JPH1187130A - 超電導磁石装置 - Google Patents

超電導磁石装置

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JPH1187130A
JPH1187130A JP23721097A JP23721097A JPH1187130A JP H1187130 A JPH1187130 A JP H1187130A JP 23721097 A JP23721097 A JP 23721097A JP 23721097 A JP23721097 A JP 23721097A JP H1187130 A JPH1187130 A JP H1187130A
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JP
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refrigerator
magnet
heat transfer
transfer tube
container
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JP23721097A
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Tsutomu Shimonosono
勉 下之園
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】超電導磁石容器と冷凍機容器を自由に配置する
ことができ、また設置後に超電導磁石容器、冷凍機容器
のいずれも個別に容易に交換可能で、かつ確実に冷凍機
により超電導磁石を冷却する。 【解決手段】超電導コイル1を包囲した磁石断熱容器3
と、冷凍機2を取り付け、この冷凍機2の冷却ステージ
8,9を包囲する冷凍機断熱容器4と、磁石断熱容器3
と冷凍機断熱容器4との間を接続し、超電導コイル1と
冷凍機2との間を伝熱する伝熱帯13,14を内包する
伝熱管12とを備えた超電導磁石装置において、磁石断
熱容器3と伝熱管12、および冷凍機断熱容器4と伝熱
管12の2個所の接合部を取り外し可能に構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液体へリウムなど
の冷媒を使用せず、冷凍機によって超電導磁石を冷却す
る超電導磁石装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、冷凍機により超電導磁石を冷却
する超電導磁石装置は、超電導コイルを包囲する磁石断
熱容器と、冷凍機を取り付けた冷凍機断熱容器の2つの
断熱容器を有し、これら2つの断熱容器は、それぞれ伝
熱管が設けられ、これらの伝熱管同士を接合すること
で、上記超電導コイルが断熱容器内部において冷凍機と
熱的に接続して冷却される。
【0003】以下、図5に2つの断熱容器からなる従来
の冷凍機冷却による超電導磁石装置の概略を説明する。
この超電導磁石装置は、超電導コイル1と、この超電導
コイル1を超電導状態に冷却するための冷凍機2が、そ
れぞれ磁石断熱容器3および冷凍機断熱容器4に包囲さ
れている。これら磁石断熱容器3および冷凍機断熱容器
4は、それぞれ伝熱管5,6が設けられ、これら伝熱管
5,6の端部において、溶接またはフランジ構造によっ
て接合されている。
【0004】一般に、冷凍機2は、外気からの輻射熱が
超電導コイル1に直接伝達しないように熱緩衝的機能を
備えた熱輻射シールド7を冷却する高温段冷却ステージ
8と、主に超電導磁石1を冷却する低温段冷却ステージ
9とを備えている。そして、超電導コイル1と低温段冷
却ステージ9は、伝熱帯10によって接続されることに
より、4K近傍まで冷却され超電導状態となる。
【0005】ところで、磁石断熱容器3と冷凍機断熱容
器4の2つの断熱容器が存在する場合には、冷凍機断熱
容器4の重量を支持する方法として次の三つがある。ま
ず、第一は、磁石断熱容器3と冷凍機断熱容器4とを接
続する伝熱管5,6に冷凍機断熱容器4が支えられる強
度を持たせ、伝熱管5,6により冷凍機断熱容器4を支
持する方法であり、第二は、冷凍機断熱容器4の重量を
磁石断熱容器3に支えるための連結体11を用いる方法
であり、第三は、冷凍機断熱容器4を床面で支持する方
