JPH1188339A - Atm−pbxシステム - Google Patents

Atm−pbxシステム

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Publication number
JPH1188339A
JPH1188339A JP9239327A JP23932797A JPH1188339A JP H1188339 A JPH1188339 A JP H1188339A JP 9239327 A JP9239327 A JP 9239327A JP 23932797 A JP23932797 A JP 23932797A JP H1188339 A JPH1188339 A JP H1188339A
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JP
Japan
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atm
tec
tes
voice
call control
Prior art date
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Pending
Application number
JP9239327A
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English (en)
Inventor
Shigeki Tokunaga
茂樹 徳永
Osamu Totokawa
修 都外川
Yutaka Takeda
豊 竹田
Shinji Fukuda
真二 福田
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電話交換機能をATMネットワーク上で実現
するATM−PBXシステムを提供することを目的とす
る。 【解決手段】 ATMネットワーク100上に呼制御の
管理を行うTES101,102と、複数のETGを管
理するTECS110と、音声通信を行う複数のTEC
121,122,123,124と、ATM−PBXシ
ステム内の音声を構内交換機を経由して他のATM−P
BXシステムへ接続し、あるいは構内交換機の局線トラ
ンク回路を経由して一般の電話機151,152や、他
のPBX等への接続を可能とする従来の構内交換機用の
ATMネットワークライン回路内蔵構内交換機131
と、ATM−PBXシステム内の音声を公衆回線を経由
して他のATM−PBXシステムへ接続し、あるいは一
般の電話機、PBX等への接続を可能とするATM−P
BXシステム用外線アダプタ141とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ATMネットワー
ク上においてリアルタイムに双方向の音声通信および交
換動作を可能にするATM−PBXシステムに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、リアルタイムに双方向の音声通信
を行う場合は、構内交換機(以下PBX)と、PBXに
接続された電話機を用いた回線交換網により行ってき
た。以下、その構成について図28を参照しながら説明
する。
【0003】図28は従来の回線交換網における音声通
信を行う構成図であって、音声の入出力を行う電話機1
と、電話機1とPBX2とのインタフェースを司る内線
インタフェース手段3と、内線インタフェース手段3に
接続されており通話路の切り替えを行う通話路スイッチ
手段4と、制御用の管理データなどを格納するための記
憶手段5と、内線インタフェース手段3、通話路スイッ
チ手段4、記憶手段5に接続されかつ前記各手段を制御
するための制御手段6を具備しているPBX2とにより
構成される。
【0004】以上のように構成された回線交換網におい
て、回線交換網を設置している会社内やテナントビル内
の人数増加に伴い電話機1の台数を増やす必要性が生じ
た場合、既に設置しているPBX2のすべてのポート7
に電話機1が接続されている場合には、会社やテナント
に新たなPBX2を増設するか、もしくは既存のPBX
2内に内線インタフェース手段3を増設していた。
【0005】また従来、インターネット上での通信の主
流である電子メール、ネットニュース、FTP、WWW
などは、あらかじめサーバに蓄積された情報を引き出す
タイプの蓄積型のサービスであった。ところが最近のイ
ンターネットユーザの急増とともにアプリケーションも
目覚ましく進歩しており、リアルタイムに双方向の音声
通信を行うことを目的としたインターネット電話と呼ば
れる新しいアプリケーションが登場し始めている。こう
した新しいアプリケーションの利用者は、インターネッ
トユーザ全体から見るとまだ少数であるが、今後増加し
ていくことは間違いないと予想される。蓄積型通信が主
流であったインターネットは、確実にリアルタイム型通
信と共存する方向へと向かっている。
【0006】以下に、従来のリアルタイムに双方向の音
声通信を行うことを目的としたインターネット電話と呼
ばれるアプリケーションについて説明する。図29は従
来のインターネット電話のシステム構成図を示してい
る。
【0007】図29に示すように従来のインターネット
電話は、複数の端末を収容しているEthernet
LANと、Ethernet(登録商標) LANに接
続された複数の端末7,8とにより構成される。端末
7,8は、Ethernet LANと端末7,8との
インタフェースを司るEthernetインタフェース
手段11,12と、端末7,8へ音声を入力する処理と
入力された音声に対してA/D変換処理を行う音声入力
手段13,14と、音声データに対してD/A変換処理
を行い、端末7,8から音声を出力する処理を司る音声
出力手段15,16と、Ethernetインタフェー
ス手段11,12や、音声入力手段13,14を介して
端末7,8へ入力された音声データに対して、符号化・
復号化処理や圧縮処理などの音声処理を行う音声処理手
段17,18と、音声処理手段17,18で処理された
音声データを一時的に格納しておく記憶手段19,20
と、音声通信を行いたい相手端末を指定してその端末へ
のコネクションをはる処理を行う呼制御手段21,22
と、Ethernetインタフェース手段11,12、
音声入力手段13,14、音声出力手段15,16、音
声処理手段17,18、記憶手段19,20、呼制御手
段21,22の動作を制御する制御手段23,24とに
より構成される。
【0008】以上のように構成されたインターネット電
話において、以下その音声通信方式の動作について説明
する。端末7を発呼端末、端末8を着呼端末とし、端末
7が端末8を呼び出す例を図29を用いて述べる。
【0009】発呼端末である端末7のユーザは、通信相
手を指定するために着呼端末である端末8のIP Ad
dressもしくは端末8のユーザの電子メールアドレ
スを指定し、端末7の制御手段23は通信相手のアドレ
スが指定されると、前記で指定されたアドレスに相当す
る端末8へコネクションを張るように呼制御手段21へ
指示を行い、呼制御手段21は指定されたアドレスに相
当する端末8へのコネクションを張るために、Ethe
rnetインタフェース手段11を介してEthern
et LANへ端末8へのコネクション要求信号を送信
する。端末8のEthernetインタフェース手段1
2が、端末7からのコネクション要求信号を受信する
と、呼制御手段22はコネクション要求信号をEthe
rnetインタフェース手段12から受け取り、コネク
ションが要求されたことを確認した呼制御手段22は、
制御手段24にコネクションが要求されたことを伝え
る。制御手段24は、コネクション要求信号の送信者で
ある端末7とのコネクションを受け付けるように呼制御
手段22へ指示し、呼制御手段22は端末7からのコネ
クション要求を受け付けるために、Ethernetイ
ンタフェース手段12を介してEthernet LA
Nへ端末7へのコネクション受付信号を送信する。端末
7のEthernetインタフェース手段11が、端末
8からのコネクション受付信号を受信すると、コネクシ
ョン受付信号は呼制御手段21へと送られ、コネクショ
ンが確立されたことを確認した呼制御手段12は、制御
手段23にコネクションが確立したことを伝える。
