JPH1193865A - スクロールコンプレッサ - Google Patents
スクロールコンプレッサInfo
- Publication number
- JPH1193865A JPH1193865A JP25903097A JP25903097A JPH1193865A JP H1193865 A JPH1193865 A JP H1193865A JP 25903097 A JP25903097 A JP 25903097A JP 25903097 A JP25903097 A JP 25903097A JP H1193865 A JPH1193865 A JP H1193865A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- drive shaft
- scroll
- casing
- seal
- compressor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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- Rotary Pumps (AREA)
- Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 駆動軸とケーシングとの間を長期にわたって
より確実にシールすることでき、しかも、当該シールの
メンテナンスに要する手間を効果的に軽減する。 【解決手段】 スクロールコンプレッサ1のスクロール
圧縮部50を駆動する駆動軸55をケーシング40外部
に延設し、ここに駆動伝達用のプーリ4bを装着した。
駆動軸55は、ケーシング40を構成するケース41に
回転自在に支持した。また、駆動軸55の後端部がケー
ス41を貫通する部分には、被圧縮流体やオイルが外部
に流出することを防止すべく、メカニカルシール75と
リップシール76とをスクロール圧縮部側から順に設
け、二重にシールするようにした。
より確実にシールすることでき、しかも、当該シールの
メンテナンスに要する手間を効果的に軽減する。 【解決手段】 スクロールコンプレッサ1のスクロール
圧縮部50を駆動する駆動軸55をケーシング40外部
に延設し、ここに駆動伝達用のプーリ4bを装着した。
駆動軸55は、ケーシング40を構成するケース41に
回転自在に支持した。また、駆動軸55の後端部がケー
ス41を貫通する部分には、被圧縮流体やオイルが外部
に流出することを防止すべく、メカニカルシール75と
リップシール76とをスクロール圧縮部側から順に設
け、二重にシールするようにした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空調装置等に用い
られるスクロールコンプレッサにおいて、とくに旋回ス
クロールを駆動する駆動軸をコンプレッサのケーシング
外部に延設し、この延設部分にベルト伝動機構等を介し
て回転駆動力を付与することにより作動させるようにし
たスクロールコンプレッサに関するものである。
られるスクロールコンプレッサにおいて、とくに旋回ス
クロールを駆動する駆動軸をコンプレッサのケーシング
外部に延設し、この延設部分にベルト伝動機構等を介し
て回転駆動力を付与することにより作動させるようにし
たスクロールコンプレッサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、旋回スクロール及び固定スク
ロールを有するスクロール圧縮部をコンプレッサのケー
シング内に収容する一方、上記旋回スクロールを駆動す
る駆動軸を上記ケーシング外部に延設し、この延設部分
にエンジン駆動によるベルト伝動機構等を介して回転駆
動力を付与することにより上記旋回スクロール部を駆動
させるようにしたスクロールコンプレッサは一般に知ら
れている(例えば、特開平9−14163号公報)。
ロールを有するスクロール圧縮部をコンプレッサのケー
シング内に収容する一方、上記旋回スクロールを駆動す
る駆動軸を上記ケーシング外部に延設し、この延設部分
にエンジン駆動によるベルト伝動機構等を介して回転駆
動力を付与することにより上記旋回スクロール部を駆動
させるようにしたスクロールコンプレッサは一般に知ら
れている(例えば、特開平9−14163号公報)。
【0003】この種のコンプレッサでは、上記駆動軸が
ケーシングに対して回転自在に支承されるとともに、駆
動軸とケーシングとの間がシールされてケーシング外部
への被圧縮流体の漏れが防止されるようになっている。
そして、上記駆動軸のケーシング外部への延設部分に上
記ベルト伝動機構のプーリが装着されるようになってい
る。
ケーシングに対して回転自在に支承されるとともに、駆
動軸とケーシングとの間がシールされてケーシング外部
への被圧縮流体の漏れが防止されるようになっている。
そして、上記駆動軸のケーシング外部への延設部分に上
記ベルト伝動機構のプーリが装着されるようになってい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
コンプレッサのように駆動軸とケーシングとの間をシー
ルする構造としては、例えば、リップシール等の成形パ
ッキンを用いたシール構造が一般的であるが、この場合
には、パッキンに劣化、損傷等が生じることがあるた
め、必要に応じてパッキンの交換等のメンテナンスが要
求される。
コンプレッサのように駆動軸とケーシングとの間をシー
ルする構造としては、例えば、リップシール等の成形パ
ッキンを用いたシール構造が一般的であるが、この場合
には、パッキンに劣化、損傷等が生じることがあるた
め、必要に応じてパッキンの交換等のメンテナンスが要
求される。
【0005】しかし、パッキンの交換に際しては、プー
リ等、ベルト伝動のための機構を取り外す必要があり、
また、被圧縮流体の漏れを防止するために、事前に被圧
縮流体をコンプレッサから抜き取って保管しておき、パ
ッキン交換後に被圧縮流体をコンプレッサに戻すといっ
た極めて煩雑な作業が要求される。そのため、駆動軸と
ケーシングとの間のシール構造においては、上記のよう
なメンテナンス作業を低減できるように、より長期にわ
たって確実にシールを達成できる方が望ましい。
リ等、ベルト伝動のための機構を取り外す必要があり、
また、被圧縮流体の漏れを防止するために、事前に被圧
縮流体をコンプレッサから抜き取って保管しておき、パ
ッキン交換後に被圧縮流体をコンプレッサに戻すといっ
た極めて煩雑な作業が要求される。そのため、駆動軸と
ケーシングとの間のシール構造においては、上記のよう
なメンテナンス作業を低減できるように、より長期にわ
たって確実にシールを達成できる方が望ましい。
【0006】また、やむを得ずパッキン交換等が必要と
なる場合でも、その作業の手間を少しでも軽減すること
ができれば都合がよい。
なる場合でも、その作業の手間を少しでも軽減すること
ができれば都合がよい。
【0007】本発明はこのような事情に鑑み、駆動軸と
ケーシングとの間を長期にわたってより確実にシールす
ることでき、しかも、当該シールのメンテナンスに要す
る手間を効果的に軽減することができるスクロールコン
プレッサを提供することを目的とする。
ケーシングとの間を長期にわたってより確実にシールす
ることでき、しかも、当該シールのメンテナンスに要す
る手間を効果的に軽減することができるスクロールコン
プレッサを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、旋回スクロール及び固定スクロールから
