JPH1193752A - エンジン制御装置 - Google Patents
エンジン制御装置Info
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- JPH1193752A JPH1193752A JP9255506A JP25550697A JPH1193752A JP H1193752 A JPH1193752 A JP H1193752A JP 9255506 A JP9255506 A JP 9255506A JP 25550697 A JP25550697 A JP 25550697A JP H1193752 A JPH1193752 A JP H1193752A
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- engine
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- 238000002347 injection Methods 0.000 claims abstract description 25
- 239000007924 injection Substances 0.000 claims abstract description 25
- 238000012937 correction Methods 0.000 abstract description 14
- 239000000243 solution Substances 0.000 abstract 1
- 238000011144 upstream manufacturing Methods 0.000 description 5
- 235000014676 Phragmites communis Nutrition 0.000 description 4
- 239000010687 lubricating oil Substances 0.000 description 3
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 description 2
- 239000000498 cooling water Substances 0.000 description 2
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 2
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 2
- 230000002000 scavenging effect Effects 0.000 description 2
- 230000006978 adaptation Effects 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B61/00—Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing
- F02B61/04—Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers
- F02B61/045—Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers for marine engines
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Ocean & Marine Engineering (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
- Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】慣らし運転中のエンジンストールや焼き付きな
どのトラブル防止を図ったエンジン制御装置を提供する
するにある。 【解決手段】エンジンの回転数(N)および温度の検出
器を備え、エンジンの回転数(N)からエンジンの運転
時間(t)を積算してこのエンジンが慣らし運転中か否
かを判定すると共に、エンジンが慣らし運転中である場
合、エンジン温度およびエンジン運転時間(t)から燃
料の噴射量を補正したものである。
どのトラブル防止を図ったエンジン制御装置を提供する
するにある。 【解決手段】エンジンの回転数(N)および温度の検出
器を備え、エンジンの回転数(N)からエンジンの運転
時間(t)を積算してこのエンジンが慣らし運転中か否
かを判定すると共に、エンジンが慣らし運転中である場
