JPH1195612A - 像担持体の駆動装置 - Google Patents

像担持体の駆動装置

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JPH1195612A
JPH1195612A JP9252072A JP25207297A JPH1195612A JP H1195612 A JPH1195612 A JP H1195612A JP 9252072 A JP9252072 A JP 9252072A JP 25207297 A JP25207297 A JP 25207297A JP H1195612 A JPH1195612 A JP H1195612A
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    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/75Details relating to xerographic drum, band or plate, e.g. replacing, testing
    • G03G15/757Drive mechanisms for photosensitive medium, e.g. gears
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D3/00Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive
    • F16D3/50Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive with the coupling parts connected by one or more intermediate members
    • F16D3/70Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive with the coupling parts connected by one or more intermediate members comprising elastic elements arranged in holes in one coupling part and surrounding pins on the other coupling part

Abstract

(57)【要約】 【課題】 軽量、コンパクト、低コストで、外乱等によ
る影響を受けにくく、高精度な速度ムラを低減し、伝達
関数のゲインを低下する感光体ドラム又はベルト感光体
の駆動装置の提供。 【解決手段】 駆動歯車53と、端面を有し、該端面に
て駆動歯車53と結合するフライホイール54と、駆動
歯車53に固定された剛体の突起552と、フライホイ
ール54の端面に固定された弾性部材551で、前記突
起552と当接することにより駆動歯車53に伝達され
た回転駆動力をフライホイール54に伝達する第1の弾
性部材(梁部551A)と、フライホイール54の端面
に固定され、かつ前記第1の弾性部材551Aと前記突
起552の当接で生じる前記第1の弾性部材551Aの
弾性的な挙動に作用する第2の弾性部材(粘弾性体55
3)とを有した回転体の駆動装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子写真方式によっ
て像担持体上に画像形成を行う画像形成装置の像担持体
の駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式による複写機やプリンタ等
では、回転する円筒状の像担持体(以後感光体ともい
う)の表面や、ベルト状の感光体を走行させその表面に
静電潜像を形成し、形成した静電潜像にトナーを付着さ
せて現像し、このトナー画像を記録紙上に転写,定着し
て画像を得るようにしている。
【0003】そして、一様の速度をもって回転すべき感
光体ドラムやベルト状感光体に速度の変動(回転ムラ)
が生じるとスモールピッチバンディングの現象が生じ、
出力された画像にジッタや画像ムラが生じる。このこと
は、感光体への書き込みを半導体レーザの走査によって
行わせるデジタル方式の電子写真技術においては特に顕
著に現れ、感光体の回転の速度変動が書き込み系の副走
査方向の速度変動となり書き込みラインの間隔に微妙な
ずれを生じさせて画像品質を著しく低下させる原因とな
る。
【0004】一様の回転速度をもって回転すべき感光体
ドラムやベルト状感光体駆動の精度向上のための技術に
関しては多くの提案があるが、大きくは次の2つの流れ
がみられる。
【0005】1つは駆動系にフライホイールを組み込む
もので、従来フライホイールの着脱を容易化したもの
が、特開平7−281500号、同8−202205号
明細書に見られる。また、回転体内にフライホイールを
設けるものとして、特開平6−130872号、同6−
130874号、同7−302025号、同8−202
206号明細書などにみられる。更に、回転体の周波数
特性を検知し、加振周波数との関連で、フライホイール
の慣性モーメントを適正化するものが、特開平8−63
