JPH1193872A - スクロールコンプレッサの潤滑装置 - Google Patents

スクロールコンプレッサの潤滑装置

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JPH1193872A
JPH1193872A JP25902997A JP25902997A JPH1193872A JP H1193872 A JPH1193872 A JP H1193872A JP 25902997 A JP25902997 A JP 25902997A JP 25902997 A JP25902997 A JP 25902997A JP H1193872 A JPH1193872 A JP H1193872A
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JP
Japan
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oil
suction chamber
scroll
chamber
scroll compressor
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Withdrawn
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JP25902997A
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English (en)
Inventor
Motoyasu Kato
元保 加藤
Junichi Oba
純一 大場
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Yamaha Motor Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Motor Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH1193872A publication Critical patent/JPH1193872A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンプレッサ内のオイル貯留部から潤滑用の
オイルを軸受部分等の被潤滑部に供給して、潤滑後のオ
イルをオイル貯留部に戻すようにしつつ、潤滑後のオイ
ルが飛散して被圧縮流体に混入することを抑制し、圧縮
効率を高める。 【解決手段】 ケーシング40内にスクロール圧縮部5
0、駆動軸55、吸入室80及び吐出室85を設けたス
クロールコンプレッサにおいて、ケーシング40の下方
部にオイルパン40bを設け、吸入室80をオイル分離
室とするようにオイルパン40bに連通路を介して連通
させるとともに、オイルパン40bから被潤滑部にオイ
ルを供給する通路101,102と、潤滑後のオイルを
オイルパン40bに戻すリターン通路109とを設け
る。そして、リターン通路109の下流側を、オイル分
離室の被圧縮流体流入部分及び被圧縮流体流出部分の両
方よりも低位置に開口するように形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空調装置等に用い
られるスクロールコンプレッサの潤滑装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば特開平9−14163号公
報に示されるように、コンプレッサの外殻内に、旋回ス
クロール及び固定スクロールを有するスクロール圧縮部
と、その旋回スクロールを駆動する駆動軸と、この駆動
軸を軸受を介して支承する軸受装着部を有するコンプレ
ッサ本体とを収容するとともに、コンプレッサ本体とコ
ンプレッサ外殻との間に形成される吐出側空間の下部側
をオイル溜りとし、このオイル溜りに溜められたオイル
が駆動軸に対する軸受部分やスクロール圧縮部等に供給
されるようにしたスクロールコンプレッサは知られてい
る。
【0003】このスクロールコンプレッサでは、外部の
エンジン等により伝動手段を介して上記駆動軸が回転駆
動され、それに伴って上記スクロール圧縮部の旋回スク
ロールが旋回することにより冷媒等の被圧縮流体が圧縮
されるようになっており、またこのような駆動状態にお
いて、上記オイル溜りから各部に供給されるオイルによ
り上記軸受部分やスクロール圧縮部等が潤滑されるよう
になっている。潤滑後のオイルは軸受部分等の端部から
スクロール圧縮部へ送られ、冷媒とともに吐出室に吐出
され、この吐出室でオイルが冷媒から分離され、上記オ
イル溜りに戻されるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来のスクロールコンプレッサでは、循環するオ
イルの全量をスクロール圧縮部を通過させて加圧するの
