JPH1189024A - スイッチギヤ - Google Patents

スイッチギヤ

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JPH1189024A
JPH1189024A JP9242390A JP24239097A JPH1189024A JP H1189024 A JPH1189024 A JP H1189024A JP 9242390 A JP9242390 A JP 9242390A JP 24239097 A JP24239097 A JP 24239097A JP H1189024 A JPH1189024 A JP H1189024A
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JP
Japan
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electrode
movable
movable electrode
fixed electrode
switchgear
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Application number
JP9242390A
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English (en)
Inventor
Toru Tanimizu
徹 谷水
Osamu Kikukawa
修 喜久川
Minoru Suzuki
実 鈴木
Ayumi Morita
歩 森田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Priority to RU98114866/09A priority patent/RU2195734C2/ru
Priority to CNB981163572A priority patent/CN1178253C/zh
Priority to CNB2004100859577A priority patent/CN100341088C/zh
Priority to EP98113825A priority patent/EP0893811B1/en
Priority to DE69836300T priority patent/DE69836300T2/de
Priority to KR10-1998-0029589A priority patent/KR100472170B1/ko
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Priority to US09/562,756 priority patent/US6259051B1/en
Pending legal-status Critical Current

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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H31/00Air-break switches for high tension without arc-extinguishing or arc-preventing means
    • H01H31/003Earthing switches
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H33/00High-tension or heavy-current switches with arc-extinguishing or arc-preventing means
    • H01H33/60Switches wherein the means for extinguishing or preventing the arc do not include separate means for obtaining or increasing flow of arc-extinguishing fluid
    • H01H33/66Vacuum switches
    • H01H33/666Operating arrangements
    • H01H33/6664Operating arrangements with pivoting movable contact structure

Landscapes

  • Gas-Insulated Switchgears (AREA)
