JPH1194125A - 免震配管 - Google Patents
免震配管Info
- Publication number
- JPH1194125A JPH1194125A JP25720997A JP25720997A JPH1194125A JP H1194125 A JPH1194125 A JP H1194125A JP 25720997 A JP25720997 A JP 25720997A JP 25720997 A JP25720997 A JP 25720997A JP H1194125 A JPH1194125 A JP H1194125A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- piping
- pipe
- building
- elbow joint
- pipes
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L—PIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L1/00—Laying or reclaiming pipes; Repairing or joining pipes on or under water
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Supports For Pipes And Cables (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】小さな配管スペースで配管でき、メンテナンス
性にも優れ、各可撓管が均等な力で変位を吸収して、長
期に亘って安定して変位吸収能力を維持する免震配管を
提供する。 【構成】所定長さの第1の可撓管と第2の可撓管をエル
ボ継手を介して略直角方向に接続したL字形可撓配管を
設け、該L字形可撓配管の一端部は地盤側埋設配管に接
続し他端部は建築物内の配管に接続するとともに、配管
ピット内の底面で水平方向に移動可能なキャスターと上
下方向に移動可能な弾性手段とを有す支持架台上に前記
エルボ継手を支持して、前記地盤側配管と建築物内配管
との間を連結したことを特徴とする免震配管である。
性にも優れ、各可撓管が均等な力で変位を吸収して、長
期に亘って安定して変位吸収能力を維持する免震配管を
提供する。 【構成】所定長さの第1の可撓管と第2の可撓管をエル
ボ継手を介して略直角方向に接続したL字形可撓配管を
設け、該L字形可撓配管の一端部は地盤側埋設配管に接
続し他端部は建築物内の配管に接続するとともに、配管
ピット内の底面で水平方向に移動可能なキャスターと上
下方向に移動可能な弾性手段とを有す支持架台上に前記
エルボ継手を支持して、前記地盤側配管と建築物内配管
との間を連結したことを特徴とする免震配管である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に中層建築物等
に実施されている免震構造建築物に対して有効な免震配
管に関するものである。
に実施されている免震構造建築物に対して有効な免震配
管に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年多く採用されている免震構造建築物
は、地面基礎と建築物との間に積層ゴム及びダンパー等
を介して地震の振動よりも建築物の振動を低減するよう
にした構法である。地震時には地面と建築物との間が積
層ゴムやダンパー等によって地震による振動が吸収され
て地面の振動よりも建築物の振動が小さくなる。ところ
が地面と建築物間で見れば従来の地面と建築物が一体の
構造よりもはるかに大きな振動が生じ、地盤側配管と建
築物配管との連結が損傷する問題がある。
は、地面基礎と建築物との間に積層ゴム及びダンパー等
を介して地震の振動よりも建築物の振動を低減するよう
にした構法である。地震時には地面と建築物との間が積
層ゴムやダンパー等によって地震による振動が吸収され
て地面の振動よりも建築物の振動が小さくなる。ところ
が地面と建築物間で見れば従来の地面と建築物が一体の
構造よりもはるかに大きな振動が生じ、地盤側配管と建
築物配管との連結が損傷する問題がある。
【0003】このための配管として従来特許第2598
