JPH1195756A - インシュレータおよびその製造方法 - Google Patents
インシュレータおよびその製造方法Info
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- JPH1195756A JPH1195756A JP9255575A JP25557597A JPH1195756A JP H1195756 A JPH1195756 A JP H1195756A JP 9255575 A JP9255575 A JP 9255575A JP 25557597 A JP25557597 A JP 25557597A JP H1195756 A JPH1195756 A JP H1195756A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 強度,軽量性および吸音性能に優れ、安価で
リサイクルも容易なインシュレータおよびこのようなイ
ンシュレータの製造方法を提供する。 【解決手段】 熱可塑性樹脂からなり、所定の寸法比を
備えた中空円筒形発泡ビーズBを型内で加熱することに
より、互いに融着・一体化させてインシュレータとす
る。
リサイクルも容易なインシュレータおよびこのようなイ
ンシュレータの製造方法を提供する。 【解決手段】 熱可塑性樹脂からなり、所定の寸法比を
備えた中空円筒形発泡ビーズBを型内で加熱することに
より、互いに融着・一体化させてインシュレータとす
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のエンジン
ルームやトランクルームを覆うフードやトランクリッド
の裏面側に取付けられる車両用のインシュレータに係わ
り、さらに詳しくは、低コストで強度,軽量性および吸
音性能に優れ、リサイクルにも容易に対応することがで
きるインシュレータ、およびこのようなインシュレータ
の製造方法に関するものである。
ルームやトランクルームを覆うフードやトランクリッド
の裏面側に取付けられる車両用のインシュレータに係わ
り、さらに詳しくは、低コストで強度,軽量性および吸
音性能に優れ、リサイクルにも容易に対応することがで
きるインシュレータ、およびこのようなインシュレータ
の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、車両用フードは、エンジン音が
車体外部に漏れるのを防止、あるいは軽減するために、
その裏面側にインシュレータを備えている。
車体外部に漏れるのを防止、あるいは軽減するために、
その裏面側にインシュレータを備えている。
【0003】このようなインシュレータとしては、従
来、グラスウールを主体としたものが多く用いられ、グ
ラスウールにフェノール樹脂などの熱硬化性樹脂を含浸
させたものを加圧成形することにより所定形状にしたも
のが使用されてきた(例えば、実開昭58−79476
号公報、実開平2−140600号公報など)。また、
グラスウール以外では、フエルトやポリエステルなどの
合成樹脂繊維の不織布(実開昭61−198150号公
報)や、ロックウールなどの鉱物繊維、ジュート(麻)
などの植物繊維、ポリウレタン発泡体などを単独、ある
いはこれら繊維の2種類以上を複合させたものを基材と
するインシュレータも使用されていた。
来、グラスウールを主体としたものが多く用いられ、グ
ラスウールにフェノール樹脂などの熱硬化性樹脂を含浸
させたものを加圧成形することにより所定形状にしたも
のが使用されてきた(例えば、実開昭58−79476
号公報、実開平2−140600号公報など)。また、
グラスウール以外では、フエルトやポリエステルなどの
合成樹脂繊維の不織布(実開昭61−198150号公
報)や、ロックウールなどの鉱物繊維、ジュート(麻)
などの植物繊維、ポリウレタン発泡体などを単独、ある
いはこれら繊維の2種類以上を複合させたものを基材と
するインシュレータも使用されていた。
【0004】そして、図3に示すように、このような材
料からなるインシュレータ101は、フード100の裏
面側を構成するフードインナパネル100bの断面形状
に合わせてマット状に成形され、フードアウタパネル1
00aの裏面側に固定された前記インナパネル101b
にクリップ102によって取付けられていた。
料からなるインシュレータ101は、フード100の裏
面側を構成するフードインナパネル100bの断面形状
に合わせてマット状に成形され、フードアウタパネル1
00aの裏面側に固定された前記インナパネル101b
にクリップ102によって取付けられていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たようなグラスウールなどの繊維系多孔質体を主体とし
たインシュレータを用いたフードにおいては、熱硬化性
樹脂をバインダーとして固めただけに過ぎないので、機
械的強度が十分とは言えず、フードの裏面からの浮き上
がり(脱落)によるエンジンルーム内部品との干渉を防
止するには、フードの裏面、すなわちインナパネルへの
取付け点数を多くせざるを得ず、フードへの組み付けが