なるスクロール圧縮部がケーシング内に備えられ、該ス
クロール圧縮部を作動させる駆動軸が上記ケーシングに
回転可能に支持されるとともに、上記ケーシング外部に
延設されて駆動伝達手段に連結されているスクロールコ
ンプレッサにおいて、上記駆動軸とケーシングとの間を
シールするシール手段を上記駆動軸の軸方向に多重に設
けたものである。
に、本発明は、旋回スクロール及び固定スクロールから
なるスクロール圧縮部がケーシング内に備えられ、該ス
クロール圧縮部を作動させる駆動軸が上記ケーシングに
回転可能に支持されるとともに、上記ケーシング外部に
延設されて駆動伝達手段に連結されているスクロールコ
ンプレッサにおいて、上記駆動軸とケーシングとの間を
シールするシール手段を上記駆動軸の軸方向に多重に設
けたものである。
【0009】このようなスクロールコンプレッサによれ
ば、シール手段が多重に設けられることで適切なシール
性能が長期にわたって維持される。また、スクロール圧
縮部に最も近いシール手段以外のシール手段について
は、被圧縮流体をコンプレッサから抜き取ることなくシ
ール手段の交換等のメンテナンス作業を行うことが可能
となる。そのため、シール手段のメンテナンス作業の手
間を効果的に軽減することができる。
ば、シール手段が多重に設けられることで適切なシール
性能が長期にわたって維持される。また、スクロール圧
縮部に最も近いシール手段以外のシール手段について
は、被圧縮流体をコンプレッサから抜き取ることなくシ
ール手段の交換等のメンテナンス作業を行うことが可能
となる。そのため、シール手段のメンテナンス作業の手
間を効果的に軽減することができる。
【0010】特に、上記シール手段として、上記スクロ
ール圧縮部側から順にメカニカルシールとリップシール
とを設けるようにすれば、合理的な構成で上記の作用効
果を得ることが可能となる。
ール圧縮部側から順にメカニカルシールとリップシール
とを設けるようにすれば、合理的な構成で上記の作用効
果を得ることが可能となる。
【0011】また、ケーシング外部に延設された駆動軸
の端部に、駆動源からの動力を受ける伝動用部材を着脱
可能に取付けるようにしておけば、外側のシール手段の
劣化時等には、上記駆動用部材を取り外すことで、軸端
側から容易に外側のシール手段を交換することができ
る。
の端部に、駆動源からの動力を受ける伝動用部材を着脱
可能に取付けるようにしておけば、外側のシール手段の
劣化時等には、上記駆動用部材を取り外すことで、軸端
側から容易に外側のシール手段を交換することができ
る。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づ
いて説明する。
いて説明する。
【0013】図1は本発明のスクロールコンプレッサを
用いた装置の一例として示す空調装置の概略図である。
この空調装置は、水冷式ガスエンジン2により駆動され
るスクロールコンプレッサ1と、このコンプレッサ1を
組み込んだ冷媒回路15と、上記エンジンを冷却するた
めの冷却水回路30とを備えている。
用いた装置の一例として示す空調装置の概略図である。
この空調装置は、水冷式ガスエンジン2により駆動され
るスクロールコンプレッサ1と、このコンプレッサ1を
組み込んだ冷媒回路15と、上記エンジンを冷却するた
めの冷却水回路30とを備えている。
【0014】上記エンジン2とコンプレッサ1とは、エ
ンジン2の出力軸3に取付けられたプーリ4aとコンプ
レッサ1の後記駆動軸55に設けられたプーリ4bとに
亘ってベルト4cが装着されることにより連結されてい
る。つまり、これらプーリ4a,4b及びベルト4cに
より本願の駆動伝達手段が構成されている。
ンジン2の出力軸3に取付けられたプーリ4aとコンプ
レッサ1の後記駆動軸55に設けられたプーリ4bとに
亘ってベルト4cが装着されることにより連結されてい
る。つまり、これらプーリ4a,4b及びベルト4cに
より本願の駆動伝達手段が構成されている。
【0015】上記エンジン2には吸気管5が接続され、
この吸気管5にエアクリーナ6、ミキサー7及びスロッ
トル弁8が介設されている。ミキサー7には燃料供給管
9が接続され、この燃料供給管9に電磁弁10、ゼロガ
バナ11及び燃料制御弁12が介設されている。さらに
エンジン2には排気管13が接続され、この排気管13
に排ガス熱交換器14が介設されている。
この吸気管5にエアクリーナ6、ミキサー7及びスロッ
トル弁8が介設されている。ミキサー7には燃料供給管
9が接続され、この燃料供給管9に電磁弁10、ゼロガ
バナ11及び燃料制御弁12が介設されている。さらに
エンジン2には排気管13が接続され、この排気管13
に排ガス熱交換器14が介設されている。
【0016】上記冷媒回路15は、コンプレッサ1から
吐出される冷媒を凝縮器、膨張弁及び蒸発器を経てコン
プレッサ1に戻すように循環させるものであり、とくに
図示の例では冷暖房可能な空調装置を構成すべく、冷媒
循環経路を切替える四方弁16を備えるとともに、室外
熱交換器17、電子膨張弁18及び室内熱交換器19を
備えている。コンプレッサ1と四方弁16との間には、
コンプレッサ1の吐出口と四方弁16の第1ポート16
aとを接続する吐出側ライン21と、四方弁16の第2
ポート16bとコンプレッサ1の吸入口とを接続する吸
込み側ライン22とが配設されている。上記吐出側ライ
ン21には、高圧冷媒からオイルを分離するオイルセパ
レータ23が設置されている。また、上記吸込み側ライ
ン22には、液相冷媒を分離して気相冷媒のみをコンプ
レッサ1の吸入口に戻すためのアキュムレータ24が設
置されている。
吐出される冷媒を凝縮器、膨張弁及び蒸発器を経てコン
プレッサ1に戻すように循環させるものであり、とくに
図示の例では冷暖房可能な空調装置を構成すべく、冷媒
循環経路を切替える四方弁16を備えるとともに、室外
熱交換器17、電子膨張弁18及び室内熱交換器19を
備えている。コンプレッサ1と四方弁16との間には、
コンプレッサ1の吐出口と四方弁16の第1ポート16
aとを接続する吐出側ライン21と、四方弁16の第2
ポート16bとコンプレッサ1の吸入口とを接続する吸
込み側ライン22とが配設されている。上記吐出側ライ
ン21には、高圧冷媒からオイルを分離するオイルセパ
レータ23が設置されている。また、上記吸込み側ライ
ン22には、液相冷媒を分離して気相冷媒のみをコンプ
レッサ1の吸入口に戻すためのアキュムレータ24が設
置されている。
【0017】また、上記四方弁16の第3ポート16c
と、室外熱交換器17と、電子膨張弁18と、室内熱交
換器19と、四方弁16の第4ポート16dとが、ライ
ン25,26,27,28で接続されている。そして、
冷房時には、四方弁16の第1ポート16aと第3ポー
ト16cとが連通されるとともに、第4ポート16dと
第2ポート16bとが連通されることにより、図1中に
実線矢印で示すように、コンプレッサ1から吐出された
冷媒が室外熱交換器17、電子膨張弁18及び室内熱交
換器19をこの順に通ってコンプレッサ1に戻り、室外
熱交換器17が凝縮器、室内熱交換器19が蒸発器とし
て機能する。一方、暖房時には、四方弁16の第1ポー
ト16aと第4ポート16dとが連通されるとともに、
第3ポート16cと第2ポート16bとが連通されるこ
とにより、図1中に破線矢印で示すように、コンプレッ
サ1から吐出された冷媒が室内熱交換器19、電子膨張
弁18及び室外熱交換器17をこの順に通ってコンプレ
ッサ1に戻り、室内熱交換器19が凝縮器、室外熱交換
器17が蒸発器として機能するようになっている。