  • High-Tension Arc-Extinguishing Switches Without Spraying Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】主軸を支点として左右に伸びる固定電極を可動
電極が接離するタイプの真空遮断器は左右に伸びる固定
電極により、幅寸法は広くなり、真空遮断器が大型化す
る。 【解決手段】本発明では、固定電極及び接地装置とを支
点側に傾斜させて配置した。 【効果】傾斜した分だけ回路分スイッチギヤを小型化で
きるようになった。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は真空スイッチギヤに
関し、特に遮断器,断路器,負荷開閉器,接地装置のい
ずれか1つ又は2以上を集合した新規なスイッチギアの
配置構造に関する。
【0002】
【従来の技術】都市部の消費電力集中地域の増加する需
要に対して、6KV供給での配電用変電所の立地困難,
配電用配管の配置余裕無し及び6KV供給設備稼働率の
高まり等により、配電電圧の昇圧、即ち6KVより回線
当たりの容量が大きい22KV系統に積極的に負荷吸収
を図ることが、効率的な電力供給設備形成につながる。
このために22KV配電器材の6KV並みへのコンパク
ト化を図る必要がある。コンパクト化を図る受変電機器
としては例えば特開平3−273804 号公報に記載されたS
6 ガス絶縁スイッチギヤが考えられる。このスイッチ
ギヤは配電函に絶縁ガスを充填したユニット室及び母線
室に遮断器,2個の断路器および接地開閉器を個別に製
作して収納している。遮断器として真空遮断器を使用す
る場合、真空遮断器の操作器により可動電極が固定電極
に対して上下に移動して、投入,遮断している。また特
開昭55−143727号公報に記載された真空遮断器は、主軸
を支点して可動電極が左右に回動して固定電極に対して
接離して、投入,遮断をしている。
【0003】ガス絶縁スイッチギヤは、例えば電力会社
からの電力を断路器とガス遮断器などで受電し、変圧器
で負荷に最適な電圧に変え、負荷例えばモータなどに電
力を供給している。受変電機器を保守・点検するには、
ガス遮断器を切後、ガス遮断器と別個に設けた断路器を
開放し、更に接地開閉器を接地することにより、電源側
の残留電荷,誘導電流を接地に流し、かつ、電源からの
再印加を防止して、作業者の安全を守っている。また、
母線が充電されたまま接地開閉器を接地すると、事故に
つながるので、断路器と接地開閉器との間にはインター
ロックを設けている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】例えば特開平3−27380
4 号公報に記載されたSF6 ガス絶縁開閉装置は、配電
函にSF6 ガスを充填したユニット室及び母線室にガス
遮断器,2個の断路器および接地開閉器を個別に製作し
て収納している。遮断器として真空遮断器を使用する場
合、真空遮断器の操作器により可動電極が固定電極に対
して上下に移動して、投入,遮断したり、或いは特開昭
55−143727号公報に記載された真空遮断器は、主軸を支
点して可動ブレードに相当する可動リード線及び可動電
極が左右に回動して固定電極に対して接離して、投入,
遮断している。
【0005】しかしながら、後者のタイプでは可動リー
ド線である可動ブレ−ドは投入位置及び遮断位置で傾斜
させて可動電極を取り付けている。これに対して、固定
電極の可動電極への対応面は垂直或いは並行な状態で真
空に取り付けられているので、幅方向が広くなり、真空
遮断器が大型化するのは避けることは出来ない。
【0006】本発明の目的は、可動電極が主軸を介して
回動すタイプの小型化されたスイッチギヤを提供するこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
したスイッチギヤは、真空接地容器内に配置された接地
装置と負荷側導体及び固定電極と、主軸の支点を介し固
定電極と接地装置とに接離する可動電極とを備え、前記
固定電極と接地装置とを支点側に傾斜させて配置するこ
とにある。
【0008】本発明の請求項2に記載したスイッチギヤ
は、可動電極が固定電極の投入位置から接地位置に移動
する間に断路位置を有する請求項1の記載にある。
【0009】本発明の請求項3に記載したスイッチギヤ
は、真空接地容器内に配置された固定電極と、主軸の支
点を介し固定電極と接離する可動電極とを備え、前記固
定電極を支点側に傾斜させて配置することにある。
