JPH1191316A - 乗用車またはライトトラック用空気入りタイヤ - Google Patents
乗用車またはライトトラック用空気入りタイヤInfo
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- JPH1191316A JPH1191316A JP9262495A JP26249597A JPH1191316A JP H1191316 A JPH1191316 A JP H1191316A JP 9262495 A JP9262495 A JP 9262495A JP 26249597 A JP26249597 A JP 26249597A JP H1191316 A JPH1191316 A JP H1191316A
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- JP
- Japan
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- tread
- tire
- circumferential
- groove
- grooves
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60C—VEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
- B60C11/00—Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts
- B60C11/03—Tread patterns
- B60C11/13—Tread patterns characterised by the groove cross-section, e.g. for buttressing or preventing stone-trapping
- B60C11/1376—Three dimensional block surfaces departing from the enveloping tread contour
- B60C11/1384—Three dimensional block surfaces departing from the enveloping tread contour with chamfered block corners
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60C—VEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
- B60C11/00—Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts
- B60C11/03—Tread patterns
- B60C11/0302—Tread patterns directional pattern, i.e. with main rolling direction
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60C—VEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
- B60C11/00—Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts
- B60C11/03—Tread patterns
- B60C2011/0337—Tread patterns characterised by particular design features of the pattern
- B60C2011/0339—Grooves
- B60C2011/0374—Slant grooves, i.e. having an angle of about 5 to 35 degrees to the equatorial plane
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Tires In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【課題】 乾燥した路面での操縦安定性能、濡れた路面
での排水性能およびタイヤの騒音性能を犠牲にすること
なくオフロードを走行したときの操縦安定性能にも優れ
たタイヤを提供する。 【解決手段】 トレッド中央部から左右のトレッド端ま
で周方向に対する傾斜角度を漸増しながら延びる方向性
