JPH119205A - 無洗精白米の製造方法と製造装置 - Google Patents

無洗精白米の製造方法と製造装置

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JPH119205A
JPH119205A JP9200694A JP20069497A JPH119205A JP H119205 A JPH119205 A JP H119205A JP 9200694 A JP9200694 A JP 9200694A JP 20069497 A JP20069497 A JP 20069497A JP H119205 A JPH119205 A JP H119205A
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茂 松田
Yoshiyuki Yuki
善之 結城
Manabu Saito
学 斉藤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 無洗精白米を得る製造方法と製造装置 【構成】 玄米を活性燻液噴霧装置に通して活性燻液で
湿潤させた後、窒素ガス雰囲気下で精米機を通し篩によ
って精白米と糠を分離し、さらに完全にとり切れなかっ
た糠と精白米の混合体を浮遊流動総装置と帯電フェルト
糠分離装置を通して糠を完全に分離し無洗精白米を得
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は玄米を精米にするに
当たり、得られる精白米に付着している糠を分離除去
し、水洗いせずともおいしい米飯が得られる精白米を製
造する無洗精白米の製造方法と製造装置に関するもので
精米業に広く利用されるものである。
【0002】
【従来の技術】従来の無洗米製造法と製造装置について
は研削式又は研磨式精米機を通る際研削度合いを大きく
した状態で精白米に付着する糠を大幅に減少させるか又
は水洗いして糠を除去した後直ちに乾燥し精白米を得る
技術が広く利用されてきている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の無洗米製造方法
及び製造装置においては精白米から糠を完全に除去でき
ないことや糠を完全に除去しようとして普通の9〜10
分づき以上の研削をして、うま味層をとりすぎることな
どにより食味をそこなう問題を生じており、糠を完全に
除去したおいしい無洗精白米を得る製造方法と装置の開
発が望まれている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するための手段として次の 活性燻液噴霧装置により活性燻液を微量玄米に噴霧
湿潤せしめ以後の精米操作を容易にすること。 上記活性燻液で湿潤された玄米を窒素雰囲気精米装
置に通し窒素ガスなどの不活性ガス雰囲気下で精米操作
を行い玄米の果皮、種皮、外胚乳、糊粉層を容易に研削
破砕せしめて得られた糠を分離除去し精白米を得るこ
と。 このようにして得られた精白米の表面には糠が付着
しているのでこの糠を除去するためにこの精白米を浮遊
流動装置に通し、精白米を空気の送風圧で浮遊せしめ精
白米相互の接触摩擦により付着糠を除去した精白米に調
製すること。 このようにして得られた精白米でも極微量の糠が付
着しているので更にこの糠を除去するためにこの精白米
を更に帯電フェルト帯からなる糠分離装置に通し、ポリ
ふっ化ビニリデンポリマーのような帯電繊維で調製され
た帯電フェルト帯に糠を付着せしめることで精白米から
糠を剥ぎ取り糠を完全に除去した純精白米即ち無洗精白
米に調製すること。帯電フェルト帯は減圧吸引器で吸引
され除去され再生さ繰り返し使用されること。など上述
したような無洗精白米の製造方法と製造装置により洗浄
せずにおいしい精白米を得ることができる。尚活性燻液
噴霧は酸化を防止する作用があり日持ちのよいおいしい
無洗精白米得る上でプラス効果がある。
【0005】「活性燻液」とは次の及びにより得ら
れた燻液を言う。 原木(広葉樹、竹など)を還元雰囲気中で加熱して
熱分解させ、発生する生成ガスのうち炉内80〜350