合、エンジン温度およびエンジン運転時間(t)から燃
料の噴射量を補正したものである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジン制御装置
に関する。
に関する。
【0002】
【従来の技術】エンジン等の機械類は、組立て後の一定
期間各摺動部を摺りあわせる慣らし運転を必要としてい
る。慣らし運転は、通常、回転数などを低く抑えること
により各摺動面が滑らかになり、また、潤滑油が各部に
十分に行き渡るので、運転初期のトラブルを防止すると
共に、将来の高回転運動を可能にする。
期間各摺動部を摺りあわせる慣らし運転を必要としてい
る。慣らし運転は、通常、回転数などを低く抑えること
により各摺動面が滑らかになり、また、潤滑油が各部に
十分に行き渡るので、運転初期のトラブルを防止すると
共に、将来の高回転運動を可能にする。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、2サイ
クルエンジンの場合、慣らし運転中はメカニカルロスが
多いにもかかわらず潤滑油の燃料への混合比を増加させ
て空燃比をリーン状態としているため、エンジンの低速
回転域ではエンジンストールが発生しやすい。
クルエンジンの場合、慣らし運転中はメカニカルロスが
多いにもかかわらず潤滑油の燃料への混合比を増加させ
て空燃比をリーン状態としているため、エンジンの低速
回転域ではエンジンストールが発生しやすい。
【0004】また、不注意でエンジンを高速回転させる
と簡単に焼き付きを発生させてしまう。
と簡単に焼き付きを発生させてしまう。
【0005】本発明は上述した事情を考慮してなされた
もので、慣らし運転中のエンジンストールや焼き付きな
どのトラブル防止を図ったエンジン制御装置を提供する
ことを目的とする。
もので、慣らし運転中のエンジンストールや焼き付きな
どのトラブル防止を図ったエンジン制御装置を提供する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係るエンジン制
御装置は、上述した課題を解決するために、請求項1に
記載したように、エンジンの回転数および温度の検出器
を備え、上記エンジンの回転数からエンジンの運転時間
を積算してこのエンジンが慣らし運転中か否かを判定す
ると共に、上記エンジンが慣らし運転中である場合、エ
ンジン温度およびエンジン運転時間から燃料の噴射量を
補正したものである。
御装置は、上述した課題を解決するために、請求項1に
記載したように、エンジンの回転数および温度の検出器
を備え、上記エンジンの回転数からエンジンの運転時間
を積算してこのエンジンが慣らし運転中か否かを判定す
ると共に、上記エンジンが慣らし運転中である場合、エ
ンジン温度およびエンジン運転時間から燃料の噴射量を
補正したものである。
【0007】また、上述した課題を解決するために、請
求項2に記載したように、エンジンの回転数および吸気
温度の検出器を備え、上記エンジンの回転数からエンジ
ンの運転時間を積算してこのエンジンが慣らし運転中か
否かを判定すると共に、上記エンジンが慣らし運転中で
ある場合、吸気温度およびエンジン運転時間から燃料の
噴射量を補正したものである。
求項2に記載したように、エンジンの回転数および吸気
温度の検出器を備え、上記エンジンの回転数からエンジ
ンの運転時間を積算してこのエンジンが慣らし運転中か
否かを判定すると共に、上記エンジンが慣らし運転中で
ある場合、吸気温度およびエンジン運転時間から燃料の
噴射量を補正したものである。
【0008】さらにまた、上述した課題を解決するため
に、請求項3に記載したように、エンジンの回転数およ
び温度の検出器を備え、上記エンジンの回転数からエン
ジンの運転時間を積算してこのエンジンが慣らし運転中
か否かを判定すると共に、上記エンジンが慣らし運転中
である場合、エンジン温度とエンジン運転時間から慣ら
し運転中のエンジンの許容最大回転数を演算し、この演
算値と実際のエンジン回転数とを比較し、実際のエンジ
ン回転数が許容最大回転数より高い場合、上記エンジン
の回転数を許容最大回転数以下に規制すると共に、この
エンジンの回転規制が行われた場合、その旨を表示装置
に表示したものである。
に、請求項3に記載したように、エンジンの回転数およ
び温度の検出器を備え、上記エンジンの回転数からエン
ジンの運転時間を積算してこのエンジンが慣らし運転中
か否かを判定すると共に、上記エンジンが慣らし運転中
である場合、エンジン温度とエンジン運転時間から慣ら
し運転中のエンジンの許容最大回転数を演算し、この演
算値と実際のエンジン回転数とを比較し、実際のエンジ