傾斜溝と、タイヤ赤道面ＥＰとトレッド端との中間付近
に周方向にジグザグ状に連続して延びる左右１対の周方
向ジグザグ溝２を備え、周方向ジグザグ溝が方向性傾斜
溝と交差する方向に延びる領域で周方向ジグザグ溝のト
レッド端側の溝側壁とトレッド表面とによって形成され
るエッジ部が曲面状に面取りされ、方向性傾斜溝と周方
向ジグザグ溝とによって頂角が１５乃至９０度の頂部を
トレッド中央部に備えた八の字状のブロック３が周方向
に間隔を置いて形成され、ブロックの頂部の表面は先端
から７乃至３０ｍｍの範囲に亙って曲面状に面取りされ
ている空気入りタイヤ。
での排水性能およびタイヤの騒音性能を犠牲にすること
なくオフロードを走行したときの操縦安定性能にも優れ
たタイヤを提供する。 【解決手段】 トレッド中央部から左右のトレッド端ま
で周方向に対する傾斜角度を漸増しながら延びる方向性
傾斜溝と、タイヤ赤道面ＥＰとトレッド端との中間付近
に周方向にジグザグ状に連続して延びる左右１対の周方
向ジグザグ溝２を備え、周方向ジグザグ溝が方向性傾斜
溝と交差する方向に延びる領域で周方向ジグザグ溝のト
レッド端側の溝側壁とトレッド表面とによって形成され
るエッジ部が曲面状に面取りされ、方向性傾斜溝と周方
向ジグザグ溝とによって頂角が１５乃至９０度の頂部を
トレッド中央部に備えた八の字状のブロック３が周方向
に間隔を置いて形成され、ブロックの頂部の表面は先端
から７乃至３０ｍｍの範囲に亙って曲面状に面取りされ
ている空気入りタイヤ。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は空気入りタイヤに関する
もので、特に、４×４の乗用車乃至ライトトラック用空
気入りタイヤに関するものである。
もので、特に、４×４の乗用車乃至ライトトラック用空
気入りタイヤに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来の４×４の乗用車乃至ライトトラッ
ク用の舗装路走行重視型空気入りタイヤは、図２に示す
ように、周方向に直線状に延びる複数本の周方向ストレ
ート溝と、周方向に対して傾斜した方向に延びる方向性
傾斜溝とによって、タイヤ軸方向および周方向に間隔を
置いて多数のブロックが形成されたトレッド・パターン
を備えていた。
ク用の舗装路走行重視型空気入りタイヤは、図２に示す
ように、周方向に直線状に延びる複数本の周方向ストレ
ート溝と、周方向に対して傾斜した方向に延びる方向性
傾斜溝とによって、タイヤ軸方向および周方向に間隔を
置いて多数のブロックが形成されたトレッド・パターン
を備えていた。
【０００３】従来の４×４の乗用車乃至ライトトラック
用の舗装路走行重視型空気入りタイヤは、オンロード走
行が主体であったので、乾燥した路面を走行したときの
操縦安定性能、濡れた路面を走行したときの排水性能す
なわち耐ハイドロプレーニング性能およびタイヤの騒音
性能などの性能が優れていれば十分であった。しかしな
がら、最近は、オンロード走行とオフロード走行の両方
の使用条件にミートした４×４の乗用車乃至ライトトラ
ック用空気入りタイヤの開発が求められ、乾燥した路面
での操縦安定性能、濡れた路面での排水性能およびタイ
ヤの騒音性能を犠牲にすることなくオフロードを走行し
たときの操縦安定性能にも優れたタイヤが要求されるよ
うになった。周方向ストレート溝を備えた従来の４×４
の乗用車乃至ライトトラック用空気入りタイヤは、特
に、濡れた路面を走行したときの排水性能すなわち耐ハ
イドロプレーニング性能および乾燥した路面を走行した
ときの操縦安定性能に優れているが、オフロードを走行
したときの操縦安定性能が不足し、オフロード走行には
不向きのタイヤである。
用の舗装路走行重視型空気入りタイヤは、オンロード走
行が主体であったので、乾燥した路面を走行したときの
操縦安定性能、濡れた路面を走行したときの排水性能す
なわち耐ハイドロプレーニング性能およびタイヤの騒音
性能などの性能が優れていれば十分であった。しかしな
がら、最近は、オンロード走行とオフロード走行の両方
の使用条件にミートした４×４の乗用車乃至ライトトラ
ック用空気入りタイヤの開発が求められ、乾燥した路面
での操縦安定性能、濡れた路面での排水性能およびタイ
ヤの騒音性能を犠牲にすることなくオフロードを走行し
たときの操縦安定性能にも優れたタイヤが要求されるよ
うになった。周方向ストレート溝を備えた従来の４×４
の乗用車乃至ライトトラック用空気入りタイヤは、特
に、濡れた路面を走行したときの排水性能すなわち耐ハ
イドロプレーニング性能および乾燥した路面を走行した
ときの操縦安定性能に優れているが、オフロードを走行