で、冷媒の吐出性能が低下してしまう問題があった。さ
らにオイルは加圧されると同時に昇温し、オイル溜まり
のオイルの温度は上昇するので、オイルが劣化し易く、
且つ潤滑部分の耐久性を低下させてしまう問題があっ
た。
【0005】本発明はこのような事情に鑑み、オイルの
昇温を防止し、冷媒の吐出性能が低下しないようにする
ことができるスクロールコンプレッサの潤滑装置を提供
することを目的とする。さらには、被潤滑部を潤滑し昇
温した後のオイルの温度を低下させるようにすることが
できるスクロールコンプレッサを提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、ケーシング内に、スクロール圧縮部と、
該スクロール圧縮部を駆動する駆動軸と、スクロール圧
縮部の駆動に応じて被圧縮流体を吸入する吸入室と、ス
クロール圧縮部の駆動に応じて被圧縮流体を吐出する吐
出室とを設けたスクロールコンプレッサにおいて、ケー
シングの下方部に、上記吐出室に対して隔離されたオイ
ル貯留部を設けるとともに、上記オイル貯留部から被潤
滑部にオイルを供給する往通路と、潤滑後のオイルをオ
イル貯留部に戻すリターン通路と、上記往通路と上記リ
ターン通路の内少なくとも一方の途中に位置して、オイ
ル貯留部から被潤滑部、この被潤滑部からオイル貯留部
へとオイルを循環させるオイルポンプとを設けたもので
ある。
【0007】この構成によると、上記吐出室に対して隔
離されたオイル貯留部を設けており、スクロール圧縮部
により加圧された冷媒あるいはオイルがオイル貯留部の
オイルに合流することがなく、加圧高温化した冷媒ある
いはオイルの熱でオイル貯留部のオイルが昇温されるこ
とがない。
【0008】この発明において、上記オイル貯留部を上
記吸入室の下部に形成するか、上記オイル貯留部と上記
吸入室とを互いに独立に形成するとともに、上記オイル
貯留部の上部を上記吸入室と連通すれば、上記オイル貯
留部のオイル油面に上記吸入室内の低圧低温の冷媒が接
することとなり、被潤滑部を通過して温度上昇したオイ
ルはオイル貯留部で再び冷却される。
【0009】また、上記リターン通路の途中に上記吸入
室を配置するとともに、上記リターン通路の途中で上記
吸入室より上流部に上記オイルポンプを配置すれば、被
潤滑部にオイル貯留部のオイルを循環させることができ
るとともに、被潤滑部を経て上記吸入室に入るオイル
が、この吸入室の低圧低温の冷媒と接することとなり、
オイル貯留部に戻る前に冷却される。また、上記リター
ン通路の途中に上記吸入室を配置するとともに、上記リ
ターン通路の途中で上記吸入室より上流部に上記オイル
ポンプを配置し、且つ上記オイル貯留部を上記吸入室の
下方に配置すれば、同様の効果が得られる。なおまた、
上記被潤滑部から上記吸入室へのオイル出口より下方、
且つ、上記吸入室から上記スクロール圧縮部への出口よ
り下方に、上記吸入室から上記オイル貯留部への連通路
の上記吸入室側端部を設ければ、吸入室でオイルと接触
した冷媒中にオイルか混入しにくくなり、スクロール圧
縮部を通過するオイル量を確実に減らし、冷媒の吐出能
力を低下させることがない。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づ
いて説明する。
【0011】図1は本発明のスクロールコンプレッサを
用いた装置の一例として示す空調装置の概略図である。
この空調装置は、水冷式ガスエンジン2により駆動され
るスクロールコンプレッサ1と、このコンプレッサ1を
組み込んだ冷媒回路15と、上記エンジンを冷却するた
めの冷却水回路30とを備えている。
【0012】上記エンジン2とコンプレッサ1とは、エ
ンジン2の出力軸3に取付けられたプーリ4aとコンプ
レッサ1の入力側に設けられたプーリ4bとに亘ってベ
ルト4cが装着されることにより連結されている。
【0013】上記エンジン2には吸気管5が接続され、
この吸気管5にエアクリーナ6、ミキサー7及びスロッ
トル弁8が介設されている。ミキサー7には燃料供給管
9が接続され、この燃料供給管9に電磁弁10、ゼロガ
バナ11及び燃料制御弁12が介設されている。さらに
エンジン2には排気管13が接続され、この排気管13
に排ガス熱交換器14が介設されている。
【0014】上記冷媒回路15は、コンプレッサ1から
吐出される冷媒を凝縮器、膨張弁及び蒸発器を経てコン
プレッサ1に戻すように循環させるものであり、とくに
図示の例では冷暖房可能な空調装置を構成すべく、冷媒
循環経路を切替える四方弁16を備えるとともに、室外
熱交換器17、電子膨張弁18及び室内熱交換器19を
備えている。コンプレッサ1と四方弁16との間には、
コンプレッサ1の吐出口と四方弁16の第1ポート16
aとを接続する吐出側ライン21と、四方弁16の第2
ポート16bとコンプレッサ1の吸入口とを接続する吸
込み側ライン22とが配設されている。上記吐出側ライ
ン21には、高圧冷媒からオイルを分離するオイルセパ
