JP3480328B2 - 電源装置 - Google Patents

電源装置

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JP3480328B2
JP3480328B2 JP23834998A JP23834998A JP3480328B2 JP 3480328 B2 JP3480328 B2 JP 3480328B2 JP 23834998 A JP23834998 A JP 23834998A JP 23834998 A JP23834998 A JP 23834998A JP 3480328 B2 JP3480328 B2 JP 3480328B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は複数の電力変換を行
うスイッチング回路がスイッチング素子を共用する電源
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の電源装置としては種々のものが
提案されている。例えばUSP4949016には、昇
圧チョッパとインバータとの組合せにより負荷に交流電
圧を印加しつつ、入力電流波形の歪みを低減する構成が
開示されている。
【0003】またUSP5063490には、昇圧チョ
ッパと低周波インバータとの組合せ構成において、昇圧
チョッパのスイッチと低周波インバータのスイッチとを
兼用することにより、スイッチの数量を低減すると共に
負荷に低周波矩形電圧を印加する構成が開示されてい
る。
【0004】更にWO98/10509にはUSP50
63490の構成に加えて、スイッチの損失を低減する
構成が開示されている。
【0005】図20には従来の電源装置の回路構成が示
されており、この電源装置は、逆方向通電要素たる寄生
ダイオードD1,D2を有する第1、第2の電界効果ト
ランジスタQ1,Q2の直列回路と、同じく寄生ダイオ
ードD3,D4を有する第3、第4の電界効果トランジ
スタQ3,Q4の直列回路と、2つの整流素子D5,D
6の直列回路を、平滑コンデンサECと並列に接続し、
第1、第2の電界効果トランジスタQ1,Q2の接続点
と2つの整流素子D5,D6の接続点との間に、交流電
源(以下、「電源」と略す。)AC及び第1のインダク
タL1からなる直列回路を接続し、第1、第2の電界効
果トランジスタQ1,Q2の接続点と、第3、第4の電
界効果トランジスタQ3,Q4の接続点との間に、負荷
回路L及び第2のインダクタL2からなる直列回路を接
続している。電源ACの一端は第1、第2の電界効果ト
ランジスタQ1,Q2の接続点に接続されており、負荷
回路Lの一端は第1、第2の電界効果トランジスタQ
1,Q2の接続点に接続されている。
【0006】各電界効果トランジスタQ1〜Q4は制御
装置CNTから与えられるオン・オフ信号により下述の
ようにスイッチング駆動される。即ち、まず電源ACの
極性が、図21に示すように、第1、第2の電界効果ト
ランジスタQ1,Q2の接続点側が負のときは、第2及
び第3の電界効果トランジスタQ2,Q3をオンする期
間(図21(a)参照)、第1及び第3の電界効果トラ
ンジスタQ1,Q3をオンする期間(図21(b)参
照)、第1〜第4の電界効果トランジスタQ1〜Q4を
オフする期間(図21(c)参照)の順に動作し、ま
た、電源ACの極性が、図22に示すように第1、第2
の電界効果トランジスタQ1,Q2の接続点側が正のと
きには、第1及び第4の電界効果トランジスタQ1,Q
4をオンする期間(図22(a)参照)、第2及び第4
の電界効果トランジスタQ2,Q4をオンする期間(図
22(b)参照)、第1〜第4の電界効果トランジスタ
Q1〜Q4をオフする期間(図22(c)参照)の順に
動作する。
【0007】この電源装置においては、昇圧チョッパ回
路を構成する第1の電力変換回路と、降圧チョッパ回路
を構成する第2の電力変換回路から構成され、第1、第
2の電界効果トランジスタQ1,Q2が第1及び第2の
電力変換回路に兼用されている。電源ACの極性が図2
1に示すような第1、第2の電界効果トランジスタQ
1,Q2の接続点側が負のときの動作を、昇圧チョッパ
回路を構成する第1の電力変換回路と、降圧チョッパ回
路を構成する第2の電力変換回路に関して説明する。
【0008】まず昇圧チョッパ回路を構成する第1の電
力変換回路に関して、第1及び第3の電界効果トランジ
スタQ1,Q3をオンする期間(図21(b)参照)
は、第1のインダクタL1にエネルギを充電する期間で
あり、第1〜第4の電界効果トランジスタQ1〜Q4を
オフする期間(図21(c)参照)並びに第2及び第3
の電界効果トランジスタQ2,Q3をオンする期間(図
21(a)参照)は、第1のインダクタL1に蓄えられ
たエネルギを放出する期間である。
【0009】次に降圧チョッパ回路を構成する第2の電
力変換回路に関して、第2及び第3の電界効果トランジ
スタQ2,Q3をオンする期間(図21(a)参照)
は、第2のインダクタL2にエネルギを充電する期間で
あり、第1及び第3の電界効果トランジスタQ1,Q3
をオンする期間(図21(b)参照)、及び第1〜第4
の電界効果トランジスタQ1〜Q4をオフする期間(図
