JPH119553A - 眼科装置 - Google Patents
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- JPH119553A JPH119553A JP9185952A JP18595297A JPH119553A JP H119553 A JPH119553 A JP H119553A JP 9185952 A JP9185952 A JP 9185952A JP 18595297 A JP18595297 A JP 18595297A JP H119553 A JPH119553 A JP H119553A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 倒像レンズ、変倍観察光学系、照明系、接眼
レンズ及び液晶モニタ等を筐体にコンパクトに納めた眼
科装置を提供する。 【解決手段】 被検眼1を照明する照明光学系18と、
被検眼1を検者が観察するための観察光学系とを筐体に
納めてなる眼科装置において、観察光学系は、対物レン
ズ10と、対物レンズ10の光軸上に配置され被検眼1
の像を検者側に導く反射ミラー12と、反射ミラー12
で反射された被検眼1の像を被検眼1側に導く反射ミラ
ー13と、反射ミラー13によって被検眼1側に導かれ
た被検眼1の像を受光するCCDカメラ15と、筐体の
検者側の外周面に配置され、CCDカメラ15にて受光
された被検眼1の像を表示する液晶パネル20と、反射
ミラー12により検者側に導びかれた像を観察する接眼
レンズ17とを備えた。
レンズ及び液晶モニタ等を筐体にコンパクトに納めた眼
科装置を提供する。 【解決手段】 被検眼1を照明する照明光学系18と、
被検眼1を検者が観察するための観察光学系とを筐体に
納めてなる眼科装置において、観察光学系は、対物レン
ズ10と、対物レンズ10の光軸上に配置され被検眼1
の像を検者側に導く反射ミラー12と、反射ミラー12
で反射された被検眼1の像を被検眼1側に導く反射ミラ
ー13と、反射ミラー13によって被検眼1側に導かれ
た被検眼1の像を受光するCCDカメラ15と、筐体の
検者側の外周面に配置され、CCDカメラ15にて受光
された被検眼1の像を表示する液晶パネル20と、反射
ミラー12により検者側に導びかれた像を観察する接眼
レンズ17とを備えた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、照明光学系及び観
察光学系を筐体に納めてなる眼科装置に関し、特に小型
の手持ち式眼科装置に適用して好適なる構造の眼科装置
に関する。
察光学系を筐体に納めてなる眼科装置に関し、特に小型
の手持ち式眼科装置に適用して好適なる構造の眼科装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、倒像レンズと眼科装置とを組
み合わせて用いた眼底検査が行われている。このような
眼底検査は、据置式又は手持ち式の眼科装置と被検眼と
の間に、倒像レンズを手で保持した状態で行われたい
た。このように倒像レンズを手で保持していたのは、屈
折力の異なる数種類の倒像レンズから、観察したい眼底
の範囲に合った倒像レンズを選択して使用するためであ
る。
み合わせて用いた眼底検査が行われている。このような
眼底検査は、据置式又は手持ち式の眼科装置と被検眼と
の間に、倒像レンズを手で保持した状態で行われたい
た。このように倒像レンズを手で保持していたのは、屈
折力の異なる数種類の倒像レンズから、観察したい眼底
の範囲に合った倒像レンズを選択して使用するためであ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の眼底検査においては、検者が倒像レンズを手
で保持する必要があったので、特に検査が長時間に及ぶ
ような場合には手が疲れて作業性が悪かった。また手持
ち式の眼科装置を用いた場合には、倒像境と眼科装置と
で両手が塞がれ、より作業性が悪くなるという問題があ
った。また、被検者の眼底、倒像レンズ及び眼科装置間
の距離を一定に保つことは難しく、被検眼を安定した状
態で観察することは困難であった。特に倒像レンズの操
作感は実像と逆転するため、作業に相当の熟練を要する
という問題があった。また、このような作業性における
問題は、眼科装置が大型であるとより深刻化し、従って