繁雑になるという問題点があった。
たようなグラスウールなどの繊維系多孔質体を主体とし
たインシュレータを用いたフードにおいては、熱硬化性
樹脂をバインダーとして固めただけに過ぎないので、機
械的強度が十分とは言えず、フードの裏面からの浮き上
がり(脱落)によるエンジンルーム内部品との干渉を防
止するには、フードの裏面、すなわちインナパネルへの
取付け点数を多くせざるを得ず、フードへの組み付けが
繁雑になるという問題点があった。
【0006】また、吸水によって繊維間空隙や発泡体の
空隙に水が浸入して多孔性が損なわれ、吸音性能が著し
く減少することから、撥水加工を施した不織布をインシ
ュレータのエンジン側面に接着する必要があり、これに
よって材料および加工コストが増すと言う問題点があっ
た。なお、これらの問題点を解消するために、例えば特
開昭60−124575号公報には、アルミニウムなど
の軽金属合金粒子を焼結した多孔質体をインシュレータ
として利用することが開示されているが、このような金
属製インシュレータにおいては、多孔質体とは言え、上
記のような繊維系材料からなるものに較べて重量増が避
けられず、このようなインシュレータを取付けた場合に
は、フード全体の重量が増し、フードの開閉に支障をき
たす恐れがあるという新たな問題点がある。
空隙に水が浸入して多孔性が損なわれ、吸音性能が著し
く減少することから、撥水加工を施した不織布をインシ
ュレータのエンジン側面に接着する必要があり、これに
よって材料および加工コストが増すと言う問題点があっ
た。なお、これらの問題点を解消するために、例えば特
開昭60−124575号公報には、アルミニウムなど
の軽金属合金粒子を焼結した多孔質体をインシュレータ
として利用することが開示されているが、このような金
属製インシュレータにおいては、多孔質体とは言え、上
記のような繊維系材料からなるものに較べて重量増が避
けられず、このようなインシュレータを取付けた場合に
は、フード全体の重量が増し、フードの開閉に支障をき
たす恐れがあるという新たな問題点がある。
【0007】一方、リサイクルの観点からは、ロックウ
ールやグラスウールなどの無機材料やバインダーとして
熱硬化性樹脂を使用したインシュレータについては、そ
の処理方法が確立されておらず、ポリエステルなどの樹
脂系繊維からなる多孔質体については、再溶融が可能で
あるものの、粉砕や開繊などに手間がかかるという問題
点があって、これら問題点の解消がインシュレータの軽
量化や防音性能向上、コスト低減、さらにはリサイクル
や廃棄物処理のための課題となっていた。
ールやグラスウールなどの無機材料やバインダーとして
熱硬化性樹脂を使用したインシュレータについては、そ
の処理方法が確立されておらず、ポリエステルなどの樹
脂系繊維からなる多孔質体については、再溶融が可能で
あるものの、粉砕や開繊などに手間がかかるという問題
点があって、これら問題点の解消がインシュレータの軽
量化や防音性能向上、コスト低減、さらにはリサイクル
や廃棄物処理のための課題となっていた。
【0008】
【発明の目的】本発明は、従来の車両用インシュレータ
における上記課題に着目してなされたものであって、軽
量で強度および吸音性能に優れると共に、安価でリサイ
クルも容易なインシュレータ、およびこのようなインシ
ュレータの製造方法を提供することを目的としている。
における上記課題に着目してなされたものであって、軽
量で強度および吸音性能に優れると共に、安価でリサイ
クルも容易なインシュレータ、およびこのようなインシ
ュレータの製造方法を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係わ
るインシュレータは、両端部に開口する空隙を備えた円
筒状の樹脂製発泡ビーズが互いに融着して一体化されて
いる構成としたことを特徴としており、このようなイン
シュレータの構成を前述した従来の課題を解決するため
の手段としている。
るインシュレータは、両端部に開口する空隙を備えた円
筒状の樹脂製発泡ビーズが互いに融着して一体化されて
いる構成としたことを特徴としており、このようなイン
シュレータの構成を前述した従来の課題を解決するため
の手段としている。
【0010】本発明に係わるインシュレータの実施態様
として請求項2に係わるインシュレータにおいては、発
泡ビーズが150℃以上の融点を有する熱可塑性樹脂か
らなる構成とし、同じく実施態様として請求項3に係わ
るインシュレータにおいては、空隙率が8〜40%の範
囲にある構成とし、請求項4に係わるインシュレータに
おいては、見掛けの発泡倍率が8〜40倍の範囲にある
構成とし、請求項5に係わるインシュレータにおいて
は、表面に不織布が融着させてある構成とし、請求項6
に係わるインシュレータにおいては、フードあるいはト
ランクリッドのインナパネルに形成した凹部に係合する
突起を備えている構成としたことを特徴としている。
として請求項2に係わるインシュレータにおいては、発
泡ビーズが150℃以上の融点を有する熱可塑性樹脂か
らなる構成とし、同じく実施態様として請求項3に係わ