ン回転数が許容最大回転数より高い場合、上記エンジン
の回転数を許容最大回転数以下に規制すると共に、この
エンジンの回転規制が行われた場合、その旨を表示装置
に表示したものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
基づいて説明する。
【0010】図1は、この発明を適用した燃料噴射式エ
ンジンを搭載した船外機の一例を示す縦断面図であり、
この船外機1は船体2のトランサム2aにブラケット3
を介して装着される。また、船外機1はブラケット3の
シャフト3aに揺動自在に軸着されており、例えば最下
位置から上方に向かって20°前後のトリム角度および
完全トリム上方位置からさらに上方に向かって60°前
後のチルト角度を有する。なお、このトリム角度および
チルト角度は図示しないパワートリム&チルト装置(以
下、PTTと略す)により油圧制御される。さらに、P
TTにはその作動状況を検知するPTT作動検出器4が
設けられる。
ンジンを搭載した船外機の一例を示す縦断面図であり、
この船外機1は船体2のトランサム2aにブラケット3
を介して装着される。また、船外機1はブラケット3の
シャフト3aに揺動自在に軸着されており、例えば最下
位置から上方に向かって20°前後のトリム角度および
完全トリム上方位置からさらに上方に向かって60°前
後のチルト角度を有する。なお、このトリム角度および
チルト角度は図示しないパワートリム&チルト装置(以
下、PTTと略す)により油圧制御される。さらに、P
TTにはその作動状況を検知するPTT作動検出器4が
設けられる。
【0011】船外機1は、ドライブシャフトハウジング
5を有し、このドライブシャフトハウジング5の上部に
エンジンホルダ6が設けられる。そして、このエンジン
ホルダ6上にシリンダヘッド7、シリンダブロック8お
よびクランクケース9等を組み合わせて構成されるエン
ジン10が設置される。また、エンジンホルダ6上に設
置されたエンジン10はその周囲をエンジンカバー11
により覆われる。このエンジン10は、例えば水冷2サ
イクル四気筒エンジンであり、クランクケース9内で回
転自在に軸支されるクランクシャフト12が縦方向に配
置される。
5を有し、このドライブシャフトハウジング5の上部に
エンジンホルダ6が設けられる。そして、このエンジン
ホルダ6上にシリンダヘッド7、シリンダブロック8お
よびクランクケース9等を組み合わせて構成されるエン
ジン10が設置される。また、エンジンホルダ6上に設
置されたエンジン10はその周囲をエンジンカバー11
により覆われる。このエンジン10は、例えば水冷2サ
イクル四気筒エンジンであり、クランクケース9内で回
転自在に軸支されるクランクシャフト12が縦方向に配
置される。
【0012】一方、ドライブシャフトハウジング5の下
部にはギヤケース13が設けられており、このギヤケー
ス13にエンジン10によって駆動されるプロペラシャ
フト14が回動自在に支持される。このプロペラシャフ
ト14には、クランクシャフト12に接続されたドライ
ブシャフト15によりエンジン10の回転が伝達され、
プロペラシャフト14後端部に支持されたプロペラ16
を駆動させるようになっている。
部にはギヤケース13が設けられており、このギヤケー
ス13にエンジン10によって駆動されるプロペラシャ
フト14が回動自在に支持される。このプロペラシャフ
ト14には、クランクシャフト12に接続されたドライ
ブシャフト15によりエンジン10の回転が伝達され、
プロペラシャフト14後端部に支持されたプロペラ16
を駆動させるようになっている。
【0013】ところで、エンジン10のシリンダブロッ
ク8内には例えば複数個のシリンダ17が縦方向に形成
される。各シリンダ17内にはそれぞれピストン18が
摺動自在に挿入され、コンロッド19によってクランク
シャフト12に連結される。そして、ピストン18の往
復ストロークがクランクシャフト12の回転運動に変換
されるようになっている。
ク8内には例えば複数個のシリンダ17が縦方向に形成
される。各シリンダ17内にはそれぞれピストン18が
摺動自在に挿入され、コンロッド19によってクランク
シャフト12に連結される。そして、ピストン18の往
復ストロークがクランクシャフト12の回転運動に変換
されるようになっている。
【0014】クランクシャフト12の上端にはマグネト
20が設けられ、このマグネト20の側方にはマグネト
20の回転を検出することによりエンジン10の回転数
(N)(クランクシャフト12のクランク角)を検出す
る回転数検出器21が設けられる。また、エンジン10
にはその壁部温度を検出するエンジン温度検出器22