【0010】一旦、コネクションが張られると、発呼端
末である端末7のユーザは、音声入力手段13を介して
相手に伝えたい音声メッセージを端末7へと入力し、ユ
ーザのメッセージをアナログ信号の音声として受け取っ
た音声入力手段13は、音声メッセージにA/D変換処
理を行いデジタル信号へと変換する。制御手段23は、
音声メッセージが音声入力手段13へと入力されたのを
確認すると、音声入力手段13に音声データを音声処理
手段17へと送るように指示する。ユーザのメッセージ
をデジタル信号の音声に変換した音声入力手段13は、
その信号を音声処理手段17へと送り、音声処理手段1
7は、受け取った信号に対して符号化・復号化処理や圧
縮処理などの音声処理を行う。制御手段23は、符号化
・復号化処理や圧縮処理などの音声処理信号を施した音
声データを記憶手段19へ格納するように音声処理手段
17へ指示する。音声処理手段17は、音声データを制
御手段23の指示により記憶手段19へと送り、制御手
段23は記憶手段19にデジタル信号に変換された音声
メッセージがある一定量だけ格納されたのを確認する
と、音声データを記憶手段19から音声処理手段17を
介してEthernetインタフェース手段11へと送
り、音声データを受け取ったEthernetインタフ
ェース手段11は着呼端末である端末8のEthern
etインタフェース手段12へと音声データを送信す
る。
【0011】制御手段24は、端末7からの音声メッセ
ージをEthernetインタフェース手段12が受信
したことを確認すると、受信した音声データを音声処理
手段18へと送信し、音声処理手段18は受信した音声
データに符号化・復号化処理や圧縮処理などの音声処理
を行い、処理後の音声データを記憶手段20に蓄積す
る。制御手段24は、記憶手段20に音声データがある
一定量だけ格納されたのを確認すると、音声データを記
憶手段20から音声処理手段18を介して音声出力手段
16へと送り、音声出力手段16は、音声データを受信
するとD/A変換処理を行いアナログ信号へと変換し、
音声を出力し、端末8のユーザは端末7のユーザからの
音声メッセージを聞くことができる。
【0012】このように通話相手のIP Addres
sもしくは電子メールアドレスを指定して、ダイレクト
コールする方法をとることにより、通常の電話と同じ感
覚でインターネット電話をかけることが可能となる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
回線交換網の構成では、回線交換網を設置している会社
内やテナントビル内の人数増加に伴い電話機の台数を増
やす必要性が生じた場合、1つのPBXのポート数は限
られているため、既に設置しているPBXのすべてのポ
ートに電話機が接続されている場合には、会社やテナン
トに新たなPBXを増設するか、もしくは既存のPBX
内に内線インタフェース手段を増設しなければならず、
システムを拡張する上で柔軟性に欠けるという問題点が
あった。
【0014】また、従来のEthernet LAN上
でのインターネット電話の構成では、Ethernet
LAN上で音声通信システムを構築しているため、ネ
ットワークのトラヒック密度が高くなった場合に音声通
信のための帯域が確保されず、音声品質の劣化や音声の
遅延が生じるという問題点があった。又、従来の技術の
動作説明の箇所でも説明したとおり、通話相手をダイレ
クトにコールする方法をとっているため、既存のPBX
を使用して提供されている呼の転送などのような高度な
音声通信サービスを提供することが困難であるという問
題点もあった。
【0015】本発明は上記課題を解決するもので、電話
交換機能をATMネットワーク上で実現するATM−P
BXシステムを提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明のATM−PBX
システムは、ATMネットワーク上に呼制御を行うTE
Sと、TEC識別子とそのTECのATMアドレスとを
対応づけて格納する前記TES内のTECテーブルと、
音声通信を行う複数のTECと、1つのTESとそのT
ESが管理する複数のTECによって構成される仮想的
な音声通信グループETGとを設け、前記TESは、T
ECテーブルを保持するための記憶手段と、ATMネッ
トワークとTESとの間でのやり取りを司るATMイン
タフェース手段と、ATMの呼制御処理を司るATM呼
制御手段と、前記TESにおける記憶手段とATMイン
タフェース手段とATM呼制御手段とを監視し制御する
制御手段により構成され、また前記TECは、ATMネ
ットワークとTECとの間でのデータのやり取りを司る
ATMインタフェース手段と、ATMの呼制御処理を司
るATM呼制御手段と、音声の入力を司る音声入力手段
と、音声の出力を司る音声出力手段と、音声の処理を司
る音声処理手段と、TECに取り込んだ音声を一時的に
格納するための記憶手段と、前記TECにおけるATM
インタフェース手段とATM呼制御手段と音声入力手段
と音声出力手段と音声処理手段と記憶手段とを監視し制
御する制御手段とにより構成され、TECが電話機およ
び構内交換機の加入者回路機能を、TESが呼制御を行
い、実際の交換機能はATMネットワーク上でのSVC
で行う。
【0017】この発明によれば、電話交換機能をATM
ネットワーク上で実現するATM−PBXシステムを実
現することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、ATMネットワーク上に呼制御を行うTESと、T
EC識別子とそのTECのATMアドレスとを対応づけ
て格納する前記TES内のTECテーブルと、音声通信
を行う複数のTECと、1つのTESとそのTESが管
理する複数のTECによって構成される仮想的な音声通
信グループETGとを設け、前記TESは、TECテー
ブルを保持するための記憶手段と、ATMネットワーク
とTESとの間でのやり取りを司るATMインタフェー
ス手段と、ATMの呼制御処理を司るATM呼制御手段
と、前記TESにおける記憶手段とATMインタフェー
ス手段とATM呼制御手段とを監視し制御する制御手段
により構成され、また前記TECは、ATMネットワー
クとTECとの間でのデータのやり取りを司るATMイ
ンタフェース手段と、ATMの呼制御処理を司るATM
呼制御手段と、音声の入力を司る音声入力手段と、音声
の出力を司る音声出力手段と、音声の処理を司る音声処
理手段と、TECに取り込んだ音声を一時的に格納する
ための記憶手段と、前記TECにおけるATMインタフ
ェース手段とATM呼制御手段と音声入力手段と音声出
力手段と音声処理手段と記憶手段とを監視し制御する制
御手段とにより構成され、TECが電話機および構内交
換機の加入者回路機能を、TESが呼制御を行い、実際
の交換機能はATMネットワーク上でのSVCで行う。
【0019】以上の構成において、TECが電話機およ
び構内交換機の加入者回路機能をTESが呼制御機能を
行い、実際の交換機能はATMネットワーク上でのSV
Cで行うことにより、電話交換機能をATMネットワー
ク上で実現することができるという作用を有する。
【0020】請求項2に記載の発明は、請求項1のAT
M−PBXシステムにおいて、TESが管理をしている
ETGの環境条件とそのTESのATMアドレスとを対
応づけて格納しているETGテーブルを備え、複数のE
TGを管理するTECSを設け、前記TECSは、ET
Gテーブルを保持している記憶手段と、ATMネットワ
ークとTECSとの間でのデータのやり取りを司るAT
Mインタフェース手段と、ATMの呼制御処理を司るA
TM呼制御手段と、前記TECSにおける記憶手段とA
TMインタフェース手段とATM呼制御手段とを監視し
制御する制御手段とにより構成され、TECSとETG
テーブルを設けることにより、ETGへの参加を要求し
てきたTECを適切なETGへ割り当てる。
【0021】この構成により、TECSとETGテーブ
ルを設けることにより、ETGへの参加を要求してきた
TECを適切なETGへ割り当てることができるので、
物理的なネットワーク構成に依存せずに、複数の仮想的
なグループを形成できるという作用を有する。
【0022】請求項3に記載の発明は、請求項1のAT
M−PBXシステムにおいて、ETG内の任意数TEC
をサービスグループSGとしてグループ分けするための
