JPH118770A - 画像圧縮装置 - Google Patents

画像圧縮装置

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JPH118770A
JPH118770A JP16223897A JP16223897A JPH118770A JP H118770 A JPH118770 A JP H118770A JP 16223897 A JP16223897 A JP 16223897A JP 16223897 A JP16223897 A JP 16223897A JP H118770 A JPH118770 A JP H118770A
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Application number
JP16223897A
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English (en)
Inventor
Kazunori Otsu
一紀 大津
Yuji Toyomura
祐士 豊村
Koichi Taniguchi
浩一 谷口
Takeshi Kondo
健 近藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication of JPH118770A publication Critical patent/JPH118770A/ja
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N19/00Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals
    • H04N19/90Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using coding techniques not provided for in groups H04N19/10-H04N19/85, e.g. fractals
    • H04N19/93Run-length coding

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Color Television Systems (AREA)
  • Processing Of Color Television Signals (AREA)
  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
  • Compression Of Band Width Or Redundancy In Fax (AREA)
  • Color Image Communication Systems (AREA)
  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
  • Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像の輝度信号、色差信号および領域の種類
を考慮した圧縮処理や解像度パターンに対する圧縮処理
などを行うことにより、圧縮率を高めることができる画
像圧縮装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 入力画像データを輝度信号と色差信号と
に分離する色空間変換部4と、色空間変換部4で分離さ
れた輝度信号と色差信号とに対してサブサンプリングを
行うサブサンプリング部5と、サブサンプリング部5で
サブサンプリングした後の輝度信号と色差信号のそれぞ
れに対してブロック近似符号化を行うブロック近似符号
化部6とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多階調画像を圧縮
する画像圧縮装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、画像はカラー化、多階調化等によ
り画像データ量の増加が著しい。これに伴い、画像デー
タ量を減少させるため、符号化をはじめとする画像デー
タ圧縮方法が盛んに研究されている。画像に対して符号
化等による圧縮を行った後、元の画像を正確に復元する
画像データ圧縮方法は多数あるが、正確に復元しなくて
も支障のない場合の画像データ圧縮方法については十分
な研究がなされていない。
【0003】正確に復元しなくても支障のない場合の従
来の画像データ圧縮方法としては、RGBの多階調画像
を隣接する複数の画素からなる画素ブロックに分割し、
前記画素ブロックを2つの代表値と2値化処理によって
作成されたブロックのパターンで表現することによって
画像圧縮を行うブロック近似符号化がある。
【0004】従来の画像データ圧縮方法としてのブロッ
ク近似符号化について以下、図22、図23を用いて説
明する。図22(a)はブロック画像データを示す画像
データ図であり、図22(b)はブロック符号化データ
を示す画像データ図、図22(c)はブロック復号化デ
ータを示す画像データ図、図23はブロック近似符号化
における符号化、復号化処理を示すフローチャートであ
る。図22において、2000はブロック画像データ、
2001はブロック符号化データ、2002は階調情報
代表値、2003は解像度パターン、2004はブロッ
ク復号化データである。
【0005】ブロック近似符号化における符号化、復号
化処理を図23のフローチャートを用いて説明する。ま
ず、多階調画像データを入力し(S2000)、入力画
像データを4画素×4画素のブロックに分割し(S20
01)、分割したブロック単位で処理を行う。次に、最
初のブロックの画素データを読み出し(S2002)、
図22(a)に示すブロック画像データ2000を得
る。ここで、ブロック内の画素データの平均値を求め
(S2003)、その平均値以上の画素レベルのグルー
プ(高グループ)と平均値未満の画素レベルのグループ
(低グループ)とに分け、その分割パターンを解像度パ
ターン2003(図22(b)参照)として生成する
(S2004)。次に、高グループと低グループの2つ
のグループのそれぞれの平均値を求め、代表値2002
とする(図22(b)参照)。このようにして生成され
た解像度パターン2003と代表値2002とから、ブ
ロック近似復号化処理により、ブロックの画素レベルで
あるブロック復号化データ2004を再生し(S200
6)、このブロック復号化データ2004を記憶する
(S2007)。以上で最初のブロック画像データの画
像圧縮伸長が終了する。次に、全てのブロック画像デー
タが終了したか否かを判定する(S2008)。全ての
ブロック画像データが終了したのではないと判定したと
きは、次のブロック画像データが読み出され(S200
9)、ステップ2002〜2007が繰り返される。ス
テップ2008で全てのブロック画像データが終了した
と判定したときには画像復号化データが出力され(S2
010)、画像圧縮伸長の処理を終了する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の画像データ圧縮方法(つまり従来のブロック近似符
号化)が適用される画像圧縮装置では、画像の輝度信
号、色差信号もしくは領域の種類(文字領域、網点領
域、写真領域の種類)を考慮した圧縮処理または解像度
パターンに対する圧縮処理は行われておらず、圧縮率が
まだ不十分であるという問題点を有していた。
【0007】この画像圧縮装置では、画像の輝度信号、
色差信号もしくは領域の種類を考慮した圧縮処理や解像
度パターンに対する圧縮処理などを行うことにより、圧
縮率を高めることが要求されている。
【0008】本発明は、画像の輝度信号、色差信号およ
び領域の種類を考慮した圧縮処理や解像度パターンに対
する圧縮処理などを行うことにより、圧縮率を高めるこ