眼科装置の小型化、軽量化が望まれていた。
うな従来の眼底検査においては、検者が倒像レンズを手
で保持する必要があったので、特に検査が長時間に及ぶ
ような場合には手が疲れて作業性が悪かった。また手持
ち式の眼科装置を用いた場合には、倒像境と眼科装置と
で両手が塞がれ、より作業性が悪くなるという問題があ
った。また、被検者の眼底、倒像レンズ及び眼科装置間
の距離を一定に保つことは難しく、被検眼を安定した状
態で観察することは困難であった。特に倒像レンズの操
作感は実像と逆転するため、作業に相当の熟練を要する
という問題があった。また、このような作業性における
問題は、眼科装置が大型であるとより深刻化し、従って
眼科装置の小型化、軽量化が望まれていた。
【0004】そこで本発明は、前記従来の問題点を解決
し、前記倒像レンズを眼科装置に対し一体化し、かつ眼
科装置自体をコンパクトにして眼底検査の作業性の向上
を図ることを目的としている。
し、前記倒像レンズを眼科装置に対し一体化し、かつ眼
科装置自体をコンパクトにして眼底検査の作業性の向上
を図ることを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るため請求項1記載の本発明は、被検眼を照明する照明
光学系と、前記被検眼を検者が観察するための観察光学
系とを筐体に納めてなる眼科装置において、前記観察光
学系は、対物レンズと、前記対物レンズの光軸上に配置
され、前記被検眼の像を検者側に導く第一の反射部材
と、前記第一の反射部材で反射された前記被検眼の像の
全部又は一部を、前記被検眼側に導く光学部材と、前記
光学部材によって前記被検眼側に導かれた前記被検眼の
像を受光する受光手段と、前記筐体の検者側の外周面に
配置され、前記受光手段にて受光された前記被検眼の像
を表示する表示手段と、前記第一の反射部材により前記
検者側に導びかれた像を観察する接眼レンズとを備えた
ことを特徴として構成されている。
るため請求項1記載の本発明は、被検眼を照明する照明
光学系と、前記被検眼を検者が観察するための観察光学
系とを筐体に納めてなる眼科装置において、前記観察光
学系は、対物レンズと、前記対物レンズの光軸上に配置
され、前記被検眼の像を検者側に導く第一の反射部材
と、前記第一の反射部材で反射された前記被検眼の像の
全部又は一部を、前記被検眼側に導く光学部材と、前記
光学部材によって前記被検眼側に導かれた前記被検眼の
像を受光する受光手段と、前記筐体の検者側の外周面に
配置され、前記受光手段にて受光された前記被検眼の像
を表示する表示手段と、前記第一の反射部材により前記
検者側に導びかれた像を観察する接眼レンズとを備えた
ことを特徴として構成されている。
【0006】また請求項2記載の本発明は、請求項1記
載の本発明において、前記光学部材は、光路中に出入れ
自在に配置される全反射ミラーであることを特徴として
構成されている。
載の本発明において、前記光学部材は、光路中に出入れ
自在に配置される全反射ミラーであることを特徴として
構成されている。
【0007】また請求項3記載の本発明は、請求項1記
載の本発明において、前記光学部材は、光路中に固定的
に配置され 前記第一の反射部材で反射された前記被検
眼の像の一部を前記受光手段に導くと共に、前記被検眼
の像の残りの一部を前記検者側に導く光路分割部材であ
ることを特徴として構成されている。
載の本発明において、前記光学部材は、光路中に固定的
に配置され 前記第一の反射部材で反射された前記被検
眼の像の一部を前記受光手段に導くと共に、前記被検眼
の像の残りの一部を前記検者側に導く光路分割部材であ
ることを特徴として構成されている。
【0008】また請求項4記載の本発明は、請求項1乃
至3記載の本発明において、互いに異なる種類の複数の
前記対物レンズを、前記筐体に対し着脱自在としたこと
を特徴として構成されている。
至3記載の本発明において、互いに異なる種類の複数の
前記対物レンズを、前記筐体に対し着脱自在としたこと
を特徴として構成されている。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る眼科装置の一
実施形態について図面を参照して詳細に説明する。図1
は本発明を手持ち式眼科装置に適用した一実施形態を示
す概略構成図であり、図2は図1の眼科装置の異なる使