TEC識別子とSG識別子を対にして格納するSG管理
テーブルと、各SGに対する電話交換サービスを定義す
るためのSG識別子と電話交換サービスとを対にして格
納するSGサービス管理テーブルとをTESに備え、T
ESは電話交換時にSG管理テーブルとSGサービス管
理テーブルを参照し、SG毎に設定された電話交換サー
ビスを決定することにより、一斉呼出に代表されるSG
単位の電話交換サービスを実現する。
【0023】この構成により、TESは電話交換時にS
G管理テーブルとSGサービス管理テーブルを参照し、
SG毎に設定された電話交換サービスを決定することに
より、一斉呼出に代表されるSG単位の電話交換サービ
スを実現するという作用を有する。
【0024】請求項4に記載の発明は、請求項1のAT
M−PBXシステムにおいて、一つのETG内に、通
常、呼制御を管理している第1のTESと、第1のTE
Sのメンテナンス時等に呼制御の管理を代行する第2の
TESとの二つのTESを存在させ、前記TES内に、
TES同士で情報の通信処理を司る管理情報通知手段を
備え、サーバ変更時に、管理情報通知手段により、二つ
のTES間をSVCで接続し、呼管理情報の通信を行う
ことでサーバの二重化を実現し、システムの保守性を向
上させる。
【0025】この構成により、サーバ変更時に、管理情
報通知手段により、二つのTES間をSVCで接続し、
呼管理情報の通信を行うことでサーバの二重化を実現
し、システムの保守性を向上させるという作用を有す
る。
【0026】請求項5に記載の発明は、請求項1のAT
M−PBXシステムにおいて、それぞれのTEC内に2
者以上の音声を合成する処理を行うミキサーと、通話し
ているTECの数とそのTECのATMアドレスを管理
する通話TEC管理手段とを備え、通話しているTEC
間をポイント・ツー・マルチポイント仮想チャネルコネ
クションで接続し、そのコネクションを用いて、通話す
るTECすべてに入力した音声データを送信すると同時
にそれらすべてのTECから受信した音声データをミキ
サーを用いて1つの音声データに合成して出力すること
により、あるTECが複数のTECと同時に音声通信や
会議通話ができる。
【0027】この構成により、通話しているTEC間を
ポイント−マルチポイントコネクションで接続し、その
コネクションを用いて、通話するTECすべてに入力し
た音声データを送信すると同時にそれらすべてのTEC
から受信した音声データをミキサーを用いて1つの音声
データに合成して出力することにより、あるTECが複
数のTECと同時に音声通信(会議通話)できるという
作用を有する。
【0028】請求項6に記載の発明は、ATMネットワ
ークとTESあるいはTECとの間でのデータの通信を
行うATMインタフェース手段と、ATMの呼制御処理
を行うATM呼制御手段と、音声の処理を行う音声処理
手段と、前記ATMインタフェース手段と前記ATM呼
制御手段と前記音声処理手段とを監視し制御する制御手
段と、一般の構内交換機のトランク回路に相当する公衆
網との接続を行う公衆網I/F手段により構成され、前
記ATM−PBXシステム内の音声を公衆回線を経由し
て他のATM−PBXシステムへ接続したり、あるいは
一般の電話機や他の構内交換機等への接続を可能とする
ATM−PBXシステム用外線アダプターを備えた。
【0029】この構成により、ATMインタフェース手
段とATM呼制御手段によりATMネットワーク上での
擬似的な音声交換(Telephony Emulat
ion)プロトコルを終端し、音声処理手段によって既
存音声ネットワーク上での音声符号への変換を行い、公
衆網I/F手段によって公衆網や他のATM−PBXへ
の物理的接続を可能とし、前記制御手段によってプロト
コル変換を行って、既存の音声ネットワークへの接続を
可能とする作用を有する。
【0030】本発明の請求項7に記載の発明は、構内交
換機のライン回路である内線回路に相当する箇所にAT
Mネットワークインタフェース機能を有するATMネッ
トワークライン回路を実装し、前記ATMネットワーク
ライン回路は、ATMネットワークとTESあるいはT
ECとの間でのデータの通信を行うATMインタフェー
ス手段と、ATMの呼制御処理を行うATM呼制御手段
と、音声の処理を行う音声処理手段と、前記ATMイン
タフェース手段と前記ATM呼制御手段と前記音声処理
手段とを監視し制御する制御手段と、前記構内交換機内
部の制御バスと通話路バスのインタフェースを有する構
内交換機内部バスI/F手段により構成され、前記AT
M−PBXシステム内の音声を従来の構内交換機を経由
して他のATM−PBXシステムへ接続したり、あるい
は構内交換機の局線トランク回路を経由して一般の電話
機や他の構内交換機等への接続を可能とする構内交換機
に実装されるATMネットワークライン回路を備えた。
【0031】この構成により、ATMインタフェース手
段とATM呼制御手段によりATMネットワーク上での
擬似的な音声交換(Telephony Emulat
ion)プロトコルを終端し、音声処理手段によって既
存音声ネットワーク上で使用される音声符号への変換を
行い、構内交換機内部バスI/F手段によって構内交換
機内部の制御部との制御情報の通信手段を確保し、AT
Mネットワークからの音声を従来の交換機へ収容するこ
とを可能とする作用を有する。
【0032】以下、本発明の実施の形態について、図面
を参照して説明する。図1は本発明の一実施の形態にお
けるATM−PBXシステムの構成図、図2は同ATM
−PBXシステムの構成図、図3は同その1の通信手順
を示す図、図4は同その2の通信手順を示す図、図5は
同その3の通信手順を示す図、図6は同その4の通信手
順を示す図、図7は同TESが保持しているTECの識
別子とATMアドレスとの対応を記述したTECテーブ
ルを示す図、図8は同ATM−PBXシステムの構成
図、図9は同その1の通信手順を示す図、図10は同そ
の2の通信手順を示す図、図11は同その3の通信手順
を示す図、図12は同その4の通信手順を示す図、図1
3は同TECSが保持しているETGの環境条件とTE
SのATMアドレスとの対応を記述したETGテーブル
を示す図、図14は同TESのブロック図、図15は同
その1の通信手順を示す図、図16は同その2の通信手
順を示す図、図17は同SG管理テーブルを示す図、図
18は同SGサービス管理テーブルを示す図、図19は
同ATM−PBXシステムの構成図、図20は同TES
回路例のブロック図、図21は同ATM−PBXシステ
ムの構成図、図22は同TEC回路例のブロック図、図
23は同外線アダプタの詳細ブロック図、図24は同A
TM−PBXシステムの立ち上げ直後のVCCの状態を
示す図、図25は同外線アダプタによる外線通話時のV
CCの状態を示す図、図26は同ATMネットワークラ
イン回路と構内交換機の詳細ブロック図、図27は同A
TMネットワークライン回路による外線通話時のVCC
の状態を示す図である。
【0033】図1に示すように、ATMネットワーク1
00上に呼制御の管理を行うTES(Telephon
y Emulation Server)101,10
2と、複数のETG(Emulated Teleph
ony Group)を管理するTECS(Telep
hony Emulation Configurat
ion Server)110と、音声通信を行う複数
のTEC(Telephony Emulation
Client)121,122,123,124と、請
求項1の発明に係るATM−PBXシステム内の音声を
従来の構内交換機を経由して他のATM−PBXシステ
ムへ接続したり、あるいは、構内交換機の局線トランク
回路を経由して一般の電話機151,152や、他のP
BX等への接続を可能とする、従来の構内交換機用のA
TMネットワークライン回路131と、ATM−PBX
システム内の音声を公衆回線を経由して他のATM−P
BXシステムへ接続したり、あるいは、一般の電話機、
PBX等への接続を可能とするATM−PBXシステム
用外線アダプター141とにより構成される。
【0034】図2はATM−PBXシステム構成を示す
図1のうち、請求項1のATM−PBXシステムを実現
する構成図である。図2に示すように、ATMネットワ
ーク200上に、呼制御の管理を行うTES201と、
TES201においてTECを判別するための電話番号
や電子メールアドレスやIP AddressなどのT
