JPH1190574A - 鍛造装置 - Google Patents

鍛造装置

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JPH1190574A
JPH1190574A JP25510897A JP25510897A JPH1190574A JP H1190574 A JPH1190574 A JP H1190574A JP 25510897 A JP25510897 A JP 25510897A JP 25510897 A JP25510897 A JP 25510897A JP H1190574 A JPH1190574 A JP H1190574A
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JP
Japan
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die
pair
work
forging
mold
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JP25510897A
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Shunji Sugiyama
俊司 杉山
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Toyota Motor Corp
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Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、ワークの一対の成形部を鍛造すると
き、一対の成形部を連結する非成形部を弾性変形させる
ことなく、かつ非成形部が弾性変形に伴う反力で、一対
の成形部を加圧鍛造後にワークが歪み、変形することを
抑えることができ、鍛造後のワークの品質を高め、耐久
性を向上することができる鍛造装置を提供する。 【解決手段】本発明の鍛造装置は、少なくとも一対の成
形部90、90と、少なくとも一対の成形部90、90
を連結する非成形部91とをもつワーク9を下型2と上
型6とで同時に鍛造する鍛造装置1であって、該下型2
と該上型6の少なくとも一方は、該成形部90を成形し
加圧方向と垂直方向に相対移動可能な可動型4、8をも
つことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一対の成形部を有する
ワークを鍛造するとき、一対の成形部を連結する非成形
部を弾性変形させない鍛造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、素材に鍛造を施し、一部にほぼ平
行な両面形状を備えた中間鍛造品を得た後、前記両面の
平面度および平行度を得ることを目的として、平坦な型
面をもつ下型と上型とで前記両面に僅かな圧縮代分を鍛
造〔コイニング(平面圧印)〕することが知られてい
る。
【0003】この鍛造は、中間鍛造品の両面を機械加工
で切削あるいは研削することにより平面度および平行度
を向上する場合に較べコスト面で有利である。ここで、
例えば、図8〜図12に示される従来の鍛造装置1Aの
下型2Aおよび下型2Aに対して往復移動(図8の矢印
Y1、Y2参照)する上型6Aとを用い、また中間鍛鍛
造品として、自動車などのフロントサスペンションに用
いるアームの原形状を備えたワーク9に鍛造を施す場合
がある。
【0004】このワーク9は、鍛造を施す対象となる一
対のボス部(成形部)90、90と、前記一対のボス部
90、90を連結するとともに、鍛造を施こさないアー
ム部(非成形部)91とをもつ形状である。そしてワー
ク9の一対のボス部90、90は、鍛造装置1Aの下型
2Aと上型6Aとで同時に鍛造することにより、その両
面900、901が塑性変形され目的とする平面度およ
び平行度に鍛造できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ワーク9は、
鍛造装置1Aの下型2Aと上型6Aとで同時に一対のボ
ス部90、90を鍛造されるとき、図11に示す型閉じ
状態の下型2Aと上型6Aとの間の自由空間Sに位置す
るアーム部91が、ボス部90、90の塑性変形に伴う