用状態での概略構成図である。これら図1、図2におい
て1は被検眼、2は検者眼、3は眼科装置を示してい
る。
実施形態について図面を参照して詳細に説明する。図1
は本発明を手持ち式眼科装置に適用した一実施形態を示
す概略構成図であり、図2は図1の眼科装置の異なる使
用状態での概略構成図である。これら図1、図2におい
て1は被検眼、2は検者眼、3は眼科装置を示してい
る。
【0010】眼科装置3は、図1、図2に示すように、
筐体に、対物レンズ10、変倍光学系11、第一の反射
部材たる反射ミラー12、光学部材たる反射ミラー1
3、結像レンズ14、受光手段たるCCDカメラ15、
反射ミラー16、接眼レンズ17、照明光学系18及び
結像レンズ19を一体に納めて構成されている。
筐体に、対物レンズ10、変倍光学系11、第一の反射
部材たる反射ミラー12、光学部材たる反射ミラー1
3、結像レンズ14、受光手段たるCCDカメラ15、
反射ミラー16、接眼レンズ17、照明光学系18及び
結像レンズ19を一体に納めて構成されている。
【0011】また眼科装置3は、図1、図2に示すよう
に、その筐体の下方には手持ち部3aを、上方にはその
検者眼3側(対物レンズ10から離れる側であり、以下
「後方」とする)に向かって伸びる観察部3bをそれぞ
れ備えると共に、筐体の外周面のうち観察部3bの下方
には液晶パネル20を備えている。
に、その筐体の下方には手持ち部3aを、上方にはその
検者眼3側(対物レンズ10から離れる側であり、以下
「後方」とする)に向かって伸びる観察部3bをそれぞ
れ備えると共に、筐体の外周面のうち観察部3bの下方
には液晶パネル20を備えている。
【0012】対物レンズ10は、図1、図2に示すよう
に、眼科装置3の筐体内の位置10aに被検眼1の眼底
像を倒像として結像する。すなわち対物レンズ10は、
従来手持ちしていた倒像レンズに相当する機能を有す
る。この対物レンズ10は、眼科装置本体に対して着脱
自在に構成されている。対物レンズ10は、屈折力の異
なる数種類のものが用意されており、必要に応じて何れ
かを選択し、眼科装置3に対し装着することができるも
のである。すなわち、対物レンズ10は、眼科装置の筐
体にネジ込み式等にて容易に着脱できるホルダー3cに
保持されており、交換可能に取り付けられる。
に、眼科装置3の筐体内の位置10aに被検眼1の眼底
像を倒像として結像する。すなわち対物レンズ10は、
従来手持ちしていた倒像レンズに相当する機能を有す
る。この対物レンズ10は、眼科装置本体に対して着脱
自在に構成されている。対物レンズ10は、屈折力の異
なる数種類のものが用意されており、必要に応じて何れ
かを選択し、眼科装置3に対し装着することができるも
のである。すなわち、対物レンズ10は、眼科装置の筐
体にネジ込み式等にて容易に着脱できるホルダー3cに
保持されており、交換可能に取り付けられる。
【0013】照明光学系18は、筐体の手持ち部3a内
に配置され、その光源18aから発せられる光をプリズ
ム18bで偏向して、被検眼1を照射する。変倍光学系
11は、対物レンズ10の光軸21上に配置され、該光
軸21に沿って移動されることによって被検眼1の像を
変倍する。
に配置され、その光源18aから発せられる光をプリズ
ム18bで偏向して、被検眼1を照射する。変倍光学系
11は、対物レンズ10の光軸21上に配置され、該光
軸21に沿って移動されることによって被検眼1の像を
変倍する。
【0014】反射ミラー12は、図1、図2に示すよう
に、眼科装置3の筐体内における後方に配置されてお
り、この反射ミラー12によって光軸21上の光、すな
わち被検眼の像が該光軸21に対し略垂直で上方に反射
されることによって、この反射方向に光路22(以下
「第一の光路」とする)を形成されている。
に、眼科装置3の筐体内における後方に配置されてお
り、この反射ミラー12によって光軸21上の光、すな
わち被検眼の像が該光軸21に対し略垂直で上方に反射
されることによって、この反射方向に光路22(以下
「第一の光路」とする)を形成されている。
【0015】また第一の光路22上には、図1に示すよ
うに、反射ミラー16が設置されており、この反射ミラ
ー16によって第一の光路22上の光、すなわち被検眼
の像が該第一の光路22の斜め後方に反射されることに
よって、この方向に光路24(以下「第二の光路」とす