レータ23が設置されている。また、上記吸込み側ライ
ン22には、液相冷媒を分離して気相冷媒のみをコンプ
レッサ1の吸入口に戻すためのアキュムレータ24が設
置されている。
【0015】また、上記四方弁16の第3ポート16c
と、室外熱交換器17と、電子膨張弁18と、室内熱交
換器19と、四方弁16の第4ポート16dとが、ライ
ン25,26,27,28で接続されている。そして、
冷房時には、四方弁16の第1ポート16aと第3ポー
ト16cとが連通されるとともに、第4ポート16dと
第2ポート16bとが連通されることにより、図1中に
実線矢印で示すように、コンプレッサ1から吐出された
冷媒が室外熱交換器17、電子膨張弁18及び室内熱交
換器19をこの順に通ってコンプレッサ1に戻り、室外
熱交換器17が凝縮器、室内熱交換器19が蒸発器とし
て機能する。一方、暖房時には、四方弁16の第1ポー
ト16aと第4ポート16dとが連通されるとともに、
第3ポート16cと第2ポート16bとが連通されるこ
とにより、図1中に破線矢印で示すように、コンプレッ
サ1から吐出された冷媒が室内熱交換器19、電子膨張
弁18及び室外熱交換器17をこの順に通ってコンプレ
ッサ1に戻り、室内熱交換器19が凝縮器、室外熱交換
器17が蒸発器として機能するようになっている。
【0016】上記四方弁16の第3ポート16cと室外
熱交換器17との間のライン25には二重管熱交換器2
9が介設され、冷却水回路30からエンジン排熱を回収
した冷却水が主に暖房時に二重管熱交換器29に導かれ
るようになっている。なお、冷却水回路30は、水ポン
プ32により一定方向に流される冷却水が排ガス熱交換
器14、エンジンのウォータジャケット33、サーモス
タット34、ラジエータ35等を通って循環するように
構成された主冷却水通路31を備えるとともに、この主
冷却水通路31のラジエータ35上流から分岐し上記二
重管熱交換器29を通ってラジエータ35下流の主冷却
水通路31に合流するバイパス通路36を備えており、
バイパス通路36の分岐箇所にはリニア三方弁37が設
けられている。
【0017】図2〜図7は上記スクロールコンプレッサ
1の構造を示している。スクロールコンプレッサ1は、
そのケーシング40の内部に、旋回スクロール51及び
固定スクロール52により構成されるスクロール圧縮部
50と、上記旋回スクロール51を旋回させることによ
りスクロール圧縮部50を駆動する駆動軸55と、スク
ロール圧縮部50の駆動に応じて被圧縮流体を吸入する
吸入室80と、スクロール圧縮部の駆動に応じて被圧縮
流体を吐出する吐出室85とを備えている。上記駆動軸
55は、略水平方向に延びる横置きとされた状態で、ケ
ーシング40に回転自在に支承されており、この駆動軸
55の前端部(図1で右側の端部)に後記クランク機構
等を介して旋回スクロール51が接続されている。駆動
軸55の後端部(図1で左側の端部)はケーシング40
の外方に突出し、その周囲にプーリ4bが設けられると
ともに、プーリ4bと駆動軸55との間に電磁クラッチ
57が組み込まれている。
【0018】上記ケーシング40は、後方側外殻を構成
するケース41と、その前方の周壁を構成するメインハ
ウジング42とを備え、メインハウジング42の前方に
は上記固定スクロール52の外周壁52cがケーシング
40の一部をなすように配置され、さらにその前方にカ
バー43が配置されている。そして、これらケース4
1、メインハウジング42、固定スクロール52及びカ
バー43がボルトにより相互に連結され、これらによ
り、上記駆動軸55、スクロール圧縮部50、吸入室8
0及び吐出室85を囲むケーシング本体40aが構成さ
れている。
【0019】さらにケーシング40の下方部にはオイル
貯留部としてのオイルパン40bが設けられ、図示の例
では、上記ケース41に、上記ケーシング本体40aを
構成する部分から下方に突出するオイルパン構成部分4
4が一体に連成され、この部分の前方にオイルパンカバ
ー45がボルトで着脱可能に取り付けられて、これらオ
イルパン構成部分44及びオイルパンカバー45により
オイルパン40bが構成されている。このオイルパン4
0bは、吸入室80及び吐出室85に対して仕切られ、
図示の例では吐出室85から分離されるとともに吸入室
80に対して隔壁111で仕切られている。
【0020】スクロールコンプレッサ1の内部構造をよ
り具体的に説明する。スクロール圧縮部50の旋回スク
ロール51は、底板51aと、この底板51aから固定
スクロール52側へ向けて突出する渦巻体51bと、底
板51aの裏面から駆動軸55側へ向けて突出するスク
ロール軸51cとを有し、また固定スクロール52は、
底板52aと、この底板52aから旋回スクロール51
側へ向けて突出する渦巻体52bと、ケーシング40の
一部をなす外周壁52cとを有しており、両スクロール
51,52の渦巻体51b,52bは互いに180°ず