とができる画像圧縮装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明の画像圧縮装置は、入力画像データを輝度信号
と色差信号とに分離する色空間変換部と、色空間変換部
で分離された輝度信号と色差信号とに対してサブサンプ
リングを行うサブサンプリング部と、サブサンプリング
部でサブサンプリングした後の輝度信号と色差信号のそ
れぞれに対してブロック近似符号化を行うブロック近似
符号化部とを有する構成を備えている。
【0010】これにより、画像の輝度信号、色差信号お
よび領域の種類を考慮した圧縮処理や解像度パターンに
対する圧縮処理などを行うことにより、圧縮率を高める
ことができる画像圧縮装置が得られる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、入力画像データを輝度信号と色差信号とに分離する
色空間変換部と、色空間変換部で分離された輝度信号と
色差信号とに対してサブサンプリングを行うサブサンプ
リング部と、サブサンプリング部でサブサンプリングし
た後の輝度信号と色差信号のそれぞれに対してブロック
近似符号化を行うブロック近似符号化部とを有すること
としたものであり、画像データの輝度信号と色差信号と
に対するブロック近似符号化が異なるという作用を有す
る。
【0012】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、サブサンプリング部は、分離された輝
度信号と色差信号に優先順位を付け、優先順位が高いほ
どサブサンプリングレートを小さくすることとしたもの
であり、人間の視覚で認識しやすい輝度信号よりも認識
しにくい色差信号の方がサブサンプリングレートが高く
なるという作用を有する。
【0013】請求項3に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、サブサンプリング部は、サブサンプリ
ングを千鳥状に行うこととしたものであり、得られる画
像データの偏りが少ないという作用を有する。
【0014】請求項4に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、ブロック近似符号化部は、サブサンプ
リングした後の輝度信号の解像度情報に適応するように
ハミング距離に基づきサブサンプリングした後の色差信
号の階調情報を入れ替えることにより、サブサンプリン
グした後の色差信号の解像度情報としてサブサンプリン
グした後の輝度信号の解像度情報を使用して解像度情報
の色差信号との共有化を行うこととしたものであり、輝
度信号と色差信号とで解像度情報が共有化されるという
作用を有する。
【0015】請求項5に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、ブロック近似符号化部は、ブロック近
似符号化された後の画像データの階調情報の2つの代表
値を予め決められたビットバウンダリで表現することと
したものであり、ハード化が容易化されるという作用を
有する。
【0016】請求項6に記載の発明は、入力画像データ
を輝度信号と色差信号とに分離する色空間変換部と、色
空間変換部で分離された輝度信号と色差信号とに対して
サブサンプリングを行うサブサンプリング部と、サブサ
ンプリング部でサブサンプリングした後の輝度信号と色
差信号のそれぞれに対してブロック近似符号化を行うブ
ロック近似符号化部と、ブロック近似符号化部でブロッ
ク近似符号化した輝度信号と色差信号のそれぞれに対し
てランレングス符号化を行うランレングス符号化部とを
有することとしたものであり、ランレングス符号化によ
り更に圧縮率が向上するという作用を有する。
【0017】請求項7に記載の発明は、請求項6に記載
の発明において、ランレングス符号化部は、ランレング
ス符号化を行った画像データの階調レベル数を削減する
こととしたものであり、ランの連続性と圧縮率が向上す
るという作用を有する。
【0018】請求項8に記載の発明は、請求項6に記載
の発明において、ランレングス符号化部は、ランレング
ス符号化を行った画像データの階調レベル数を非線形に
削減することとしたものであり、人間の視覚で認識しや
すい階調部分の再現性が向上するという作用を有する。
【0019】請求項9に記載の発明は、請求項6に記載
の発明において、ランレングス符号化部は、ブロック近
似符号化された後の画像データの階調情報の2つの代表
値として輝度信号の代表値のみを考慮し、階調情報の2
つの代表値が近い場合は代表値を1つにして解像度情報
を省略することとしたものであり、劣化が目立つことな
く圧縮率が向上されるという作用を有する。
【0020】請求項10に記載の発明は、請求項6に記
載の発明において、ランレングス符号化部は、ランの連
続性をブロック近似符号化された後の画像データの輝度
信号のみを考慮して判定することとしたものであり、劣
化が目立つことなく圧縮率が向上されるという作用を有
する。
【0021】請求項11に記載の発明は、入力画像デー
タに対して文字領域か写真、網点領域かの判定を行う領
域切り出し部と、入力画像データを輝度信号と色差信号
とに分離する色空間変換部と、色空間変換部で分離され
た輝度信号と色差信号とに対してサブサンプリングを行
うサブサンプリング部と、サブサンプリング部でサブサ
ンプリングした後の輝度信号と色差信号のそれぞれに対
してブロック近似符号化を行うブロック近似符号化部
と、ブロック近似符号化部でブロック近似符号化した輝
度信号と色差信号のそれぞれに対してランレングス符号
化を行うランレングス符号化部とを有することとしたも
のであり、領域切り出し部における領域切り出し結果す
なわち領域の種類に応じた圧縮処理がなされるという作
用を有する。
【0022】請求項12に記載の発明は、請求項11に
記載の発明において、サブサンプリング部は、領域切り
出し部における結果から文字領域と写真、網点領域とで
サブサンプリングレートを異ならせることとしたもので
あり、文字領域のサブサンプリングは行われず、写真、
網点領域のサブサンプリングが行われるという作用を有
する。
【0023】請求項13に記載の発明は、請求項11に
記載の発明において、ブロック近似符号化部は、領域切
り出し部における結果から文字領域と写真、網点領域と
で圧縮するデータサイズを異ならせることとしたもので
あり、サブサンプリングされない文字領域に対してはブ
ロックサイズが大きく設定されるという作用を有する。
【0024】請求項14に記載の発明は、請求項11に
記載の発明において、ブロック近似符号化部は、階調情
報に関しては禁則コードを設け、この禁則コードによ
り、文字領域もしくは網点領域、さらにランレングス符
号化されているかを識別可能とすることとしたものであ
り、容易に画像情報を識別することが可能となる作用を
有する。
【0025】請求項15に記載の発明は、入力画像デー
タに対して文字領域か写真、網点領域かの判定を行う領
域切り出し部と、入力画像データを輝度信号と色差信号
とに分離する色空間変換部と、色空間変換部で分離され
た輝度信号と色差信号とに対してサブサンプリングを行
うサブサンプリング部と、サブサンプリング部でサブサ
ンプリングした後の輝度信号と色差信号のそれぞれに対
してブロック近似符号化を行うブロック近似符号化部
と、ブロック近似符号化部でブロック近似符号化した輝
度信号と色差信号のそれぞれに対してランレングス符号
化を行うランレングス符号化部と、画像圧縮データ送信
先との通信を行って送信先情報を得る通信部とを有する
こととしたものであり、通信部により得た送信先情報に
応じた圧縮処理がなされるという作用を有する。
【0026】請求項16に記載の発明は、請求項15に
記載の発明において、サブサンプリング部は、通信部が
送信先情報として送信先メモリサイズ情報を得ることに
より、送信先メモリサイズ情報に応じたサブサンプリン
グレートを設定することとしたものであり、送信先メモ
リ量に対応した圧縮率で圧縮がなされるという作用を有