る)が形成されている。
うに、反射ミラー16が設置されており、この反射ミラ
ー16によって第一の光路22上の光、すなわち被検眼
の像が該第一の光路22の斜め後方に反射されることに
よって、この方向に光路24(以下「第二の光路」とす
る)が形成されている。
【0016】第二の光路24は、図1に示すように、観
察部3b内に光を導き、この光を接眼レンズ17に到達
させる。このように接眼レンズ17に到達した光、すな
わち被検眼の像は接眼レンズ17にて結像され検者に眼
底像の観察を可能とする。
察部3b内に光を導き、この光を接眼レンズ17に到達
させる。このように接眼レンズ17に到達した光、すな
わち被検眼の像は接眼レンズ17にて結像され検者に眼
底像の観察を可能とする。
【0017】ここで図1、図2に示すように、反射ミラ
ー12と反射ミラー16との間には、反射ミラー13が
第一の光路22中に出入れ自在に配置されている。図1
では反射ミラー13は第一の光路22から外れた状態に
あり、反射ミラー12で反射された第一の光路22上の
光、すなわち被検眼の像は反射ミラー13にて反射され
ることなく、上記のように反射ミラー16に導かれてい
る。一方、図2では反射ミラー13は第一の光路22上
に位置しており、この状態では、第一の光路22上の
光、すなわち被検眼の像が全て、該第一の光路22に対
し略直角に交わり、対物レンズ10の光軸21と略平行
であり、かつ対物レンズ10側に向かう方向に反射され
ており、この方向に光路23(以下「第三の光路」とす
る)が形成されている。
ー12と反射ミラー16との間には、反射ミラー13が
第一の光路22中に出入れ自在に配置されている。図1
では反射ミラー13は第一の光路22から外れた状態に
あり、反射ミラー12で反射された第一の光路22上の
光、すなわち被検眼の像は反射ミラー13にて反射され
ることなく、上記のように反射ミラー16に導かれてい
る。一方、図2では反射ミラー13は第一の光路22上
に位置しており、この状態では、第一の光路22上の
光、すなわち被検眼の像が全て、該第一の光路22に対
し略直角に交わり、対物レンズ10の光軸21と略平行
であり、かつ対物レンズ10側に向かう方向に反射され
ており、この方向に光路23(以下「第三の光路」とす
る)が形成されている。
【0018】この第三の光路23上には、図2に示すよ
うに、結像レンズ14及びCCDカメラ15が配置され
ており、第三の光路23の光が結像レンズ14を介して
CCDカメラ15に結像される。このようにCCDカメ
ラ15に結像された光は、眼底像として液晶パネル20
に映し出され、検者に観察される。
うに、結像レンズ14及びCCDカメラ15が配置され
ており、第三の光路23の光が結像レンズ14を介して
CCDカメラ15に結像される。このようにCCDカメ
ラ15に結像された光は、眼底像として液晶パネル20
に映し出され、検者に観察される。
【0019】このような反射ミラー13の配置は、図示
しないスイッチにて電動で切り替えられ、図1のように
反射ミラー13を第一の光路22から外れた状態とした
場合には省電力化のために液晶パネル20の電源は自動
的に切られ、図2のように反射ミラー13を第一の光路
22上に配置した状態に切り替えることに伴って、液晶
パネル20の電源が自動的に入れられる。
しないスイッチにて電動で切り替えられ、図1のように
反射ミラー13を第一の光路22から外れた状態とした
場合には省電力化のために液晶パネル20の電源は自動
的に切られ、図2のように反射ミラー13を第一の光路
22上に配置した状態に切り替えることに伴って、液晶
パネル20の電源が自動的に入れられる。
【0020】さて、本眼科装置は上記のように構成され
ることによって、全体を極めてコンパクトにすることに
成功している。すなわち、手持ち式の眼科装置において
は当然に手持ち部3aが必要であるが、本眼科装置にお
いてはこの手持ち部3aの内部に照明光学系18を納め
ることによって、手持ち部3aの内部空間が無駄なく利
用されている。
ることによって、全体を極めてコンパクトにすることに
成功している。すなわち、手持ち式の眼科装置において
は当然に手持ち部3aが必要であるが、本眼科装置にお
いてはこの手持ち部3aの内部に照明光学系18を納め
ることによって、手持ち部3aの内部空間が無駄なく利
用されている。
