JPH1187079A - 電源装置 - Google Patents

電源装置

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JPH1187079A
JPH1187079A JP24917597A JP24917597A JPH1187079A JP H1187079 A JPH1187079 A JP H1187079A JP 24917597 A JP24917597 A JP 24917597A JP 24917597 A JP24917597 A JP 24917597A JP H1187079 A JPH1187079 A JP H1187079A
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voltage
power supply
capacitor
switching element
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JP24917597A
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Hiroshi Niihori
博市 新堀
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】負荷の状態に応じてコンデンサの両端電圧を制
御する。 【解決手段】定常時はスイッチング素子Q3 ,Q4 を交
流電源Eiの周波数に同期させてオンオフさせ、スイッ
チング素子Q1 ,Q2 を高周波で交互にオンオフさせ
る。この間、コンデンサCeの両端電圧が基準電圧V11
に保たれるようにスイッチング素子Q1 ,Q2 のオン期
間が制御される。負荷回路Zが無負荷状態になると、コ
ンデンサCeの両端電圧が基準電圧V11よりも高い基準
電圧V12になるようにスイッチング素子Q1 ,Q2 のオ
ン期間が制御される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、交流電源を入力電
源とする昇圧チョッパ回路を通してコンデンサを充電
し、このコンデンサを電源として負荷に電力を供給する
電源装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、図5に示す構成の電源装置が
提案されている。この電源装置は、ブリッジ回路を構成
する4個のスイッチング素子Q1 〜Q4 を備え、ブリッ
ジ回路の各アームをコンデンサCeの両端間に接続して
ある。各スイッチング素子Q1〜Q4 にはそれぞれダイ
オードD1 〜D4 が逆並列に接続される。ここで、逆並
列とは各スイッチング素子Q1 〜Q4 に並列であって各
スイッチング素子Q1 〜Q4 のオン時にスイッチング素
子Q1 〜Q4 を通して電流が流れる向きとは逆向きの電
流を流す極性であることを意味する。また、コンデンサ
Ceの両端間には整流素子としての一対のダイオードD
5 ,D6 の直列回路が接続される。両ダイオードD5
6 の直列回路はブリッジ回路の各アームを構成する各
一対のスイッチング素子Q1 〜Q4 の直列回路と逆並列
に接続される。ダイオードD1 ,D 2 の接続点とダイオ
ードD5 ,D6 の接続点との間には交流電源Eiとイン
ダクタL1 との直列回路が接続される。さらに、ブリッ
ジ回路の各アームを構成する各一対のスイッチング素子
1 〜Q4 の接続点間(つまり、スイッチング素子
1 ,Q2 の接続点とスイッチング素子Q3 ,Q4 の接
続点との間)には、負荷回路ZとインダクタL2 との直
列回路が接続される。
【0003】この電源装置では、定常動作においては各
スイッチング素子Q1 〜Q4 を図6〜図8に示すように
制御する。図6(a)、図7は交流電源Eiにおけるダ
イオードD5 ,D6 の接続点側の一端が正極になる期間
の制御を示し、図6(b)、図8は交流電源Eiの上記
一端が負極になる期間の制御を示している。交流電源E
iの極性が異なる期間の動作は、ブリッジ接続されたス
イッチング素子Q1 〜Q4 の各アームの正極側と負極側
とのスイッチング素子Q1 ,Q2 の動作が入れ替わるだ
けであって、スイッチング素子Q1 とスイッチング素子
2 とを読み替え、スイッチング素子Q3 とスイッチン
グ素子Q4 とを読み替えれば、他の動作はほぼ同様であ
