JPH1190852A - 衝撃式締付工具の締付トルク制御方法、及び締付トルク制御装置 - Google Patents
衝撃式締付工具の締付トルク制御方法、及び締付トルク制御装置Info
- Publication number
- JPH1190852A JPH1190852A JP9246599A JP24659997A JPH1190852A JP H1190852 A JPH1190852 A JP H1190852A JP 9246599 A JP9246599 A JP 9246599A JP 24659997 A JP24659997 A JP 24659997A JP H1190852 A JPH1190852 A JP H1190852A
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Abstract
しかも安定した締付トルクが得られる衝撃式締付工具の
締付トルク制御方法、及び前記方法を使用した制御装置
を提供することを目的とする。 【解決手段】 給気路に圧力センサ5を設けて、衝撃式
締付工具に供給される給気圧力を検出し、衝撃式締付工
具が打撃開始してからの給気圧力の圧力変化を圧力変化
検出回路21で検出し、前記検出された圧力変化を電圧/
電流変換回路22で電流の変化に変換し、さらに前記電流
の変化を積算回路23で積算し、積算した電流の変化を設
定/入力比較回路24で予め定めた設定値と比較し、積算
された電流が設定値に達したときに電磁弁4をオフにし
て衝撃式締付工具への給気を遮断させるようにした。
Description
チ、インパクトレンチ、インパクトドライバ等の衝撃式
締付工具の締付トルク制御方法、及び前記方法を使用し
た制御装置に関するものである。
クの制御は、動力軸に歪ゲージを貼り付け、衝撃発生時
に生ずる動力軸の歪み量を計測することにより締付トル
クを検出したり、動力軸にフライホイールを取り付け、
衝撃発生時に移動するフライホイールの距離を計測する
ことにより衝撃発生時に生ずる動力軸の反力をはかるこ
とにより締付トルクを検出していた。
歪ゲージや近接センサ等の電気部品を衝撃式締付工具の
内部に設けているため、電気ケーブルがハンドル部から
エアホースと並列してのびていた。
けやすく、電気ケーブルが断線しやすいという問題点が
あった。
されているように、衝撃式締付工具に供給される給気圧
力が衝撃式締付工具の打撃発生時に変動することに着目
し、給気圧力の変動を検知することにより締付トルクを
制御する装置が発明された。
給気圧力を圧力センサで検出し、検出した給気圧力の変
化を圧力変化把握回路でパルス信号としてとらえ、所定
のレベルを越えたパルス信号を打撃信号としてとらえ、
さらに打撃信号の数をカウントし、カウント数が設定値
に達したときに給気路にある電磁弁を閉じ、衝撃式締付
工具を停止させて締付トルクを管理しようとするもので
ある。
た出力のパルスを発する衝撃式締付装置では、打撃信号
の数をカウントすれば安定した締付トルクが得られる
が、インパクトレンチのように出力が一定しないパルス
を発するものでは、所定の締付トルクになるまでに必要
なパルスの数がばらつくので、打撃信号の数をカウント
して電磁弁を閉じるだけでは締付トルクが一定にならな
いという問題点があった。
記の問題点を解決し、衝撃式締付工具の内部に電気部品
を設けず、しかも安定した締付トルクが得られる衝撃式
締付工具の締付トルク制御方法、及び前記方法を使用し
た制御装置を提供することを目的とする。
発明では、衝撃式締付工具1に供給される給気圧力を圧
力センサ5で検出し、衝撃式締付工具1が打撃開始して
からの給気圧力の変化を電流の変化に変換すると共に前
記変換された電流を積算し、積算した電流が予め定めた
設定値に達したときに電磁弁4をオフにして衝撃式締付
工具1への給気を遮断させ、衝撃式締付工具1を停止さ
せるようにした衝撃式締付工具の締付トルク制御方法と
した。
圧力センサ5を設けて、衝撃式締付工具1に供給される
給気圧力を検出し、衝撃式締付工具1が打撃開始してか
らの給気圧力の圧力変化を圧力変化検出回路21で検出
し、前記検出された圧力変化を電圧/電流変換回路22で
電流の変化に変換し、さらに前記電流の変化を積算回路
23で積算し、積算した電流の変化を設定/入力比較回路
24で予め定めた設定値と比較し、積算された電流が設定
値に達したときに電磁弁4をオフにして衝撃式締付工具
1への給気を遮断させるようにした衝撃式締付工具の締
付トルク制御方法とした。
付工具1に供給される給気圧力を検出する圧力センサ5
と、検出した給気圧力の変化から衝撃式締付工具1が打
撃開始したときの給気圧力を検出するゼロ位置検出回路
20と、衝撃式締付工具1が打撃開始してからの給気圧力
の変化を検出する圧力変化検出回路21と、前記検出され
た給気圧力の変化を電流の変化に変換する電圧/電流変
換回路22と、前記電流の変化を積算する積算回路23と、
積算した電流の変化を予め定めた設定値と比較し、設定
値に達したときに信号を発する設定/入力比較回路24
と、前記信号により衝撃式締付工具1への給気を遮断さ
せる電磁弁4とを有する衝撃式締付工具の締付トルク制
御装置とした。
エアが衝撃式締付工具1に供給されると減少する。そし
て、衝撃式締付工具1が打撃を開始すると給気圧力は、