772号公報で開示された配管支持構造物がある。この
ものは図7、図8に示すように、可撓管1と可撓管2と
を継手3でL字形に接続し、この接続部分を可動支持架
台4に固定し、地盤側に設けた水平支持台5上にテフロ
ン等の摩擦低減手段6を介して可動支持架台4を摺動自
在に設け、可撓管1の端部を建物側配管7と、可撓管2
の端部を地盤側配管8と夫々接続し、地震の際の建物側
配管7と地盤側配管8との相対変位を吸収するようにし
たものである。
772号公報で開示された配管支持構造物がある。この
ものは図7、図8に示すように、可撓管1と可撓管2と
を継手3でL字形に接続し、この接続部分を可動支持架
台4に固定し、地盤側に設けた水平支持台5上にテフロ
ン等の摩擦低減手段6を介して可動支持架台4を摺動自
在に設け、可撓管1の端部を建物側配管7と、可撓管2
の端部を地盤側配管8と夫々接続し、地震の際の建物側
配管7と地盤側配管8との相対変位を吸収するようにし
たものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の配管支持構
造物は、地盤側に水平支持台5を設置する必要があり、
水平支持台5上にテフロン等の摩擦低減部材6や支持架
台4を設けなければならず、配管施工上に問題があっ
た。また水平支持台5上を支持架台4が摺動するため、
支持架台4を摺動するための力が必要で、地震の際の振
動変位の方向によっては、例えば上下方向の変位ではL
字形に接続した可撓管1と2のどちらか一方の可撓管に
余分な変位応力が加わり、可撓管1と2で均等な力で変
位を吸収できず、どちらか一方の可撓管に大きな力が加
わるため、これらを加味して可撓管の長さを長く設ける
必要があった。
造物は、地盤側に水平支持台5を設置する必要があり、
水平支持台5上にテフロン等の摩擦低減部材6や支持架
台4を設けなければならず、配管施工上に問題があっ
た。また水平支持台5上を支持架台4が摺動するため、
支持架台4を摺動するための力が必要で、地震の際の振
動変位の方向によっては、例えば上下方向の変位ではL
字形に接続した可撓管1と2のどちらか一方の可撓管に
余分な変位応力が加わり、可撓管1と2で均等な力で変
位を吸収できず、どちらか一方の可撓管に大きな力が加
わるため、これらを加味して可撓管の長さを長く設ける
必要があった。
【0005】また配管施工した時点では支持架台4が摺
動自在で地震に対する変位を吸収する能力を備えていた
としても、長期の間には水平支持台5上に塵や異物が堆
積したり、或いは支持架台の腐食によって水平支持台5
上を支持架台4が摺動できず動かなくなり、とっさの地
震の際に本来の変位吸収能力が果たされなくなる問題が
あった。本発明は上記の課題を克服して、小さな配管ス
ペースで配管でき、メンテナンス性にも優れ、各可撓管
が均等な力で変位を吸収して、長期に亘って安定して変
位吸収能力を維持する免震配管を提供することを目的と
する。
動自在で地震に対する変位を吸収する能力を備えていた
としても、長期の間には水平支持台5上に塵や異物が堆
積したり、或いは支持架台の腐食によって水平支持台5
上を支持架台4が摺動できず動かなくなり、とっさの地
震の際に本来の変位吸収能力が果たされなくなる問題が
あった。本発明は上記の課題を克服して、小さな配管ス
ペースで配管でき、メンテナンス性にも優れ、各可撓管
が均等な力で変位を吸収して、長期に亘って安定して変
位吸収能力を維持する免震配管を提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨は、所定長
さの第1の可撓管と第2の可撓管をエルボ継手を介して
略直角方向に接続したL字形可撓配管を設け、該L字形
可撓配管の一端部は地盤側配管に接続し他端部は建築物
内の配管に接続するとともに、配管ピット内の底面で水
平方向に移動可能なキャスターと上下方向に移動可能な
弾性手段とを有す支持架台上に前記エルボ継手を支持し
て、前記地盤側配管と建築物内配管との間を連結したこ
とを特徴とする免震配管である。
さの第1の可撓管と第2の可撓管をエルボ継手を介して
略直角方向に接続したL字形可撓配管を設け、該L字形
可撓配管の一端部は地盤側配管に接続し他端部は建築物
内の配管に接続するとともに、配管ピット内の底面で水
平方向に移動可能なキャスターと上下方向に移動可能な