EC識別子とATMアドレスとを対応づけて格納してい
るTECテーブルを保持するための記憶手段202と、
TES201においてATMネットワーク200とTE
S201との間でのデータのやり取りを司るATMイン
タフェース203と、TES201においてATMの呼
制御処理を司るATM呼制御手段204と、TES20
1においてTES201における記憶手段202とAT
Mインタフェース手段203とATM呼制御手段204
とを監視し制御する制御手段205と、音声通信を行う
複数のTEC206,207と、TEC206,207
においてATMネットワーク200とTEC206,2
07との間でのデータのやり取りを司るATMインタフ
ェース手段208,209と、TEC206,207に
おいてATMの呼制御処理を司るATM呼制御手段21
0,211と、TEC206,207において音声の入
力とA/D変換処理とを司る音声入力手段212,21
3と、TEC206,207において音声のD/A変換
処理と音声の出力とを司る音声出力手段214,215
と、TEC206,207において符号化・復号化処理
や圧縮処理などの音声処理を司る音声処理手段216,
217と、TEC206,207においてTEC20
6,207に取り込んだ音声を一時的に格納するための
記憶手段218,219と、TEC206,207にお
いてTEC206,207におけるATMインタフェー
ス手段208,209と、ATM呼制御手段210,2
11と音声入力手段212,213と音声出力手段21
4,215と音声処理手段216,217と記憶手段2
18,219とを監視し制御する制御手段220,22
1から構成される。
【0035】次に図3から図7を用いて動作を述べる。
TECは、他のTECと音声通信を行う場合、あらかじ
めTESが管理する仮想的な音声通信グループETGに
参加しておく必要がある。まず、TEC301,302
がTES303の管理するETGに参加する手順を述べ
る。図3は、ATMネットワーク300上にTEC30
1,302とTES303が接続されている状態であ
る。この状態では、TEC301,302は、ETGに
参加していない。図4は、TEC301がTES303
の管理するETG402に参加した状態である。
【0036】図4において、まずTEC301は、呼制
御情報を送信するためにTES303へのポイント・ツ
ー・ポイント双方向仮想チャネルコネクション400
(以下、P−P双方向VCC)を設定する。但し、この
時TEC301は、TES303のATMアドレスを知
っていることが前提となる。その後、TES303は、
TEC301へのポイント・ツー・マルチポイントVC
C(以下、P−MP VCC)401を設定する。TE
C301は、TES303とのP−P双方向VCC40
0を設定すると、このVCCを用いて自分のTEC識別
子とATMアドレスをTES303に送信する。TES
303は、TEC301からTEC識別子とATMアド
レスを受信すると、それらを対応づけてTES303自
身が管理する図7のTECテーブル700へと記述す
る。
【0037】図7は、登録ナンバ1として、TEC識別
子が101、ATMアドレスがA.A.A.A.Aであ
るTECを登録している。TEC301のTEC識別子
とATMアドレスが、TES303のアドレステーブル
700に登録された時点で、TEC301がETG40
2へ参加する処理が完了したことになる。図5は、TE
C301に引き続き、TEC302がTES303の管
理するETG502に参加した状態である。TEC30
2がETG502へ参加する処理手順は、TEC301
の場合と同様である。TES303からTEC301,
302へのP−MP VCC501は、すべてのTEC
に共通の管理情報を送信する場合に使用することが可能
である。
【0038】次に、TEC301とTEC302とが、
音声通信をおこなうためのデータチャネルを設定する手
順を述べる。TEC301がTEC302と音声通信を
行いたい場合、TEC301はTEC302のATMア
ドレスを知っている必要はなく、TEC識別子を知って
いればよい。まずTEC301は、P−P双方向VCC
400を用いて、TEC302とのでターチャネル設定
要求をTES303に送信する。データチャネル設定要
求を受信したTES303は、図7のTECテーブルを
参照して、TEC302の識別子に対応するTEC30
2ATMアドレスを判定し、P−P双方向VCC400
を用いて、TEC302のATMアドレスをTEC30
1に送信し、TEC302のATMアドレスを得たTE
C301は、TEC302へのデータチャネル600を
設定する。図6は、ETG502に参加しているTEC
301,302がデータチャネル600を設定した状態
である。データチャネル600が設定されると、TEC
301,302は、音声通信を始めることが可能とな
る。
【0039】次に本発明の請求項2記載のATM−PB
Xシステムについて、図8から図13を用いて説明す
る。図8は、ATM−PBXシステム構成を示す図1の
うち、請求項2のATM−PBXシステムを実現する構
成図である。図8に示すように、請求項1のATM−P
BXシステムにおいて、TES805が管理をしている
ETG806の環境条件とそのTES805のATMア
ドレスとを対応づけて格納している、図13に示したE
TGテーブル1300を備えており、且つ複数のETG
806,807を管理しているTECS800を設け
る。TECS800は、ETGテーブル1300を保持
している記憶手段801と、ATMネットワーク808
とTECS800との間でのデータのやり取りを司るA
TMインタフェース手段802と、ATMの呼制御処理
を司るATM呼制御手段803と、TECS800にお
ける記憶手段801とATMインタフェース手段802
とATM呼制御手段803とを監視し制御する制御手段
804とにより構成される。
【0040】次に図9から図13を用いて動作を述べ
る。TECは、他のTECと音声通信を行う場合、あら
かじめTESが管理する仮想的な音声通信グループET
Gに参加しておく必要がある。まず、TEC901,9
02,903がTES906の管理するETGに、TE
C903,904,905がTES907の管理するE
TGに参加する手順を述べる。図9は、ATMネットワ
ーク900上にTEC901,902,903,90
4,905とTES906,907とTECS908が
接続されている状態である。この状態では、TEC90
1,902,903,904,905は、ETGに参加
していない。図10は、TEC901がTES906の
管理するETG1003に参加した状態である。
【0041】図10において、まずTEC901は、T
EC901自身が参加すべきETGを管理するTESの
ATMアドレスを取得するために、TECS908への
P−P双方向VCC1000を設定する。但し、この時
TEC901は、TECS908のATMアドレスを知
っていることが前提となる。TEC901は、TECS
908とのP−P双方向VCC1000を設定すると、
このVCCを用いてTEC901自身が参加したいET
Gの環境条件を送信する。TECS908は、TEC9
01からTEC901が参加したいETGの環境条件を
受信すると図13に示しているあらかじめTECS90
8において静的に作成しておいたETGテーブル130
0を参照して、TEC901が参加したいETG100
3の環境条件に対応したTES906のATM906の
ATMアドレスをTEC901に送信する。
【0042】TEC901は、TES906のATMア
ドレスを受信すると、呼制御情報を送信するためにTE
S906へのP−P双方向VCC1001を設定する。
その後、TES906は、TES901へのP−MP
VCC1002を設定する。TEC901は、TES9
06とのP−P双方向VCC1001を設定すると、こ
のVCCを用いて自分のTEC識別子とATMアドレス
をTES906に送信する。TES906は、TEC9
01からTEC識別子とATMアドレスとを受信する
と、それらを対応づけてTES906自身が管理する図
7で示したTECテーブル700へと記述する。
【0043】TEC901のTEC識別子とATMアド
レスが、TES906のTECテーブル700に登録さ
れた時点で、TEC901がETG1003へ参加する
