JPH1189360A - 追肥機 - Google Patents
追肥機Info
- Publication number
- JPH1189360A JPH1189360A JP25238997A JP25238997A JPH1189360A JP H1189360 A JPH1189360 A JP H1189360A JP 25238997 A JP25238997 A JP 25238997A JP 25238997 A JP25238997 A JP 25238997A JP H1189360 A JPH1189360 A JP H1189360A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fertilizer
- crop
- amount
- conduit
- growth
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Fertilizing (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 圃場に移植された作物を機械によって一斉収
穫できるように、作物の生育の均一性を確保するに適し
た追肥機を提供する。 【解決手段】 作業者に把持されてその肥料排出口16
が圃場の作物Fの株際近傍に配置されて、肥料タンク1
0内の肥料を作物Fの株際又はその周辺に案内する肥料
導管11を備えると共に、この肥料導管11から排出さ
れる肥料の排出量を任意に調節可能な施肥量調節機構1
7を備え、前記肥料導管11の把持部22又はその近傍
に、施肥量調節機構17を操作する施肥量調節スイッチ
23を設ける。
穫できるように、作物の生育の均一性を確保するに適し
た追肥機を提供する。 【解決手段】 作業者に把持されてその肥料排出口16
が圃場の作物Fの株際近傍に配置されて、肥料タンク1
0内の肥料を作物Fの株際又はその周辺に案内する肥料
導管11を備えると共に、この肥料導管11から排出さ
れる肥料の排出量を任意に調節可能な施肥量調節機構1
7を備え、前記肥料導管11の把持部22又はその近傍
に、施肥量調節機構17を操作する施肥量調節スイッチ
23を設ける。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圃場の野菜等の生
長過程の作物に追肥するにあたって、作物の生長の度合
いに応じて肥料の供給量を調節できる追肥機に関するも
のである。
長過程の作物に追肥するにあたって、作物の生長の度合
いに応じて肥料の供給量を調節できる追肥機に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】作物の栽培方法として、多数のポット部
を有する苗トレイの該ポット部に床土を供給し、そこへ
播種し、灌水してソイルブロック苗(セル成型苗)を育
苗し、この苗(又は、ペーパーポット苗、パルプモール
ドポット苗、連結ポット苗等)を圃場の畝に移植してい
くという移植栽培方法、又は、圃場に直接種を播いて、
発芽、育成する直播栽培方法がある。
を有する苗トレイの該ポット部に床土を供給し、そこへ
播種し、灌水してソイルブロック苗(セル成型苗)を育
苗し、この苗(又は、ペーパーポット苗、パルプモール
ドポット苗、連結ポット苗等)を圃場の畝に移植してい
くという移植栽培方法、又は、圃場に直接種を播いて、
発芽、育成する直播栽培方法がある。
【0003】この作物の栽培過程において、作物が成長
するまでに、複数回に亘って、作業者によって追肥する
ようにしているが、この生育途中の作物に追肥する機械
として従来適当なものがなかった。
するまでに、複数回に亘って、作業者によって追肥する
ようにしているが、この生育途中の作物に追肥する機械
として従来適当なものがなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記セル成型苗は、定
植時の生育の揃いはよいが、幼苗定植となるために圃場
の環境に対する適応性が小さく、同じ圃場内でも定植後
の作物の生育の均一性に影響し、生育状態がバラバラに
なるという問題がある(その他の移植栽培方法又は、直
播栽培方法でも同様である)。
植時の生育の揃いはよいが、幼苗定植となるために圃場
の環境に対する適応性が小さく、同じ圃場内でも定植後