るから、以下では主として図6(a)、図7の制御が行
なわれる期間について動作を説明する。
【0004】この期間におけるスイッチング素子Q1
4 の動作には3状態がある。すなわち、スイッチング
素子Q2 ,Q3 がオンである状態、スイッチング素子Q
1 ,Q3 がオンである状態、すべてのスイッチング素子
1 〜Q4 がオフである状態の3状態があり、これらの
状態が上記順序で繰り返される。いま、定常状態で動作
しているとすれば、スイッチング素子Q2 ,Q3 がオン
である期間P1 には、コンデンサCe→スイッチング素
子Q3 →負荷回路Z→インダクタL2 →スイッチング素
子Q2 →コンデンサCeという経路が形成される。すな
わち、負荷回路Zに電流が流れ、かつ交流電源Eiから
入力電流が流れ、インダクタL2 にエネルギが蓄積され
る。また、コンデンサCeの両端電圧が交流電源Eiの
電圧よりも低いときにはダイオードD5 が導通し、交流
電源Ei→ダイオードD5 →スイッチング素子Q3 →負
荷回路Z→インダクタL2 →インダクタL1 →交流電源
Eiの経路で電流が流れる。
【0005】スイッチング素子Q1 ,Q3 がオンになる
期間P2 では、交流電源Ei→ダイオードD5 →スイッ
チング素子Q1 →インダクタL1 →交流電源Eiの経路
で電流が流れ、インダクタL1 にエネルギが蓄積され
る。また、この期間P2 内ではインダクタL2 →ダイオ
ードD1 →スイッチング素子Q3 →負荷回路Z→インダ
クタL2 の経路も形成され、この経路ではインダクタL
2 の蓄積エネルギが放出される。つまり、期間P1 ,P
2 では、コンデンサCeを電源としてコンデンサCeの
両端電圧よりも低い電圧を負荷回路Zに印加する降圧チ
ョッパ回路(第2のチョッパ回路)として動作すること
になる。
【0006】すべてのスイッチング素子Q1 〜Q4 がオ
フになる期間P3 には、交流電源Ei→ダイオードD5
→コンデンサCe→ダイオードD2 →インダクタL1
交流電源Eiの経路と、交流電源Ei→ダイオードD5
→コンデンサCe→ダイオードD4 →負荷回路Z→イン
ダクタL2 →インダクタL1 →交流電源Eiの経路とが
形成され、この経路でインダクタL1 ,L2 の蓄積エネ
ルギが放出されてインダクタL1 ,L2 の両端に発生す
る電圧と交流電源Eiの電圧との加算電圧がコンデンサ
Ceに印加される。つまり、この電源回路は、交流電源
Eiを電源としてコンデンサCeの両端電圧を昇圧する
昇圧チョッパ回路(第1のチョッパ回路)としても動作
する。
【0007】上述のように、期間P1 には主としてコン
デンサCeが放電され、期間P2 には主として交流電源
EiによりインダクタL1 にエネルギを蓄積し、期間P
3 には交流電源Eiの電圧よりも高い電圧になるように
コンデンサCeが充電される。このようにして、ほぼ全
期間P1 〜P3 にわたって交流電源Eiからの入力電流
が流れて入力電流歪の増加を防止することができる。ま
た、負荷回路Zには交流電源Eiの電圧周期に同期した
矩形波状の電圧が印加される。上述の動作から明らかな
ように、期間P2 におけるスイッチング素子Q1 のオン
期間を調節すれば、交流電源iからの入力電流量を制御
することができる。ここに、交流電源Eiは図示してい
ない高周波阻止用のフィルタを介して供給され、電源ラ
インへの高周波ノイズの混入が防止される。また、上述
のように昇圧チョッパ回路として動作することによって
入力電流歪の増加が抑制されているのであるが、上述し
た降圧チョッパ回路としての動作によりコンデンサCe
の両端電圧を降圧して負荷回路Zに印加するから負荷回
路Zへの印加電圧を適正値に下げることが可能になって
いる。
【0008】上述の説明から明らかなように、この電源
装置の入力電流は主として期間P2で制御することがで
きるから、図9に破線で示すように期間P2 の長さを調
節すれば入力電力をある程度制御することが可能である
(図9(a)は交流電源Eiの上記一端が正極である期
間、図9(b)は交流電源Eiの上記一端が負極である
期間を示している)。つまり、負荷回路Zの定格動作時
に合わせて設計しておけば、期間P2 を調節することに
よってコンデンサCeの両端電圧を適正値に保つことが
できる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
に期間P2 においては図10に示すように、スイッチン