るインシュレータにおいては、空隙率が8〜40%の範
囲にある構成とし、請求項4に係わるインシュレータに
おいては、見掛けの発泡倍率が8〜40倍の範囲にある
構成とし、請求項5に係わるインシュレータにおいて
は、表面に不織布が融着させてある構成とし、請求項6
に係わるインシュレータにおいては、フードあるいはト
ランクリッドのインナパネルに形成した凹部に係合する
突起を備えている構成としたことを特徴としている。
【0011】本発明の請求項7に係わるインシュレータ
の製造方法においては、両端部に開口する空隙を備えた
円筒状の樹脂製発泡ビーズを型内で互いに融着させて一
体化する構成としたことを特徴としており、インシュレ
ータの製造方法におけるこのような構成を前述した従来
の課題を解決するための手段としている。
の製造方法においては、両端部に開口する空隙を備えた
円筒状の樹脂製発泡ビーズを型内で互いに融着させて一
体化する構成としたことを特徴としており、インシュレ
ータの製造方法におけるこのような構成を前述した従来
の課題を解決するための手段としている。
【0012】本発明に係わるインシュレータの製造方法
の実施態様として請求項8に係わる製造方法において
は、外径と内径の比が1:0.2〜1:0.9の範囲で
あって、外径と長さの比が1:0.5〜1:5の範囲に
ある発泡ビーズを用いる構成とし、同じく実施態様とし
て請求項9に係わるインシュレータの製造方法において
は、150℃以上の融点を有する熱可塑性樹脂からなる
発泡ビーズを用いる構成とし、請求項10に係わるイン
シュレータの製造方法においては、発泡ビーズを互いに
融着させるに際し、あらかじめ不織布をセットした型内
に発泡ビーズを充填して加熱する構成としたことを特徴
としている。
の実施態様として請求項8に係わる製造方法において
は、外径と内径の比が1:0.2〜1:0.9の範囲で
あって、外径と長さの比が1:0.5〜1:5の範囲に
ある発泡ビーズを用いる構成とし、同じく実施態様とし
て請求項9に係わるインシュレータの製造方法において
は、150℃以上の融点を有する熱可塑性樹脂からなる
発泡ビーズを用いる構成とし、請求項10に係わるイン
シュレータの製造方法においては、発泡ビーズを互いに
融着させるに際し、あらかじめ不織布をセットした型内
に発泡ビーズを充填して加熱する構成としたことを特徴
としている。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明に係わるインシュレータ
は、例えば型内で加熱することによって、中空円筒形状
の樹脂製発泡ビーズを互いに融着させたものであるが、
このような発泡ビーズは、例えば特開平7−13839
9および特開平7−138400号公報に開示されてい
るような、任意の中空状に押し出された熱可塑性樹脂の
ペレットをオートクレーブに入れ、高温高圧下で発泡剤
を含浸させたのち、これを空気中に放出し、オートクレ
ーブ内圧力と外気圧との差によって一次発泡させること
によって得ることができる。
は、例えば型内で加熱することによって、中空円筒形状
の樹脂製発泡ビーズを互いに融着させたものであるが、
このような発泡ビーズは、例えば特開平7−13839
9および特開平7−138400号公報に開示されてい
るような、任意の中空状に押し出された熱可塑性樹脂の
ペレットをオートクレーブに入れ、高温高圧下で発泡剤
を含浸させたのち、これを空気中に放出し、オートクレ
ーブ内圧力と外気圧との差によって一次発泡させること
によって得ることができる。
【0014】そして、発泡ビーズは、例えば、自動車の
フードあるいはトランクリッドに合わせた所定形状の金
属製型内に所定量充填され、当該型内に高温の水蒸気を
通すことによって、二次発泡すると同時に発泡ビーズ同
士が融着することによって、所定の空隙率と見掛けの発
泡倍率を備えたインシュレータとなる。
フードあるいはトランクリッドに合わせた所定形状の金
属製型内に所定量充填され、当該型内に高温の水蒸気を
通すことによって、二次発泡すると同時に発泡ビーズ同
士が融着することによって、所定の空隙率と見掛けの発
泡倍率を備えたインシュレータとなる。
【0015】発泡ビーズの形状としては、図2に示すよ
うに、両端側に開口する空隙Hを備えた円筒状をなし、
外径Doと内径Diの比が1:0.2〜1:0.9の範
囲、外径Doと長さLの比が1:0.5〜1:5の範囲
とすることが望ましい。これは、Di/Do比が0.2
を下回ると、空隙の確保が難しくインシュレータとして
の吸音性能が得難くなり、Di/Do比が0.9を超え
た場合にはビーズの変形が大きくなって、吸音性能のば
らつきが大きくなる傾向があることによる。また、L/
Do比が0.5を下回ると、ビーズ同士の接触点が減少
して、十分な剛性を備えたインシュレータが得難くな
り、逆にL/Do比が5を上回ると、インシュレータの
成形型に充填したときに、ビーズが一定の方向に並び易
くなる傾向があり、一定の方向に並んだ状態で融着させ
た場合には、特定の周波数域のみの吸音性能しか向上せ
ず、広い範囲の周波数に対する吸音性能が得られなくな
ることによる。