する。
【0027】請求項17に記載の発明は、請求項15に
記載の発明において、ブロック近似符号化部は、通信部
が送信先情報として送信先メモリサイズ情報を得ること
により、送信先メモリサイズ情報に応じたブロックサイ
ズを設定することとしたものであり、送信先メモリ量に
対応した圧縮率で圧縮がなされるという作用を有する。
【0028】以下、本発明の実施の形態について、図1
〜図21を用いて説明する。 (実施の形態1)図1は本発明の実施の形態1による画
像圧縮装置を用いたカラー複写システムを示すブロック
図である。図1において、1は画像読み取り装置、2は
本実施の形態による画像圧縮装置、3は領域切り出し
部、4はYIQ色空間変換部、5はサブサンプリング
部、6はブロック近似符号化部としてのBTC(Block
Trunc-ation Coding)圧縮部、7はランレングス圧縮
部、8は画像圧縮装置2のインタフェース(I/F)
部、9は画像伸長装置、10は画像伸長装置9のインタ
フェース(I/F)部、11はランレングス伸長部、1
2はメモリ、13はBTC伸長部、14は補間部、15
はRGB色空間変換部、16は印字装置、17はCMY
K色空間変換部、18は印字部である。
【0029】以上のように構成されたカラー複写システ
ムについて、その機能、動作等を説明する。
【0030】画像読み取り装置1は、原稿を光電的に読
み取ってアナログの電気信号に変換し、さらにそのアナ
ログの電気信号をデジタル信号に変換して、各種画像処
理を行った画像データを出力する。画像圧縮装置2は、
画像読み取り装置1から入力されたデジタル画像データ
に対して、領域切り出し部3により、文字領域と網点領
域と写真領域との切り出しを行い、YIQ色空間変換部
4により、画像読み取り装置1から入力されたデジタル
画像データをYIQ色空間の画像データに変換する。サ
ブサンプリング部5は、領域切り出し部3の結果(領域
の種類が文字領域か又は網点、写真領域かの結果)を示
す判別信号と、YIQ色空間変換部4により輝度信号で
あるY成分と色差信号であるIQ成分とに分離した画像
データとにより、サブサンプリングレートを変えてサブ
サンプリングする。
【0031】BTC圧縮部6は、領域切り出し部3の結
果を示す判別信号に応じた圧縮領域および圧縮方法を用
いて画像の圧縮を行い、ランレングス圧縮部7は更にB
TC圧縮部6からの画像圧縮データに対してランレング
ス圧縮を行い、ランレングス圧縮された画像データは、
インタフェース部8を介して、画像圧縮装置2から画像
伸長部9に転送される。
【0032】画像伸長部9は、画像圧縮装置2により圧
縮された画像データをインタフェース部10により受信
し、ランレングス伸長部11によりランレングス圧縮さ
れた部分を伸長処理し、メモリ12に一旦格納する。B
TC伸長部13は、メモリ12から画像圧縮データを取
り出し、文字領域か網点、写真領域かの領域種類を判定
しつつBTC伸長処理を行う。補間部14は、文字領域
と網点、写真領域とY成分とIQ成分との組合わせを判
別しつつ補間処理を行い、RGB色空間変換部15は、
画像データに対してYIQ色空間からRGB色空間への
変換を行い、伸長後の画像データを印字装置16に出力
する。印字装置16は、画像伸長装置9から出力された
伸長後画像データに対して印字が行えるようにCMYK
色空間変換部17でCMYK色空間の画像データに変換
し、印字部18により印字を行う。
【0033】図1の画像読み取り装置1、画像圧縮装置
2、画像伸長装置9、印字装置16の各構成について、
以下説明する。
【0034】(1)画像読み取り装置 図2は画像読み取り装置1を示す構成図である。図2に
おいて、101は原稿台ガラス面、102はランプ、1
03はスキャナユニット、104〜106はミラー、1
07はレンズ、108はCCDイメージセンサ部(以下
単に、「CCD」という)である。
【0035】このように構成された画像読み取り装置1
の構成、動作等について説明する。原稿台ガラス面10
1上に原稿が置かれ、コピースタートボタン(図示せ
ず)が押されると、スキャナユニット103のランプ1
02が点灯し、かつスキャナユニット103が図面の奥
行き方向に移動して原稿を照射する。ランプ102によ
り照射された原稿からの反射光は、ミラー104、10
5、106を順次介してレンズ107を通過した後、C
CD108に入力されて、電気信号に変換される。通
常、この変換された電気信号に対して、シェーディング
補正やモアレ除去、エッジ強調などの画像処理が行わ
れ、画像処理された電気信号すなわちデジタル画像デー
タが信号線を介して出力される。
【0036】(2)画像圧縮装置2 図3は領域切り出し部3が取り扱う単位として8×8画
素を1ブロックとしていることを示すブロックデータ図
である。図3において、301は画像データ、302は
ブロックデータである。領域切り出し部3は、図3に示
すようなブロック単位毎に文字領域か網点領域か写真領
域かの領域種類の判定を行い、その判定結果を示す判別
信号を出力する。切り出し用の色プレーンとしてはグリ
ーンのプレーンを使用する。
【0037】図4は領域切り出し部3の動作を示すフロ
ーチャートである。まず、8×8画素のブロックに対
し、ブロック内の濃度差として濃度の一番小さい画素の
濃度と濃度の一番大きい画素の濃度との差を求める(S
301)。次に、ステップ301で求めた濃度差が閾値
Th(例えば0から255までのレンジのデータであれ
ば200)以上か否かを判定する(S302)。その濃
度差が閾値Thより小さい場合はそのブロックは写真領
域であると判定する(S303)。その濃度差が閾値T
h以上である場合は網点領域または文字領域であると判
定し、ブロック内の極点を検出し(S304)、極点の
塊数を検出する(S305)。次に、極点の塊数がTg
(例えば3)以上か否かを判定する(S306)。極点
の塊数がTgより小さければ文字領域と判定し(S30
7)、極点の塊数がTg以上であれば網点領域と判定す
る(S308)。これで1ブロックの領域種類の判定を
終了する。
【0038】式(数1)はRGB色空間データをYIQ
色空間データに変換するための式である。
【0039】
【数1】
【0040】この式によりRGB色空間からYIQ色空
間への変換を行う。実際にはこの式をテーブル化したも
のをメモリ(図示せず)に持っており、テーブル検索に
より変換する。IQ成分は0x80(xは16進数であ
ることを示す)を中央値として色味を有しない値とす
る。
【0041】サブサンプリング部5の動作を図5、図6
を用いて説明する。図5はサブサンプリング部5の動作
を示すフローチャートであり、図6(a)は1/2サブ
サンプリングを示すサンプリング図、図6(b)は1/
4サブサンプリングを示すサンプリング図である。図6
において、501は画像データのY成分に対するサンプ
リングを示すブロックデータ、502は画像データのI
Q成分に対するサンプリングを示すブロックデータ、5
03はサンプルデータである。図5に示すようにまず、
8×8画素のブロックの入力画像データに対して、領域
切り出し部3からの判別信号を入力する(S501)。
次に、領域切り出し部3からの判別信号が文字領域を示
しているか否か(すなわち網点、写真領域か否か)を判
定し(S502)、文字領域であると判定した場合はサ
ブサンプリングを行わない(S503)。前記判別信号
の示す領域種類が網点領域または写真領域であると判定
した場合は次に、画像データがY成分の画像データか否
かを判定する(S504)。Y成分でないと判定したと
きには図6(b)のブロックデータ502に示すように
千鳥状に1/4のデータサイズになるようにサブサンプ
リングする(S505)、Y成分であると判定したとき
には図6(a)のブロックデータ501に示すように千
鳥状に1/2のデータサイズになるようにサブサンプリ
ングする(S506)。すなわち、Y成分に対してはサ