グ素子Q1 ,Q3 がオンになっているから、交流電源E
i→インダクタL1 →ダイオードD5 →スイッチング素
子Q1 →交流電源Eiの経路で電流I1 が流れ、インダ
クタL1 にエネルギが蓄積される。一方、負荷回路Zが
高圧放電灯(以下、単に放電灯という)Laと、放電灯
Laに並列接続されたコンデンサC2 とからなり、かつ
放電灯Laが放電を開始していない状態であるとすれ
ば、放電灯Laの両端電圧は非常に高くコンデンサCe
の両端電圧程度になることがある。この場合、期間P1
においてインダクタL2 に蓄積されたエネルギは、イン
ダクタL2 →ダイオードD1 →コンデンサCe→ダイオ
ードD4 →負荷回路Z(コンデンサC2 )→インダクタ
2 の経路で短時間のうちに放出される。インダクタL
2 のエネルギが放出されてインダクタL2 に流れる電流
がなくなると、コンデンサC2 の両端はインダクタL2
を介して短絡されることになる。つまり、図10に示す
ように、コンデンサC2 →ダイオードD3 →スイッチン
グ素子Q1 →インダクタL2 →コンデンサC2 の経路で
電流I2 が流れる。これにより、コンデンサC2 からイ
ンダクタL2 にエネルギが移り、スイッチング素子Q1
のオフ時にはインダクタL2 →コンデンサC2 →ダイオ
ードD3 →コンデンサCe→ダイオードD2 →インダク
タL2 というような経路で、インダクタL2 からコンデ
ンサCeにエネルギが放出されるから、結局、コンデン
サCeからコンデンサC2 に移したエネルギの一部をコ
ンデンサCeに戻すことになる。このことから、負荷回
路Zのインピーダンスが非常に高い(放電灯Laが点灯
していない)としてもコンデンサC2 の両端電圧はコン
デンサCeの両端電圧よりも低くなる。
【0010】つまり、放電灯LaにはコンデンサCeの
両端電圧よりも低い電圧しか印加されないから、放電灯
Laの始動に必要な電圧を確保することができず、放電
灯Laを始動することができない場合が生じる。この問
題を解決するには、コンデンサCeの両端電圧を高くす
ることが考えられるが、定常動作時にもコンデンサCe
の両端電圧が高いとスイッチング素子Q1〜Q4 でのス
イッチング損失が増大するから、高容量のスイッチング
素子Q1 〜Q4 が必要になるとともに、放熱対策が必要
になり、大型化につながるなどの問題が生じることにな
る。
【0011】本発明は上記事由に鑑みて為されたもので
あり、その目的は、負荷のインピーダンスに応じてコン
デンサの両端電圧を変化させることができるようにし、
スイッチング素子のスイッチング損失を必要以上に増大
させることのない電源装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、交流
電源の両端間に整流素子を介して接続された第1のスイ
ッチング素子および第1のインダクタの直列回路を含み
第1のスイッチング素子を交流電源の周波数よりも高周
波でオンオフさせることにより第1のインダクタの蓄積
エネルギを用いて交流電源の電圧を昇圧してコンデンサ
を充電する第1のチョッパ回路と、前記コンデンサの両
端間に接続した第2のスイッチング素子と第2のインダ
クタと負荷回路との直列回路を含み第2のスイッチング
素子を交流電源の周波数よりも高周波でオンオフさせる
ことにより前記コンデンサの両端電圧を降圧して負荷回
路に印加する第2のチョッパ回路と、前記コンデンサの
両端電圧と基準電圧との差を小さくするように交流電源
から第1のスイッチング素子を通して第1のインダクタ
にエネルギを蓄積する期間を調節する制御回路と、負荷
回路の有無を検出する負荷検出手段とを備え、前記基準
電圧を2段階設けるとともに、無負荷時には高いほうの
基準電圧を選択するものである。この構成によれば、負
荷回路の動作状態に応じてコンデンサの両端電圧が変化
するから、スイッチング素子のスイッチング損失が必要
以上に増大することがない。また、始動時に高電圧を必
要とする放電灯などを負荷回路に含む場合に、無負荷状
態である始動前にはコンデンサの両端電圧を定常動作時
よりも高く設定して始動性を高めることができる。
【0013】請求項2の発明は、ブリッジ回路を構成す
る第1ないし第4のスイッチング素子と、各スイッチン
グ素子にそれぞれ逆並列に接続された第1ないし第4の
ダイオードと、第1および第2のスイッチング素子の直
列回路と第3および第4のスイッチング素子の直列回路