処理が完了したことになる。図11は、TEC901に
引き続き、TEC902,903がTES906の管理
するETG1100に参加し、TEC903,904,
905がTES907の管理するETG1101に参加
した状態である。TEC902,903,904,90
5がETGへ参加する処理手順は、TEC901の場合
と同様である。
【0044】音声通信をおこなうためのデータチャネル
を設定する手順は、請求項1の方法と同様である。TE
C901がTEC902と音声通信を行いたい場合、T
EC901はTEC902のATMアドレスを知ってい
る必要はなく、TEC識別子を知っていればよい。まず
TEC901は、P−P双方向VCC1001を用い
て、TEC902とのデータチャネル設定要求をTES
906に送信する。データチャネル設定要求を受信した
TES906は、図7のTECテーブルを参照して、T
EC902のTEC識別子に対応するATMアドレスを
判定し、P−P双方向VCC1001を用いて、TEC
902のATMアドレスをTEC901に送信し、TE
C902のATMアドレスを得たTEC901は、TE
C902へのデータチャネル1200を設定する。図1
2は、ETG1100に参加しているTEC901,9
02がデータチャネル1200を設定した状態である。
データチャネル1200が設定されると、TEC90
1,902は、音声通信を始めることが可能となる。
【0045】図12において、共通のATMネットワー
ク上に存在してはいるが、参加しているETGが異なる
ため、TEC901,902は、TEC904,905
とは音声通信を行うことができない。TEC903は、
両方のETG1100,1101に参加しているため、
すべてのTEC901,902,904,905と音声
通信を行うことができる。
【0046】次に、請求項3に係るATM−PBXにつ
いて説明する。図14は、ATM−PBXシステム構成
を示す図1のうち、請求項3のATM−PBXシステム
を実現するTES回路例のブロック図である。図14に
示すように、ATMネットワーク1400には、呼制御
の管理を行うTES1401と、音声通信を行う複数の
TEC1421,1422,1423,1424とが接
続されている。TES1401は、TEC識別子とAT
Mアドレスとの変換を行うための対応表を保持するため
の記憶手段1402と、ETG内の任意数TECをSG
としてグループ分けするためのTEC識別子とSG識別
子を対にして格納するSG管理テーブル1406と、各
SGに対する電話交換サービスを定義するためのSG識
別子と電話交換サービスとを対にして格納するSGサー
ビス管理テーブル1407と、ATMネットワーク14
00とTES1401との間でのデータのやり取りを司
るATMインタフェース手段1403と、ATMの呼制
御処理を司るATM呼制御手段1404と、記憶手段1
402とSG管理テーブル1406とSGサービス管理
テーブル1407とATMインタフェース手段1403
とATM呼制御手段1404とを監視し制御する制御手
段1405とから構成される。
【0047】図14の様に構成されたATM−PBXに
ついて、音声通信動作を4つのTECと1つのTESで
構成されるETG内での一斉同報を例に取り、図15、
図16を用いて説明する。
【0048】TECのETGへの参加動作については、
請求項1に係る形態での説明と同じである。ここでは、
TECデータチャネル設定動作について説明する。図1
5は請求項3の通信手順を示す図である。1510はE
TG、1511及び1512及び1513はSG識別
子、1520はPoint to Multipoin
t(以下、P−MPと呼ぶ)単方向VCC、1531及
び1532及び1533及び1534はPoint t
o Point(以下、P−Pと呼ぶ)双方向VCCを
示す。この図では、SG1511にはTEC1421
が、SG1512にはTEC1422とTEC1423
とが、SG1513にはTEC1424が、各々予めグ
ループ分けされ設定されている。
【0049】TEC1421がTEC1422と音声通
信を行う場合、TEC1421は、P−P双方向VCC
1531を用いて、TEC1422とのデータチャネル
設定要求をTES1401に送信する。データチャネル
設定要求を受信したTES1401は、図17のSG管
理テーブルと図18のSGサービス管理テーブルとを参
照して、TEC1422が属するSGの電話交換サービ
スを決定する。
【0050】図17にSG管理テーブルの内容を示す。
図18にSGサービス管理テーブルの内容を示す。SG
管理テーブルには、TECを識別するための電話番号等
のTEC識別子とETG内の任意数TECをSGとして
グループ分けするためのSG識別子とが対になって予め
格納されている。SGサービス管理テーブルには、SG
識別子と各SGに対する一斉同報や着信拒否等の電話交
換サービスとが対になって予め格納されている。
【0051】この例では、TEC1422及びTEC1
423はSG1512に属し、またSG1512は電話
交換サービスとして一斉同報が予め設定されている。T
ES1401の制御手段は、まずデータチャネル設定要
求先であるTEC1422のSGである「1512」を
決定し、決定したSG「1512」を検索のキーにし
て、SG1512に属する全TECである「TEC14
22とTEC1423」に対して、SG1512の電話
交換サービスである「一斉同報」を実施する。
【0052】図16は、ETG1510に参加している
TEC1422,1423が、TES1401を介して
TEC1421のデータチャネル設定要求を受信した状
態である。1631は、TEC1421からのTES1
401への「TEC1422とのデータチャネル設定要
求」送信に使用されるP−P双方向VCCである。16
32及び1633は、TEC1421からの「TEC1
422とのデータチャネル設定要求」にTES1401
が応答するために使用される該当TECとのメッセージ
送受信用P−P双方向VCCである。本例では、TES
1401は、P−P双方向VCC1532及び1533
を用いて、TEC1421のATMアドレスを送信し、
SG1512の電話交換サービスである「一斉同報」を
実施することになる。
【0053】データチャネルの開設の権利はTES14
01への設定要求に対する応答が、より早いTECに与
えられるこれにより、あるTECが応答できない場合で
も同一SGのTECが代理応答する設定を行う等の、柔
軟なSGに対する電話交換サービスの設定と実現が可能
となる。
【0054】次に請求項4記載のATM−PBXシステ
ムについて図19と図20を用いて説明する。図19
は、請求項1のATM−PBXシステムにおいて、1つ
の音声通信グループ(ETG)内に2つのTESを用意
し、サーバの二重化を実現した構成図である。図19に
示すように、ETGは、通常、呼制御の管理を行ってい
るTES1901と、TES1901のメンテナンス時
等にTES1901と同じ情報を保持しTES1901
からの通知により呼制御の管理を代行するTES190
2と、音声通信を行う複数のTEC1904,190
5,1906とから構成される。
【0055】TESには優先度が与えられ、優先度の高
い第1のTES1901のATMアドレスが、管理すべ
きすべてのTEC1904,1905,1906に既知
のアドレスとして登録されている。ETGを形成する際
に、TECはTES1901とP−P双方向VCCを設
定し、TES1901は、そのグループの呼制御の管理
を行う。サーバ変更時に、2つのTES(TES190
1とTES1902)はP−P双方向VCC1903を
確立し、そのVCC1903を用いて、優先度の低い第
2のTES1902は、第1のTES1901と情報通
信を行い、TES1901と同じ情報(TECテーブル
等)を保持する。
【0056】次にTES内部での動作を説明する。図2
0は図19におけるATM−PBXシステムを実現する
TES回路例のブロック図である。図20に示すよう
に、TESは、TECテーブルを保持するための記憶手
段2001と、ATMネットワークとTESとの間での
データのやり取りを司るATMインタフェース手段20
04と、ATM呼制御処理を司るATM呼制御手段20
03と、TES同士での情報の通信処理を司る管理情報
通知手段2005と、ATMインタフェース手段200
4とATM呼制御手段2003と管理情報通知手段20