【0010】本発明の請求項4に記載したスイッチギヤ
は、傾斜方向は可動電極の可動側駆動部の一端から他端
に向かって順次可動電極と両電極の少なくとも一方側と
の間隔が広くなるように形成されている請求項1又は3
記載のスイッチギヤにある。本発明の請求項5に記載し
たスイッチギヤは、前記可動電極は遮断位置で可動側駆
動部と並行となり、投入位置で傾斜している可動電極の
傾斜面に合わせて固定電極と接地装置との少なくとも一
方側を傾斜させて配置されている請求項1又は3記載に
ある。
【0011】本発明の請求項6に記載したスイッチギヤ
は、真空接地容器内に配置された負荷側導体と可動電極
とを電気的手段で接続している請求項1又は3記載にあ
る。本発明の請求項7に記載したスイッチギヤは、上記
可動電極と可動側駆動部との1部に電流の流れを遮断す
る手段を設けることを特徴とする請求項1又は3記載に
ある。
【0012】本発明の請求項8に記載したスイッチギヤ
は、上記電極に高融点金属部材を使用する請求項1又は
3項記載にある。
【0013】本発明の請求項9に記載したスイッチギヤ
は、真空接地容器内に配置された固定電極と、主軸の支
点を介し固定電極と接離する可動電極とを備え、前記固
定電極を支点側に傾斜させて配置した遮断器,断路器,
負荷開閉器,接地装置のいずれか1つ又は2以上を集合
したスイッチギヤに使用をすることにある。
【0014】本発明の請求項10に記載したスイッチギ
ヤは、真空接地容器に代え絶縁媒体を有する接地容器を
使用する請求項1,3,9のいずれか1記載にある。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図1ない
し図5より説明する。図1の回路図は集合型スイッチギ
ヤの全体を示し、図1の1回路分の回路スイッチギヤの
構造に合わせた電気回路を示すと図2になり、また図1
の1回路分の回路スイッチギヤの構造を示したのが図
3,図4である。図5は回路スイッチギヤ各相間を母線
で接続する中継端子板27である。
【0016】多相例えば3回路分スイッチギヤ1,2,
3を接地Eされた真空接地容器4内に配置した。各回路
スイッチギヤ1,2,3は構成が同じなので、第2の回
路スイッチギヤ2を説明し、他の3回路スイッチギヤの
説明を省略する。回路スイッチギヤ2は相スイッチギヤ
2X,2Y,2Zの3相を集合したものである。各相ス
イッチギヤ2X,2Y,2Zは構成が同じなので、第1
相の相スイッチギヤ2Xのみを説明し、他の相スイッチ
ギヤ2Y,2Zの説明を省略する。
【0017】相スイッチギヤ2Xは遮断機能,断路機
能,接地機能及び母線を一体に集合したものである。即
ち、相スイッチギヤ2Xは主として固定電極5と接地装
置6との間を移動する可動電極7とから構成している。
固定電極5は内部母線8に接続している。可動電極7は
負荷側導体9に接続し、負荷側導体9は真空接地容器外
に伸びるケーブルヘッド10に接続している。また可動
電極7は後述する可動ブレードと機械的に連結し、図示
していない操作機構部により駆動される可動ブレードの
回動により上下方向或いは左右方向に回動する。可動電
極7が固定電極5から接地装置6まで移動すると、図2
の4位置に停止する。
【0018】また回路スイッチギヤ1は可動電極7と接
続した電源側ケーブル11によリ系統電源12に電気的
に接続している。
【0019】即ち、可動電極7が回動するのに応じて、
可動電極7が固定電極5に接触する投入位置Y1で通電
し、投入位置Y1より下側に回動して遮断位置Y2で可
動電極7が固定電極5と離れ電流を遮断する。更に下側
に回動して断路位置Y3で可動電極7が固定電極5と離
れ、雷などで絶縁破壊しないこと及び負荷導体側で作業
員が感電しない絶縁距離を取る。更に下側に可動電極7
が回動して接地位置Y4で可動電極7が接地装置6と接
触する。尚、断路位置Y3を省略して遮断位置Y2から
接地位置Y4に移動しても本発明の下記効果を損なうも
のではない。高絶縁体である真空中で、可動電極7が固
定電極5から接地装置6に回動する間に一回の操作で連
続的に4ポジションを行うことが出来るので、操作がし
やすく使い勝手が良いばかりか、また可動電極7,固定
電極5,接地装置6を一個所に集合化したので、上述の
従来技術に比べてより小型化することができる。更に断
路位置Y3を設けると、異電源突合せ例えば2つの系統
電源を持つ2回線受電において、いずれか1回線の相ス
イッチギヤ2Xが投入位置Y1で運転中にあり、他回線
の相スイッチギヤ2Yが断路位置Y3で待機中には負荷
側導体9に作業員が接触しても安全であるばかりか、ま
た待機中から運転或いは運転中から待機に切り替える場
