JPH1194073A - 作業機の変速操作構造 - Google Patents

作業機の変速操作構造

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JPH1194073A
JPH1194073A JP25665697A JP25665697A JPH1194073A JP H1194073 A JPH1194073 A JP H1194073A JP 25665697 A JP25665697 A JP 25665697A JP 25665697 A JP25665697 A JP 25665697A JP H1194073 A JPH1194073 A JP H1194073A
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JP
Japan
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state
lever
transmission
shift
actuator
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JP25665697A
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Kenji Fujii
藤井  健次
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Kubota Corp
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Kubota Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 操縦状態においては、変速レバーによる変速
装置の変速操作を軽い操作力で容易に行えるようにしな
がらも、変速レバーにより変速装置の中立状態を現出し
て機体を走行停止させた後の非操縦状態においては、不
測の変速レバーの誤操作により不意に走行状態が現出さ
れることを防止できるようにする。 【解決手段】 変速レバー19の操作位置を検出するレ
バー検出手段S1と、該レバー検出手段S1からの検出
に基づいて、変速装置Hを変速操作するアクチュエータ
Aの作動を制御する制御手段20とを備えた作業機の変
速操作構造において、操縦状態か否かを検出する操縦状
態検出手段Bと、該操縦状態検出手段Bにより非操縦状
態が検出されるのに伴って前記アクチュエータAの作動
を阻止する牽制手段Cとを装備した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、変速レバーの操作
位置を検出するレバー検出手段と、該レバー検出手段か
らの検出に基づいて、変速装置を変速操作するアクチュ
エータの作動を制御する制御手段とを備えた作業機の変
速操作構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、変速装置に静油圧式無段変速装置
やベルト式無段変速装置などが採用された作業機の変速
操作構造においては、変速レバーの操作位置を検出する
レバー検出手段と、該レバー検出手段からの検出に基づ
いて変速装置を変速操作するアクチュエータの作動を制
御する制御手段とを備えることによって、変速レバーに
よる変速装置の変速操作を軽い操作力で容易に行えるよ
うに構成されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、作業機
の一例である田植機などにおいては、操縦者が操縦を中
断して苗補給などの作業を行う場合には、変速レバーの
中立位置への操作により変速装置の中立状態を現出して
一時的に機体を走行停止させることが一般的に行われて
いるのであるが、上記の従来技術によると、このような
場合に操縦者の身体の一部などが不測に変速レバーに接
触すると、苗補給などの作業を行っているにもかかわら
ず、変速レバーが中立位置から他の変速位置に誤操作さ
れて不意に走行状態が現出される不都合が生じる虞があ
った。
【0004】本発明の目的は、操縦状態においては、変
速レバーによる変速装置の変速操作を軽い操作力で容易
に行えるようにしながらも、変速レバーにより変速装置
の中立状態を現出して機体を走行停止させた後の非操縦
状態においては、不測の変速レバーの誤操作により不意
に走行状態が現出されることを防止できるようにするこ
とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のうちの請求項1記載の発明では、変速レバ
ーの操作位置を検出するレバー検出手段と、該レバー検
出手段からの検出に基づいて、変速装置を変速操作する