【0021】また液晶パネル20は検者に被検眼像を見
せるためのものであるから、筐体の外側面のうち最も検
者側の面、すなわち対物レンズ10から最も離れた面に
配置されることが望ましい。また接眼レンズ17から視
線をずらすだけでパネル20を観察できる位置であれば
より好ましい。このような位置に液晶パネル20を配置
した場合、該液晶パネル20があまり検者側に突出する
ことが好ましくないため、上記のように反射ミラー12
を配置し光を第一の光路22へ導いている。
せるためのものであるから、筐体の外側面のうち最も検
者側の面、すなわち対物レンズ10から最も離れた面に
配置されることが望ましい。また接眼レンズ17から視
線をずらすだけでパネル20を観察できる位置であれば
より好ましい。このような位置に液晶パネル20を配置
した場合、該液晶パネル20があまり検者側に突出する
ことが好ましくないため、上記のように反射ミラー12
を配置し光を第一の光路22へ導いている。
【0022】さらに第一の光路22が筐体の上方にあま
り突出すると、検者が肉眼で被検者を観察する場合に第
一の光路22に遮られて好ましくないため、上記のよう
に反射ミラー13を配置して第一の光路22上の光を必
要に応じて第三の光路23へ導いている。このように本
眼科装置は上記の各構成を組み合わせることによって、
全体のコンパクト化を図っているのである。
り突出すると、検者が肉眼で被検者を観察する場合に第
一の光路22に遮られて好ましくないため、上記のよう
に反射ミラー13を配置して第一の光路22上の光を必
要に応じて第三の光路23へ導いている。このように本
眼科装置は上記の各構成を組み合わせることによって、
全体のコンパクト化を図っているのである。
【0023】なお上記の実施形態においては、反射ミラ
ー12と反射ミラー16との間に反射ミラー13を出入
自在に配置したが、図2における反射ミラー13の位
置、すなわち第一の光路22上の位置に光分割部材たる
ビームスプリッター若しくはハーフミラーを固定的に配
置し、ビームスプリッターを透過した光を反射ミラー1
6側に導くと共に、ビームスプリッターで反射された光
をCCDカメラ15側に導いてもよい。すなわち反射ミ
ラー12で反射された被検眼の像の一部を反射ミラー1
6側に導き、残りの一部をCCDカメラ15側に導いて
もよい。この場合には、接眼レンズ17による観察と、
液晶パネル20による観察が同時に可能となる。
ー12と反射ミラー16との間に反射ミラー13を出入
自在に配置したが、図2における反射ミラー13の位
置、すなわち第一の光路22上の位置に光分割部材たる
ビームスプリッター若しくはハーフミラーを固定的に配
置し、ビームスプリッターを透過した光を反射ミラー1
6側に導くと共に、ビームスプリッターで反射された光
をCCDカメラ15側に導いてもよい。すなわち反射ミ
ラー12で反射された被検眼の像の一部を反射ミラー1
6側に導き、残りの一部をCCDカメラ15側に導いて
もよい。この場合には、接眼レンズ17による観察と、
液晶パネル20による観察が同時に可能となる。
【0024】以上、本発明の実施形態を図面に沿って説
明したが、本発明は前記実施形態において示された事項
に限定されず、特許請求の範囲の記載に基づいてその変
更、改良等が可能である。すなわち、本発明は、前記実
施形態に示した手持ち式の眼科装置に限らず、据え置き
型の眼科装置においても適用することができる。また照
明光学系は必ずしも手持ち部内に配置されずともよく、
例えば対物レンズの光軸の上方に配置するような構成を
取ることもできる。
明したが、本発明は前記実施形態において示された事項
に限定されず、特許請求の範囲の記載に基づいてその変
更、改良等が可能である。すなわち、本発明は、前記実
施形態に示した手持ち式の眼科装置に限らず、据え置き
型の眼科装置においても適用することができる。また照
明光学系は必ずしも手持ち部内に配置されずともよく、
例えば対物レンズの光軸の上方に配置するような構成を
取ることもできる。
【0025】
【発明の効果】さてこれまで説明したように請求項1記
載の本発明は、観察光学系は、対物レンズと、対物レン
ズの光軸上に配置され、被検眼の像を検者側に導く第一
の反射部材と、第一の反射部材で反射された被検眼の像
の全部又は一部を、被検眼側に導く光学部材と、光学部
材によって被検眼側に導かれた被検眼の像を受光する受