ブサンプリングレートが大きくなり(サンプル数が多く
なり)、IQ成分に対してはサブサンプリングレートが
小さくなる(サンプル数が少なくなる)。なお、サブサ
ンプリングレートは、各成分に優先順位を付けて、その
優先順位により定めてもよい。
【0042】BTC圧縮部6の動作を図7〜図11を用
いて説明する。図7はBTC圧縮部6の動作を示すフロ
ーチャートであり、図8(a)、(b)は文字領域にお
ける5/32BTC圧縮方法を説明するためのデータ
図、図9(a)〜(c)は文字領域に対するBTC圧縮
部6の16階調化を示すデータ図、図10は文字領域に
対するBTC圧縮部6の解像度共有化を示すデータ図、
図11(a)〜(d)は網点領域、写真領域に対してB
TC圧縮部6で圧縮した後の圧縮データを示すデータ図
である。
【0043】図8〜図11において、601はブロック
画像データ(ブロックデータ)、602は階調高情報、
603は階調低情報、604は解像度情報、605は画
像データY成分のBTC圧縮データ、606は階調情
報、607は解像度情報、608は画像データI成分の
BTC圧縮データ、609は階調情報、610は解像度
情報、611は画像データQ成分のBTC圧縮データ、
612は階調情報、613は解像度情報、614はBT
C圧縮データ、616はY階調情報、617はI階調情
報、618はQ階調情報、619は解像度情報、620
は第1のYのBTC圧縮データ、621は高階調情報、
622は低階調情報、623は解像度情報、624は第
2のYのBTC圧縮データ、625はIのBTC圧縮デ
ータ、626はQのBTC圧縮データである。
【0044】図7において、まず、BTC圧縮部6は、
サブサンプリング部5によりサブサンプリングされた入
力画像データに対して、領域切り出し部3からの判別信
号を入力する(S601)。次に、判別信号を入力した
BTC圧縮部6は、領域切り出し部3からの判別信号が
文字領域か否かを判定する(S602)。文字領域であ
ると判定した場合は図8に示す圧縮方法により5/32
のデータサイズになるBTC圧縮を行う(S603)。
図8のブロック画像データ601は原画像データであ
り、この原画像データに対しブロック内の平均値を求
め、平均値よりも値が小さいグループと大きいグループ
とに分け、それぞれのグループで更に平均値を求める。
階調高情報602は大きいグループの平均値を示し、階
調低情報603は小さいグループの平均値を示す。解像
度情報604はグループ分けされた解像度情報である。
各情報602、603、604を組合わせたものが5/
32BTC圧縮後の圧縮画像データとなる。
【0045】前記5/32BTC圧縮された画像データ
の階調を示す階調高情報602と階調低情報603をY
成分の場合は線形テーブル、IQ成分の場合は(表1)
に示す非線形テーブルを用いて16階調化し、1バイト
(8ビット)で前記2つの階調情報602、603のそ
れぞれを表現することができるようにする(S60
4)。
【0046】
【表1】
【0047】(表1)の非線形テーブルを用いる場合、
階調情報が色味を有しない中央値0x80以下である際
は0x80から階調情報を引いた値を8で割った値を入
力値Aとし、階調情報が中央値0x80を越えている際
は階調情報から0x80を引いた値を8で割った値を入
力値Bとして出力値を求める。この際、階調高情報に値
する出力値が0x01〜0x03の場合、階調高情報と
階調低情報ともに出力値を0x00とする。
【0048】図9に16階調化後のY、I、Qそれぞれ
の圧縮画像データを示す。次に、16階調化された圧縮
画像データの解像度情報607、610、613を用い
て、Y成分の解像度情報607に対する610、613
のハミング距離に基づき、階調高情報と階調低情報を入
れ替えるか否かを判定する。ハミング距離の求め方とし
ては、例えば解像度情報613と解像度情報607との
XORをとって立つビットの数Aと、解像度情報613
をビット反転した値と解像度情報607とのXORをと
って立つビットの数Bとをハミング距離として求める。
解像度情報610の場合も同様である。図9に示す例で
はハミング距離Aがハミング距離Bよりも大きいため、
階調情報612の上4ビットと下4ビットを入れ替え
る。これにより、解像度情報607に対応したI、Qの
階調情報となり、解像度情報の共有化が可能となる。そ
して、図10に示すような解像度情報619を共有した
BTC圧縮データ614が生成される(S605)。ス
テップ602で文字領域でないと判定した場合、Y、
I、Qそれぞれに対して1/4BTC圧縮が行われ、図
11(a)、(b)に示すような2つのY圧縮データ
と、図11(c)、(d)に示すような1つずつのI、
Q圧縮データが生成される(S606、S607)。1
/4BTC圧縮を行う際にY成分の階調情報が0x01
以上で0x03以下である場合は0x00として禁則コ
ード対応とする。
【0049】ランレングス圧縮部7の動作を図12〜図
14を用いて説明する。図12はランレングス圧縮部7
の動作を示すフローチャートであり、図13はランレン
グス圧縮部7で圧縮されたデータの形式を示すデータ形
式図、図14は処理がランレングス圧縮部7まで終了し
た時点でのデータ形式図である。
【0050】図13、図14において、701はランレ
ングス圧縮データ、702は階調情報、703はラン
数、801はイメージ識別子、802はイメージデー
タ、803はランレングス識別子、804はイメージラ
ンレングスデータ、805は文字識別子、806は文字
データである。
【0051】図12において、まず、ランレングス圧縮
部7は、図10、図11に示すようにBTC圧縮部6に
より圧縮された画像データに対し、ブロック内のY成分
に関する階調情報の最大値Maxと最小値Minを求め
る(S701)。図11に示す例ではMaxは0x82
であり、Minは0x80である。次に、MaxとMi
nの差を求め、あらかじめ決められた閾値Ts(例えば
0x05)以下か否かを判定する(S702)。差がT
s以下であると判定した場合、階調情報702としてM
axの値を使用し(S703)、ランレングスカウンタ
(図示せず)をインクリメントする(S704)。図1
1の場合は図13に示すようなランレングス圧縮データ
701が生成される。次に、ランレングスカウンタが2
55を超えたか否かを判定する(S705)。ランレン
グスカウンタが255未満と判定した場合は次に、1主
走査分終了したか否かを判定し(S706)、1走査分
終了していない場合は次ブロックのBTC圧縮情報を読
み込む(S707)。次ブロックの画像タイプ(領域種
類)(ここでいう画像タイプとは文字領域と網点、写真
領域との2つのタイプ)が異なる場合はこれまでのラン
レングス圧縮データを出力し、ランレングスカウンタを
クリアする。次ブロックも同じ画像タイプである場合は
次ブロック内のY成分の階調情報の最大値Max−nと
最小値Min−nを求め(S708)、MaxとMax
−n、MinとMin−nのそれぞれの比較を行い、大
きい方を新たなMax、小さい方を新たなMinとする
(S709)。次に、ステップ702へ移行し、ランの
連続をカウントする。ステップ702でMaxとMin
の差が閾値Tsより大きい場合、1主走査分終了したか
否かを判定し(S710)、1走査分終了している場合
はこれまでのランレングス圧縮データを出力し、ランレ
ングスカウンタをクリアし(S711)、1走査分のラ
ンレングス圧縮を終了する。1走査分終了していない場
合はこれまでのランレングス圧縮データを出力し、ラン
レングスカウンタをクリアし(S712)、ステップ7
01へ移行し、再度ランレングス圧縮を開始する。
【0052】図14にランレングス圧縮部7まで処理が
終了した時点での画像圧縮データのイメージを示す。イ
メージ画像データを示すイメージ識別子801として0
x01、文字画像データを示す文字識別子805として
0x02、ランレングス圧縮されていることを示すラン