うに、両端側に開口する空隙Hを備えた円筒状をなし、
外径Doと内径Diの比が1:0.2〜1:0.9の範
囲、外径Doと長さLの比が1:0.5〜1:5の範囲
とすることが望ましい。これは、Di/Do比が0.2
を下回ると、空隙の確保が難しくインシュレータとして
の吸音性能が得難くなり、Di/Do比が0.9を超え
た場合にはビーズの変形が大きくなって、吸音性能のば
らつきが大きくなる傾向があることによる。また、L/
Do比が0.5を下回ると、ビーズ同士の接触点が減少
して、十分な剛性を備えたインシュレータが得難くな
り、逆にL/Do比が5を上回ると、インシュレータの
成形型に充填したときに、ビーズが一定の方向に並び易
くなる傾向があり、一定の方向に並んだ状態で融着させ
た場合には、特定の周波数域のみの吸音性能しか向上せ
ず、広い範囲の周波数に対する吸音性能が得られなくな
ることによる。
【0016】また、発泡ビーズの素材樹脂としては、エ
ンジンの発する熱に対する耐熱性の観点から、150℃
以上の融点を持つ熱可塑性樹脂とすることが望ましく、
このような熱可塑性樹脂としては、例えば、ポリプロピ
レン(PP),ポリエチレンテレフタレート(PE
T),ポリブチレンテレフタレート(PBT),ポリア
ミド(PA),ポリエーテル(PE),ポリフェニレン
オキサイド(PPO),ポリカーボネート(PC)、さ
らにはPPO/PAや、PC/PBT,PC/ABSな
どのアロイなどを用いることができる。
ンジンの発する熱に対する耐熱性の観点から、150℃
以上の融点を持つ熱可塑性樹脂とすることが望ましく、
このような熱可塑性樹脂としては、例えば、ポリプロピ
レン(PP),ポリエチレンテレフタレート(PE
T),ポリブチレンテレフタレート(PBT),ポリア
ミド(PA),ポリエーテル(PE),ポリフェニレン
オキサイド(PPO),ポリカーボネート(PC)、さ
らにはPPO/PAや、PC/PBT,PC/ABSな
どのアロイなどを用いることができる。
【0017】このようにして得られたインシュレータ
は、その吸音性能の観点から、空隙率を8〜40%、見
掛けの発泡倍率を8〜40倍の範囲とすることが望まし
い。すなわち、空隙率が8%未満では高周波数域の吸音
性能が不十分となる傾向があり、逆に40%を超えると
低周波数域の吸音性能が不十分となる傾向があることに
よる。また、見掛けの発泡倍率が8倍未満では従来の繊
維系多孔質体に較べて重量が重くなり、40倍を超える
と加熱時のへたり量が大きくなって、吸音性能が低下す
る傾向となることによる。
は、その吸音性能の観点から、空隙率を8〜40%、見
掛けの発泡倍率を8〜40倍の範囲とすることが望まし
い。すなわち、空隙率が8%未満では高周波数域の吸音
性能が不十分となる傾向があり、逆に40%を超えると
低周波数域の吸音性能が不十分となる傾向があることに
よる。また、見掛けの発泡倍率が8倍未満では従来の繊
維系多孔質体に較べて重量が重くなり、40倍を超える
と加熱時のへたり量が大きくなって、吸音性能が低下す
る傾向となることによる。
【0018】なお、発泡ビーズの融着に際して、型内に
あらかじめ不織布を設置しておき、この不織布の片側に
発泡ビーズを充填したうえで加熱することにより、ビー
ズ同士が融着すると同時に不織布に融着することから、
接着などの手間を省いてビーズと不織布を一体化するこ
とができ、インシュレータの外観を向上させることがで
きる。
あらかじめ不織布を設置しておき、この不織布の片側に
発泡ビーズを充填したうえで加熱することにより、ビー
ズ同士が融着すると同時に不織布に融着することから、
接着などの手間を省いてビーズと不織布を一体化するこ
とができ、インシュレータの外観を向上させることがで
きる。
【0019】一方、このようにして所定形状に成形され
たインシュレータ1は、図1(a)に示すように、自動
車のフード2あるいはトランクリッド(図示せず)の裏
面側に取付けられる。
たインシュレータ1は、図1(a)に示すように、自動
車のフード2あるいはトランクリッド(図示せず)の裏
面側に取付けられる。
【0020】このとき、クリップなどを用いた従来の固
定方法も採用することができるが、例えば、図1(b)
および(c)に示すように、フード2の張り剛性を高め
るためにフードアウターパネル2aの裏面側に取付けら
れているフードインナパネル2bのボックス構造部分に
あらかじめくぼみ(凹部)2c,2cを形成しておき、
このくぼみ2c,2cにインシュレータ1の側に設けた
突起1a,1aを係合させるようになすことが望まし
く、これによってクリップなどの取付部品が不要とな
り、インシュレータ1の固定が簡便なものとなる。さら
には、くぼみを設けたフードあるいはトランクリッドを
型内に設置し、その片側に発泡ビーズを充填したのち、
加熱することによってビーズを融着させ、パネルと一体
化させることも可能である。ビーズは融着と同時に二次
発泡によってパネルのくぼみに充填されることから、イ
ンシュレータの取付部品および取付作業を排することが
できる。
定方法も採用することができるが、例えば、図1(b)
および(c)に示すように、フード2の張り剛性を高め