041号、同8−115041号、同8−220966
号明細書にみられる。
【0006】また、もう一つの大きな流れとして、回転
体駆動系の途中に弾性部材を組み込んだ歯車やタイミン
グベルト・プーリーを用いることにより、駆動伝達系の
回転方向振動を吸収するというものである。具体的に
は、特開平6−249321号、同6−294453
号、同7−325445号、同7−325446号、同
8−54047号明細書などがあげられる。
【0007】このように、従来技術の中ではフライホイ
ールの使用が感光体ドラムやベルト状感光体の駆動精度
向上のための最も有効な技術手段であったが、装置が大
型化することと、回転の立ち上がり時に大きなトルクを
必要とすることが原理的な問題がある。また、フライホ
イールそのものが回転の運動エネルギーにより回転振動
を低減するものであるため、これら感光体を低速度で回
転する場合に効果が認められるためには感光体に比して
大きな径のフライホイールを採用する必要がある。従っ
て、装置の大型化を避けるため、感光体内にフライホイ
ールを設ける場合にも機能的な限界を認めざるを得なか
った。
【0008】近年になって感光体の駆動系の固有振動数
を求め、加振周波数との関係を考慮しながら駆動系を設
計するということと、固有振動数を中心とする回転系の
周波数応答を求め慣性量の設計により周波数特性の形状
すなわち伝達関数の形状を変化させ、このピーク位置を
変更し、駆動系を最適化するという考え方が一般化して
きた。この場合の最大の問題点は、一つの感光体駆動系
では固有振動数を低周波数領域へ移動させることを考え
ると必然的にフライホイールの径を大きくするかその重
量を大きくすることになる。これは、すなわち、基本周
波数の固有振動数fが
【0009】
【数1】
【0010】であらわされるとすると、慣性モーメント
Iを大きくすることにより、固有振動数fの値を小さく
することに相当する。
【0011】一方で、駆動系の途中に弾性部材を設ける
ことによって駆動精度の向上をはかることは、駆動系で
発生する回転方向の振動成分を弾性部材内で熱に変換
し、散逸させるものである。ここには駆動系の周波数特
性や伝達関数といった概念が入っていないので、発生す
る振動の加振周波数や駆動系の構成によりその効果が予
測できず、効果のレベルもまちまちであった。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、デジタ
ル方式の画像形成装置の開発では、性能が向上するにつ
れ、レーザによる書き込みによる1ドットラインの再現
性が厳密に求められ、駆動系に要求される精度も急速に
厳しいものになった。ここで要求される精度は、レーザ
による書き込みの副走査方向の均一性が視覚系の可視感
度との関係で保証されるレベルであり、記録密度が60
0dpiから2400dpiといった高密度記録化に伴
って、スモールピッチバンディングが人間に認識できな
い高レベルを満足する高精度の回転ムラのない感光体の
駆動が要求される。
【0013】この為、従来技術の範囲においては、感光
体の駆動の高精度化には高精度歯車や、駆動の専用化、
大型のフライホイールの採用などが一般に行われてい
る。しかしフライホイールの採用は既に述べたように重
量や装置が大きくなることは避けられない。さらに電子
写真方式のプリンターを提供する為にも、軽量、コンパ
クト、低コストで高精度な駆動を構成するという要求の
為に、歯車駆動力を弾性部材を介して感光体ドラム等の
回転体に伝達する構造等が提案されている。ところがこ
の技術においては、弾性部材のみでは、固有振動数以上
の速度ムラ低減効果は大きいが、共振領域のゲインが大
きくなり、共振領域近傍の速度ムラや、負荷変動の影響
を大きく受け、バンディングが悪化する問題があった。
【0014】本発明は、それらの問題を解決する新しい
構造により、径の小さい感光体ドラムや径の小さいベル
ト感光体駆動ローラに対して有効に作動し、軽量、コン
パクト、低コストで、外乱等による影響を受けにくく、
高精度な駆動が達成することにより、高画質の画像出力
を可能とする像担持体の駆動装置の提供を目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記の目的とする像担持
体の駆動装置は、駆動歯車の駆動力を感光体ドラム又は
ベルト感光体駆動ローラに伝達する像担持体の駆動装置
において、前記駆動装置には前記駆動歯車に対向した端
面を有するフライホイールが設けられ、前記駆動歯車に
固定された剛体の突起と、前記フライホイールの端面に
固定された弾性部材で、前記突起と当接することにより
前記駆動歯車に伝達された回転駆動力を前記フライホイ
ールに伝達する第1の弾性部材と、前記回転体の端面に
固定され、かつ前記第1の弾性部材と前記突起の当接で
生じる前記第1の弾性部材の弾性的な挙動に作用する第
2の弾性部材とを有することを特徴とする像担持体の駆
動装置(請求項1の発明)及び駆動歯車の駆動力を感光
体ドラム又はベルト感光体駆動ローラに伝達する像担持
体の駆動装置において、前記駆動装置には前記駆動歯車
に対向した端面を有するフライホイールが設けられ、前
記フライホイールの端面に固定された剛体の突起と、前