圧縮応力の作用で前記加圧方向と垂直方向(図11の矢
印Z1、Z2参照)に弾性変形して撓む。
【0006】このため、下型2Aと上型6Aとが型開き
(図12の矢印Y2参照)され鍛造を終えたワーク9b
は、下型2Aと上型6Aとによる加圧から開放されると
同時に、前記弾性変形時に蓄積されていた反力(図12
の矢印Z3、Z4参照)で前記撓みが解消され元の形状
に戻ったアーム部91bに対し、逆に一対のボス部90
b、90b同士が歪みQを発生させて変形する。
【0007】このように、従来の鍛造装置1Aによる
と、下型2Aと上型6Aとにより鍛造後のワーク9b
は、各ボス部90bの両面900、901の平面度およ
び平行度を向上させ得るものの、全体が僅かに変形し、
一対のボス部90a、90a同士の平行度を低下させ
る。本発明は、前記事情に鑑みなされたもので、ワーク
の一対の成形部を鍛造するとき、一対の成形部を連結す
る非成形部を弾性変形させることなく、かつ非成形部が
弾性変形に伴う反力で、一対の成形部を鍛造後にワーク
が歪み、変形することを抑えることができ、鍛造後のワ
ークの品質を高め、耐久性を向上することができる鍛造
装置を提供することを課題とする。
【0008】
【発明の解決手段】本発明の鍛造装置は、少なくとも一
対の成形部と、少なくとも一対の該成形部を連結する非
成形部とをもつワークを下型と上型とで同時に鍛造する
鍛造装置であって、該下型と該上型の少なくとも一方
は、該成形部を成形し加圧方向と垂直方向に相対移動可
能な可動型をもつことを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】通常、鍛造装置の下型と上型と
で、ワークの一対の成形部を同時に鍛造した場合に、一
対の成形部を連結する非成形部は、下型と上型との自由
空間にあり鍛造されない状態にあるため、成形部の厚み
方向の一方の面と他方の面とを所定の圧縮代分、塑性変
形するに伴い発生する圧縮応力の影響で弾性変形する。
ここで、弾性変形量は、ワークの材質、全体形状、成
形部の面形状やその面積および鍛造(圧縮)代や、下型
および上型の材質、ワークの成形部に当接する下型およ
び上型の型面粗度や、それらによって定まる前記型面と
ワークの成形部との摩擦係数の大きさなどによって変化
する。
【0010】本発明の鍛造装置によると、下型と上型と
で、ワークの一対の成形部を同時に鍛造する場合、少な
くともワークの一対の成形部の一方に当接する可動型
は、成形部とともに、鍛造による加圧方向と垂直方向に
相対移動するため、前記非成形部に不要な圧縮応力が付
与されない。すなわち、非成形部を弾性変形させようと
する圧縮応力は、可動型が相対移動することによって吸
収され、非成形部に作用しない。
【0011】従って、ワークの一対の成形部を連結する
非成形部は、下型と上型とで前記一対の成形部が目的と
する圧縮代分を、鍛造されるとき、弾性変形せずにす
む、かつ弾性変形に伴う弾性反力も発生しないため、下
型と上型とが型開き状態に移行したとき、従来の不具合
(成形部の鍛造後、非成形部が弾性反力の反力で鍛造前
の形状に戻ったときに、一対の成形部が歪み変形するこ
と)を発生させない。
【0012】可動型は、一対の成形部の一方のみに当接
するように構成されたものや、一対の成形部の両方に当
接するように構成されたものを含む。すなわち、可動型
としては、少なくとも前記一対の成形部の一方に当接す
る構成のものを用いることにより前記非成形部を弾性変
形させることなく、前記従来の不具合を発生させない。
【0013】前記可動型は、下型と上型とが型閉じ状態
にされたワークの一対の成形部の鍛造時に加圧方向と垂
直方向に相対移動し、鍛造を終え下型と上型とが型開き
状態への移行に伴ない元の位置に戻ることができ、かつ
次のワークの鍛造に備えることができるように、付勢部
材により付勢することが好ましい。前記付勢部材として
は、コイルバネ、板バネなどを用いることができる。
【0014】また、可動型は、相対移動をスムーズにな
し得るための手段として、油などの潤滑剤、ローラ、コ
ロなどを併用することにより相対移動時の摩擦抵抗を低
減することができる。鍛造対象とするワークとしては、
その全領域の内、鍛造される成形部と、この一対の成形
部を連結する非成形部とをもつものに適用できる。
【0015】また、少なくとも一対の成形部と、少なく
とも一対の成形部を連結する非成形部とをもつワークと
