JPH1194655A - 熱量測定装置 - Google Patents

熱量測定装置

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Publication number
JPH1194655A
JPH1194655A JP9253538A JP25353897A JPH1194655A JP H1194655 A JPH1194655 A JP H1194655A JP 9253538 A JP9253538 A JP 9253538A JP 25353897 A JP25353897 A JP 25353897A JP H1194655 A JPH1194655 A JP H1194655A
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JP
Japan
Prior art keywords
sample
calorimetric
heat
heat detecting
measurement
Prior art date
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Pending
Application number
JP9253538A
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English (en)
Inventor
Kenji Tsutsumi
健児 堤
Etsuro Sakai
悦郎 坂井
Seiki Daimon
正機 大門
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TOKYO RIKO KK
Original Assignee
TOKYO RIKO KK
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Publication date
Application filed by TOKYO RIKO KK filed Critical TOKYO RIKO KK
Priority to JP9253538A priority Critical patent/JPH1194655A/ja
Publication of JPH1194655A publication Critical patent/JPH1194655A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 熱量測定試料と、リファレンス用試料との外
的温度の相違による熱量測定の不正確さを効果的に回避
して正確に目的とする熱量測定を行うことができるよう
にする。 【解決手段】 熱量測定試料配置部11に、それぞれ熱
電素子14が設けられ熱量測定試料が配置される熱量測
定試料の熱検出部12sと熱量測定リファレンス用試料
が配置される熱検出部12rとが設けられ、測定試料の
熱検出部12sとリファレンス用試料の熱検出部12r
の両熱電素子14の各出力の差動的検出により測定試料
の熱量を測定するようにし、熱量測定試料の熱検出部
と、熱量測定リファレンス用試料の熱検出部とを、同軸
心的に互いに対向配置した構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱量測定装置に関
わり、特にその熱量測定において、その試料熱検出部や
外囲温度の影響較正した熱量測定を、より正確に行うこ
とができるようにする。
【0002】
【従来の技術】熱量測定装置、いわゆるカロリーメータ
においては、その測定の能率を上げるなどの目的から、
通常複数の熱量測定試料に関して同時にその測定を行う
ことができるようになされている。この熱量測定装置
は、例えば図3にその概略平面図を示し、図4に図3の
A−A線上の概略断面図を示すように、例えば恒温に保
持された恒温ブロックによる熱量測定試料配置部1に、
複数図示の例では6個の熱量測定試料の熱検出部2sが
平面的に配置され、これら熱量測定試料の熱検出部2s
に対し、共通の1つの熱量測定リファレンス用試料の熱
検出部2rが平面的に配置される。すなわち、例えば図
示のように、恒温ブロックの中心軸上に熱量測定リファ
レンス用試料の熱検出部2rが配置され、その周囲に熱
量測定試料の熱検出部2sが配置される。各熱検出部2
sおよび2rは、それぞれ熱量測定試料3sおよび熱量
測定リファレンス用試料3rが配置されるとともに、こ
れらと恒温ブロックとの間に熱電素子4が配置されてな
る。
【0003】各測定試料およびリファレンス用試料の熱
検出部3sおよび3rは、それぞれ配置部1の所定部に
凹部が形成され、これら凹部内に熱電素子4、例えば半
導体熱電素子によるサーモモジュールが配置され、その
一方の極例えば温極が各試料2sおよび2rに熱的に結
合され、他方の極の冷極が恒温の配置部1側に熱的に結
合され、両者の温度差に応じた電圧が発生し、各試料の
温度に応じた電気的出力が取り出されるようになされて
いる。
【0004】一方、これら各測定試料の熱検出部2sに
対応してそれぞれ差動増幅器5が設けられ、これらに各
測定試料の熱検出部2sの各熱電素子4からの出力と、
リファレンス用試料の熱検出部2rの熱電素子4からの
出力が入力され、これらの差動出力が検出されるように
なされる。このように、各測定試料の検出出力とリファ
レンス用試料の検出出力との差動出力を取り出すことに
より、測定試料自体の温度の変化以外の、例えば配置部
1の温度、外囲温度等外的温度が、熱量測定試料と、熱
量測定リファレンス用試料とに与えられているときは、
上述した差動的検出によってこの外的温度による影響を
排除して測定試料自体の温度(熱量)を正確に測定する
ことができることになる。
【0005】ところが、実際には、上述したように、各
測定試料の熱検出部2sや、熱量測定リファレンス用試
料の熱検出部2rを平面的に配置する場合、例えば周囲
に配置された測定試料の熱検出部2sと、中心部に配置
された熱量測定試料の熱検出部2rとでは、例えば恒温
体による配置部といえども、正確にはその温度条件が相
違することから、正確な熱量測定がなされにくい場合が
ある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明においては、上
述したような熱量測定試料と、リファレンス用試料との
外的温度の相違による熱量測定の不正確さを効果的に回
避して正確に目的とする熱量測定を行うことができるよ