記駆動歯車に固定された弾性部材で、前記突起と当接す
ることにより前記フライホイールに、前記駆動歯車に伝
達された回転駆動力を伝達する第1の弾性部材と、前記
駆動歯車に固定され、かつ前記第1の弾性部材と前記突
起の当接で生じる前記第1の弾性部材の弾性的な挙動に
作用する第2の弾性部材とを有することを特徴とする像
担持体の駆動装置(請求項2の発明)により達成され
る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下説明する本発明の像担持体の
駆動装置の従来技術との最大の相違点は次の2点であ
る。
【0017】1 本発明は、フライホイールにより周波
数特性における伝達関数の形を変更するものとは原理的
に異なり、きわめて簡単な構成で周波数特性のコントロ
ールを可能にするものである。すなわち、これまでの技
術が慣性モーメントIを変化させ固有振動数fを変更し
ていた(図12(a)参照)ものに対し、駆動系の実質
的な駆動系のねじり剛性Kを変化させ、周波数特性のコ
ントロールを可能にするものである。
【0018】2 本発明は、周波数特性のピーク位置の
変更により周波数特性をコントロールするだけでなく、
周波数特性の大きさすなわち伝達関数のゲインの大きさ
を自由に低減することが可能である。これは、伝達関数
のピークを平行移動するだけでなく、大きさ方向にも移
動させ伝達関数の高さを低くすることに相当する(図1
2(b)参照)。
【0019】これにより、対応する周波数領域にある回
転方向の振動の絶対値が著しく低減する効果を持つもの
である。
【0020】上記の構成は感光体ドラムやベルト感光体
駆動ローラの径が大きく慣性モーメントが約10000
gcm2以上の場合には有効であるが、これ以下の場
合、即ち小径の感光体ドラムや小径のベルト感光体駆動
ローラの場合には充分その効果が発揮し得ないことがあ
ることから、本発明においては像担持体の駆動装置の系
内にフライホイールを設け、上記感光体の慣性モーメン
トにフライホイールの慣性モーメントを加えたものが1
0000gcm2〜30000gcm2程度とすることに
よって、小径の感光体ドラムや小径のベルト感光体駆動
ローラに対しても高精度駆動が達成されるようになっ
た。因みに本発明によらないでフライホイールのみによ
って本発明におけると近い高精度駆動を行うにはフライ
ホイールの慣性モーメントは約100000gcm2
上であることが必要であった。
【0021】次に本発明の像担持体の駆動装置を接続す
ることにより高精度にベルト感光体を駆動できることと
なった画像形成装置の一例を図13の断面構成図によっ
て説明する。
【0022】ベルト状像担持体であるベルト感光体10
は駆動ローラ11及び回動ローラ12,13に張架され
た可撓性の感光体ベルトで、テンションローラ14の作
用により緊張状態とされて、内周面に設けたバックアッ
プ部材40に局部的に当接しながら時計方向に回動す
る。ベルト感光体10はポリエステル、ポリイミド、ポ
リエチレンテレフタレート等の可撓性基体上に酸化錫、
酸化鉛、酸化インジウム等の金属薄膜を導電層として設
け、その上面には各種有機感光層(OPC)を塗布し、
前記導電層を接地している。本実施形態で用いるベルト
感光体10は80μm厚のポリエチレンテレフタレート
を基体とし、OPCを塗布したもので、100μm厚に
一様の厚みとなるよう精度よく管理されている。
【0023】張架されたベルト感光体10の側面には4
組の帯電手段、像露光手段及び現像手段からなる像形成
手段が設けられている。
【0024】帯電手段であるスコロトロン帯電器21
(Y),21(M),21(C)及び21(K)はイエ
ロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C)及び黒色
(K)の各色の画像形成プロセスに用いられ、ベルト感
光体10の有機感光体層に対し所定の電位に保持された
制御グリッドと放電ワイヤによるコロナ放電とによって
帯電作用を行い、ベルト感光体10に対し一様な電位が
与えられる。
【0025】像露光手段である露光光学系22(Y),
22(M),22(C)及び22(K)は、半導体レー
ザで発光されたレーザビームを駆動モータにより回転さ
れるポリゴンミラーにより回転走査を行いfθレンズを
経てベルト感光体10に対して像露光を行う。この像露
光は別体の画像読み取り装置によって読み取られた各色
の画像信号が画像処理をなされて露光光学系22
(Y),22(M),22(C)及び22(K)にそれ
ぞれ電気信号として入力されることによって行われる。
【0026】イエロー(Y),マゼンタ(M),シアン
(C)及び黒色(K)の一成分あるいは二成分の現像剤
をそれぞれ収容する非接触現像法を用いた現像手段であ
る現像器23(Y),23(M),23(C)及び23
(K)は、縦型に配設されたベルト感光体10の一方の
側にベルト感光体10の移動方向と直交してベルト面に
平行に位置するように上下に配設され、それぞれベルト
感光体10の周面に対し後に説明する手段によって所定
の間隙を保って同方向に回転する現像スリーブ231
(Y),231(M),231(C)及び231(K)
(1部のみ図示)を備えている。