や、エンジン冷却水の温度を検出する図示しない冷却水
温度検出器も設けられる。なお、符号23は燃焼室であ
り、その中央部には外方から点火プラグ24がねじ結合
され、点火プラグ24はイグニッションコイル25に接
続される。
20が設けられ、このマグネト20の側方にはマグネト
20の回転を検出することによりエンジン10の回転数
(N)(クランクシャフト12のクランク角)を検出す
る回転数検出器21が設けられる。また、エンジン10
にはその壁部温度を検出するエンジン温度検出器22
や、エンジン冷却水の温度を検出する図示しない冷却水
温度検出器も設けられる。なお、符号23は燃焼室であ
り、その中央部には外方から点火プラグ24がねじ結合
され、点火プラグ24はイグニッションコイル25に接
続される。
【0015】クランクケース9には各シリンダ17毎に
リードバルブ装置26が設けられる。リードバルブ装置
26の上流側にはサージタンク27が配置され、サージ
タンク27のさらに上流側にはスロットル28を備えた
吸気管29が接続される。また、例えば吸気管29の外
部にはスロットル28の開度を検出するスロットル開度
検出器30が設けられる。そして、吸気管29の上流側
は図示しないエアクリーナに接続される。
リードバルブ装置26が設けられる。リードバルブ装置
26の上流側にはサージタンク27が配置され、サージ
タンク27のさらに上流側にはスロットル28を備えた
吸気管29が接続される。また、例えば吸気管29の外
部にはスロットル28の開度を検出するスロットル開度
検出器30が設けられる。そして、吸気管29の上流側
は図示しないエアクリーナに接続される。
【0016】サージタンク27には、外方からフューエ
ルインジェクタ31が装着される。インジェクタ31
は、例えば各シリンダ17毎に備えられ、各リードバル
ブ装置26の上流側に向かって燃料を噴射するように配
置される。また、船外機1にはクランクケース9内部の
クランク室上流側の吸気温度を検出する吸気温度検出器
32や大気圧検出器33等が設けられる。
ルインジェクタ31が装着される。インジェクタ31
は、例えば各シリンダ17毎に備えられ、各リードバル
ブ装置26の上流側に向かって燃料を噴射するように配
置される。また、船外機1にはクランクケース9内部の
クランク室上流側の吸気温度を検出する吸気温度検出器
32や大気圧検出器33等が設けられる。
【0017】一方、リードバルブ装置26の下流側はク
ランク室とシリンダブロック8に形成された掃気通路3
4とに繋がっている。そして、掃気通路34は各シリン
ダ17の内周面に開口している。また、各シリンダ17
の内周面には排気ポート35が形成され、これらの排気
ポート35から排気通路34が下方に向かって延設され
る。
ランク室とシリンダブロック8に形成された掃気通路3
4とに繋がっている。そして、掃気通路34は各シリン
ダ17の内周面に開口している。また、各シリンダ17
の内周面には排気ポート35が形成され、これらの排気
ポート35から排気通路34が下方に向かって延設され
る。
【0018】フューエルインジェクタ31からの燃料噴
射量は、エンジン制御装置37により制御される。エン
ジン制御装置37は、基本的には図2に示すように、エ
ンジン10の回転数(N)、スロットル28の開度、吸
気温度、大気圧、エンジン温度等を各検出器21,2
2,30,32,33で検出し、入力インタフェース3
8(I/F)を介して制御ユニット39に入力する。制
御ユニット39内ではCPU40が各データを基に吸気
量を演算し、各種補正を施した後に燃料の噴射量や点火
時期を演算し、出力インタフェース41を介してフュー
エルインジェクタ31やイグニッションコイル25に演
算値を出力すると共に、作動状況をモニタ等の表示装置
42に表示するようになっている。
射量は、エンジン制御装置37により制御される。エン
ジン制御装置37は、基本的には図2に示すように、エ
ンジン10の回転数(N)、スロットル28の開度、吸
気温度、大気圧、エンジン温度等を各検出器21,2
2,30,32,33で検出し、入力インタフェース3
8(I/F)を介して制御ユニット39に入力する。制
御ユニット39内ではCPU40が各データを基に吸気
量を演算し、各種補正を施した後に燃料の噴射量や点火
時期を演算し、出力インタフェース41を介してフュー
エルインジェクタ31やイグニッションコイル25に演
算値を出力すると共に、作動状況をモニタ等の表示装置
42に表示するようになっている。
【0019】さらに、図1に示すような船外機1のエン
ジン10は、その使用目的上、PTTにより船外機1本