るためにフードアウターパネル2aの裏面側に取付けら
れているフードインナパネル2bのボックス構造部分に
あらかじめくぼみ(凹部)2c,2cを形成しておき、
このくぼみ2c,2cにインシュレータ1の側に設けた
突起1a,1aを係合させるようになすことが望まし
く、これによってクリップなどの取付部品が不要とな
り、インシュレータ1の固定が簡便なものとなる。さら
には、くぼみを設けたフードあるいはトランクリッドを
型内に設置し、その片側に発泡ビーズを充填したのち、
加熱することによってビーズを融着させ、パネルと一体
化させることも可能である。ビーズは融着と同時に二次
発泡によってパネルのくぼみに充填されることから、イ
ンシュレータの取付部品および取付作業を排することが
できる。
【0021】
【発明の効果】本発明の請求項1に係わるインシュレー
タは、中空円筒状の樹脂製発泡ビーズが互いに融着し、
一体化されたものであるから、軽量で、透水性に優れる
ため、特別な撥水処理を施すことなく吸水による吸音性
能の低下を防止することができるという優れた効果をも
たらすものである。
タは、中空円筒状の樹脂製発泡ビーズが互いに融着し、
一体化されたものであるから、軽量で、透水性に優れる
ため、特別な撥水処理を施すことなく吸水による吸音性
能の低下を防止することができるという優れた効果をも
たらすものである。
【0022】本発明に係わるインシュレータの実施態様
として請求項2に係わるインシュレータにおいては、発
泡ビーズが150℃以上の融点を備えた熱可塑性樹脂か
らなるものであるので、再溶融が可能でありリサイクル
に容易に対応することができると共に、フードに取付け
た場合にもエンジンから発生する熱に長期間耐えること
ができ、同じく実施態様として請求項3に係わるインシ
ュレータにおいては、その空隙率を8〜40%としたも
のであるから、低周波数域から高周波数域まで広い周波
数範囲で吸音性能を向上させることができ、請求項4に
係わるインシュレータにおいては、その見掛けの発泡倍
率を8〜40倍としたものであるから、軽量性を確保し
ながら強度および耐熱性を向上させることができ、請求
項5に係わるインシュレータにおいては、その表面に不
織布が融着されているので、インシュレータとしての外
観を向上させることができ、請求項6に係わるインシュ
レータにおいては、フードやトランクリッドのインナパ
ネルに形成した凹部に係合する突起を備えているので、
インシュレータのフードあるいはトランクリッドへの取
付作業が簡便化されると共に、クリップなどの取付部品
を不要にすることができるというさらに優れた効果がも
たらされる。
として請求項2に係わるインシュレータにおいては、発
泡ビーズが150℃以上の融点を備えた熱可塑性樹脂か
らなるものであるので、再溶融が可能でありリサイクル
に容易に対応することができると共に、フードに取付け
た場合にもエンジンから発生する熱に長期間耐えること
ができ、同じく実施態様として請求項3に係わるインシ
ュレータにおいては、その空隙率を8〜40%としたも
のであるから、低周波数域から高周波数域まで広い周波
数範囲で吸音性能を向上させることができ、請求項4に
係わるインシュレータにおいては、その見掛けの発泡倍
率を8〜40倍としたものであるから、軽量性を確保し
ながら強度および耐熱性を向上させることができ、請求
項5に係わるインシュレータにおいては、その表面に不
織布が融着されているので、インシュレータとしての外
観を向上させることができ、請求項6に係わるインシュ
レータにおいては、フードやトランクリッドのインナパ
ネルに形成した凹部に係合する突起を備えているので、
インシュレータのフードあるいはトランクリッドへの取
付作業が簡便化されると共に、クリップなどの取付部品
を不要にすることができるというさらに優れた効果がも
たらされる。
【0023】本発明の請求項7に係わるインシュレータ
の製造方法においては、中空円筒状の樹脂製発泡ビーズ
を型内で互いに融着させて一体化するものであるから、
本発明に係わるインシュレータを容易かつ低コストに製
造することができ、本発明に係わるインシュレータの製
造方法の実施態様として請求項8に係わる製造方法にお
いては、外径と内径の比が1:0.2〜1:0.9の範
囲であって、かつ外径と長さの比が1:0.5〜1:5
の範囲の中空円筒状発泡ビーズを使用するようにしてい
るので、強度,剛性に優れ、しかも軽量で広い周波数範
囲における吸音性能に優れたインシュレータを得ること
ができ、同じく実施態様として請求項9に係わる製造方
法においては、融点が150℃以上の熱可塑性樹脂から
なる発泡ビーズを使用するようにしているので、耐熱性
に優れ、かつリサイクルの容易なインシュレータを得る
ことができ、請求項9に係わる製造方法においては、発
泡ビーズの融着に際して、型内に不織布をセットしたう
えでビーズを充填し、加熱するようにしているので、ビ
ーズ同士の融着と同時に不織布を融着させることがで
き、表面に不織布を備え、外観形状の良好なインシュレ
ータを容易に得ることができるという優れた効果がもた
らされる。
の製造方法においては、中空円筒状の樹脂製発泡ビーズ