21(c)参照)は、第2のインダクタL2に蓄えられ
たエネルギを放出する期間である。
【0010】電流のループに着目してこれらを説明する
と、第2及び第3の電界効果トランジスタQ2,Q3を
オンする期間(図21(a)参照)は、第1の電力変換
回路の電流が、第1のインダクタL1、第1の整流素子
D5、平滑コンデンサEC、第2の電界効果トランジス
タQ2及び電源ACから成る閉ループを構成する状態
と、第2の電力変換回路の電流が、平滑コンデンサE
C、第3の電界効果トランジスタQ3、第2のインダク
タL2、負荷回路L及び第2の電界効果トランジスタQ
2から成る閉ループを構成する状態とが同時に成立する
期間(この期間をT1とする)である。また第1及び第
3の電界効果トランジスタQ1,Q3をオンする期間
(図21(b)参照)は第1の電力変換回路の電流が、
電源AC、第1のインダクタL1、第1の整流素子D5
及び第1の電界効果トランジスタQ1から成る閉ループ
を構成する状態と、第2の電力変換回路の電流が、第2
のインダクタL2、負荷回路L、第1の電界効果トラン
ジスタQ1及び第3の電界効果トランジスタQ3から成
る閉ループを構成する状態とが同時に成立する期間(こ
の期間をT2とする)である。さらに第1〜第4の電界
効果トランジスタQ1〜Q4をオフする期間(図21
(c)参照)は、第1の電力変換回路の電流が第1のイ
ンダクタL1、第1の整流素子D5、平滑コンデンサE
C及び第2の電界効果トランジスタQ2、電源ACから
成る閉ループを構成する状態と、第2の電力変換回路の
電流が、第2のインダクタL2、負荷回路L、第2の電
界効果トランジスタQ2及び第4の電界効果トランジス
タQ4から成る閉ループを構成する状態とが同時に成立
する期間(この期間をT3とする)である。
【0011】上述の説明から明らかなように、この電源
装置の入力電流は主として期間T2で制御することがで
きるから、図23に破線で示すように期間T2の長さを
調節すれば入力電力をある程度制御することが可能であ
る(図23(a)は電源ACの上記一端が正極である期
間、図23(b)は電源ACの上記一端が負極である期
間を示している)。即ち期間T2を調節することによっ
て平滑コンデンサECの両端電圧を適性値に保つことが
できることになる。
【0012】電源ACの極性が逆極性のときの動作も図
22に示している。また各部の波形を図24に示す。図
には第1のインダクタL1に流れる電流IL1、第2のイ
ンダクタL2に流れる電流IL2、第2のインダクタL2
に流れる電流と第1のインダクタL1に流れる電流の差
L2−IL1、第1の電界効果トランジスタQ1に流れる
電流IQ1、第2の電界効果トランジスタQ2に流れる電
流IQ2、第3の電界効果トランジスタQ3に流れる電流
Q3、第4の電界効果トランジスタQ4に流れる電流I
Q4、第1〜第4の電界効果トランジスタQ1〜Q4のゲ
ート・ソース間に供給されるドライブ信号S1〜S4が
示される。図24はスイッチングの1周期分の波形を示
しており、t0〜t1の期間がT1,t1〜t2の期間
がT2,t2〜t3(=t0)の期間がT3に相当す
る。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ここで、上述したイン
バータ回路において負荷インピーダンスが大幅に低下し
た場合(以下「短絡時」という)を想定する。電源AC
の極性が図25に示すように、第1、第2の電界効果ト
ランジスタQ1,Q2の接続点側が負のときの電流ルー
プについて説明する。まず第2及び第3の電界効果トラ
ンジスタQ2,Q3をオンする期間(図25(a)参
照)は、第2の電力変換回路の電流が、平滑コンデンサ
EC、第3の電界効果トランジスタQ3、第2のインダ
クタL2、負荷回路L及び第2の電界効果トランジスタ
Q2から成る閉ループを構成する状態が成立する期間
(この期間をT1とする)である。次に第1及び第3の
電界効果トランジスタQ1,Q3をオンする期間(図2
5(b)参照)は第1の電力変換回路の電流が、電源A
C、第1のインダクタL1、第1の整流素子D5及び第
1の電界効果トランジスタQ1から成る閉ループを構成
する状態と、第2の電力変換回路の電流が第2のインダ
クタL2、負荷回路L、第1の電界効果トランジスタQ
1及び第3の電界効果トランジスタQ3から成る閉ルー
プを構成する状態とが同時に成立する期間(この期間を
T2とする)である。また第1〜第4の電界効果トラン
ジスタQ1〜Q4をオフする期間(図25(c)又は
(d)参照)は、第1のインダクタL1に流れる電流
と、第2のインダクタL2に流れる電流との大小関係に
より次の2つの状態が存在する。
【0014】第1のインダクタL1の電流の絶対値が第
2のインダクタL2の電流の絶対値よりも小さい場合
(図25(c)参照)には第1の電力変換回路の電流
が、電源AC、第1のインダクタL1、第1の整流素子
D5及び第1の電界効果トランジスタQ1から成る閉ル
ープを構成する状態と、第2の電力変換回路の電流が第
2のインダクタL2、負荷回路L、第1の電界効果トラ
ンジスタQ1、平滑コンデンサEC及び第4の電界効果
トランジスタQ4から成る閉ループを構成する状態とが
同時に成立する期間(この期間をT3とする)となる。