【0027】現像器23(Y),23(M),23
(C)及び23(K)は、スコロトロン帯電器21
(Y),21(M),21(C)及び21(K)による
帯電、露光光学系22(Y),22(M),22(C)
及び22(K)による像露光によって形成されるベルト
感光体10上の静電潜像を現像バイアス電圧の印加によ
り非接触の状態で反転現像する。
【0028】画像記録のスタートにより、駆動モータが
回動して駆動ローラ11を介してベルト感光体10は時
計方向へと回転し、スコロトロン帯電器21(Y)の帯
電作用によりベルト感光体10への電位の付与が開始さ
れる。ベルト感光体10は電位を付与されたあと、露光
光学系22(Y)において第1の色信号すなわちイエロ
ー(Y)の画像信号に対応する電気信号による露光が開
始され、ベルトの回転(副走査)によってその表面の感
光層に現像画像のイエロー(Y)の画像に対応する静電
潜像を形成する。この潜像は現像器23(Y)により現
像スリーブ231(Y)上に付着搬送された現像剤が非
接触の状態で反転現像され、ベルト感光体10の回転に
応じてイエロー(Y)のトナー像が形成される。
【0029】次いでベルト感光体10はイエロー(Y)
のトナー像の上にさらにスコロトロン帯電器21(M)
の帯電作用により電位が付与され、露光光学系22
(M)の第2の色信号すなわちマゼンタ(M)の画像信
号に対応する電気信号による露光が行われ、現像器23
(M)による非接触の反転現像によって前記のイエロー
(Y)のトナー像の上にマゼンタ(M)のトナー像が重
ね合わせて形成される。
【0030】同様のプロセスによりスコロトロン帯電器
21(C),露光光学系22(C)及び現像器23
(C)によってさらに第3の色信号に対応するシアン
(C)のトナー像が、またスコロトロン帯電器21
(K),露光光学系22(K)及び現像器23(K)に
よって第4の色信号に対応する黒色(K)のトナー像が
順次重ね合わせて形成され、ベルト感光体10の一回転
以内にその周面上にカラーのトナー像が形成される。
【0031】現像器23(Y),23(M),23
(C)及び23(K)に対しては、各色の補給用の現像
剤がトナー補給槽24(Y),24(M),24(C)
及び24(K)より補給される。現像器23(Y),2
3(M),23(C)及び23(K)による現像作用に
際しては、それぞれ現像スリーブ231(Y),231
(M),231(C)及び231(K)に対し直流ある
いは更に交流を加えた現像バイアスが印加され、現像ス
リーブ231上に付着した一成分或いは二成分現像剤に
よるジャンピング現像が行われて、導電層を接地したベ
ルト感光体10に対してベルト感光体10の帯電と同極
性の直流バイアスが印加された現像スリーブ231から
感光体上の露光部にトナーを付着させる非接触の反転現
像が行われる。
【0032】かくして、ベルト感光体10の周面上に形
成されたカラーのトナー像はスコロトロン帯電器21
(F)によって付着トナーの電位が揃えられたのち転写
前露光器25によって除電が行われ、転写部において、
給紙装置である給紙カセット31A,31B或いは手差
し部32から送り出され、タイミングローラ33へと搬
送され、タイミングローラ33の駆動によってベルト感
光体10上のトナー像領域と同期して給紙される転写紙
上に、ベルト感光体10の駆動用の駆動ローラ11の下
部に対向して配置された転写ローラ26により転写され
る。
【0033】トナー像の転写を受けた転写紙は、駆動ロ
ーラ11の曲率に沿ったベルト感光体10周面より分離
されたのち、定着装置34へ搬送され、定着装置34に
おいて加熱・圧着されてトナーが転写紙上に溶着・定着
されて定着装置34より排出され、排紙搬送ローラ35
A,35B,35Cにより搬送されて、上部に設けられ
た排紙部36に転写紙上の画像面を下面にして排出され
る。
【0034】一方、転写紙を分離したベルト感光体10
はクリーニング装置27においてクリーニングブレード
271によってベルト感光体10面の摺擦がなされ、残
留トナーの除去・清掃がなされて、次の原稿画像のトナ
ー像の形成を続行するか、もしくは一旦停止して待機す
る。なお次の原稿画像のトナー像の形成が続いて行われ
るときは、帯電前露光器28によるベルト感光体10の
感光体面への露光が行われて前歴の除去がなされる。
【0035】本実施形態のカラー画像形成装置では、ベ
ルト感光体10の感光体面と各色ごとの現像スリーブ2
31との間で形成される現像間隙Dsdを非接触現像に
適した500〜600μmの設定間隙に現像スリーブ2
31全域に渡って±20μm以下の高精度の変動範囲内
に維持することを可能としたもので、設定された現像間
隙Dsdに対してこの精度の変動範囲内に維持されてい
れば、ムラのない良好なトナー像の現像がなされること
を確認してなされたものである。
【0036】図14は図13に示したベルト感光体10
に対向した現像器23の断面図を拡大して示している。
ベルト感光体10の内側に設けた当接支持部材であるバ
ックアップ部材40には、少なくとも現像スリーブ23
1(Y),231(M),231(C)及び231
(K)に対向した鰭状に突出し先端が1.5mmの半径
の半円筒状の当接支持部41(Y,M,C,K)が設け
