JPH1191111A - インクジェット記録ヘッド - Google Patents

インクジェット記録ヘッド

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JPH1191111A
JPH1191111A JP9296105A JP29610597A JPH1191111A JP H1191111 A JPH1191111 A JP H1191111A JP 9296105 A JP9296105 A JP 9296105A JP 29610597 A JP29610597 A JP 29610597A JP H1191111 A JPH1191111 A JP H1191111A
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正男 三谷
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Abstract

(57)【要約】 [課題] 本発明は、インクジェット記録ヘッドに利用
される高熱効率薄膜ヒータの高信頼化に関するものであ
る。 [解決手段] 基板上に形成された薄膜抵抗体と薄膜導
体からなる複数個のヒータと、該ヒータに順次パルス通
電することによって該ヒータと垂直方向にインク滴を吐
出する複数個のインク吐出ノズルと、それぞれのヒータ
と吐出ノズルに対応して設けられた複数個の個別インク
通路と、該個別インク通路の全てが連通するべく前記基
板上に設けられた共通インク通路と、からなり、前記薄
膜抵抗体の一部とこれにつながる個別薄膜導体が前記個
別インク通路を形成する耐熱性樹脂隔壁でおおわれてい
る部分の薄膜抵抗体の幅が他の部分より10%以上広
く、該薄膜抵抗体が熱酸化処理によって絶縁性自己酸化
被膜でおおわれている構造のインクジェット記録ヘッド
において、前記薄膜抵抗体の広幅部分とこれにつながる
正規幅部分の一部がTa金属薄膜によっておおわれてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】[発明の属する技術分野]本発明は、熱エ
ネルギを利用してインク液滴を記録媒体に向けて飛翔さ
せる形式の記録装置に関するものである。
【0002】[従来の技術]パルス加熱によってインク
の一部を急速に気化させ、その膨張力によってインク液
滴をオリフィスから吐出させる方式のインクジェット記
録装置は特開昭48−9622号公報、特開昭54−5
1837号公報等によって開示されている。このパルス
加熱の最も簡便な方法は薄膜ヒータにパルス通電するこ
とであり、その具体的な方法が日経メカニカル1988
年12月28日号58ページ、及び、Hewlett−
Packard−Journal,Aug.1988で
発表されている。これら従来のヒータに共通する基本的
構成は、薄膜抵抗体と薄膜導体を厚さ約3μmの酸化保
護層で被覆し、更にこの上にキャビテーション保護層と
して約0・5μmの厚さのTa金属薄膜を被覆するとい
うものである。これらは水性電解質インク中で使用され
る薄膜抵抗体と薄膜導体を、酸化、腐食、電蝕、キャビ
テーション破壊から保護するために不可欠な保護層であ
る。しかし、このように厚い2層構造の保護層を介して
インクをパルス加熱するため、インクの吐出に必要な投
入エネルギは15〜30μJ(Joule)/パルスに
も達し、その殆どのエネルギは基板(ヘッド)の加熱に
消費されるばかりでなく、吐出インク量の変動(印刷濃
度の変動)という大きな欠点をも惹起させている。
【0003】これを抜本的に改善する目的で、本発明者
はこの厚い保護層を不要化できるTa−Si−O三元合
金薄膜抵抗体を開発し、これを熱酸化することでその表
面に10〜20nmという厚さの電気絶縁性と機械的強
度に優れた自己酸化被膜を形成する方法を開発した(特
開平08−238771号公報、及び特願平07−34
0486号参照)。これによって薄膜抵抗体の酸化、腐
食、電蝕は防止され、インクの吐出に必要な投入エネル
ギを約2・5μJ/パルスにまで大幅に低減することが
可能となった。一方、このTa−Si−O三元合金薄膜
抵抗体を有効に活用するためには、インク中でも腐食し
ない薄膜導体材料が不可欠である。これに対しても、本
発明者はその最適材料としてNi金属(特開平06−7
1888号公報、他)、或いは金メッキ処理したNi金
属(特願平08−169073号)を見いだした。そし
てこの薄膜導体の電蝕を防止する方法として、個別電極
側の薄膜導体を耐熱性樹脂隔壁で覆い保護する方法も開
