求項4】 複数の出力データの各々に対応して出力
    頻度情報、最終出力日時情報、及び該出力データが属す
    るジャンルを示すジャンル情報を記憶する記憶手段と、 各ジャンルに対応してジャンル別出力履歴情報を格納す
    る出力履歴情報格納手段と、 ある出力データの表示を終了する毎に、各ジャンル毎の
    ジャンル別出力占有率を求め、各ジャンル毎のジャンル
    別出力占有率と前記出力履歴情報格納手段に格納されて
    いるジャンル別出力履歴情報とに基づいて、次に表示す
    べき出力データのジャンルを決定するジャンル決定手段
    と、 該ジャンル決定手段によって決定したジャンルに属する
    出力データの中から、前記記憶手段に記憶されている出
    力頻度情報と最終出力日時情報とに基づいて求めた出力
    優先度に応じて、次に表示すべき出力データを選定する
    表示対象出力データ選定手段と、 該表示対象出力データ選定手段によって選定した出力デ
    ータを表示する表示手段と、 を有することを特徴とする自動販売機の広告出力装置。
  5. 【請求項5】 前記ジャンル決定手段は、販売商品の広
    告のジャンル以外の各ジャンルのジャンル別出力占有率
    は、前記記憶手段に記憶されている出力頻度情報と最終
    出力日時情報とに基づいて求めた各出力データの各出力
    占有率を、前記ジャンル情報を用いてジャンル毎に合計
    することにより求め、販売商品の広告のジャンルのジャ
    ンル別出力占有率は、前記販売商品の広告のジャンル以
    外の各ジャンルのジャンル別出力占有率の合計値を1か
    ら減算することによって求めることを特徴とする請求項
    4記載の自動販売機の広告出力装置。
  6. 【請求項6】 前記ジャンル決定手段は、前記出力履歴
    情報格納手段に格納されているジャンル別出力履歴情報
    より各ジャンルの過去の実際の出力優先率を求め、該実
    際の出力優先率と前記ジャンル別出力優先率の比が最も
    小さいジャンルを次に表示すべき出力データのジャンル
    とすることを特徴とする請求項4または5記載の自動販
    売機の広告出力装置。
  7. 【請求項7】 自動販売機とデータ送受信する通信手段
    と、 該通信手段によって前記自動販売機から受信する販売商
    品別の売上情報を記憶する売上情報記憶手段と、 前記自動販売機で販売する各販売商品の広告用の出力デ
    ータを記憶する第1の出力データ記憶手段と、 前記販売商品の広告用以外のジャンルに属する出力デー
    タを記憶する第2の出力データ記憶手段と、 前記第1の出力データ記憶手段に記憶されている各販売
    商品の広告用の出力データの各々に対応して最終出力日
    時情報を記憶する第1の記憶手段と、 前記第2の出力データ記憶手段に記憶されている各出力
    データの各々に対応して最終出力日時情報を記憶する第
    2の記憶手段と、 次回に表示すべき出力データを選定する際に、表示対象
    の出力データを、前記第1の出力データ記憶手段に記憶
    されている複数の出力データの中から選択することが決
    定された場合に、前記売上情報記憶手段に記憶される各
    販売商品の売上情報と前記第1の記憶手段に記憶される
    最終出力日時情報と現在時刻の情報とに基づいて各出力
    データの出力優先度を求め、該各出力優先度に応じて次
    に表示すべき出力データを選定する表示対象出力データ
    決定手段と、 を有することを特徴とする自動販売機の広告出力装置。
  8. 【請求項8】 前記表示対象出力データ決定手段は、売
    れ行きが悪い商品ほど該商品に対応する出力データの出
    力優先度がより高くなるようにし、現在販売していない
    商品または売切れ中である商品に対応する出力データの
    出力優先度が最低になるようにして出力優先度を求める
    ことを特徴とする請求項7記載の自動販売機の広告出力
    装置。
  9. 【請求項9】 自動販売機で販売する各販売商品の広告
    用の出力データを記憶する第1の出力データ記憶手段
    と、 前記販売商品の広告用以外のジャンルに属する出力デー
    タを記憶する第2の出力データ記憶手段と、 前記第1の出力データ記憶手段に記憶されている各販売
    商品の広告用の出力データの各々に対応して最終出力日
