JPH1193651A - 消音装置 - Google Patents
消音装置Info
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- JPH1193651A JPH1193651A JP9254962A JP25496297A JPH1193651A JP H1193651 A JPH1193651 A JP H1193651A JP 9254962 A JP9254962 A JP 9254962A JP 25496297 A JP25496297 A JP 25496297A JP H1193651 A JPH1193651 A JP H1193651A
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- ammonia
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- combustion engine
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
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- Y02T10/10—Internal combustion engine [ICE] based vehicles
- Y02T10/12—Improving ICE efficiencies
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- Exhaust Gas After Treatment (AREA)
- Exhaust Gas Treatment By Means Of Catalyst (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 内燃機関からの排気ガス中の窒素酸化物の処
理を行う構成としたので、内燃機関を使用するシステム
の大型化およびコストアップを抑制する。 【解決手段】 消音装置１０は、１次サイレンサ１１、
２次サイレンサ１２、触媒反応部１３、アンモニアタン
ク１４、並びに分配器１５などから構成される。１次サ
イレンサ１１および２次サイレンサ１２において、アン
モニアを噴霧するノズル１５１〜１５６が拡大部１１
２、１１５、１２２、１２６に設けられており、噴霧さ
れたアンモニアが排気ガス中の窒素酸化物と反応するこ
とで、窒素酸化物は窒素と水に分解される。
理を行う構成としたので、内燃機関を使用するシステム
の大型化およびコストアップを抑制する。 【解決手段】 消音装置１０は、１次サイレンサ１１、
２次サイレンサ１２、触媒反応部１３、アンモニアタン
ク１４、並びに分配器１５などから構成される。１次サ
イレンサ１１および２次サイレンサ１２において、アン
モニアを噴霧するノズル１５１〜１５６が拡大部１１
２、１１５、１２２、１２６に設けられており、噴霧さ
れたアンモニアが排気ガス中の窒素酸化物と反応するこ
とで、窒素酸化物は窒素と水に分解される。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、消音装置に関し、
特に、窒素酸化物（ＮＯｘ）を低減する機能を有する消
音装置に関するものである。
特に、窒素酸化物（ＮＯｘ）を低減する機能を有する消
音装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】ガソリンエンジンやディーゼルエンジン
発電機などのように、ガソリンや石油などを原料とする
内燃機関を使用する各種の機器ないしシステムでは、そ
の排気ガス中に窒素酸化物などの有害物質が含まれる。
ここで、窒素酸化物は、光化学スモッグや酸性雨などの
原因物質として知られており、法律によって大気中への
排出が規制されている。
発電機などのように、ガソリンや石油などを原料とする
内燃機関を使用する各種の機器ないしシステムでは、そ
の排気ガス中に窒素酸化物などの有害物質が含まれる。
ここで、窒素酸化物は、光化学スモッグや酸性雨などの
原因物質として知られており、法律によって大気中への
排出が規制されている。
【０００３】このため、窒素酸化物を大気中への排出の
前に除去することが行われている。このような除去方法
として、乾式アンモニア選択接触還元法（ＳＣＲ法）が
ある。このＳＣＲ法では、窒素酸化物を含む排気ガスに