を型内で互いに融着させて一体化するものであるから、
本発明に係わるインシュレータを容易かつ低コストに製
造することができ、本発明に係わるインシュレータの製
造方法の実施態様として請求項8に係わる製造方法にお
いては、外径と内径の比が1:0.2〜1:0.9の範
囲であって、かつ外径と長さの比が1:0.5〜1:5
の範囲の中空円筒状発泡ビーズを使用するようにしてい
るので、強度,剛性に優れ、しかも軽量で広い周波数範
囲における吸音性能に優れたインシュレータを得ること
ができ、同じく実施態様として請求項9に係わる製造方
法においては、融点が150℃以上の熱可塑性樹脂から
なる発泡ビーズを使用するようにしているので、耐熱性
に優れ、かつリサイクルの容易なインシュレータを得る
ことができ、請求項9に係わる製造方法においては、発
泡ビーズの融着に際して、型内に不織布をセットしたう
えでビーズを充填し、加熱するようにしているので、ビ
ーズ同士の融着と同時に不織布を融着させることがで
き、表面に不織布を備え、外観形状の良好なインシュレ
ータを容易に得ることができるという優れた効果がもた
らされる。
【0024】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて具体的に説
明する。
明する。
【0025】融点180℃のポリプロピレン樹脂ペレッ
トを各寸法比を有する中空円筒状にそれぞれ発泡させ、
得られた発泡ビーズを所定形状の金型内に充填したの
ち、型内に高温の水蒸気を通過させることによって加熱
し、それぞれの空隙率および見掛けの発泡倍率を備えた
インシュレータを得た。
トを各寸法比を有する中空円筒状にそれぞれ発泡させ、
得られた発泡ビーズを所定形状の金型内に充填したの
ち、型内に高温の水蒸気を通過させることによって加熱
し、それぞれの空隙率および見掛けの発泡倍率を備えた
インシュレータを得た。
【0026】得られたインシュレータについては、重
量,剛性,保水性,耐熱性および吸音性能を評価し、素
材樹脂や寸法比の異なるビーズを使用して得られたイン
シュレータ、および空隙率や見掛けの発泡倍率の異なる
インシュレータ、さらにはグラスウールを用いた従来タ
イプのインシュレータの性能と比較調査した。
量,剛性,保水性,耐熱性および吸音性能を評価し、素
材樹脂や寸法比の異なるビーズを使用して得られたイン
シュレータ、および空隙率や見掛けの発泡倍率の異なる
インシュレータ、さらにはグラスウールを用いた従来タ
イプのインシュレータの性能と比較調査した。
【0027】なお、剛性については、得られたインシュ
レータの四隅を固定したときの中央部におけるたわみ量
を測定することによって、保水性については、インシュ
レータを水槽中に1時間浸漬したのち、常温で12時間
水平状態に放置した時の重量変化率を測定することによ
って、さらに耐熱性については、得られたインシュレー
タを130℃のオーブン内で12時間加熱したときの外
観形状の変化を観察することによってそれぞれ評価し
た。また、吸音性能については、垂直入射吸音率測定法
に基づき、250,500,800,1000Hzの各
周波数について吸音率を測定した。
レータの四隅を固定したときの中央部におけるたわみ量
を測定することによって、保水性については、インシュ
レータを水槽中に1時間浸漬したのち、常温で12時間
水平状態に放置した時の重量変化率を測定することによ
って、さらに耐熱性については、得られたインシュレー
タを130℃のオーブン内で12時間加熱したときの外
観形状の変化を観察することによってそれぞれ評価し
た。また、吸音性能については、垂直入射吸音率測定法
に基づき、250,500,800,1000Hzの各
周波数について吸音率を測定した。
【0028】これらの結果を表1および表2に示す。
【0029】
【表1】
【0030】
【表2】
【0031】以上の結果、融点180℃のポリプロピレ
ン樹脂からなり、本発明において規定する所定の寸法比
を備えた中空円筒状発泡ビーズを使用して、所定の空隙
率および見掛けの発泡倍率に成形された実施例1ないし
8のインシュレータにおいては、表1に示すように、い
ずれも軽量性,剛性,耐熱性に優れると共に保水性に乏
しく、低周波数から高周波数まで広い音域における優れ
た吸音性能を示し、インシュレータとしての優れた特性
を備えていることが確認された。
ン樹脂からなり、本発明において規定する所定の寸法比
を備えた中空円筒状発泡ビーズを使用して、所定の空隙
率および見掛けの発泡倍率に成形された実施例1ないし
8のインシュレータにおいては、表1に示すように、い
ずれも軽量性,剛性,耐熱性に優れると共に保水性に乏
しく、低周波数から高周波数まで広い音域における優れ
た吸音性能を示し、インシュレータとしての優れた特性
を備えていることが確認された。
【0032】これに対し、表2に示す比較例において
は、例えば、外径Doと内径Diの比が1:0.1の発
泡ビーズを使用し、空隙率が5%、見掛けの発泡倍率が
6倍である比較例1のインシュレータの場合には、いず
れの周波数においてもほとんど吸音しない結果となり、