られ、ベルト感光体10の背面にベルト感光体10の回
動方向とは直交する方向にそれぞれが当接するよう設け
られている。また本実施形態のカラー画像形成装置で
は、露光光学系22(Y),22(M),22(C)及
び22(K)による走査光がベルト感光体10の感光層
上に像露光が行われる箇所の背面には、感光体面の回動
中に生じる振動或いは変動を阻止する目的から先の当接
支持部41と同様の小半径の半円筒状の当接支持部42
(Y),42(M),42(C)及び42(K)がベル
ト感光体10の回動方向とは直交する方向にそれぞれが
当接するよう設けられ、回動ローラ12,13の間に張
架されたベルト感光体10は、その一方の側ではテンシ
ョンローラ14によって一定の張力がベルトに与えら
れ、他方の像形成が行われる側においては、当接支持部
42(Y),41(Y),42(M),41(M),4
2(C),41(C),42(K),41(K)の8ヵ
所でベルト感光体10の背面への当接がなされ、大きな
巻付け角度をもって定速度をもって回転する駆動ローラ
11によってベルト感光体10は時計方向に定速回転が
なされる。
【0037】像形成が行われる側のベルト感光体10は
上記8ヵ所の当接箇所の間ではベルトは張力によってほ
ぼ平面状に近い形状に張設されていて、当接支持部41
を挟んで張設されたベルトの上流側の平面及び下流側の
平面のなす角θは好ましくは175〜179°の間に設
定されている。当接支持部41,42によるベルト感光
体10の背面への当接は摩擦抵抗として作用するので、
当接支持部41,42のベルト感光体10背面への当接
は、好ましくは断面半径が1mm以上3mm以下の半円
筒部によって当接がなされるよう構成し、ベルト背面へ
の接触面積を減らしてベルト回動時における摩擦抵抗を
減らしている。また当接支持部41を挟んで張設された
ベルトの上流側の平面及び下流側の平面のなす角θが小
さいとき、即ちベルト感光体10が当接支持部41で大
きく折れ曲がって回動するときは、当該箇所での回動時
の抵抗が大きく作用するので好ましくない。前記の8ヵ
所における角θは何れも180°に近い角度で当接支持
部41からベルト感光体10背面が浮き上がることのな
い角度に設定する。またテンションローラ14による張
力も浮き上がりが生じないような条件に設定される。
【0038】このようにしてベルト感光体10の回動時
の抵抗を減らして、駆動ローラ11とベルト感光体10
との接触部でのスリップをなくし、定速でベルト感光体
10が回動して、重ね合わされるトナー像にズレが生じ
ない構成にする。
【0039】以上説明したカラー画像形成装置で、ベル
ト感光体10を支持する駆動ローラ11,回転ローラ1
2,13、テンションローラ14及びバックアップ部材
40はベルトカートリッジフレーム100Aに取り付け
られてベルトカートリッジ100として、図13におい
て手前側に引き出すことが可能となっている。ベルトカ
ートリッジ100をカラー画像形成装置本体に装着した
状態においては、ベルト感光体の駆動ローラ11のロー
ラ軸111は本発明による像担持体の駆動装置50と連
結し、駆動用モータMによる回転は速度ムラが低減され
て高精度の駆動がなされる。
【0040】図1はベルト感光体駆動ローラ11に接続
した駆動装置50の実施形態を示している。
【0041】駆動装置50は駆動用モータMと、回転す
る駆動軸51を支持する2つの駆動軸受56A,56B
とを取り付けた駆動フレーム500によってカラー画像
形成本体に固設されている。そしてパルスモータ等の駆
動用モータMとこれに直結したモータ歯車52は、駆動
軸51上に回転可能に設けた駆動歯車53と噛み合って
いて、駆動用モータMからの回転は駆動歯車53に伝達
される。
【0042】駆動歯車53の駆動は、駆動歯車53に対
向した端面を有して駆動軸51に固設したフライホイー
ル54に、後に説明する駆動伝達部55を介して伝達さ
れる。駆動軸51はフライホイール54とは一体として
連結されているが、駆動歯車53とは連結していないの
で、駆動軸51と駆動歯車53とは別体として回転し、
駆動歯車53の駆動は駆動軸51を通して伝達すること
なく駆動伝達部55を介して伝達される。
【0043】かかる構成によってフライホイール54に
伝達される速度ムラは、駆動伝達部55による低減効果
とフライホイール54のイナーシャにより低減してい
る。
【0044】ベルトカートリッジ100を装置本体に装
着すると、ベルトカートリッジフレームのローラ軸受1
12によって軸支されたベルト感光体の駆動ローラ11
のローラ軸111は駆動軸51と連結部材113の結合
によって駆動軸51と連結し、速度ムラが低減した駆動
軸51の回転は駆動ローラ11に伝達され、ベルト感光
体10は速度ムラのない回動が行われることとなる。図
2は連結部材113の1例を示したもので、接離を可能
とし結合状態においてガタがなく偏芯がない状態で回転
伝達が行われる部材であればよい。
【0045】なお図1に示した実施形態においては、駆
動装置50はカラー画像形成装置本体側に固設され、ベ
ルトカートリッジ100を装着することにより、連結部
材113によって連結し、駆動装置50の回転が伝達さ