アクチュエータの作動を制御する制御手段とを備えた作
業機の変速操作構造において、操縦状態か否かを検出す
る操縦状態検出手段と、該操縦状態検出手段により非操
縦状態が検出されるのに伴って前記アクチュエータの作
動を阻止する牽制手段とを装備した。
【0006】〔作用〕上記請求項1記載の発明による
と、操縦者が作業機の操縦を行う場合には、操縦状態検
出手段が操縦状態であることを検出し、その検出に基づ
いて、牽制手段は変速操作用のアクチュエータの作動を
阻止しないようになることから、制御手段が、レバー検
出手段からの検出に基づいてアクチュエータの作動を制
御して変速装置の変速操作を行うようになる。つまり、
変速レバーを操作するだけの軽い操作力で変速装置の変
速操作を容易に行えるようになる。
【0007】一方、操縦者が、変速レバーの中立位置へ
の操作により変速装置の中立状態を現出して一時的に機
体を走行停止させた後に、操縦を中断して苗補給などの
作業を行う場合には、操縦状態検出手段が非操縦状態で
あることを検出し、その検出に基づいて、牽制手段が変
速操作用のアクチュエータの作動を阻止するようになる
ことから、制御手段は、変速操作用のアクチュエータの
作動を制御して変速装置の走行状態を現出することが不
可能になる。つまり、操縦者の身体の一部などが不測に
変速レバーに接触したとしても、変速装置の中立状態の
現出により機体を走行停止させた状態での苗補給などの
作業中に、不意に走行状態が現出される不都合が生じる
ことを防止できるようになる。
【0008】〔効果〕従って、操縦状態においては、変
速レバーによる変速装置の変速操作を軽い操作力で容易
に行えるようにしながらも、変速レバーにより変速装置
の中立状態を現出して機体を走行停止させた後の非操縦
状態においては、不測の変速レバーの誤操作により不意
に走行状態が現出されることを防止できるようになっ
た。
【0009】本発明のうちの請求項2記載の発明では、
上記請求項1記載の発明において、前記牽制手段が、前
記非操縦状態では前記変速レバーの中立位置からの操作
を機械的に阻止することによって前記アクチュエータの
作動を阻止するよう構成した。
【0010】〔作用〕上記請求項2記載の発明による
と、変速レバーの中立位置への操作により変速装置の中
立状態を現出して一時的に機体を走行停止させた後に操
縦を中断して苗補給などの作業を行うような非操縦状態
においては、操縦者の身体の一部などが不測に変速レバ
ーに接触したとしても、牽制手段によって、変速レバー
の中立位置からの誤操作が阻止されることから、制御手
段は、その変速レバーの操作位置に基づいて変速操作用
のアクチュエータの作動を制御することにより、変速装
置の中立状態を現出維持するようになる。つまり、上記
の非操縦状態において変速装置の走行状態が不意に現出
される、といった不都合が生じることを防止できるよう
になる。
【0011】〔効果〕従って、牽制手段を機械的に構成
することによって、変速レバーにより変速装置の中立状
態を現出して機体を走行停止させた後の非操縦状態にお
いては、操縦者の身体の一部などの不測の接触に起因し
た変速レバーの中立位置からの誤操作そのものから確実
に防止できて、不意に走行状態が現出されることをより
好適に防止できるようになった。
【0012】本発明のうちの請求項3記載の発明では、
上記請求項1記載の発明において、前記牽制手段が、前
記非操縦状態では前記アクチュエータに対する前記制御
手段の制御作動を停止させることによって前記アクチュ
エータの作動を阻止し、その後、前記操縦状態検出手段
により操縦状態が検出されるとともに、前記レバー検出
手段により前記変速レバーが中立位置に位置しているこ
とが検出されるのに伴って、前記アクチュエータに対す
る前記制御手段の制御作動を実行させるよう構成した。
【0013】〔作用〕上記請求項3記載の発明による
と、変速レバーの中立位置への操作により変速装置の中
立状態を現出して一時的に機体を走行停止させた後に操
縦を中断して苗補給などの作業を行うような非操縦状態
においては、操縦者の身体の一部などが不測に変速レバ
ーに接触することにより変速レバーが中立位置から誤操
作されたとしても、牽制手段によって、変速操作用のア
クチュエータに対する制御手段の制御作動が停止される
ことから、変速レバーの操作位置にかかわらず、変速操
作用のアクチュエータが、変速装置の中立状態を現出す
る作動状態に維持されるようになる。つまり、変速レバ
ーの中立位置からの誤操作を阻止するための機械的な機
構を設けなくても、上記の非操縦状態において変速装置
の走行状態が不意に現出される、といった不都合が生じ
ることを電気的な制御構成で防止できるようになる。
【0014】又、牽制手段は、操縦状態検出手段により