℃の間に発生する燻煙を高電圧下で水冷式熱交換器を用
いて電界による活性化処理を施しながら冷却凝縮して粗
燻液を作り1ヵ月〜6ヵ月間静置した後、上部に浮上し
たオイル成分及び下部に沈降したタールなどの重質成分
を分離除去し残った粗燻液を更に蒸留し、発生する80
〜160℃留分を冷却凝縮して得た精製燻液。 燻煙用原料の部分酸化により発生した燻煙を高電圧
下で水冷式熱交換器を用いて電界による活性化処理を施
しながら冷却凝縮して上記と同様にして得られた活性燻
液(特許第2079875特公平7−119165号広
報参照)。
【0006】
【発明の実施形態】玄米を精米するに当たり、前処理方
法として活性燻液噴霧装置により、玄米に活性燻液を微
量重量比10ppm程度噴霧し、玄米の果皮、種皮、外
胚乳、糊粉層を湿潤させる。これは研削式又は研磨式精
米機にて容易にこれらが削離粉砕され糠となって分離除
去されるよう考慮したものである。研削式又は研磨式の
精米装置には窒素雰囲気精米装置が用いられる。これは
窒素ガスなどの不活性ガス雰囲気下で精米する方法であ
る。窒素ガスなどの不活性ガスを通すことにより精白米
の表面は窒素ガスで吸着皮覆される。同じように糠の表
面も窒素ガスで吸着皮覆され、精白米への糠の付着が大
きく防止される。しかしながら完全に付着を防止したわ
けではなく、微量の糠が精白米の表面に物理的に付着し
た状態で残る。糠にはフリーな糠と精白米に付着した糠
とが存在することになる。フリーな糠は篩で分離除去さ
れる。精白米に付着した糠を除去するために、精白米と
取りきれなかったフリーの糠の混合物は浮遊流動層装置
に通される。送風機で加圧された空気が浮遊流動層装置
の塔底から圧送される。その送風圧力は精白米が接触し
ながら浮遊流動する程度のレベルでよい。精白米相互に
接触しながら浮遊流動することでその摩擦によって精白
米に付着した糠が剥離される。フリーの糠は精白米より
も軽いので風圧によって高く舞い上がり浮遊流動層装置
の塔頂から排出されるようにそして又一方の精白米は重
いことから浮遊流動層装置の塔底から少し上位のところ
に一定時間浮遊し流動した後、遊流動層装置の精白米出
口から系外に排出移動するように浮遊流動層装置が設計
調製されている。排出された糠は風ヒの原理で分離集積
される。一方精白米も重力によって分離され、かくして
糠の付着が極微量でしかない精白米が得られる。この付
着している極微量の糠を除去するために帯電フェルトか
らなる糠分離除去装置に送られる。ここでの糠分離方法
はふっ化ビニリデンポリマーのような帯電繊維で調製さ
れた2つの帯電フェルト帯が回転しながら相接している
部分に上述の精白米を通し、糠をフェルトに付着させて
分離除去を行うものである。糠の付着したフェルトは減
圧吸引器で減圧して吸引され除去されて再生された後繰
り返し使用される。このようにして糠を完全に分離除去
して得られた精白米は無洗米として有効に機能する。
【0007】
【作用】本発明の無洗米の製造方法と製造装置の基礎と
なる作用は次に示す作用の複合効果によるものである。
即ち 前処理として活性燻液噴霧装置により活性燻液を微量
噴霧することで玄米を湿潤させ温度上昇を抑制しながら
精米操作を円滑に効率よく行う作用。 窒素ガス雰囲気下で精米することで精白米と糠がそれ
ぞれ窒素ガスで吸着被覆されるので精白米に糠が付着し
にくくなる作用。 浮遊流動層装置によって浮遊流動する精白米相互の接
触摩擦作用により糠を分離除去し風ヒによって精白米と
糠とを分離する作用。 帯電フェルト糠分離装置に精白米を通すことにより精
白米から糠をフェルトによって取り去り帯電フェルトに
付着させ糠を効率よく分離する作用。
【0008】
【実施例】本発明の実施例を図面1に基づいて説明す
る。玄米タンク1に溜め保管されている玄米2は噴霧装
置3により玄米2に活性燻液4が噴霧される。その噴霧
量は重量比ヒで焼く10ppmである。活性燻液で湿潤
された玄米5は精米機7に通され研削と摩擦作用によっ
て玄米5の果皮、種皮外胚乳、糊粉層が粉砕され糠8と
なって除去される。精米機内は窒素ガス6で置換され窒
素ガス雰囲気下で精米される。ここで得られた精白米9