アンモニアを混合し、窒素酸化物とアンモニアとを脱硝
反応させ、窒素と水に分解することで、無害化を図って
いる。なお、この脱硝反応は、通常は、適当な触媒の存
在下で行われる。
前に除去することが行われている。このような除去方法
として、乾式アンモニア選択接触還元法（ＳＣＲ法）が
ある。このＳＣＲ法では、窒素酸化物を含む排気ガスに
アンモニアを混合し、窒素酸化物とアンモニアとを脱硝
反応させ、窒素と水に分解することで、無害化を図って
いる。なお、この脱硝反応は、通常は、適当な触媒の存
在下で行われる。
【０００４】従来は、一般的には、上記のＳＣＲ法によ
り窒素酸化物を除去するための脱硝装置を単体で構成
し、この脱硝装置を排気ガスラインに別途取り付けるこ
とで、窒素酸化物の除去を行う手法が採られる。
り窒素酸化物を除去するための脱硝装置を単体で構成
し、この脱硝装置を排気ガスラインに別途取り付けるこ
とで、窒素酸化物の除去を行う手法が採られる。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来例のように、脱硝装置を別途排気ガスラインの取り
付ける構成では、脱硝装置を取り付けるスペースが必要
となるので、システムの大型化を招く。また、脱硝装置
の分だけ設備が余分に必要となることから、コスト高と
なるという問題もあった。
従来例のように、脱硝装置を別途排気ガスラインの取り
付ける構成では、脱硝装置を取り付けるスペースが必要
となるので、システムの大型化を招く。また、脱硝装置
の分だけ設備が余分に必要となることから、コスト高と
なるという問題もあった。
【０００６】本発明は、脱硝反応により窒素酸化物を低
減する機能を有する消音装置を提供することで、内燃機
関を使用するシステムの大型化およびコストアップを抑
制することを課題とする。
減する機能を有する消音装置を提供することで、内燃機
関を使用するシステムの大型化およびコストアップを抑
制することを課題とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明の消音装置は、内
燃機関からの排気ガスを入力して消音処理を行う少なく
とも１つのサイレンサを有する消音装置において、前記
サイレンサが、前記排気ガスが入力される入口部と、前
記入口部に連通し前記入口部の径よりも大径に形成され
た拡大部とを備え、前記拡大部の前記入口部に隣接した
個所に、アンモニアの噴射口を設けたことを特徴とす
る。
燃機関からの排気ガスを入力して消音処理を行う少なく
とも１つのサイレンサを有する消音装置において、前記
サイレンサが、前記排気ガスが入力される入口部と、前
記入口部に連通し前記入口部の径よりも大径に形成され
た拡大部とを備え、前記拡大部の前記入口部に隣接した
個所に、アンモニアの噴射口を設けたことを特徴とす
る。
【０００８】また、本発明の消音装置は、前記排気ガス
を入力して第１の消音処理を行う１次サイレンサと、前
記１次サイレンサから出力される第１の消音処理済の排
気ガスを入力して第２の消音処理を行う２次サイレンサ
とを備え、前記第１および第２のサイレンサがそれぞ
れ、前記入口部、前記拡大部、および前記噴射口を備え
ており、前記１次サイレンサと前記２次サイレンサの接
続部に、前記排気ガスと前記噴霧されたアンモニアとの
混合物を乾式アンモニア選択接触還元法により処理する
ための触媒を設けたことを特徴とする。
を入力して第１の消音処理を行う１次サイレンサと、前
記１次サイレンサから出力される第１の消音処理済の排
気ガスを入力して第２の消音処理を行う２次サイレンサ
とを備え、前記第１および第２のサイレンサがそれぞ
れ、前記入口部、前記拡大部、および前記噴射口を備え
ており、前記１次サイレンサと前記２次サイレンサの接
続部に、前記排気ガスと前記噴霧されたアンモニアとの
混合物を乾式アンモニア選択接触還元法により処理する
ための触媒を設けたことを特徴とする。
【０００９】好ましい実施の形態においては、噴射口か
ら噴射されるアンモニア量が、内燃機関の負荷率あるい
は発熱温度、または消音装置の周囲温度に応じて適宜調
節される。このような調節は、例えば次のようにして行
われる。すなわち、内燃機関の負荷率が高い場合には、
発生する窒素酸化物が多くなることから、アンモニアの
噴射量を増大させる。また、消音装置の周囲温度や内燃
機関の温度が高い場合には、発生する窒素酸化物とアン
モニアとの反応速度が高まることから、同様に、アンモ
