JPH1193583A - 樹脂製テーパー用ライナープレート、および樹脂製テーパー用ライナープレートを使用して構築する湾曲したシールドトンネル、並びに樹脂製テーパー用ライナープレートの製造方法 - Google Patents

樹脂製テーパー用ライナープレート、および樹脂製テーパー用ライナープレートを使用して構築する湾曲したシールドトンネル、並びに樹脂製テーパー用ライナープレートの製造方法

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JPH1193583A
JPH1193583A JP9271990A JP27199097A JPH1193583A JP H1193583 A JPH1193583 A JP H1193583A JP 9271990 A JP9271990 A JP 9271990A JP 27199097 A JP27199097 A JP 27199097A JP H1193583 A JPH1193583 A JP H1193583A
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resin
liner plate
taper liner
shield tunnel
taper
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JP9271990A
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English (en)
Inventor
Masatsugu Yamamoto
正嗣 山本
Masayoshi Nakagawa
雅由 中川
Hiroki Someya
洋樹 染谷
Tadashi Tanaka
▲ただし▼ 田中
Yutaka Fujino
豊 藤野
Akira Kase
明 加瀬
Noriyuki Shima
宣之 島
Takeo Arakida
武生 荒木田
Yuichi Masuda
裕一 増田
Hirobumi Okuno
博文 奥野
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GEOSTER CORP
CI Kasei Co Ltd
Kajima Corp
Ishikawajima Kenzai Kogyo Co Ltd
Ishikawajima Construction Materials Co Ltd
Original Assignee
GEOSTER CORP
CI Kasei Co Ltd
Kajima Corp
Ishikawajima Kenzai Kogyo Co Ltd
Ishikawajima Construction Materials Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課 題】 シールドトンネルの曲線部分に挿入する樹
脂製テーパー用ライナープレートによって、シールドト
ンネルにかかる応力を吸収すると共に、製造および施行
を簡単にする。 【解決手段】 樹脂製テーパー用ライナープレートは、
シールドトンネルの軸方向に垂直なセグメントの接合面
に接合されると共に、シールドトンネルの円周方向に沿
って幅が変わるように成形されたテーパー角を有する接
合面と、互いに当接する二つの端面と、少なくとも上記
端面に成形されたシール溝が成形されている。複数のセ
グメントおよび複数の樹脂製テーパー用ライナープレー
トとの各接合面は、シール部材が挿入されることによっ
て接合され、シールドトンネルが構築されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のセグメント
と樹脂製テーパー用ライナープレートとを組み立てるこ
とによって水密性の高い湾曲したシールドトンネルを構
築するための樹脂製テーパー用ライナープレート、およ
び樹脂製テーパー用ライナープレートを使用して構築す
る湾曲したシールドトンネル、並びに樹脂製テーパー用
ライナープレートの製造方法に関するものである。特
に、本発明は、鉄道または自動車道用のトンネル、雨水
用、下水道用、または共同溝用シールドトンネルのよう
な水密性が要求されるトンネル、あるいは略円形または
半円形からなる湾曲した構築物を組み立てるため、ある
いは蛇行修正用の樹脂製テーパー用ライナープレート、
および樹脂製テーパー用ライナープレートを使用して構
築する湾曲したシールドトンネル、並びに樹脂製テーパ
ー用ライナープレートの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】シールドトンネルは、たとえば、6個ま
たは8個のセグメントから構築されている場合が多い。
そして、シールドトンネルの構築に際し、セグメントど
うしの円周方向の端面は、それぞれ接合されてリングが
組み立てられる。その後、リングには、セグメントがト
ンネルの軸方向に接合されることによって、シールドト
ンネルが構築される。
【0003】また、湾曲部を有するシールドトンネル