したときの操縦安定性能が不足し、オフロード走行には
不向きのタイヤである。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、乾燥
した路面での操縦安定性能、濡れた路面での排水性能お
よびタイヤの騒音性能を犠牲にすることなくオフロード
を走行したときの操縦安定性能にも優れたタイヤを提供
することである。
した路面での操縦安定性能、濡れた路面での排水性能お
よびタイヤの騒音性能を犠牲にすることなくオフロード
を走行したときの操縦安定性能にも優れたタイヤを提供
することである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の空気入りタイヤは、周方向に対して傾斜し
た方向に延び、タイヤ赤道面に近い側が先に接地して、
赤道面に遠い側が後に接地するように車両に装着する際
のタイヤの回転（正転）方向が指定されている、いわゆ
る方向性トレッド・パターンが形成される方向性傾斜溝
をトレッドに備えた空気入りタイヤにおいて、（１）該
方向性傾斜溝は、トレッド中央部から左右のトレッド端
まで、周方向に対する傾斜角度を漸増しながら延び、
（２）タイヤ赤道面とトレッド端との中間付近に、周方
向にジグザグ状に連続して延びる、左右１対の周方向ジ
グザグ溝をトレッドに備え、該周方向ジグザグ溝が該方
向性傾斜溝と交差する方向に延びる領域で、該周方向ジ
グザグ溝のトレッド端側の溝側壁とトレッド表面とによ
って形成されるエッジ部が曲面状に面取りされ、（３）
該方向性傾斜溝と該周方向ジグザグ溝とによって、頂角
が１５乃至９０度の頂部をトレッド中央部に備えた八の
字状のブロックが周方向に間隔を置いて形成され、該ブ
ロックの頂部の表面は先端から７乃至３０ｍｍの範囲に
亙って曲面状に面取りされていることを特徴とする乗用
車乃至ライトトラック用空気入りタイヤである。
に、本発明の空気入りタイヤは、周方向に対して傾斜し
た方向に延び、タイヤ赤道面に近い側が先に接地して、
赤道面に遠い側が後に接地するように車両に装着する際
のタイヤの回転（正転）方向が指定されている、いわゆ
る方向性トレッド・パターンが形成される方向性傾斜溝
をトレッドに備えた空気入りタイヤにおいて、（１）該
方向性傾斜溝は、トレッド中央部から左右のトレッド端
まで、周方向に対する傾斜角度を漸増しながら延び、
（２）タイヤ赤道面とトレッド端との中間付近に、周方
向にジグザグ状に連続して延びる、左右１対の周方向ジ
グザグ溝をトレッドに備え、該周方向ジグザグ溝が該方
向性傾斜溝と交差する方向に延びる領域で、該周方向ジ
グザグ溝のトレッド端側の溝側壁とトレッド表面とによ
って形成されるエッジ部が曲面状に面取りされ、（３）
該方向性傾斜溝と該周方向ジグザグ溝とによって、頂角
が１５乃至９０度の頂部をトレッド中央部に備えた八の
字状のブロックが周方向に間隔を置いて形成され、該ブ
ロックの頂部の表面は先端から７乃至３０ｍｍの範囲に
亙って曲面状に面取りされていることを特徴とする乗用
車乃至ライトトラック用空気入りタイヤである。
【０００６】本発明の空気入りタイヤは上記のような構
成であり、特に、トレッド中央部から左右のトレッド端
まで、周方向に対する傾斜角度を漸増しながら延びる方
向性傾斜溝をトレッドに備えているので、濡れた路面を
走行したときに効率的に排水することが可能となり、濡
れた路面での排水性能に優れたタイヤが得られる。
成であり、特に、トレッド中央部から左右のトレッド端
まで、周方向に対する傾斜角度を漸増しながら延びる方
向性傾斜溝をトレッドに備えているので、濡れた路面を
走行したときに効率的に排水することが可能となり、濡
れた路面での排水性能に優れたタイヤが得られる。
【０００７】本発明の空気入りタイヤは上記のような構
成であり、特に、方向性傾斜溝と周方向ジグザグ溝とに
よって、頂角が１５乃至９０度の頂部をトレッド中央部
に備えた八の字状のブロックが周方向に間隔を置いて形
成されるので、濡れた路面を走行したときのトレッド中
央部からトレッド端への排水効率を高めることができ
る。この頂角が１５度より小さくなると、頂部の剛性が
極端に低下するので、偏摩耗が発生しやすくなりオンロ
ード性能が低下する。一方、頂角が９０度より大きくな
ると、トレッド中央部からトレッド端への排水効率が低
下する。
成であり、特に、方向性傾斜溝と周方向ジグザグ溝とに
よって、頂角が１５乃至９０度の頂部をトレッド中央部
に備えた八の字状のブロックが周方向に間隔を置いて形
成されるので、濡れた路面を走行したときのトレッド中
央部からトレッド端への排水効率を高めることができ
る。この頂角が１５度より小さくなると、頂部の剛性が