    時情報を記憶する第1の記憶手段と、 前記第2の出力データ記憶手段に記憶されている各出力
    データの各々に対応して最終出力日時情報を記憶する第
    2の記憶手段と、 サブ表示エリアに表示するための販売商品の広告のジャ
    ンルに属する複数のサブ表示エリア表示用出力データを
    記憶するサブ表示用出力データ記憶手段と、 次に表示すべき出力データを選定する表示対象出力デー
    タ選定手段と、 該表示対象出力データ選定手段によって前記販売商品の
    広告用以外のジャンルに属する出力データが選定され、
    且つ該出力データがサブ表示エリアを有する出力データ
    である場合に、前記サブ表示用出力データ記憶手段に記
    憶されている複数のサブ表示エリア表示用出力データの
    中から前記サブ表示エリアに出力すべき出力データを選
    定するサブ表示エリア表示用出力データ選定手段と、 前記表示対象出力データ選定手段によって選定された出
    力データを表示すると共に該出力データが有するサブ表
    示エリアに前記サブ表示エリア表示用出力データ選定手
    段によって選定されたサブ表示エリア表示用出力データ
    を表示する表示制御手段と、 を有することを特徴とする自動販売機の広告出力装置。
  10. 【請求項10】 前記自動販売機とデータ送受信する通
    信手段と、 該通信手段によって前記自動販売機から受信する販売商
    品別の売上情報を記憶する売上情報記憶手段と、 前記サブ表示エリア表示用出力データの各々に対応して
    最終出力日時情報を記憶する第3の記憶手段と、を更に
    有し、 前記サブ表示エリア表示用出力データ選定手段は、前記
    売上情報と最終出力日時情報とに基づいて各サブ表示エ
    リア表示用出力データの出力優先度を求め、該各出力優
    先度に応じて前記サブ表示エリアに出力すべき出力デー
    タを選定することを特徴とする請求項9記載の自動販売
    機の広告出力装置。
  11. 【請求項11】 販売商品の広告用の出力データまたは
    販売商品の広告用以外の出力データの出力順番のスケジ
    ューリング管理を行って各出力データを表示する自動販
    売機の広告出力装置において、 前記自動販売機とデータ送受信する通信手段と、 各出力データの最終出力日時からの経過時間として設定
    される基準時間を記憶する基準時間記憶手段と、 前記販売商品の広告用の出力データを表示した場合、該
    出力データの最終出力日時情報を更新する更新手段と、 自動販売機の商品が販売される毎に、前記通信手段によ
    って自動販売機より商品売上情報を獲得して該商品売上
    情報より販売された商品の売上日時を得て、該販売され
    た商品に対応する出力データの最終出力日時から前記売
    上日時までの経過時間が前記基準時間以内であるか否か
    を判定する判定手段と、 前記自動販売機で販売する各商品に対応して、前記基準
    時間内に売れた本数と前記基準時間外に売れた本数を記
    憶する販売数記憶手段と、 前記判定手段の判定結果に応じて該販売数記憶手段に記
    憶される基準時間内に売れた本数または前記基準時間外
    に売れた本数のいずれか一方を更新する更新手段と、 を有することを特徴とする自動販売機の広告出力装置。
  12. 【請求項12】 販売商品の広告用の出力データまたは
    販売商品の広告用以外の出力データの出力順序を決める
    スケジューリング方法において、 複数の出力データの各々に対応して出力頻度情報と最終
    出力日時情報を記憶し、 ある出力データの表示を終了する毎に、前記記憶手段に
    記憶されている出力頻度情報と最終出力日時情報とを用
    いて求めた出力優先度に応じて、次に表示すべき出力デ
    ータを選定することを特徴とするスケジューリング方
    法。
  13. 【請求項13】 販売商品の広告用の出力データまたは
    販売商品の広告用以外の出力データの出力順序を決める
    スケジューリング方法において、 ある出力データの表示を終了する毎に次に表示すべき出
    力データを選定する際に、販売商品の広告以外のジャン
    ルに属する複数の出力データの各々に対応して記憶され
    ている出力頻度情報と最終出力日時情報とを用いて出力
    優先度を求め、該出力優先度に応じて次の表示の候補と
    なる出力データを選定し、 該選定した表示候補の出力データの出力優先度が、予め