発した(本発明者による特願平08−122091号と
特願平09−36808号参照)。残る課題はこの薄膜
ヒータをキャビテーション破壊から保護する方法であ
る。これについてもキャビテーション破壊力を大幅に低
減できるヘッド構造を発明し、ヘッド寿命を大幅に伸長
できることを明らかにした(本発明者による特開平08
−238771号公報、及び日本電子写真学会年次大会
Japan Hardcopy ’96,p169(1
996,7)参照)。
【0004】[発明が解決しようとする課題]しかし、
Ta−Si−O三元合金薄膜抵抗体の熱酸化温度が低い
場合、これによって形成される自己酸化被膜の厚さが1
0nmより薄くなってこの被膜の機械的強度が不充分と
なり、1億パルス以上というヘッド寿命を保障すること
が困難となることも分かった。そして、この熱酸化温度
の低温化は、ドライバ回路の形成されているSiウエハ
上にこの薄膜ヒータを形成し、これを熱酸化処理する場
合に必要な条件となる。本発明の目的は、この熱酸化温
度が低い薄膜ヒータに対し、インクの吐出に必要な投入
エネルギを増大させることなく充分なヘッド寿命を保障
できる方法を提供することにある。
【0005】[課題を解決するための手段]上記課題
は、基板上に形成された薄膜抵抗体と薄膜導体からなる
複数個のヒータと、該ヒータの真上に設けられ、該ヒー
タに順次パルス通電することによって該ヒータと垂直方
向にインク滴を吐出する複数個の円柱状のインク吐出ノ
ズルと、それぞれのヒータと吐出ノズルに対応して設け
られた複数個の個別インク通路と、該個別インク通路の
全てが連通するべく前記基板上に設けられた共通インク
通路と、からなるインクジェット記録ヘッドであり、前
記薄膜抵抗体の一部とこれにつながる個別薄膜導体が前
記個別インク通路を形成する耐熱性樹脂隔壁で覆われて
おり、該耐熱性樹脂隔壁で覆われている部分の薄膜抵抗
体の全体が熱酸化処理によって絶縁性自己酸化被膜で覆
われている構造のインクジェット記録ヘッドにおいて、
前記薄膜抵抗体の広幅部分とこれにつながる正規幅部分
の一部がTa金属薄膜によって覆われている構造とする
ことによって達成される。
【0006】[発明の実施の形態]以下、図面を用いて
本発明を説明する。図3は、本発明を適用していない従
来技術によるヘッドの断面構造図であり、図4はこのC
−C断面図である。ここでは、ノズル12が360dp
i(dot/inch)で並んでいる場合(約70μm
ピッチ)で説明する。Si基板1の裏面にあけられてい
るインク供給口(図示せず)から導入されたインクは、
Si基板の表面側にあけられているインク溝(9はこの
溝壁)を通り、Si基板1の表面側に形成されている共
通インク通路10、個別インク通路11を経由してノズ
ル12から吐出される。この吐出は個別薄膜導体4から
共通薄膜導体5にパルス通電を行い、これによって薄膜
抵抗体3が瞬間的に約300°Cに加熱されることによ
って行なわれる。この薄膜抵抗体3が薄くて機械的強度
に優れた絶縁性自己酸化被膜6で覆われている場合、電
解質インク中でも腐食、電蝕、キャビテーション破壊に
耐えることができる。具体的な例を挙げれば、薄膜抵抗
体としてTa−Si−O三元合金薄膜を利用することが
できる(本発明者による特願平07−340486号参
照)。この薄膜は400°C以上で熱酸化させるとその
表面に厚さ10nm以上の絶縁性自己酸化被膜を形成
し、電解質インク中でも充分な信頼性を有することを確
認している材料である。
【0007】一方、耐蝕性に優れた薄膜導体としてNi
金属薄膜、或いは金めっき処理したNi金属薄膜(特願
平08−169073号参照)を開発し、パルス印加時
における電蝕を防止する方法として個別薄膜導体4を耐
熱性樹脂隔壁7で覆う技術も開発した。この場合、図3
と図4に示されているように、耐熱性樹脂隔壁7で覆う
部分の薄膜抵抗体3(同時に自己酸化被膜6も含まれ
る)の幅を他の正規幅部分よりも10%以上広くして信
頼性を確保する方法も開発した(特願平09−3680
8号参照)。
【0008】このようにして作られた図3、図4に示す
ヘッドは充分な信頼性を有するものであるが、同一基板
上にドライバ回路を内在させる場合、このドライバ回路
を劣化させないために熱酸化温度の低温化(400°C
以上から平均380°Cへ)が必要となり、これによっ
て自己酸化被膜の厚さが薄くなり、ウエハ内の全ての薄
膜ヒータの寿命が1億パルス以上というヘッド寿命を確
保することが困難となることが分かった。しかし、30