合も連続して作業ができるので、作業スピードが速く、
操作がしやすい。
【0020】更に通電電流を変流器13で検出し、保護
リレー14を動作させて、操作機構部(図示せず)をト
リップさせることにより、系統の事故にも対応してい
る。
【0021】接地Eされた真空接地容器4は、ステンレ
ス部材を使用し、その一部が球面又は曲面形状に形成
し、真空接地容器4の機械的強度の増加をはかったり、
真空接地容器壁の厚みを薄くして軽量化をはかってい
る。真空接地容器4は配電盤16に収納されている。配
電盤16は真空接地容器4の上側及び下側に操作コンパ
ートメント17及び導体コンパートメント18を設けて
いる。操作コンパートメント17は真空接地容器4の右
側つまり奥行側に凹んで配置され、正面側には開閉自在
な扉19を取り付けている。又導体コンパートメント1
8は真空接地容器4の左側つまり手前側に配置されてい
る。
【0022】真空接地容器4を介して操作コンパートメ
ント17と導体コンパートメント18とは斜めに対称に
配置されている。操作コンパートメント17は可動ブレ
ード及び可動電極7を回動する操作機構部を収納する。
導体コンパートメント18は負荷側導体9及びケーブル
ヘッド10を収納している。操作コンパートメント17
の手前側真空容器上に操作コンパートメント内を保守点
検する工具などを置くことができ、保守点検が容易であ
る。又導体コンパートメント18を操作コンパートメン
ト17より手前の正面側に配置してケーブルヘッド10
の取付け作業を安全に行うことが出来るようにしてい
る。
【0023】真空接地容器正面側の壁は9個のブッシン
グ21を取り付けている。第1の回路スイッチギヤ1で
あって3相の電源側ケーブル11の一方側は、ブッシン
グ21を貫通して外部の系統電源12に接続している。
第2及び第3の回路スイッチギヤ2,3であって各3相
の一方側接地装置6はブッシング21,21Aを貫通し
てケーブルヘッド10に接続している。接続する時には
負荷側導体9に設けたケーブルヘッド10に挿入して行
う。ブッシング21,21A内の負荷側導体9ではフレ
ッキシブル導体22を使用し、トランスTR,他回路,
モータ等の負荷に接続している。第2の回路スイッチギ
ヤ2のケーブルヘッド10の各相には、図4に示すよう
に変流器13を設け貫通している。他の回路スイッチギ
ヤ1,3にも変流器13を負荷条件など必要に応じて設
けられる。
【0024】接地装置6は9個のケーブルヘッドに対応
し、その上部に配置され、共通接地導体24に接地導体
38を接続している。共通接地金具24の両端は接地ネ
ジ25により配電盤16に固定している。これらのケー
ブルヘッド10,接地端子23,変流器13は全て正面
側から見ることができるようにして、取付け忘れを防止
していると共に、取付け取外し作業を作業員がやりよく
して、作業能率をはかっている。
【0025】各3回路分スイッチギヤ間は図1では内部
母線8が直接回路スイッチギヤ間を接続しているが、こ
れは実施例を容易に理解するために回路スイッチギヤ間
を直接接続したのである。図1の中継端子板27の実際
は、図5の9個の固定電極5の一部で構成した中継端子
27真空接地容器内壁面に取付け、各中継端子26に上
述した各内部母線8を接続している。各内部母線8を中
継端子板27に配置する場合には、中継端子板27の左
側から右側に行くに従い、順次、第1の回路スイッチギ
ヤから第2,第3の回路スイッチギヤの内部母線8を配
置する。配置に際しては、各回路スイッチギヤの内部母
線8は、1相1X,2X,3Xを一方側に2相及び3相
2X〜2Z,3X〜3Zを他方側にラップしながら配置
して、配線を容易にし、且つ配線間違いの防止と内部母
線の分散配置により熱劣化の防止等の対策を施してい
る。
【0026】第1ないし第3の回路スイッチギヤ1〜3
は接地Eされた真空接地容器内に配置され、次のような
構成をしているが、各相スイッチギヤ2X〜2Zは構成
が同じなので、1相分の相スイッチギヤ2Xの構成のみ
説明し、他相スイッチギヤ2Y,2Zの説明は省略す
る。真空接地容器4の内部は接地装置6と対応して配置
された固定電極5との間を回動する可動電極7を配置
し、可動電極7にケーブルヘッド10を対応して配置し
ており、これらは全体として十字形状に配置されてい
る。真空接地容器4に形成した3個の貫通穴(図示せ
ず)を貫通した接地装置6と可動ブレード30及び負荷
側導体9を真空容器外に延ばしている。
【0027】接地装置6は一端側に接地側底金具31を
設け、他端側が開口しているセラミック材より成る接地