ニアの噴射量を増大させる。また、噴射口からのアンモ
ニア噴射は、好ましくは噴霧で行われる。
ら噴射されるアンモニア量が、内燃機関の負荷率あるい
は発熱温度、または消音装置の周囲温度に応じて適宜調
節される。このような調節は、例えば次のようにして行
われる。すなわち、内燃機関の負荷率が高い場合には、
発生する窒素酸化物が多くなることから、アンモニアの
噴射量を増大させる。また、消音装置の周囲温度や内燃
機関の温度が高い場合には、発生する窒素酸化物とアン
モニアとの反応速度が高まることから、同様に、アンモ
ニアの噴射量を増大させる。また、噴射口からのアンモ
ニア噴射は、好ましくは噴霧で行われる。
【００１０】ここで、ガソリンエンジンやディーゼルエ
ンジン発電機などのように内燃機関を使用する各種機器
では、低騒音化のために、内燃機関からの排気音を消音
するための消音装置が使用されている。この消音装置
は、内燃機関から排出される高温、高圧の排気ガスの温
度および圧力を下げる機能を果たしている。本発明はこ
の消音装置にＳＣＲ法による反応器の役目を与えるよう
にしたものである。
ンジン発電機などのように内燃機関を使用する各種機器
では、低騒音化のために、内燃機関からの排気音を消音
するための消音装置が使用されている。この消音装置
は、内燃機関から排出される高温、高圧の排気ガスの温
度および圧力を下げる機能を果たしている。本発明はこ
の消音装置にＳＣＲ法による反応器の役目を与えるよう
にしたものである。
【００１１】
【発明の実施の形態】以下に、実施の形態の消音装置を
説明する。
説明する。
【００１２】図１を参照して、実施の形態の消音装置１
０は、１次サイレンサ１１、２次サイレンサ１２、触媒
反応部１３、アンモニアタンク１４、並びに分配器１５
などから構成されている。
０は、１次サイレンサ１１、２次サイレンサ１２、触媒
反応部１３、アンモニアタンク１４、並びに分配器１５
などから構成されている。
【００１３】１次サイレンサ１１は、内燃機関からの排
気ガスの排出口に連通した配管Ｐ１に連結された入口部
１１１、この入口部１１１に連通するとともに入口部１
１１の径よりも大径に形成された拡大部１１２、拡大部
１１２に連通するとともに拡大部１１２の径よりも小径
に形成された縮小部１１３および１１４、これら縮小部
１１３および１１４に連通するとともに縮小部１１３お
よび１１４の径よりも大径に形成された拡大部１１５、
拡大部１１５に連通された出口部１１６、並びに拡大部
１１５に連通された排出部１１７、などから構成されて
いる。さらに、１次サイレンサ１１の外壁１１０の内面
には、グラスウールなどの吸音材が設けられている。
気ガスの排出口に連通した配管Ｐ１に連結された入口部
１１１、この入口部１１１に連通するとともに入口部１
１１の径よりも大径に形成された拡大部１１２、拡大部
１１２に連通するとともに拡大部１１２の径よりも小径
に形成された縮小部１１３および１１４、これら縮小部
１１３および１１４に連通するとともに縮小部１１３お
よび１１４の径よりも大径に形成された拡大部１１５、
拡大部１１５に連通された出口部１１６、並びに拡大部
１１５に連通された排出部１１７、などから構成されて
いる。さらに、１次サイレンサ１１の外壁１１０の内面
には、グラスウールなどの吸音材が設けられている。
【００１４】また、２次サイレンサ１２は、１次サイレ
ンサ１１の排出部１１７に触媒反応部１３を介して連通
した入口部１２１、この入口部１２１に連通するととも
に入口部１２１の径よりも大径に形成された拡大部１２
２、拡大部１２２に連通した出口部１２３、拡大部１２
２に連通するとともに拡大部１２１の径よりも小径に形
成された縮小部１２４および１２５、これら縮小部１２
４および１２５に連通するとともに縮小部１２４および
１２５の径よりも大径に形成された拡大部１２６、拡大
部１２６に連通するとともに配管Ｐ２に接続された出口
部１２７、などから構成されている。さらに、２次サイ
レンサ１２の外壁１２０の内面には、グラスウールなど
の吸音材が設けられている。
ンサ１１の排出部１１７に触媒反応部１３を介して連通
した入口部１２１、この入口部１２１に連通するととも
に入口部１２１の径よりも大径に形成された拡大部１２
２、拡大部１２２に連通した出口部１２３、拡大部１２
２に連通するとともに拡大部１２１の径よりも小径に形
成された縮小部１２４および１２５、これら縮小部１２
４および１２５に連通するとともに縮小部１２４および