また第1のインダクタL1の電流の絶対値が、第2のイ
ンダクタL2の電流の絶対値に一致する(図25(d)
参照)と、第1の電力変換回路及び第2の電力変換回路
からの電流が互いに打ち消された結果、兼用されたスイ
ッチング素子(第1及び第2の電界効果トランジスタQ
1,Q2)に流入する電流の総和が0となり、事実上各
々の電力変換回路内部で、上記の兼用されたスイッチン
グ素子を経る電流の閉ループが構成されず、第1のイン
ダクタL1、第1の整流素子D5、平滑コンデンサE
C、第4の電界効果トランジスタQ4、第2のインダク
タL2、負荷回路L及び電源ACから成る閉ループを構
成する状態が成立する期間(この期間をT4とする)と
なる。
【0015】以上の各期間T1〜T4を昇圧チョッパ回
路を構成する第1の電力変換回路と、降圧チョッパ回路
を構成する第2の電力変換回路に関して説明すると、昇
圧チョッパ回路を構成する第1の電力変換回路に関し
て、T2及びT3の期間は、第1のインダクタL1にエ
ネルギを充電する期間であり、T4の期間は第1のイン
ダクタL1に蓄えられたエネルギを放出する期間であ
る。且つ降圧チョッパ回路を構成する第2の電力変換回
路に関して、T1の期間は、第2のインダクタL2にエ
ネルギを充電する期間であり、T2、T3及びT4の期
間は、第2のインダクタL2に蓄えられたエネルギを放
出する期間である。
【0016】電源ACの極性が逆極性のときの動作を図
26に示している。また各部の波形を図27に示してあ
る。この場合動作は図24に沿った説明と略同様のこと
が言える。
【0017】負荷インピーダンスが低下したとき、負荷
で消費される電力が減少し、出力電圧に対して入力電力
が過剰になる傾向を示す。これに対して従来の技術では
定常時の場合、制御回路CNTは入力電力に関与するT
2の期間(図24参照)を短くすることにより入力電力
を低下させ、バランスを取ることができる。しかしなが
ら短絡時の場合、短くしたT2の期間(図27参照)が
終了してT3の期間が存在する。即ちスイッチング素子
が全てオフしても、降圧チョッパ側の第2のインダクタ
L2の電流が、兼用された電界効果トランジスタQ1又
はQ2の寄生ダイオードD1,D2を流れるため、昇圧
チョッパ側の回路から見ると、図25(c)又は図26
(c)に示すように、兼用された電界効果トランジスタ
Q1又はQ2はオンし続けているかの如く動作してしま
う。この状態は第1のインダクタL1の電流値が第2の
インダクタL2の電流値に一致するまで持続される。
【0018】短絡時と定常時の現象の相違は、短絡時に
負荷インピーダンスの低下によりT2の期間を終了する
時点における第2のインダクタL2の電流の絶対値が、
当該時点における第1のインダクタL1の電流の絶対値
よりも大きくなることに因り生じる。このため制御回路
CNTが必要としているT2の期間よりも長い(t3−
t1)期間にわたり、第1のインダクタL1へのエネル
ギ蓄積電流が流入し、結果として入力過大となる。上記
の現象のため入力電力を制御回路CNTにより支配し切
れなくなると、平滑コンデンサECの両端電圧VECが定
常動作時の電圧よりも上昇してしまう問題があった。特
に上記従来構成の電源装置を放電灯点灯装置に適用した
ような場合、放電灯を含む負荷回路の等価抵抗が低下し
た始動過程において必要とされる放電持続電流を確保す
る必要があるため、平滑コンデンサECの両端電圧VEC
の上昇が障害になる。
【0019】本発明は上記事情に鑑みて為されたもので
あり、スイッチング素子のストレスを増加させることな
く兼用化し、且つ負荷の変動があっても素子耐圧の上昇
が生じない電源装置を提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、上記
目的を達成するために、逆方向通電要素をそれぞれ並列
に備える第1及び第2のスイッチング素子を順方向が一
致するように直列接続された第1の直列回路と、逆方向
通電要素をそれぞれ並列に備える第3及び第4のスイッ
チング素子を順方向が一致するように直列接続された第
2の直列回路と、前記逆方向通電要素と同方向の2つの
整流素子の第3の直列回路と、前記第1、第2及び第3
の直列回路がそれぞれ並列に接続される平滑コンデンサ
と、前記第1の直列回路の両スイッチング素子の接続点
と第3の直列回路の整流素子の接続点との間に交流電源
を介して接続される第1のインダクタと、前記第1の直
列回路の両スイッチング素子の接続点と前記第2の直列
回路の両スイッチング素子の接続点との間に負荷回路を
介して接続される第2のインダクタと、交流電源に接続
され、少なくとも前記スイッチング素子と第1のインダ
クタとを含む昇圧チョッパ回路と、平滑コンデンサに接
続され、少なくとも前記スイッチング素子と第2のイン
ダクタとを含む降圧チョッパ回路と、前記昇圧チョッパ
回路と降圧チョッパ回路とのスイッチング素子が少なく
とも1つ兼用され、昇圧動作する場合の電流と降圧動作
する場合の電流とが前記兼用されているスイッチング素
子に互いに打ち消す方向に流れる期間を少なくとも生ず
るように動作させる制御手段と、前記負荷回路の状態を
検出する負荷状態検出手段とを備え、負荷回路には交流
電源と同期した交流電圧を出力する電源装置であって、