側ブッシング32を有し、接地側ブッシング32の外周
にフランジ33を設け、フランジ33に取付けた接地側
封止金具34を真空接地容器4に溶着している。接地側
ブッシング内に接地側ベローズ35及びバネ36と接地
側導体37を配置している。接地側導体37は接地側底
金具31を貫通して外部に伸びており、その端部がネジ
により接地導体38が前述した共通接地導体24に接続
している。接地導体38はフレキシブル導体で構成さ
れ、接地側導体37が動いたときでも電気的に接続でき
る。また、これと反対側の接地側導体37には接地電極
39を固定している。接地導体38はフレキシブル導体
で構成され、接地側導体37が動いた時でも電気的に接
続している。また、接地電極39を接地側底金具側に押
すと、接地側ベローズ35と共にバネ36も縮むが、そ
の時にバネ36は縮んだ力により、常に接地電極39を
可動電極方向に押圧している。接地装置6と対応配置さ
れた固定電極5は3相の内部母線8と接続している。3
相の内部母線8は図5に示したように配置されている。
固定電極5は固定中継金具41を介してセラミック材よ
り成る固定絶縁筒42に支持されている。固定絶縁筒4
2の他端を支持している固定支持金具43はロー材によ
り真空接地容器に固定されている。つまり固定絶縁筒4
2の両端に固定中継金具41と固定支持金具43とを予
め取付けてある。
【0028】可動電極7は接地装置6と固定電極5との
間に配置され、可動電極7を可動中継金具44を介して
セラミック材の可動絶縁筒45に支持されており、可動
支持部45の一端は前述と同様に可動支持金具46に支
持され、可動支持金具46は可動ブレード30に支持さ
れている。可動ブレード30は可動支持板47を貫通し
て外部に延びている。可動支持板47は真空接地容器4
に固定されている。可動ブレード30は伸縮自在な可動
ベローズ48に包囲され、可動ベローズ48の一端は可
動支持金具46に、他端は可動支持板47にそれぞれ取
付けられ、可動ブレード30が左右,上下へ回動する動
きをできるようにしている。可動ブレード30は主軸4
9を支点として矢印方向に回動し、接地装置6と固定電
極5とに接離する。上記電極5〜7にはCuを主成分と
してCr−W−Pb合金,Cu−Ni合金,Cu−Cr
合金,Cu−Ag合金等の高融点金属部材を使用する。
【0029】可動ブレード30の先端は連結した図示し
ていない操作機構部の駆動により、可動ブレード30は
主軸49を支点として回動する。動作軸50は可動ブレ
ード30と操作機構部とを連結している。尚、可動ブレ
ード30の先端に可動電極を設けただけの構造でもよ
い。この場合、可動ブレードと操作機構部とのいずれか
1部に電流を遮断する絶縁手段が必要である。
【0030】可動電極7の先端と負荷側導体9とはフレ
キシブル導体22により接続している。負荷側導体9
は、セラミック材よる成る負荷側ブッシング21Aを貫
通してケーブルヘッド10に接続している。負荷側ブッ
シング21A端部に負荷側封止金具53を設け、負荷側
封止金具53を真空接地容器4に空けた開口の周囲にロ
ー材に溶着して支持すると共に、真空接地容器4の内部
に露出している負荷側ブッシング21Aのセラミック表
面は接地金属層54を設け、漏電流が真空接地容器4を
介して接地Eに流れるようにし、作業員がケーブルヘッ
ド10に接触しても危険が生じないように安全対策を施
している。
【0031】次に相スイッチギヤの動作を図6ないし図
8により説明する。可動電極7は図6のように接地装置
6と固定電極5との間に配置された図2の遮断位置Y2
及び断路位置Y3にあり、この位置から図6のように可
動電極7を矢印方向X1に回動し、可動電極7が接地電
極39に接触した所謂接地位置Y4であり、常に接地電
極39は可動電極方向にバネ36により押圧している。
可動電極7は図8のように接地位置Y4から矢印方向X
2に回動し、可動電極7が固定電極5に接触していると
共に、負荷側導体9にも接続した所謂投入位置Y1であ
る。
【0032】投入位置Y1では可動電極7が固定電極5
に接触していると共に、負荷側導体9に接続している。
この場合、従来技術と異なり可動ブレード30を経由す
ることなく、可動電極7より固定電極5とフレキシブル
導体22を介して負荷側導体9に電力を供給しているの
で、電流通路を従来技術のそれに比べて大幅に短縮でき
るようになり、電気抵抗が少なくなり、この分電力損失
及び発生熱を少なくすることが出来るようになった。
【0033】一方、所謂投入位置Y1では常時電力を負
荷に供給しており、この運転時間は他の位置での使用時
間よりも長く、フレキシブル導体22を使用しなけれ