の作物の生育の均一性に影響し、生育状態がバラバラに
なるという問題がある(その他の移植栽培方法又は、直
播栽培方法でも同様である)。
【0005】一方、作物が成長して収穫する際におい
て、機械収穫では一斉収穫が前提であることから、生育
の均一性(作物の大きさの均一性)が大切であるが、作
物の生育の度合いがバラバラであると、収穫機による一
斉収穫ができないこととなる。そこで、本発明は、前記
問題点に鑑みて、作物を一斉収穫できるように、作物の
生長度合いを均一にできる追肥機を提供することを目的
とする。
て、機械収穫では一斉収穫が前提であることから、生育
の均一性(作物の大きさの均一性)が大切であるが、作
物の生育の度合いがバラバラであると、収穫機による一
斉収穫ができないこととなる。そこで、本発明は、前記
問題点に鑑みて、作物を一斉収穫できるように、作物の
生長度合いを均一にできる追肥機を提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明が前記目的を達成
するために講じた技術的手段は、作業者に把持されてそ
の肥料排出口16が圃場の作物Fの株際近傍に配置され
て、肥料タンク10内の肥料を作物Fの株際又はその周
辺に案内する肥料導管11を備えると共に、この肥料導
管11から排出される肥料の排出量を任意に調節可能な
施肥量調節機構17を備え、前記肥料導管11の把持部
22又はその近傍に、施肥量調節機構17を操作する施
肥量調節スイッチ23を設けたことを特徴とする。
するために講じた技術的手段は、作業者に把持されてそ
の肥料排出口16が圃場の作物Fの株際近傍に配置され
て、肥料タンク10内の肥料を作物Fの株際又はその周
辺に案内する肥料導管11を備えると共に、この肥料導
管11から排出される肥料の排出量を任意に調節可能な
施肥量調節機構17を備え、前記肥料導管11の把持部
22又はその近傍に、施肥量調節機構17を操作する施
肥量調節スイッチ23を設けたことを特徴とする。
【0007】また、肥料導管11の肥料排出口16側に
施肥量調節機構17を設けたことも特徴とする。
施肥量調節機構17を設けたことも特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図2において、1は、圃場の畝R
にその長手方向に所定間隔をおいて植え付けられた(又
は直播栽培された)作物Fに追肥する追肥機を示してお
り、この追肥機1は、走行体2と、これに搭載された施
肥装置3とから主構成されている。
に基づいて説明する。図2において、1は、圃場の畝R
にその長手方向に所定間隔をおいて植え付けられた(又
は直播栽培された)作物Fに追肥する追肥機を示してお
り、この追肥機1は、走行体2と、これに搭載された施
肥装置3とから主構成されている。
【0009】走行体2は、エンジンE、ミッションケー
スM、燃料タンクT、バッテリー、エンジンEの回転動
力によって回転駆動される左右一対の駆動輪6及びエン
ジンE側から後方に延びる操縦ハンドル7等によって主
構成された歩行用単軸形車輪トラクタが採用されてお
り、畝Rを跨いでその長手方向(前後方向)に走行可能
とされている。
スM、燃料タンクT、バッテリー、エンジンEの回転動
力によって回転駆動される左右一対の駆動輪6及びエン
ジンE側から後方に延びる操縦ハンドル7等によって主
構成された歩行用単軸形車輪トラクタが採用されてお
り、畝Rを跨いでその長手方向(前後方向)に走行可能
とされている。
【0010】なお、走行体2は、歩行用2軸形車輪トラ
クタ、乗用型トラクタ又はその他の走行車輌であっても
よく、また、走行体2は走行駆動されなくてもよく、手
押し式又は背負い式のものであってもよい。さらに、施
肥装置3を走行体2に取り付ける方法として、直装式の
ものを例示しているが、牽引式又は半直装式のものであ
ってもよい。
クタ、乗用型トラクタ又はその他の走行車輌であっても
よく、また、走行体2は走行駆動されなくてもよく、手
押し式又は背負い式のものであってもよい。さらに、施
肥装置3を走行体2に取り付ける方法として、直装式の
ものを例示しているが、牽引式又は半直装式のものであ
ってもよい。
【0011】施肥装置3は、走行体2の機体フレーム8
に架台9等を介して搭載されると共に速効性化成肥料又
は緩効性肥料等の追肥用肥料が貯留された肥料タンク1