とが両端間に接続されたコンデンサと、第1および第2
のダイオードの直列回路に並列接続された第5および第
6のダイオードの直列回路と、第1および第2のダイオ
ードの接続点と第5および第6のダイオードの接続点と
の間に接続された交流電源と第1のインダクタとの直列
回路と、第1および第2のスイッチング素子の接続点と
第3および第4のスイッチング素子の接続点との間に接
続された負荷回路と第2のインダクタとの直列回路と、
前記コンデンサの両端電圧と基準電圧との差を小さくす
るように交流電源から第1のスイッチング素子を通して
第1のインダクタにエネルギを蓄積する期間を調節する
制御回路と、負荷回路の有無を検出する負荷検出手段と
を備え、前記基準電圧を2段階設けるとともに、無負荷
時には高いほうの基準電圧を選択するものである。この
構成によれば、負荷回路の動作状態に応じてコンデンサ
の両端電圧が変化するから、スイッチング素子のスイッ
チング損失が必要以上に増大することがない。また、始
動時に高電圧を必要とする放電灯などを負荷回路に含む
場合に、無負荷状態である始動前にはコンデンサの両端
電圧を定常動作時よりも高く設定して始動性を高めるこ
とができる。
【0014】請求項3の発明は、請求項1または請求項
2の発明において、負荷回路が放電灯を含むものであ
り、望ましい実施態様である。
【0015】
【発明の実施の形態】
(実施形態1)本実施形態は、図1に示すように、図5
に示した従来構成におけるスイッチング素子Q1 〜Q4
を制御するための構成を具体的に示したものであり、と
くに放電灯Laの点灯・不点灯を検出する点灯判別回路
LDを設け、その判別結果に基づいてコンデンサCeの
両端電圧を制御する点が特徴になっている。また、スイ
ッチング素子Q1 〜Q4 にはMOSFETを用い、ダイ
オードD1 〜D4 にはMOSFETの寄生ダイオードを
用いている。
【0016】さらに具体的に説明する。この回路は、高
圧放電灯である放電灯LaとコンデンサC2 との並列回
路を負荷回路Zとしている。また、極性検出回路PDに
より交流電源Eiの電圧極性を検出し、検出した交流電
源Eiの極性に応じて極性切換回路PCによりスイッチ
ング素子Q1 〜Q4 の制御手順を切り換えるように構成
されている。
【0017】スイッチング素子Q1 〜Q4 のオンオフを
制御する制御回路CNには、期間P 1 ,P2 をそれぞれ
決定する第1タイミング発生回路T1 と第2タイミング
発生回路T2 とが設けられ、第1タイミング発生回路T
1 では期間P1 を決定する一定幅のパルス信号を出力す
る。また、第2タイミング発生回路T2 は、切換スイッ
チSW1 とエラーアンプEAとPWM回路PMとにより
構成される。すなわち、エラーアンプEAは切換スイッ
チSW1 により選択される基準電圧V11,V12の一方
と、電圧検出回路VSにより検出したコンデンサCeの
両端電圧Vceとの差を出力し、PWM回路PMではそ
の差に応じた幅を持つパルス信号を出力する。このパル
ス信号が期間P2 の長さを決める。このように、コンデ
ンサCeの両端電圧を基準電圧V11,V12の一方との差
に応じて期間P2 を決めているから、コンデンサCeの
両端電圧がフィードバック制御されることになり、コン
デンサCeの両端電圧は切換スイッチSW1 により選択
されている基準電圧V11,V 12に保たれることになる。
【0018】ところで、比較電圧V11,V12は2段階に
設定され、切換スイッチSW1 は放電灯Laが点灯して
いるか不点灯であるかに応じて負荷検出手段としての点
灯判別回路LDにより切り換えられる。つまり、点灯判
別回路LDは放電灯Laの両端電圧を検出することによ
り、検出電圧が規定値よりも高いときには不点灯、規定
値以下であれば点灯と判断し、図2に示すように、不点
灯時(放電灯Laの両端電圧が高いとき)には高いほう
の比較電圧V12を選択するように切換スイッチSW1
切り換える。このように、切換スイッチSW1 とエラー
アンプEAとPWM回路PMとにより期間P2 を決定す
る第2タイミング発生回路T2 が構成される。
【0019】上述したように、負荷回路Zが放電灯La
などを含む場合に、放電灯Laの不点灯時にはコンデン
サCeの両端電圧を定常動作時よりも高く設定しておく
ことができるから、放電開始に必要な電圧を放電灯La
に印加することができる。また、放電開始後にはコンデ