前記制御手段は、前記負荷状態検出手段の出力信号を受
けて、負荷回路の負荷抵抗の低下に伴って前記スイッチ
ング動作を変化させるように制御することを特徴とし、
スイッチング素子のストレスを増加させることなく兼用
化し、且つ、負荷の変動があっても素子耐圧の上昇が生
じない電源装置を実現できる。
【0021】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記制御手段が、前記負荷状態検出手段により負荷
抵抗の低下が検出された短絡動作時に第2のインダクタ
のエネルギが、交流電源の第1及び第2のスイッチング
素子の接続点側の電源極性が負極の場合には第2のスイ
ッチング素子と第4のスイッチング素子と第2のインダ
クタと負荷回路を含む第1の閉回路を形成して放出され
るとともに、交流電源の第1及び第2のスイッチング素
子の接続点側の電源極性が正極の場合には第1のスイッ
チング素子と第3のスイッチング素子と第2のインダク
タと負荷回路を含む第2の閉回路を形成して放出される
期間を有するように、前記スイッチング動作を変化させ
るように制御することを特徴とし、スイッチング素子の
ストレスを増加させることなく兼用化し、且つ、負荷の
変動があっても素子耐圧の上昇が生じない電源装置を実
現できる。
【0022】請求項3の発明は、請求項1の発明におい
て、前記制御手段が、前記負荷状態検出手段により負荷
抵抗の低下が検出された短絡動作時に、交流電源の第1
及び第2のスイッチング素子の接続点側の電源極性が負
極の場合に第2のスイッチング素子と第3のスイッチン
グ素子とをオンする期間、第2のスイッチング素子をオ
ンする期間、並びに第1、第2、第3及び第4のスイッ
チング素子をオフする期間の順に動作するように制御す
る第1の制御と、交流電源の第1及び第2のスイッチン
グ素子の接続点側の電源極性が正極の場合に第1のスイ
ッチング素子と第4のスイッチング素子とをオンする期
間、第1のスイッチング素子をオンする期間、並びに第
1、第2、第3及び第4のスイッチング素子をオフする
期間の順に動作するように制御する第2の制御とを行う
ことを特徴とし、スイッチング素子のストレスを増加さ
せることなく兼用化し、且つ、負荷の変動があっても素
子耐圧の上昇が生じない電源装置を実現できる。
【0023】請求項4の発明は、請求項3の発明におい
て、前記制御手段が、前記負荷状態検出手段により負荷
抵抗の低下が検出されない定常時には、交流電源の第1
及び第2のスイッチング素子の接続点側の電源極性が負
極の場合に第2のスイッチング素子と第3のスイッチン
グ素子とをオンする期間、第1のスイッチング素子と第
3のスイッチング素子とをオンする期間、並びに第1、
第2、第3及び第4のスイッチング素子をオフする期間
の順に動作するように制御する第3の制御と、交流電源
の第1及び第2のスイッチング素子の接続点側の電源極
性が正極の場合に第1のスイッチング素子と第4のスイ
ッチング素子とをオンする期間、第2のスイッチング素
子と第4のスイッチング素子とをオンする期間、並びに
第1、第2、第3及び第4のスイッチング素子をオフす
る期間の順に動作するように制御する第4の制御とを行
うことを特徴とする。
【0024】請求項5の発明は、請求項3の発明におい
て、前記制御手段が、前記負荷状態検出手段により検出
される負荷回路の負荷抵抗の低下に伴って前記第1の制
御での第2及び第3のスイッチング素子のオン期間を短
くするように制御すると共に、第2の制御での第1及び
第4のスイッチング素子のオン期間を短くするように制
御することを特徴とし、負荷インピーダンスが低い場合
にもコンデンサ両端電圧の過昇圧やスイッチング素子の
ストレス増加などの問題が生じないようできる。
【0025】請求項6の発明は、請求項3の発明におい
て、前記制御手段が、前記負荷状態検出手段により検出
される負荷回路の負荷抵抗の低下に伴って前記第1の制
御での第2のスイッチング素子のオン期間を長くするよ
うに制御すると共に、第2の制御での第1のスイッチン
グ素子のオン期間を長くするように制御することを特徴
とし、負荷インピーダンスが低い場合にもコンデンサ両
端電圧の過昇圧やスイッチング素子のストレス増加など
の問題が生じないようできる。
【0026】請求項7の発明は、請求項3の発明におい
て、前記制御手段が、前記負荷状態検出手段により検出
される負荷回路の負荷抵抗の低下に伴って前記第1及び
第2の制御の1周期をそれぞれ長くするように制御する
ことを特徴とし、負荷インピーダンスが低い場合にもコ
ンデンサ両端電圧の過昇圧やスイッチング素子のストレ
ス増加などの問題が生じないようできる。
【0027】請求項8の発明は、請求項1の発明におい
て、前記制御手段が、前記負荷状態検出手段により前記
平滑コンデンサの両端電圧が所定の比較電圧未満である
ことが検出された場合に、交流電源よりも高い周波数で
第1〜第4のスイッチング素子をオンオフし、交流電源
の第1及び第2のスイッチング素子の接続点側の電源極
性が負極の場合に第2及び第3のスイッチング素子をオ
ンさせるとともに第1及び第4のスイッチング素子をオ
フさせる期間、第1及び第3のスイッチング素子をオン
させるとともに第2及び第4のスイッチング素子をオフ