0と、この肥料タンク10内の肥料を圃場の作物Fの株
際又はその周辺に案内供給する肥料導管11とを備えて
主構成されている。図1に示すように、肥料タンク10
の下端開口側には肥料排出装置12が設けられている。
本実施の形態で例示されている肥料排出装置12は、上
下開口状に形成されていて、肥料タンク10の下端側に
取り付けられた誘導管13と、この誘導管13内に配置
されて走行体2のエンジンE又はモータ等によって回転
軸14廻りに回転駆動されて表面に形成された凹部によ
って肥料を下方に繰り出す繰出しローラ15とを備えて
なる。
に架台9等を介して搭載されると共に速効性化成肥料又
は緩効性肥料等の追肥用肥料が貯留された肥料タンク1
0と、この肥料タンク10内の肥料を圃場の作物Fの株
際又はその周辺に案内供給する肥料導管11とを備えて
主構成されている。図1に示すように、肥料タンク10
の下端開口側には肥料排出装置12が設けられている。
本実施の形態で例示されている肥料排出装置12は、上
下開口状に形成されていて、肥料タンク10の下端側に
取り付けられた誘導管13と、この誘導管13内に配置
されて走行体2のエンジンE又はモータ等によって回転
軸14廻りに回転駆動されて表面に形成された凹部によ
って肥料を下方に繰り出す繰出しローラ15とを備えて
なる。
【0012】なお、この繰出し装置12を設けなくて、
自然落下によって肥料タンク10内の肥料を排出させる
ようにしてもよく、また、他の形式の肥料排出装置を採
用してもよい。肥料導管11は、可撓性を有するホース
等で形成されて屈曲自在な上部構成管11Aと、硬質の
パイプ材等で形成される下部構成管11Bとから構成さ
れ、上部構成管11Aの上端部が肥料排出装置12の誘
導管13に接続されており、下部構成管11Bの下端が
肥料排出口16とされており、その肥料排出口16が、
作物Fの株際又はその周辺(図例では作物Fの左右方向
(畝Rの長手方向に直交する方向)側方)に配置可能と
され、この肥料排出口16から肥料タンク10内の肥料
を作物Fの株際又はその周辺に排出(供給)可能とされ
ている。
自然落下によって肥料タンク10内の肥料を排出させる
ようにしてもよく、また、他の形式の肥料排出装置を採
用してもよい。肥料導管11は、可撓性を有するホース
等で形成されて屈曲自在な上部構成管11Aと、硬質の
パイプ材等で形成される下部構成管11Bとから構成さ
れ、上部構成管11Aの上端部が肥料排出装置12の誘
導管13に接続されており、下部構成管11Bの下端が
肥料排出口16とされており、その肥料排出口16が、
作物Fの株際又はその周辺(図例では作物Fの左右方向
(畝Rの長手方向に直交する方向)側方)に配置可能と
され、この肥料排出口16から肥料タンク10内の肥料
を作物Fの株際又はその周辺に排出(供給)可能とされ
ている。
【0013】この肥料導管11の下部構成管11Bの上
端側は作業者が把持可能な把持部22とされており、こ
の肥料導管11は、前記把持部22を作業者が把持し、
該作業者によって肥料排出口16を作物Fの株際又はそ
の周辺に配置させるようになっており、肥料排出口16
の位置を任意の位置(作物Fの前後左右等)に自由に位
置させることができるようになっている。
端側は作業者が把持可能な把持部22とされており、こ
の肥料導管11は、前記把持部22を作業者が把持し、
該作業者によって肥料排出口16を作物Fの株際又はそ
の周辺に配置させるようになっており、肥料排出口16
の位置を任意の位置(作物Fの前後左右等)に自由に位
置させることができるようになっている。
【0014】なお、肥料導管11を使用しないときは、
図2に仮想線で示すように、上部構成管11Aを中途部
で屈曲させると共に、上部構成管11Bを架台9等に設
けた取付部材に取り付けて保持させておく。この肥料導
管11の下端側、すなわち肥料排出口16側には、該肥
料排出口16から排出される肥料の排出量を任意に調節
可能な施肥量調節機構17が設けられている。
図2に仮想線で示すように、上部構成管11Aを中途部
で屈曲させると共に、上部構成管11Bを架台9等に設
けた取付部材に取り付けて保持させておく。この肥料導
管11の下端側、すなわち肥料排出口16側には、該肥
料排出口16から排出される肥料の排出量を任意に調節
可能な施肥量調節機構17が設けられている。