れて組み合わされ、その間に圧縮室53を形成してい
る。
【0021】上記スクロール軸51cは、駆動軸55の
先端部に、スライドブッシュ60等からなるクランク機
構を介して偏心状態で支承されている。すなわち、上記
駆動軸55の先端部には大径の別体の筒状部品が固着さ
れることにより筒軸部分55aが形成され、この筒軸部
分55aの内部に、上記スライドブッシュ60が、軸方
向に直交する一定方向には所定範囲内でスライド可能な
状態で、駆動軸55と共回りするように組付けられてい
る。このスライドブッシュ60には駆動軸55の中心に
対してスライド可能方向にオフセットした位置に貫通孔
60aが形成され、この貫通孔60a内に圧入された旋
回軸受61内に、上記旋回スクロール51のスクロール
軸51c外周に圧入された内側ブッシュ62を介して上
記旋回スクロール51のスクロール軸51cが支承され
ている。
【0022】上記旋回スクロール51には主に、自身が
駆動軸55の回りを偏心した状態で公転することによる
遠心力と、上記スライドブッシュ60からの回転駆動力
と、旋回スクロール51が固定スクロール52に転がり
接触しながら圧縮する冷媒からのガス圧力に基づく反力
とが作用する。旋回スクロール51はこれらの諸力の合
力により旋回スクロール51との接触部への押しつけら
れる。この押しつけ力に対する反力すなわち抗力も旋回
スクロ−ル51に作用する。上記両スクロール51,5
2の接触部であるラップ部分のシール機能は、上記押し
つけ力により得られる。この接触部は駆動軸55中心か
らスクロール軸51c中心を通って延ばした延長線上
か、この延長線から90°以下の所定角だけ、駆動軸5
5の回転方向あるいは反回転方向にスクロール軸51c
中心の回りに回転させた線上にあるように両スクロール
51,52の形状が設定される。この所定角が小さい
程、上記遠心力が押しつけ力(すなわちシール性)に寄
与し、上記回転方向に取った所定角が大きい程回転駆動
力が押しつけ力に寄与する。本実施形態においては所定
角が小さく設定されており、上記旋回スクロール51の
遠心力が大きくなる高回転時に、押しつけ力が大きくな
り過ぎるのを防ぐため、スライドブッシュ60の中心部
を境にスクロール軸51cの反対側にバランサー63が
設けられている。
【0023】上記旋回スクロール51の背後における上
記筒軸部分55aの周囲にはメインハウジング42に連
設された壁部42aが位置し、この壁部42aと上記旋
回スクロール51との間にはスラストプレート64及び
オルダムリング65が配置されている。上記オルダムリ
ング65は、壁部42aと旋回スクロール51との間に
形成された環状のオルダム室66内で揺動可能とされる
とともに、旋回スクロール51の自転を阻止しながら半
径方向の揺動を許容するように旋回スクロール51及び
壁部42aに係合している。
【0024】そして、上記駆動軸55の回転に伴い、両
スクロール51,52の渦巻体51b,52bが180
°毎に接する状態を保ちながら、旋回スクロール51が
自転することなく固定スクロール52の中心の回りを旋
回(公転)し、これにより圧縮室53内の冷媒を外周側
から内周側に移動させつつ圧縮していくようになってい
る。
【0025】上記壁部42aには、吸入室80とスクロ
ール圧縮部50との間の冷媒流通路となる吸入ポート6
7が設けられ、旋回スクロール51の底板51aには上
記吸入ポート67に対応する切欠部68が設けられてい
る。ケース41の後端部の上部に設けられ吸込み側ライ
ン22が接続される吸入口81は、駆動軸55よりも上
方に位置し、一方、上記吸入ポート67の下端は駆動軸
55中心と略同一高さで、且つ駆動軸55より水平方向
に離間して位置している。また、固定スクロール52の
底板52aの中心部付近には吐出ポート69が設けら
れ、この底板52aの外面には、逆流防止用のリード弁
が吐出ポートを覆うように取り付けられている。図示の
例では、吐出ポート69の出口側が分岐して2つの開口
部69a,69bが形成され、これに対応して2個のリ
ード弁70a,70bが設けられている。
【0026】上記駆動軸55は、その先端側の筒軸部分
55aが、上記壁部42aの内周側に設けられた駆動軸
支持部71に、主軸受72を介して回転自在に支承され
るとともに、後方側の軸部55bが、ケース41に連設
された駆動軸支持部73に、副軸受74を介して回転自
在に支承されている。また、上記駆動軸55の後端部が
ケース41を貫通する部分には、吸入室80から冷媒や
オイルが外部に流出することを防止するためのシールが
設けられ、とくに図に示す例ではシール性能を高めるべ
く、メカニカルシール75とリップシール76の二重シ
ールが設けられている。なお、駆動軸55の前方部外周
にはバランサー77a,77bが配設され、その周囲に
カバー78a,78bが設けられている。
【0027】カバー78aはケース41にボルト止めさ
れ、カバー78bはメインハウジング42にボルト止め