させる期間を含み、交流電源の第1及び第2のスイッチ
ング素子の接続点側の電源極性が正極の場合に第1及び
第4のスイッチング素子をオンさせるとともに第2及び
第3のスイッチング素子をオフさせる期間、並びに第2
及び第4のスイッチング素子をオンさせるとともに第1
及び第3のスイッチング素子をオフさせる期間を含み且
つこれらを順に制御する第5の制御を行う定常モードを
選択し、前記平滑コンデンサの両端電圧が所定の比較電
圧以上であることが検出された場合に、交流電源よりも
高い周波数で第1〜第4のスイッチング素子をオンオフ
し、交流電源の第1及び第2のスイッチング素子の接続
点側の電源極性が負極の場合に第2及び第3のスイッチ
ング素子をオンさせるとともに第1及び第4のスイッチ
ング素子をオフさせる期間、第2及び第4のスイッチン
グ素子をオンさせるとともに第1及び第3のスイッチン
グ素子をオフさせる期間を含み、交流電源の第1及び第
2のスイッチング素子の接続点側の電源極性が正極の場
合に第1及び第4のスイッチング素子をオンさせるとと
もに第2及び第3のスイッチング素子をオフさせる期
間、第1及び第3のスイッチング素子をオンさせるとと
もに第2及び第4のスイッチング素子をオフさせる期間
を含み且つこれらを順に制御する第6の制御を行う低イ
ンピーダンスモードを選択して前記スイッチング動作を
変化させることを特徴とし、定常モードで動作している
ときに負荷回路が低インピーダンスになると平滑コンデ
ンサの両端電圧の上昇に伴って低インピーダンスモード
に切り換えられ、低インピーダンスモードでは定常モー
ドのように平滑コンデンサの両端電圧が昇圧されないか
ら平滑コンデンサの両端電圧が低下しようとし、平滑コ
ンデンサの両端電圧が比較電圧付近になると定常モード
と低インピーダンスモードとを繰り返すことによって、
平滑コンデンサの両端電圧が比較電圧付近に保たれ、結
果的に平滑コンデンサの両端電圧が異常に上昇するのを
防止することができるという利点がある。また、定常モ
ードと低インピーダンスモードとの切換時には平滑コン
デンサの両端電圧が比較電圧付近に保たれるから、負荷
電流が急変することがない。
【0028】請求項9の発明は、請求項8の発明におい
て、前記定常モードが選択されている場合に前記第5の
制御の制御状態を調整して、前記平滑コンデンサの両端
電圧と前記比較電圧よりも低く設定されている基準電圧
との差を少なくするように、交流電源の第1及び第2の
スイッチング素子の接続点側の電源極性が負極の場合に
第1及び第3のスイッチング素子をオンさせるとともに
第2及び第4のスイッチング素子をオフさせる期間と、
交流電源の第1及び第2のスイッチング素子の接続点側
の電源極性が正極の場合に第2及び第4のスイッチング
素子をオンさせるとともに第1及び第3のスイッチング
素子をオフさせる期間とを調整する定常モード制御手段
を備えたことを特徴とし、定常モードでは平滑コンデン
サの両端電圧がほぼ基準電圧に保たれるから、負荷への
印加電圧がほぼ一定になる。また、スイッチング素子の
オン期間の制御では基準電圧に保つことができない程度
に負荷のインピーダンスが低下して平滑コンデンサの両
端電圧が上昇し比較電圧に達すると、定常モードから低
インピーダンスモードに移行して比較電圧付近に保たれ
るから、平滑コンデンサの両端電圧が異常に上昇するこ
とがない。
【0029】
【発明の実施の形態】(実施形態1)図1は本発明の実
施形態1の概略回路図を示している。但し、本実施形態
における主回路の構成は上述した従来例と共通であるか
ら、共通する構成については同一の符号を付して説明を
省略し、本実施形態の特徴となる構成及び動作について
のみ説明する。
【0030】すなわち、本実施形態は制御回路CNTの
構成に特徴を有するものであり、2系統の信号発生回路
OSC1,OSC2と、これらの2系統の信号を切り替
える切替手段PSWと、各スイッチング素子Q1〜Q4
に駆動信号S1〜S4を出力するドライブ回路DRV
と、回路状態を検知する回路状態検知手段DETと、電
源ACの極性を判別する極性判別手段PDTとを備えて
いる。而して、この回路状態検知手段DBTによって検
知される回路の状態に応じて、切替手段PSWにより信
号発生回路OSC1若しくはOSC2の何れかの信号が
選択され、さらに極性判別手段PDTの出力によりスイ
ッチング素子Q1〜Q4への駆動信号S1〜S4が作成
される。
【0031】負荷のインピーダンスが一定以上の値を有
し、入出力電力のバランスが安定している際の動作は、
信号発生回路OSC1の出力に基づき上述した従来例の
動作と同様になる。これを以下“定常動作”と呼ぶ。定
常動作での各スイッチング素子Q1〜Q4への駆動信号
S1〜S4は図2のようになり、従来例と同様に電源A
Cの極性が、第1、第2のスイッチング素子Q1,Q2
の接続点側が負のときは、T1,T2,T3のスイッチ
ング動作を行い、また電源ACの極性が、第1、第2の
スイッチング素子Q1,Q2の接続点側が正のときは、
T1’,T2’,T3’のスイッチング動作を行う。
【0032】一方負荷のインピーダンスが低く、入力電
力が過剰であると、回路状態検知手段DBTが検出した
場合は、信号発生回路OSC2の出力により、異常昇圧