極端に低下するので、偏摩耗が発生しやすくなりオンロ
ード性能が低下する。一方、頂角が９０度より大きくな
ると、トレッド中央部からトレッド端への排水効率が低
下する。
【０００８】本発明の空気入りタイヤは上記のような構
成であり、特に、タイヤ赤道面とトレッド端との中間付
近に、周方向にジグザグ状に連続して延びる、左右１対
の周方向ジグザグ溝をトレッドに備えているので、従来
のストレート溝を備えたタイヤと比べ、径方向のエッジ
成分が大幅に増加し、オフロードでの駆動性能、制動性
能およびコーナリング性能が向上する。
成であり、特に、タイヤ赤道面とトレッド端との中間付
近に、周方向にジグザグ状に連続して延びる、左右１対
の周方向ジグザグ溝をトレッドに備えているので、従来
のストレート溝を備えたタイヤと比べ、径方向のエッジ
成分が大幅に増加し、オフロードでの駆動性能、制動性
能およびコーナリング性能が向上する。
【０００９】しかしながら、本発明の空気入りタイヤは
上記のような左右１対の周方向ジグザグ溝をトレッドに
備えているので、従来のストレート溝のタイヤと比べ、
径方向のエッジ成分が大幅に増加して、タイヤの騒音性
能が悪化することが懸念される。そこで、本発明の空気
入りタイヤでは、上記のように、周方向ジグザグ溝が方
向性傾斜溝と交差する方向に延びる領域で、周方向ジグ
ザグ溝のトレッド端側の溝側壁とトレッド表面とによっ
て形成されるエッジ部が曲面状に面取りされている。こ
のようにして、エッジ部が曲面状に面取りされることに
よって、タイヤのパターン・ノイズのレベルを低く押さ
えることができる。
上記のような左右１対の周方向ジグザグ溝をトレッドに
備えているので、従来のストレート溝のタイヤと比べ、
径方向のエッジ成分が大幅に増加して、タイヤの騒音性
能が悪化することが懸念される。そこで、本発明の空気
入りタイヤでは、上記のように、周方向ジグザグ溝が方
向性傾斜溝と交差する方向に延びる領域で、周方向ジグ
ザグ溝のトレッド端側の溝側壁とトレッド表面とによっ
て形成されるエッジ部が曲面状に面取りされている。こ
のようにして、エッジ部が曲面状に面取りされることに
よって、タイヤのパターン・ノイズのレベルを低く押さ
えることができる。
【００１０】本発明の空気入りタイヤは上記のような構
成であり、特に、方向性傾斜溝と周方向ジグザグ溝とに
よって頂部をトレッド中央部に備えた八の字状のブロッ
クが周方向に間隔を置いて形成され、このブロックの頂
部の表面は先端から７乃至３０ｍｍの範囲に亙って曲面
状に面取りされているので、濡れた路面を走行したとき
の排水性能に優れ、しかも、タイヤのパターン・ノイズ
のレベルを低く押さえることができる。曲面状に面取り
される範囲が７ｍｍより小さいと排水性能が不足し、３
０ｍｍより大きくなるとセンターブロックの面積が不足
して、タイヤのオンロード性能が極端に悪化することが
懸念される。
成であり、特に、方向性傾斜溝と周方向ジグザグ溝とに
よって頂部をトレッド中央部に備えた八の字状のブロッ
クが周方向に間隔を置いて形成され、このブロックの頂
部の表面は先端から７乃至３０ｍｍの範囲に亙って曲面
状に面取りされているので、濡れた路面を走行したとき
の排水性能に優れ、しかも、タイヤのパターン・ノイズ
のレベルを低く押さえることができる。曲面状に面取り
される範囲が７ｍｍより小さいと排水性能が不足し、３
０ｍｍより大きくなるとセンターブロックの面積が不足
して、タイヤのオンロード性能が極端に悪化することが
懸念される。
【００１１】
【発明の実施の形態】以下、本発明に従う実施例の４×
４の乗用車用空気入りラジアル・タイヤおよび従来例の
４×４の乗用車用空気入りラジアル・タイヤについて図
面を参照して説明する。タイヤ・サイズは、いずれも、
２４５／７０Ｒ１６である。図１は本発明に従う実施例
の乗用車用タイヤのトレッド・パターンの一部拡大正面
図であって、図２は従来例の乗用車用タイヤのトレッド
・パターンの一部拡大正面図である。
４の乗用車用空気入りラジアル・タイヤおよび従来例の
４×４の乗用車用空気入りラジアル・タイヤについて図
面を参照して説明する。タイヤ・サイズは、いずれも、
２４５／７０Ｒ１６である。図１は本発明に従う実施例
の乗用車用タイヤのトレッド・パターンの一部拡大正面
図であって、図２は従来例の乗用車用タイヤのトレッド
・パターンの一部拡大正面図である。
【００１２】図１に示す本発明に基づく実施例のタイヤ
は、周方向に対して傾斜した方向に延び、タイヤ赤道面
ＥＰに近い側が先に接地して、赤道面ＥＰに遠い側が後
に接地するように車両に装着する際のタイヤの回転（正