外径Doと内径Diの比が1:0.98の発泡ビーズを
使用した比較例2の場合には、ビーズの空隙のつぶれ方
が不均一となり、吸音性能の周波数特性が安定しない結
果となった。
は、例えば、外径Doと内径Diの比が1:0.1の発
泡ビーズを使用し、空隙率が5%、見掛けの発泡倍率が
6倍である比較例1のインシュレータの場合には、いず
れの周波数においてもほとんど吸音しない結果となり、
外径Doと内径Diの比が1:0.98の発泡ビーズを
使用した比較例2の場合には、ビーズの空隙のつぶれ方
が不均一となり、吸音性能の周波数特性が安定しない結
果となった。
【0033】また、外径Doに対する長さLが小さい
(1:0.2)発泡ビーズを使用した比較例3のインシ
ュレータでは、たわみ量が10mmと大きく、十分な剛
性が得られず、逆に外径Doに対する長さLが大きい
(1:8)発泡ビーズを使用した比較例4のインシュレ
ータでは、特定の周波数(800Hz)に吸音率の鋭い
ピークが認められ、広い音域における吸音性能を得るこ
とができないことが確認された。
(1:0.2)発泡ビーズを使用した比較例3のインシ
ュレータでは、たわみ量が10mmと大きく、十分な剛
性が得られず、逆に外径Doに対する長さLが大きい
(1:8)発泡ビーズを使用した比較例4のインシュレ
ータでは、特定の周波数(800Hz)に吸音率の鋭い
ピークが認められ、広い音域における吸音性能を得るこ
とができないことが確認された。
【0034】所定の寸法比を備えた発泡ビーズを使用し
たとしても、空隙率および見掛けの発泡倍率が共に小さ
い比較例5のインシュレータにおいては、その重量が増
大すると共に、とくに耳障りな高周波数側の吸音性能に
難点があり、空隙率および見掛けの発泡倍率が共に大き
い比較例6のインシュレータにおいては、逆に低周波数
側の吸音性能が劣ることが確認された。また、空隙率が
所定の範囲内であっても見掛けの発泡倍率が小さい比較
例7においては、重量が増大し、逆に見掛けの発泡倍率
が大きい比較例8のインシュレータにおいては、耐熱試
験によりふくれが認められ、いずれもインシュレータと
しての所期の性能を満足することができなかった。
たとしても、空隙率および見掛けの発泡倍率が共に小さ
い比較例5のインシュレータにおいては、その重量が増
大すると共に、とくに耳障りな高周波数側の吸音性能に
難点があり、空隙率および見掛けの発泡倍率が共に大き
い比較例6のインシュレータにおいては、逆に低周波数
側の吸音性能が劣ることが確認された。また、空隙率が
所定の範囲内であっても見掛けの発泡倍率が小さい比較
例7においては、重量が増大し、逆に見掛けの発泡倍率
が大きい比較例8のインシュレータにおいては、耐熱試
験によりふくれが認められ、いずれもインシュレータと
しての所期の性能を満足することができなかった。
【0035】さらに、比較例9のインシュレータにおい
ては、融点120℃のポリエチレン(PE)樹脂からな
る発泡ビーズを用いた関係上、130℃の耐熱性試験で
溶融が認められ、耐熱性に劣ることが確認された。ま
た、平均繊維径が8μm、目付重量が500g/m2 の
グラスウールの表面に、目付重量55g/m2 のポリエ
ステル製不織布をポリエチレンフィルムを介して一体化
した比較例10に係わる従来タイプのインシュレータに
おいては、良好な吸音性能を備えてはいるものの、剛性
および吸水性に難点があることが確認された。
ては、融点120℃のポリエチレン(PE)樹脂からな
る発泡ビーズを用いた関係上、130℃の耐熱性試験で
溶融が認められ、耐熱性に劣ることが確認された。ま
た、平均繊維径が8μm、目付重量が500g/m2 の
グラスウールの表面に、目付重量55g/m2 のポリエ
ステル製不織布をポリエチレンフィルムを介して一体化
した比較例10に係わる従来タイプのインシュレータに
おいては、良好な吸音性能を備えてはいるものの、剛性
および吸水性に難点があることが確認された。
【0036】なお、上記比較例において、たわみ量およ
び重量の増大が確認された比較例3および7、耐熱性の
劣化が確認された比較例8および9については、吸音試
験を省略した。
び重量の増大が確認された比較例3および7、耐熱性の
劣化が確認された比較例8および9については、吸音試
験を省略した。
【図1】(a) 本発明に係わるインシュレータを自動
車のフードに取付けた状態を示す斜視説明図である。 (b) 図1(a)に示したインシュレータのフードへ
の取付構造を示す断面説明図である。 (c) 図1(b)の要部拡大図である。
車のフードに取付けた状態を示す斜視説明図である。 (b) 図1(a)に示したインシュレータのフードへ
の取付構造を示す断面説明図である。 (c) 図1(b)の要部拡大図である。
【図2】本発明に係わるインシュレータに用いる発泡ビ
ーズの形状を示す斜視説明図である。
ーズの形状を示す斜視説明図である。
【図3】従来のインシュレータのフードへの取付構造を
示す断面説明図である。
示す断面説明図である。
1 インシュレータ 1a 突起 2 フード 2b インナパネル 2c 凹部 B 発泡ビーズ H 空隙 Do 外径 Di 内径 L 長さ