１２５の径よりも大径に形成された拡大部１２６、拡大
部１２６に連通するとともに配管Ｐ２に接続された出口
部１２７、などから構成されている。さらに、２次サイ
レンサ１２の外壁１２０の内面には、グラスウールなど
の吸音材が設けられている。
【００１５】触媒反応部１３は、１次サイレンサ１１、
２次サイレンサ１２とを連結する配管の中間に設けられ
ており、ＳＣＲ法により窒素酸化物をアンモニアとの乾
式アンモニア選択接触還元法により分解処理するための
触媒を担持している。このような触媒反応部１３を設け
ることで、上記接触還元反応が促進され、窒素酸化物を
効率良く窒素と水蒸気に分解できるようになる。また、
この触媒反応部１３において、触媒は、その表面積を大
きくするために、多数の開口を有する形状に成形され
る。そして、これら開口内には被反応ガスとしての排気
ガスとアンモニアとの混合ガスが通過する。
２次サイレンサ１２とを連結する配管の中間に設けられ
ており、ＳＣＲ法により窒素酸化物をアンモニアとの乾
式アンモニア選択接触還元法により分解処理するための
触媒を担持している。このような触媒反応部１３を設け
ることで、上記接触還元反応が促進され、窒素酸化物を
効率良く窒素と水蒸気に分解できるようになる。また、
この触媒反応部１３において、触媒は、その表面積を大
きくするために、多数の開口を有する形状に成形され
る。そして、これら開口内には被反応ガスとしての排気
ガスとアンモニアとの混合ガスが通過する。
【００１６】アンモニアタンク１４には、アンモニアが
貯蔵されている。このアンモニアは、バルブ１４１を経
て分配器１５に導かれる。
貯蔵されている。このアンモニアは、バルブ１４１を経
て分配器１５に導かれる。
【００１７】また、分配器１５には、アンモニアタンク
１４から送られるアンモニアが入力される。そして、分
配器１５は、このアンモニアの噴射口であるノズル１５
１〜１５６に対して、所要量のアンモニアをそれぞれ分
配・供給する。またこれらノズル１５１〜１５５は、そ
れらが設置された場所において、所要量のアンモニアを
噴霧する。
１４から送られるアンモニアが入力される。そして、分
配器１５は、このアンモニアの噴射口であるノズル１５
１〜１５６に対して、所要量のアンモニアをそれぞれ分
配・供給する。またこれらノズル１５１〜１５５は、そ
れらが設置された場所において、所要量のアンモニアを
噴霧する。
【００１８】ここで、上記のノズル１５１〜１５５の
内、ノズル１５１〜１５３は１次サイレンサ１１に、ま
たノズル１５４〜１５６は２次サイレンサ１２に、それ
ぞれ設けられている。より詳しくは、ノズル１５１は拡
大部１１２の入口部１１１に隣接した個所に設けられて
いる。また、ノズル１５２および１５３は拡大部１１５
の縮小部１１３および１１４に隣接した個所に設けられ
ている。さらに、ノズル１５４は、拡大部１２２の入口
部１２１に隣接した個所に設けられている。また、ノズ
ル１５５および１５６は、拡大部１１５の縮小部１１３
および１１４に隣接した個所に設けられている。
内、ノズル１５１〜１５３は１次サイレンサ１１に、ま
たノズル１５４〜１５６は２次サイレンサ１２に、それ
ぞれ設けられている。より詳しくは、ノズル１５１は拡
大部１１２の入口部１１１に隣接した個所に設けられて
いる。また、ノズル１５２および１５３は拡大部１１５
の縮小部１１３および１１４に隣接した個所に設けられ
ている。さらに、ノズル１５４は、拡大部１２２の入口
部１２１に隣接した個所に設けられている。また、ノズ
ル１５５および１５６は、拡大部１１５の縮小部１１３
および１１４に隣接した個所に設けられている。
【００１９】なお、分配器１５には、図示は省略した
が、内燃機関の負荷率測定装置が測定した内燃機関の負
荷率、内燃機関の発熱温度想定装置が測定した内燃機関
の発熱温度、あるいは消音装置１０の周囲温度測定装置
が測定した周囲温度などが、パラメータとして入力され
る。そして、分配器１５は、これらパラメータに基づい
て、ノズル１５１〜１５６に供給するアンモニア量を適
宜調節する。
が、内燃機関の負荷率測定装置が測定した内燃機関の負
荷率、内燃機関の発熱温度想定装置が測定した内燃機関
の発熱温度、あるいは消音装置１０の周囲温度測定装置
が測定した周囲温度などが、パラメータとして入力され
る。そして、分配器１５は、これらパラメータに基づい
て、ノズル１５１〜１５６に供給するアンモニア量を適
宜調節する。