【0015】この施肥量調節機構17は、肥料導管11
に前後軸19廻りに回動自在に枢支されてその回動動作
によって肥料排出口16を開閉する蓋体18と、この蓋
体18を軸19廻りに回動させて開閉動作させるモータ
20とから主構成されている。このモータ20はサーボ
モータ又はステップモータ等から構成され、蓋体18に
よる肥料排出口16の開度を任意の大きさに無段階又は
段階的に調節可能とされている。
に前後軸19廻りに回動自在に枢支されてその回動動作
によって肥料排出口16を開閉する蓋体18と、この蓋
体18を軸19廻りに回動させて開閉動作させるモータ
20とから主構成されている。このモータ20はサーボ
モータ又はステップモータ等から構成され、蓋体18に
よる肥料排出口16の開度を任意の大きさに無段階又は
段階的に調節可能とされている。
【0016】一方、前記施肥量調節機構17のモータ2
0を遠隔操作する施肥量調節スイッチ23が肥料導管1
1の下部構成管11Bの把持部22(又はその近傍)に
設けられており、この施肥量調節スイッチ23の操作量
に応じて、肥料排出口16の開度が調節されるようにな
っている。この施肥量調節スイッチ23は作業者が把持
部22を把持したまま親指等によって操作可能とされて
おり、片手で肥料導管11の取扱いと施肥量調節機構1
7の操作とを行い得るようになっている。
0を遠隔操作する施肥量調節スイッチ23が肥料導管1
1の下部構成管11Bの把持部22(又はその近傍)に
設けられており、この施肥量調節スイッチ23の操作量
に応じて、肥料排出口16の開度が調節されるようにな
っている。この施肥量調節スイッチ23は作業者が把持
部22を把持したまま親指等によって操作可能とされて
おり、片手で肥料導管11の取扱いと施肥量調節機構1
7の操作とを行い得るようになっている。
【0017】前記第1の実施の形態のものにあっては、
走行体2を畝Rを跨いでその長手方向に走行させなが
ら、作物Fの大きさ・生長の度合いを作業者の目によっ
て認識し、生長の遅れている作物Fには肥料の供給量が
多くなるように、また、生長が良好な作物Fには通常の
量の肥料を供給するように、施肥量調節スイッチ23を
操作して施肥量を調節する。
走行体2を畝Rを跨いでその長手方向に走行させなが
ら、作物Fの大きさ・生長の度合いを作業者の目によっ
て認識し、生長の遅れている作物Fには肥料の供給量が
多くなるように、また、生長が良好な作物Fには通常の
量の肥料を供給するように、施肥量調節スイッチ23を
操作して施肥量を調節する。
【0018】このように圃場の作物Fに追肥する場合、
常時は通常の量の肥料を排出するように施肥量調節機構
17による肥料排出口16の開度、すなわち肥料の排出
量を調節しておき、生長の遅れている作物Fの側方(又
はその手前)に肥料排出口16が位置したときに、その
作物Fの生長の遅れ度合いに応じた分、肥料の排出量が
多くなるように施肥量調節スイッチ23によって施肥量
を調節し、その生長の遅れている作物Fを通過すると、
肥料排出口16の開度をもとの状態にもどすようにする
すじ状排出方法、又は、肥料排出口16が作物Fの株間
に位置するときは、肥料排出口16を閉じておき、肥料
排出口16が作物Fの側方又はその近傍に位置したとき
に、作物Fの生長度合いに応じた開度に肥料排出口16
を開いて肥料を排出させるようにするスポット状排出方
法が採用される。
常時は通常の量の肥料を排出するように施肥量調節機構
17による肥料排出口16の開度、すなわち肥料の排出
量を調節しておき、生長の遅れている作物Fの側方(又
はその手前)に肥料排出口16が位置したときに、その
作物Fの生長の遅れ度合いに応じた分、肥料の排出量が
多くなるように施肥量調節スイッチ23によって施肥量
を調節し、その生長の遅れている作物Fを通過すると、
肥料排出口16の開度をもとの状態にもどすようにする
すじ状排出方法、又は、肥料排出口16が作物Fの株間
に位置するときは、肥料排出口16を閉じておき、肥料
排出口16が作物Fの側方又はその近傍に位置したとき
に、作物Fの生長度合いに応じた開度に肥料排出口16
を開いて肥料を排出させるようにするスポット状排出方
法が採用される。
【0019】前記実施の形態において、例えば、肥料導
管11からの肥料の排出量の調節を肥料排出装置12に
よって行うようにすると、生長の遅れている作物Fを確