05とを監視し制御する制御手段2002とから構成さ
れる。
【0057】図20のように構成されたTESの動作を
説明する。呼制御等の動作については請求項1での説明
と同じである。第1のTESはメンテナンス等のため一
時システムをシャットダウンしたりする場合がある。そ
のような場合、シャットダウン前に第2のTESへとサ
ーバの変更を完了してから、シャットダウンする。サー
バ変更時におけるTES間の通信方法を、第1のTES
と第2のTESの2つについてそれぞれ説明する。
【0058】まず、第1のTESの動作を説明する。第
1のTESは、ユーザから電源オフ(シャットダウン)
の命令を受けると、管理情報通知手段2005が第2の
TESに対するP−P双方向VCCの設定要求をATM
インタフェース手段2001を介して行う。このVCC
が確立すると、管理情報通知手段2005は記憶手段2
001からTECテーブルなどの呼管理情報を取り出
し、ATMインタフェース手段2004、P−P双方向
VCCを介して第2のTESに送信する。
【0059】次に第2のTESの動作について説明す
る。第2のTESは管理情報通知手段2005におい
て、第1のTESからのVCC設定要求を受けると、応
答を返し、VCCを設定する。VCCの設定が確立する
と、管理情報通知手段2005は、第1のTESからP
−P双方向VCC、ATMインタフェース手段2004
を介して送られてきた呼管理情報を記憶手段2001に
格納する処理を行う。
【0060】サーバの変更を行う際、TES1901
は、TES1902に対してP−P双方向VCC190
3の設定要求を送信すると同時に、管理しているすべて
のTECに対してもP−MP VCCを用いて、TES
1902のATMアドレスを含むサーバ変更のメッセー
ジを送信する。グループ内のすべてのTECは、そのT
ES1902のATMアドレスを含むメッセージを受信
するとTES1902に対してP−P双方向VCCを確
立する。TES1902はTES1901より呼管理情
報を受信すると、管理情報通知手段2005は、記憶手
段2001に呼管理情報を格納した後、記憶手段200
1に格納してある、ETG内のすべてのTECのATM
アドレスを参照し、ETG内のすべてのTECに対し
て、P−MPVCCを確立する。
【0061】これらのコネクションの確立が完了する
と、ETG内のTECは、TES1901とのコネクシ
ョンを切断し、TES1902をサーバとして認識し、
TES1902と呼制御の情報のやり取りを始める。T
ES1902の管理情報通知手段2005は、すべての
コネクション確立を確認すると、ATMインタフェース
手段2004、P−P双方向VCC1903を介してT
ES1901に対し、サーバ変更完了通知を送信する。
TES1901はサーバ変更完了通知を受信すると、シ
ャットダウンを行うことができる。
【0062】図19は音声通信グループを管理するTE
Sが変更される様子を表す。この図より、グループ内の
構成要素の中で変更があるのはTESのみであることが
わかる。このようにして、TESを変更しても、音声通
信を中断させることなく、グループ内の呼管理の継続を
可能とするサーバの二重化を実現することができる。
【0063】次に請求項5記載のATM−PBXシステ
ムについて説明する。図21は、3者以上で同時に音声
通信(会議通話)することを実現するATM−PBXシ
ステムの実施の形態の構成図である。請求項1記載のA
TM−PBXシステムにおいて、同時に通話できる通話
者TECの数を2から3にした場合を例にとり説明す
る。
【0064】図21に示すように、3者通話を行うため
には、音声通信を行うTEC2101,2102,21
03と、呼制御の管理を行うTES2104とから構成
され、それぞれのTECはデータチャネル(P−MP
VCC)2105,2106,2107を設定し、複数
のTECに対し、同時に音声データの送信を行う。
【0065】会議通話は、通話中に通話者を増加すると
いう形で実現する。2者通話から3者通話に移行するに
は、通話中である2者のTECのどちらかが3者目のT
ECを参加させるためのイベントを起こす。具体的に
は、3者目のTECが通話中のTECに対して、通話参
加の要求メッセージを送り、通話中のTECがその要求
に応答することにより、会議通話が確立される。
【0066】TEC2101とTEC2102がP−P
双方向VCCで通話しているとする。TEC2103か
らの要求によりTEC2101がTEC2103を通話
に参加させようとした場合、TEC2101はTEC2
102との間に確立しているデータチャネル(P−P双
方向VCC)を切断する。その後すぐにTEC2101
はTEC2102とTEC2103の2者に対してP−
MP VCC2106を設定する。それと同時にTEC
2102はTEC2101とTEC2103に対し、T
EC2103はTEC2101とTEC2102に対
し、それぞれP−MP VCCを設定する。
【0067】TEC2101とTEC2102がそれぞ
れP−MP VCCで通話しているとすると、TEC2
101はすでに確立しているTEC2102とのコネク
ションを切断することなく、P−MP VCC2106
の枝の数を増加して、その接続先の一つとしてTEC2
103を割り当てる。TEC2102も同様にP−MP
VCC2107の枝の数をを増加して、TEC210
3に対するコネクションを設定する。TEC2103は
TEC2101とTEC2102に対してP−MP V
CC2105を設定する。この場合の3者通話のコネク
ション確立の詳細を以下に説明する。
【0068】まず、TEC2103がTEC2101を
指定して、制御チャネル2108を用い、TES210
4に対して会議通話要求メッセージを送信する。TES
2104はその要求を受け取ると、制御チャネル211
0を用い、TEC2101に対して、TEC2103の
ATMアドレスを含む、会議通話要求メッセージを送信
する。TEC2101はメッセージを受信すると、制御
チャネル2110を用い、TES2104に対し、通話
中であれば、許可あるいは拒否の返答を返し、許可する
場合は、P−MP VCC2106の枝の数を増加し、
TEC2103に対するコネクションを設定する。通話
中でなければ、TES2104に対し、通話中でないこ
とを示す「空」メッセージを返す。TES2104はT
EC2101から拒否あるいは空の返答を受信すると制
御チャネル2108を用い、TEC2103に対し、通
話できないことを通知する。TES2104はTEC2
101からの許可の返答を受信すると、制御チャネル2
109を用い、TEC2102に対し、TEC2103
のATMアドレスを含む、コネクション増設のメッセー
ジを送信すると同時に、制御チャネル2108を用い、
TEC2103に対し、TEC2101とTEC210
2のATMアドレスを含む、コネクション確立メッセー
ジを送信する。TEC2102はTES2104よりコ
ネクション増設メッセージを受信すると、P−MP V
CC2107の枝を増加して、TEC2103に対する
コネクションを設定する。TEC2103はTES21
04よりコネクション確立メッセージを受信すると、T
EC2101とTEC2102に対するP−MP VC
C2105の確立を開始する。
【0069】図22は会議通話を実現するTECの回路
の実施の形態を示すブロック図である。TECは、図2
2に示すとおり、ATMネットワークとTECとの間で
データのやり取りを行うATMインタフェース手段22
01と、ATMの呼制御処理を司るATM呼制御手段2
202と、音声の入力とA/D変換処理とを司る音声入
力手段2206と、音声のD/A変換処理と音声の出力
とを司る音声出力手段2207と、符号化・復号化処理
や圧縮処理などの音声処理を司る音声処理手段2205
と、TECに取り込んだ音声を一時的に格納するための
記憶手段2204と、通話しているTECの数とそのT
ECのATMアドレスを管理している通話TEC管理手
段2209と、ATMインタフェース手段2201とA
TM呼制御手段2202と音声入力手段2206と音声
出力手段2207と記憶手段2204と通話TEC管理
手段2209とを監視し制御する制御手段2203と、
複数の音声データを合成する処理を司るミキサー220
8とから構成される。
【0070】通話中に、TESから通話者増加の通知を