は、セグメントと同様に、工場において製造された円周
方向にテーパー部を有するテーパーセグメントを所定数
上記リングに挿入することによって構築される。さら
に、セグメントとセグメント、あるいはセグメントとテ
ーパーセグメントとの接合は、各セグメントに成形され
ているボルトボックスを介してボルト・ナットによって
接合される。セグメントとセグメント、あるいはセグメ
ントとテーパーセグメントとの接合は、その間にシール
部材を介在させることによって、水密性を保つようにし
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】シールドトンネルにお
ける湾曲部は、施行時、シールドマシンを曲げようとす
るため、シールドジャッキが左右でアンバランスにりセ
グメントの端部やボルトボックス周りに欠けや割れが生
じ易く、セグメントを劣化させる原因になっていた。シ
ールドトンネルの劣化は、漏水に含まれる腐食成分やト
ンネル内で発生するガスによって、コンクリートやボル
トおよびナットを腐食させるものであるとして、シール
ドトンネルの内側を二次覆工コンクリートによって補強
し、トンネルの内面をエポキシ樹脂等の塗料で塗布して
いた。
【0005】本発明は、以上のような課題を解決するた
めのもので、複数のセグメントを円周方向に接合したリ
ングと、リングとの間に挿入するテーパー用ライナープ
レートを樹脂製とすることによって、この部分におい
て、多くの応力を吸収して、湾曲部におけるシールドト
ンネルの劣化を防止する樹脂製テーパー用ライナープレ
ート、および樹脂製テーパー用ライナープレートを使用
して構築する湾曲したシールドトンネル、並びに樹脂製
テーパー用ライナープレートの製造方法を提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
(第1発明)本発明の樹脂製テーパー用ライナープレー
トは、複数のセグメントと共に組み立てられて、シール
ドトンネルの湾曲部を構築するもので、上記シールドト
ンネルの軸方向に垂直なセグメントの接合面に接合され
ると共に、上記シールドトンネルの円周方向に沿って幅
が変わるように成形されたテーパー角を有する接合面
と、互いに当接する二つの端面と、少なくとも上記端面
に成形されたシール溝とから構成されていることを特徴
とする。
【0007】(第2発明)本発明の樹脂製テーパー用ラ
イナープレートは、セグメントとボルトによって、接合
されていることを特徴とする。
【0008】(第3発明)本発明の樹脂製テーパー用ラ
イナープレートは、隣合ったセグメントと接着されるこ
とによって、接合されていることを特徴とする。
【0009】(第4発明)本発明の樹脂製テーパー用ラ
イナープレートは、ノルボルネン系モノマーとメタセシ
ス触媒系の硬化性樹脂を主材とする反応射出成形用材料
からなることを特徴とする。
【0010】(第5発明)本発明の樹脂製テーパー用ラ
イナープレートを使用して構築する湾曲したシールドト
ンネルは、複数のセグメントをシール部材を介して円周
方向に接合して構築された第1リングと、当該第1リン
グの軸方向に垂直な端面とシール部材を介して接合され
ると共に、円周方向に沿って幅が変わるようにテーパー
状に成形された樹脂製テーパー用ライナープレートの少
なくとも端面が互いにシール部材を介して接合されてい
る第2リングと、前記第1リングと第2リングとを所定
数組み合わせることによって、所望の湾曲部を得ること
を特徴とする。
【0011】(第6発明)本発明の樹脂製テーパー用ラ
イナープレートを使用して構築する湾曲したシールドト
ンネルにおけるセグメントは、少なくとも一面が硬化性
樹脂によって被覆されていることを特徴とする。
【0012】(第7発明)本発明の樹脂製テーパー用ラ
イナープレートを使用して構築する湾曲したシールドト
ンネルにおける硬化性樹脂は、ノルボルネン系モノマー
とメタセシス触媒系を主材とする反応射出成形用材料か
らなることを特徴とする。
【0013】(第8発明)本発明の樹脂製テーパー用ラ
イナープレートの製造方法において、シールドトンネル
の円周方向に成形されたテーパー面と、シールドトンネ
ルの軸方向に垂直な二つの面と円周方向の二つの端面と
にシール溝とを成形する上下金型を備え、上金型の下金
型への押圧位置によって、異なる幅の樹脂製テーパー用
ライナープレートを作製することを特徴とする。
【0014】(第9発明)本発明の樹脂製テーパー用ラ
イナープレートの製造方法における下金型中に、オレフ
ィン系樹脂部材で補強材を保持し、ノルボルネン系モノ
マーとメタセシス触媒を主材とする硬化性樹脂を反応射
出成形することを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】
(第1発明)複数のセグメントは、円周方向に組み立て
られてリングが形成される。当該リングとリングとの間
には、樹脂製テーパー用ライナープレートが挿入される
ことによって、湾曲部あるいは蛇行修正部を有するシー
ルドトンネルが構築される。そして、上記樹脂製テーパ
ー用ライナープレートは、シールドトンネルの軸方向に