ンサCeの両端電圧が低くなるから、スイッチング素子
1 〜Q4 のスイッチング損失を増大させることがな
く、結果的に放熱板などを小型化することが可能にな
る。
【0020】(実施形態2)ところで、期間P1 におい
てコンデンサCeの両端が負荷回路Zに印加されるか
ら、期間P1 を定常動作時よりも長くすればコンデンサ
Ceの両端電圧を負荷回路Zに印加する期間が長くなっ
て放電灯Laの始動がより容易になる。そこで、図3に
示すように、本実施形態は実施形態1の構成に加えて、
制御回路CNにおいて期間P1 を制御するために与える
基準電圧V31,V32も点灯判別回路LDの出力によって
切り換えるようにしたものである。ここに、図4に示す
ように、放電灯Laの点灯時と不点灯時とでは期間P1
〜P3 の繰り返し周期は変化させず、期間P1 ,P2
長さのみを変化させている(図4(a)は点灯時、図4
(b)は不点灯時の動作を示す)。基準電圧V31,V32
の切換には切換スイッチSW2 を用いている。切換スイ
ッチSW2 は点灯判別回路LDの出力に応じて放電灯L
aが不点灯である期間には期間P1 を点灯時よりも長く
する。
【0021】この構成によれば、放電灯Laの始動前に
は期間P1 を長くし、かつ期間P2における基準電圧V
12を定常動作時よりも高く設定することで、放電灯La
に始動に必要な高電圧を印加することができる。また、
放電灯Laの始動後には始動前よりも期間P1 が短くな
り、かつコンデンサCeの両端電圧が基準電圧V11に引
き下げられるから、スイッチング素子Q1 〜Q4 でのス
イッチング損失が増加することもない。他の構成および
動作は実施形態1と同様である。
【0022】
【発明の効果】請求項1の発明は、交流電源の両端間に
整流素子を介して接続された第1のスイッチング素子お
よび第1のインダクタの直列回路を含み第1のスイッチ
ング素子を交流電源の周波数よりも高周波でオンオフさ
せることにより第1のインダクタの蓄積エネルギを用い
て交流電源の電圧を昇圧してコンデンサを充電する第1
のチョッパ回路と、前記コンデンサの両端間に接続した
第2のスイッチング素子と第2のインダクタと負荷回路
との直列回路を含み第2のスイッチング素子を交流電源
の周波数よりも高周波でオンオフさせることにより前記
コンデンサの両端電圧を降圧して負荷回路に印加する第
2のチョッパ回路と、前記コンデンサの両端電圧と基準
電圧との差を小さくするように交流電源から第1のスイ
ッチング素子を通して第1のインダクタにエネルギを蓄
積する期間を調節する制御回路と、負荷回路の有無を検
出する負荷検出手段とを備え、前記基準電圧を2段階設
けるとともに、無負荷時には高いほうの基準電圧を選択
するものであり、負荷回路の動作状態に応じてコンデン
サの両端電圧が変化するから、スイッチング素子のスイ
ッチング損失が必要以上に増大することがない。また、
始動時に高電圧を必要とする放電灯などを負荷回路に含
む場合に、無負荷状態である始動前にはコンデンサの両
端電圧を定常動作時よりも高く設定して始動性を高める
ことができるという利点を有する。
【0023】請求項2の発明は、ブリッジ回路を構成す
る第1ないし第4のスイッチング素子と、各スイッチン
グ素子にそれぞれ逆並列に接続された第1ないし第4の
ダイオードと、第1および第2のスイッチング素子の直
列回路と第3および第4のスイッチング素子の直列回路
とが両端間に接続されたコンデンサと、第1および第2
のダイオードの直列回路に並列接続された第5および第
6のダイオードの直列回路と、第1および第2のダイオ
ードの接続点と第5および第6のダイオードの接続点と
の間に接続された交流電源と第1のインダクタとの直列
回路と、第1および第2のスイッチング素子の接続点と
第3および第4のスイッチング素子の接続点との間に接
続された負荷回路と第2のインダクタとの直列回路と、
前記コンデンサの両端電圧と基準電圧との差を小さくす
るように交流電源から第1のスイッチング素子を通して
第1のインダクタにエネルギを蓄積する期間を調節する
制御回路と、負荷回路の有無を検出する負荷検出手段と
を備え、前記基準電圧を2段階設けるとともに、無負荷
時には高いほうの基準電圧を選択するものであり、負荷
回路の動作状態に応じてコンデンサの両端電圧が変化す
るから、スイッチング素子のスイッチング損失が必要以
上に増大することがない。また、始動時に高電圧を必要