と、室外熱交換器17と、電子膨張弁18と、室内熱交
換器19と、四方弁16の第4ポート16dとが、ライ
ン25,26,27,28で接続されている。そして、
冷房時には、四方弁16の第1ポート16aと第3ポー
ト16cとが連通されるとともに、第4ポート16dと
第2ポート16bとが連通されることにより、図1中に
実線矢印で示すように、コンプレッサ1から吐出された
冷媒が室外熱交換器17、電子膨張弁18及び室内熱交
換器19をこの順に通ってコンプレッサ1に戻り、室外
熱交換器17が凝縮器、室内熱交換器19が蒸発器とし
て機能する。一方、暖房時には、四方弁16の第1ポー
ト16aと第4ポート16dとが連通されるとともに、
第3ポート16cと第2ポート16bとが連通されるこ
とにより、図1中に破線矢印で示すように、コンプレッ
サ1から吐出された冷媒が室内熱交換器19、電子膨張
弁18及び室外熱交換器17をこの順に通ってコンプレ
ッサ1に戻り、室内熱交換器19が凝縮器、室外熱交換
器17が蒸発器として機能するようになっている。
【0018】上記四方弁16の第3ポート16cと室外
熱交換器17との間のライン25には二重管熱交換器2
9が介設され、冷却水回路30からエンジン排熱を回収
した冷却水が主に暖房時に二重管熱交換器29に導かれ
るようになっている。なお、冷却水回路30は、水ポン
プ32により一定方向に流される冷却水が排ガス熱交換
器14、エンジンのウォータジャケット33、サーモス
タット34、ラジエータ35等を通って循環するように
構成された主冷却水通路31を備えるとともに、この主
冷却水通路31のラジエータ35上流から分岐し上記二
重管熱交換器29を通ってラジエータ35下流の主冷却
水通路31に合流するバイパス通路36を備えており、
バイパス通路36の分岐箇所にはリニア三方弁37が設
けられている。
熱交換器17との間のライン25には二重管熱交換器2
9が介設され、冷却水回路30からエンジン排熱を回収
した冷却水が主に暖房時に二重管熱交換器29に導かれ
るようになっている。なお、冷却水回路30は、水ポン
プ32により一定方向に流される冷却水が排ガス熱交換
器14、エンジンのウォータジャケット33、サーモス
タット34、ラジエータ35等を通って循環するように
構成された主冷却水通路31を備えるとともに、この主
冷却水通路31のラジエータ35上流から分岐し上記二
重管熱交換器29を通ってラジエータ35下流の主冷却
水通路31に合流するバイパス通路36を備えており、
バイパス通路36の分岐箇所にはリニア三方弁37が設
けられている。
【0019】図2〜図7は上記スクロールコンプレッサ
1の構造を示している。スクロールコンプレッサ1は、
そのケーシング40の内部に、旋回スクロール51及び
固定スクロール52により構成されるスクロール圧縮部
50と、上記旋回スクロール51を旋回させることによ
りスクロール圧縮部50を駆動する駆動軸55と、スク
ロール圧縮部50の駆動に応じて被圧縮流体を吸入する
吸入室80と、スクロール圧縮部の駆動に応じて被圧縮
流体を吐出する吐出室85とを備えている。
1の構造を示している。スクロールコンプレッサ1は、
そのケーシング40の内部に、旋回スクロール51及び
固定スクロール52により構成されるスクロール圧縮部
50と、上記旋回スクロール51を旋回させることによ
りスクロール圧縮部50を駆動する駆動軸55と、スク
ロール圧縮部50の駆動に応じて被圧縮流体を吸入する
吸入室80と、スクロール圧縮部の駆動に応じて被圧縮
流体を吐出する吐出室85とを備えている。
【0020】上記ケーシング40は、後方側(図1で左
側)の外殻を構成するケース41と、その前方(図1で
右方)の周壁を構成するメインハウジング42とを備
え、メインハウジング42の前方には上記固定スクロー
ル52の外周壁52cがケーシング40の一部をなすよ
うに配置され、さらにその前方にカバー43が配置され
ている。そして、これらケース41、メインハウジング
42、固定スクロール52及びカバー43がボルトによ
り相互に連結され、これらにより、上記駆動軸55、ス
クロール圧縮部50、吸入室80及び吐出室85を囲む
ケーシング本体40aが構成されている。
側)の外殻を構成するケース41と、その前方(図1で
右方)の周壁を構成するメインハウジング42とを備
え、メインハウジング42の前方には上記固定スクロー
ル52の外周壁52cがケーシング40の一部をなすよ
うに配置され、さらにその前方にカバー43が配置され
ている。そして、これらケース41、メインハウジング
42、固定スクロール52及びカバー43がボルトによ
り相互に連結され、これらにより、上記駆動軸55、ス
クロール圧縮部50、吸入室80及び吐出室85を囲む
ケーシング本体40aが構成されている。
【0021】ケーシング40の下方部にはオイルパン4
0bが設けられ、このオイルパン40bは、上記ケース
41に一体に連設されてケーシング本体40aを構成す
る部分から下方に突出する部分44と、この部分の前方
に取り付けられたオイルパンカバー45とで構成されて
いる。
0bが設けられ、このオイルパン40bは、上記ケース
41に一体に連設されてケーシング本体40aを構成す
る部分から下方に突出する部分44と、この部分の前方
に取り付けられたオイルパンカバー45とで構成されて
いる。
【0022】スクロールコンプレッサ1の内部構造をよ
り具体的に説明する。スクロール圧縮部50の旋回スク
ロール51は、底板51aと、この底板51aから固定
スクロール52側へ向けて突出する渦巻体51bと、底
板51aの裏面から駆動軸55側へ向けて突出するスク
ロール軸51cとを有し、また固定スクロール52は、
底板52aと、この底板52aから旋回スクロール51
側へ向けて突出する渦巻体52bと、ケーシング40の
一部をなす外周壁52cとを有しており、両スクロール
51,52の渦巻体51b,52bは互いに180°ず
れて組み合わされ、その間に圧縮室53を形成してい
る。
り具体的に説明する。スクロール圧縮部50の旋回スク
ロール51は、底板51aと、この底板51aから固定
スクロール52側へ向けて突出する渦巻体51bと、底
板51aの裏面から駆動軸55側へ向けて突出するスク
ロール軸51cとを有し、また固定スクロール52は、
底板52aと、この底板52aから旋回スクロール51
側へ向けて突出する渦巻体52bと、ケーシング40の
一部をなす外周壁52cとを有しており、両スクロール
51,52の渦巻体51b,52bは互いに180°ず
れて組み合わされ、その間に圧縮室53を形成してい
る。
【0023】上記スクロール軸51cは、駆動軸55の
先端部に、スライドブッシュ60等からなるクランク機
構を介して偏心状態で支承されている。すなわち、上記
駆動軸55の先端部には大径の別体の筒状部品が固着さ
れて筒軸部分55aが形成され、この筒軸部分55aの
内部に、上記スライドブッシュ60が、軸方向に直交す
る一定方向には所定範囲内でスライド可能な状態で、駆
動軸55と共回りするように組付けられている。このス
ライドブッシュ60には、中心に対してスライド可能方
向にオフセットした位置に貫通孔60aが形成され、こ
の貫通孔60a内に旋回軸受61が圧入され、この旋回
軸61に上記旋回スクロールのスクロール軸51cの外
周に圧入される内側ブッシュ62を挿入して上記旋回ス
クロール51のスクロール軸51cが支承されている。
これにより、駆動軸55にスライドブッシュ60が取り
付けられ、かつスクロール軸51cは駆動軸55中心か