は篩10によって糠8と分離される。ここで篩10を通
らなかった精白米9と残された微量の糠8の混合体は浮
遊流動総装置11に送られる。浮遊流動装置11では装
置の底辺スクリーン12から加圧空気13が圧送され
る。精白米9と糠8は浮遊流動する。糠は軽いので舞い
上がり装置11の塔頂排出口14から排出され風ヒによ
ってバック15に回収される。精白米は装置の中高位に
位置する排出口16をと追って帯電フェルト糠分離装置
17に送られる。この装置は回転しながら相接している
ポリふっ化ビニリデン製の帯電フェルト帯18で構成さ
れており、この帯電フェルト帯18の相接している部分
19に精白米9が通される。ここで精白米9は帯電フェ
ルト18を通る間にフェルトによって精白米に付着して
いる糠が取り除かれる。糠を付着したフェルトは減圧吸
引器21で吸引され糠が剥ぎ取られ再生され繰り返し使
用することができる。このようにして得られた純精白米
20は無洗米として十分機能することがわかった。その
結果を表1に示す。
【0009】
【表1】
【0010】
【発明の効果】本発明は以上説明したようなことから以
下に記載される効果を奏する。 1)精白米と糠とを殆ど完全に分離除去することができ
る。 2)無洗精白米として水洗浄をせずに炊飯ができておい
しい米飯が得られる。 3)2日放置後もおいしく、変色せず保存性が高い米飯
が得られる。 以上のことから本発明は品質にすぐれた無洗精白米を製
造する方法および製造装置として提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】無洗精白米製造装置の概略図
【符号の説明】
1 玄米タンク 2 玄米 3 活性燻液噴霧装置 4 活性燻液 5 活性燻液で湿潤された玄米 6 窒素ガス 7 精米機 8 糠 9 精白米 10 篩 11 浮遊流動装置 12 〃 底辺スクリーン 13 加圧空気 14 糠は排出口 15 バッグ 16 精白米排出口 17 帯電フェルト糠分離装置 18 帯電フェルト帯 19 帯電フェルト帯の相接する部分 20 純精白米 21 減圧吸引器

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 活性燻液噴霧装置により活性燻液を微量
    噴霧した玄米を窒素雰囲気精米装置に通し、篩で糠を除
    去した後、得られた精白米を浮遊流動層装置に通し風圧
    で浮遊させ精白米相互の接触により表面に付着している
    糠を剥離除去した後、さらに帯電性フェルトからなる糠
    分離除去装置により精白米に残存している微量の糠を除
    去することを特徴とする水洗せずにおいしい精白米を得
    る無洗精白米の製造方法。
  2. 【請求項2】 活性燻液湿潤装置により玄米に活性燻液
    を極微量噴霧し、湿潤せしめるところのチャンバーと加
    圧式噴霧器から構成されている請求項1記載の無洗精白
    米製造方法。
  3. 【請求項3】 窒素雰囲気精米装置により窒素ガスを研
    削式又は摩擦式の精米装置に通しながら精米することに
    より精白米の糠の付着を防止するところの請求項1記載
    の無洗精白米の装置方法。
  4. 【請求項4】 浮遊流動層装置により空気の送風圧力で
    精白米を浮遊させながら流動せしめ精白米相互の接触に
    より精白米に付着している糠を剥離し分離除去せしむる
    ところの請求項1記載の無洗精白米の製造方法。
  5. 【請求項5】 帯電フェルトからなる糠分離除去装置に
    より帯電しているフェルト間に精白米を通し精白米をイ
    オン化せしめ精白米に付着している微量の糠をフェルト
    によって剥離しフェルトに付着した糠を減圧して剥離分
    離除去せしめるところの請求項1記載の無洗精白米の製
    造方法。
  6. 【請求項6】 請求項1で記載した活性燻液湿潤装置と
    窒素雰囲気精米装置と浮遊流動相装置と糠分離装置とが
    設けられている無洗精白米装置。
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