法である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように構成された図5に示す従来の超電導磁石装置は、
次のような課題がある。すなわち、接続または分解の際
は、磁石断熱容器3または冷凍機断熱容器4のいずれか
を分解しなければならないため、磁石断熱容器3と冷凍
機断熱容器4との接続または分解作業は困難であった。
【0007】例えば、図5に示す超電導磁石装置を冷凍
機断熱容器4側から分離する場合は、冷凍機断熱容器4
内部に磁石断熱容器3と冷凍機断熱容器4とを熱的に接
続する伝熱帯10のような接続部が存在するため、まず
冷凍機断熱容器4を分解し、次いで上記接続部を切り離
した後に、伝熱管6と冷凍機断熱容器4との接合部を切
り離す必要があった。
【0008】また、前述の通り、磁石断熱容器3と冷凍
機断熱容器4との接続、分解作業が困難であるため、磁
石断熱容器3を回転させることは困難で、任意の方向に
磁場を発生させることは、容易ではなかった。この場
合、磁石断熱容器3を回転し、任意の方向に磁場を発生
させるためには、冷凍機断熱容器4も傾斜しなければな
らないが、一般に冷凍機2は、垂直方向より傾斜して使
用すると、能力が低下する傾向にあるので、冷凍機断熱
容器4も回転してしまうと、冷凍機2の能力を十分に発
揮させることができない課題がある。
【0009】また、磁石断熱容器3と冷凍機断熱容器4
との相対位置が異なる超電導磁石装置が必要な場合、例
えば磁石断熱容器3と冷凍機断熱容器4との相対位置を
設置後に変化させたい場合は、磁石断熱容器3および冷
凍機断熱容器4を新たに再設計、製作する必要があっ
た。
【0010】さらに、冷凍機断熱容器4の支持方法の違
いによって、さまざまな制約が生じる。従来の技術にお
いて冷凍機断熱容器4の支持方法に示した、第一および
第二の方法を用いた場合には、冷凍機断熱容器4と磁石
断熱容器3とが近接している必要があり、その位置関係
が制約される。このため、磁石断熱容器3と冷凍機断熱
容器4を別室において用いるような用途に使用すること
ができなかった。
【0011】これに対して、第三の方法を用いた場合に
は、冷凍機断熱容器4と磁石断熱容器3とが一体になっ
ていないので、組み立てた状態で運搬する時には、運搬
用の専用治具が必要になる。また、冷凍機断熱容器4と
磁石断熱容器3を互いにフランジで接続した場合におい
ても、冷凍機断熱容器4内に接続部があるため、設置さ
れる直前の冷凍機断熱容器4が空間に吊り上げられてい
る状態で、磁石断熱容器3と接合しなければならない。
このため、設置作業が複雑となったり、設置作業によっ
て冷凍機断熱容器4と磁石断熱容器3との接合部を損傷
させたりする可能性があった。
【0012】また、第一から第三のいずれの方法におい
ても、冷凍機断熱容器4または磁石断熱容器3を個別に
交換しようとした場合、冷凍機断熱容器4または磁石断
熱容器3を治具などにより支えた後にそれらの接続部を
外す必要があった。そして、再組み立てにおいて、同様
に治具により重量を支えた不安定な状態で作業を行うた
め、確実な接続が行われない可能性があったり、また接
続作業が設置される位置と異なる場所で行われるため、
接続作業を行った後に設置位置までの移動作業により接
続部が損傷するなどの可能性があった。
【0013】本発明は上述した事情を考慮してなされた
もので、超電導磁石容器と冷凍機容器を自由に配置する
ことができ、また設置後に超電導磁石容器、冷凍機容器
のいずれも個別に容易に交換可能で、かつ確実に冷凍機
により超電導磁石を冷却することができる超電導磁石装
置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明の請求項1は、超電導コイルを包囲した
磁石断熱容器と、冷凍機を取り付け、この冷凍機の冷却
ステージを包囲した冷凍機断熱容器と、前記磁石断熱容
器と前記冷凍機断熱容器との間を接続し、前記超電導コ
イルと前記冷凍機との間を伝熱する伝熱帯を内包する伝
熱管とを備えた超電導磁石装置において、前記磁石断熱
容器と前記伝熱管、および前記冷凍機断熱容器と前記伝
熱管の2個所の接合部を取り外し可能に構成したことを
特徴とする。
【0015】請求項2は、請求項1記載の伝熱管の接合
部がフランジ構造であることを特徴とする。
【0016】請求項3は、請求項1記載の冷凍機が垂直
に取り付けられたことを特徴とする。
【0017】請求項4は、請求項1ないし3のいずれか