    設定されている出力優先度基準値を満たすか否かを判定
    し、 前記表示対象候補の出力データの出力優先度が基準値を
    満たすものと判定された場合には、該表示対象候補の出
    力データを次に表示するものとし、基準値を満たさない
    と判定された場合には、前記販売商品の広告用の出力デ
    ータの中から次に表示すべき出力データを選定すること
    を特徴とするスケジューリング方法。
  14. 【請求項14】 販売商品の広告用の出力データまたは
    販売商品の広告用以外の出力データの出力順序を決める
    スケジューリング方法において、 複数の出力データの各々に対応して出力頻度情報、最終
    出力日時情報、及び該出力データが属するジャンルを示
    すジャンル情報を記憶し、 各ジャンル毎にそのジャンルに属する全ての出力データ
    の出力履歴を総合したジャンル別出力履歴情報を記憶
    し、 ある出力データの表示を終了する毎に、各ジャンル毎の
    ジャンル別出力占有率を求め、各ジャンル毎のジャンル
    別出力占有率と前記ジャンル別出力履歴情報とに基づい
    て、次に表示すべき出力データのジャンルを決定し、 該決定したジャンルに属する出力データの中から、前記
    出力頻度情報と最終出力日時情報とに基づいて出力優先
    度を求め、該出力優先度に応じて次に表示すべき出力デ
    ータを選定することを特徴とするスケジューリング方
    法。
  15. 【請求項15】 自動販売機で販売する商品の広告用の
    出力データまたは販売商品の広告用以外の出力データを
    表示出力する装置において出力データの出力順序を決め
    るスケジューリング方法であって、 自動販売機とデータ送受信する通信手段によって該自動
    販売機から受信する販売商品別の最新の売上情報を記憶
    し、、 次に表示すべき出力データを選定する際に、表示対象の
    出力データを前記自動販売機で販売している商品の広告
    用の複数の出力データの中から選択することを決定した
    場合に、前記各販売商品の最新の売上情報と、該各出力
    データの最終出力日時の情報と、現在時刻の情報とに基
    づいて、各出力データの出力優先度を求め、該各出力優
    先度に応じて次に表示すべき出力データを選定すること
    を特徴とするスケジューリング方法。
  16. 【請求項16】 自動販売機で販売する商品の広告用の
    出力データまたは販売商品の広告用以外の出力データを
    表示出力する装置において出力データの出力順序を決め
    るスケジューリング方法であって、 次に表示すべき出力データを選定する際、前記販売商品
    の広告用以外のジャンルに属する出力データが選定され
    た場合であって且つ該出力データがサブ表示エリアを有
    する出力データである場合に、サブ表示エリアに表示す
    るために登録されている販売商品の広告のジャンルに属
    する複数のサブ表示エリア表示用出力データの中から前
    記サブ表示エリアに出力すべき出力データを選定するこ
    とを特徴とするスケジューリング方法。
  17. 【請求項17】 販売商品の広告用の出力データまたは
    販売商品の広告用以外の出力データの出力順番のスケジ
    ューリング管理と関連させて出力履歴を保存する方法で
    あって、 各出力データの最終出力日時からの経過時間として設定
    される基準時間を記憶し、 前記販売商品の広告用の出力データを表示した場合、該
    出力データの最終出力日時情報を更新し、 自動販売機の商品が販売される毎に、前記通信手段によ
    って自動販売機より商品売上情報を獲得して該商品売上
    情報より販売された商品の売上日時を得て、該販売され
    た商品に対応する出力データの最終出力日時から前記売
    上日時までの経過時間が前記基準時間以内であるか否か
    を判定し、 前記自動販売機で販売する各商品に対応して、前記基準
    時間内に売れた本数と前記基準時間外に売れた本数を記
    憶し、 前記判定手段の判定結果に応じて該販売数記憶手段に記
    憶される基準時間内に売れた本数または前記基準時間外
    に売れた本数のいずれか一方を更新することを特徴とす
    る出力履歴保存方法。
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