弾性手段とを有す支持架台上に前記エルボ継手を支持し
て、前記地盤側配管と建築物内配管との間を連結したこ
とを特徴とする免震配管である。
【0007】
【作用】本発明は上記の構成であるから、地震時の震動
に対して建築物が不規則な震動をしても可撓管は略直角
方向に連結されており、各可撓管に加わる曲げや伸び等
の変位が直角方向に連結された互いの可撓管の間で吸収
されて、各可撓管の変位が少なくなる。特に連結部のエ
ルボ継手は水平方向と上下方向に移動可能なキャスター
と弾性手段付の支持架台上に支持されているので、連結
エルボ継手部は上下左右前後のどんな方向にも自由に移
動可能のため、どんな方向の地震の変位に対しても各可
撓管に均等な力が加わって変位を吸収することができ
る。従って各可撓管に加わる変位力が少ないので可撓管
の強度的安全性が増し、更に全体として大きな変位吸収
力を持つので大きな免震性能を有する。
に対して建築物が不規則な震動をしても可撓管は略直角
方向に連結されており、各可撓管に加わる曲げや伸び等
の変位が直角方向に連結された互いの可撓管の間で吸収
されて、各可撓管の変位が少なくなる。特に連結部のエ
ルボ継手は水平方向と上下方向に移動可能なキャスター
と弾性手段付の支持架台上に支持されているので、連結
エルボ継手部は上下左右前後のどんな方向にも自由に移
動可能のため、どんな方向の地震の変位に対しても各可
撓管に均等な力が加わって変位を吸収することができ
る。従って各可撓管に加わる変位力が少ないので可撓管
の強度的安全性が増し、更に全体として大きな変位吸収
力を持つので大きな免震性能を有する。
【0008】また、配管ピット空間内で上下方向及び水
平方向共自由に移動可能に支持されたものであるから、
従来の塵や異物が水平支持台上に堆積して変位吸収能力
が低下したり、支持架台が腐食してL字形可撓管が可動
不能になるような問題が生じず、このため従来より短い
可撓管でも対応でき、メンテナンス性が大幅に向上す
る。更に配管ピット内がすっきりし、ガス配管や給水配
管等複数の配管をまとめて支持架台上に支持し配管する
ことが可能で、配管施工が簡略化され、施工工期や施工
費用が大幅に低減される。
平方向共自由に移動可能に支持されたものであるから、
従来の塵や異物が水平支持台上に堆積して変位吸収能力
が低下したり、支持架台が腐食してL字形可撓管が可動
不能になるような問題が生じず、このため従来より短い
可撓管でも対応でき、メンテナンス性が大幅に向上す
る。更に配管ピット内がすっきりし、ガス配管や給水配
管等複数の配管をまとめて支持架台上に支持し配管する
ことが可能で、配管施工が簡略化され、施工工期や施工
費用が大幅に低減される。
【0009】
【実施例】以下本発明の実施例を図面を参照して説明す
る。図1は本発明の一実施例を示す免震配管の状態を示
す模式図であって、免震構法によって建られた建築物1
0は地盤基礎11との間に積層ゴム12やダンパーを設
けて建られており、積層ゴム12で建築物10の震動を
吸収するように建られている。建築物10は建物内の各
階で使用できるようにガス、給水及び排水配管等が行な
われており、これらの建物内の元配管13は地盤側配管
14と免震配管20を介して接続されている。図2は耐
震配管20を示す斜視図で、図3は図2の支持架台30
の一実施例を示す正面図、図4は図3の支持架台30と
キャスター台32を連結するクッション装置50の断面
図である。
る。図1は本発明の一実施例を示す免震配管の状態を示
す模式図であって、免震構法によって建られた建築物1
0は地盤基礎11との間に積層ゴム12やダンパーを設
けて建られており、積層ゴム12で建築物10の震動を
吸収するように建られている。建築物10は建物内の各
階で使用できるようにガス、給水及び排水配管等が行な
われており、これらの建物内の元配管13は地盤側配管
14と免震配管20を介して接続されている。図2は耐
震配管20を示す斜視図で、図3は図2の支持架台30
の一実施例を示す正面図、図4は図3の支持架台30と
キャスター台32を連結するクッション装置50の断面
図である。
【0010】本実施例の免震配管20は、図示のように
2本の金属製フレキシブル管21と22を金属製管継手
エルボ23で接続したもので、一端24は地盤側に固定
して地中埋設配管14と接続されている。また他端25