体を上下に揺動(トリムおよびチルト)可能になってい
る。船外機1がトリム操作されると諸事情によりエンジ
ン出力を変化させてしまうので、PTTに設けられたP
TT作動検出器4からのデータも燃料噴射量の演算に利
用してもよい。なお、制御ユニット39には全システム
のON/OFF操作やタイマのON/OFF操作、後述
する補正マップの選択等を行う補正値適合スイッチ43
も接続される。
ジン10は、その使用目的上、PTTにより船外機1本
体を上下に揺動(トリムおよびチルト)可能になってい
る。船外機1がトリム操作されると諸事情によりエンジ
ン出力を変化させてしまうので、PTTに設けられたP
TT作動検出器4からのデータも燃料噴射量の演算に利
用してもよい。なお、制御ユニット39には全システム
のON/OFF操作やタイマのON/OFF操作、後述
する補正マップの選択等を行う補正値適合スイッチ43
も接続される。
【0020】ところで、エンジン10は、組立て後の一
定期間各摺動部を摺りあわせる慣らし運転を必要として
いる。慣らし運転は、例えばこのエンジン10の場合十
時間程度の低回転運転が推奨されるが、必ずしも行われ
るとは限らず、エンジンストールや焼き付き等を発生さ
せる虞がある。
定期間各摺動部を摺りあわせる慣らし運転を必要として
いる。慣らし運転は、例えばこのエンジン10の場合十
時間程度の低回転運転が推奨されるが、必ずしも行われ
るとは限らず、エンジンストールや焼き付き等を発生さ
せる虞がある。
【0021】そこで、本発明の第一の実施形態において
は、図3のフローチャートに示すように、制御ユニット
39がエンジン10の回転数(N)を検出することによ
り(ステップ1、以下ステップはSと略す)エンジン1
0の運転時間(t)を積算し、図示しないタイマにて記
憶する(S2)。
は、図3のフローチャートに示すように、制御ユニット
39がエンジン10の回転数(N)を検出することによ
り(ステップ1、以下ステップはSと略す)エンジン1
0の運転時間(t)を積算し、図示しないタイマにて記
憶する(S2)。
【0022】次に、エンジン運転時間(t)が予め設定
された慣らし運転に必要な時間以下か否かがチェックさ
れ(S3)、設定時間以下(t<設定時間)の場合、エ
ンジン温度と吸気温度を検出し(S4)、まずエンジン
温度とエンジン運転時間(t)から燃料の噴射補正量を
演算する(S5)。この時の補正マップの一例は、図4
に示したようなものであり、例えばエンジン運転時間
(t)の値が小さい時やエンジン温度が低い場合は燃料
の噴射量を最高20%カットし、エンジン運転時間
(t)の値が増えたりエンジン温度が上昇するに伴って
燃料噴射のカット量を0%まで減らしていく。
された慣らし運転に必要な時間以下か否かがチェックさ
れ(S3)、設定時間以下(t<設定時間)の場合、エ
ンジン温度と吸気温度を検出し(S4)、まずエンジン
温度とエンジン運転時間(t)から燃料の噴射補正量を
演算する(S5)。この時の補正マップの一例は、図4
に示したようなものであり、例えばエンジン運転時間
(t)の値が小さい時やエンジン温度が低い場合は燃料
の噴射量を最高20%カットし、エンジン運転時間
(t)の値が増えたりエンジン温度が上昇するに伴って
燃料噴射のカット量を0%まで減らしていく。
【0023】さらに、吸気温度とエンジン運転時間
(t)から燃料の噴射補正量を演算する(S6)。この
時の補正マップの一例は、図5に示したようなものであ
り、例えばエンジン運転時間(t)の値が小さい時や吸
気温度が低い場合は燃料の噴射量を最高10%カット
し、エンジン運転時間(t)の値が増えたり吸気温度が
上昇するに伴って燃料噴射のカット量を0%まで減らし
ていく。そして、最終的に決定された燃料の噴射量で燃
料が噴射される(S7)。
(t)から燃料の噴射補正量を演算する(S6)。この
時の補正マップの一例は、図5に示したようなものであ
り、例えばエンジン運転時間(t)の値が小さい時や吸
気温度が低い場合は燃料の噴射量を最高10%カット
し、エンジン運転時間(t)の値が増えたり吸気温度が
上昇するに伴って燃料噴射のカット量を0%まで減らし
ていく。そして、最終的に決定された燃料の噴射量で燃
料が噴射される(S7)。
【0024】一方、本発明の第二の実施形態において
は、図6のフローチャートに示すように、制御ユニット
39がエンジン10の回転数(N)を検出すると共に
(S11)エンジン10の運転時間(t)を積算し、タ
イマにて記憶する(S12)。
は、図6のフローチャートに示すように、制御ユニット
39がエンジン10の回転数(N)を検出すると共に
(S11)エンジン10の運転時間(t)を積算し、タ