とする放電灯などを負荷回路に含む場合に、無負荷状態
である始動前にはコンデンサの両端電圧を定常動作時よ
りも高く設定して始動性を高めることができるという利
点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1を示す回路図である。
【図2】同上の動作説明図である。
【図3】実施形態2を示す回路図である。
【図4】同上の動作説明図である。
【図5】従来例を示す回路図である。
【図6】同上の動作説明図である。
【図7】同上の動作説明図である。
【図8】同上の動作説明図である。
【図9】同上の動作説明図である。
【図10】同上の動作説明図である。
【符号の説明】
AT 定常制御回路 BT 非定常制御回路 C2 コンデンサ Ce コンデンサ D1 〜D6 ダイオード EA エラーアンプ L1 ,L2 インダクタ La 放電灯 PC 極性切換回路 PD 極性検出回路 Q1 〜Q4 スイッチング素子 SW1 ,SW2 スイッチ要素 VS 電圧検出回路 Z 負荷回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流電源の両端間に整流素子を介して接
    続された第1のスイッチング素子および第1のインダク
    タの直列回路を含み第1のスイッチング素子を交流電源
    の周波数よりも高周波でオンオフさせることにより第1
    のインダクタの蓄積エネルギを用いて交流電源の電圧を
    昇圧してコンデンサを充電する第1のチョッパ回路と、
    前記コンデンサの両端間に接続した第2のスイッチング
    素子と第2のインダクタと負荷回路との直列回路を含み
    第2のスイッチング素子を交流電源の周波数よりも高周
    波でオンオフさせることにより前記コンデンサの両端電
    圧を降圧して負荷回路に印加する第2のチョッパ回路
    と、前記コンデンサの両端電圧と基準電圧との差を小さ
    くするように交流電源から第1のスイッチング素子を通
    して第1のインダクタにエネルギを蓄積する期間を調節
    する制御回路と、負荷回路の有無を検出する負荷検出手
    段とを備え、前記基準電圧を2段階設けるとともに、無
    負荷時には高いほうの基準電圧を選択することを特徴と
    する電源装置。
  2. 【請求項2】 ブリッジ回路を構成する第1ないし第4
    のスイッチング素子と、各スイッチング素子にそれぞれ
    逆並列に接続された第1ないし第4のダイオードと、第
    1および第2のスイッチング素子の直列回路と第3およ
    び第4のスイッチング素子の直列回路とが両端間に接続
    されたコンデンサと、第1および第2のダイオードの直
    列回路に並列接続された第5および第6のダイオードの
    直列回路と、第1および第2のダイオードの接続点と第
    5および第6のダイオードの接続点との間に接続された
    交流電源と第1のインダクタとの直列回路と、第1およ
    び第2のスイッチング素子の接続点と第3および第4の
    スイッチング素子の接続点との間に接続された負荷回路
    と第2のインダクタとの直列回路と、前記コンデンサの
    両端電圧と基準電圧との差を小さくするように交流電源
    から第1のスイッチング素子を通して第1のインダクタ
    にエネルギを蓄積する期間を調節する制御回路と、負荷
    回路の有無を検出する負荷検出手段とを備え、前記基準
    電圧を2段階設けるとともに、無負荷時には高いほうの
    基準電圧を選択することを特徴とする電源装置。
  3. 【請求項3】 前記負荷回路は放電灯を含むことを特徴
    とする請求項1または請求項2記載の電源装置。
JP24917597A 1997-09-12 1997-09-12 電源装置 Withdrawn JPH1187079A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
USD937409S1 (en) 2019-06-14 2021-11-30 Canon Medical Systems Corporation Holder for an X-ray tomography diagnosis apparatus

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