され、両カバー78a,78bと下記するプレート94
とにより、内部空間と下記する吸入室80とを区画し、
内部空間に配置される主軸受72やさらには、スライド
ブッシュ60、旋回軸受61と内側ブッシュ62との間
部等に下記する吸入室80の冷媒が侵入しにくくしてい
る。
【0028】上記吸入室80は、スクロール圧縮部50
より後方側(駆動軸側)のケース41内の上部に形成さ
れており、上記吸入口81が吸入室80に連通するとと
もに、吸入室80とスクロール圧縮部50とが上記吸入
ポート67を介して連通している。さらに吸入室80
は、オイルパン40bに連通し、冷媒からオイルを分離
してオイル分離後の冷媒を前方のスクロール圧縮部50
に送るとともに分離したオイルを下方のオイルパン40
bに落下させるようになっており、オイル分離室として
の機能を有している。
【0029】すなわち、吸入室80とその下方に位置す
るオイルパン40bとの間に形成された隔壁111に、
吸入室80とオイルパン40bとを連通する連通路とし
ての貫通穴が設けられ、図示の例では吸入口81及び吸
入ポート67の下方となる位置に貫通穴112が形成さ
れるとともに、スクロール圧縮部50に近い前方側にも
貫通穴113が設けられている。後方側の貫通穴112
の下方にはバッフルプレート114が配置されている。
また、前方側の貫通穴113にはパイプ115が斜め方
向に取り付けられ、このパイプ115の下端はオイルパ
ン40bの底面の近傍に達している。吸入ロ81から前
方且つ下万の吸入ボート67へ流れる冷媒中から分離さ
れたオイルは、隔壁111の上面に溜まるとともに、直
ちに貫通孔112、113からオイルパン40bへ落下
し、再び冷媒中に戻ることはない。
【0030】一方、上記吐出室85は、スクロール圧縮
部50の前方に設けられ、カバー43で覆われており、
この吐出室85とスクロール圧縮部50とが上記吐出ポ
ート69を介して連通するとともに、カバー43の上端
部に設けられた吐出口86が吐出室85に連通してい
る。
【0031】上記吐出室85の内部にはエジェクタパイ
プ87が配置されている。このエジェクタパイプ87
は、下端が吐出室85の下部に開口するとともに、上端
が吐出口86に開口している。そして、スクロール圧縮
部50で圧縮された冷媒が吐出室85を通って吐出口8
6から流出するときに、その気流により、吐出室85の
下部に溜ったオイルがエジェクタパイプ87を通ってそ
の上端から吸い出されるようになっており、吸い出され
たオイルは外部のオイルセパレータ23で回収される。
【0032】また、ケース41内の後方部において駆動
軸55の下方にはオイルポンプ90が組付けられてお
り、このオイルポンプ90のポンプ軸91は上記駆動軸
55と平行に配置され、両軸55,91に互いに噛合す
るギヤ92,93が設けられることにより、駆動軸55
の回転に伴いギヤ92.93を介してオイルポンプ90
が駆動されるようになっている。なお、ギヤ92は駆動
軸55に回転方向のみでなく長手方向にも固着される。
そして、ギヤ92の前方には、ケース41に固定された
プレート94が位置し、このプレート94とギヤ92と
の間及びギヤ92と上記駆動軸支持部73との間にスラ
ストベアリング95が介装され、上記ギヤ92がスラス
トプレートを兼ねるようになっている。これにより、駆
動軸55が長さ方向に固定される。
【0033】スクロールコンプレッサ1の潤滑系の具体
的構造を次に説明する。
【0034】オイルパン40bの内部にはオイルストレ
ーナー96が取り付けられ、オイルパン40bの底部に
はドレンプラグ97を取り付けたドレン口98が設けら
れている。また、上記ケース41の後端壁には、オイル
パン40b内のオイルをオイルポンプ90に導くオイル
供給通路101が形成されている。このオイル供給通路
101は、下端部が上記オイルパン40bの内部に突入
してオイルストレーナー96に接続される一方、上端部
が上記オイルポンプ90のオイル流入口に接続されてい
る。
【0035】オイルポンプ90のオイル流出口にはオイ
ル通路102が接続され、このオイル通路102は、上
記副軸受74が配置されている駆動軸支持部73に達し
ている。また、オイルポンプ90のオイル流入口とオイ
ル流出口との間には、オイル流出口から過剰のオイルを
リリーフするためのリリーフ通路103が形成され、こ
のリリーフ通路103には、オイル流出口の圧力が所定
値以上となったときに開くリリーフ弁104が設けられ
ている。
【0036】上記副軸受74及び駆動軸55の軸部55
bの外周には、上記オイル通路102に連通する周溝1
05が形成されており、さらに上記軸部55bには、上
記周溝105に通じる径方向の通路106と、この通路
106に連通する軸方向の通路107とが形成されてい
る。駆動軸55の前端部には上記通路107に連通する
ノズル108が設けられ、このノズル108が上記スク
ロール軸51cの内部に開口している。