らオフセットした状態で駆動軸55まわりに旋回すると
ともに、下記するオルダムリング65の作用を受けつ
つ、固定スクロール52の渦巻体52bに沿って旋回ス
クロール51の渦巻体51bが転がり、これに伴いオフ
セット量が僅かに変動する。すなわち、回転トルクは駆
動軸55からスライドブッシュ60を介してスクロール
軸51cに伝えられる。この回転トルクにより、駆動軸
55中心からオフセットしたスクロール軸51cへ、ス
ライドブッシュ60側からオフセット量に反比例した力
が作用する。この力は冷媒圧縮力になるとともに、この
力の一部と旋回スクロール51へ作用する遠心力により
旋回スクロール51が固定スクロール52に押圧され、
上記両スクロール51,52のラップ部分のシール性が
確保されつつ、固定スクロール52のラップ部分内周に
沿って旋回スクロール51のラップ部分外周が転がる。
固定スクロールのラップ部分内周形状により、旋回スク
ロール51は、スクロール軸51cの駆動軸55中心か
らのオフセット量がスライドブッシュのスライドにより
変化しながら、駆動軸55まわりで公転する。
先端部に、スライドブッシュ60等からなるクランク機
構を介して偏心状態で支承されている。すなわち、上記
駆動軸55の先端部には大径の別体の筒状部品が固着さ
れて筒軸部分55aが形成され、この筒軸部分55aの
内部に、上記スライドブッシュ60が、軸方向に直交す
る一定方向には所定範囲内でスライド可能な状態で、駆
動軸55と共回りするように組付けられている。このス
ライドブッシュ60には、中心に対してスライド可能方
向にオフセットした位置に貫通孔60aが形成され、こ
の貫通孔60a内に旋回軸受61が圧入され、この旋回
軸61に上記旋回スクロールのスクロール軸51cの外
周に圧入される内側ブッシュ62を挿入して上記旋回ス
クロール51のスクロール軸51cが支承されている。
これにより、駆動軸55にスライドブッシュ60が取り
付けられ、かつスクロール軸51cは駆動軸55中心か
らオフセットした状態で駆動軸55まわりに旋回すると
ともに、下記するオルダムリング65の作用を受けつ
つ、固定スクロール52の渦巻体52bに沿って旋回ス
クロール51の渦巻体51bが転がり、これに伴いオフ
セット量が僅かに変動する。すなわち、回転トルクは駆
動軸55からスライドブッシュ60を介してスクロール
軸51cに伝えられる。この回転トルクにより、駆動軸
55中心からオフセットしたスクロール軸51cへ、ス
ライドブッシュ60側からオフセット量に反比例した力
が作用する。この力は冷媒圧縮力になるとともに、この
力の一部と旋回スクロール51へ作用する遠心力により
旋回スクロール51が固定スクロール52に押圧され、
上記両スクロール51,52のラップ部分のシール性が
確保されつつ、固定スクロール52のラップ部分内周に
沿って旋回スクロール51のラップ部分外周が転がる。
固定スクロールのラップ部分内周形状により、旋回スク
ロール51は、スクロール軸51cの駆動軸55中心か
らのオフセット量がスライドブッシュのスライドにより
変化しながら、駆動軸55まわりで公転する。
【0024】スライドブッシュ60には、オフセットに
伴うスライドブッシュ60そのもの、旋回軸受61a及
び旋回スクロール51によるアンバランス質量を減少緩
和するためのバランサー63が設けられている。バラン
サー63は下記するバランサー77a,77bとで静バ
ランス及び動バランスをとり、前記アンバランス質量に
起因する起振力を除去する。
伴うスライドブッシュ60そのもの、旋回軸受61a及
び旋回スクロール51によるアンバランス質量を減少緩
和するためのバランサー63が設けられている。バラン
サー63は下記するバランサー77a,77bとで静バ
ランス及び動バランスをとり、前記アンバランス質量に
起因する起振力を除去する。
【0025】上記旋回スクロール51の背後における上
記筒軸部分55aの周囲にはメインハウジング42に連
設された壁部42aが位置し、この壁部42aと上記旋
回スクロール51との間にはスラストプレート64及び
オルダムリング65が配置されている。上記オルダムリ
ング65は、壁部42aと旋回スクロール51との間に
形成された環状のオルダム室66内で揺動可能とされる
とともに、旋回スクロール51の自転を阻止しながら半
径方向の揺動を許容するように旋回スクロール51及び
壁部42aに係合している。
記筒軸部分55aの周囲にはメインハウジング42に連
設された壁部42aが位置し、この壁部42aと上記旋
回スクロール51との間にはスラストプレート64及び
オルダムリング65が配置されている。上記オルダムリ
ング65は、壁部42aと旋回スクロール51との間に
形成された環状のオルダム室66内で揺動可能とされる
とともに、旋回スクロール51の自転を阻止しながら半
径方向の揺動を許容するように旋回スクロール51及び
壁部42aに係合している。
【0026】そして、上記駆動軸55の回転に伴い、両
スクロール51,52の渦巻体51b,52bが180
°毎に接する状態を保ちながら、旋回スクロール51が
自転することなく固定スクロール52の中心の回りを旋
回(公転)し、これにより圧縮室53内の冷媒を外周側
から内周側に移動させつつ圧縮していくようになってい
る。
スクロール51,52の渦巻体51b,52bが180
°毎に接する状態を保ちながら、旋回スクロール51が
自転することなく固定スクロール52の中心の回りを旋
回(公転)し、これにより圧縮室53内の冷媒を外周側
から内周側に移動させつつ圧縮していくようになってい
る。
【0027】上記壁部42aには、吸入室80とスクロ
ール圧縮部50との間の冷媒流通路となる吸入ポート6
7が設けられ、旋回スクロール51の底板51aには上
記吸入ポート67に対応する切欠部68が設けられてい
る。上記ケース41の後端部の上部に設けられ、吸込み
側ライン22が接続される吸入口81は、駆動軸55よ
りも上方に位置し、かつ上記吸入ポート67の下端が駆
動軸55の中心と略同一高さで、さらに駆動軸55より
水平方向に離間した位置となっている。また、固定スク
ロール52の底板52aの中心部付近には吐出ポート6
9が設けられ、この底板52aの外面には、逆流防止用
のリード弁が吐出ポートを覆うように取り付けられてい
る。図示の例では、吐出ポート69の出口側が分岐して
2つの開口部69a,69bが形成され、これに対応し
て2個のリード弁70a,70bが設けられている。
ール圧縮部50との間の冷媒流通路となる吸入ポート6
7が設けられ、旋回スクロール51の底板51aには上
記吸入ポート67に対応する切欠部68が設けられてい
る。上記ケース41の後端部の上部に設けられ、吸込み
側ライン22が接続される吸入口81は、駆動軸55よ
りも上方に位置し、かつ上記吸入ポート67の下端が駆
動軸55の中心と略同一高さで、さらに駆動軸55より
水平方向に離間した位置となっている。また、固定スク
ロール52の底板52aの中心部付近には吐出ポート6
9が設けられ、この底板52aの外面には、逆流防止用
のリード弁が吐出ポートを覆うように取り付けられてい
る。図示の例では、吐出ポート69の出口側が分岐して
2つの開口部69a,69bが形成され、これに対応し
て2個のリード弁70a,70bが設けられている。
【0028】上記駆動軸55は、略水平方向に延びる横
置きとされた状態で、ケーシング40に回転自在に支承
されている。すなわち、駆動軸55の先端側の筒軸部分
55aが、上記壁部42aの内周側に設けられた駆動軸
支持部71に、主軸受72を介して回転自在に支承され