光手段と、筐体の検者側の外周面に配置され、受光手段
にて受光された被検眼の像を表示する表示手段と、第一
の反射部材により検者側に導びかれた像を観察する接眼
レンズとを備えたことにより、すべての光学系や受光素
子等眼科装置に必要な構成を筐体内に極めてコンパクト
に納めることができ、その結果、装置の小型化を実現す
ることができる。また従来の倒像レンズに相当する対物
レンズを一体化したので、倒像レンズを手持ちする必要
がなくなり、作業性が向上すると共に、倒像レンズと眼
科装置間の距離を一定に保つことができ安定した状態で
被検眼を観察できる。
載の本発明は、観察光学系は、対物レンズと、対物レン
ズの光軸上に配置され、被検眼の像を検者側に導く第一
の反射部材と、第一の反射部材で反射された被検眼の像
の全部又は一部を、被検眼側に導く光学部材と、光学部
材によって被検眼側に導かれた被検眼の像を受光する受
光手段と、筐体の検者側の外周面に配置され、受光手段
にて受光された被検眼の像を表示する表示手段と、第一
の反射部材により検者側に導びかれた像を観察する接眼
レンズとを備えたことにより、すべての光学系や受光素
子等眼科装置に必要な構成を筐体内に極めてコンパクト
に納めることができ、その結果、装置の小型化を実現す
ることができる。また従来の倒像レンズに相当する対物
レンズを一体化したので、倒像レンズを手持ちする必要
がなくなり、作業性が向上すると共に、倒像レンズと眼
科装置間の距離を一定に保つことができ安定した状態で
被検眼を観察できる。
【0026】しかも請求項2記載の本発明は、光学部材
は、光路中に出入れ自在に配置される全反射ミラーであ
ることにより、導光手段を出し入れすることによって第
一の光路上の光を第二の光路か第三の光路のいずれか一
方に導くことができ、肉眼観察と液晶画面観察とを切り
替えることができる。例えば集団検診等のスクリーニン
グを液晶画面を用いて行うことによって、接眼レンズを
長時間除く場合よりも疲れない状態で検診を行うことが
でき、異常発見時にのみ接眼レンズを用いた肉眼観察に
切り替えることによって、より詳細な観察を行うことが
できる。
は、光路中に出入れ自在に配置される全反射ミラーであ
ることにより、導光手段を出し入れすることによって第
一の光路上の光を第二の光路か第三の光路のいずれか一
方に導くことができ、肉眼観察と液晶画面観察とを切り
替えることができる。例えば集団検診等のスクリーニン
グを液晶画面を用いて行うことによって、接眼レンズを
長時間除く場合よりも疲れない状態で検診を行うことが
でき、異常発見時にのみ接眼レンズを用いた肉眼観察に
切り替えることによって、より詳細な観察を行うことが
できる。
【0027】しかもまた請求項3記載の本発明は、光学
部材は、光路中に出入れ自在に配置光学部材は、光路中
に固定的に配置され 第一の反射部材で反射された被検
眼の像の一部を受光手段に導くと共に、被検眼の像の残
りの一部を検者側に導く光路分割部材であることによ
り、第一の光路上の光を第二の光路と第三の光路の両方
に導くことができ、肉眼観察と液晶画面観察とを同時に
可能とする。
部材は、光路中に出入れ自在に配置光学部材は、光路中
に固定的に配置され 第一の反射部材で反射された被検
眼の像の一部を受光手段に導くと共に、被検眼の像の残
りの一部を検者側に導く光路分割部材であることによ
り、第一の光路上の光を第二の光路と第三の光路の両方
に導くことができ、肉眼観察と液晶画面観察とを同時に
可能とする。
【0028】さらに請求項4記載の本発明は、互いに異
なる種類の複数の前記対物レンズを筐体に対し着脱自在
としたことにより、対物レンズを一体化した場合であっ
ても、この対物レンズを従来と同様に必要に応じて容易
に交換することができる。
なる種類の複数の前記対物レンズを筐体に対し着脱自在
としたことにより、対物レンズを一体化した場合であっ
ても、この対物レンズを従来と同様に必要に応じて容易
に交換することができる。
【図1】本発明の眼科装置の一実施形態における概略構
成図である。
成図である。
【図2】図1の眼科装置は反射ミラー位置を変更した状
態を示す概略構成図である。
態を示す概略構成図である。
1 被検眼 2 検者眼 3 眼科装置 10 対物レンズ 11 変倍光学系 12、13、16 反射ミラー 14、19 結像レンズ 15 CCDカメラ 17 接眼レンズ 18 照明光学系 20 液晶パネル 21 光軸 22 第一の光路 23 第三の光路 24 第二の光路