【0037】そして、オイルポンプ90から吐出されて
オイル通路102から副軸受74の配置部分へ導かれた
オイルは、一部が上記メカニカルシール75に供給さ
れ、他の一部が上記スラストベアリング95及びギヤ9
2.93に供給され、残りが通路106,107を通り
上記ノズル108から噴出して旋回軸受61及び主軸受
72に供給されるようになっている。
【0038】上記メカニカルシール75を潤滑した後の
オイルやスラストベアリング95を潤滑した後のオイル
は、吸入室80内で冷媒から分離されたオイルととも
に、上記隔壁111に設けられた貫通穴112,113
を通ってオイルパン40bに戻されるようになってい
る。
【0039】また、メインハウジング42内の壁部42
aにはリターン通路109が形成されており、このリタ
ーン通路109は上端部が駆動軸支持部71の下部前端
側に開口し、旋回軸受61及び主軸受72を潤滑したオ
イルの大部分が駆動軸支持部71の前端側の壁面に形成
された溝109aを通ってリターン通路109に導入さ
れるようになっている。さらに、オルダム室66の下端
部に開口するオイル戻し穴110が上記壁部42aに形
成され、旋回軸受61及び主軸受72を潤滑したオイル
のうちの一部がスラストプレート64のスラスト面の潤
滑に供せられてからオルダム室66を経て上記オイル戻
し穴110に導かれるようになっている。
【0040】上記リターン通路109の下流側は斜め下
方に延び、上記オイル分離室となる吸入室80から貫通
孔113及びオイルパン40b内にわたる範囲内で、吸
入口81(オイル分離室の被圧縮流体流入部分)及び吸
入ポート67(オイル分離室の被圧縮流体流出部分)の
両方よりも低位置に開口し、当実施形態では貫通穴11
3のパイプ115内に開口しており、リターン通路10
9を通ったオイルがパイプ115内に導入されるように
なっている。上記オイル戻し穴110を通ったオイルも
貫通穴113内に導かれるようになっている。
【0041】以上のような当実施形態のスクロールコン
プレッサ1によると、被圧縮流体としての冷媒の流動及
び潤滑用のオイルの供給、回収が、図8に模式的に示す
ように行なわれる。
【0042】すなわち、外部のエンジンから伝達される
駆動力で駆動軸55が回転すると、スクロール圧縮部5
0の旋回スクロール51が旋回することにより、被圧縮
流体としての冷媒が、同図中の白抜き矢印のように、吸
入口81から吸入室80及び吸入ポート67を経てスク
ロール圧縮部50に吸入され、ここで圧縮された後に吐
出室85に送り出され、吐出口86からコンプレッサ1
外に吐出される。また、冷媒が上記吸入室80を通過す
る間に冷媒中に混入しているオイルが分離され、同図中
の破線矢印のようにオイルパン40bに回収される。
【0043】一方、潤滑装置においては上記駆動軸55
の回転に連動してオイルポンプ90が作動することによ
り、同図中の実線矢印のように、オイルパン40b内の
オイルがオイル供給通路101、オイルポンプ90、オ
イル通路102を通り、過剰分はリリーフされた上で、
副軸受74に送られる。
【0044】そして、第1の潤滑経路としては、オイル
が駆動軸内の通路を経てノズル108から旋回軸受61
とスライダ(スライドブッシュ)60及び主軸受72に
供給され、これらの部分を潤滑した後のオイルは主にリ
ターン通路109を通ってオイルパン40bに回収さ
れ、一部はスラストプレート64を通りオルダム室66
を経てオイルパン40bに回収されるか、スクロール圧
縮部50にも一部は吸収される。また、第2の潤滑経路
としては上記副軸受74からオイルの一部がギヤ92及
びスラストベアリング95に供給され、第3の潤滑経路
としては上記副軸受74からオイルの一部がメカニカル
シール75に供給される。これらの部分を潤滑したオイ
ルは上記吸入室80で分離されたオイルとともにオイル
パン40bに回収される。
【0045】このように各被潤滑部にオイルが供給され
てこれらの部分の潤滑が良好に行なわれるとともに、潤
滑後のオイルがオイルパン40bに回収される。そして
この場合に、上記第1の潤滑経路は最もオイル供給量が
多いが、この潤滑経路を通って旋回軸受61及び主軸受
72を潤滑したオイルは主に上記リターン通路109を
通ってオイルパン40bに戻されるので、オイルの飛散
が抑制される。とくに、リターン通路109の下流端が
吸入口81及び吸入ポート67よりも下方において上記
貫通孔113のパイプ115内に開口しているので、吸
入室80内で吸入口81から吸入ポート67へ向かう冷
媒の気流とリターンされるオイルとが交じり合うことが
なく、冷媒へのオイルの混入が充分に抑制される。
【0046】また、駆動軸55の前方部の外周にはカバ
ー78が設けられているので、旋回軸受61及び主軸受
72に供給されるオイルの飛散が上記カバー78によっ
ても抑制される。さらに、リターン通路109の下流端
が開口する貫通孔113のパイプ115は、斜め下方に