るとともに、後方側の軸部55bが、ケース41に連設
された駆動軸支持部73に、副軸受74を介して回転自
在に支承されている。この駆動軸55の後端部(図1で
左側の端部)はケーシング40の外方に突出し、その周
囲にプーリ(伝動用部材)4bが設けられるとともに、
プーリ4bと駆動軸55との間に電磁クラッチ57が組
み込まれ、この電磁クラッチ57がオンとなったときに
エンジン2(図1参照)からの動力が駆動軸55に伝達
されて駆動軸55が回転するようになっている。すなわ
ち、これらプーリ4b、電磁クラッチ57及び上記ベル
ト4c等により本願の駆動伝達手段が構成されている。
なお、上記プーリ4b及び電磁クラッチ57は、駆動軸
55に対し、ボルト等で着脱可能に取付けられている。
置きとされた状態で、ケーシング40に回転自在に支承
されている。すなわち、駆動軸55の先端側の筒軸部分
55aが、上記壁部42aの内周側に設けられた駆動軸
支持部71に、主軸受72を介して回転自在に支承され
るとともに、後方側の軸部55bが、ケース41に連設
された駆動軸支持部73に、副軸受74を介して回転自
在に支承されている。この駆動軸55の後端部(図1で
左側の端部)はケーシング40の外方に突出し、その周
囲にプーリ(伝動用部材)4bが設けられるとともに、
プーリ4bと駆動軸55との間に電磁クラッチ57が組
み込まれ、この電磁クラッチ57がオンとなったときに
エンジン2(図1参照)からの動力が駆動軸55に伝達
されて駆動軸55が回転するようになっている。すなわ
ち、これらプーリ4b、電磁クラッチ57及び上記ベル
ト4c等により本願の駆動伝達手段が構成されている。
なお、上記プーリ4b及び電磁クラッチ57は、駆動軸
55に対し、ボルト等で着脱可能に取付けられている。
【0029】上記駆動軸55の後端部がケース41を貫
通する部分には、吸入室80から冷媒やオイルが外部に
流出することを防止するためのシールが設けられ、とく
に図に示す例ではシール性能を高めるべく二重のシール
が設けられている。具体的には、後に詳述するように、
メカニカルシール75とリップシール76とがスクロー
ル圧縮部側から順に設けられている。なお、駆動軸55
の前方部外周には、スクロール軸偏心側及び反偏心側に
バランサー77が配設され、その周囲にカバー78が設
けられている。
通する部分には、吸入室80から冷媒やオイルが外部に
流出することを防止するためのシールが設けられ、とく
に図に示す例ではシール性能を高めるべく二重のシール
が設けられている。具体的には、後に詳述するように、
メカニカルシール75とリップシール76とがスクロー
ル圧縮部側から順に設けられている。なお、駆動軸55
の前方部外周には、スクロール軸偏心側及び反偏心側に
バランサー77が配設され、その周囲にカバー78が設
けられている。
【0030】上記吸入室80は、スクロール圧縮部50
より後方側(駆動軸側)のケース41内の上部に形成さ
れており、ケース41の後端側の上端部に設けられた吸
入口81が吸入室80に連通するとともに、吸入室80
とスクロール圧縮部50とが上記吸入ポート67を介し
て連通している。
より後方側(駆動軸側)のケース41内の上部に形成さ
れており、ケース41の後端側の上端部に設けられた吸
入口81が吸入室80に連通するとともに、吸入室80
とスクロール圧縮部50とが上記吸入ポート67を介し
て連通している。
【0031】さらに吸入室80は、オイルパン40bに
連通し、オイル分離室としての機能を有している。すな
わち、吸入室80とその下方に位置するオイルパン40
bとの間に形成された隔壁111に、吸入室80とオイ
ルパン40bとを連通する貫通穴112,113が設け
られており、冷媒が吸入室80を通過する間にオイルが
分離されて、オイル分離後の冷媒が前方のスクロール圧
縮部50に送られるとともに、分離されたオイルが上記
貫通穴112,113を通ってオイルパン40bに回収
されるようになっている。後方側の貫通穴112の下方
にはバッフルプレート114が配置されている。また、
前方側の貫通穴113には斜め下方に延びるパイプ11
5が取り付けられている。
連通し、オイル分離室としての機能を有している。すな
わち、吸入室80とその下方に位置するオイルパン40
bとの間に形成された隔壁111に、吸入室80とオイ
ルパン40bとを連通する貫通穴112,113が設け
られており、冷媒が吸入室80を通過する間にオイルが
分離されて、オイル分離後の冷媒が前方のスクロール圧
縮部50に送られるとともに、分離されたオイルが上記
貫通穴112,113を通ってオイルパン40bに回収
されるようになっている。後方側の貫通穴112の下方
にはバッフルプレート114が配置されている。また、
前方側の貫通穴113には斜め下方に延びるパイプ11
5が取り付けられている。
【0032】一方、上記吐出室85は、スクロール圧縮
部50の前方に設けられ、カバー43で覆われており、
この吐出室85とスクロール圧縮部50とが上記吐出ポ
ート69を介して連通するとともに、カバー43の上端
部に設けられた吐出口86が吐出室85に連通してい
る。
部50の前方に設けられ、カバー43で覆われており、
この吐出室85とスクロール圧縮部50とが上記吐出ポ
ート69を介して連通するとともに、カバー43の上端
部に設けられた吐出口86が吐出室85に連通してい
る。
【0033】上記吐出室85の内部にはイジェクタパイ
プ87が配置されている。このイジェクタパイプ87
は、下端が吐出室85の下部に開口するとともに、上端
が吐出口86に開口している。そして、スクロール圧縮
部50で圧縮された冷媒が吐出室85を通って吐出口8
6から流出するときに、その気流により、吐出室85の
下部に溜ったオイルがイジェクタパイプ87を通ってそ
の上端から吸い出されるようになっており、吸い出され
たオイルは外部のオイルセパレータ23で回収される。
プ87が配置されている。このイジェクタパイプ87
は、下端が吐出室85の下部に開口するとともに、上端
が吐出口86に開口している。そして、スクロール圧縮
部50で圧縮された冷媒が吐出室85を通って吐出口8
6から流出するときに、その気流により、吐出室85の
下部に溜ったオイルがイジェクタパイプ87を通ってそ
の上端から吸い出されるようになっており、吸い出され
たオイルは外部のオイルセパレータ23で回収される。
【0034】また、ケース41内の後方部において駆動
軸55の下方にオイルポンプ90が配置されている。こ
のオイルポンプ90は、ポンプ軸91が上記駆動軸55
と平行に配置された状態で、ケース41の後端壁にボル
トで固着されており、ポンプ軸91がギヤ92,93を
介して駆動軸に連結されている。なお、ギヤ92は駆動
軸55に回転方向のみでなく長手方向にも固着される。
ギヤ92の前方には、ケース41に固定されたプレート
94が位置し、このプレート94とギヤ92との間及び
ギヤ92と上記駆動軸支持部73との間にスラストベア
リング95が介装され、上記ギヤ92がスラストプレー
トを兼ねるようになっている。これにより、駆動軸55
が長手方向に固定される。
軸55の下方にオイルポンプ90が配置されている。こ
のオイルポンプ90は、ポンプ軸91が上記駆動軸55
と平行に配置された状態で、ケース41の後端壁にボル
トで固着されており、ポンプ軸91がギヤ92,93を
介して駆動軸に連結されている。なお、ギヤ92は駆動
軸55に回転方向のみでなく長手方向にも固着される。
ギヤ92の前方には、ケース41に固定されたプレート
94が位置し、このプレート94とギヤ92との間及び