に記載の冷凍機断熱容器内に超電導コイルに給電するた
めの電流リード線および超電導コイルの保護装置を組み
込んだことを特徴とする。
【0018】請求項5は、請求項1ないし4のいずれか
に記載の伝熱管の冷凍機断熱容器との接合部、前記伝熱
管の磁石断熱容器との接合部の少なくとも一方の接合部
において、前記伝熱管の内部に設けた伝熱帯の接合部を
接離するための作業ポート部を備えたことを特徴とす
る。
【0019】請求項6は、請求項1ないし5のいずれか
に記載の伝熱管の冷凍機断熱容器との接合部、前記伝熱
管の磁石断熱容器との接合部の少なくとも一方の接合部
において、長さが伸縮可能な伸縮真空部材と、この伸縮
真空部材の外部に伸縮真空部材の長さを拘束する固定部
とを設置したことを特徴とする。
【0020】請求項7は、請求項6記載の伸縮真空部材
および固定部が、伝熱管の接合部を回避した位置に少な
くとも1個設置されたことを特徴とする。
【0021】請求項8は、請求項1ないし5のいずれか
に記載の伝熱管の冷凍機断熱容器との接合部、前記伝熱
管の磁石断熱容器との接合部の少なくとも一方の接合部
において、前記伝熱管より径の太い接続管を介在させて
接合したことを特徴とする。
【0022】請求項9は、請求項1ないし8のいずれか
に記載の冷凍機断熱容器と複数個の磁石断熱容器を複数
個の伝熱管で接合し、前記冷凍機断熱容器に複数の接合
部を設置したことを特徴とする。
【0023】請求項10は、請求項1ないし8のいずれ
かに記載の磁石断熱容器と複数個の冷凍機断熱容器を複
数個の伝熱管で接合し、前記磁石断熱容器に複数の接合
部を設置したことを特徴とする。
【0024】請求項11は、請求項1ないし8のいずれ
かに記載の複数個の磁石断熱容器と、この磁石断熱容器
の個数よりも少ない個数の冷凍機断熱容器を複数個の伝
熱管で接合し、前記磁石断熱容器および前記冷凍機断熱
容器に複数の接合部を設置したことを特徴とする。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0026】[第1実施形態]図1は本発明に係る超電
導磁石装置の第1実施形態を示す断面図である。なお、
従来の構成と同一または対応する部分には、図5と同一
の符号を用いて説明する。
【0027】図1において、超電導コイル1を包囲する
磁石断熱容器3および垂直に取り付けられた冷凍機2の
冷却ステージ8,9を包囲する冷凍機断熱容器4は、そ
れぞれの開口部にフランジ3a,4aが設けられる一
方、これらのフランジ3a,4aに伝熱管12の両端2
個所に設けられたフランジ12a,12bが着脱可能に
接合されている。
【0028】伝熱管12の内部には、低温伝熱帯13お
よび熱シールド伝熱帯14が配置されており、低温伝熱
帯13の両端は、超電導コイル1および冷凍機2の低温
段冷却ステージ9と熱的に接続されている。また、熱シ
ールド伝熱帯14の両端は、磁石断熱容器3に包囲され
ている熱輻射シールド7および冷凍機2の高温段冷却ス
テージ8と熱的に接続されている。
【0029】伝熱管12の両端2個所の磁石断熱容器3
および冷凍機断熱容器4との接合部には、それぞれ長さ
が伸縮可能な伸縮真空部材15と、この伸縮真空部材1
5の外部に取り付けられ伸縮真空部材15の長さを拘束
する固定部16とが設けられている。
【0030】冷凍機断熱容器4の内部には、超電導コイ
ル1に電流を供給する2対の電流リード線17と、超電
導コイル1を電気的に保護する保護装置18とが設置さ
れ、この保護装置18は、回路的に超電導コイル1と並
列に接続されている。
【0031】伝熱管12の冷凍機断熱容器4との接合
部、伝熱管12の磁石断熱容器3との接合部において
は、それぞれ伝熱管12の内部に設けた低温伝熱帯13
および熱シールド伝熱帯14の接合部を接離するための
作業ポート部19a,19bを備えている。
【0032】次に、第1実施形態の作用を説明する。
【0033】このように構成された第1実施形態による
超電導磁石装置においては、冷凍機2を作動させると、
超電導コイル1は、低温段冷却ステージ9から低温伝熱
帯13を通じて冷却されるとともに、熱輻射シールド5
は、高温段冷却ステージ8から熱シールド伝熱帯14を
通じて冷却される。
【0034】そして、超電導コイル1が励磁可能な温度
まで冷却されたら、電流リード線17に電流を供給して
超電導コイル1を励磁させる。ここで、超電導コイル1
に通電中、何らかのトラブルにより超電導コイル1が回