延びてオイルパン40b内の油面より低位置となるよう
な底部近傍にまで達しているので、リターン通路109
から流出するオイルでオイルパン40b内のオイルが飛
散するといった事態が防止される。一方、貫通孔112
の下方にはバッフルプレート114が設けられているの
で、オイルパン40b内への冷媒の流入が抑制される。
これらの作用によっても、冷媒へのオイルの混入が抑制
されることとなる。
【0047】なお、上記実施形態ではケーシング40内
スクロール圧縮部50の片側に位置する吸入室80をオ
イルパンと連通させてオイル分離室としていることによ
り、スクロール圧縮部に流入する冷媒中のオイルの量が
減少することによりスクロール圧縮部での圧損が低減さ
れ、圧縮効率向上等に有利となる。
【0048】また、スクロールコンプレッサを起動して
冷媒循環を開始する時、停止中吸込み側ライン22中に
液化し寝込んでいる冷媒が、起動による圧力の急激な低
下により泡立ち、吸入室80に入ってくる場合がある
が、吸入室80が液化した冷媒を分離し、スクロール圧
縮部50に到達しにくくすることができる。液化した冷
媒は吸入室80の低下した圧力状態下でやがて気化し、
スクロール圧縮部50に吸い込まれる。
【0049】さらに、スクロール圧縮部50を境として
低圧側にオイルパン40b、オイルポンプ90、オイル
分離室となる吸入室80等からなる潤滑のためのオイル
循環系を配置している。オイル循環糸はスクロール圧縮
部50の吐出側の高温の冷媒から遮断されるとともに、
オイルポンプによりオイルパン40bから被潤滑部に送
られ昇温するオイルは、吸入室80内に入って低温の気
相冷媒に接触し、冷却されてから吸入室80からオイル
パン40bに戻る。また、オイルパン40b内のオイル
も吸入室80からオイル戻し穴110、貫通穴113を
通ってオイルパン40b上部に達する低温の冷媒により
直接冷却される。これにより、オイルの昇温による劣化
が防止され潤滑性能の低下がない。
【0050】なお、図8の模式図に示すように、リリー
フ通路103の替わりに隔壁111の下方のオイルパン
40b内にリリーフオイルを放出するリリーフ通路10
3aあるいは、隔壁111の上方の吸入室80内におい
て、隔壁111に設けた貫通穴112を指向してリリー
フオイルを放出するリリーフ通路103bを設けても良
い。これらにより、放出したリリーフオイルが吸入室8
0内に飛散してスクロール圧縮部50への冷媒に混入す
ることがないとともに、オイルポンプ90において昇
圧、昇温したリリーフオイルを、低圧、低温の冷媒と熱
交換させて冷却することができる。
【0051】副軸受74から少量のオイルが分岐しスラ
ストベアリング95に送られる。このオイルはスラスト
ベアリング95を潤滑後滴下し、吸入室80内において
リブ41a及びプレート94により上方及び後方を冷媒
から隔離された空間に配置されるギヤ92を潤滑する。
ギヤ92から飛散するオイルはリブ41aに付着した後
隔壁111の上部に滴下し、貫通穴112からオイルパ
ン40bに戻る。
【0052】副軸受74から分岐するオイルは、ノズル
108を経て主軸受72や旋回軸受61、スライダー1
09を潤滑後、大部分はリターン通路109を通ってオ
イルパン40bに戻る。スラストプレート64には絞り
として機能する不図示の小孔が開けられ、少量のオイル
がオルダム室66に入り、オルダムリング65を潤滑
後、さらに分岐して一方はリターン通路109を通って
オイルパン40bに戻り、他方はオイル通路150を通
ってスクロール圧縮部50内の低圧部に吸われる。この
オイル量はごく少量であり、スクロール圧縮部50の冷
媒吐出能力の低下をほとんど起こすことはない。そし
て、このオイルと吸入室80で分離し切れなかったオイ
ルがスクロール圧縮部50から吐出室85へ冷媒ととも
に入り、吐出室85の下部に溜る。上記したようにこの
オイルは溜ると同時にエジェクタ87により冷媒ととも
に吐出されるが、エジェクタ87を廃止し、その替わり
に吐出室85の下部を油面より上方となるオイルパン4
0bの上部に連通するオイル戻り通路151を設け、こ
のオイル戻り通路151の途中に絞り152を配置して
もよい。これにより、吐出室85から冷媒とともに吐出
されて冷媒とともに吸入室80に戻るオイル量を減らす
ことができる。このため、吸入室80で分離し切れずに
スクロール圧縮部50を冷媒とともに通過するオイル量
を減少することができるとともに、絞り152により、
冷媒が吐出室85側から吸入室80側にバイパスするの
を少なくでき、冷媒吐出能力を向上できる。
【0053】
【発明の効果】以上のように本発明は、スクロールコン
プレッサのケーシングの下方部に吸入室及び吐出室に対
して仕切ったオイル貯留部を設け、吸入室及び吐出室の
少なくとも一方をオイル貯留部に連通路を介して連通す
るオイル分離室とするとともに、潤滑後のオイルをオイ
ル貯留部に戻すリターン通路を設け、該リターン通路の