レングス識別子803として0x03を使用した。この
圧縮画像データがインタフェース部8を介して画像伸長
装置9に出力される。
【0053】(3)画像伸長装置9 ランレングス伸長部11の動作を図15(a)、(b)
を用いて説明する。図15(a)、(b)はランレング
ス伸長部11における網点領域、写真領域の伸長方法を
説明するための画像データ図である。図15において、
1101はイメージ識別子、1102はイメージデー
タ、1103はランレングス識別子、1104はランレ
ングスデータ、1105はランレングス伸長後データで
ある。ランレングス伸長部11はインタフェース部10
を介して転送されてきた圧縮画像データに対し、識別子
をサーチし、イメージ識別子1101の後のランレング
ス識別子1103では、ランレングスデータ1104か
ら2つの階調情報としての0x82、2つの解像度情報
としての0xfffをもつ1/4BTC圧縮のデータフ
ォーマットへ伸長し、この伸長したデータをランレング
スカウンタ分(図15では0x05)生成する。同じよ
うに文字領域の場合は5/32BTC圧縮のデータフォ
ーマットへ伸長する。ランレングス伸長部12により伸
長された画像データはメモリ12に一時的に格納され
る。
【0054】BTC伸長部13はメモリ12からデータ
を順次取り出し、識別子に応じてBTC伸長処理を切り
替える。図16(a)、(b)、(c)、(d)はBT
C伸長部13の文字領域の伸長方法を説明するための画
像データ図である。なお、網点領域と写真領域の伸長方
法は文字領域と同様であるので、その説明は行わない。
図16において、1301はBTC圧縮データ、130
2はY成分の階調情報、1303はI成分の階調情報、
1304はQ成分の階調情報、1305は解像度情報、
1306はY成分のBTC伸長データ、1307はI成
分のBTC伸長データ、1308はQ成分のBTC伸長
データである。BTC圧縮データ1301はYIQそれ
ぞれの階調情報1302〜1304と解像度情報130
5とからなり、この情報を用いてBTC伸長部13は、
YのBTC伸長データ1306を線形テーブルを参照し
て生成し、IのBTC伸長データ1307、QのBTC
伸長データ1308を(表2)に示す非線形テーブルを
参照して生成する。
【0055】
【表2】
【0056】図17、図18は補間部14における補間
方法を説明するためのブロック画像データ図である。図
17、図18において、1401、1406は補間対象
画素、1402〜1405、1407、1408は補間
周辺画素である。網点領域、写真領域のY成分は1/2
サブサンプリングされているため、図17の矢印方向で
示す補間対象画素の加算平均で求める。例えば、補間対
象画素1401は補間周辺画素1402から1405の
加算平均値で補間される。網点領域、写真領域のIQ成
分は1/4サブサンプリングされているため、図18の
矢印方向で示す補間対象画素の加算平均で求める。
【0057】(数2)はYIQ色空間データをRGB色
空間データに変換する式である。
【0058】
【数2】
【0059】この(数2)の式によりYIQ色空間デー
タをRGB色空間データに変換するが、実際には、(数
2)の式をテーブル化したものをメモリ(図示せず)に
持っており、テーブル検索により変換する。
【0060】(4)印字装置 図19はカラー複写システムの印字部18を示す構成図
である。図19において、1801は露光制御部、18
02は感光体、1803は現像器、1804は中間転写
体、1805は被転写紙、1806は被転写紙積載部、
1807は転写部、1808は定着部、1809は排紙
部、1810はソータである。
【0061】以上のように構成された印字部18を有す
る印字装置16の動作について説明する。画像伸長装置
9のRGB色空間変換部15からRGB信号がCMYK
色空間変換部17に入力され、非線形な変換テーブルを
もちいてRGB色空間データからCMYK色空間データ
への変換が行われ、印字部18に入力される。印字部1
8は、入力されたCMYK色空間データを露光制御部1
801により画像データに対応する光信号に変換し、感
光体1802上を照射する。この照射光により感光体1
802上に形成された潜像は、現像器1803により現
像される。現像された像は一旦、中間転写体1804上
に転写され、CMYKすべての像が中間転写体1804
上に転写されるまで以上の動作が繰り返される。中間転
写体1804上にCMYKすべての像が転写されると、
被転写紙1805が被転写紙積載部1806から中間転
写体1804の方向に搬送され、中間転写体1804に
おいて現像された像が転写部1807により被転写紙1
805に転写される。こうして転写された像は定着部1
808にて被転写紙1805に定着された後、被転写紙
1805は排紙部1809から印字部18の外部に排紙
される。排紙部1809から出力された転写済みの被転
写紙1805は、ソータ1810でソート機能が働いて
いる場合には各ビンに、ソート機能が働いていない場合
にはソータ1810の最上位ビンに排紙される。
【0062】なお、本実施の形態では、画像圧縮装置2
がカラー複写システムに含まれる場合について説明した
が、本発明はこれに限らず、画像圧縮装置2はプリンタ
ドライバ等に含まれてもよい。また、画像信号を輝度信
号と色差信号に分離する方法としてYIQ色変換を用い
たが、YUV等の他の輝度信号と色差信号の分離方法で
あってもかまわない。以上のように本実施の形態によれ
ば、入力画像データに対して文字領域か写真、網点領域
かの判定を行う領域切り出し部3と、入力画像データを
輝度信号と色差信号とに分離するYIQ色空間変換部4
と、YIQ色空間変換部4で分離された輝度信号と色差
信号とに対してサブサンプリングを行うサブサンプリン
グ部5と、サブサンプリング部5でサブサンプリングし
た後の輝度信号と色差信号のそれぞれに対してブロック
近似符号化を行うBTC圧縮部6と、BTC圧縮部6で
ブロック近似符号化した輝度信号と色差信号のそれぞれ
に対してランレングス符号化を行うランレングス符号化
部とを有することにより、領域切り出し部3における領
域切り出し結果すなわち領域の種類に応じた圧縮処理を
行うことができるので、圧縮率を向上させることがで
き、また、ランレングス符号化により更に圧縮率を向上
させることができる。
【0063】また、サブサンプリング部5は、分離され
た輝度信号と色差信号に優先順位を付け、輝度信号の場
合には1/2のデータサイズになるようにサブサンプリ
ングし、色差信号の場合には1/4のデータサイズにな
るようにサブサンプリングし、視覚に対する認識が大き
い輝度信号に対応すると共に比較的視覚に対する認識が
小さい色差信号の余分なデータを除去することができる
ので、画像信号の圧縮率を高めることができる。
【0064】さらに、BTC圧縮部6は、サブサンプリ
ングした後の輝度信号の解像度情報に適応するようにハ
ミング距離に基づきサブサンプリングした後の色差信号
の階調情報を入れ替えることにより、サブサンプリング
した後の色差信号の解像度情報としてサブサンプリング
した後の輝度信号の解像度情報を使用して解像度情報の
共有化を行うようにしたので、輝度信号と色差信号とで
解像度情報を共有化することができ、圧縮率を更に高め
ることができる。
【0065】さらに、BTC圧縮部6は、ブロック近似
符号化された後の画像データの階調情報の2つの代表値
を予め決められたビットバウンダリで表現するようにし
たので、ハードウェア化を容易化できる。
【0066】さらに、ランレングス符号化部7は、ラン
レングス符号化を行った画像データの階調レベル数を非
線形に削減するようにしたので、人間の感覚で視覚しや
すい階調部分の再現性を向上させることができる。
【0067】さらに、ランレングス符号化部7は、ブロ
ック近似符号化された後の画像データの階調情報の2つ
の代表値として輝度信号の代表値のみを考慮し、階調情
報の2つの代表値が近い場合は代表値を1つにして解像