垂直なセグメントの接合面に接合されると共に、シール
ドトンネルの円周方向に沿って幅が変わるように成形さ
れたテーパー角を有する接合面と、互いに当接する二つ
の端面と、少なくとも上記端面にシール溝が成形されて
いる。上記テーパー角は、両面テーパー型であれば、両
側のテーパー角の合計が樹脂テーパー用ライナープレー
トのテーパー角となり、また、片面テーパー型であれ
ば、そのテーパー角が樹脂製テーパー用ライナープレー
トのテーパー角となる。
【0016】複数のセグメントおよび複数の樹脂製テー
パー用ライナープレートとのテーパー角を有する接合面
には、少なくともセグメント側にシール溝があり、シー
ル部材によってシールされている。樹脂製テーパー用ラ
イナープレートの端面には、シール溝があり、シール部
材を介してシールされる。また、樹脂製テーパー用ライ
ナープレートは、樹脂のみによって成形されているた
め、樹脂製テーパー用ライナープレートの柔軟性によっ
て、シールドトンネルの湾曲部あるいは蛇行修正部にお
ける応力を吸収することができる。
【0017】(第2発明)樹脂製テーパー用ライナープ
レートは、セグメントに対してボルトによって、接合さ
れている。また、樹脂製テーパー用ライナープレート
は、セグメント作製工場において、ボルトによって予め
接合しておくこともできる。さらに、樹脂製テーパー用
ライナープレートは、セグメントの数が異なるようにす
ることもできる。たとえば、6個のセグメントに対し
て、樹脂製テーパー用ライナープレートを4個にするこ
ともできる。この場合、セグメントと樹脂製テーパー用
ライナープレートとの接合は、工事現場によって行われ
る。
【0018】(第3発明)樹脂製テーパー用ライナープ
レートは、たとえば、接着剤を使用して接着することに
よってセグメントと接合されている。また、樹脂製テー
パー用ライナープレートとセグメントとの接合は、隣合
ったセグメントの凹凸を嵌合させた後、接着剤によって
接着することもできる。さらに、樹脂製テーパー用ライ
ナープレートとセグメントとは、現場および工場のいず
れにおいても、接合することができる。
【0019】(第4発明)樹脂製テーパー用ライナープ
レートは、低粘度、低圧で反応射出成形できる反応射出
成形用材料からなるため、安価な型枠を使用することが
できる。また、上記ノルボルネン系モノマーとメタセシ
ス触媒系の硬化性樹脂を主材とする反応射出成形用材料
は、シールドトンネルの一部に使用しても、使用する幅
が比較的薄いため、強度が充分に保てると共に、セグメ
ントどうしにかかる応力を吸収するに充分な柔軟性を有
する。
【0020】(第5発明)シールドトンネルは、複数の
セグメントと複数の樹脂製テーパー用ライナープレート
とを使用して湾曲部あるいは蛇行修正部が構築されてい
る。第1リングは、複数のセグメントをシール部材を介
して円周方向に接合して構築されている。第2リング
は、上記第1リングの軸方向に垂直な接合面とシール部
材を介して接合されると共に、円周方向に沿って幅が変
わるようにテーパー状に成形された樹脂製テーパー用ラ
イナープレートが互いに接合されている。そして、シー
ルドトンネルの湾曲部あるいは蛇行修正部は、たとえ
ば、上記第1リングと第2リングとを所定数、あるいは
交互に組み合わせることによって、所望の湾曲を得るこ
とができる。ただし、シールドトンネルにおける湾曲部
あるいは蛇行修正部の角度によっては、必ずしも交互に
配置する必要がない。セグメントの間には、必要な強度
を得ることができる幅の樹脂製テーパー用ライナープレ
ートを交互に挿入することにより、湾曲部あるいは蛇行
修正部にかかる応力に耐えると共に、この部分における
応力を吸収することができる。
【0021】(第6発明)シールドトンネルに使用する
セグメントは、内または外の一面、内または外と円周方
向の接合面の三面、あるいは内または外と円周方向およ
び軸方向の五面を硬化性樹脂によって被覆することがで
きる。上記硬化性樹脂は、コンクリートの腐食を防止す
ると共に、各接合面の密着度を良好にする。
【0022】(第7発明)セグメントを被覆する硬化性
樹脂は、低粘度、低圧で反応射出成形できる反応射出成
形用材料からなるため、型枠がコンクリート部材の型枠
と同じ材質のものが使用できる。樹脂被覆セグメント
は、樹脂側をトンネルの内側とした場合、二次覆工を省
略することができ、耐薬品性が良好であると共に、表面
が平滑であるため、雨水や下水の流速が大きくなる為、
優れた水理特性を持つ雨水用あるいは下水道用シールド
トンネルに使用できる。
【0023】(第8発明)樹脂製テーパー用ライナープ
レートを作製する金型は、トンネルの円周方向に成形さ
れたテーパー面と、トンネルの軸方向に垂直な二つの面
と円周方向の二つの端面とにシール溝を成形するための
凸部とを備えている。また、上金型は、下金型内に移動
できるようになっている。そして、上記上金型は、異な
る幅の樹脂製テーパー用ライナープレートを作製するた
めに、移動距離を制御することができるようになってい
る。上記上金型および下金型は、移動距離が制御される