は、例えば、一つの非成形部の両端側にそれぞれ鍛造対
象とする成形部を備えた形状の一つのワークや、一つの
ワークであっても、一つの非成形部の両端側にそれぞれ
鍛造対象とする成形部とからなる形状を複数備えたもの
を含む。
【0016】前記ワークとしては、要するに、下型と上
型とで同時に鍛造するワークの一対の成形部と、一対の
成形部を連結する非成形部とをもつ形状のものであれば
よく、例えば、自動車用部品としてのナックルアーム、
トルクアーム、シャフトアームなどに適用できる。
【0017】
【実施例】本発明、鍛造装置の実施例として、自動車の
フロントサスペンション用の鍛造製アームを製造する途
中で、その一部の平面度および平行度を高めることを目
的として鍛造を施す場合に適用し、図1〜図7を用いて
説明する。実施例の鍛造装置1は、図1、図2、図3
に、それぞれ断面、図1のAーA矢視位置での平面、図
1のBーB矢視線断面として示すように、固定位置にあ
る下型2と、下型2に対し接近(図1の矢印Y1参照)
方向および離れる(図1の矢印Y2参照)方向に往復移
動可能に設置された下型2と上型6とよりなる。
【0018】下型2は、図略の固定保持部材により定位
置に連結保持される下方固定型3と、下方固定型3に水
平方向に摺動可能に保持された一対の下方可動型4、4
と、下方固定型3と各下方可動型4との間に介置された
コイルバネ5a、5aとよりなる。下方固定型3は、各
下方可動型4を水平方向に摺動可能に保持するために、
図3に示す断面略凸状の空間よりなる収容部30および
収容部30を形成する平坦な水平案内面31と、水平案
内面31と直交する両側壁面32、32と、水平案内面
31と両側壁面32、32との間に形成された断面略コ
の字状の案内溝33、33と、前記水平案内面31に平
行で上型6の上方固定型7に対向する対向面34と、2
つの収容部30、30の間に形成され、互いに水平方向
に接近する方向(矢印S1、S2参照)への各下方可動
型4の摺動を制限するストッパー部35とをもつ。
【0019】このため、各下方可動型4は、下方固定型
3のストッパー部35に当接し、互いに水平方向に接近
する方向(図1の矢印S1、S2参照)に摺動せずに、
互いに水平方向に遠ざかる方向(図1の矢印S3、S4
参照)に摺動可能に組付けられている。各下方可動型4
は、断面略凸状のもので、前記下方固定型3の二つの収
容部30、30に収容されるとともに、下方固定型3の
各案内溝33、33に沿って移動する案内突起40と、
下方固定型3の水平案内面31に摺接する水平面41
と、水平面41に平行でワーク9のボス部90、90に
当接し、仕上げ鍛造する型面42とをもつ。
【0020】コイルバネ5a、5aは、各下方可動型4
と下方固定型3との間に、常時、各下方可動型4をスト
ッパー部35に当接する方向(図1の矢印S1、S2参
照)に付勢力するように配置される。すなわち、コイル
バネ5a、5aは、下方固定型3のストッパー部35の
ストッパー面350に前記収容部30を介して対向する
垂直対向面351と、ストッパー部35のストッパー面
350に当接する下方可動型4の第1垂直面43と反対
側の第2垂直面44との間に介置される。なお、コイル
バネ5a、5aは、ストッパー部35のストッパー面3
50および下方可動型4の第2垂直面44に、図略の窪
みを設け、この窪みに両端を配置することが好ましい。
【0021】上型6は、図略の可動保持部材により前記
下型2に接近および離れる方向に往復移動(図1の矢印
Y1およびY2参照)可能に保持され、かつ前記可動保
持部材を介して前記往復移動方向に駆動するための図略
の駆動源に連結されている。この上型6は、前記可動保
持部材により固定保持される上方固定型7と、上方固定
型7に水平方向に摺動可能に保持された一対の上方可動
型8、8と、上方固定型7と各上方可動型8との間に介
置されたコイルバネ5b、5bとよりなる。
【0022】上方固定型7は、各上方可動型8を水平方
向に摺動可能に保持するために断面略凸状の空間よりな
る収容部70および収容部70を形成する平坦な水平案
内面71と、水平案内面71と直交する両側壁面72、
72と、水平案内面71と両側壁面72、72との間に
形成された断面略コの字状の案内溝73、73と、前記
水平案内面71に平行で下型3の固定型4に対向する対
向面74と、2つの収容部70、70の間に形成され、
各上方可動型8が互いに水平方向に接近する方向(図1