00万〜5000万パルスで破壊された薄膜ヒータは全
て、個別インク通路11の最奥部で破断し、その他の部
分には何らの異常も認められないことも判明した。これ
は既に本発明者らによって明らかにされているように、
図3、図4に示されている円柱状ノズルを持つ構造のト
ップシュータ型のヘッドではキャビテーション破壊力が
大幅に低減し、もし残るとしてもその小さな破壊力は個
別インク通路の最奥部に加えられると予測したことと一
致している(特開平08−238771号公報、日本電
子写真学会年次大会 Japan Hardcopy’
96,p169,及びp173(1996,7)参
照)。即ち、この部分に耐キャビテーション保護膜を形
成し、その他の条件は全く変化させない、という一つの
改善策が考えられる。本発明はこれを具体化したもの
で、その詳細な実施例を図1と図2を用いて説明する。
【0009】図1と図2を見て分かるように、ヒータの
幅が広い部分で且つ個別薄膜導体4には重ならない範囲
のヒータ上にTa金属薄膜13を被覆する。そして耐熱
性樹脂隔壁7はこのTa金属薄膜13の一部を覆うよう
に配置する。Ta金属薄膜13をこのような位置に形成
する限り、薄膜ヒータの核沸騰発生領域は図3、図4の
ヘッドの場合と変わらず、キャビテーション破壊力が加
えられる位置も耐キャビテーション性に優れたこのTa
金属薄膜13上となる。このTa金属薄膜13は、隣接
する薄膜抵抗体3の上に図2に示すように連続して形成
しても、絶縁性自己酸化被膜6によってショートするこ
ともない。或るいは各薄膜抵抗体毎に分離して形成する
ことも可能で、次に述べるリフトオフ法によって容易に
実行できる。このTa金属薄膜13を個別薄膜導体4に
重ならないように形成するのは、熱酸化のみでは個別薄
膜導体4の表面を絶縁化することが不充分な為である。
但し、Ta金属薄膜13を各薄膜抵抗体毎に分離して形
成する場合は、個別薄膜導体4に重ねて形成しても問題
はない。
【0010】さて、Ta金属薄膜13はリフトオフ法に
よって形成する必要がある。それは、熱酸化工程後の薄
膜ヒータにTa金属薄膜をスパッタ法で形成し、これを
フォトエッチングによって図1、図2の形状にTa金属
薄膜をエッチング除去する場合、薄膜抵抗体6/3、薄
膜導体4、5もエッチング除去されてしまうため、この
方法は採用できない。即ち、TaとNi、及びTa−S
i−O三元合金を選択エッチングできるエッチング液が
存在しないためである。このため、熱酸化工程後の薄膜
ヒータにフォトレジストを形成し、Ta金属薄膜13を
形成する位置のレジストを除去した後、この上にTa金
属薄膜をスパッタ法で形成し、レジストを除去する。こ
の時、レジスト上のTa金属薄膜も同時に除去され、あ
らかじめレジストが除去されている位置にのみTa金属
薄膜13が残されるというリフトオフ法を採用するので
ある。リフトオフ法が良好に実施されるためには、レジ
ストの厚さを、形成する薄膜よりも充分に厚くしなけれ
ばならないという重要なプロセス上の条件が存在する。
Ta金属薄膜の場合、オープンプールでの強大なキャビ
テーション破壊を防ぐためには0.5〜0.6μmとい
う厚さが必要と言われている(前出のHewlett−
Packard Jourual、他参照)。これに対
しキャビテーション破壊力が大幅に低減(1/10〜1
/50)している図1〜図4に示す構造のヘッドの場
合、このTa金属薄膜の厚さは0・1〜0・2μmで充
分と予測され、実験的にも後で示すように確認されてい
る。従って、リフトオフ用レジストの厚さは1〜2μm
で充分であり、これは一般的に用いられているフォトエ
ッチング技術の範囲内であり、リフトオフ法で形成され
る薄膜パターンの位置精度も1μm程度を実現できるこ
とが分かる。即ち、図1、図2に示す70μmピッチ
(360dpi)で並ぶ薄膜ヒータは勿論のこと、今ま
でにない35μmピッチ(720dpi)で並ぶ超高精
細ヘッドの薄膜ヒータにも本発明が適用できることが容
易に理解できよう。
【0011】試作評価したヘッドは、隔壁7としてポリ
イミド樹脂を用いてその厚さを約10μmとし、ノズル
12は、厚さ35μmのポリイミドフィルム8を張りつ
けた後、これをフォトドライエッチングで円柱状にあけ
たものである。Ta金属薄膜13の厚さは0・1と0・
2μmの二種類とした。核沸騰を発生させる領域の薄膜
ヒータは約45μm角であり、その抵抗値は約120Ω
であった。薄膜ヒータの熱酸化温度の平均値は380°
Cであり、Siウエハ内の温度ばらつきは±20°C以
内であった。吐出評価に用いたインクは市販の他社製イ