ば、可動電極7が直接負荷側導体9に摺動することが考
えられる。これは、可動電極7が直接負荷側導体9に摺
動し、可動電極7及び負荷側導体9が接触した状態で電
流を流し続けることになり、この発生熱により可動電極
7及び負荷側導体9は溶着してしまう恐れがある。この
結果、溶着している可動電極7と負荷側導体9とを剥離
するために、操作機構部の回動力を大きくすれば、最低
限使用出来るが、操作機構部の大型化は避けることが出
来ず、スイッチギヤは大型化及びコスト高になる。
【0034】又発生熱中に摺動することは、摩耗が激し
く、両電極の寿命が短い。更に可動電極7が負荷側導体
9に摺動する時には、可動電極7及び負荷側導体9から
発生した金属微粒子が真空接地容器内で拡散し、残留す
るので、絶縁破壊しやすくなる。
【0035】これに対して、本発明では可動電極7が直
接負荷側導体9に摺動しないフレキシブル導体22で負
荷側導体9と可動電極7との間を接続しており、可動電
極7及び負荷側導体9の溶着は生じることがなく、操作
機構部の回動力は前述より大きくならず、操作機構部も
小型化することが出来るばかりか、可動電極7及び負荷
側導体9の寿命も前述より長くなり、経済的にも有利で
ある。又フレキシブル導体22で負荷側導体9と可動電
極7との間を接続しており、前述のように可動電極7が
負荷側導体9に摺動する時の金属蒸気を発生することも
なく、電流遮断特性が前述よりは大幅に向上することは
明らかであり、この分、真空接地容器4を小型化するこ
とができる。
【0036】更に、本発明は接地装置及び断路位置を除
去しても使用できるので、更に真空接地容器,操作機構
部を小型化できるので、1回路分スイッチギヤも当然小
型化できることは言うまでもない。
【0037】また、接地装置6と固定電極5との間に配
置された可動電極7は負荷側導体9と可動ブレード30
とを一直線上に配置すれば、可動電極7と負荷側導体9
との間を接続するフレキシブル導体22は、可動電極7
と負荷側導体9及びケーブルヘッド10との間を最短距
離で接続することができるので、電気抵抗が少なくな
り、この分真空接地容器内の発生熱を低くするとが出来
る。またフレキシブル導体22を使用したので可動電極
7を負荷側導体9と電気的に接続しながら左右に回動で
きる。又フレキシブル導体22は、湾曲形状であるから
可動電極7及び負荷側導体9の膨脹及び収縮を吸収する
働きをすると共に、電界集中を緩和する働きもしてい
る。
【0038】一方、可動電極7は遮断位置Y2で可動ブ
レード30と並行となり、投入位置Y1で傾斜している
可動電極7の傾斜面に合わせて固定電極5及び接地装置
6を支点側に傾斜させて配置する。傾斜方向は可動電極
7の可動ブレード30側の一端から他端に向かって可動
電極7と固定電極5及び接地装置6との間隙が順次広く
なるように形成している。
【0039】このため、固定電極5及び接地装置6を傾
斜した分だけ固定電極5と接地装置6との間隙を縮小で
きるので、真空接地容器を傾斜しない場合に比べて傾斜
した分だけ縮小できるようになった。このことは固定電
極側だけ傾斜させれば前述の間隙より半分の間隙だけ回
路分スイッチギヤを小型化できることは勿論である。更
に、具体的にいえば、可動電極7は図6の固定電極5と
の遮断位置つまり無負荷位置で可動電極7及び主軸49
の中心に縦線Yを引き、可動電極7の中心点0で縦線Y
と直交する横軸Xを引き、固定電極5及び接地装置6の
一部が横軸Xと接する以外、殆どは主軸49側に配置さ
れ、且つ可動電極7と対応する接触面の主軸49側一端
から横軸X側他端に向かって可動電極7との間隙を広く
した傾斜面を形成している。このため、上述の効果を達
成することが出来る。このことは固定電極5と可動電極
7とを配置にも適用できることはいうまでもない。
【0040】本発明の回路分スイッチギヤは、上述の他
に可動電極が固定電極と開閉する遮断器,真空遮断器等
の開閉器,固定電極と可動電極が接離する断路器,接地
開閉器,開閉器等の単独製品としても使用することが出
来る。又上述の他に、絶縁媒体例えばSF6 ガスを使用
した絶縁開閉器にも適用できる。更に主軸を支点として
可動電極が固定電極と接離すると共に、電流が可動電極
から負荷又は電源に流れてるタイプの開閉器にも適用で
きる。
【0041】
【発明の効果】以上のように本発明のスイッチギヤによ
れば、可動電極より固定電極とフレキシブル導体を介し
て負荷側導体に電力を供給しているので、電流通路を従
来技術のそれに比べて大幅に短縮できるようになり、電
気抵抗が少なくなり、この分電力損失及び発生熱を少な