認してから肥料が排出されるまでには、ある程度の時間
が必要とされ、作業性が悪いが、本実施の形態のものに
あっては、肥料の排出量の調節を肥料排出口16におい
て行っているので、作物Fの生長度合いを目視してか
ら、その目視した作物Fに対して(目標とする肥料供給
部分に)適量の肥料をすぐに供給でき、作業性がよく、
走行させながら追肥する作業に都合がよい。
管11からの肥料の排出量の調節を肥料排出装置12に
よって行うようにすると、生長の遅れている作物Fを確
認してから肥料が排出されるまでには、ある程度の時間
が必要とされ、作業性が悪いが、本実施の形態のものに
あっては、肥料の排出量の調節を肥料排出口16におい
て行っているので、作物Fの生長度合いを目視してか
ら、その目視した作物Fに対して(目標とする肥料供給
部分に)適量の肥料をすぐに供給でき、作業性がよく、
走行させながら追肥する作業に都合がよい。
【0020】なお、前記実施の形態では、畝Rの上面に
肥料を排出するようにしているが、肥料排出口16(肥
料導管11の下端部)を土中に突っ込んで、土中に肥料
を排出させるように構成してもよい。また、施肥量調節
機構17としては、図3に示すように、肥料導管11の
肥料排出口16側に、表面に凹部を有する繰出しローラ
25を肥料排出口16を塞ぐように設け、この繰出しロ
ーラ25を前後軸26廻りに回転自在に支持すると共
に、この軸26をモータ27によって回転駆動して繰出
しローラ25を回転させることによって、肥料を排出す
るようにしたものであってもよい。このものにあって
は、モータ27の回転数を制御することによって、施肥
量の調節、肥料のすじ状排出又はスポット状排出が可能
とされている。また、繰出しローラ25の代わりにスク
リュー式のロール、羽根車等によって肥料を排出させる
ようにしてもよい。
肥料を排出するようにしているが、肥料排出口16(肥
料導管11の下端部)を土中に突っ込んで、土中に肥料
を排出させるように構成してもよい。また、施肥量調節
機構17としては、図3に示すように、肥料導管11の
肥料排出口16側に、表面に凹部を有する繰出しローラ
25を肥料排出口16を塞ぐように設け、この繰出しロ
ーラ25を前後軸26廻りに回転自在に支持すると共
に、この軸26をモータ27によって回転駆動して繰出
しローラ25を回転させることによって、肥料を排出す
るようにしたものであってもよい。このものにあって
は、モータ27の回転数を制御することによって、施肥
量の調節、肥料のすじ状排出又はスポット状排出が可能
とされている。また、繰出しローラ25の代わりにスク
リュー式のロール、羽根車等によって肥料を排出させる
ようにしてもよい。
【0021】また、蓋体18としては、図4に示すよう
に、肥料排出口16の外面側を覆うようなものであって
もよい。また、蓋体18及び繰出しローラ25等は、肥
料排出口16のやや奥側に配置されていてもよい。ま
た、その他の施肥量調節方法としては、肥料導管11の
下部構成管11Bを中途部から複数の管部に分岐して複
数の肥料排出口16を設け、これら肥料排出口16を施
肥量調節スイッチ23の操作によって選択的に開閉する
ことによって、施肥量を調節するようにすることが考え
られる。
に、肥料排出口16の外面側を覆うようなものであって
もよい。また、蓋体18及び繰出しローラ25等は、肥
料排出口16のやや奥側に配置されていてもよい。ま
た、その他の施肥量調節方法としては、肥料導管11の
下部構成管11Bを中途部から複数の管部に分岐して複
数の肥料排出口16を設け、これら肥料排出口16を施
肥量調節スイッチ23の操作によって選択的に開閉する
ことによって、施肥量を調節するようにすることが考え
られる。
【0022】
【発明の効果】本発明によれば、作物Fに追肥するにあ
たって、作物Fの生長の度合いに応じて施肥量の調節が
行え、これによって、作物Fの生長度合いを均一にで
き、機械による作物Fの一斉収穫ができる。また、肥料
導管11は、前記把持部22を作業者が把持し、該作業
者によって肥料排出口16を作物Fの株際又はその周辺
に配置させるようになっており、肥料排出口16の位置
を任意の位置に自由に位置させることができる。
たって、作物Fの生長の度合いに応じて施肥量の調節が
行え、これによって、作物Fの生長度合いを均一にで
き、機械による作物Fの一斉収穫ができる。また、肥料