ンクジェットプリンタに使用されている水性インクであ
る。
【0012】このヘッドに3μJ/パルスのエネルギを
投入して印字評価をした結果、Ta金属薄膜13の厚さ
に関係なく、1億パルス以上のインク吐出に対し何らの
異常も認められなかった。この時、Ta金属薄膜13が
隔壁から少なくとも3〜5μm、個別インク通路側に出
ていれば問題のないこを確認している。しかし、隔壁か
ら出ているTa金属薄膜13が3μm以内の時には、薄
膜ヒータが破断するケースも認められ、信頼性が低下す
ることも分かった。以上説明したように、熱酸化温度の
低温化によって自己酸化被膜の厚さが薄くなった薄膜ヒ
ータに対しても、インクの吐出に必要な投入エネルギを
殆ど増大させることなく充分なヘッド寿命を達成できる
ことが可能となった。
【0013】[発明の効果]本発明により、インクの吐
出に必要な投入エネルギを増大させることなく充分なヘ
ッド寿命を満足させることが可能となった。そしてこれ
によって、ドライバ回路を内蔵させた低消費電力で且つ
大規模高集積のインクジェット記録ヘッドを提供するこ
とが可能となった
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のインクジェット記録ヘッドを、その
個別インク通路の中央部で切断した時の断面図(図2の
B−B断面図)である。
【図2】 図1のA−A断面図である。
【図3】 本発明を適用していない従来技術によるヘッ
ドを、その個別インク通路の中央部で切断した時の断面
図(図4のD−D断面図)である。
【図4】 図3のC−C断面図である。
【符号の説明】
1はSi基板、2はSiO断熱層、3は薄膜抵抗体、
4は個別薄膜導体、5は共通薄膜導体、6は絶縁性自己
酸化被膜、7は耐熱性樹脂隔壁、8はポリイミドフィル
ム(オリフィスプレート)、9はインク溝の溝壁、10
は共通インク通路、11は個別インク通路、12はノズ
ル(の壁)、13はTa金属薄膜である。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板上に形成された薄膜抵抗体と薄膜導体
    からなる複数個のヒータと、該ヒータの真上に設けら
    れ、該ヒータに順次パルス通電することによって該ヒー
    タと垂直方向にインク滴を吐出する複数個の円柱状のイ
    ンク吐出ノズルと、それぞれのヒータと吐出ノズルに対
    応して設けられた複数個の個別インク通路と、該個別イ
    ンク通路の全てが連通するべく前記基板上に設けられた
    共通インク通路と、からなるインクジェット記録ヘッド
    であり、前記薄膜抵抗体の一部とこれにつながる個別薄
    膜導体が前記個別インク通路を形成する耐熱性樹脂隔壁
    でおおわれている部分の薄膜抵抗体の幅が他の部分より
    10%以上広く、該薄膜抵抗体の全体が熱酸化処理によ
    って絶縁性自己酸化被膜で覆われている構造のインクジ
    ェット記録ヘッドにおいて、前記薄膜抵抗体の広幅部分
    とこれにつながる正規幅部分の一部がTa金属薄膜によ
    って覆われていることを特徴とするインクジェット記録
    ヘッド。
  2. 【請求項2】前記Ta金属薄膜が、少なくとも3〜5μ
    m、個別インク通路側に出ていることを特徴とする請求
    項1記載のインクジェット記録ヘッド。
  3. 【請求項3】前記薄膜抵抗体が、64%<Ta<85
    %、5%<Si<26%、6%<0<15%の範囲にあ
    るTa−Si−O三元合金からなることを特徴とする請
    求項1記載のインクジェット記録ヘッド。
  4. 【請求項4】前記薄膜導体がNi金属、又は金めっき処
    理されたNi金属からなることを特徴とする請求項1記
    載のインクジェット記録ヘッド。
  5. 【請求項5】前記Ta金属薄膜がリフトオフ法によって
    形成されていることを特徴とする請求項1記載のインク
    ジェット記録ヘッドの製造方法。
JP9296105A 1997-09-24 1997-09-24 インクジェット記録ヘッド Pending JPH1191111A (ja)

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JP9296105A JPH1191111A (ja) 1997-09-24 1997-09-24 インクジェット記録ヘッド
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