路的に遮断された場合、保護装置18が作動し、超電導
コイル1が破損されるのを防止する。
【0035】また、磁石断熱容器3または冷凍機断熱容
器4と伝熱管12を接続する場合には、まず、固定部1
6を取り外し、伸縮真空部材15を縮ませた状態で、低
温伝熱帯13と超電導コイル1および低温段冷却ステー
ジ9をそれぞれ作業ポート部19aで接続する一方、高
温伝熱帯14と熱輻射シールド7および高温段冷却ステ
ージ8をそれぞれ作業ポート部19bで接続する。
【0036】これらの接続終了後、伸縮真空部材15を
伸ばし、磁石断熱容器3のフランジ3aと伝熱管12の
フランジ12a、および冷凍機断熱容器4のフランジ4
aと伝熱管12のフランジ12bの2個所を接合する。
このようにして接合した後、伸縮真空部材15の外周に
固定部16を取り付け、伸縮真空部材15を一定の長さ
に固定する。なお、磁石断熱容器3または冷凍機断熱容
器4と伝熱管12とを切り離す場合は、上記した接続手
順の逆の順序で作業する。
【0037】このように本実施形態によれば、磁石断熱
容器3と冷凍機断熱容器4とが伝熱管12との2個所の
接合部で分離可能であるので、磁石断熱容器3,冷凍機
断熱容器4または伝熱管12のみを補修または交換する
ことが可能となり、例えば、強い磁場が発生できる超電
導コイル1または広い常温ボア空間が必要となった場合
でも、新たに超電導コイル1と磁石断熱容器3を製作す
ればよく、省資源化を図ることができる。そして、超電
導コイル1の補修または冷凍機2の補修,メンテナンス
が容易に可能となる。
【0038】また、磁石断熱容器3,冷凍機断熱容器4
および伝熱管12を別々の3つのユニットとして扱える
ので、あらゆるユニットの組合せが可能となる。その結
果、部分組立が可能となり、組立時間を低減することが
可能となる。特に、冷凍機断熱容器4は、さまざまな磁
石断熱容器3や伝熱管12にも組み合わせが可能である
ので、共通部品化が図れるとともに、大量生産が可能と
なる。
【0039】さらに、伝熱管12は、2個所の接合部で
容易に接続または取り外しが可能なので、長さまたは形
状の異なった伝熱管12を使用することにより、磁石断
熱容器3と冷凍機断熱容器4との相対位置を変化させる
ことでき、超電導磁石装置全体のレイアウトを自由に設
計することが可能となり、また設置後に磁石断熱容器3
と冷凍機断熱容器4との配置を変化させたい場合でも、
配置に見合った伝熱管12のみを交換すればよいことに
なる。
【0040】さらにまた、磁石断熱容器3と冷凍機断熱
容器4とが伝熱管12との2個所の接合部で容易に分離
可能であるので、磁石断熱容器3と冷凍機断熱容器4と
を別々に運搬、設置した後で、伝熱管12により磁石断
熱容器3と冷凍機断熱容器4を接合することができ、そ
の結果、作業性を向上させることができる。
【0041】本実施形態においては、伝熱管12の磁石
断熱容器3と伝熱管12との接合部がフランジ構造であ
るため、磁石断熱容器3のフランジ3aと伝熱管12の
フランジ12aの取り合い角度を任意に設定することに
より、磁石断熱容器3を傾斜させることができる。その
ため、任意の方向に磁場を容易に発生させることができ
る。
【0042】また、本実施形態においては、冷凍機2が
垂直に取り付けられているため、冷凍機2の能力を十分
に発揮させることが可能となる。例えば、任意の磁場方
向が必要な場合でも、磁石断熱容器3または冷凍機断熱
容器4と伝熱管12との角度を任意に変えることによ
り、冷凍機2は垂直で能力を維持した状態で、磁石断熱
容器3を傾斜させることが可能となる。
【0043】さらに、本実施例においては、冷凍機断熱
容器4内部に、電流リード線17および保護装置18が
設置されているので、磁石断熱容器3は、非常にコンパ
クトな構造となり、製作,運搬,設置の作業性を向上さ
せることができる。
【0044】さらにまた、本実施形態においては、磁石
断熱容器3および冷凍機断熱容器4の大気側から容易に
作業が可能な作業ポート19a,19bにおいて、低温
伝熱帯13と、超電導コイル1および低温段冷却ステー
ジ9を接続する一方、高温伝熱帯14と、熱輻射シール
ド7および高温段冷却ステージ8を接続するので、設置
の際には、磁石断熱容器3と冷凍機断熱容器4とを個別
に設置して位置を固定した後、磁石断熱容器3または冷
凍機断熱容器4を分解することなく、伝熱管12を磁石
断熱容器3および冷凍機断熱容器4の大気側から容易に