の矢印S1、S2参照)の摺動を制限するストッパー部
75とをもつ。
【0023】各上方可動型8は、断面略凸状のもので、
前記上方固定型7の二つの収容部70に収容されるとと
もに、上方固定型7の案内溝73、73に沿って移動す
る案内突起80と、上方固定型7の水平案内面71に摺
接する水平面81と、水平面81に平行でワーク9のボ
ス部90、90に当接し、仕上げ鍛造する型面82とを
もつ。
【0024】上型6に用いられるコイルバネ5b、5b
は、前記下型2と同じようにして配置される。各上方可
動型8と上方固定型7との間に、常時、各上方可動型8
をストッパー部75に当接する方向(図1の矢印S1、
S2参照)に付勢力するように配置される。
【0025】すなわち、コイルバネ5b、5bは、スト
ッパー部75のストッパー面750に前記収容部70を
介して対向する垂直対向面751と、ストッパー部75
のストッパー面750に当接する上方可動型8の第1垂
直面83と反対側の第2垂直面84との間に介置され
る。なお、コイルバネ5b、5bは、上方固定型7のス
トッパー部75のストッパー面750および上方可動型
8の第2垂直面84とに、図略の窪みを設け、この窪み
に両端を配置することが好ましい。
【0026】前記下型2と上型6にそれぞれ配置された
各コイルバネ5a、5bの付勢力は、下型2と上型6と
によるワーク9のボス部90、90の鍛造時の加圧力よ
り低いものに設定されている。また、前記コイルバネ5
a、5bの配置個数は、目的に応じて種々設定できる。
以下、前記のように構成された鍛造装置1を用い、中間
鍛鍛造品として、自動車などのフロントサスペンション
に用いるアームの原形状を備えたワーク9に鍛造を施す
場合を説明する。
【0027】ワーク9は、鍛造を施す対象となる一対の
成形部としてのボス部90、90と、前記ボス部90、
90を連結するとともに、鍛造を施こさない非成形部と
してのアーム部91をもつ形状である。このワーク9
は、鍛造装置1Aの下型2と上型6とが型開きされた状
態で、下型2の一対の下方可動型4、4の可動型面4
0、40に、ボス部90、90をその下面900、90
0が対向するように載置し、セットする。
【0028】次いで、上型6が下型2に向かって接近す
る方向に駆動されて移動する。この上型6の移動に伴う
各上方可動型8の可動型面80、80がボス部90、9
0の上面901、901に当接し、かつボス部90、9
0は、下方可動型4、4と上方可動型8、8とによって
所定の圧力で鍛造される。ボス部90、90は、下面9
00および上面901の平面度および平行度が得られ
る。
【0029】また、ボス部90、90は、鍛造時に前記
圧縮代分、加圧方向と垂直方向に塑性変形し、その応力
が発生すると同時に、下型2では下方可動型4と4とが
互いに離れる方向(図4の矢印S3、S4参照)の付勢
力を発生させ、上型6では上方可動型8と8とが互いに
離れる方向(図4の矢印S3、S4参照)の付勢力を発
生させる。
【0030】すると、下方可動型4と4および上方可動
型8と8は、それぞれコイルバネ5a、5aおよび5
b、5bの付勢力に打ち勝ち、前記加圧方向と垂直方向
にボス部90、90とともに移動し、前記塑性変形に伴
い発生する圧縮応力を吸収する。このため、アーム部9
1は、型閉じ状態の下型2Aと上型3Aとの間の自由空
間Sにあっても弾性変形せず、ボス部90、90の鍛造
を終え下型2と上型6とが型開きされたとき、弾性変形
の反力による形状戻りがなく、図7に示される鍛造後の
ワーク9aに歪みが発生しない。
【0031】この鍛造後のワーク9aは、例えば、一対
のボス部90a、90aの平面度および平行度を向上し
得た両面900、901を基準位置として垂直に穿孔し
て図略の貫通孔を設け、この貫通孔にボルトなどの軸部
を挿通された後、他の機能部品の平坦な取り付け面に、
前記両面900、901の少なくとも一方を当接した状
態で組み付けて使用される。
【0032】実施例の鍛造装置1によれば、鍛造を終え
たワーク9aの一対のボス部90a、90aの平面度お
よび平行度を向上させ得ることができる他、ワーク9a
の全体が歪みにより変形することがない。このため、実
施例の鍛造装置1により得られた鍛造後のワーク9a
は、前記従来の鍛造装置1Aにより鍛造された後のワー
ク9bに較べ、さらに製品品質を向上でき、かつ他の機
能部品などに組み込まれた使用時の耐久性をさらに向上