【００２０】この場合、上記の周囲温度として、消音装
置１０を構成する１次サイレンサ１１、２次サイレンサ
１２の各周囲温度をパラメータとしてそれぞれ分配器１
５に入力し、これらのパラメータに基づいて１次サイレ
ンサ１１、２次サイレンサ１２におけるアンモニア噴射
量を個別に制御する構成とすることもできる。
置１０を構成する１次サイレンサ１１、２次サイレンサ
１２の各周囲温度をパラメータとしてそれぞれ分配器１
５に入力し、これらのパラメータに基づいて１次サイレ
ンサ１１、２次サイレンサ１２におけるアンモニア噴射
量を個別に制御する構成とすることもできる。
【００２１】以上の構成である実施の形態の消音装置１
０の動作を説明する。すなわち、この消音装置１０は、
基本的な機能として、配管Ｐ１から導入される排気ガス
を入口部１１１→拡大部１１２→縮小部１１３および１
１４→拡大部１１５→出口部１１６あるいは排出部１１
７の経路、および排出部１１７→入口部１２１→拡大部
１２２→縮小部１２４および１２５→拡大部１２６→出
口部１２７の経路を通ることで、消音処理を行う。
０の動作を説明する。すなわち、この消音装置１０は、
基本的な機能として、配管Ｐ１から導入される排気ガス
を入口部１１１→拡大部１１２→縮小部１１３および１
１４→拡大部１１５→出口部１１６あるいは排出部１１
７の経路、および排出部１１７→入口部１２１→拡大部
１２２→縮小部１２４および１２５→拡大部１２６→出
口部１２７の経路を通ることで、消音処理を行う。
【００２２】また、上記の消音処理に加えて、上記の各
ノズル１５１〜１５６から噴霧されるアンモニアによ
り、排気ガス中の窒素化合物が化１の反応により、窒素
と水に分解される（ＳＣＲ法）。なお、この反応は、特
に、触媒反応部１３において効率良く行われる。
ノズル１５１〜１５６から噴霧されるアンモニアによ
り、排気ガス中の窒素化合物が化１の反応により、窒素
と水に分解される（ＳＣＲ法）。なお、この反応は、特
に、触媒反応部１３において効率良く行われる。
【００２３】
【化１】
【００２４】一方、各ノズル１５１〜１５６からのアン
モニア噴射量（噴霧量）は、次のように調節される。ま
ず、通常の状態では、低減するＮＯｘと同じ量（モル
量）のアンモニアが噴霧される。一方、内燃機関の負荷
率によって排気ガス中の窒素酸化物の濃度が変動した場
合、アンモニアの必要量は窒素酸化物の量に相当する量
とする必要がある。このため、分配器１５は、内燃機関
の負荷率が高くて窒素酸化物の濃度が高い場合にはアン
モニアの噴射（噴霧）量を多くし、逆に、濃度が低い場
合は、アンモニアの噴射（噴霧量）を少なくする。ま
た、消音装置１０の周囲温度や内燃機関の温度が高い場
合には、発生する窒素酸化物とアンモニアとの反応速度
が高まることから、アンモニアの噴射量を増大させる。
モニア噴射量（噴霧量）は、次のように調節される。ま
ず、通常の状態では、低減するＮＯｘと同じ量（モル
量）のアンモニアが噴霧される。一方、内燃機関の負荷
率によって排気ガス中の窒素酸化物の濃度が変動した場
合、アンモニアの必要量は窒素酸化物の量に相当する量
とする必要がある。このため、分配器１５は、内燃機関
の負荷率が高くて窒素酸化物の濃度が高い場合にはアン
モニアの噴射（噴霧）量を多くし、逆に、濃度が低い場
合は、アンモニアの噴射（噴霧量）を少なくする。ま
た、消音装置１０の周囲温度や内燃機関の温度が高い場
合には、発生する窒素酸化物とアンモニアとの反応速度
が高まることから、アンモニアの噴射量を増大させる。
【００２５】また、触媒反応部１３においては、触媒に
よって、より効率良くＳＣＲ法による窒素酸化物除去が
行われる。さらに、同様な窒素酸化物除去は、２次サイ
レンサ１２においても行われる。これにより、１次サイ
レンサ１１において窒素酸化物除去が不十分な場合で
も、排気ガスにおける窒素酸化物の除去を確実に行うこ
とができる。
よって、より効率良くＳＣＲ法による窒素酸化物除去が
行われる。さらに、同様な窒素酸化物除去は、２次サイ
レンサ１２においても行われる。これにより、１次サイ
レンサ１１において窒素酸化物除去が不十分な場合で
も、排気ガスにおける窒素酸化物の除去を確実に行うこ
とができる。
【００２６】
【発明の効果】本発明の消音装置は、内燃機関からの排
気ガス中の窒素酸化物の処理を行う構成としたので、内
燃機関を使用するシステムの大型化およびコストアップ
を抑制することができる。