Claims (10)
- 【請求項1】 両端部に開口する空隙を備えた円筒状の
樹脂製発泡ビーズが互いに融着して一体化されているこ
とを特徴とするインシュレータ。 - 【請求項2】 発泡ビーズが150℃以上の融点を有す
る熱可塑性樹脂からなることを特徴とする請求項1記載
のインシュレータ。 - 【請求項3】 空隙率が8〜40%の範囲にあることを
特徴とする請求項1または請求項2記載のインシュレー
タ。 - 【請求項4】 見掛けの発泡倍率が8〜40倍の範囲に
あることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれ
かに記載のインシュレータ。 - 【請求項5】 表面に不織布が融着させてあることを特
徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のイ
ンシュレータ。 - 【請求項6】 フードあるいはトランクリッドのインナ
パネルに形成した凹部に係合する突起を備えていること
を特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載
のインシュレータ。 - 【請求項7】 両端部に開口する空隙を備えた円筒状の
樹脂製発泡ビーズを型内で互いに融着させて一体化する
ことを特徴とするインシュレータの製造方法。 - 【請求項8】 外径と内径の比が1:0.2〜1:0.
9の範囲であって、外径と長さの比が1:0.5〜1:
5の範囲にある発泡ビーズを用いることを特徴とする請
求項7記載のインシュレータの製造方法。 - 【請求項9】 150℃以上の融点を有する熱可塑性樹
脂からなる発泡ビーズを用いることを特徴とする請求項
7または請求項8記載のインシュレータの製造方法。 - 【請求項10】 発泡ビーズを互いに融着させるに際
し、あらかじめ不織布をセットした型内に発泡ビーズを
充填して加熱することを特徴とする請求項7ないし請求
項9のいずれかに記載のインシュレータの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9255575A JPH1195756A (ja) | 1997-09-19 | 1997-09-19 | インシュレータおよびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9255575A JPH1195756A (ja) | 1997-09-19 | 1997-09-19 | インシュレータおよびその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1195756A true JPH1195756A (ja) | 1999-04-09 |
Family
ID=17280631
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9255575A Pending JPH1195756A (ja) | 1997-09-19 | 1997-09-19 | インシュレータおよびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1195756A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001315588A (ja) * | 2000-02-28 | 2001-11-13 | Nakagawa Sangyo Kk | 自動車用内装材とその製造方法 |
JP2006088737A (ja) * | 2004-09-21 | 2006-04-06 | Hayashi Telempu Co Ltd | 衝撃吸収構造体および衝撃吸収構造体の製造方法 |
CN109438745A (zh) * | 2018-09-30 | 2019-03-08 | 无锡会通轻质材料股份有限公司 | 一种发泡聚丙烯空心珠粒的制备方法 |
-
1997
- 1997-09-19 JP JP9255575A patent/JPH1195756A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001315588A (ja) * | 2000-02-28 | 2001-11-13 | Nakagawa Sangyo Kk | 自動車用内装材とその製造方法 |
JP2006088737A (ja) * | 2004-09-21 | 2006-04-06 | Hayashi Telempu Co Ltd | 衝撃吸収構造体および衝撃吸収構造体の製造方法 |
JP4533709B2 (ja) * | 2004-09-21 | 2010-09-01 | 林テレンプ株式会社 | 衝撃吸収構造体および衝撃吸収構造体の製造方法 |
CN109438745A (zh) * | 2018-09-30 | 2019-03-08 | 无锡会通轻质材料股份有限公司 | 一种发泡聚丙烯空心珠粒的制备方法 |
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