れる構成となっているがこれに限定されるものではな
く、駆動装置50を直接ベルトカートリッジフレーム1
00Aに取り付ける構成とすることも可能であってこの
ときは前記の連結部材113は不要となる。
【0046】図3(a)は、駆動伝達部55の一実施形
態の構造を示す分解斜視図である。駆動歯車53とフラ
イホイール54との間で駆動伝達を行う駆動伝達部55
には、梁部551Aを有した梁状弾性体551が駆動歯
車34の端面に設けられ、梁部551Aが駆動歯車53
のほぼ半径方向となる位置関係に固設されていて、フラ
イホイール54の端面には棒状で剛体の駆動連結突起5
52が固設されている。そして組み立てられた状態にお
いては、図3(b)に示すように駆動連結突起552は
梁状弾性体551の梁部551Aのほぼ中央位置に当接
し、駆動歯車53の回転に伴って駆動連結突起552は
梁部551Aを介して矢示方向に押され、ベルト感光体
10への駆動伝達がなされる。
【0047】本実施形態の駆動伝達部55では、梁部5
51Aの駆動連結突起552の当接点とは反対側に一定
の圧縮率で変形しながら面接触する粘弾性体553が設
けられている。本発明は弾性的な変形挙動によって回転
体と駆動源から成る駆動系の固有振動数を決定する第1
の弾性部材(梁部551A)と、第1の弾性部材の弾性
的な挙動に作用し、その減衰特性を増加させる第2の弾
性部材(粘弾性体553)とを駆動伝達部に有するもの
で、以下これに関して詳しく説明する。
【0048】本実施形態の梁状弾性体551はポリアセ
タール(POM)を材料とする樹脂成型部材であって、
例えば3本のネジによって駆動歯車53に強固に固定さ
れている。梁部551Aは、厚さ1.8mm、長さ35
mmの両端固定の両持梁であって、これにより固有振動
数が決定する。梁状弾性体551の材料としては、上記
以外にABS樹脂(ABS)、SUS合金、亜鉛メッキ
綱板(SECC−C−20/20)、アルミ合金等弾性
特性を有した工業用樹脂材や金属材を選択的に用いるこ
とができる。また実施形態においては両持梁の形態をな
しているが図3(c)に示すような片持梁の形態をなし
ていても差し支えない。
【0049】本実施形態の粘弾性体553には、クロロ
プレンゴム(CR)、エチレンプロピレンゴム(EPD
M)、シリコンゲル、オイル含浸多孔質ゴム、ブチルゴ
ム、熱可塑性エラストマー、熱可塑性樹脂に高い振動吸
収性能を付加した高機能材料が用いられる。該粘弾性体
553はJISゴム硬度が20度ないし100度、好ま
しくは40度ないし80度の間にある弾性体で、弾性体
内での内部摩擦の大きさを表す力学的損失係数tanδ
が0.3以上、好ましくは0.5以上の粘弾性体が用い
られる。このような特性を有した粘弾性体553は図3
(b)に示すように圧縮率1%から15%の予め圧縮さ
れた状態で、梁部551Aの駆動連結突起552の当接
点とは反対側に一定面積で面接触している。
【0050】かかる構成によって、粘弾性体553は極
めて効果的に減衰係数を支配的に自在にコントロールす
ることができる。なお本実施形態においては図3(b)
に示すように粘弾性体553は、梁部551Aの駆動連
結突起552と当接する側と反対側で当接しているが、
図4(a)に示すように粘弾性体553は梁部551A
の駆動連結突起552と当接する側と同じ側で当接する
ような構成であってもよい。更にまた図4(b)に示す
ように粘弾性体553は梁部551Aの駆動連結突起5
52と当接する側の側面で当接するような構成であって
もよい。粘弾性体553の梁部551Aと当接する位置
は1ヶ所に限定されるものではなく、例えば図4(c)
で示すように粘弾性体553の梁部551Aとの当接位
置は駆動連結突起552と当接する側と同じ側と反対側
との両方に当接する構成であってもよい。
【0051】粘弾性体553は1%から15%の間の予
め圧縮された状態で梁部551Aに当接するが、図4
(d)に示すように梁状弾性体551とは別体に梁部5
51Aとの間隔を微調可能とする押圧部材554を設
け、その間に挿入された粘弾性体553の最適とする圧
縮率を求めてセットする構成であってもよい。
【0052】本発明者らはフライホイール54とベルト
感光体駆動ローラ11の慣性モーメントを合わせて27
000gcm2のベルト感光体10について、ゴム硬度
61度のCRゴムを材料とする粘弾性体553を用い、
圧縮率10%をもって梁部551Aの裏面側に当接する
よう構成し、固有振動数が25Hzの梁部351Aに対
して粘弾性体353を当接することにより固有振動数
を、15Hzとし、伝達係数のゲインの低減を可能とし
た。
【0053】図5〜図10はその間の状況を示すデータ
である。
【0054】図5は粘弾性体553を除去し、梁部55
1Aの梁の部分を加振して、その梁の加速度応答を測定
したデータで、(a)は横軸に時間軸、(b)は横軸に
周波数をとったデータである。
【0055】図6は梁部551Aに粘弾性体553を取
り付け梁部551Aの梁の部分を加振した場合のデータ
で、(a)は横軸に時間軸、(b)は横軸に周波数をと
ったデータである。図5と図6とを比較すると、粘弾性
体553を取り付けることによって周波数領域データで
は固有振動数のゲインが低下し、時間軸領域データから