ことによって、異なる幅の樹脂製テーパー用ライナープ
レートを得ることができるため、一組の金型で、複数種
類の幅を持った樹脂製テーパー用ライナープレートを作
製することが可能になる。
【0024】(第9発明)樹脂製テーパー用ライナープ
レートは、シールドトンネルの径によって、幅の広いも
のが要求される。このような場合、樹脂製テーパー用ラ
イナープレートの強度が不十分である。樹脂製テーパー
用ライナープレートは、その強度を増加するために、コ
ンクリートと同様に、強化繊維、金網、鉄筋等の補強材
を入れることができる。樹脂製テーパー用ライナープレ
ートに上記補強材等を入れる方法は、下金型に設けられ
たオレフィン系樹脂によって作製された部材に補強材が
保持される。そして、下金型には、たとえば、ノルボル
ネン系モノマーとメタセシス触媒系を主材とする硬化性
樹脂を反応射出成形すると、当該射出成形用材料とオレ
フィン系樹脂とが溶融し、補強材等が所望の位置に堅固
に固定される。
【0025】
【実 施 例】図1は本発明の実施例で、リング状の台
形型樹脂被覆セグメントの間に樹脂製テーパー用ライナ
ープレートを挿入して湾曲部を有するシールドトンネル
を説明するための図である。図2は本発明の実施例で、
リング状の台形型樹脂被覆セグメントの間に挿入する樹
脂製テーパー用ライナープレートを説明するための図で
ある。図1において、台形型樹脂被覆セグメント12
は、円周方向に交互に向きを変えてリング状に接合され
ている。また、リング状に接合された台形型樹脂被覆セ
グメント12および12′の間には、円周方向に厚さの
変わるテーパー角を有する接合面と、互いに接合する二
つの端面からなる樹脂製テーパー用ライナープレート1
3が挿入されている。また、上記樹脂製テーパー用ライ
ナープレート13は、少なくとも上記端面にシール溝が
成形されている。
【0026】図2において、樹脂製テーパー用ライナー
プレート13は、図の前面と後面および両端面が垂直な
面で、上下面がシールドトンネルの径と一致する湾曲部
134が成形されている。また、上記樹脂製テーパー用
ライナープレート13は、図2に示す前面と後面との垂
直面に、ボルトを貫通させて軸方向で隣合った台形型樹
脂被覆セグメントと接合するためのボルト貫通孔131
と、少なくとも一つの台形型樹脂被覆セグメントと接合
するためのライナープレート取付け孔132と、図2に
示す水平方向に連続して前後面に設けられたシール部材
を挿入するシール溝133と、両端近傍における前面に
成形された前面シール溝135、135′と、端部に成
形された端面シール溝136、136′と、後面に成形
された後面シール溝137、137′とから構成されて
いる。なお、上記シール溝133は、セグメント側の図
示されていないシール溝を兼用することができるため、
省略することができる。
【0027】図1において、台形型樹脂被覆セグメント
12は、予めライナープレート取付け孔132を介して
ボルトで接合されている。湾曲部を有するシールドトン
ネル11は、先ず、予め樹脂製テーパー用ライナープレ
ート13が接合された台形型樹脂被覆セグメント12
を、たとえば、6個円周方向に、交互に向きを変えて接
合し、リング状に形成される。すなわち、各セグメント
どうしは、図示されていないボルトボックスにおいて、
ボルトおよびナットによって接合されていると共に、こ
れらの間にシール部材を介して円周方向に接合されてい
る。台形型樹脂被覆セグメント12は、図示されていな
いが、ライナープレート取付け孔132と一致する位置
にボルトを止めるボルト用金具が埋め込まれている。
【0028】次に、予め樹脂製テーパー用ライナープレ
ート13が接合されたセグメントは、同様に位置をずら
しながら、シールドトンネルの軸方向に接合される。た
とえば、予め樹脂製テーパー用ライナープレート13が
接合されている台形型樹脂被覆セグメント12′は、台
形型樹脂被覆セグメント12″とボルトボックスを介し
て、ボルトナットによって接合される。
【0029】上記台形型樹脂被覆セグメント12によっ
て構築されたシールドトンネル11は、シールド工法に
よって掘削された穴との間に隙間ができる。そのため、
台形型樹脂被覆セグメント12に設けられた図示されて
いないグラウト材注入孔から、たとえば、セメントモル
タル、あるいはコンクリートミルク等のような流動性の
良い部材が上記隙間に注入されて、シールドトンネル1
1の強度を強化する。なお、セメントモルタル等の性質
は、流動性がよいこと、凝固時の収縮性の小さいことが
必要である。
【0030】たとえば、湾曲部を有するシールドトンネ
ル11内には、1000t/m2 ないし10000t/
2 もの圧縮応力が加わるのみならず、地震、地盤沈
下、振動等による応力も加わる。特に、予期しない地
震、地盤沈下、あるいは振動等が長期間にわたって加え
られた湾曲部を有するシールドトンネル11は、接合部
およびコンクリート部材が劣化する。上記接合部および
コンクリート部材にかかる応力は、コンクリートと比較
して柔軟性および弾力性を有する樹脂製テーパー用ライ