ギヤ92と上記駆動軸支持部73との間にスラストベア
リング95が介装され、上記ギヤ92がスラストプレー
トを兼ねるようになっている。これにより、駆動軸55
が長手方向に固定される。
【0035】上記オイルポンプ90のオイル流入口及び
オイル流出口には、ケース41の後端壁に形成された通
路101,102が接続されており、オイル流入口に通
じる通路101の上流側は下方に延びて、オイルパン4
0b内に設けられたオイルストレーナー96に接続さ
れ、またオイル流出口に通じる通路102の下流側は上
方に延びて、上記副軸受74が配置されている駆動軸支
持部73に達している。
オイル流出口には、ケース41の後端壁に形成された通
路101,102が接続されており、オイル流入口に通
じる通路101の上流側は下方に延びて、オイルパン4
0b内に設けられたオイルストレーナー96に接続さ
れ、またオイル流出口に通じる通路102の下流側は上
方に延びて、上記副軸受74が配置されている駆動軸支
持部73に達している。
【0036】そして、オイルパン40bから通路10
1、オイルポンプ90、通路102を通って副軸受74
の配置部分へ導かれたオイルは、一部が上記メカニカル
シール75に供給され、他の一部が上記スラストベアリ
ング95及びギヤ92.93に供給され、残りが駆動軸
55の内部に形成された通路106,107を通り、駆
動軸55の先端部に設けられたノズル108から噴出し
て旋回軸受61及び主軸受72に供給されるようになっ
ている。
1、オイルポンプ90、通路102を通って副軸受74
の配置部分へ導かれたオイルは、一部が上記メカニカル
シール75に供給され、他の一部が上記スラストベアリ
ング95及びギヤ92.93に供給され、残りが駆動軸
55の内部に形成された通路106,107を通り、駆
動軸55の先端部に設けられたノズル108から噴出し
て旋回軸受61及び主軸受72に供給されるようになっ
ている。
【0037】上記メカニカルシール75を潤滑した後の
オイルやスラストベアリング95を潤滑した後のオイル
は、吸入室80内で冷媒から分離されたオイルととも
に、上記隔壁111に設けられた貫通穴112を通って
オイルパン40bに戻されるようになっている。旋回軸
受61及び主軸受72を潤滑したオイルは、メインハウ
ジング42内の壁部42aに形成されたリターン通路1
09に導かれ、また、一部がスラストプレート64のス
ラスト面の潤滑に供せられてからオルダム室66を経
て、壁部42aの下部に設けられたオイル戻し穴110
に導かれる。そして、リターン通路109やオイル戻し
穴110を通ったオイルは貫通穴113に導かれ、パイ
プ115を通ってオイルパン40bに導かれるようにな
っている。
オイルやスラストベアリング95を潤滑した後のオイル
は、吸入室80内で冷媒から分離されたオイルととも
に、上記隔壁111に設けられた貫通穴112を通って
オイルパン40bに戻されるようになっている。旋回軸
受61及び主軸受72を潤滑したオイルは、メインハウ
ジング42内の壁部42aに形成されたリターン通路1
09に導かれ、また、一部がスラストプレート64のス
ラスト面の潤滑に供せられてからオルダム室66を経
て、壁部42aの下部に設けられたオイル戻し穴110
に導かれる。そして、リターン通路109やオイル戻し
穴110を通ったオイルは貫通穴113に導かれ、パイ
プ115を通ってオイルパン40bに導かれるようにな
っている。
【0038】図8は、駆動軸のシール部分の具体的構造
を示している。この図に示すように、上記メカニカルシ
ール75は、例えば、ハウジング75cを介して上記軸
部55bにスライド自在に装着される従動リング75a
と、ケース41に固定される環状のシートリング75b
とから構成されており、ハウジング75cと従動リング
75aとの間に介設された圧縮ばね75dの付勢力によ
り、従動リング75aをシートリング75bに圧接さ
せ、これら従動リング75aとシートリング75bとの
当接面(密封端面)で被圧縮流体等をシールするように
構成されている。一方、上記リップシール76は、補強
環76dに円盤状のシール体を二重に組み込んで二つの
リップ76b,76cを駆動軸55の軸方向に形成した
リップシール構造を有している。
を示している。この図に示すように、上記メカニカルシ
ール75は、例えば、ハウジング75cを介して上記軸
部55bにスライド自在に装着される従動リング75a
と、ケース41に固定される環状のシートリング75b
とから構成されており、ハウジング75cと従動リング
75aとの間に介設された圧縮ばね75dの付勢力によ
り、従動リング75aをシートリング75bに圧接さ
せ、これら従動リング75aとシートリング75bとの
当接面(密封端面)で被圧縮流体等をシールするように
構成されている。一方、上記リップシール76は、補強
環76dに円盤状のシール体を二重に組み込んで二つの
リップ76b,76cを駆動軸55の軸方向に形成した
リップシール構造を有している。
【0039】上記のように構成されたスクロールコンプ
レッサ1では、外部のエンジン2から伝達される駆動力
で駆動軸55が回転すると、スクロール圧縮部50の旋
回スクロール51が旋回することにより、被圧縮流体と
しての冷媒が、吸入口81から吸入室80及び吸入ポー
ト67を経てスクロール圧縮部50に吸入され、ここで
圧縮された後、吐出ポート69を介して吐出室85に送
り出され、吐出口86からコンプレッサ1外に吐出され
る。また、冷媒が上記吸入室80を通過する間に冷媒中
に混入しているオイルが分離され、隔壁111に形成さ
れた貫通穴112,113を通ってオイルパン40bに
回収される。
レッサ1では、外部のエンジン2から伝達される駆動力
で駆動軸55が回転すると、スクロール圧縮部50の旋
回スクロール51が旋回することにより、被圧縮流体と
しての冷媒が、吸入口81から吸入室80及び吸入ポー
ト67を経てスクロール圧縮部50に吸入され、ここで
圧縮された後、吐出ポート69を介して吐出室85に送
り出され、吐出口86からコンプレッサ1外に吐出され
る。また、冷媒が上記吸入室80を通過する間に冷媒中
に混入しているオイルが分離され、隔壁111に形成さ
れた貫通穴112,113を通ってオイルパン40bに
回収される。
【0040】一方、潤滑系においては上記駆動軸55の
回転に連動してオイルポンプ90が作動することによ
り、オイルパン40b内のオイルがオイル供給通路10
1、オイルポンプ90、オイル通路102を通って副軸
受74に送られ、さらにメカニカルシール75、スラス
トベアリング95、ギヤ92,93、旋回軸受61、主
軸受72、スラストプレート64等の被潤滑部に供給さ
れる。
回転に連動してオイルポンプ90が作動することによ
り、オイルパン40b内のオイルがオイル供給通路10
1、オイルポンプ90、オイル通路102を通って副軸
受74に送られ、さらにメカニカルシール75、スラス
トベアリング95、ギヤ92,93、旋回軸受61、主
軸受72、スラストプレート64等の被潤滑部に供給さ
れる。
【0041】以上のようなスクロールコンプレッサ1に
よれば、上述のように駆動軸55の後端部(軸部55
b)とケース41との間にメカニカルシール75及びリ
ップシール76が設けられて二重にシール機能が発揮さ
れるため、単一のシール構造を採用する従来のこの種の
コンプレッサに比べると、シール性能を長期にわたって
適切に維持することができる。
よれば、上述のように駆動軸55の後端部(軸部55
b)とケース41との間にメカニカルシール75及びリ