は振動がすばやく減衰し、振動特性が向上しているのが
認められる。
【0056】これを実際に画像形成装置の駆動伝達部5
5に適用し、ベルト感光体10の速度ムラをレーザドッ
プラで測定したデータが図7〜図10である。図7は粘
弾性体553を除去したときのデータである。実際の駆
動系ではベルト感光体10に対しての負荷変動要因が様
々あり、速度ムラに悪影響を及ぼしている。そのため図
7の梁部551Aのみの場合は、負荷変動の影響を受
け、ねじりの固有振動数(約25Hz)近傍でゲインが
大きくなり、時間軸領域データのp−p値も大きくなっ
ている。
【0057】図8は梁部551Aに粘弾性体553を取
り付けた場合のデータである。図7のデータと比較する
と、粘弾性体553を取り付けた場合は、負荷変動があ
るにも関わらず、周波数領域の共振のゲインも低く抑え
られ、時間軸領域データのp−p値は安定して小さく、
駆動精度が向上しているのがわかる。図9に示したデー
タは、図8の条件に加えて、フライホイール54とベル
ト感光体駆動ローラ11との加算した慣性モーメントを
更に12000gcm2増加した場合のデータである
が、図8のデータと比較して更に速度ムラが向上してい
ることが認められる。
【0058】図10に示したのは、図9におけるCRゴ
ムを用いた粘弾性体553に代えて損失係数tanδが
1.9の熱可塑性エラストマー〔メーカー(東ソー)E
D1920N〕の粘弾性体553を用いたときのデータ
である。損失係数がCRゴムに対してかなり大きな粘弾
性体を用いたことによって、25Hz近くのゲインが更
に低下し、速度ムラにおいて向上していることが認めら
れる。
【0059】以上説明した実施形態の駆動伝達部55
は、駆動歯車53の端面に梁状弾性体551を固設し、
またフライホイール54の端面には駆動連結突起552
を固設し、梁状弾性体551の梁部551Aと駆動連結
突起552とを当接させ、駆動歯車53の駆動回転を梁
部551Aを介して駆動連結突起552に伝達する構成
(図3参照)であったが、これとは全く逆の構成とする
ことによっても全く同一の効果を得ることができる。図
11はこの実施形態の駆動伝達部55′の構造を示した
もので、図11(a)の分解斜視図で示すように、梁部
551A′を有した梁状弾性体551′はフライホイー
ル54′の端面に設けられ、梁部551A′がフライホ
イール54′のほぼ半径方向となる位置関係に固設され
ている。そして梁部551A′には粘弾性体553′が
当接した形で設けられている。また駆動歯車53′の端
面には棒状で剛体の駆動連結突起552′が固設されて
いて、組立られた状態では図11(b)に示すように駆
動連結突起552′は梁部551A′のほぼ中央位置に
当接し、駆動歯車53′の回転に伴って駆動連結突起5
52′は梁部551A′を矢示方向に押してベルト感光
体駆動ローラ11への駆動伝達が行われる。
【0060】以上説明した本発明の像担持体の駆動装置
と接続して画像形成を行う画像形成装置は、ベルト感光
体駆動ローラによって回転するベルト感光体であった
が、回転体自身が感光体ドラムである画像形成装置に対
しても接続することによって本発明による駆動装置は優
れた効果を発揮する。特に感光体ドラムのドラム径が小
さく慣性モーメントが例えば10000gcm2に満た
ない場合にはフライホイール54に適当な慣性モーメン
トをもたすことによって速度ムラを極度に低減すること
が可能となる。
【0061】更にまた本発明の像担持体の駆動装置は、
例えばドラム状の回転体に感光フィルムを巻き付け、回
転体を一様速度で回転させながら、ポリゴンミラー等に
よって走査を行うレーザ光で感光フィルム上に画像記録
を行う記録装置に適用しても優れた効果を得ることがで
きる。
【0062】本発明によるときは、第1の弾性部材(梁
部)によって回転体のねじりの固有振動数を支配的に第
2の弾性部材(粘弾性体)で減衰係数を支配的に自在に
コントロールすることが出来、設計の自由度が格段に向
上する。回転体駆動系の固有振動数と減衰係数を自由に
設定できるということは、具体的な効果として、固有振
動数よりも高周波の領域においては、伝達関数のゲイン
が本来低下する領域にあることにより、速度ムラが低減
し、また、減衰部材の効果で、伝達関数のゲインそのも
のが低減するという効果により、固有振動数近傍の共振
レベルが低くなるという効果として現れ、全体として回
転体駆動に関わる速度ムラが効率よく低減し、回転体駆
動精度が著しく向上するという効果を得ることができ、
更に本発明においては駆動装置の系の中にフライホイー
ルを設け、慣性モーメントを適当に設定することによっ
て本発明の効果を高めることができる。
【0063】この結果、共振領域近傍の速度ムラ、画像
形成装置にあっては現像駆動部からの振動、或いはブレ
ード、転写ローラ等の負荷変動等の外乱に対して強い、
安定した駆動系が得られる。
【0064】
【発明の効果】本発明により、負荷変動や、駆動系の速
度ムラによる影響を極小さく出来るため、画像を形成す
る感光体ドラムや駆動ローラによって搬送回転するベル
ト感光体に対して常に高精度かつ安定した回転が得られ
る。
【0065】その結果、本発明による駆動装置と接続し