操縦状態が検出された場合には、レバー検出手段により
変速レバーが中立位置に位置していることが検出されな
い限り、アクチュエータに対する制御手段の制御作動を
実行させないようになることから、操縦者の身体の一部
などが不測に変速レバーに接触することにより変速レバ
ーが中立位置から誤操作された状態で、非操縦状態から
操縦状態に切り換わることによって、アクチュエータに
対する制御手段の制御作動が再開されて急に変速装置の
走行状態が現出される、といった不都合が生じることを
防止できるようになる。
【0015】〔効果〕従って、牽制手段を電気的に構成
することによって構造の簡素化を図りながらも、変速レ
バーにより変速装置の中立状態を現出して機体を走行停
止させた後の非操縦状態において不意に走行状態が現出
される、といった不都合を防止できるとともに、牽制手
段を電気的に構成することによって新たに生じる、非操
縦状態から操縦状態への移行に伴って不意に走行状態が
現出される、といった不都合をも防止することができ、
もって、上記の非操縦状態における走行状態の現出を防
止する牽制構造を構造の簡素化を図りながら構成できる
ようになった。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0017】図1には、作業機の一例としての乗用型田
植機の全体側面が示されており、この田植機は、乗用型
の走行機体1、走行機体1の後部に昇降リンク機構2を
介して連結された苗植付装置3、などによって構成され
ている。走行機体1は、その前部に搭載されたエンジン
4、後部に配備された変速装置Hの一例である静油圧式
無段変速装置5とギヤ式変速装置6、前下部に装備され
た左右一対の前輪7、後下部に装備された左右一対の後
輪8、前部上方に配備されたステアリングホイール9、
及び後部上方に配備された運転座席10、などによって
構成されている。
【0018】図1〜3に示すように、苗植付装置3は、
昇降リンク機構2の後端に着脱自在に連結される固定フ
レーム11、固定フレーム11の左右両端部に夫々縦軸
芯P1周りに揺動自在に連結された揺動フレーム12、
各揺動フレーム12の遊端に縦軸芯P2周りに揺動自在
に連結されたフィードケース13、各フィードケース1
3から左右に向けて延設された角パイプ状の支持フレー
ム14、各支持フレーム14の左右両端から後方に向け
て延設された植付伝動ケース15、各植付伝動ケース1
5の後部左右両側に軸支されたロータリ式の植付機構1
6、植え付け作業時には各植付機構16に対して一定の
ストロークで一体往復横移動可能に連結される左右の苗
載台17、及び植え付け作業時には各植付機構16によ
る植え付け箇所に対して前もって整地作用を施す三基の
整地フロート18、などによって、左苗植付装置部3A
と右苗植付装置部3Bとに分離可能で、かつ、それら左
右の苗植付装置部3A,3Bの各縦軸芯P1,P2周り
での揺動操作により、左苗植付装置部3Aと右苗植付装
置部3Bとが夫々前向きで横一列状に並ぶ状態で連結さ
れる作業姿勢(図2参照)と、左苗植付装置部3Aと右
苗植付装置部3Bとが夫々横向きで互いに向かい合わせ
になる格納姿勢(図3参照)とに姿勢切り換え可能な二
分割構造に構成されている。つまり、苗植付装置3の姿
勢を作業姿勢から格納姿勢に切り換えることによって、
走行機体1に対する苗植付装置3の横方向への張り出し
量を小さくすることができるようになっており、これに
よって、路上走行時やトラックなどによる運搬時に苗植
付装置3が他物に接触する虞を軽減できるようになって
いる。
【0019】エンジン4からの動力は、静油圧式無段変
速装置5及びギヤ式変速装置6を介して、前輪7、後輪
8、並びに苗植付装置3へ伝達されるようになってい
る。図1及び4に示すように、静油圧式無段変速装置5
は、ステアリングホイール9の左下方に配備された変速
レバー19の前後方向への揺動操作によって、前後進の
切り換え操作及び前後進における変速操作を無段階で行
えるように構成されている。
【0020】その構成について詳述すると、図4に示す
ように、変速レバー19には、その操作位置を検出する
とともに、その検出情報を走行機体1に搭載されたマイ
クロコンピュータからなる制御装置20へ出力するレバ
ー検出手段としてのレバーセンサS1が装備されてい
る。制御装置20は、レバーセンサS1からの検出に基
づいて、静油圧式無段変速装置5のトラニオン軸5aを
回動操作する第一電動シリンダ21の作動を制御するよ
うになっている。つまり、制御装置20は、レバーセン
サS1からの検出に基づいて、静油圧式無段変速装置5
を変速操作するアクチュエータAの一例である第一電動
シリンダ21の作動を制御する制御手段として機能する
ように構成されている。