接続することができ、また接続作業後、装置全体を移動
する必要がないので、接続部を損傷させる不具合を回避
することができる。また分解の際も、磁石断熱容器3ま
たは冷凍機断熱容器4を分解せずに、接続部を切り離す
ことができ、この接続部を切り離した後は、磁石断熱容
器3および冷凍機断熱容器4は自由に移動できる状態と
なるので、分解および移動の作業性を大幅に向上させる
ことができる。
【0045】また、本実施形態においては、伸縮真空部
材15を設置したことにより、磁石断熱容器3または冷
凍機断熱容器4と伝熱管12との接合を容易にするだけ
ではなく、接合完了後に伸縮真空部材15の長さおよび
位置を固定部16で固定するため、伸縮真空部材15が
移動することなく、磁石断熱容器3と冷凍機断熱容器4
との間の距離を常に一定に維持することが可能となる。
【0046】[第2実施形態]図2は本発明に係る超電
導磁石装置の第2実施形態を示す断面図である。なお、
前記第1実施形態と同一の部分には同一の符号を付して
説明する。以下の各実施形態も同様である。
【0047】第2実施形態は、前記第1実施形態の伸縮
真空部材15と固定部16の代わりに、伝熱管12より
太径の接続管20を、磁石断熱容器3および冷凍機断熱
容器4と伝熱管12との間にそれぞれ介在させて接合し
ている。
【0048】次に、第2実施形態の作用を説明する。
【0049】このように構成された第2実施形態による
超電導磁石装置においては、磁石断熱容器3または冷凍
機断熱容器4と伝熱管12を接続する場合、まず、接続
管20を伝熱管12の軸方向内側にスライドさせた状態
で、低温伝熱帯13と超電導コイル1、高温伝熱帯14
と熱輻射シールド7をそれぞれ作業ポート部19aで接
続する一方、低温伝熱帯13と低温段冷却ステージ9、
高温伝熱帯14と高温段冷却ステージ8をそれぞれ作業
ポート部19bで接続する。
【0050】その接続終了後、接続管20を伝熱管12
の軸方向外側にスライドさせて、接続管20と伝熱管1
2、および接続管20と磁石断熱容器3および冷凍機断
熱容器4をそれぞれ接合させる。磁石断熱容器3または
冷凍機断熱容器4と伝熱管12とを切り離す場合は、上
記接続する手順の逆の順序で作業する。
【0051】このように本実施形態によれば、前記第1
実施形態の伸縮真空部材15と固定部16とがもたらす
効果と同様の効果を得ることができるとともに、径の太
い接続管20を伝熱管12の軸方向にスライドさせるこ
とができるので、磁石断熱容器3または冷凍機断熱容器
4と伝熱管12との接続または切り離しが容易に可能と
なる。
【0052】[第3実施形態]図3は本発明に係る超電
導磁石装置の第3実施形態を示す斜視図である。この第
3実施形態は、磁石断熱容器3および冷凍機断熱容器4
と伝熱管12との接合部を、磁石断熱容器3および冷凍
機断熱容器4の対向面以外の面、例えば上面に設け、伸
縮真空部材15および固定部16を、磁石断熱容器3お
よび冷凍機断熱容器4と伝熱管12との接合部を回避し
た位置に2個所設置して構成されている。
【0053】次に、第3実施形態の作用を説明する。
【0054】このように構成された第3の実施形態によ
る超電導磁石装置においては、磁石断熱容器3または冷
凍機断熱容器4と伝熱管12を接続する場合、まず、伸
縮真空部材15を縮ませた状態で、作業ポート部19
a,19bにおいて、低温伝熱帯13と超電導コイル1
および低温段冷却ステージ9とを、また高温伝熱帯14
と熱輻射シールド7および高温段冷却ステージ8とを接
続する。
【0055】その接続終了後、伸縮真空部材15を伸ば
し、磁石断熱容器3のフランジ3aと伝熱管12のフラ
ンジ12a、および冷凍機断熱容器4のフランジ4aと
伝熱管12のフランジ12bをそれぞれ接合し、最後に
固定部16で伸縮真空部材15を固定する。なお、磁石
断熱容器3または冷凍機断熱容器4と伝熱管12とを切
り離す場合は、上記接続する手順の逆の順序で作業す
る。
【0056】このように本実施形態によれば、前記第1
実施形態の伸縮真空部材15と固定部16がもたらす効
果と同様の効果を得ることができるとともに、伸縮真空
部材15および固定部16を伝熱管12の接合部でない
位置に2個所設置したことにより、磁石断熱容器3また
は冷凍機断熱容器4と伝熱管12との接合を容易にする
だけではなく、接合完了後に伸縮真空部材15の長さを
固定し、磁石断熱容器3と冷凍機断熱容器4との間の距