を回避する動作となる。以下これを“短絡動作”と呼
ぶ。
【0033】本実施形態における短絡動作での各スイッ
チング素子Q1〜Q4の駆動信号S1〜S4は図3のよ
うになる。
【0034】次いで本実施形態の短絡動作を説明する。
まず電源ACの第1、第2のスイッチング素子Q1,Q
2の接続点側の極性が負のときは、第2、第3のスイッ
チング素子Q2,Q3をオンする期間T1、第2のスイ
ッチング素子Q2のみをオンする期間T2、全てのスイ
ッチング素子Q1〜Q4をオフする期間T3の順に動作
し、電源ACの第1、第2のスイッチング素子Q1,Q
2の接続点側の極性が正のときは、第1、第4のスイッ
チング素子Q1,Q4をオンする期間T1’、第1のス
イッチング素子Q1のみをオンする期間T2’、全ての
スイッチング素子Q1〜Q4をオフする期間T3’の順
に動作する(図3参照)。
【0035】本実施形態の短絡動作時のスイッチング素
子の動作並びに電流ループの遷移を図4に、同じく各部
電流波形を図5に示す。このとき図4、図5は電源AC
の第1、第2のスイッチング素子Q1,Q2の接続点側
の極性が負のときの動作である。また従来動作での短絡
時の第2のインダクタL2の電流波形と本実施形態にお
ける短絡時の第2のインダクタL2の電流波形の比較
を、図6に示す。実線は第2のインダクタL2の電流、
破線は第1のインダクタL1の電流を示す。この従来動
作での短絡時(図6(a))と比較して、本実施形態の
短絡動作時(図6(b))には、tS2時点での第2のイ
ンダクタL2の電流が短絡動作を行うことにより小さく
なるので、第1のインダクタL1と第2のインダクタL
2の電流値が等しくなるまでの時間(tS2からtS3
で)が短くなることにより、第1のインダクタL1に蓄
積されるエネルギの量が少なくなり入力電力が低減され
る。これにより負荷のインピーダンスが低い場合の、入
力電力過剰による平滑コンデンサECの異常昇圧を回避
することができる。
【0036】ところで、図7には別の動作を示してい
る。同図中、Rは負荷インピーダンスである。この動作
では、負荷インピーダンスRが大きい定常動作時には図
2の動作となり、負荷インピーダンスRが小さい短絡動
作時には図3の動作となる。ここで、短絡動作時におい
て、電源ACの第1及び第2のスイッチング素子Q1,
Q2の接続点側の極性が負の場合において、第2のスイ
ッチング素子Q2をオンする期間、また、電源ACの第
1及び第2のスイッチング素子Q1,Q2の接続点側の
極性が正の場合において、第1のスイッチング素子Q1
をオンする期間を、同じく回路状態検知手段DETの出
力信号に比例して、入力過剰の場合には当該期間を長
く、平衡に近づくに連れて、短くするように構成されて
いる。したがって、負荷インピーダンスRが低い場合
の、入力電力過剰による平滑コンデンサECの異常昇圧
を回避することができるとともに、より幅広い負荷変動
に対して異常昇圧を防止することが可能となる。
【0037】(実施形態2)図8に本発明の実施形態2
の概略回路図を示すが、基本的な構成及び動作は従来例
並びに実施形態1と共通するので、共通する構成及び動
作については同一の符号を付して図示並びに説明を省略
する。
【0038】本実施形態の特徴とするところは、制御回
路CNTが各スイッチング素子Q1〜Q4に駆動信号S
1〜S4を出力する発振駆動回路1と、負荷回路Lの両
端電圧を検出する負荷電圧検出部2と、負荷電圧検出部
2から得た検出信号に応じて発振駆動回路1に対して回
路動作を調整する信号調整部3とを備えていることにあ
る。
【0039】発振駆動回路1は、実施形態1における短
絡動作時のスイッチング動作(図3)を各スイッチング
素子Q1〜Q4にせしめる信号(駆動信号S1〜S4)
を発生するように構成される。ここで、この構成におけ
る動作及び各部の信号波形を図9〜11に示す。
【0040】しかして本実施形態では負荷電圧検出部2
からの電圧信号の増加に伴って信号調整部3により発振
駆動回路部1が発生する期間T1を長くすると共に、期
間T2を短くし、且つスイッチング周波数fを高く(周
期を短く)している。これにより負荷電圧検出部2から
の電圧信号が低い(負荷インピーダンスが低い)ときに
は期間T1が短くなるとともに、期間T2が長くなり、
且つ周波数fが低く(周期が長く)なり、この結果上記
期間T1が負荷インピーダンスが高い場合に比較して短
くなると共に期間T2が長くなる。図12はこのように
負荷インピーダンスが低い場合の各部の電圧又は電流波
形を示している。
【0041】図12をパルス幅、周波数の制御を行なわ
ないときの図13と比較すると明らかなように、期間T
1を短くするとともに期間T2を長くすることでt2に
おける第2のインダクタL2のインダクタ電流IL2が低
下した結果、期間T3の中の期間γ(昇圧チョッパ回路
で構成される第1の電力変換回路の充電期間に相当する
期間)が短くなるため、電源ACより入力されるエネル
ギが減少するとともにインダクタ電流IL2が連続して流
れる連続モードが解消され、インダクタ電流I L2の積分
値を従来例に比較して減少させることができる。この結
果負荷インピーダンスが低い場合に平滑コンデンサEC
の両端電圧が過昇圧したり、スイッチング素子Q1〜Q