ナープレート13によって吸収される。
【0031】台形型樹脂被覆セグメント12は、図示さ
れていない反応射出成形装置に、ジシクロペンタジエン
等からなるノルボルネン系モノマーとメタセシス触媒系
の硬化性樹脂を主材とする反応射出成形用材料が型内に
注入されることによって、図1に示す形状に作製され
る。反応射出成形用材料は、たとえば、ノルボルネン系
モノマーとメタセシス触媒系とからなる第1の液体と、
ノルボルネン系モノマーと活性剤とからなる第2の液体
とを用意する。その後、上記安定した2液は、たとえ
ば、ミキシングヘッドによって混合された後、反応射出
成形装置の型枠内に低圧で注入される。
【0032】本実施例は、上記のように低圧で反応射出
成形ができるため、型枠が安価なものでよい。上記反応
射出成形用材料の詳細は、たとえば、特公平3−284
51号公報、特公平4−9812号公報、特公平6−1
3563号公報、特公平6−24806号公報、特開平
6−8273号公報に記載されており、これらの材料を
使用して、本実施例の台形型樹脂被覆セグメントを作製
することができる。
【0033】図3は本発明の他の実施例で、矩形型樹脂
被覆セグメントの間に樹脂製テーパー用ライナープレー
トを挿入して湾曲部を有するシールドトンネルを説明す
るための図である。図4は矩形型樹脂被覆セグメントに
よってトンネルを構成した際の接合面を説明するための
図である。
【0034】図3において、矩形型樹脂被覆セグメント
32は、円周方向に位置をずらせてリング状に接合され
ていると共に、リング状に接合された矩形型樹脂被覆セ
グメント32どうしの間に樹脂製テーパー用ライナープ
レート33が挿入されて湾曲部を有するシールドトンネ
ル11が構築されている。図4において、リング状シー
ルドトンネルは、矩形型樹脂被覆セグメント321およ
び322とを接合した後、一方にテーパー部を有する矩
形型樹脂被覆セグメント323および324を接合し、
最後に、両方にテーパー部を有する矩形型樹脂被覆セグ
メント325を嵌め込むことによってリング状に構築さ
れる。
【0035】図5は本発明の実施例で、ボルトボックス
において、矩形型樹脂被覆セグメントどうしが樹脂製テ
ーパー用ライナープレートを介して接合されている状態
を説明するための図である。図5において、矩形型樹脂
被覆セグメント32および32′は、鉄筋コンクリート
51および51′の一面が樹脂被覆部52、52′によ
って被覆されていると共に、ボルトボックス53および
53′が成形されている。矩形型樹脂被覆セグメント3
2および32′は、シール溝331および331′にシ
ール部材332および332′を挿入すると共に、樹脂
製テーパー用ライナープレート33を挟み込む。その
後、矩形型樹脂被覆セグメント32および32′は、ボ
ルトボックス53′からボルト54を挿入し、ボルトボ
ックス53において、ナット55を締め付けることによ
って、ボルト金具531および531′によって接合さ
れる。
【0036】図6は本発明の実施例である両面テーパー
型樹脂製テーパー用ライナープレートを説明するための
図である。図7は本発明の他の実施例である片面テーパ
ー型樹脂製テーパー用ライナープレートを説明するため
の図である。図6において、樹脂製テーパー用ライナー
プレート71は、両方の側にテーパー部を有し、たとえ
ば、2000mmの径のシールドトンネルで、最大の厚
みが約40mm、最小の厚みが5mmであり、角度が
0.1度ないし2度、好ましくは、0.2度ないし1.
5度とした。樹脂製テーパー用ライナープレート71
は、2000mmの長さを711、712、713の3
種類とした6個から構成される。
【0037】図7において、樹脂製テーパー用ライナー
プレート72は、片方の側にテーパー部を有し、上記と
同じ径のシールドトンネルの場合、721、722、7
23の3種類とした6個から構成する。図8(イ)およ
び(ロ)は樹脂製テーパー用ライナープレートの分割方
法を説明するための図である。樹脂製テーパー用ライナ
ープレート71または72は、6個からなり、図1およ
び図3において、説明したシールドトンネルにおける各
樹脂被覆セグメントと対応した数になるように成形され
ている。図8(ロ)に示す樹脂製テーパー用ライナープ
レート81および82は、2種類として、樹脂被覆セグ
メントの数と合わない。すなわち、樹脂製テーパー用ラ
イナープレートの数とセグメントの数が必ずしも一致し
ない場合の例である。
【0038】図9は本発明の樹脂製テーパー用ライナー
プレートを作製する方法を説明するための図である。図
9において、下金型91は、樹脂製テーパー用ライナー
プレート13となる樹脂を注入する凹部92が成形され
ている。また、下金型91の凹部92には、前面シール
溝135、135′、および端面シール溝136、13
6′(図2参照)を成形するためのシール溝用凸部9
3、93′が設けられている。さらに、上記凹部92に
は、樹脂製テーパー用ライナープレート13に設けられ
ているボルト貫通孔131およびライナープレート取付
け孔132を成形するための、ボルト貫通孔用杆94お