ップシール76が設けられて二重にシール機能が発揮さ
れるため、単一のシール構造を採用する従来のこの種の
コンプレッサに比べると、シール性能を長期にわたって
適切に維持することができる。
【0042】しかも、リップシール76の損傷等により
これを交換する必要が生じた場合でも、メカニカルシー
ル75により被圧縮流体等の漏れが防止されるため、被
圧縮流体をコンプレッサ1から抜き取ることなくリップ
シール76の交換を行うことができる。従って、リップ
シール76の交換等のメンテナンス作業においては、被
圧縮流体の抜き取り作業や再注入作業が不要となり、メ
ンテナンス作業の手間を効果的に軽減することができ
る。特に、被圧縮流体の抜き取り作業や再注入作業に
は、特殊な技術や装置が必要となるため、例えば、従来
の装置ではコンプレッサの使用現場でシール交換等の作
業を行うことは不可能であるが、上記実施形態の構造で
は、リップシール76の交換等であれば、被圧縮流体の
抜き取り作業等が不要なため、コンプレッサを設備工場
に持ち込むことなく使用現場で交換等の作業を行うこと
が可能になるという利点がある。なお、上記交換作業時
には、プーリ4b等を駆動軸55から取外した状態で、
リップシール76の取外し、装着等の作業を行うように
すればい。
これを交換する必要が生じた場合でも、メカニカルシー
ル75により被圧縮流体等の漏れが防止されるため、被
圧縮流体をコンプレッサ1から抜き取ることなくリップ
シール76の交換を行うことができる。従って、リップ
シール76の交換等のメンテナンス作業においては、被
圧縮流体の抜き取り作業や再注入作業が不要となり、メ
ンテナンス作業の手間を効果的に軽減することができ
る。特に、被圧縮流体の抜き取り作業や再注入作業に
は、特殊な技術や装置が必要となるため、例えば、従来
の装置ではコンプレッサの使用現場でシール交換等の作
業を行うことは不可能であるが、上記実施形態の構造で
は、リップシール76の交換等であれば、被圧縮流体の
抜き取り作業等が不要なため、コンプレッサを設備工場
に持ち込むことなく使用現場で交換等の作業を行うこと
が可能になるという利点がある。なお、上記交換作業時
には、プーリ4b等を駆動軸55から取外した状態で、
リップシール76の取外し、装着等の作業を行うように
すればい。
【0043】ところで、上記実施形態のコンプレッサ1
では、駆動軸55とケース41との間をシールする構造
として、スクロール圧縮部側から順にメカニカルシール
75及びリップシール76を設けているが、シールの具
体的な構造およびその配設順序は、これに限られず種々
のシール構造等を採用するようにすればよい。但し、上
記実施形態のようなシール構造によれば、コスト、性能
およびメンテナンス性において有利であり、合理的なシ
ール構造を達成できるという利点がある。
では、駆動軸55とケース41との間をシールする構造
として、スクロール圧縮部側から順にメカニカルシール
75及びリップシール76を設けているが、シールの具
体的な構造およびその配設順序は、これに限られず種々
のシール構造等を採用するようにすればよい。但し、上
記実施形態のようなシール構造によれば、コスト、性能
およびメンテナンス性において有利であり、合理的なシ
ール構造を達成できるという利点がある。
【0044】すなわち、双方をリップシール、あるいは
メカニカルシールとすることも考えられる。しかし、双
方をリップシールにすると、安価なシール構造となるも
のの、リップシールはメカニカルシールにくらべ劣化、
損傷等が生じ易く、そのため、シール性能を長期にわた
って維持する上で十分ではない。一方、双方をメカニカ
ルシールとすると、シール性能の維持の点では有利であ
るが、外側のメカニカルシールの冷却、潤滑の問題と、
シール構造が高価なものになるという問題がある。これ
に対し、上記実施形態のようにリップシールとメカニカ
ルシールの組み合わせとすれば、比較的安価な構成で、
しかもシール性能を十分に維持することができる。ま
た、リップシールとメカニカルシールの配設順序につい
ても、リップシールをスクロール圧縮部側に設けること
が考えられるが、この場合には、メカニカルシールに比
べて強度的に劣るリップシールに被圧縮流体の高圧が直
接作用するため、損傷等を受け易くリップシールの交換
サイクルが短くなる。しかも、リップシールの交換に際
しては、メカニカルシールの取外しが必要なため、被圧
縮流体の抜き取り作業等が必要となって、却ってメンテ
ナンス作業を煩雑にしてしまうこととなる。これに対し
て上記実施形態のような順序でメカニカルシールおよび
リップシールを設けるようにすれば、強度の高いメカニ
カルシール75に被圧縮流体の圧力が作用することとな
る。そのため、リップシール76の交換サイクルの短縮
化を有効に回避でき、しかも、リップシール76の交換
に際しては、上述のように被圧縮流体の抜き取り作業等
が不要となるため、メカニカルシール75に比べて交換
頻度が高くなることが想定されるリップシール76のメ
ンテナンス作業の手間を有効に軽減することができる。
従って、上記のようなシール構造によれば、コスト、性
能およびメンテナンス性において、合理的なシール構造
を達成できる。
メカニカルシールとすることも考えられる。しかし、双
方をリップシールにすると、安価なシール構造となるも
のの、リップシールはメカニカルシールにくらべ劣化、
損傷等が生じ易く、そのため、シール性能を長期にわた
って維持する上で十分ではない。一方、双方をメカニカ
ルシールとすると、シール性能の維持の点では有利であ
るが、外側のメカニカルシールの冷却、潤滑の問題と、
シール構造が高価なものになるという問題がある。これ
に対し、上記実施形態のようにリップシールとメカニカ
ルシールの組み合わせとすれば、比較的安価な構成で、
しかもシール性能を十分に維持することができる。ま
た、リップシールとメカニカルシールの配設順序につい
ても、リップシールをスクロール圧縮部側に設けること
が考えられるが、この場合には、メカニカルシールに比
べて強度的に劣るリップシールに被圧縮流体の高圧が直
接作用するため、損傷等を受け易くリップシールの交換
サイクルが短くなる。しかも、リップシールの交換に際
しては、メカニカルシールの取外しが必要なため、被圧
縮流体の抜き取り作業等が必要となって、却ってメンテ
ナンス作業を煩雑にしてしまうこととなる。これに対し
て上記実施形態のような順序でメカニカルシールおよび
リップシールを設けるようにすれば、強度の高いメカニ
カルシール75に被圧縮流体の圧力が作用することとな
る。そのため、リップシール76の交換サイクルの短縮
化を有効に回避でき、しかも、リップシール76の交換
に際しては、上述のように被圧縮流体の抜き取り作業等
が不要となるため、メカニカルシール75に比べて交換
頻度が高くなることが想定されるリップシール76のメ
ンテナンス作業の手間を有効に軽減することができる。
従って、上記のようなシール構造によれば、コスト、性
能およびメンテナンス性において、合理的なシール構造
を達成できる。
【0045】なお、駆動軸55とケース41との間のシ
ール構造として、駆動軸55の軸方向に3重、あるいは
それ以上の多重のシールを設けるようにしてもよいが、
コスト、性能およびメンテナンス性、さらにスペース等
を考慮すれば、上記実施形態のような2重のシール構造
が最も有利、かつ現実的である。
ール構造として、駆動軸55の軸方向に3重、あるいは
それ以上の多重のシールを設けるようにしてもよいが、
コスト、性能およびメンテナンス性、さらにスペース等