4にかかるストレスが増加するなどの問題が生じないよ
うにできる。且つまたインダクタ電流IL2のピーク値を
従来例の定常時と同程度に保ったまま低負荷インピーダ
ンス時にも充分な出力電力を確保することができる。
【0042】(実施形態3)図14に本発明の実施形態
3の概略回路図を示すが、基本的な構成及び動作は従来
例並びに実施形態1,2と共通するので、共通する構成
及び動作については同一の符号を付して図示並びに説明
を省略する。本実施形態は図14のように構成され、動
作の切換タイミングに特徴を有するものである。
【0043】本実施形態における第1〜第4のスイッチ
ング素子Q1〜Q4は極性切替回路PCにより制御され
る。従来構成に沿って動作説明したように、電源ACの
極性に応じてスイッチング素子Q1〜Q4の動作を切り
換えるから、電源ACの極性を検出する極性検出回路P
Dの出力に応じて極性切替回路PCでスイッチング素子
Q1〜Q4の制御手順を切り換える。
【0044】また、放電灯LaとコンデンサC2との並
列回路からなる負荷回路Lの定常動作時と負荷回路Lの
低インピーダンス時とではスイッチング素子Q1〜Q4
の動作を定常モードと低インピーダンスモードとに切り
換える為に、定常モードに対応したタイミングの信号を
発生する定常モード制御回路ATと、低インピーダンス
モードに対応したタイミングの信号を発生する低インピ
ーダンスモード制御回路BTとを設けてあり、いずれの
出力を採用するかを動作モード切替回路MDによって切
り換える。動作モード切替回路MDによる切換のタイミ
ングについては後述する。
【0045】定常モードではコンデンサECの両端電圧
を一定に保つように期間T2を変化させる。即ちコンデ
ンサECの両端電圧を検出する電圧検出回路VSを設け
てあり、電圧検出回路VSにより検出したコンデンサE
Cの両端電圧VECと基準電圧V1との差をエラーアンプ
EAによって求め、エラーアンプEAの出力に応じて定
常モード制御回路ATへの入力電圧を変化させて期間T
2を制御する。コンデンサECの両端電圧VECがエラー
アンプEAに設定された基準電圧V1よりも低ければ期
間T2を長くし、両端電圧VECが基準電圧V1よりも高
ければ期間T2を短くするのであり、この動作によりコ
ンデンサECの両端電圧VECを一定に保つことになる。
低インピーダンスモード制御回路BTにおける期間T2
は一定に保たれ(一定に保つ基準電圧をu2で示す)、
定常モード制御回路ATおよび低インピーダンスモード
制御回路BTにおける期間T1は同じ長さで一定に保た
れる(一定に保つ基準電圧をu1で示す)。定常モード
の駆動構成が図15に、また短絡モードの駆動構成が図
16に示される。
【0046】一方モード切替回路MDは、電圧検出回路
VSにより検出したコンデンサECの両端電圧VECと比
較電圧V2(>V1)との大小関係を比較するコンパレ
ータCP1の出力により制御され、コンデンサECの両
端電圧VECが比較電圧V2よりも低い期間には定常モー
ド、高い期間には低インピーダンスモードを選択するよ
うにモード切替回路MDを制御する。ここで比較電圧V
2を基準電圧V1よりも高く設定しているのは、比較電
圧V2は定常モードと低インピーダンスモードとの切換
時点を決める電圧であり、基準電圧V1は定常モードの
範囲内での制御の基準値を決めることによる。
【0047】上述の構成によりコンデンサECの両端電
圧VECは、図17に示すように変化することになる。こ
の図17において定常モードで動作したときの両端電圧
ECが曲線で、且つ短絡モードで動作したときの両端
電圧VECが曲線で示される。コンデンサECの両端電
圧VECは、放電灯Laの定格動作時のインピーダンスZ
Oの近傍である領域αにおいては一定(すなわち基準電
圧V1)に保たれており、領域αよりもインピーダンス
が小さくなる領域βにおいてはインピーダンスが小さく
なるほど両端電圧VECが上昇する。このときT2の期間
は存在しない。
【0048】コンデンサECの両端電圧VECが比較電圧
V2に達したとき、定常モードから低インピーダンスモ
ードに切り換えられる。ここで定常モードと低インピー
ダンスモードとでは期間T1は等しく、定常モードから
低インピーダンスモードに移行した時点のコンデンサE
Cの両端電圧VEC(=V2)は、低インピーダンスモー
ドで得られる電圧よりも高いから、コンデンサECの両
端電圧VECが下がることになる。したがって比較電圧V
2よりもコンデンサECの両端電圧VECが下がろうと
し、再び定常モードに戻ってコンデンサECの両端電圧
ECが再度上昇しようとする。このように領域γにおい
ては定常モードと低インピーダンスモードとが混在する
ことによってコンデンサECの両端電圧VECが比較電圧
V2付近に保たれ得る。
【0049】ここでコンデンサECの容量を負荷回路L
に流れる電流に対して十分に大に取っておくことによ
り、コンデンサECの両端電圧VECが急に変化すること
を防ぐ。特に期間T1を定常モードと低インピーダンス
モートにおいて略等しくしておくと、モードが切り換わ
っても期間T1はコンデンサECから負荷回路に給電す
る期間であるから、負荷回路Lに流れる電流の変化が少
なくなる。
【0050】負荷回路Lのインピーダンスがさらに小さ