転）方向ＲＤが指定されている、いわゆる方向性トレッ
ド・パターンが形成される方向性傾斜溝１をトレッドに
備えた空気入りタイヤである。この方向性傾斜溝１は、
トレッド中央部から左右のトレッド端ＴＥまで、周方向
に対する傾斜角度を漸増しながら延びていて、方向性傾
斜溝１の周方向に対する傾斜角度はトレッド中央部では
約３０度であるがトレッド端ＴＥでは約６０度である。
実施例のタイヤは、タイヤ赤道面ＥＰとトレッド端ＴＥ
との中間付近に、周方向にジグザグ状に連続して延び
る、左右１対の周方向ジグザグ溝２をトレッドに備えて
いる。Ｂ−Ｂ断面図に示すように、周方向ジグザグ溝２
が方向性傾斜溝１と交差する方向に延びる領域で、周方
向ジグザグ溝２のトレッド端ＴＥ側の溝側壁とトレッド
表面とによって形成されるエッジ部が小さな曲率半径で
曲面状に面取りされている。方向性傾斜溝１と周方向ジ
グザグ溝２とによって、頂角θが約３０度の頂部３１を
トレッド中央部に備えた八の字状のブロック３が周方向
に間隔を置いて形成され、Ａ−Ａ断面図に示すように、
ブロック３の頂部３１の表面は先端から１５ｍｍの範囲
に亙って曲面状に面取りされている。
は、周方向に対して傾斜した方向に延び、タイヤ赤道面
ＥＰに近い側が先に接地して、赤道面ＥＰに遠い側が後
に接地するように車両に装着する際のタイヤの回転（正
転）方向ＲＤが指定されている、いわゆる方向性トレッ
ド・パターンが形成される方向性傾斜溝１をトレッドに
備えた空気入りタイヤである。この方向性傾斜溝１は、
トレッド中央部から左右のトレッド端ＴＥまで、周方向
に対する傾斜角度を漸増しながら延びていて、方向性傾
斜溝１の周方向に対する傾斜角度はトレッド中央部では
約３０度であるがトレッド端ＴＥでは約６０度である。
実施例のタイヤは、タイヤ赤道面ＥＰとトレッド端ＴＥ
との中間付近に、周方向にジグザグ状に連続して延び
る、左右１対の周方向ジグザグ溝２をトレッドに備えて
いる。Ｂ−Ｂ断面図に示すように、周方向ジグザグ溝２
が方向性傾斜溝１と交差する方向に延びる領域で、周方
向ジグザグ溝２のトレッド端ＴＥ側の溝側壁とトレッド
表面とによって形成されるエッジ部が小さな曲率半径で
曲面状に面取りされている。方向性傾斜溝１と周方向ジ
グザグ溝２とによって、頂角θが約３０度の頂部３１を
トレッド中央部に備えた八の字状のブロック３が周方向
に間隔を置いて形成され、Ａ−Ａ断面図に示すように、
ブロック３の頂部３１の表面は先端から１５ｍｍの範囲
に亙って曲面状に面取りされている。
【００１３】従来例のタイヤは、図２に示すように、周
方向に直線状に延びる４本の周方向溝と、周方向に対し
て傾斜した方向に延びる傾斜溝とによって、タイヤ軸方
向および周方向に間隔を置いて多数のブロックが形成さ
れたトレッド・パターンを備えている。
方向に直線状に延びる４本の周方向溝と、周方向に対し
て傾斜した方向に延びる傾斜溝とによって、タイヤ軸方
向および周方向に間隔を置いて多数のブロックが形成さ
れたトレッド・パターンを備えている。
【００１４】本発明に基づく上記実施例のタイヤと上記
従来例のタイヤについて、乾燥した路面での操縦安定性
能、濡れた路面での排水性能すなわち耐ハイドロプレー
ニング性能、タイヤの騒音性能およびオフロードを走行
したときの操縦安定性能の評価試験を実施した。
従来例のタイヤについて、乾燥した路面での操縦安定性
能、濡れた路面での排水性能すなわち耐ハイドロプレー
ニング性能、タイヤの騒音性能およびオフロードを走行
したときの操縦安定性能の評価試験を実施した。
【００１５】乾燥した路面での操縦安定性能はテスト・
コースを走行したときのテスト・ドライバーによるフィ
ーリングで評価したもので、耐ハイドロプレーニング性
能は水深５ｍｍの濡れた路面を時速８０乃至９０ｋｍで
走行したときの接地面の残存面積を測定したもので、タ
イヤの騒音性能は直線平滑路を１００ｋｍ／ｈから惰行
したときの車内音をフィーリングで評価したもので、オ
フロードを走行したときの操縦安定性能はオフロードコ
ースを各種走行モードで走行したときのテスト・ドライ
バイーによるフィーリングで評価したものである。
コースを走行したときのテスト・ドライバーによるフィ
ーリングで評価したもので、耐ハイドロプレーニング性
能は水深５ｍｍの濡れた路面を時速８０乃至９０ｋｍで
走行したときの接地面の残存面積を測定したもので、タ
イヤの騒音性能は直線平滑路を１００ｋｍ／ｈから惰行
したときの車内音をフィーリングで評価したもので、オ
フロードを走行したときの操縦安定性能はオフロードコ
ースを各種走行モードで走行したときのテスト・ドライ
バイーによるフィーリングで評価したものである。