は建築物10側に固定して建物内の元配管13と接続さ
れている。金属製フレキシブル管21、22は、内部が
ステンレス製の断面波山形状の気密蛇腹管で、この外面
に内部の蛇腹管を保護する屈曲自在な金属製保護管を被
せて伸びに対する強度を持たせてある。金属フレキシブ
ル管21、22の長さは、金属フレキシブル管自体の撓
み強度にもよるが、300mm〜3200mmの間で建
築物や配管現場の状況、および地震に対する安全性を見
込んで決められる。尚、金属製フレキシブル管21、2
2に代えて樹脂やゴム等を主体とする可撓管であっても
よい。
2本の金属製フレキシブル管21と22を金属製管継手
エルボ23で接続したもので、一端24は地盤側に固定
して地中埋設配管14と接続されている。また他端25
は建築物10側に固定して建物内の元配管13と接続さ
れている。金属製フレキシブル管21、22は、内部が
ステンレス製の断面波山形状の気密蛇腹管で、この外面
に内部の蛇腹管を保護する屈曲自在な金属製保護管を被
せて伸びに対する強度を持たせてある。金属フレキシブ
ル管21、22の長さは、金属フレキシブル管自体の撓
み強度にもよるが、300mm〜3200mmの間で建
築物や配管現場の状況、および地震に対する安全性を見
込んで決められる。尚、金属製フレキシブル管21、2
2に代えて樹脂やゴム等を主体とする可撓管であっても
よい。
【0011】2本の金属製フレキシブル管21と22を
連結したエルボ継手23は、支持架台30に固定してあ
り、支持架台30は金属製フレキシブル管21と22が
地面上に接しないで自由に動ける高さに保持されてい
る。架台30の下部は配管ピット内の底面上を自由に移
動する4個のキャスター31を設けたキャスター台32
とクッション装置50で連結されている。図4にクッシ
ョン装置50を示し、キャスター台32の中央部に外筒
33を立設してある。架台30には案内筒34をボルト
35で固定してある。51は外筒33と案内筒34内に
装着して摺動する内筒で、案内筒34内に装着したコイ
ルばね52と内筒51の上端面を係合させコイルばね5
2の反発力で架台30の重力を支えて釣り合わせてい
る。また内筒51の下部にはおねじ56を設けてあり、
おねじ56に螺合するロックナット53でキャスター台
32との高さ調節を行なう。また内筒51の案内筒34
との装着側に上下方向の溝54を設け、溝54内に案内
筒34に螺合したボルト55を挿入して溝54の長さ分
案内筒34が上下方向に弾性的に移動するようにしてあ
る。従って架台30はエルボ継手23の動きに応じて配
管ピット内を水平方向及び上下方向自在に移動できる。
連結したエルボ継手23は、支持架台30に固定してあ
り、支持架台30は金属製フレキシブル管21と22が
地面上に接しないで自由に動ける高さに保持されてい
る。架台30の下部は配管ピット内の底面上を自由に移
動する4個のキャスター31を設けたキャスター台32
とクッション装置50で連結されている。図4にクッシ
ョン装置50を示し、キャスター台32の中央部に外筒
33を立設してある。架台30には案内筒34をボルト
35で固定してある。51は外筒33と案内筒34内に
装着して摺動する内筒で、案内筒34内に装着したコイ
ルばね52と内筒51の上端面を係合させコイルばね5
2の反発力で架台30の重力を支えて釣り合わせてい
る。また内筒51の下部にはおねじ56を設けてあり、
おねじ56に螺合するロックナット53でキャスター台
32との高さ調節を行なう。また内筒51の案内筒34
との装着側に上下方向の溝54を設け、溝54内に案内
筒34に螺合したボルト55を挿入して溝54の長さ分
案内筒34が上下方向に弾性的に移動するようにしてあ
る。従って架台30はエルボ継手23の動きに応じて配
管ピット内を水平方向及び上下方向自在に移動できる。
【0012】次に図5、図6に別の実施例の支持架台を
示す。図5は支持架台60の正面図で、この実施例では
キャスター台32に設けた4個のキャスター31の各々
に上下に移動可能なダンパー装置61を設けていわゆる
独立懸架型としてある。図6はこのダンパー装置61の
断面図で、キャスター台32の4隅のキャスター31の
取付位置に円筒上のダンパー62を固定し、ダンパー6
2内には上部コイルばね63と下部コイルばね64とば
ね63、64に挟着されたピストン形のガイドバー65