導管11は、前記把持部22を作業者が把持し、該作業
者によって肥料排出口16を作物Fの株際又はその周辺
に配置させるようになっており、肥料排出口16の位置
を任意の位置に自由に位置させることができる。
【0023】また、施肥量調節スイッチ23を肥料導管
11の把持部22又はその近傍に設けることによって、
操作性がよく、作業性のよい追肥機を提供できる。ま
た、(歩行型、背負い型追肥機では)人が歩きながら又
は(乗用型追肥機では)トラクタ等に乗って施肥作業を
行う際において、作物Fを見て、その生長度合いによっ
て施肥量を調節する場合、人が作物Fの生長状態を判断
し、肥料の排出量の切換えを行ったら直ちにその量の肥
料が作物Fに対して供給されなければ、作業性が著しく
悪くなる。すなわち、移動しながらの追肥作業では、い
かに早く適切な量の肥料を短時間で作物Fに供給するか
が重要であるが、本発明では、特に、肥料導管11から
排出される肥料の排出量を任意に調節可能な施肥量調節
機構17を、肥料排出口16側に設けることにより、作
物Fに対して該作物Fの生長度合いに応じた量の肥料の
供給が迅速に行え、作業性がよい追肥機を提供できる。
11の把持部22又はその近傍に設けることによって、
操作性がよく、作業性のよい追肥機を提供できる。ま
た、(歩行型、背負い型追肥機では)人が歩きながら又
は(乗用型追肥機では)トラクタ等に乗って施肥作業を
行う際において、作物Fを見て、その生長度合いによっ
て施肥量を調節する場合、人が作物Fの生長状態を判断
し、肥料の排出量の切換えを行ったら直ちにその量の肥
料が作物Fに対して供給されなければ、作業性が著しく
悪くなる。すなわち、移動しながらの追肥作業では、い
かに早く適切な量の肥料を短時間で作物Fに供給するか
が重要であるが、本発明では、特に、肥料導管11から
排出される肥料の排出量を任意に調節可能な施肥量調節
機構17を、肥料排出口16側に設けることにより、作
物Fに対して該作物Fの生長度合いに応じた量の肥料の
供給が迅速に行え、作業性がよい追肥機を提供できる。
【図1】施肥装置の正面断面図である。
【図2】追肥機の全体側面図である。
【図3】施肥量調節機構の他の例を示す断面図である。
【図4】肥料排出口の他の構造を示す断面図である。
10 肥料タンク 11 肥料導管 16 肥料排出口 22 把持部 23 施肥量調節スイッチ F 作物
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年10月3日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0002
【補正方法】変更
【補正内容】
【0002】
【従来の技術】作物の栽培方法として、多数のポット部
を有するセルトレイの該ポット部に床土を供給し、そこ
へ播種し、灌水してセル成型苗を育苗し、この苗(又
は、ペーパーポット苗、パルプモールドポット苗、連結
ポット苗等)を圃場の畝に移植していくという移植栽培
方法、又は、圃場に直接種を播いて、発芽、育成する直
播栽培方法がある。
を有するセルトレイの該ポット部に床土を供給し、そこ
へ播種し、灌水してセル成型苗を育苗し、この苗(又
は、ペーパーポット苗、パルプモールドポット苗、連結
ポット苗等)を圃場の畝に移植していくという移植栽培
方法、又は、圃場に直接種を播いて、発芽、育成する直
播栽培方法がある。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記セル成型苗は、定
植時の生育の揃いはよいが、幼苗定植となるために圃場
の環境に対する適応性が小さく、同じ圃場内でも定植後
の作物の生育の均一性に影響し、生育状態が不均一にな
るという問題がある(その他の移植栽培方法又は、直播
栽培方法でも同様である)。
植時の生育の揃いはよいが、幼苗定植となるために圃場
の環境に対する適応性が小さく、同じ圃場内でも定植後
の作物の生育の均一性に影響し、生育状態が不均一にな
るという問題がある(その他の移植栽培方法又は、直播
栽培方法でも同様である)。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】一方、作物が成長して収穫する際におい
て、機械収穫では一斉収穫が前提であることから、生育
の均一性(作物の大きさの均一性)が大切であるが、作