【0021】制御装置20のレバーセンサS1からの検
出に基づく制御作動について詳述すると、制御装置20
は、レバーセンサS1により変速レバー19が前進領域
に操作されていることが検出されると、その前進領域に
おける変速レバー19の操作位置に応じた目標前進速度
を選定するとともに、その目標前進速度が現出される状
態に静油圧式無段変速装置5のトラニオン軸5aが回動
操作されるように、第一電動シリンダ21の作動を制御
するようになっている。又、レバーセンサS1により変
速レバー19が後進領域に操作されていることが検出さ
れると、その後進領域における変速レバー19の操作位
置に応じた目標後進速度を選定するとともに、その目標
後進速度が現出される状態に静油圧式無段変速装置5の
トラニオン軸5aが回動操作されるように、第一電動シ
リンダ21の作動を制御するようになっている。更に、
レバーセンサS1により変速レバー19が中立位置に操
作されていることが検出されると、静油圧式無段変速装
置5の中立状態が現出される状態に静油圧式無段変速装
置5のトラニオン軸5aが回動操作されるように、第一
電動シリンダ21の作動を制御するようになっている。
そして、この制御作動により、変速レバー19による静
油圧式無段変速装置5の変速操作を軽い操作力で容易に
行えるようになっている。
【0022】尚、第一電動シリンダ21には、その実伸
縮作動量を検出するストロークセンサS2が装備されて
おり、制御装置20は、このストロークセンサS2から
の検出に基づいて、レバーセンサS1からの検出に基づ
いて選定した目標速度に応じた第一電動シリンダ21の
目標伸縮作動量と、ストロークセンサS2により検出さ
れた第一電動シリンダ21の実伸縮作動量とが合致する
ように第一電動シリンダ21の作動を制御するフィード
バック制御を行うように構成されている。
【0023】ところで、上述の軽い操作力で静油圧式無
段変速装置5の中立状態を現出した場合には、機体を走
行停止させることができるようになっている。そのた
め、操縦者が植え付け作業走行中に操縦を中断して苗補
給などの作業を行う場合には、変速レバー19の中立位
置への操作により静油圧式無段変速装置5の中立状態を
現出して一時的に機体を走行停止させることが一般的に
行われている。しかしながら、このような場合において
操縦者の身体の一部などが不測に変速レバー19に接触
すると、上述のように変速レバー19による静油圧式無
段変速装置5の変速操作を軽い操作力で容易に行えるよ
うにしていることによって、苗補給などの作業を行って
いるにもかかわらず、変速レバー19が中立位置から他
の変速位置に誤操作されるとともに、その操作位置に基
づく制御装置20の制御作動により静油圧式無段変速装
置5の変速操作が行われることによって、不意に走行状
態が現出される不都合が生じる虞があった。
【0024】そこで、図1及び図4に示すように、この
田植機には、操縦者が操縦状態であるか否かを検出する
ための操縦状態検出手段Bとして運転座席10に装備さ
れた着座センサS3と、この着座センサS3により非操
縦状態が検出されるのに伴って、変速操作用の第一電動
シリンダ21の作動を阻止する牽制手段Cとが装備され
ている。着座センサS3は、運転座席10に対して作業
者が着座しているか否かを圧力感知することによって操
縦状態であるか否かを検出する圧力感知式に構成されて
いる。牽制手段Cは、着座センサS3からの検出情報が
入力される制御装置20、着座センサS3からの検出に
基づく制御装置20の制御作動により伸縮操作される第
二電動シリンダ22、及び第二電動シリンダ22の伸縮
作動により変速レバー19の中立位置からの操作を阻止
する係合状態と変速レバー19の中立位置からの操作を
許容する非係合状態とに切り換えられる平面視略コの字
状の係合具23、などによって、非操縦状態においては
変速レバー19の中立位置からの操作を係合具23との
機械的な接当により規制して、変速操作用の第一電動シ
リンダ21の作動を阻止する機械式に構成されている。
【0025】そして、以上の構成から、操縦者が運転座
席10に着座してこの田植機の操縦を行う場合には、着
座センサS3が操縦状態であることを検出し、その検出
に基づいて、牽制手段Cが変速操作用の第一電動シリン
ダ21の作動を阻止しないようになることから、制御装
置20が、レバーセンサS1からの検出に基づいて第一
電動シリンダ21の作動を制御して静油圧式無段変速装
置5の変速操作を行うようになっており、もって、変速
レバー19を操作するだけの軽い操作力で静油圧式無段
変速装置5の変速操作を容易に行えるようになってい
る。
【0026】一方、操縦者が、変速レバー19の中立位
置への操作により静油圧式無段変速装置5の中立状態を
現出して一時的に機体を走行停止させた後に、運転座席