を装着してあり、ガイドバー65の下部にキャスター3
1の軸36を螺合してある。またダンパー62の上面に
はコイルばね63の上面にばね63の強さを調節ずるナ
ット66を設け、ナット66上部のロックナット67で
蓋しナット66を固定している。
示す。図5は支持架台60の正面図で、この実施例では
キャスター台32に設けた4個のキャスター31の各々
に上下に移動可能なダンパー装置61を設けていわゆる
独立懸架型としてある。図6はこのダンパー装置61の
断面図で、キャスター台32の4隅のキャスター31の
取付位置に円筒上のダンパー62を固定し、ダンパー6
2内には上部コイルばね63と下部コイルばね64とば
ね63、64に挟着されたピストン形のガイドバー65
を装着してあり、ガイドバー65の下部にキャスター3
1の軸36を螺合してある。またダンパー62の上面に
はコイルばね63の上面にばね63の強さを調節ずるナ
ット66を設け、ナット66上部のロックナット67で
蓋しナット66を固定している。
【0013】また架台60とキャスター台32は前記図
4の実施例のクッション装置50と同じ構造のクッショ
ン装置50で連結してある。この実施例ではキャスター
台32の4隅のキャスター31がダンパー61によって
夫々独立して上下に移動できるので、クッション装置5
0は単に高さ調節だけを受け持つ構造であってもよい。
またこの実施例では4隅のキャスター31が夫々に上下
移動できるので、傾斜した方向の変位も吸収することが
でき、よりフレキシブルに変位を吸収することができ
る。従って例えば地震の振動が上下、前後、左右、斜め
方向のどの方向の変位に対しても、フレキシブル管2
1、22を連結しているエルボ継手部23が、これに追
随して移動するため、両方のフレキシブル管21、22
が均等な変位力で受けて変位が吸収できる。上記実施例
では金属フレキシブル管1本を連結した例で説明した
が、これを複数本まとめて連結して支持架台上に固定し
変位を吸収する配管としてもよいことは当然である。
4の実施例のクッション装置50と同じ構造のクッショ
ン装置50で連結してある。この実施例ではキャスター
台32の4隅のキャスター31がダンパー61によって
夫々独立して上下に移動できるので、クッション装置5
0は単に高さ調節だけを受け持つ構造であってもよい。
またこの実施例では4隅のキャスター31が夫々に上下
移動できるので、傾斜した方向の変位も吸収することが
でき、よりフレキシブルに変位を吸収することができ
る。従って例えば地震の振動が上下、前後、左右、斜め
方向のどの方向の変位に対しても、フレキシブル管2
1、22を連結しているエルボ継手部23が、これに追
随して移動するため、両方のフレキシブル管21、22
が均等な変位力で受けて変位が吸収できる。上記実施例
では金属フレキシブル管1本を連結した例で説明した
が、これを複数本まとめて連結して支持架台上に固定し
変位を吸収する配管としてもよいことは当然である。
【0014】
【発明の効果】以上の説明のごとく本発明の免震配管
は、各可撓管を連結したエルボ継手を水平方向に移動可
能なキャスターと上下方向に移動可能な弾性手段付の支
持架台上に支持して配管してあるので、あらゆる方向の
地震の変位を吸収する。また各可撓管に均等な力が加わ
って変位が吸収されるので、可撓管の強度的安全性が増
し、全体として大きな変位吸収能力を持つ。また配管ピ
ットの空間内で上下方向及び水平方向共自由に移動可能
に配管されたものであるから、配管ピット内がすっきり
とし、ガス配管や給水配管等複数の配管をまとめて支持
架台上に支持し配管することが可能で、配管施工が簡略
化され、施工工期や施工費用が大幅に低減される。
は、各可撓管を連結したエルボ継手を水平方向に移動可
能なキャスターと上下方向に移動可能な弾性手段付の支
持架台上に支持して配管してあるので、あらゆる方向の
地震の変位を吸収する。また各可撓管に均等な力が加わ
って変位が吸収されるので、可撓管の強度的安全性が増
し、全体として大きな変位吸収能力を持つ。また配管ピ
ットの空間内で上下方向及び水平方向共自由に移動可能
に配管されたものであるから、配管ピット内がすっきり
とし、ガス配管や給水配管等複数の配管をまとめて支持
架台上に支持し配管することが可能で、配管施工が簡略
化され、施工工期や施工費用が大幅に低減される。