よびライナープレート取付け孔用杆95が植設されてい
る。
【0039】上記下金型91の凹部92には、必要に応
じて、樹脂基台96、たとえばオレフィン径樹脂製基
台、が設けられており、当該オレフィン系樹脂製基台9
6に補強鉄筋97等が取り付けられている。上記オレフ
ィン系樹脂製基台96は、後述するノルボルネン系モノ
マーとメタセシス触媒系を主材とする硬化性樹脂を反応
射出成形する際の熱によって、溶融されて反応射出成形
用材料と一体になり、たとえば、補強鉄筋等と共に強度
の強い樹脂製テーパー用ライナープレートとなる。な
お、上記上下金型91、98には、樹脂の注入口等が省
略されている。また、補強鉄筋以外に、樹脂製テーパー
用ライナープレート13の強度を増加するものであれ
ば、強化繊維等他のものであってもよい。
【0040】上金型98には、後面シール溝137、1
37′、および端面シール溝136、136′(図2参
照)を成形するためのシール溝用凸部981、981′
が設けられている。また、上金型98には、ボルト貫通
孔用杆94およびライナープレート取付け孔用杆95が
貫通する孔982、983が設けられている。また、下
金型91および上金型98には、図示されていないシー
ル溝作製用凹部が設けられている。さらに、下金型91
および上金型98には、図示されていないが樹脂製テー
パー用ライナープレート13の湾曲部134が成形され
る形状をしている。
【0041】上金型98を上下動させる装置は、図示さ
れていない機構によって上下に移動させると共に、移動
する距離を制御できるような構造のものである。樹脂製
テーパー用ライナープレート13は、たとえば、図6に
示すように、3種類の厚さのものを作製する必要があ
り、一般的には、3種類の金型が必要になる。しかし、
上記の金型は、上金型98の上下に移動する距離を制御
することができるため、一つの金型で複数種類の樹脂製
テーパー用ライナープレート13が作製できる。
【0042】図10(イ)は本発明の別の実施例で、樹
脂製テーパー用ライナープレートを説明するための図
で、(ロ)はセグメントによって樹脂製テーパー用ライ
ナープレートを挟持した状態を説明するための図であ
る。図10(イ)において、樹脂製テーパー用ライナー
プレート101は、シール溝102、ボルト貫通孔10
3、103′が設けられている。また、樹脂製テーパー
用ライナープレート101は、セグメントに取り付ける
ための嵌合用凸部104が設けられている。図10
(ロ)に示すセグメントのコンクリート105部分に
は、上記樹脂製テーパー用ライナープレート101に設
けられた嵌合用凸部104と嵌合するライナープレート
嵌合用凹部108が設けられている。したがって、樹脂
製テーパー用ライナープレート101は、その嵌合用凸
部104とライナープレート嵌合用凹部108とがシー
ル部材と共に嵌合される。上記嵌合は、必要に応じて接
着剤と共に使用することができる。
【0043】樹脂製テーパー用ライナープレート13
は、図示されていない反応射出成形装置に、ジシクロペ
ンタジエン等からなるノルボルネン系モノマーとメタセ
シス触媒系の硬化性樹脂を主材とする反応射出成形用材
料が金型内に注入されることによって、図2、図6、お
よび図10(イ)に示す形状に作製される。反応射出成
形用材料は、たとえば、ノルボルネン系モノマーとメタ
セシス触媒系とからなる第1の液体と、ノルボルネン系
モノマーと活性剤とからなる第2の液体とを用意する。
その後、上記安定した2液は、たとえば、ミキシングヘ
ッドによって混合された後、反応射出成形装置の型枠内
に低圧で注入される。本実施例は、上記のように低圧で
反応射出成形ができるため、型枠が安価なものでよいと
共に、シールドトンネルのライナープレートとして、充
分な強度を得ることができた。
【0044】以上、本実施例を詳述したが、本発明は、
前記実施例に限定されるものではない。そして、特許請
求の範囲に記載された本発明を逸脱することがなけれ
ば、種々の設計変更を行なうことが可能である。本実施
例で説明した台形型および矩形型樹脂被覆セグメントの
代わりに、その他に変形したものを使用することができ
る。実施例で説明した台形型または矩形型樹脂被覆セグ
メント、および樹脂製テーパー用ライナープレートは、
6個の場合が示されているが、この数に限定されるもの
ではない。また、樹脂被覆セグメントの数と樹脂製テー
パー用ライナープレートの数とが異なるようにすること
も可能である。本発明は、樹脂被覆セグメントに限ら
ず、樹脂によって被覆されていないコンクリートセグメ
ントにも適用できることはいうまでもない。
【0045】本実施例の樹脂被覆セグメントおよび樹脂
製テーパー用ライナープレートは、自動車道、鉄道、歩
道用トンネル、あるいは下水道用シールドトンネルを例
に挙げて説明したが、断面がその他の形状をした下水
道、上水道、工業用水道に使用することができる。実施
例において、台形型および矩形型樹脂被覆セグメントの
樹脂枠を作製する反応射出成形や、鉄筋コンクリートの
作製方法については、詳述していないが、周知または公