物の生育の度合いが不均一であると、収穫機による一斉
収穫ができないこととなる。そこで、本発明は、前記問
題点に鑑みて、作物を一斉収穫できるように、作物の生
長度合いを均一にできる追肥機を提供することを目的と
する。
て、機械収穫では一斉収穫が前提であることから、生育
の均一性(作物の大きさの均一性)が大切であるが、作
物の生育の度合いが不均一であると、収穫機による一斉
収穫ができないこととなる。そこで、本発明は、前記問
題点に鑑みて、作物を一斉収穫できるように、作物の生
長度合いを均一にできる追肥機を提供することを目的と
する。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】施肥装置3は、走行体2の機体フレーム8
に架台9等を介して搭載されると共に速効性化成肥料等
の追肥用肥料が貯留された肥料タンク10と、この肥料
タンク10内の肥料を圃場の作物Fの株際又はその周辺
に案内供給する肥料導管11とを備えて主構成されてい
る。図1に示すように、肥料タンク10の下端開口側に
は肥料排出装置12が設けられている。本実施の形態で
例示されている肥料排出装置12は、上下開口状に形成
されていて、肥料タンク10の下端側に取り付けられた
誘導管13と、この誘導管13内に配置されて走行体2
のエンジンE又はモータ等によって回転軸14廻りに回
転駆動されて表面に形成された凹部によって肥料を下方
に繰り出す繰出しローラ15とを備えてなる。
に架台9等を介して搭載されると共に速効性化成肥料等
の追肥用肥料が貯留された肥料タンク10と、この肥料
タンク10内の肥料を圃場の作物Fの株際又はその周辺
に案内供給する肥料導管11とを備えて主構成されてい
る。図1に示すように、肥料タンク10の下端開口側に
は肥料排出装置12が設けられている。本実施の形態で
例示されている肥料排出装置12は、上下開口状に形成
されていて、肥料タンク10の下端側に取り付けられた
誘導管13と、この誘導管13内に配置されて走行体2
のエンジンE又はモータ等によって回転軸14廻りに回
転駆動されて表面に形成された凹部によって肥料を下方
に繰り出す繰出しローラ15とを備えてなる。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】
【発明の効果】本発明によれば、作物Fに追肥するにあ
たって、作物Fの生長の度合いに応じて施肥量の調節が
行え、これによって、作物Fの生長度合いを均一にで
き、機械による作物Fの一斉収穫が可能となる。また、
肥料導管11は、前記把持部22を作業者が把持し、該
作業者によって肥料排出口16を作物Fの株際又はその
周辺に配置させるようになっており、肥料排出口16の
位置を任意の位置に自由に位置させることができる。
たって、作物Fの生長の度合いに応じて施肥量の調節が
行え、これによって、作物Fの生長度合いを均一にで
き、機械による作物Fの一斉収穫が可能となる。また、
肥料導管11は、前記把持部22を作業者が把持し、該
作業者によって肥料排出口16を作物Fの株際又はその
周辺に配置させるようになっており、肥料排出口16の
位置を任意の位置に自由に位置させることができる。
Claims (2)
- 【請求項1】 作業者に把持されてその肥料排出口(1
6)が圃場の作物(F)の株際近傍に配置されて、肥料
タンク(10)内の肥料を作物(F)の株際又はその周
辺に案内する肥料導管(11)を備えると共に、この肥
料導管(11)から排出される肥料の排出量を任意に調
節可能な施肥量調節機構(17)を備え、前記肥料導管
(11)の把持部(22)又はその近傍に、施肥量調節
機構(17)を操作する施肥量調節スイッチ(23)を
設けたことを特徴とする追肥機。 - 【請求項2】 肥料導管(11)の肥料排出口(16)
側に施肥量調節機構(17)を設けたことを特徴とする
請求項1に記載の追肥機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25238997A JPH1189360A (ja) | 1997-09-17 | 1997-09-17 | 追肥機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25238997A JPH1189360A (ja) | 1997-09-17 | 1997-09-17 | 追肥機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1189360A true JPH1189360A (ja) | 1999-04-06 |