離を常に一定に維持することが可能となる。
【0057】また、本実施形態では、磁石断熱容器3お
よび冷凍機断熱容器4と伝熱管12との接合部を、磁石
断熱容器3および冷凍機断熱容器4の上面に設けたこと
により、磁石断熱容器3と冷凍機断熱容器4との間のス
ペースを有効に活用することができ、さらに磁石断熱容
器3および冷凍機断熱容器4のレイアウトをより自由に
配置することが可能となる。
【0058】なお、本実施形態では、伸縮真空部材15
および固定部16を伝熱管12の接合部でない位置に2
個所設置したが、これに限らず1個所だけ設置するよう
にしてもよい。また、本実施形態では接合面が上面の例
を示したが、下面、左,右面、後面に接合部を設けても
同様の作用効果を得ることができる。
【0059】[第4実施形態]図4は本発明に係る超電
導磁石装置の第4実施形態を示す断面図である。この第
4実施形態は、冷凍機断熱容器4とそれぞれ超電導コイ
ル1A,1Bを包囲した2個の磁石断熱容器3A,3B
とを2個の伝熱管12A,12Bで接合し、冷凍機断熱
容器4に2個所の接合部が設置された構成としている。
【0060】すなわち、第4実施形態は、2個の磁石断
熱容器3A,3Bと、この磁石断熱容器3A,3Bの個
数よりも少ない個数の冷凍機断熱容器4が2個の伝熱管
12A,12Bで接合されている。
【0061】次に、第4実施形態の作用を説明する。
【0062】このように構成された第4実施形態による
超電導磁石装置においては、1台の冷凍機2によって、
2個の超電導コイル1A,1Bが冷却される。
【0063】このように本実施形熊によれば、前記第1
実施形態と同様の効果が得られるとともに、従来は、2
個の超電導コイル1を冷却するには、2個以上の冷凍機
2を包囲する冷凍機断熱容器4が必要であったが、本実
施形態によれば、冷凍機断熱容器4は1個で済むことに
なり、設置スペースを狭くすることが可能となる。
【0064】また、任意の形状、長さの伝熱管12A,
12Bを設置することにより、磁石断熱容器3A,3B
は、自由に配置することが可能となる。
【0065】さらに、図4では冷凍機断熱容器4と2個
の磁石断熱容器3A,3Bを2個の伝熱管12A,12
Bで接合した構成を示したが、これに限らず、複数個の
磁石断熱容器3と複数個の冷凍機断熱容器4を接続,取
り外しが容易な複数個の伝熱管12により接続しても、
上記と同様の効果が得られる。
【0066】なお、磁石断熱容器3と複数個の冷凍機断
熱容器4を複数個の伝熱管12で接合し、磁石断熱容器
3に2個所以上の接合部を設置すれば、複数個の冷凍機
2が、それぞれ別々の冷凍機断熱容器4に設置されるこ
ととなり、1つの冷凍機2にトラブルが発生した場合で
も補修または交換が容易に可能となる。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
によれば、超電導コイルを包囲した磁石断熱容器と、冷
凍機を取り付け、この冷凍機の冷却ステージを包囲した
冷凍機断熱容器と、磁石断熱容器と冷凍機断熱容器との
間を接続し、超電導コイルと冷凍機との間を伝熱する伝
熱帯を内包する伝熱管とを備えた超電導磁石装置におい
て、磁石断熱容器と伝熱管、および冷凍機断熱容器と伝
熱管の2個所の接合部を取り外し可能に構成したことに
より、磁石断熱容器と冷凍機断熱容器または伝熱管のみ
を交換することが可能となり、また超電導磁石の補修、
または冷凍機の補修またはメンテナンスが容易に可能と
なる。
【0068】さらに、伝熱管を2個所の接合部で容易に
接続、切り離しが可能であるため、長さまたは形状の異
なった伝熱管を使用することにより、伝熱管を交換する
だけで、磁石断熱容器と冷凍機断熱容器との相対位置を
任意に変化させることでき、超電導磁石装置全体のレイ
アウトを自由に設計することが可能となる。
【0069】さらにまた、磁石断熱容器と冷凍機断熱容
器、特に冷凍機断熱容器は、装置レイアウトが変わって
も、新たに設計し直す必要がなく、共通化することがで
き、組立時問の短縮、大量生産が可能となる。
【0070】そして、磁石断熱容器と冷凍機断熱容器が
2個所の接合部で容易に分離可能なので、特別な運搬用
治具を使用することなく、磁石断熱容器と冷凍機断熱容
器とを別々に運搬、設置でき、伝熱管により、磁石断熱
容器と冷凍機断熱容器を容易に接合することが可能とな
る。
【0071】請求項2によれば、請求項1記載の伝熱管
の接合部がフランジ構造であることにより、磁石断熱容