【図1】 本発明の一実施例を示す耐震配管した状態を
示す模式図である。
示す模式図である。
【図2】 本発明の一実施例を示す耐震配管20を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図3】 図2の耐震配管の支持架台30の一実施例を
示す正面図である。
示す正面図である。
【図4】 図3のクッション装置50を示す断面図であ
る。
る。
【図5】 別の実施例の支持架台60を示す正面図であ
る。
る。
【図6】 図5の夫々のキャスターに設けたダンパー装
置61を示す断面図である。
置61を示す断面図である。
【図7】 従来の耐震配管の側面図である。
【図8】 図7の耐震配管の平面図である。
10 建築物 11 地盤基礎 12 積層ゴム 13 建物の元配管 14 地中埋設配管 20 免震配管 21、22 金属製フレキシブル管 23 エルボ継手 30、60 支持架台 31 キャスター 32 キャスター台 33 外筒 34 案内筒 35、55 ボルト 36 キャスター軸 50 クッション装置 51 内筒 52、63、64 コイルばね 53 ロックナット 54 溝 56 おねじ 61 ダンパー装置 62 ダンパー 65 ガイドバー 66 ナット 67 ロックナット
Claims (1)
- 【請求項1】 所定長さの第1の可撓管と第2の可撓管
をエルボ継手を介して略直角方向に接続したL字形可撓
配管を設け、該L字形可撓配管の一端部は地盤側配管に
接続し他端部は建築物内の配管に接続するとともに、配
管ピット内の底面で水平方向に移動可能なキャスターと
上下方向に移動可能な弾性手段とを有す支持架台上に前
記エルボ継手を支持して、前記地盤側配管と建築物内配
管との間を連結したことを特徴とする免震配管。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25720997A JPH1194125A (ja) | 1997-09-22 | 1997-09-22 | 免震配管 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25720997A JPH1194125A (ja) | 1997-09-22 | 1997-09-22 | 免震配管 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1194125A true JPH1194125A (ja) | 1999-04-09 |
Family
ID=17303185
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25720997A Pending JPH1194125A (ja) | 1997-09-22 | 1997-09-22 | 免震配管 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1194125A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001146773A (ja) * | 1999-09-08 | 2001-05-29 | Sekisui Chem Co Ltd | 免震建築物用配管構造、該配管構造を備えた建物、及び該配管構造の取付方法 |
JP2006322194A (ja) * | 2005-05-18 | 2006-11-30 | Mitsubishi Plastics Ind Ltd | 免震住宅用管継手 |
JP2010229633A (ja) * | 2009-03-26 | 2010-10-14 | Takiron Co Ltd | 排水設備の配管接続構造並びに配管接続方法 |
-
1997
- 1997-09-22 JP JP25720997A patent/JPH1194125A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001146773A (ja) * | 1999-09-08 | 2001-05-29 | Sekisui Chem Co Ltd | 免震建築物用配管構造、該配管構造を備えた建物、及び該配管構造の取付方法 |
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