出力に応じてパルス状に変化する。
変化を電流の変化に変換すると共に変換された電流を面
積として積算し、その信号の面積の総和が設定値を越え
たときに電磁弁4をオフにして衝撃式締付工具1を停止
させるようにしているので、総締付エネルギーにより締
付トルクの管理を行うことができるようになる。
面に基づいて説明する。
装備した衝撃式締付工具であり、衝撃式締付工具1と、
コントローラ2と、エア源3から衝撃式締付工具1へ供
給するエアを開閉する電磁弁4と、電磁弁4の下流側に
あり、衝撃式締付工具1への給気圧力を検出する圧力セ
ンサ5と、電磁弁4と圧力センサ5の間に設けた逆止弁
6とからなり、ボルト・ナットの締付トルクが設定値に
達したときにコントローラ2からの信号により電磁弁4
が閉じ、衝撃式締付工具1が停止するようになってい
る。
発生装置(図示せず)を内蔵し、供給されたエアでエア
モーターを回転させ、エアモーターの回転を衝撃発生装
置に伝え、衝撃発生装置が発した衝撃によりボルト・ナ
ットを締めつけるようになったものであり、一般にイン
パルスレンチ、インパクトレンチ、インパクトドライバ
等と呼ばれるものである。
発生するトラブルを未然に防ぐためのものである。
ロ位置検出回路20と、圧力変化検出回路21と、電圧/電
流変換回路22と、積算回路23と、設定/入力比較回路24
と、電磁弁遮断回路25と、衝撃式締付工具停止検出回路
26と、締付OK表示回路27と、締付NG表示回路28と、
電源回路29で構成されている。
る。ゼロ位置検出回路20は、衝撃式締付工具1でボルト
・ナットを締めたとき、ボルト・ナットが着座して打撃
を開始する前のフリーランニング状態における給気圧力
を検知し、そこを打撃時における圧力変化を検出するた
めのゼロ位置とする回路である。
座すると、衝撃発生装置により間欠的にパルスが発生す
る。このとき、給気路における給気圧力もエアモーター
の負荷に応じて変動し、圧力変動のパルスが発生する。
圧力変化検出回路21は、前記ゼロ位置検出回路20で検出
したゼロ位置からの圧力変化、すなわち衝撃発生装置に
よりパルスが発生してからの圧力変化を検出する回路で
ある。
出回路21で検出した圧力変化を、圧力変化に応じた電流
の変化に増幅し、変換する回路である。
換された電流を充電する回路であり、電流を充電するた
めのコンデンサ23a と、コンデンサ23a をリセットする
ためのスイッチ23b を設けている。
圧とコンデンサ23a の両端の電圧とを比較し、設定した
電圧になったときに信号を発する回路である。尚、前記
電圧の設定は、設定値入力部24a で変更可能となってい
る。
24が発した信号により電磁弁4を閉じ、所定の時間(0.
5 〜1秒が好ましい)経過後に電磁弁4を開ける回路で
ある。
間隔が0.2 秒より長くなったことを検知することによ
り、衝撃式締付工具1が停止したことを検出して信号を
発する回路であり、前記信号により積算回路23のスイッ
チ23b をオンし、コンデンサ23a 内に蓄積された電気を
放電させるようになっている。さらに、締付工具停止検
出回路26は、同時に締付NG表示回路28にも信号を送る
ようになっている。
路24よりの信号により回路内のOKリレー(図示せず)
をオンし、コントローラ2に設けたOKランプを点灯さ
せるようになっている。
路24からの信号がなく、締付工具停止検出回路26からの
信号が入ると、回路内のNGリレー(図示せず)をオン
し、コントローラ2に設けたNGランプを点灯させるよ
うになっている。
こなったとき(締付OKになったとき)のコントローラ
2の作動状態について図3に基づき説明する。
知し、出力した出力信号を示している。
(エア源3の圧力)の変化はなく、一定である。
旦大きな圧力低下が生じる。締付OK表示回路27のOK
リレー及び締付NG表示回路28のNGリレーは、この圧
力変動をトリガー信号としてオフにされる。
ンニング(無負荷回転)状態が続く。このとき、給気路
の給気圧力が減少するが、給気圧力の変化は殆ど生じな
い。そして、このときの圧力をゼロ位置検出回路20で検
出し、圧力変化検出回路21が検出する圧力のゼロ位置と
する。
工具1は、衝撃発生装置により間欠的にパルスを発生さ
せる。このとき、給気路の給気圧力は、エアモーターの
負荷に応じて変動し、パルス状に変化するので、圧力セ
ンサ5がパルスを発生する。
に示すように、ゼロ位置検出回路20で検出した圧力との
差、即ちパルス成分だけを検出して出力する。
電流の変化に増幅して変換される。そして、前記の電流
は、積算回路23のコンデンサ23a に蓄積される。この蓄
積された電流は、衝撃式締付工具1のメインシャフトの
出力と時間を掛けた面積(締付エネルギー)に比例する
ので、正確なトルクが把握できるようになっている。
(c) に示すように、前記の電流が蓄積されるにしたがっ
て端子電圧が上昇する。この電圧を設定/入力比較回路
24で設定された電圧(シャットオフレベル)と比較し、
設定された電圧に達すると信号を発する。
が働き、電磁弁4を閉じて給気を遮断し、衝撃式締付工
具1を停止させる。同時に前記信号により締付OK表示
回路27が働き、OKランプを点灯させる。(図3(d) 、
図3(e) 、図3(f) 参照) 若し、所定の締付トルクに達する前にスロットルレバー
を放した場合には、図4(c) に示すように、積算回路23