受信すると、ATM呼制御手段2202が新しい通話者
TECに対してコネクションの設定を開始するととも
に、通話TEC管理手段2209は管理している通話T
ECの数を増加し、そのTECのATMアドレスを格納
する。コネクションが確立されると、通話を再開し、制
御手段2203からミキサー2208に対し、合成を開
始するための信号を送る。ミキサー2208は、通話T
EC管理手段2209から通話TECの数を確認して、
ATMインタフェース手段2201から音声処理手段2
205に対して送られてくる、複数TECからの音声デ
ータを合成して1つの音声データを生成する。音声処理
手段2205はミキサー2208により合成された音声
データをそのまま記憶手段2204に対して送信する。
音声出力手段2207は記憶手段に蓄積された音声デー
タをそのまま音声出力デバイスを介して出力する。音声
入力手段2206より入力された音声データは、音声処
理手段2205において、2者通話の際の処理と違う処
理はほどこさずにATMインタフェース手段2201を
介して、複数の送信先(TEC)に送信される。
【0071】このように上記実施の形態によれば、ある
TECが複数のTECと同時に音声通信(会議通話)す
ることができる。
【0072】図23は、請求項6記載の発明による外線
アダプタ141の詳細ブロック図である。図23に示す
ように、ATMネットワーク2304上に、呼制御の管
理を行うTES2305と、音声通信を行う複数のTE
C2307と、ATMネットワーク2304とTES2
305あるいはTEC2307との間でのデータの通信
を行うATMインタフェース手段2308と、ATMの
呼制御処理を行うATM呼制御手段2310と、音声の
処理を行う音声処理手段2316と、前記ATMインタ
フェース手段2308と前記ATM呼制御手段2310
と前記音声処理手段2316とを監視し制御する制御手
段2320と、一般の構内交換機のトランク回路に相当
する公衆網との接続を行う公衆網I/F手段2301に
より構成される。
【0073】次に図23〜図25を用いて動作を述べ
る。図24は、ATM−PBXシステムの立ち上げ直後
のVCCの状態であり、外線アダプタ2402に対して
もTEC2401と同様に、TES2403から呼制御
情報通信用のP−P VCC2405とETG内のすべ
てのTECへ配信されるP−MP VCC2406が接
続されている。TEC2401は予めシステムで決めら
れた外線番号によって電話をかけると、TES2403
はそのダイアル番号によって外線への発呼要求であるこ
とを認識し、外線アダプタ2402の公衆網I/F回線
の状況を調べる。このとき外線アダプタの外線使用状態
はTESが管理する方法と、外線アダプタへあらためて
問い合わせる方法がある。TESは外線に空きがあるこ
とを確認すると外線アダプタ2402に対し発呼要求を
し、発信先が応答すると図25に示すようにTEC25
01から外線アダプタ2502へP−P VCC250
8が接続され、外線への接続が完了する。
【0074】図26は、請求項7記載の発明によるAT
Mネットワークライン回路およびそれを実装する構内交
換機131の詳細ブロック図である。図26に示すよう
に、本発明のATMネットワークライン回路2606は
構内交換機2604の内部に位置し、ATM−PBXシ
ステムを実現しているATMネットワーク2605との
インタフェースと、通話路スイッチ部2607との通信
を行う通話路バスインタフェースと、制御部2611と
の通信を行う制御バスインタフェースとを有し、ATM
ネットワークライン回路2606は、ATMネットワー
クとのインタフェースを行うATMインタフェース手段
2608と、ATMの呼制御を行うATM呼制御手段2
610と、音声の処理を行う音声処理手段2616と、
前記インタフェース手段2608と前記ATM呼制御手
段2610と前記音声処理手段2616とを監視し制御
する制御手段2620と、構内交換機2604内部の通
話路バスインタフェースと制御バスインタフェース機能
を有する構内交換機内部バスインタフェース手段260
1から構成される。
【0075】次に動作について述べる。図27におい
て、ATM−PBXシステムの立ち上げ直後は図24と
同様に、ATMネットワークライン回路2702に対し
てTES2703から呼制御情報通信用のP−P VC
C2705とETG内のすべてのTECへ配信されるP
−MP VCC2706が接続されている。TEC27
01は予めシステムで決められた外線番号によって電話
をかけると、TES2703はそのダイアル番号によっ
て外線への発呼要求であることを認識し、ATMネット
ワークライン回路2702における通話路の空きスロッ
ト状況を調べる。このときの通話路の空きスロットの状
態はTESが管理していても、ATMネットワークライ
ン回路2702にあらためて問い合わせてもよい。タイ
ムスロットに空きがあることを確認すると、TESはA
TMネットワークライン回路2702に対し発呼要求を
し、発信先が応答して外線の呼2709が確立するとT
EC2701からATMネットワークライン回路270
2へP−P VCC2708が接続され、外線への接続
が完了する。
【0076】
【発明の効果】本発明によれば、ATMネットワーク上
に、呼制御を行うTESと、TEC識別子とそのTEC
のATMアドレスを対応づけて格納しているTES内の
TECテーブルと、音声通信を行う複数のTECと、1
つのTESとそのTESが管理する複数のTECによっ
て構成されるETGとを設け、TECが電話機および構
内交換機の加入者回路機能を、TESが呼制御機能を行
い、実際の交換機能はATMネットワーク上でのSVC
で行うようにした事によって、電話交換機能をATMネ
ットワーク上で実現することができるので、回線交換網
と蓄積交換網を統合することができ、拡張性に優れてお
り、ネットワークの負荷が増加した場合においても音声
通信のための帯域を確保することができる。更に請求項
2から請求項7の発明では、既存のPBXのような高度
な音声通信サービスをATMネットワーク上で実現でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態におけるATM−PBX
システムの構成図
【図2】本発明の一実施の形態におけるATM−PBX
システムの構成図
【図3】本発明の一実施の形態におけるその1の通信手
順を示す図
【図4】本発明の一実施の形態におけるその2の通信手
順を示す図
【図5】本発明の一実施の形態におけるその3の通信手
順を示す図
【図6】本発明の一実施の形態におけるその4の通信手
順を示す図
【図7】本発明の一実施の形態におけるTESが保持し
ているTECの識別子とATMアドレスとの対応を記述
したTECテーブルを示す図
【図8】本発明の一実施の形態におけるATM−PBX
システムの構成図
【図9】本発明の一実施の形態におけるその1の通信手
順を示す図
【図10】本発明の一実施の形態におけるその2の通信
手順を示す図
【図11】本発明の一実施の形態におけるその3の通信
手順を示す図
【図12】本発明の一実施の形態におけるその4の通信
手順を示す図
【図13】本発明の一実施の形態におけるTECSが保
持しているETGの環境条件とTESのATMアドレス
との対応を記述したETGテーブルを示す図
【図14】本発明の一実施の形態におけるTESのブロ
ック図
【図15】本発明の一実施の形態におけるその1の通信
手順を示す図
【図16】本発明の一実施の形態におけるその2の通信
手順を示す図
【図17】本発明の一実施の形態におけるSG管理テー
ブルを示す図
【図18】本発明の一実施の形態におけるSGサービス
管理テーブルを示す図
【図19】本発明の一実施の形態におけるATM−PB
Xシステムの構成図
【図20】本発明の一実施の形態におけるTES回路例
のブロック図
【図21】本発明の一実施の形態におけるATM−PB
Xシステムの構成図
【図22】本発明の一実施の形態におけるTEC回路例
のブロック図
【図23】本発明の一実施の形態における外線アダプタ
の詳細ブロック図
【図24】本発明の一実施の形態におけるATM−PB
Xシステムの立ち上げ直後のVCCの状態を示す図
【図25】本発明の一実施の形態における外線アダプタ
による外線通話時のVCCの状態を示す図
【図26】本発明の一実施の形態におけるATMネット