できる。
【0033】
【発明の効果】本発明の鍛造装置は、少なくとも一対の
成形部と、少なくとも一対の成形部を連結する非成形部
とをもつワークを鍛造する場合に用いられる。すなわ
ち、本発明の鍛造装置を用いて、一対の成形部を下型と
上型とで同時に鍛造すると、下型と上型とが型閉じされ
成形部が塑性変形するに伴い発生する圧縮応力は、可動
型がワークの成形部とともに加圧方向と垂直方向に相対
移動することによって吸収される。
【0034】そして、ワークの成形部を鍛造する成形時
に、ワークの非成形部が前記応力によって弾性変形する
ことを回避でき、かつ前記弾性変形を発生させない。
このため、成形部の鍛造を終えて下型と上型とが型開
きされたとき、非成形部が弾性変形に伴う反力で元(弾
性変形以前)の形状に戻る現象を発生しない。従って、
本発明の鍛造装置によると、ワークの一対の成形部を鍛
造するとき、一対の成形部を連結する非成形部に圧縮応
力が作用しないため、弾性変形せずにすみ、かつ非成形
部が弾性変形に伴う反力で、一対の成形部を鍛造後にワ
ークが歪み、変形することを抑えることができ、鍛造後
のワークの品質を高め、耐久性を向上することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の鍛造装置の下型と上型とが型開き状態
にあり、かつ下型にワークがセットされた状態を、下型
と上型とのみを断面して示す断面図。
【図2】図1におけるAーA矢視位置でワークと下型と
の平面を示す平面図。
【図3】図1におけるBーB矢視線断面図。
【図4】実施例の鍛造装置の下型と上型とが型閉じ状態
にあり、かつ鍛造にワークの一対のボス部(成形部)に
作用する加圧力で、一対の下方可動型および一対の上方
可動型が下方固定型および上方固定型に対し加圧方向と
垂直方向に相対移動し、ワークのアーム部(非成形部)
の弾性変形を回避した状態を示す断面図。
【図5】図4における下方固定型と、下方可動型との位
置関係を示し、かつ図2と同様にそれらの平面を示す平
面図。
【図6】図4におけるCーC矢視線断面図。
【図7】実施例の鍛造装置によりワークの鍛造後で下型
と上型とが型開き状態にあり、歪みのない製品形状のワ
ークが得られた状態を示す断面図。
【図8】従来の鍛造装置の下型と上型とが型開き状態に
あり、かつ下型にワークがセットされた状態を示す断面
図。
【図9】図8におけるA1ーA1矢視位置でワークと下
型との平面を示す平面図。
【図10】図8におけるB1ーB1矢視線断面図。
【図11】従来の鍛造装置の下型と上型とが型閉じ状態
にあり、かつ鍛造にワークの一対のボス部(成形部)に
作用する加圧力が、ワークのアーム部(非成形部)に作
用し、アーム部が弾性変形した状態を示す断面図。
【図12】従来の鍛造装置の下型と上型とが型開き状態
にあり、かつ鍛造を終了したワークのアーム部が、鍛造
時の弾性変形に伴う反力によりワークの一対のボス部が
変形した状態を示す断面図。
【符号の説明】
1…鍛造装置 2…下型 3…下方固定型 4…一
対の下方可動型 5a、5b…コイルバネ 6…上型 7…上
方固定型 8…一対の上方可動型 9…ワーク 90…ボ
ス部(成形部) 91…アーム部(成形部)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも一対の成形部と、少なくとも一
    対の該成形部を連結する非成形部とをもつワークを下型
    と上型とで同時に鍛造する鍛造装置であって、 該下型と該上型の少なくとも一方は、該成形部を成形し
    加圧方向と垂直方向に相対移動可能な可動型をもつこと
    を特徴とする鍛造装置。
JP25510897A 1997-09-19 1997-09-19 鍛造装置 Pending JPH1190574A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007160344A (ja) * 2005-12-13 2007-06-28 Nissan Motor Co Ltd コンロッドの製造方法および製造装置
JP2008302384A (ja) * 2007-06-07 2008-12-18 Nissan Motor Co Ltd コンロッドの製造方法および製造装置

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