くすることが出来るようになった。又可動電極が直接負
荷側導体に摺動しないフレキシブル導体で負荷側導体と
可動電極との間を接続しており、負荷側導体及び可動電
極に溶着は生じることがなく、操作機構部及び真空スイ
ッチギヤを小型化することが出来るばかりか、また電流
遮断特性も向上するので、この分、更に真空接地容器を
小型化できると共に、接地装置を除去した1回路分スイ
ッチギヤにも使用することができ、接地装置を除去した
分真空容器,操作機構部も小型化できるので、1回路分
スイッチギアも当然小型化できることはいうまでもな
い。
【0042】更に固定電極及び接地装置を傾斜した分だ
け固定電極と接地装置との間隔を縮小できるので、真空
接地容器を縮小できるようになった。このことは固定電
極の傾斜だけでも間隔を縮小できるので、回路分スイッ
チギヤを小型化できることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例である集合型スイッチギヤの回
路図。
【図2】図1に使用した回路スイッチギヤの構成を示す
回路図。
【図3】図1に使用した回路スイッチギヤの構成を示す
側断面図。
【図4】図3を左側から見た正面図。
【図5】図1から図4に示した母線接続端子台の平面
図。
【図6】図3に示した回路分スイッチギヤの構成を示す
遮断,断路状態での側断面図。
【図7】図6の回路分スイッチギヤの接地状態を示す側
断面図。
【図8】図6の回路分スイッチギヤの投入状態を示す側
断面図。
【符号の説明】
1〜3…回路スイッチギヤ、2X〜2Y…相スイッチギ
ヤ、4…真空接地容器、5…固定電極、6…接地装置、
7…可動電極、8…内部母線、9…負荷側導体、11…
電源側ケーブル、22…フレッキブル導体、30…可動
ブレード。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森田 歩 茨城県日立市大みか町七丁目2番1号 株 式会社日立製作所電力・電機開発本部内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】真空接地容器内に配置された接地装置と負
    荷側導体及び固定電極と、主軸の支点を介し固定電極と
    接地装置とに接離する可動電極とを備え、前記固定電極
    と接地装置とを支点側に傾斜させて配置することを特徴
    とするスイッチギヤ。
  2. 【請求項2】可動電極が固定電極の投入位置から接地位
    置に移動する間に断路位置を有することを特徴とする請
    求項1記載のスイッチギヤ。
  3. 【請求項3】真空接地容器内に配置された固定電極と、
    主軸の支点を介し固定電極と接離する可動電極とを備
    え、前記固定電極を支点側に傾斜させて配置することを
    特徴とするスイッチギヤ。
  4. 【請求項4】傾斜方向は可動電極の可動側駆動部の一端
    から他端に向かって順次可動電極と両電極の少なくとも
    一方側との間隔が広くなるように形成されていることを
    特徴とする請求項1又は3記載のスイッチギヤ。
  5. 【請求項5】前記可動電極は遮断位置で可動側駆動部と
    並行となり、投入位置で傾斜している可動電極の傾斜面
    に合わせて固定電極と接地装置との少なくとも一方側を
    傾斜させて配置することを特徴とする請求項1又は3記
    載のスイッチギヤ。
  6. 【請求項6】真空接地容器内に配置された負荷側導体と
    可動電極とを電気的手段で接続していることを特徴とす
    る請求項1又は3記載のスイッチギヤ。
  7. 【請求項7】上記可動電極と可動側駆動部との1部に電
    流の流れを遮断する手段を設けることを特徴とする請求
    項1又は3記載のスイッチギヤ。
  8. 【請求項8】上記電極に高融点金属部材を使用すること
    を特徴とする請求項1又は3記載のスイッチギヤ。
  9. 【請求項9】真空接地容器内に配置された固定電極と、
    主軸の支点を介し固定電極と接離する可動電極とを備
    え、前記固定電極を支点側に傾斜させて配置した遮断
    器,断路器,負荷開閉器,接地装置のいずれか1つ又は
    2以上を集合したスイッチギアに使用をすることを特徴
    とするスイッチギヤ。
  10. 【請求項10】真空接地容器に代え絶縁媒体を有する接
    地容器を使用することを特徴とする請求項1,3,9の
    いずれか1記載のスイッチギヤ。
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