うにする。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明による
熱量測定装置においては、その測定がなされるべき測定
試料とリファレンス用試料との外的温度条件を効果的に
同一条件下に設定することができるようにする。
【0008】これがために、本発明による熱量測定装置
においては、熱量測定試料配置部に、それぞれ熱電素子
が設けられ熱量測定試料が配置される熱量測定試料の熱
検出部と熱量測定リファレンス用試料が配置される熱検
出部とが設けられ、測定試料の熱検出部とリファレンス
用試料の熱検出部の両熱電素子の各出力の差動的検出に
より測定試料の熱量を測定するようにした熱量測定装置
において、その熱量測定試料の熱検出部と、熱量測定リ
ファレンス用試料の熱検出部とを、同軸心的に互いに対
向配置した構成とする。
【0009】上述したように、本発明構成においては、
熱量測定試料配置部に対して、熱量測定試料の熱検出部
と、熱量測定リファレンス用試料の熱検出部とを、従来
構造におけるような平面的配置よらずに、互いに同軸心
的に対向配置した立体的配置構成としたことによって、
これら熱量測定試料と、熱量測定リファレンス用試料の
外的熱環境を同等に設定することができるものであり、
このようにしたことによって試料の熱量測定が、より正
確に行われる。そして、この熱量測定試料を、複数個同
時に測定する場合においては、これら熱量測定試料の熱
検出部と、熱量測定リファレンス用試料の熱検出部との
組を複数組平面的に配置することによって、それぞれの
熱量測定試料と、熱量測定リファレンス用試料の外的熱
環境を同等に設定することができることから、全試料に
関してその熱量測定を正確に行うことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明装置の実施の形態を説明す
る。本発明装置の一例を、図1および図2を参照して説
明する。図1は、その概略平面図で、図2は、図1のA
−A線上の概略断面図を示す。この例においては、目的
とする熱量測定の試料が12個である場合を例示してい
る。この例においては、恒温槽9内に配置された恒温に
保持された例えばAlによる金属ブロック10が配置さ
れてなる熱量測定試料配置部11が構成され、ブロック
10の一主面上に、12個の熱量測定試料の熱検出部1
2sを平面的に配列形成する。
【0011】そして、ブロック10の他方の主面に、ブ
ロック10を挟んで12個の熱量測定試料の熱検出部1
2sにそれぞれ対向して、これら熱検出部12sとそれ
ぞれ同軸心的に12個の熱量測定リファレンス用試料の
熱検出部12rを配置する。
【0012】各熱量測定試料の熱検出部12sおよび熱
量測定リファレンス用試料の熱検出部12rには、それ
ぞれ熱電素子14、例えば半導体熱電変換モジュール
が、ブロック10にその一方の極を熱的に結合させて配
置される。そして、各熱量測定試料の熱検出部12s
と、熱量測定リファレンス用試料の熱検出部12rに
は、各熱電素子14の他方の極に熱的に結合して、それ
ぞれ例えばプラスチックケースによる容器内に密封した
熱量測定試料13sと熱量測定リファレンス用試料13
rを配置する。
【0013】このように、これら対向する熱検出部12
sと12rとの組が複数組配列された熱量測定装置を構
成する。
【0014】そして、各組の熱量測定試料の熱検出部1
2sおよび熱量測定リファレンス用試料の熱検出部12
rの各熱電素子14によって各試料13sおよび13r
の温度に応じた電圧を取出し、これら組毎に冒頭にのべ
たような差動的検出によってそれぞれ熱量測定試料の熱
量の測定を行う。
【0015】この本発明装置の構成によれば、各熱量測
定試料の熱検出部12sと熱量測定リファレンス用試料
の熱検出部12rとを組として、これら組の熱検出部1
2sと12rとを同軸心的に、すなわち立体的に配置す
ることによって各熱量測定試料の熱検出部12sに関し
てそれぞれこれと比較、較正するための熱量測定リファ
レンス用試料の熱検出部12rを近接対向して配置した
ことから、差動的検出によって、より確実に外的温度の
影響を補償、すなわち排除することができる。また、こ
れら各熱量測定試料の熱検出部12sと熱量測定リファ
レンス用試料の熱検出部12rの配置関係を対称的配置
とすることができることによって物理的条件、すなわち
外的温度条件を各組毎にそれぞれ熱検出部12sと12
rとをほぼ同一に設定できることから、差動的検出によ
って、より確実に外的温度の影響を補償、すなわち排除
することができる。
【0016】尚、図示の例では、目的とする熱量測定試
料が12個とした場合であるが、いうまでもなく、その
個数および配置の位置関係は任意に選定することができ
る。また、上述した例では、恒温槽によって熱量測定試
料配置部を構成した場合であるが、外囲温度が比較的一
定である場合は、恒温制御された恒温体によって構成す
ることもできるなど、上述した例に限られることなく、
種々の変形変更を行うことができる。
【0017】
【発明の効果】上述したように、本発明構成によれば、
各熱量測定試料の熱検出部12sと熱量測定リファレン
ス用試料の熱検出部12rとを組として、これら組の熱
検出部12sと12rとを同軸心的に、すなわち立体的
に配置することによって各熱量測定試料の熱検出部12
sに関してそれぞれこれと比較、較正するための熱量測
定リファレンス用試料の熱検出部12rを近接対向して
配置したことから、差動的検出によって、より確実に外
的温度の影響を補償、すなわち排除することができる。
【0018】また、これら各熱量測定試料の熱検出部1
2sと熱量測定リファレンス用試料の熱検出部12rの
配置関係を対称的配置とすることができることによって
物理的条件、すなわち外的温度条件を各組毎にそれぞれ
熱検出部12sと12rとをほぼ同一に設定できること
から、差動的検出によって、より確実に外的温度の影響
を補償、すなわち排除することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による熱量測定装置の一例の概略平面図
である。
【図2】図1のA−A線上の概略断面図である。
【図3】従来の熱量測定装置の一例の概略平面図であ
る。
【図4】図3のA−A線上の概略断面図である。
【符号の説明】
1,11・・・熱量測定試料配置部、2s,12s・・
・熱量測定試料の熱検出部、2r,12r・・・熱量測
定リファレンス用試料の熱検出部、3s,13s・・・
熱量測定試料、3r,13r・・・熱量測定リファレン
ス用試料、4,14・・・熱電素子