イマにて記憶する(S12)。
【0025】次に、エンジン10の運転時間(t)が予
め設定された慣らし運転に必要な時間以下か否かがチェ
ックされ(S13)、設定時間以下(t<設定時間)の
場合、エンジン温度を検出し(S14)、エンジン温度
とエンジン運転時間(t)から許容できるエンジン10
の最大回転数(n)を演算する(S15)。この時の補
正マップの一例は、図7に示したようなものであり、例
えばエンジン運転時間(t)の値が小さい時やエンジン
温度が低い場合はエンジン10の回転数(N)を例えば
2000rpmまでと設定し、エンジン運転時間(t)
の値が増えたりエンジン温度が上昇するに伴ってエンジ
ン10の回転数(N)の値を例えば6000rpmまで
緩和して設定する。
め設定された慣らし運転に必要な時間以下か否かがチェ
ックされ(S13)、設定時間以下(t<設定時間)の
場合、エンジン温度を検出し(S14)、エンジン温度
とエンジン運転時間(t)から許容できるエンジン10
の最大回転数(n)を演算する(S15)。この時の補
正マップの一例は、図7に示したようなものであり、例
えばエンジン運転時間(t)の値が小さい時やエンジン
温度が低い場合はエンジン10の回転数(N)を例えば
2000rpmまでと設定し、エンジン運転時間(t)
の値が増えたりエンジン温度が上昇するに伴ってエンジ
ン10の回転数(N)の値を例えば6000rpmまで
緩和して設定する。
【0026】エンジンの許容最大回転数(n)が演算さ
れたら、この値と実際のエンジン回転数(N)とが比較
され(S16)、実際のエンジン回転数(N)が許容最
大回転数(n)より高い場合(N>n)、点火プラグ2
4を間引き点火したり燃料の噴射を間引くなどの規制を
施し、エンジン10の回転数(N)を許容最大回転数
(n)以下に規制する(S17)。また、エンジン10
の回転規制が行われた場合、運転者にその旨が例えばモ
ニタ等の表示装置42に表示される(S18)。
れたら、この値と実際のエンジン回転数(N)とが比較
され(S16)、実際のエンジン回転数(N)が許容最
大回転数(n)より高い場合(N>n)、点火プラグ2
4を間引き点火したり燃料の噴射を間引くなどの規制を
施し、エンジン10の回転数(N)を許容最大回転数
(n)以下に規制する(S17)。また、エンジン10
の回転規制が行われた場合、運転者にその旨が例えばモ
ニタ等の表示装置42に表示される(S18)。
【0027】次に、本実施形態の作用について説明す
る。
る。
【0028】2サイクルエンジン10の場合、慣らし運
転中はメカニカルロスが多いにもかかわらず潤滑油の燃
料への混合比を増加させて空燃比をリーン状態としてい
るため、エンジン10の低速回転域ではエンジンストー
ルが発生しやすく、また、不注意等でエンジン10を高
速回転させると簡単に焼き付きを発生させてしまうが、
従来からあるエンジン制御装置37のプログラムのみを
変更することにより得られる本発明により、慣らし運転
中、自動的に燃料の供給量が抑えられたり、エンジン1
0の最大回転数(N)が抑えられるので、大きくコスト
を増やすことなく上述したエンジントラブルを未然に防
ぐことができる。慣らし運転中のエンジントラブルが未
然に防止される結果、エンジン10の信頼性や寿命が向
上する。
転中はメカニカルロスが多いにもかかわらず潤滑油の燃
料への混合比を増加させて空燃比をリーン状態としてい
るため、エンジン10の低速回転域ではエンジンストー
ルが発生しやすく、また、不注意等でエンジン10を高
速回転させると簡単に焼き付きを発生させてしまうが、
従来からあるエンジン制御装置37のプログラムのみを
変更することにより得られる本発明により、慣らし運転
中、自動的に燃料の供給量が抑えられたり、エンジン1
0の最大回転数(N)が抑えられるので、大きくコスト
を増やすことなく上述したエンジントラブルを未然に防
ぐことができる。慣らし運転中のエンジントラブルが未
然に防止される結果、エンジン10の信頼性や寿命が向
上する。
【0029】また、エンジン10の回転規制が行われた
場合、運転者にその旨が例えばモニタ等で表示されるの
で、自発的なエンジン回転数(N)の低減を促すことが
できる。
場合、運転者にその旨が例えばモニタ等で表示されるの
で、自発的なエンジン回転数(N)の低減を促すことが
できる。
【0030】なお、上述した実施形態においては本発明
を船外機1に搭載したエンジン10に用いた例を示した
が、燃料の供給や点火時期などを電子制御するあらゆる
タイプのエンジンに適用可能なことは言うまでもない。
を船外機1に搭載したエンジン10に用いた例を示した