器と冷凍機断熱容器との接合が容易に可能なので、超電
導磁石装置の設置または補修または交換に要する作業時
問を、短縮することが可能となる。
【0072】また、磁石断熱容器のフランジと伝熱管の
フランジの取り合い角度を任意に設定することにより、
磁石断熱容器を傾斜させることができるため、任意の方
向に磁場を発生できることが容易に可能となる。
【0073】請求項3によれば、請求項1記載の冷凍機
が垂直に取り付けられたことにより、磁石断熱容器また
は冷凍機断熱容器と伝熱管との角度を任意に変えること
により、冷凍機を垂直方向に対して傾斜させることな
く、超電導コイルを傾斜させることができるため、任意
の方向に磁場を発生できることが容易に可能となる。
【0074】請求項4によれば、請求項1ないし3のい
ずれかに記載の冷凍機断熱容器内に超電導コイルに給電
するための電流リード線および超電導コイルの保護装置
を組み込んだことにより、磁石断熱容器をコンパクトに
することが可能となる。
【0075】請求項5によれば、請求項1ないし4のい
ずれかに記載の伝熱管の冷凍機断熱容器との接合部、伝
熱管の磁石断熱容器との接合部の少なくとも一方の接合
部において、伝熱管の内部に設けた伝熱帯の接合部を接
離するための作業ポート部を備えたことにより、設置の
際、磁石断熱容器および冷凍機断熱容器を設置場所に運
び、位置を固定した状態で、作業ポート部で伝熱管内部
の伝熱帯と磁石断熱容器または冷凍機断熱容器内部の伝
熱帯とを容易に接続することができるため、磁石断熱容
器または冷凍機断熱容器を分解することなく、確実な接
続が可能となる。また、分解の際も、磁石断熱容器また
は冷凍機断熱容器を分解することなく、作業ポート部で
伝熱帯の接続部を切り離し、磁石断熱容器と冷凍機断熱
容器が個別に撤去できるので、磁石断熱容器または冷凍
機断熱容器を支持する特別な輸送用治具を使用すること
なく移動することが可能となる。
【0076】請求項6によれば、請求項1ないし5のい
ずれかに記載の伝熱管の冷凍機断熱容器との接合部、伝
熱管の磁石断熱容器との接合部の少なくとも一方の接合
部において、長さが伸縮可能な伸縮真空部材と、この伸
縮真空部材の外部に伸縮真空部材の長さを拘束する固定
部とを設置したことにより、磁石断熱容器または冷凍機
断熱容器と伝熱管との接合を容易にするだけではなく、
接合完了後に伸縮真空部材の長さを固定し、磁石断熱容
器と冷凍機断熱容器との間の距離を常に一定に維持する
ことが可能となる。
【0077】請求項7によれば、請求項6記載の伸縮真
空部材および固定部が、伝熱管の接合部を回避した位置
に少なくとも1個設置されたことにより、磁石断熱容器
または冷凍機断熱容器と伝熱管との接合を容易にするだ
けではなく、接合完了後に伸縮真空部材の長さを固定
し、磁石断熱容器と冷凍機断熱容器との間の距離を常に
一定に維持することが可能となる。
【0078】請求項8によれば、請求項1ないし5のい
ずれかに記載の伝熱管の冷凍機断熱容器との接合部、伝
熱管の磁石断熱容器との接合部の少なくとも一方の接合
部において、伝熱管より径の太い接続管を介在させて接
合したことにより、接続管を伝熱管の軸方向にスライド
させることができるので、磁石断熱容器または冷凍機断
熱容器と伝熱管との接続または切り離しが容易に可能と
なる。
【0079】請求項9によれば、請求項1ないし8のい
ずれかに記載の冷凍機断熱容器と複数個の磁石断熱容器
を複数個の伝熱管で接合し、冷凍機断熱容器に複数の接
合部を設置したことにより、複数個の超電導コイルを冷
凍能力の大きい1台の冷凍機で冷却するので、設置スペ
ースを狭くすることが可能となる。
【0080】請求項10によれば、請求項1ないし8の
いずれかに記載の磁石断熱容器と複数個の冷凍機断熱容
器を複数個の伝熱管で接合し、磁石断熱容器に複数の接
合部を設置したことにより、複数個の冷凍機が、それぞ
れ別々の冷凍機断熱容器に設置されているので、1つの
冷凍機にトラブルが発生した場合でも補修または交換が
容易に可能となる。
【0081】請求項11によれば、請求項1ないし8の
いずれかに記載の複数個の磁石断熱容器と、この磁石断
熱容器の個数よりも少ない個数の冷凍機断熱容器を複数
個の伝熱管で接合し、磁石断熱容器および冷凍機断熱容
器に複数の接合部を設置したことにより、複数個の超電
導コイルを超電導コイルの数より少ない台数の冷凍機で