10から離れて苗補給などの作業を行う場合には、着座
センサS3が非操縦状態であることを検出し、その検出
に基づいて、牽制手段Cが変速レバー19の中立位置か
らの操作を阻止するようになることから、苗補給などの
作業中に操縦者の身体の一部などが不測に変速レバー1
9に接触したとしても、牽制手段Cにより変速レバー1
9の中立位置からの誤操作が阻止されるとともに、制御
装置20が、レバーセンサS1からの検出に基づいて第
一電動シリンダ21の作動を制御して静油圧式無段変速
装置5の中立状態を現出維持するようになっており、も
って、上記の非操縦状態における苗補給などの作業中
に、静油圧式無段変速装置5の走行状態が不意に現出さ
れる、といった不都合が生じることを防止できるように
なっている。
【0027】〔別実施形態〕以下、本発明の別実施形態
を列記する。 作業機としては、トラクタ、コンバイン、あるいは
芝刈機、などであってもよい。 変速装置Hとして、静油圧式無段変速装置5に代え
てベルト式無段変速装置が装備されたものであってもよ
い。 変速操作用のアクチュエータAとして、電動モータ
などが採用されたものであってもよい。 操縦状態検出手段Bとして、ステアリングホイール
9を作業者が握持しているか否かを感知することによっ
て操縦状態であるか否かを検出するように構成された握
持センサや、操縦ステップ部に作業者が搭乗しているか
否かを感知することによって操縦状態であるか否かを検
出するように構成された搭乗センサ、などが採用された
ものであってもよい。 牽制手段Cを、操縦状態検出手段Bにより非操縦状
態が検出されるのに伴って、変速操作用のアクチュエー
タAに対する制御手段20の制御作動を停止させること
によってアクチュエータAの作動を阻止し、その後、操
縦状態検出手段Bにより操縦状態が検出されるととも
に、レバー検出手段S1により変速レバー19が中立位
置に位置していることが検出されるのに伴って、アクチ
ュエータAに対する制御手段20の制御作動を実行させ
るようプログラムされた状態で制御手段20に備えられ
た制御プログラムによって構成するようにしてもよい。
この構成によると、上記実施形態のように変速レバー1
9の中立位置からの誤操作を阻止するための機械的な機
構(第二電動シリンダ22や係合具23)を設けなくて
も、上述の非操縦状態における苗補給などの作業中に、
変速装置Hの走行状態が不意に現出される、といった不
都合が生じることを電気的な制御構成で防止できること
から、牽制手段Cの簡素化を図れるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】乗用型田植機の全体側面図
【図2】苗植付装置を作業姿勢に切り換えた状態を示す
苗植付装置の平面図
【図3】苗植付装置を格納姿勢に切り換えた状態を示す
苗植付装置の平面図
【図4】牽制手段の構成を示す制御ブロック図
【符号の説明】
19 変速レバー 20 制御手段 A アクチュエータ B 操縦状態検出手段 C 牽制手段 H 変速装置 S1 レバー検出手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 変速レバーの操作位置を検出するレバー
    検出手段と、該レバー検出手段からの検出に基づいて、
    変速装置を変速操作するアクチュエータの作動を制御す
    る制御手段とを備えた作業機の変速操作構造であって、 操縦状態か否かを検出する操縦状態検出手段と、該操縦
    状態検出手段により非操縦状態が検出されるのに伴って
    前記アクチュエータの作動を阻止する牽制手段とを装備
    してある作業機の変速操作構造。
  2. 【請求項2】 前記牽制手段が、前記非操縦状態では前
    記変速レバーの中立位置からの操作を機械的に阻止する
    ことによって前記アクチュエータの作動を阻止するよう
    構成してある請求項1記載の作業機の変速操作構造。
  3. 【請求項3】 前記牽制手段が、前記非操縦状態では前
    記アクチュエータに対する前記制御手段の制御作動を停
    止させることによって前記アクチュエータの作動を阻止
    し、その後、前記操縦状態検出手段により操縦状態が検
    出されるとともに、前記レバー検出手段により前記変速
    レバーが中立位置に位置していることが検出されるのに
    伴って、前記アクチュエータに対する前記制御手段の制
    御作動を実行させるよう構成してある請求項1記載の作
    業機の変速操作構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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