度情報を省略するようにしたので、画像を劣化させずに
圧縮率を向上させることができる。
【0068】さらに、ランレングス符号化部7は、ラン
の連続性をブロック近似符号化された後の画像データの
輝度信号のみを考慮して判定するようにしたので、画像
を劣化させずに圧縮率を向上させることができる。
【0069】さらに、サブサンプリング部5は、領域切
り出し部3における結果から文字領域と写真、網点領域
とでサブサンプリングレートを異ならせるようにしたの
で、文字領域に対してはサブサンプリングを行わず、写
真、網点領域に対してはサブサンプリングを行うように
することができるので、文字領域の画質を低下させずに
全体の圧縮率を向上させることができる。
【0070】さらに、BTC圧縮部6は、領域切り出し
部3における結果から文字領域と写真、網点領域とで圧
縮するデータサイズを異ならせるようにしたので、サブ
サンプリングされない文字領域に対してはデータサイズ
を大きく設定することができる。
【0071】さらに、ブロック近似符号化部は、階調情
報に関して禁則コードを設け、この禁則コードにより、
文字領域もしくは網点領域、さらにランレングス符号化
されているかを識別可能とするようにしたので、容易に
画像情報を識別することが可能となる。
【0072】(実施の形態2)図20は本発明の実施の
形態2による画像圧縮装置を用いたカラー複写システム
を示すブロック図である。図20において、画像読み取
り装置1、領域切り出し部3、YIQ色空間変換部4、
サブサンプリング部5、BTC圧縮部6、ランレングス
圧縮部7、インタフェース(I/F)部8、10、ラン
レングス伸長部11、メモリ12、BTC伸長部13、
補間部14、RGB色空間変換部15、印字装置16、
CMYK色空間変換部17、印字部18は図1と同様の
ものなので、同一符号を付し、説明は省略する。2Aは
画像圧縮装置、9Aは画像伸長装置、1900、190
1は通信部である。
【0073】以上のように構成されたカラー複写システ
ムについて、その動作を通信部1900、1901を中
心に説明する。画像圧縮装置2Aの通信部1900は、
インタフェース部8、10を介し、画像伸長装置9Aの
通信部1901と通信を行う。通信部1900は画像伸
長装置9Aのメモリ12のサイズを問い合わせ、メモリ
サイズを得る。得たメモリサイズにより通信部1900
は、圧縮方法を決定し、サブサンプリング部5にサブサ
ンプリングレートおよびBTC圧縮部6にブロックサイ
ズを設定する。(表3)に、複写サイズが最大A4サイ
ズの場合についてのメモリサイズと圧縮方法の対比を示
す。
【0074】
【表3】
【0075】図21(a)はY成分は1/4サブサンプ
リングのレートであることを示すサブサンプリング説明
図、図21(b)はIQ成分は1/8サブサンプリング
のレートであることを示すサブサンプリング説明図であ
る。図21において、1902はY成分を示し、190
3はIQ成分を示す。
【0076】なお、本実施の形態では、画像圧縮装置2
がカラー複写システムに含まれる場合について説明した
が、本発明はこれに限らず、画像圧縮装置2はプリンタ
ドライバ等に含まれてもよい。また、画像信号を輝度信
号と色差信号に分離する方法としてYIQ色変換を用い
たが、YUV等の他の輝度信号と色差信号の分離方法で
あってもかまわない。
【0077】以上のように本実施の形態によれば、入力
画像データに対して文字領域か写真、網点領域かの判定
を行う領域切り出し部3と、入力画像データを輝度信号
と色差信号とに分離するYIQ色空間変換部4と、YI
Q色空間変換部4で分離された輝度信号と色差信号とに
対してサブサンプリングを行うサブサンプリング部5
と、サブサンプリング部5でサブサンプリングした後の
輝度信号と色差信号のそれぞれに対してブロック近似符
号化を行うBTC圧縮部6と、BTC圧縮部6でブロッ
ク近似符号化した輝度信号と色差信号のそれぞれに対し
てランレングス符号化を行うランレングス符号化部7
と、画像圧縮データ送信先との通信を行って送信先情報
としてメモリサイズを得る通信部1900とを有するよ
うにしたので、送信先メモリサイズ情報に応じたサブサ
ンプリングレートを設定し、送信先メモリ量に対応した
圧縮率で圧縮を行うことができる。
【0078】また、BTC圧縮部6は、通信部1900
が送信先情報として送信先メモリサイズ情報を得るよう
にしたので、送信先メモリサイズ情報に応じたブロック
サイズを設定することもできる。
【0079】
【発明の効果】以上のように本発明の画像圧縮装置によ
れば、入力画像データを輝度信号と色差信号とに分離す
る色空間変換部と、色空間変換部で分離された輝度信号
と色差信号とに対してサブサンプリングを行うサブサン
プリング部と、サブサンプリング部でサブサンプリング
した後の輝度信号と色差信号のそれぞれに対してブロッ
ク近似符号化を行うブロック近似符号化部とを有するこ
とにより、画像データの輝度信号と色差信号とに対する
ブロック近似符号化を異なるものとして圧縮率を向上さ
せることができるという有利な効果が得られる。
【0080】また、サブサンプリング部は、分離された
輝度信号と色差信号に優先順位を付け、優先順位が高い
ほどサブサンプリングレートを小さくすることにより、
人間の視覚で認識しやすい輝度信号よりも認識しにくい
色差信号の方がサブサンプリングレートが大きくするこ
とができ、圧縮率向上に資することができる。
【0081】さらに、サブサンプリング部は、サブサン
プリングを千鳥状に行うことにより、得られる画像デー
タの偏りを少なくすることができるという有利な効果が
得られる。
【0082】さらに、ブロック近似符号化部は、サブサ
ンプリングした後の輝度信号の解像度情報に適応するよ
うにハミング距離に基づきサブサンプリングした後の色
差信号の階調情報を入れ替えることにより、サブサンプ
リングした後の色差信号の解像度情報としてサブサンプ
リングした後の輝度信号の解像度情報を使用して解像度
情報の色差信号との共有化を行うことにより、輝度信号
と色差信号とで解像度情報を共有化して圧縮率を高める
ことができるという有利な効果が得られる。
【0083】さらに、ブロック近似符号化部は、ブロッ
ク近似符号化された後の画像データの階調情報の2つの
代表値を予め決められたビットバウンダリで表現するこ
とにより、ハードウェア化を容易化することができると
いう有利な効果が得られる。
【0084】さらに、入力画像データを輝度信号と色差
信号とに分離する色空間変換部と、色空間変換部で分離
された輝度信号と色差信号とに対してサブサンプリング
を行うサブサンプリング部と、サブサンプリング部でサ
ブサンプリングした後の輝度信号と色差信号のそれぞれ
に対してブロック近似符号化を行うブロック近似符号化
部と、ブロック近似符号化部でブロック近似符号化した
輝度信号と色差信号のそれぞれに対してランレングス符
号化を行うランレングス符号化部とを有することによ
り、ランレングス符号化により更に圧縮率を向上させる
ことができるという有利な効果が得られる。
【0085】さらに、ランレングス符号化部は、ランレ
ングス符号化を行った画像データの階調レベル数を削減
することにより、ランの連続性と圧縮率を向上させるこ
とができるという有利な効果が得られる。
【0086】さらに、ランレングス符号化部は、ランレ
ングス符号化を行った画像データの階調レベル数を非線
形に削減することにより、人間の視覚で認識しやすい階
調部分の再現性を向上させることができるという有利な
効果が得られる。
【0087】さらに、ランレングス符号化部は、ブロッ
ク近似符号化された後の画像データの階調情報の2つの
代表値として輝度信号の代表値のみを考慮し、階調情報
の2つの代表値が近い場合は代表値を1つにして解像度
情報を省略することにより、画像を劣化させずに圧縮率
を向上させることができるという有利な効果が得られ
る。
【0088】さらに、ランレングス符号化部は、ランの
連続性をブロック近似符号化された後の画像データの輝