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱量測定試料配置部に、それぞれ熱電素
    子が設けられ熱量測定試料が配置される熱量測定試料の
    熱検出部と熱量測定リファレンス用試料が配置される熱
    検出部とが設けられ、上記測定試料の熱検出部と上記リ
    ファレンス用試料の熱検出部の両熱電素子の各出力の差
    動的検出により上記測定試料の熱量を測定するようにし
    た熱量測定装置において、 上記熱量測定試料の熱検出部と、上記熱量測定リファレ
    ンス用試料の熱検出部とを、同軸心的に互いに対向配置
    したことを特徴とする熱量測定装置。
  2. 【請求項2】 上記互いに対向配置される熱量測定試料
    の熱検出部と上記熱量測定リファレンス用試料の熱検出
    部との組を、複数組上記熱量測定試料配置部に平面的に
    配置したことを特徴とする請求項1に記載の熱量測定装
    置。
  3. 【請求項3】 上記熱量測定試料配置部が恒温下に配置
    されたことを特徴とする請求項1または2に記載の熱量
    測定装置。
  4. 【請求項4】 上記熱量測定試料配置部が恒温体よりな
    ることを特徴とする請求項1または2に記載の熱量測定
    装置。
JP9253538A 1997-09-18 1997-09-18 熱量測定装置 Pending JPH1194655A (ja)

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JP9253538A JPH1194655A (ja) 1997-09-18 1997-09-18 熱量測定装置

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JP9253538A JPH1194655A (ja) 1997-09-18 1997-09-18 熱量測定装置

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JP9253538A Pending JPH1194655A (ja) 1997-09-18 1997-09-18 熱量測定装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6988826B2 (en) * 2004-05-17 2006-01-24 General Electric Company Nano-calorimeter device and associated methods of fabrication and use

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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