知の手段を採用することができる。台形型および矩形型
樹脂被覆セグメントのボルト・ナットを挿入する開口部
の作製についても同様である。樹脂製テーパー用ライナ
ープレートは、熱可塑性樹脂板を積層し、プレス成形に
より製造しても良く、内面側に取付け用把持部を設けて
おくこともできる。
【0046】
【発明の効果】本発明によれば、セグメントとセグメン
トの間に樹脂製テーパー用ライナープレートを挿入して
いるため、湾曲部あるいは蛇行修正部を有するシールド
トンネルを容易に得ることができる。本発明によれば、
シールドトンネルの湾曲部に応力がかかっても、樹脂製
テーパー用ライナープレートの適度の強度と柔軟性およ
び弾力性があるため、湾曲部における応力を吸収できる
と共に、シールドトンネルの劣化を防止することができ
る。本発明によれば、円周方向に接合されたセグメント
のリング間に挿入する樹脂製テーパー用ライナープレー
トが軽量で容易に作製できるため、シールドトンネルの
構築が容易である。本発明によれば、上金型の上下方向
の移動を任意の位置で停止することができるようになっ
ているため、一つの金型から複数の幅の樹脂製テーパー
用ライナープレートを製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例で、リング状の台形型樹脂被覆
セグメントの間に樹脂製テーパー用ライナープレートを
挿入して湾曲部を有するシールドトンネルを説明するた
めの図である。
【図2】本発明の実施例で、リング状の台形型樹脂被覆
セグメントの間に挿入する樹脂製テーパー用ライナープ
レートを説明するための図である。
【図3】本発明の他の実施例で、矩形型樹脂被覆セグメ
ントの間に樹脂製テーパー用ライナープレートを挿入し
て湾曲部を有するシールドトンネルを説明するための図
である。
【図4】矩形型樹脂被覆セグメントによってトンネルを
構成した際の接合面を説明するための図である。
【図5】本発明の実施例で、ボルトボックスにおいて、
矩形型樹脂被覆セグメントどうしが樹脂製テーパー用ラ
イナープレートを介して接合されている状態を説明する
ための図である。
【図6】本発明の実施例である両テーパー型樹脂製テー
パー用ライナープレートを説明するための図である。
【図7】本発明の他の実施例である片テーパー型樹脂製
テーパー用ライナープレートを説明するための図であ
る。
【図8】(イ)および(ロ)は樹脂製テーパー用ライナ
ープレートの分割方法を説明するための図である。
【図9】本発明の樹脂製テーパー用ライナープレートを
作製する方法を説明するための図である。
【図10】(イ)は本発明の別の実施例で、樹脂製テー
パー用ライナープレートを説明するための図で、(ロ)
はセグメントによって樹脂製テーパー用ライナープレー
トを挟持した状態を説明するための図である。
【符号の説明】
11・・・シールドトンネル 12、12′、12″・・・台形型樹脂被覆セグメント 121・・・ボルト貫通孔 122・・・ライナープレート固定用穴 123・・・シール溝 13・・・樹脂製テーパー用ライナープレート 131・・・ボルト貫通孔 132・・・ライナープレート取付け孔 133・・・シール溝 134、134′・・・湾曲部 135、135′・・・前面シール溝 136、136′・・・端面シール溝 137、137′・・・後面シール溝 32・・・矩形型樹脂被覆セグメント 33・・・樹脂製テーパー用ライナープレート 51、51′・・・鉄筋コンクリート 52、52′・・・樹脂被覆部 53、53′・・・ボルトボックス 54・・・ボルト 55・・・ナット 56・・・コーキング剤 57・・・ボルト貫通孔 71・・・両面テーパー型樹脂製テーパー用ライナー 72・・・片面テーパー型樹脂製テーパー用ライナー 91・・・下金型 92・・・凹部 93、93′・・・シール溝用凸部 94・・・ボルト貫通孔用杆 95・・・ライナープレート取付け孔用杆 96・・・樹脂基台 97・・・補強鉄筋 98・・・上金型 101・・・樹脂製テーパー用ライナープレート 102・・・シール溝 103・・・ボルト貫通孔 104・・・嵌合用凸部 105・・・コンクリート 106・・・樹脂被覆部 107・・・シール溝 108・・・ライナープレート嵌合用凹部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 正嗣 東京都港区元赤坂一丁目2番7号 鹿島建 設株式会社内 (72)発明者 中川 雅由 東京都港区元赤坂一丁目2番7号 鹿島建 設株式会社内 (72)発明者 染谷 洋樹 東京都千代田区有楽町1丁目12番1号 石 川島建材工業株式会社内 (72)発明者 田中 ▲ただし▼ 東京都千代田区有楽町1丁目12番1号 石 川島建材工業株式会社内 (72)発明者 藤野 豊 東京都港区芝四丁目2番3号 ジオスター 株式会社内 (72)発明者 加瀬 明 東京都港区芝四丁目2番3号 ジオスター 株式会社内 (72)発明者 島 宣之 東京都中央区京橋1丁目18番1号 シーア イ化成株式会社内 (72)発明者 荒木田 武生 東京都中央区京橋1丁目18番1号 シーア イ化成株式会社内 (72)発明者 増田 裕一 東京都中央区京橋1丁目18番1号 シーア イ化成株式会社内 (72)発明者 奥野 博文 東京都中央区京橋1丁目18番1号 シーア イ化成株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のセグメントと共に組み立てられ