が、燃料の供給や点火時期などを電子制御するあらゆる
タイプのエンジンに適用可能なことは言うまでもない。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るエン
ジン制御装置によれば、エンジンの回転数および温度の
検出器を備え、上記エンジンの回転数からエンジンの運
転時間を積算してこのエンジンが慣らし運転中か否かを
判定すると共に、上記エンジンが慣らし運転中である場
合、エンジン温度およびエンジン運転時間から燃料の噴
射量を補正したため、慣らし運転中、自動的に燃料の供
給量が抑えられ、エンジンの初期トラブルを未然に防止
できる。
ジン制御装置によれば、エンジンの回転数および温度の
検出器を備え、上記エンジンの回転数からエンジンの運
転時間を積算してこのエンジンが慣らし運転中か否かを
判定すると共に、上記エンジンが慣らし運転中である場
合、エンジン温度およびエンジン運転時間から燃料の噴
射量を補正したため、慣らし運転中、自動的に燃料の供
給量が抑えられ、エンジンの初期トラブルを未然に防止
できる。
【0032】また、エンジンの回転数および吸気温度の
検出器を備え、上記エンジンの回転数からエンジンの運
転時間を積算してこのエンジンが慣らし運転中か否かを
判定すると共に、上記エンジンが慣らし運転中である場
合、吸気温度およびエンジン運転時間から燃料の噴射量
を補正したため、慣らし運転中、自動的に燃料の供給量
が抑えられ、エンジンの初期トラブルを未然に防止でき
る。
検出器を備え、上記エンジンの回転数からエンジンの運
転時間を積算してこのエンジンが慣らし運転中か否かを
判定すると共に、上記エンジンが慣らし運転中である場
合、吸気温度およびエンジン運転時間から燃料の噴射量
を補正したため、慣らし運転中、自動的に燃料の供給量
が抑えられ、エンジンの初期トラブルを未然に防止でき
る。
【0033】さらにまた、エンジンの回転数および温度
の検出器を備え、上記エンジンの回転数からエンジンの
運転時間を積算してこのエンジンが慣らし運転中か否か
を判定すると共に、上記エンジンが慣らし運転中である
場合、エンジン温度とエンジン運転時間から慣らし運転
中のエンジンの許容最大回転数を演算し、この演算値と
実際のエンジン回転数とを比較し、実際のエンジン回転
数が許容最大回転数より高い場合、上記エンジンの回転
数を許容最大回転数以下に規制すると共に、このエンジ
ンの回転規制が行われた場合、その旨を表示装置に表示
したため、慣らし運転中、自動的にエンジンの最大回転
数が抑えられ、エンジンの初期トラブルを未然に防止で
きると共に、エンジンの回転規制が表示されるため、運
転者による自発的なエンジン回転数の低減を促すことが
できる。
の検出器を備え、上記エンジンの回転数からエンジンの
運転時間を積算してこのエンジンが慣らし運転中か否か
を判定すると共に、上記エンジンが慣らし運転中である
場合、エンジン温度とエンジン運転時間から慣らし運転
中のエンジンの許容最大回転数を演算し、この演算値と
実際のエンジン回転数とを比較し、実際のエンジン回転
数が許容最大回転数より高い場合、上記エンジンの回転
数を許容最大回転数以下に規制すると共に、このエンジ
ンの回転規制が行われた場合、その旨を表示装置に表示
したため、慣らし運転中、自動的にエンジンの最大回転
数が抑えられ、エンジンの初期トラブルを未然に防止で
きると共に、エンジンの回転規制が表示されるため、運
転者による自発的なエンジン回転数の低減を促すことが
できる。
【図1】本発明に係るエンジン制御装置の一実施例を示
す船外機の左側面図。
す船外機の左側面図。
【図2】エンジン制御装置のシステム図。
【図3】本発明に係るエンジン制御の第一実施形態のフ
ローチャート。
ローチャート。
【図4】エンジン温度とエンジン運転時間から燃料の噴
射補正量を演算する時の補正マップの一例を示す表。
射補正量を演算する時の補正マップの一例を示す表。
【図5】吸気温度とエンジン運転時間から燃料の噴射補
正量を演算する時の補正マップの一例を示す表。
正量を演算する時の補正マップの一例を示す表。
【図6】本発明に係るエンジン制御の第二実施形態のフ
ローチャート。
ローチャート。
【図7】吸気温度とエンジン運転時間からエンジンの許
容最大回転数を演算する時の補正マップの一例を示す
表。
容最大回転数を演算する時の補正マップの一例を示す
表。
1 船外機 10 エンジン 21 エンジン回転数検出器 22 エンジン温度検出器 30 スロットル開度検出器 31 フューエルインジェクタ 32 吸気温度検出器 33 大気圧検出器 37 エンジン制御装置 39 制御ユニット 42 表示装置 N エンジンの回転数 n エンジンの許容最大回転数 t エンジンの運転時間