た画像形成装置にあっては、感光体の速度ムラに起因す
る主要な画像トラブルであるスモールピッチ・バンディ
ングを著しく低減させ、これを人間に認識できないレベ
ルとし、高画質の画像を安定して提供することが出来
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる回転体駆動機構を示す断面図。
【図2】連結部材の一例を示す説明図。
【図3】本発明にかかる駆動伝達部の一実施例を示す説
明図。
【図4】駆動伝達部における粘弾性体の設置例を示す説
明図。
【図5】梁部のみによる加速度応答の測定データ。
【図6】梁部に粘弾性体を付加したときの加速度応答の
測定データ。
【図7】梁部のみによるベルト感光体の速度ムラデー
タ。
【図8】梁部に粘弾性体を付加したときのベルト感光体
の速度ムラデータ。
【図9】粘弾性体に加えて慣性モーメントを付加したと
きのベルト感光体の速度ムラデータ。
【図10】図9における条件で粘弾性体を交換したとき
のベルト感光体の速度ムラデータ。
【図11】本発明にかかる駆動伝達部の他の実施形態を
示す説明図。
【図12】周波数特性のコントロールに関する説明図。
【図13】本発明の一適用例を示す画像形成装置の断面
構成図。
【図14】前記装置内の要部説明図。
【符号の説明】
10 ベルト感光体 11 (ベルト感光体)駆動ローラ 100 ベルトカートリッジ 111 ローラ軸 50 駆動装置 51 駆動軸 53 駆動歯車 54 フライホイール 55 駆動伝達部 551 梁状弾性体 551A 梁部 552 駆動連結突起 553 粘弾性体 M 駆動用モータ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動歯車の駆動力を感光体ドラム又はベ
    ルト感光体駆動ローラに伝達する像担持体の駆動装置に
    おいて、前記駆動装置には前記駆動歯車に対向した端面
    を有するフライホイールが設けられ、前記駆動歯車に固
    定された剛体の突起と、前記フライホイールの端面に固
    定された弾性部材で、前記突起と当接することにより前
    記駆動歯車に伝達された回転駆動力を前記フライホイー
    ルに伝達する第1の弾性部材と、前記回転体の端面に固
    定され、かつ前記第1の弾性部材と前記突起の当接で生
    じる前記第1の弾性部材の弾性的な挙動に作用する第2
    の弾性部材とを有することを特徴とする像担持体の駆動
    装置。
  2. 【請求項2】 駆動歯車の駆動力を感光体ドラム又はベ
    ルト感光体駆動ローラに伝達する像担持体の駆動装置に
    おいて、前記駆動装置には前記駆動歯車に対向した端面
    を有するフライホイールが設けられ、前記フライホイー
    ルの端面に固定された剛体の突起と、前記駆動歯車に固
    定された弾性部材で、前記突起と当接することにより前
    記フライホイールに、前記駆動歯車に伝達された回転駆
    動力を伝達する第1の弾性部材と、前記駆動歯車に固定
    され、かつ前記第1の弾性部材と前記突起の当接で生じ
    る前記第1の弾性部材の弾性的な挙動に作用する第2の
    弾性部材とを有することを特徴とする像担持体の駆動装
    置。
  3. 【請求項3】 前記第1の弾性部材は、少なくとも梁状
    部を有し、前記突起とは該梁状部にて当接し、前記第2
    の弾性部材は、前記梁状部の前記突起と当接する側とは
    反対側で当接する事を特徴とする請求項1又は2に記載
    の像担持体の駆動装置。
  4. 【請求項4】 前記第1の弾性部材は、少なくとも梁状
    部を有し、前記突起とは該梁状部にて当接し、前記第2
    の弾性部材は、前記梁状部の前記突起と当接する側の側
    面で当接する事を特徴とする請求項1又は2に記載の像
    担持体の駆動装置。
  5. 【請求項5】 前記第1の弾性部材は、少なくとも梁状
    部を有し、前記突起とは該梁状部にて当接し、前記第2
    の弾性部材は、前記梁状部の前記突起と当接する側と同
    じ側で当接する事を特徴とする請求項1又は2に記載の
    像担持体の駆動装置。
  6. 【請求項6】 前記第2の弾性部材は、一定の圧縮率で
    変形しながら一定面積で面接触により当接する粘弾性部
    材であることを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に
    記載の像担持体の駆動装置。
  7. 【請求項7】 前記第2の弾性部材は、JISゴム硬度
    が20度ないし100度の間にあることを特徴とする請
    求項6に記載の像担持体の駆動装置。
  8. 【請求項8】 前記第2の弾性部材は、損失係数tan
    δが0.3以上であることを特徴とする請求項6に記載
    の像担持体の駆動装置。
  9. 【請求項9】 前記第2の弾性部材は、圧縮率が1%か
    ら15%の予め圧縮された状態で前記第1の弾性部材と
    当接していることを特徴とする請求項6に記載の像担持
    体の駆動装置。
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