    て、シールドトンネルの湾曲部を構築する樹脂製テーパ
    ー用ライナープレートにおいて、 上記シールドトンネルの軸方向に垂直なセグメントの接
    合面に接合されると共に、上記シールドトンネルの円周
    方向に沿って幅が変わるように成形されたテーパー角を
    有する接合面と、 互いに当接する二つの端面と、 少なくとも上記端面に成形されたシール溝と、 から構成されていることを特徴とする樹脂製テーパー用
    ライナープレート。
  2. 【請求項2】 上記樹脂製テーパー用ライナープレート
    は、セグメントとボルトによって、接合されていること
    を特徴とする請求項1記載の樹脂製テーパー用ライナー
    プレート。
  3. 【請求項3】 上記樹脂製テーパー用ライナープレート
    は、隣合ったセグメントと接着されていることを特徴と
    する請求項1記載の樹脂製テーパー用ライナープレー
    ト。
  4. 【請求項4】 上記樹脂製テーパー用ライナープレート
    は、ノルボルネン系モノマーとメタセシス触媒系の硬化
    性樹脂を主材とする反応射出成形用材料からなることを
    特徴とする請求項1記載の樹脂製テーパー用ライナープ
    レート。
  5. 【請求項5】 複数のセグメントと複数の樹脂製テーパ
    ー用ライナープレートを使用して構築する湾曲したシー
    ルドトンネルにおいて、 複数のセグメントをシール部材を介して円周方向に接合
    して構築された第1リングと、 当該第1リングの軸方向に垂直な端面とシール部材を介
    して接合されると共に、円周方向に沿って幅が変わるよ
    うにテーパー状に成形された樹脂製テーパー用ライナー
    プレートの少なくとも端面が互いにシール部材を介して
    接合されている第2リングと、 前記第1リングと第2リングとを所定数組み合わせるこ
    とによって、所望の湾曲部を得ることを特徴とする樹脂
    製テーパー用ライナープレートを使用して構築する湾曲
    したシールドトンネル。
  6. 【請求項6】 上記セグメントは、少なくとも一面が硬
    化性樹脂によって被覆されていることを特徴とする請求
    項5記載の樹脂製テーパー用ライナープレートを使用し
    て構築する湾曲したシールドトンネル。
  7. 【請求項7】 上記硬化性樹脂は、ノルボルネン系モノ
    マーとメタセシス触媒系を主材とする反応射出成形用材
    料からなることを特徴とする請求項6記載の樹脂製テー
    パー用ライナープレートを使用して構築する湾曲したシ
    ールドトンネル。
  8. 【請求項8】 湾曲したシールドトンネルを構築する樹
    脂製テーパー用ライナープレートの製造方法において、 シールドトンネルの円周方向に成形されたテーパー面
    と、シールドトンネルの軸方向に垂直な二つの面と円周
    方向の二つの端面とにシール溝とを成形する上下金型を
    備え、 上金型の下金型への押圧位置によって、異なる幅の樹脂
    製テーパー用ライナープレートを作製することを特徴と
    する樹脂製テーパー用ライナープレートの製造方法。
  9. 【請求項9】 上記下金型中に、オレフィン系樹脂部材
    で補強材を保持して、ノルボルネン系モノマーとメタセ
    シス触媒系を主材とする硬化性樹脂を反応射出成形する
    ことを特徴とする請求項8記載の樹脂製テーパー用ライ
    ナープレートの製造方法。
JP9271990A 1997-09-19 1997-09-19 樹脂製テーパー用ライナープレート、および樹脂製テーパー用ライナープレートを使用して構築する湾曲したシールドトンネル、並びに樹脂製テーパー用ライナープレートの製造方法 Pending JPH1193583A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007321518A (ja) * 2006-06-05 2007-12-13 Taisei Corp トンネル用セグメント及びその製作方法
JP2008179953A (ja) * 2007-01-23 2008-08-07 Kajima Corp セグメントリングの継手構造
JP2011247065A (ja) * 2010-05-24 2011-12-08 Kawawa Terumitsu セグメントのローリング修正方法
JP2015229878A (ja) * 2014-06-05 2015-12-21 明石セミシールド建設株式会社 セグメントの製造方法およびセグメントを用いた更生管

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