度信号のみを考慮して判定することにより、画像を劣化
させずに圧縮率を向上させることができるという有利な
効果が得られる。
【0089】さらに、入力画像データに対して文字領域
か写真、網点領域かの判定を行う領域切り出し部と、入
力画像データを輝度信号と色差信号とに分離する色空間
変換部と、色空間変換部で分離された輝度信号と色差信
号とに対してサブサンプリングを行うサブサンプリング
部と、サブサンプリング部でサブサンプリングした後の
輝度信号と色差信号のそれぞれに対してブロック近似符
号化を行うブロック近似符号化部と、ブロック近似符号
化部でブロック近似符号化した輝度信号と色差信号のそ
れぞれに対してランレングス符号化を行うランレングス
符号化部とを有することにより、領域切り出し部におけ
る領域切り出し結果すなわち領域の種類に応じた圧縮処
理を行うことができ、圧縮率を向上させることができる
という有利な効果が得られる。
【0090】さらに、サブサンプリング部は、領域切り
出し部における結果から文字領域と写真、網点領域とで
サブサンプリングレートを異ならせることにより、文字
領域の画質を低下させず、圧縮率を向上させることがで
きるという有利な効果が得られる。
【0091】さらに、ブロック近似符号化部は、領域切
り出し部における結果から文字領域と写真、網点領域と
で圧縮するブロックサイズを異ならせることにより、サ
ブサンプリングされない文字領域に対してはブロックサ
イズを大きく設定することができるので、文字領域の画
質を低下させることなく全体の圧縮率を向上させること
ができるという有利な効果が得られる。
【0092】さらに、ブロック近似符号化部は、階調情
報に関して禁則コードを設け、この禁則コードにより、
文字領域もしくは網点領域、さらにランレングス符号化
されているかを識別可能とするようにしたので、容易に
画像情報を識別することが可能となるという有利な効果
が得られる。
【0093】さらに、入力画像データに対して文字領域
か写真、網点領域かの判定を行う領域切り出し部と、入
力画像データを輝度信号と色差信号とに分離する色空間
変換部と、色空間変換部で分離された輝度信号と色差信
号とに対してサブサンプリングを行うサブサンプリング
部と、サブサンプリング部でサブサンプリングした後の
輝度信号と色差信号のそれぞれに対してブロック近似符
号化を行うブロック近似符号化部と、ブロック近似符号
化部でブロック近似符号化した輝度信号と色差信号のそ
れぞれに対してランレングス符号化を行うランレングス
符号化部と、画像圧縮データ送信先との通信を行って送
信先情報を得る通信部とを有することにより、通信部に
より得た送信先情報に応じた圧縮処理を行うことができ
るので、圧縮率の向上を図ることができるという有利な
効果が得られる。
【0094】さらに、サブサンプリング部は、通信部で
得られた送信先情報としての送信先メモリサイズ情報に
応じたサブサンプリングレートを設定することにより、
送信先メモリ量に対応した圧縮率で圧縮を行うことがで
きるので、圧縮率の向上を図ることができる。
【0095】さらに、ブロック近似符号化部は、通信部
で得られた送信先情報としての送信先メモリサイズ情報
に応じたブロックサイズを設定することにより、送信先
メモリ量に対応した圧縮率で圧縮を行うことができるの
で、圧縮率の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1による画像圧縮装置を用
いたカラー複写システムを示すブロック図
【図2】画像読み取り装置を示す構成図
【図3】領域切り出し部が取り扱う単位として8×8画
素を1ブロックとしていることを示すブロックデータ図
【図4】領域切り出し部3の動作を示すフローチャート
【図5】サブサンプリング部の動作を示すフローチャー
【図6】(a)1/2サブサンプリングを示すサンプリ
ング図 (b)1/4サブサンプリングを示すサンプリング図
【図7】BTC圧縮部の動作を示すフローチャート
【図8】(a)文字領域における5/32BTC圧縮方
法を説明するためのデータ図 (b)文字領域における5/32BTC圧縮方法を説明
するためのデータ図
【図9】(a)文字領域に対するBTC圧縮部の16階
調化を示すデータ図 (b)文字領域に対するBTC圧縮部の16階調化を示
すデータ図 (c)文字領域に対するBTC圧縮部の16階調化を示
すデータ図
【図10】文字領域に対するBTC圧縮部の解像度共有
化を示すデータ図
【図11】(a)網点領域、写真領域に対してBTC圧
縮部で圧縮した後の圧縮データを示すデータ図 (b)網点領域、写真領域に対してBTC圧縮部で圧縮
した後の圧縮データを示すデータ図 (c)網点領域、写真領域に対してBTC圧縮部で圧縮
した後の圧縮データを示すデータ図 (d)網点領域、写真領域に対してBTC圧縮部で圧縮
した後の圧縮データを示すデータ図
【図12】ランレングス圧縮部の動作を示すフローチャ
ート
【図13】ランレングス圧縮部で圧縮されたデータの形
式を示すデータ形式図
【図14】処理がランレングス圧縮部まで終了して時点
でのデータ形式図
【図15】(a)ランレングス伸長部における網点領
域、写真領域の伸長方法を説明するための画像データ図 (b)ランレングス伸長部における網点領域、写真領域
の伸長方法を説明するための画像データ図
【図16】(a)BTC伸長部13の文字領域の伸長方
法を説明するための画像データ図 (b)BTC伸長部13の文字領域の伸長方法を説明す
るための画像データ図 (c)BTC伸長部13の文字領域の伸長方法を説明す
るための画像データ図 (d)BTC伸長部13の文字領域の伸長方法を説明す
るための画像データ図
【図17】補間部14における補間方法を説明するため
のブロック画像データ図
【図18】補間部14における補間方法を説明するため
のブロック画像データ図
【図19】カラー複写装置の印字部を示す構成図
【図20】本発明の実施の形態2による画像圧縮装置を
用いたカラー複写システムを示すブロック図
【図21】(a)Y成分は1/4サブサンプリングのレ
ートであることを示すサブサンプリング説明図 (b)IQ成分は1/8サブサンプリングのレートであ
ることを示すサブサンプリング説明図
【図22】(a)ブロック画像データを示す画像データ
図 (b)ブロック符号化データを示す画像データ図 (c)ブロック復号化データを示す画像データ図
【図23】ブロック近似符号化における符号化、復号化
処理を示すフローチャート
【符号の説明】
1 画像読み取り装置 2、2A 画像圧縮装置 3 領域切り出し部 4 YIQ色空間変換部 5 サブサンプリング部 6 BTC圧縮部 7 ランレングス圧縮部 8、10 インタフェース部 9、9A 画像伸長部 11 ランレングス伸長部 12 メモリ 13 BTC伸長部 14 補間部 15 RGB色空間変換部 16 印字装置 17 CMYK色空間変換部 18 印字部18 101 原稿台ガラス面 102 ランプ 103 スキャナユニット 104〜106 ミラー 107 レンズ 108 CCD 301 画像データ 302 ブロックデータ 501、502 ブロックデータ 503 サンプルデータ 601 ブロック画像データ 602 階調高情報 603 階調低情報 604、607、610、613、619、623 解
像度情報 605 画像データY成分のBTC圧縮データ 606、609、612、702 階調情報 608 画像データI成分のBTC圧縮データ 611 画像データQ成分のBTC圧縮データ 614 BTC圧縮データ 616 Y階調情報 617 I階調情報 618 Q階調情報 620 第1のYのBTC圧縮データ 621 高階調情報 622 低階調情報 624 第2のYのBTC圧縮データ 625 IのBTC圧縮データ 626 QのBTC圧縮データ 701 ランレングス圧縮データ 703 ラン数 801、1101 イメージ識別子 802、1102 イメージデータ 803、1103 ランレングス識別子 804 イメージランレングスデータ 805 文字識別子 806 文字データ 1104 ランレングスデータ 1105 ランレングス伸長後データ 1301 BTC圧縮データ 1302 Y成分の階調情報 1303 I成分の階調情報 1304 Q成分の階調情報 1305 解像度情報 1306 Y成分のBTC伸長データ 1307 I成分のBTC伸長データ 1308 Q成分のBTC伸長データ 1401、1406 補間対象画素 1402〜1405、1407、1408 補間周辺画