下流側を、上記オイル分離室、連通路及びオイル貯留部
にわたる範囲内で、オイル分離室の被圧縮流体流入部分
及び被圧縮流体流出部分の両方よりも低位置に開口する
ように形成しているため、オイル分離室でのオイルの分
離を良好に行なわせるとともに、潤滑後のオイルが飛散
して被圧縮流体に混入するのを抑制することができる。
従って、被圧縮流体に混入するオイルの量を少なくし、
圧縮効率を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の潤滑装置を備えたスクロールコンプレ
ッサの適用の一例として示す空調装置の概略図である。
【図2】本発明の一実施形態によるスクロールコンプレ
ッサの縦断面図である。
【図3】上記スクロールコンプレッサにおけるケース及
びこのケース内のオイルポンプ、オイルストレーナ等を
図2中のA−A線から見た側面図である。
【図4】カバー及び旋回、固定の両スクロールを取り除
いた状態で、メインハウジング及びその内部の機構を図
2中のB−B線から見た側面図である。
【図5】図4に示すものに旋回スクロールを組付けた状
態で、メインハウジング及びその内部の機構を図2中の
B−B線から見た側面図である。
【図6】図5に示すものにさらに固定スクロールを組付
けた状態で、メインハウジング及びその内部の機構を図
2中のB−B線から見た側面図である。
【図7】上記スクロールコンプレッサを図2の右側から
見た側面図である。
【図8】スクロールコンプレッサ被圧縮流体流通系及び
潤滑系を模式的に示す説明図である。
【符号の説明】
1 スクロールコンプレッサ 40 ケーシング 40a ケーシング本体 40b オイルパン 50 スクロール圧縮部 55 旋回軸 80 吸入室 85 吐出室 101 オイル供給通路 102 オイル通路 109 リターン通路 111 隔壁 112,113 貫通孔

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーシング内に、スクロール圧縮部と、
    該スクロール圧縮部を駆動する駆動軸と、スクロール圧
    縮部の駆動に応じて被圧縮流体を吸入する吸入室と、ス
    クロール圧縮部の駆動に応じて被圧縮流体を吐出する吐
    出室とを設けたスクロールコンプレッサにおいて、ケー
    シングの下方部に、上記吐出室に対して隔離されたオイ
    ル貯留部を設けるとともに、上記オイル貯留部から被潤
    滑部にオイルを供給する往通路と、潤滑後のオイルをオ
    イル貯留部に戻すリターン通路と、上記往通路と上記リ
    ターン通路の内少なくとも一方の途中に位置して、オイ
    ル貯留部から被潤滑部、この被潤滑部からオイル貯留部
    へとオイルを循環させるオイルポンプとを設けたことを
    特徴とするスクロールコンプレッサの潤滑装置。
  2. 【請求項2】 上記オイル貯留部を上記吸入室の下部に
    形成したことを特徴とする請求項1記載のスクロールコ
    ンプレッサの潤滑装置。
  3. 【請求項3】 上記オイル貯留部と上記吸入室とを互い
    に独立に形成するとともに、上記オイル貯留部の上部を
    上記吸入室と連通したことを特徴とする請求項1記載の
    スクロールコンプレッサの潤滑装置。
  4. 【請求項4】 上記リターン通路の途中に上記吸入室を
    配置するとともに、上記リターン通路の途中で上記吸入
    室より上流部に上記オイルポンプを配置したことを特徴
    とする請求項2記載のスクロールコンプレッサの潤滑装
    置。
  5. 【請求項5】 上記リターン通路の途中に上記吸入室を
    配置するとともに、上記リターン通路の途中で上記吸入
    室より上流部に上記オイルポンプを配置し、且つ上記オ
    イル貯留部を上記吸入室の下方に配置したことを特徴と
    する請求項3記載のスクロールコンプレッサの潤滑装
    置。
  6. 【請求項6】 上記被潤滑部から上記吸入室へのオイル
    出口より下方、且つ、上記吸入室から上記スクロール圧
    縮部への出口より下方に、上記吸入室から上記オイル貯
    留部への連通路の上記吸入室側端部を設けたことを特徴
    とする請求項5記載のスクロールコンプレッサの潤滑装
    置。
JP25902997A 1997-09-24 1997-09-24 スクロールコンプレッサの潤滑装置 Withdrawn JPH1193872A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1079962C (zh) * 1994-11-21 2002-02-27 株式会社东芝 图像形成装置及其具有刚性分割构件的显影装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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