を考慮すれば、上記実施形態のような2重のシール構造
が最も有利、かつ現実的である。
【0046】
【発明の効果】以上のように本発明は、旋回スクロール
及び固定スクロールからなるスクロール圧縮部がケーシ
ング内に備えられ、該スクロール圧縮部を作動させる駆
動軸が上記ケーシングに回転可能に支持されるととも
に、上記ケーシング外部に延設されて駆動伝達手段に連
結されているスクロールコンプレッサにおいて、上記駆
動軸とケーシングとの間をシールするシール手段を上記
駆動軸の軸方向に多重に設けるようにしたので、適切な
シール性能を長期にわたって維持することができる。そ
のため、メンテナンスサイクルを長期化することがで
き、これによりメンテナンス作業を効果的に低減するこ
とができる。また、スクロール圧縮部に最も近いシール
手段以外のシール手段については、被圧縮流体をコンプ
レッサから抜き取ることなくシール手段の交換等のメン
テナンス作業を行うことができるため、シール手段のメ
ンテナンス作業の手間を効果的に軽減することができ
る。
及び固定スクロールからなるスクロール圧縮部がケーシ
ング内に備えられ、該スクロール圧縮部を作動させる駆
動軸が上記ケーシングに回転可能に支持されるととも
に、上記ケーシング外部に延設されて駆動伝達手段に連
結されているスクロールコンプレッサにおいて、上記駆
動軸とケーシングとの間をシールするシール手段を上記
駆動軸の軸方向に多重に設けるようにしたので、適切な
シール性能を長期にわたって維持することができる。そ
のため、メンテナンスサイクルを長期化することがで
き、これによりメンテナンス作業を効果的に低減するこ
とができる。また、スクロール圧縮部に最も近いシール
手段以外のシール手段については、被圧縮流体をコンプ
レッサから抜き取ることなくシール手段の交換等のメン
テナンス作業を行うことができるため、シール手段のメ
ンテナンス作業の手間を効果的に軽減することができ
る。
【0047】特に、上記シール手段として、上記スクロ
ール圧縮部側から順にメカニカルシールとリップシール
とを設けるようにすれば、合理的な構成で上記の作用効
果を得ることが可能となる。
ール圧縮部側から順にメカニカルシールとリップシール
とを設けるようにすれば、合理的な構成で上記の作用効
果を得ることが可能となる。
【0048】また、ケーシング外部に延設された駆動軸
の端部に、駆動源からの動力を受ける伝動用部材を着脱
可能に取付けるようにしておけば、外側のシール手段の
劣化時等には、上記駆動用部材を取り外すことで、軸端
側から容易に外側のシール手段を交換することができ
る。
の端部に、駆動源からの動力を受ける伝動用部材を着脱
可能に取付けるようにしておけば、外側のシール手段の
劣化時等には、上記駆動用部材を取り外すことで、軸端
側から容易に外側のシール手段を交換することができ
る。
【図1】本発明のスクロールコンプレッサの適用の一例
として示す空調装置の概略図である。
として示す空調装置の概略図である。
【図2】本発明の一実施形態によるスクロールコンプレ
ッサの縦断面図である。
ッサの縦断面図である。
【図3】上記スクロールコンプレッサにおけるケース及
びこのケース内のオイルポンプ、オイルストレーナ等を
図2中のA−A線から見た側面図である。
びこのケース内のオイルポンプ、オイルストレーナ等を
図2中のA−A線から見た側面図である。
【図4】カバー及び旋回、固定の両スクロールを取り除
いた状態で、メインハウジング及びその内部の機構を図
2中のB−B線から見た側面図である。
いた状態で、メインハウジング及びその内部の機構を図
2中のB−B線から見た側面図である。
【図5】図4に示すものに旋回スクロールを組付けた状
態で、メインハウジング及びその内部の機構を図2中の
B−B線から見た側面図である。
態で、メインハウジング及びその内部の機構を図2中の
B−B線から見た側面図である。
【図6】図5に示すものにさらに固定スクロールを組付
けた状態で、メインハウジング及びその内部の機構を図
2中のB−B線から見た側面図である。
けた状態で、メインハウジング及びその内部の機構を図
2中のB−B線から見た側面図である。
【図7】上記スクロールコンプレッサを図2の右側から
見た側面図である。
見た側面図である。
【図8】駆動軸とケースとの間のシール構造を示す図2
の要部拡大図である。
の要部拡大図である。
1 スクロールコンプレッサ 40 ケーシング 41 ケース 42 メインハウジング 50 スクロール圧縮部 55 駆動軸軸 75 メカニカルシール 76 リップシール
Claims (3)
- 【請求項1】 旋回スクロール及び固定スクロールから
なるスクロール圧縮部がケーシング内に備えられ、該ス
クロール圧縮部を作動させる駆動軸が上記ケーシングに
回転可能に支持されるとともに、上記ケーシング外部に
延設されて駆動伝達手段に連結されているスクロールコ
ンプレッサにおいて、上記駆動軸とケーシングとの間を
シールするシール手段を上記駆動軸の軸方向に多重に設
けたことを特徴とするスクロールコンプレッサ。 - 【請求項2】 上記シール手段として、メカニカルシー
ルとリップシールとを上記スクロール圧縮部側から順に
設けたことを特徴とする請求項1記載のスクロールコン
プレッサ。 - 【請求項3】 ケーシング外部に延設された駆動軸の端
部に、駆動源からの動力を受ける伝動用部材が着脱可能
に取付けられていることを特徴とする請求項1又は2記
載のスクロールコンプレッサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25903097A JPH1193865A (ja) | 1997-09-24 | 1997-09-24 | スクロールコンプレッサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25903097A JPH1193865A (ja) | 1997-09-24 | 1997-09-24 | スクロールコンプレッサ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1193865A true JPH1193865A (ja) | 1999-04-06 |
Family
ID=17328372
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25903097A Withdrawn JPH1193865A (ja) | 1997-09-24 | 1997-09-24 | スクロールコンプレッサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1193865A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106481558A (zh) * | 2015-08-27 | 2017-03-08 | 上海伊莱茨真空技术有限公司 | 一种用于罗茨真空泵的三唇封油密封系统 |
-
1997
- 1997-09-24 JP JP25903097A patent/JPH1193865A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106481558A (zh) * | 2015-08-27 | 2017-03-08 | 上海伊莱茨真空技术有限公司 | 一种用于罗茨真空泵的三唇封油密封系统 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20041207 |