素 1801 露光制御部 1802 感光体 1803 現像器 1804 中間転写体 1805 被転写紙 1806 被転写紙積載部 1807 転写部 1808 定着部 1809 排紙部 1810 ソータ 1900、1901 通信部
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04N 7/30 H04N 1/40 F 9/64 1/46 Z 11/04 7/133 Z (72)発明者 近藤 健 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力画像データを輝度信号と色差信号とに
    分離する色空間変換部と、前記色空間変換部で分離され
    た輝度信号と色差信号とに対してサブサンプリングを行
    うサブサンプリング部と、前記サブサンプリング部でサ
    ブサンプリングした後の輝度信号と色差信号のそれぞれ
    に対してブロック近似符号化を行うブロック近似符号化
    部とを有することを特徴とする画像圧縮装置。
  2. 【請求項2】前記サブサンプリング部は、前記分離され
    た輝度信号と色差信号に優先順位を付け、優先順位が高
    いほどサブサンプリングレートを小さくすることを特徴
    とする請求項1に記載の画像圧縮装置。
  3. 【請求項3】前記サブサンプリング部は、サブサンプリ
    ングを千鳥状に行うことを特徴とする請求項1に記載の
    画像圧縮装置。
  4. 【請求項4】前記ブロック近似符号化部は、前記サブサ
    ンプリングした後の輝度信号の解像度情報に適応するよ
    うにハミング距離に基づき前記サブサンプリングした後
    の色差信号の階調情報を入れ替えることにより、前記サ
    ブサンプリングした後の色差信号の解像度情報として前
    記サブサンプリングした後の輝度信号の解像度情報を使
    用して解像度情報の色差信号との共有化を行うことを特
    徴とする請求項1に記載の画像圧縮装置。
  5. 【請求項5】前記ブロック近似符号化部は、前記ブロッ
    ク近似符号化された後の画像データの階調情報の2つの
    代表値を予め決められたビットバウンダリで表現するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の画像圧縮装置。
  6. 【請求項6】入力画像データを輝度信号と色差信号とに
    分離する色空間変換部と、前記色空間変換部で分離され
    た輝度信号と色差信号とに対してサブサンプリングを行
    うサブサンプリング部と、前記サブサンプリング部でサ
    ブサンプリングした後の輝度信号と色差信号のそれぞれ
    に対してブロック近似符号化を行うブロック近似符号化
    部と、前記ブロック近似符号化部でブロック近似符号化
    した輝度信号と色差信号のそれぞれに対してランレング
    ス符号化を行うランレングス符号化部とを有することを
    特徴とする画像圧縮装置。
  7. 【請求項7】前記ランレングス符号化部は、前記ランレ
    ングス符号化を行った画像データの階調レベル数を削減
    することを特徴とする請求項6に記載の画像圧縮装置。
  8. 【請求項8】前記ランレングス符号化部は、前記ランレ
    ングス符号化を行った画像データの階調レベル数を非線
    形に削減することを特徴とする請求項6に記載の画像圧
    縮装置。
  9. 【請求項9】前記ランレングス符号化部は、前記ブロッ
    ク近似符号化された後の画像データの階調情報の2つの
    代表値として輝度信号の代表値のみを考慮し、前記階調
    情報の2つの代表値が近い場合は代表値を1つにして解
    像度情報を省略することを特徴とする請求項6に記載の
    画像圧縮装置。
  10. 【請求項10】前記ランレングス符号化部は、ランの連
    続性を前記ブロック近似符号化された後の画像データの
    輝度信号のみを考慮して判定することを特徴とする請求
    項6に記載の画像圧縮装置。
  11. 【請求項11】入力画像データに対して文字領域か写
    真、網点領域かの判定を行う領域切り出し部と、入力画
    像データを輝度信号と色差信号とに分離する色空間変換
    部と、前記色空間変換部で分離された輝度信号と色差信
    号とに対してサブサンプリングを行うサブサンプリング
    部と、前記サブサンプリング部でサブサンプリングした
    後の輝度信号と色差信号のそれぞれに対してブロック近
    似符号化を行うブロック近似符号化部と、前記ブロック
    近似符号化部でブロック近似符号化した輝度信号と色差
    信号のそれぞれに対してランレングス符号化を行うラン
    レングス符号化部とを有することを特徴とする画像圧縮
    装置。
  12. 【請求項12】前記サブサンプリング部は、前記領域切
    り出し部における結果から文字領域と写真、網点領域と
    でサブサンプリングレートを異ならせることを特徴とす
    る請求項11に記載の画像圧縮装置。
  13. 【請求項13】前記ブロック近似符号化部は、前記領域
    切り出し部における結果から文字領域と写真、網点領域
    とで圧縮するブロックサイズを異ならせることを特徴と
    する請求項11に記載の画像圧縮装置。
  14. 【請求項14】前記ブロック近似符号化部は、階調情報
    に関しては禁則コードを設け、この禁則コードにより、
    文字領域もしくは網点領域、さらにランレングス符号化
    されているかを識別可能とすることを特徴とする請求項
    11に記載の画像圧縮装置。
  15. 【請求項15】入力画像データに対して文字領域か写
    真、網点領域かの判定を行う領域切り出し部と、入力画
    像データを輝度信号と色差信号とに分離する色空間変換
    部と、前記色空間変換部で分離された輝度信号と色差信
    号とに対してサブサンプリングを行うサブサンプリング
    部と、前記サブサンプリング部でサブサンプリングした
    後の輝度信号と色差信号のそれぞれに対してブロック近
    似符号化を行うブロック近似符号化部と、前記ブロック
    近似符号化部でブロック近似符号化した輝度信号と色差
    信号のそれぞれに対してランレングス符号化を行うラン
    レングス符号化部と、画像圧縮データ送信先との通信を
    行って送信先情報を得る通信部とを有することを特徴と
    する画像圧縮装置。
  16. 【請求項16】前記サブサンプリング部は、前記通信部
    が前記送信先情報として送信先メモリサイズ情報を得る
    ことにより、前記送信先メモリサイズ情報に応じたサブ
    サンプリングレートを設定することを特徴とする請求項
    15に記載の画像圧縮装置。
  17. 【請求項17】前記ブロック近似符号化部は、前記通信
    部が前記送信先情報として送信先メモリサイズ情報を得
    ることにより、前記送信先メモリサイズ情報に応じたブ
    ロックサイズを設定することを特徴とする請求項15に
    記載の画像圧縮装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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