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI F02D 41/22 301 F02D 41/22 301E
Claims (3)
- 【請求項1】 エンジン10の回転数(N)および温度
の検出器21,22を備え、上記エンジン10の回転数
(N)からエンジン10の運転時間(t)を積算してこ
のエンジン10が慣らし運転中か否かを判定すると共
に、上記エンジン10が慣らし運転中である場合、エン
ジン温度およびエンジン運転時間(t)から燃料の噴射
量を補正したことを特徴とするエンジン制御装置。 - 【請求項2】 エンジン10の回転数(N)および吸気
温度の検出器21,32を備え、上記エンジン10の回
転数(N)からエンジン10の運転時間(t)を積算し
てこのエンジン10が慣らし運転中か否かを判定すると
共に、上記エンジン10が慣らし運転中である場合、吸
気温度およびエンジン運転時間(t)から燃料の噴射量
を補正したことを特徴とするエンジン制御装置。 - 【請求項3】 エンジン10の回転数(N)および温度
の検出器21,22を備え、上記エンジン10の回転数
(N)からエンジン10の運転時間(t)を積算してこ
のエンジン10が慣らし運転中か否かを判定すると共
に、上記エンジン10が慣らし運転中である場合、エン
ジン温度とエンジン運転時間(t)から慣らし運転中の
エンジン10の許容最大回転数(n)を演算し、この演
算値と実際のエンジン回転数(N)とを比較し、実際の
エンジン回転数(N)が許容最大回転数(n)より高い
場合、上記エンジン10の回転数(N)を許容最大回転
数(n)以下に規制すると共に、このエンジン10の回
転規制が行われた場合、その旨を表示装置42に表示し
たことを特徴とするエンジン制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9255506A JPH1193752A (ja) | 1997-09-19 | 1997-09-19 | エンジン制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9255506A JPH1193752A (ja) | 1997-09-19 | 1997-09-19 | エンジン制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1193752A true JPH1193752A (ja) | 1999-04-06 |
Family
ID=17279704
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9255506A Pending JPH1193752A (ja) | 1997-09-19 | 1997-09-19 | エンジン制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1193752A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007308063A (ja) * | 2006-05-19 | 2007-11-29 | Yamaha Marine Co Ltd | 船舶用推進機の電子式遠隔制御装置及び船舶 |
JP2016194273A (ja) * | 2015-04-01 | 2016-11-17 | トヨタ自動車株式会社 | 内燃機関の燃料供給制御装置 |
JP2019116887A (ja) * | 2017-12-27 | 2019-07-18 | 株式会社Subaru | エンジン制御装置 |
-
1997
- 1997-09-19 JP JP9255506A patent/JPH1193752A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007308063A (ja) * | 2006-05-19 | 2007-11-29 | Yamaha Marine Co Ltd | 船舶用推進機の電子式遠隔制御装置及び船舶 |
JP2016194273A (ja) * | 2015-04-01 | 2016-11-17 | トヨタ自動車株式会社 | 内燃機関の燃料供給制御装置 |
JP2019116887A (ja) * | 2017-12-27 | 2019-07-18 | 株式会社Subaru | エンジン制御装置 |
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