のコンデンサ23a に蓄積された電流が少なく、設定され
た電圧(シャットオフレベル)に達しない状態で衝撃式
締付工具1が停止する。
入力比較回路24からの信号がない状態で締付工具停止検
出回路26からの信号が入るので、締付NG表示回路28が
働き、NGランプを点灯させる。(図4(g) 、図4(h)
参照) 以上が実施例の説明であり、この実施例ではスロットル
レバーを開いたときに自動的に積算回路23をクリアさせ
るようにしているが、積算回路23のコンデンサ23a の端
子電圧が設定された電圧の1/2以下のときには、クリ
アさせないようにすることもできる。このようにすれ
ば、締付けミスにより積算回路23のコンデンサ23a の端
子電圧が設定された電圧に達しなかった場合でも、不足
分だけ追加して締めることができるようになる。
からの全てのパルスを検知し、そのパルスの面積の総和
が設定値を越えたときに電磁弁を閉じて衝撃式締付工具
を停止させるようにしたものであり、パルスの面積の総
和、すなわち総締付エネルギーにより締付トルクの管理
を行うことができるので、締付トルクが一定になり、安
定した締付トルクを得ることができる。
ある(締付けOKのとき)。
ある(締付けNGのとき)。
Claims (3)
- 【請求項1】 衝撃式締付工具(1)に供給される給気
圧力を圧力センサ(5)で検出し、衝撃式締付工具
(1)が打撃開始してからの給気圧力の変化を電流の変
化に変換すると共に前記変換された電流を積算し、積算
した電流が予め定めた設定値に達したときに電磁弁
(4)をオフにして衝撃式締付工具(1)への給気を遮
断させ、衝撃式締付工具(1)を停止させるようにした
ことを特徴とする衝撃式締付工具の締付トルク制御方
法。 - 【請求項2】 給気路に圧力センサ(5)を設けて、衝
撃式締付工具(1)に供給される給気圧力を検出し、衝
撃式締付工具(1)が打撃開始してからの給気圧力の圧
力変化を圧力変化検出回路(21)で検出し、前記検出さ
れた圧力変化を電圧/電流変換回路(22)で電流の変化
に変換し、さらに前記電流の変化を積算回路(23)で積
算し、積算した電流の変化を設定/入力比較回路(24)
で予め定めた設定値と比較し、積算された電流が設定値
に達したときに電磁弁(4)をオフにして衝撃式締付工
具(1)への給気を遮断させるようにしたことを特徴と
する衝撃式締付工具の締付トルク制御方法。 - 【請求項3】 衝撃式締付工具(1)に供給される給気
圧力を検出する圧力センサ(5)と、検出した給気圧力
の変化から衝撃式締付工具(1)が打撃開始したときの
給気圧力を検出するゼロ位置検出回路(20)と、衝撃式
締付工具(1)が打撃開始してからの給気圧力の変化を
検出する圧力変化検出回路(21)と、前記検出された給
気圧力の変化を電流の変化に変換する電圧/電流変換回
路(22)と、前記電流の変化を積算する積算回路(23)
と、積算した電流の変化を予め定めた設定値と比較し、
設定値に達したときに信号を発する設定/入力比較回路
(24)と、前記信号により衝撃式締付工具(1)への給
気を遮断させる電磁弁(4)とを有することを特徴とす
る衝撃式締付工具の締付トルク制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9246599A JPH1190852A (ja) | 1997-09-11 | 1997-09-11 | 衝撃式締付工具の締付トルク制御方法、及び締付トルク制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9246599A JPH1190852A (ja) | 1997-09-11 | 1997-09-11 | 衝撃式締付工具の締付トルク制御方法、及び締付トルク制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1190852A true JPH1190852A (ja) | 1999-04-06 |
Family
ID=17150817
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9246599A Pending JPH1190852A (ja) | 1997-09-11 | 1997-09-11 | 衝撃式締付工具の締付トルク制御方法、及び締付トルク制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1190852A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20010046851A (ko) * | 1999-11-16 | 2001-06-15 | 이계안 | 차량용 나사 체결 시스템 및 그 체결 보증 제어방법 |
-
1997
- 1997-09-11 JP JP9246599A patent/JPH1190852A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20010046851A (ko) * | 1999-11-16 | 2001-06-15 | 이계안 | 차량용 나사 체결 시스템 및 그 체결 보증 제어방법 |
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