冷却するので、設置スペースを狭くすることが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る超電導磁石装置の第1実施形態を
示す断面図。
【図2】本発明に係る超電導磁石装置の第2実施形態を
示す断面図。
【図3】本発明に係る超電導磁石装置の第3実施形態を
示す斜視図。
【図4】本発明に係る超電導磁石装置の第4実施形態を
示す断面図。
【図5】従来の超電導磁石装置を示す断面図。
【符号の説明】
1,1A,1B 超電導コイル 2 冷凍機 3,3A,3B 磁石断熱容器 3a フランジ 4 冷凍機断熱容器 4a フランジ 5 伝熱管 6 伝熱管 7 熱輻射シールド 8 高温段冷却ステージ 9 低温段冷却ステージ 10 伝熱帯 11 連結体 12,12A,12B 伝熱管 12a,12b フランジ 13 低温伝熱帯 14 熱シールド伝熱帯 15 伸縮真空部材 16 固定部 17 電流リード線 18 保護装置 19a,19b 作業ポート部 20 接続管

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 超電導コイルを包囲した磁石断熱容器
    と、冷凍機を取り付け、この冷凍機の冷却ステージを包
    囲した冷凍機断熱容器と、前記磁石断熱容器と前記冷凍
    機断熱容器との間を接続し、前記超電導コイルと前記冷
    凍機との間を伝熱する伝熱帯を内包する伝熱管とを備え
    た超電導磁石装置において、前記磁石断熱容器と前記伝
    熱管、および前記冷凍機断熱容器と前記伝熱管の2個所
    の接合部を取り外し可能に構成したことを特徴とする超
    電導磁石装置。
  2. 【請求項2】 伝熱管の接合部は、フランジ構造である
    ことを特徴とする請求項1記載の超電導磁石装置。
  3. 【請求項3】 冷凍機は、垂直に取り付けられたことを
    特徴とする請求項1記載の超電導磁石装置。
  4. 【請求項4】 冷凍機断熱容器内に超電導コイルに給電
    するための電流リード線および超電導コイルの保護装置
    を組み込んだことを特徴とする請求項1ないし3のいず
    れかに記載の超電導磁石装置。
  5. 【請求項5】 伝熱管の冷凍機断熱容器との接合部、前
    記伝熱管の磁石断熱容器との接合部の少なくとも一方の
    接合部において、前記伝熱管の内部に設けた伝熱帯の接
    合部を接離するための作業ポート部を備えたことを特徴
    とする請求項1ないし4のいずれかに記載の超電導磁石
    装置。
  6. 【請求項6】 伝熱管の冷凍機断熱容器との接合部、前
    記伝熱管の磁石断熱容器との接合部の少なくとも一方の
    接合部において、長さが伸縮可能な伸縮真空部材と、こ
    の伸縮真空部材の外部に伸縮真空部材の長さを拘束する
    固定部とを設置したことを特徴とする請求項1ないし5
    のいずれかに記載の超電導磁石装置。
  7. 【請求項7】 伸縮真空部材および固定部は、伝熱管の
    接合部を回避した位置に少なくとも1個設置したことを
    特徴とする請求項6記載の超電導磁石装置。
  8. 【請求項8】 伝熱管の冷凍機断熱容器との接合部、前
    記伝熱管の磁石断熱容器との接合部の少なくとも一方の
    接合部において、前記伝熱管より径の太い接続管を介在
    させて接合したことを特徴とする請求項1ないし5のい
    ずれかに記載の超電導電磁石。
  9. 【請求項9】 冷凍機断熱容器と複数個の磁石断熱容器
    を複数個の伝熱管で接合し、前記冷凍機断熱容器に複数
    の接合部を設置したことを特徴とする請求項1ないし8
    のいずれかに記載の超電導磁石装置。
  10. 【請求項10】 磁石断熱容器と複数個の冷凍機断熱容
    器を複数個の伝熱管で接合し、前記磁石断熱容器に複数
    の接合部を設置したことを特徴とする請求項1ないし8
    のいずれかに記載の超電導磁石装置。
  11. 【請求項11】 複数個の磁石断熱容器と、この磁石断
    熱容器の個数よりも少ない個数の冷凍機断熱容器を複数
    個の伝熱管で接合し、前記磁石断熱容器および前記冷凍
    機断熱容器に複数の接合部を設置したことを特徴とする
    請求項1ないし8のいずれかに記載の超電導磁石装置。
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