Family
ID=17236653
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25238997A Pending JPH1189360A (ja) | 1997-09-17 | 1997-09-17 | 追肥機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1189360A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110268845A (zh) * | 2019-07-18 | 2019-09-24 | 山东农业大学 | 一种电动毛刷定量颗粒施肥器及其使用方法 |
JP2021069326A (ja) * | 2019-10-31 | 2021-05-06 | 有限会社大里不動産 | ジャガイモの植え付け方法 |
CN113170641A (zh) * | 2021-04-12 | 2021-07-27 | 罗房招 | 一种农业生产用施肥小推车 |
-
1997
- 1997-09-17 JP JP25238997A patent/JPH1189360A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110268845A (zh) * | 2019-07-18 | 2019-09-24 | 山东农业大学 | 一种电动毛刷定量颗粒施肥器及其使用方法 |
JP2021069326A (ja) * | 2019-10-31 | 2021-05-06 | 有限会社大里不動産 | ジャガイモの植え付け方法 |
CN113170641A (zh) * | 2021-04-12 | 2021-07-27 | 罗房招 | 一种农业生产用施肥小推车 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US10667462B2 (en) | Multiple agricultural product application method and systems | |
US20160165793A1 (en) | Apparatus for planting and treating seedlings of an agricultural plant | |
JPH10127112A (ja) | 移植機 | |
JPH1189360A (ja) | 追肥機 | |
JPH1189359A (ja) | 追肥機 | |
JP4130951B2 (ja) | 田植機装着式直播装置 | |
JPH1189361A (ja) | 追肥機 | |
JP2016220606A (ja) | 移植機 | |
JPH1189358A (ja) | 追肥機 | |
JPH05276804A (ja) | 同時に施肥を行う種紐播種方法およびその装置 | |
JP2009077636A (ja) | 苗移植機 | |
JP6449720B2 (ja) | 灌水装置及び移植機 | |
CN213694808U (zh) | 一种全自动化多用途农业机械 | |
KR102697420B1 (ko) | 모종 정식장치용 체인육묘 공급유닛 | |
CN221429534U (zh) | 一种一体化玉米种植机 | |
JP2000245215A (ja) | 施肥播種機 | |
JP2016220607A (ja) | 移植機 | |
KR0123111Y1 (ko) | 이앙기 | |
KR20210091886A (ko) | 친환경 비닐 피복 복합 파종장치 | |
KR20150017884A (ko) | 이앙기를 이용한 친환경 볍씨 직파기 | |
JPH0775487B2 (ja) | 施肥装置付き水田作業機 | |
JPH09275717A (ja) | 移植機用給液装置 | |
JPH0880125A (ja) | 移植方法 | |
JP2000078932A (ja) | 野菜移植機 | |
JPH1098917A (ja) | 移植機 |