【００１６】上記の評価試験の結果、従来例のタイヤを
１００として表示すると、本発明に基づく上記実施例の
タイヤは乾燥した路面での操縦安定性能、濡れた路面で
の排水性能すなわち耐ハイドロプレーニング性能および
タイヤの騒音性能はいずれも１００であり、オフロード
を走行したときの操縦安定性能は１１５であった。数字
が大きいほどタイヤの性能が優れていることを示してい
る。
１００として表示すると、本発明に基づく上記実施例の
タイヤは乾燥した路面での操縦安定性能、濡れた路面で
の排水性能すなわち耐ハイドロプレーニング性能および
タイヤの騒音性能はいずれも１００であり、オフロード
を走行したときの操縦安定性能は１１５であった。数字
が大きいほどタイヤの性能が優れていることを示してい
る。
【００１７】
【発明の効果】上記の結果から、本発明によって、乾燥
した路面での操縦安定性能、濡れた路面での排水性能お
よびタイヤの騒音性能を犠牲にすることなくオフロード
を走行したときの操縦安定性能にも優れたタイヤが得ら
れることがわかる。
した路面での操縦安定性能、濡れた路面での排水性能お
よびタイヤの騒音性能を犠牲にすることなくオフロード
を走行したときの操縦安定性能にも優れたタイヤが得ら
れることがわかる。
【図１】本発明によるタイヤのトレッド・パターンの一
部拡大正面図である。
部拡大正面図である。
【図２】従来例のタイヤのトレッド・パターンの一部拡
大正面図である。
大正面図である。
１ 方向性傾斜溝 ２ 周方向ジグザグ溝 ３ ブロック ３１ ブロック頂部 ＥＰ タイヤの赤道面 ＴＥ トレッド端 ＲＤ タイヤの回転（正転）方向
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 ＦＩ Ｂ６０Ｃ 11/04 Ａ 11/08 Ｄ
Claims (1)
- 【請求項１】 周方向に対して傾斜した方向に延び、タ
イヤ赤道面に近い側が先に接地して、赤道面に遠い側が
後に接地するように車両に装着する際のタイヤの回転
（正転）方向が指定されている、いわゆる方向性トレッ
ド・パターンが形成される方向性傾斜溝をトレッドに備
えた空気入りタイヤにおいて、（１）該方向性傾斜溝
は、トレッド中央部から左右のトレッド端まで、周方向
に対する傾斜角度を漸増しながら延び、（２）タイヤ赤
道面とトレッド端との中間付近に、周方向にジグザグ状
に連続して延びる、左右１対の周方向ジグザグ溝をトレ
ッドに備え、該周方向ジグザグ溝が該方向性傾斜溝と交
差する方向に延びる領域で、該周方向ジグザグ溝のトレ
ッド端側の溝側壁とトレッド表面とによって形成される
エッジ部が曲面状に面取りされ、（３）該方向性傾斜溝
と該周方向ジグザグ溝とによって、頂角が１５乃至９０
度の頂部をトレッド中央部に備えた八の字状のブロック
が周方向に間隔を置いて形成され、該ブロックの頂部の
表面は先端から７乃至３０ｍｍの範囲に亙って曲面状に
面取りされていることを特徴とする乗用車乃至ライトト
ラック用空気入りタイヤ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9262495A JPH1191316A (ja) | 1997-09-26 | 1997-09-26 | 乗用車またはライトトラック用空気入りタイヤ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9262495A JPH1191316A (ja) | 1997-09-26 | 1997-09-26 | 乗用車またはライトトラック用空気入りタイヤ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1191316A true JPH1191316A (ja) | 1999-04-06 |
Family
ID=17376598
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9262495A Pending JPH1191316A (ja) | 1997-09-26 | 1997-09-26 | 乗用車またはライトトラック用空気入りタイヤ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1191316A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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1997
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