気ガス中の窒素酸化物の処理を行う構成としたので、内
燃機関を使用するシステムの大型化およびコストアップ
を抑制することができる。
【図１】本発明の実施の形態の消音装置の説明図であ
る。
る。
１０ 消音装置 １１ １次サイレンサ １２ ２次サイレンサ １３ 触媒反応部 １４ アンモニアタンク １５ 分配器 １１１、１２１ 入口部 １１２、１１５、１２２、１２６ 拡大部 １１３、１１４、１２４、１２５ 縮小部
Claims (4)
- 【請求項１】 内燃機関からの排気ガスを入力して消音
処理を行う少なくとも１つのサイレンサを有する消音装
置において、 前記サイレンサが、前記排気ガスが入力される入口部
と、前記入口部に連通し前記入口部の径よりも大径に形
成された拡大部とを備え、 前記拡大部の前記入口部に隣接した個所に、アンモニア
の噴射口を設けたことを特徴とする消音装置。 - 【請求項２】 前記排気ガスを入力して第１の消音処理
を行う１次サイレンサと、 前記１次サイレンサから出力される第１の消音処理済の
排気ガスを入力して第２の消音処理を行う２次サイレン
サとを備え、 前記第１および第２のサイレンサがそれぞれ、前記入口
部、前記拡大部、および前記噴射口を備えており、 前記１次サイレンサと前記２次サイレンサの接続部に、
前記排気ガスと前記噴霧されたアンモニアとの混合物を
乾式アンモニア選択接触還元法により処理するための触
媒を設けたことを特徴とする消音装置。 - 【請求項３】 前記噴射口から噴射されるアンモニア量
が、前記内燃機関の負荷率あるいは発熱温度、または前
記消音装置の周囲温度に応じて適宜調節されることを特
徴とする請求項１または２記載の消音装置。 - 【請求項４】 前記噴射口からのアンモニアが噴霧され
ることを特徴とする請求項１、２または３記載の消音装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9254962A JPH1193651A (ja) | 1997-09-19 | 1997-09-19 | 消音装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9254962A JPH1193651A (ja) | 1997-09-19 | 1997-09-19 | 消音装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1193651A true JPH1193651A (ja) | 1999-04-06 |
Family
ID=17272293
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9254962A Withdrawn JPH1193651A (ja) | 1997-09-19 | 1997-09-19 | 消音装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1193651A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1503055A1 (de) * | 2003-08-01 | 2005-02-02 | MAN Nutzfahrzeuge Aktiengesellschaft | Kraftfahrzeug mit spezieller Anordnung eines Kraftstofftanks, Vorschalldämpfers und Reduktionsmitteltanks |
| CN110787629A (zh) * | 2019-12-09 | 2020-02-14 | 安徽顺达环保科技股份有限公司 | 一种水泥窑高温高尘scr脱硝装置 |
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1997
- 1997-09-19 JP JP9254962A patent/JPH1193651A/ja not_active Withdrawn
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| CN1311998C (zh) * | 2003-08-01 | 2007-04-25 | 德国曼商用车辆股份公司 | 带有燃料箱、前置消音器和还原剂箱特殊布置的汽车 |
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