ワークライン回路と構内交換機の詳細ブロック図
【図27】本発明の一実施の形態におけるATMネット
ワークライン回路による外線通話時のVCCの状態を示
す図
【図28】従来の回線交換網における音声通信を行う構
成図
【図29】従来のインターネット電話のシステム構成図
【符号の説明】
100 ATMネットワーク 101,102 TES(Telephony Emu
lation Server) 110 TECS(Telephony Emulat
ion Configuration Server) 121,122,123,124 TEC(Telep
hony Emulation Client) 131 ATMネットワークライン回路内蔵構内交換機 141 外線アダプタ 151,152 電話機
フロントページの続き (72)発明者 福田 真二 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ATMネットワーク上に呼制御を行うTE
    Sと、TEC識別子とそのTECのATMアドレスとを
    対応づけて格納する前記TES内のTECテーブルと、
    音声通信を行う複数のTECと、1つのTESとそのT
    ESが管理する複数のTECによって構成される仮想的
    な音声通信グループETGとを設け、前記TESは、T
    ECテーブルを保持するための記憶手段と、ATMネッ
    トワークとTESとの間でのやり取りを司るATMイン
    タフェース手段と、ATMの呼制御処理を司るATM呼
    制御手段と、前記TESにおける記憶手段とATMイン
    タフェース手段とATM呼制御手段とを監視し制御する
    制御手段により構成され、また前記TECは、ATMネ
    ットワークとTECとの間でのデータのやり取りを司る
    ATMインタフェース手段と、ATMの呼制御処理を司
    るATM呼制御手段と、音声の入力を司る音声入力手段
    と、音声の出力を司る音声出力手段と、音声の処理を司
    る音声処理手段と、TECに取り込んだ音声を一時的に
    格納するための記憶手段と、前記TECにおけるATM
    インタフェース手段とATM呼制御手段と音声入力手段
    と音声出力手段と音声処理手段と記憶手段とを監視し制
    御する制御手段とにより構成され、TECが電話機およ
    び構内交換機の加入者回路機能を、TESが呼制御を行
    い、実際の交換機能はATMネットワーク上でのSVC
    で行うことを特徴とするATM−PBXシステム。
  2. 【請求項2】TESが管理をしているETGの環境条件
    とそのTESのATMアドレスとを対応づけて格納して
    いるETGテーブルを備え、複数のETGを管理するT
    ECSを設け、前記TECSは、ETGテーブルを保持
    している記憶手段と、ATMネットワークとTECSと
    の間でのデータのやり取りを司るATMインタフェース
    手段と、ATMの呼制御処理を司るATM呼制御手段
    と、前記TECSにおける記憶手段とATMインタフェ
    ース手段とATM呼制御手段とを監視し制御する制御手
    段とにより構成され、TECSとETGテーブルを設け
    ることにより、ETGへの参加を要求してきたTECを
    適切なETGへ割り当てることを特徴とする請求項1記
    載のATM−PBXシステム。
  3. 【請求項3】ETG内の任意数TECをサービスグルー
    プSGとしてグループ分けするためのTEC識別子とS
    G識別子を対にして格納するSG管理テーブルと、各S
    Gに対する電話交換サービスを定義するためのSG識別
    子と電話交換サービスとを対にして格納するSGサービ
    ス管理テーブルとをTESに備え、TESは電話交換時
    にSG管理テーブルとSGサービス管理テーブルを参照
    し、SG毎に設定された電話交換サービスを決定するこ
    とにより、一斉呼出に代表されるSG単位の電話交換サ
    ービスを実現することを特徴とする請求項1記載のAT
    M−PBXシステム。
  4. 【請求項4】一つのETG内に、通常、呼制御を管理し
    ている第1のTESと、第1のTESのメンテナンス時
    等に呼制御の管理を代行する第2のTESとの二つのT
    ESを存在させ、前記TES内に、TES同士で情報の
    通信処理を司る管理情報通知手段を備え、サーバ変更時
    に、管理情報通知手段により、二つのTES間をSVC
    で接続し、呼管理情報の通信を行うことでサーバの二重
    化を実現し、システムの保守性を向上させることを特徴
    とする請求項1記載のATM−PBXシステム。
  5. 【請求項5】それぞれのTEC内に2者以上の音声を合
    成する処理を行うミキサーと、通話しているTECの数
    とそのTECのATMアドレスを管理する通話TEC管
    理手段とを備え、通話しているTEC間をポイント・ツ
    ー・マルチポイント仮想チャネルコネクションで接続
    し、そのコネクションを用いて、通話するTECすべて
    に入力した音声データを送信すると同時にそれらすべて
    のTECから受信した音声データをミキサーを用いて1
    つの音声データに合成して出力することにより、あるT
    ECが複数のTECと同時に音声通信や会議通話ができ
    ることを特徴とする請求項1記載のATM−PBXシス
    テム。
  6. 【請求項6】ATMネットワークとTESあるいはTE
    Cとの間でのデータの通信を行うATMインタフェース
    手段と、ATMの呼制御処理を行うATM呼制御手段
    と、音声の処理を行う音声処理手段と、前記ATMイン
    タフェース手段と前記ATM呼制御手段と前記音声処理
    手段とを監視し制御する制御手段と、一般の構内交換機
    のトランク回路に相当する公衆網との接続を行う公衆網
    I/F手段により構成され、前記ATM−PBXシステ
    ム内の音声を公衆回線を経由して他のATM−PBXシ
    ステムへ接続したり、あるいは一般の電話機や他の構内
    交換機等への接続を可能とするATM−PBXシステム
    用外線アダプターを備えたことを特徴とする請求項1記
    載のATM−PBXシステム。
  7. 【請求項7】構内交換機のライン回路である内線回路に
    相当する箇所にATMネットワークインタフェース機能
    を有するATMネットワークライン回路を実装し、前記
    ATMネットワークライン回路は、ATMネットワーク
    とTESあるいはTECとの間でのデータの通信を行う
    ATMインタフェース手段と、ATMの呼制御処理を行
    うATM呼制御手段と、音声の処理を行う音声処理手段
    と、前記ATMインタフェース手段と前記ATM呼制御
    手段と前記音声処理手段とを監視し制御する制御手段
    と、前記構内交換機内部の制御バスと通話路バスのイン
    タフェースを有する構内交換機内部バスI/F手段によ
    り構成され、前記ATM−PBXシステム内の音声を従
    来の構内交換機を経由して他のATM−PBXシステム
    へ接続したり、あるいは構内交換機の局線トランク回路
    を経由して一般の電話機や他の構内交換機等への接続を
    可能とする構内交換機に実装されるATMネットワーク
    ライン回路を備えたことを特徴とする請求項1記載のA
    TM−PBXシステム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013077000A1 (ja) * 2011-11-27 2013-05-30 株式会社シナジードライブ ボイスリンクシステム

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WO2013077000A1 (ja) * 2011-11-27 2013-05-30 株式会社シナジードライブ ボイスリンクシステム
JPWO2013077000A1 (ja) * 2011-11-27 2015-04-27 株式会社シナジードライブ ボイスリンクシステム

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