Claims (4)
- 【請求項1】被検眼を照明する照明光学系と、 前記被検眼を検者が観察するための観察光学系と、を筐
体に納めてなる眼科装置において、 前記観察光学系は、 対物レンズと、 前記対物レンズの光軸上に配置され、前記被検眼の像を
検者側に導く第一の反射部材と、 前記第一の反射部材で反射された前記被検眼の像の全部
又は一部を、前記被検眼側に導く光学部材と、 前記光学部材によって前記被検眼側に導かれた前記被検
眼の像を受光する受光手段と、 前記筐体の検者側の外周面に配置され、前記受光手段に
て受光された前記被検眼の像を表示する表示手段と、 前記第一の反射部材により前記検者側に導びかれた像を
観察する接眼レンズとを備えたことを特徴とする眼科装
置。 - 【請求項2】前記光学部材は、光路中に出入れ自在に配
置される全反射ミラーであることを特徴とする請求項1
記載の眼科装置。 - 【請求項3】前記光学部材は、光路中に固定的に配置さ
れ 前記第一の反射部材で反射された前記被検眼の像の
一部を前記受光手段に導くと共に、前記被検眼の像の残
りの一部を前記検者側に導く光路分割部材であることを
特徴とする請求項1記載の眼科装置。 - 【請求項4】 互いに異なる種類の複数の前記対物レン
ズを、前記筐体に対し着脱自在としたことを特徴とする
請求項1乃至3記載の眼科装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9185952A JPH119553A (ja) | 1997-06-26 | 1997-06-26 | 眼科装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9185952A JPH119553A (ja) | 1997-06-26 | 1997-06-26 | 眼科装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH119553A true JPH119553A (ja) | 1999-01-19 |
Family
ID=16179755
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9185952A Pending JPH119553A (ja) | 1997-06-26 | 1997-06-26 | 眼科装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH119553A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008295725A (ja) * | 2007-05-31 | 2008-12-11 | Kowa Co | レンズ支持装置、眼底画像取得装置、及び眼底画像取得システム |
JP2016172041A (ja) * | 2012-11-30 | 2016-09-29 | 株式会社トプコン | 眼科撮影装置および眼科装置 |
-
1997
- 1997-06-26 JP JP9185952A patent/JPH119553A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008295725A (ja) * | 2007-05-31 | 2008-12-11 | Kowa Co | レンズ支持装置、眼底画像取得装置、及び眼底画像取得システム |
JP2016172041A (ja) * | 2012-11-30 | 2016-09-29 | 株式会社トプコン | 眼科撮影装置および眼科装置 |
US10149615B2 (en) | 2012-11-30 | 2018-12-11 | Kabushiki Kaisha Topcon | Fundus imaging apparatus that determines a state of alignment |
US10226175B2 (en) | 2012-11-30 | 2019-03-12 | Kabushiki Kaisha Topcon | Fundus imaging apparatus |
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