くなる領域ではコンデンサECの両端電圧VECが比較電
圧V2よりも上昇する。ただし定常モードのみで制御す
る場合に比較するとインピーダンスの小さい負荷回路L
までコンデンサECの両端電圧VECの異常上昇を防止す
ることができる。
【0051】上述したように、負荷回路Lのインピーダ
ンスが小さくなってもコンデンサECの両端電圧VEC
異常に上昇することを低減できるので、コンデンサEC
やスイッチング素子Q1〜Q4などの回路構成部品とし
て耐圧が比較的低く小型且つ安価なものを用いることが
できる。またスイッチング素子Q1〜Q4の制御の動作
を切り換える際にコンデンサECの両端電圧VECがほぼ
一定に保たれているから、負荷電流が大きく変化するこ
とがなく、負荷回路Lが高圧放電灯を含んでいても立ち
消えすることを防ぎ得る。
【0052】(実施形態4)本実施形態4では図18に
示すように、実施形態3の構成に対して、負荷検出回路
としての点灯判別回路LDを設け、点灯判別回路LDで
検出した負荷回路Lの放電灯Laの点灯状態に応じてエ
ラーアンプEAの基準電圧をスイッチSW1でV11と
V12(V2>V12>V11)とに切り換える点で異
なる。なお、その他の構成及び基本的な動作については
実施形態3と共通であるから詳しい説明を省略する。
【0053】しかして本実施形態では、上述のように定
常モードにおける期間T2の基準電圧V11,V12を
2段階に切り換える構成をとることにより、定常モード
において保たれる電圧を2種類持つことになる。このと
き点灯判別回路LDは放電灯Laが点灯か不点灯(無負
荷)かを放電灯Laの両端電圧に基づいて判別するもの
であり、不点灯時には放電灯Laの両端電圧が点灯時よ
りも高くなるから、両端電圧を適宜の閏値と比較するこ
とによって点灯か不点灯かを判別することができる。不
点灯時には高い方の基準電圧V12が選択される。即ち
放電灯Laの点灯時の定常モードでは図19の曲線で
示す動作特性になり、不点灯時の定常モードでは図19
の曲線で示す動作特性になり、低インピーダンスモー
ドでは図19の曲線で示す動作特性になる。但し期間
T1については実施形態3と同様に定常モード、低イン
ピーダンスモードで等しくなるように設定される。上述
の構成によれば、点灯時にはコンデンサECの両端電圧
ECを定常時よりも高くすることができ、十分な電圧で
急速に印加することができ、高圧放電灯であっても始動
を確実に行なうことができる。
【0054】
【発明の効果】請求項1の発明は、逆方向通電要素をそ
れぞれ並列に備える第1及び第2のスイッチング素子を
順方向が一致するように直列接続された第1の直列回路
と、逆方向通電要素をそれぞれ並列に備える第3及び第
4のスイッチング素子を順方向が一致するように直列接
続された第2の直列回路と、前記逆方向通電要素と同方
向の2つの整流素子の第3の直列回路と、前記第1、第
2及び第3の直列回路がそれぞれ並列に接続される平滑
コンデンサと、前記第1の直列回路の両スイッチング素
子の接続点と第3の直列回路の整流素子の接続点との間
に交流電源を介して接続される第1のインダクタと、前
記第1の直列回路の両スイッチング素子の接続点と前記
第2の直列回路の両スイッチング素子の接続点との間に
負荷回路を介して接続される第2のインダクタと、交流
電源に接続され、少なくとも前記スイッチング素子と第
1のインダクタとを含む昇圧チョッパ回路と、平滑コン
デンサに接続され、少なくとも前記スイッチング素子と
第2のインダクタとを含む降圧チョッパ回路と、前記昇
圧チョッパ回路と降圧チョッパ回路とのスイッチング素
子が少なくとも1つ兼用され、昇圧動作する場合の電流
と降圧動作する場合の電流とが前記兼用されているスイ
ッチング素子に互いに打ち消す方向に流れる期間を少な
くとも生ずるように動作させる制御手段と、前記負荷回
路の状態を検出する負荷状態検出手段とを備え、負荷回
路には交流電源と同期した交流電圧を出力する電源装置
であって、前記制御手段は、前記負荷状態検出手段の出
力信号を受けて、負荷回路の負荷抵抗の低下に伴って前
記スイッチング動作を変化させるように制御するので、
スイッチング素子のストレスを増加させることなく兼用
化し、且つ、負荷の変動があっても素子耐圧の上昇が生
じない電源装置を実現できるという効果がある。
【0055】請求項2の発明は、前記制御手段が、前記
負荷状態検出手段により負荷抵抗の低下が検出された短
絡動作時に第2のインダクタのエネルギが、交流電源の
第1及び第2のスイッチング素子の接続点側の電源極性
が負極の場合には第2のスイッチング素子と第4のスイ
ッチング素子と第2のインダクタと負荷回路を含む第1
の閉回路を形成して放出されるとともに、交流電源の第
1及び第2のスイッチング素子の接続点側の電源極性が
正極の場合には第1のスイッチング素子と第3のスイッ
チング素子と第2のインダクタと負荷回路を含む第2の
閉回路を形成して放出される期間を有するように、前記
スイッチング動作を変化させるように制御するので、ス
イッチング素子のストレスを増加させることなく兼用化
し、且つ、負荷の変動があっても素子耐圧の上昇が生じ
ない電源装置を実現できるという効果がある。
【0056】請求項3の発明は、前記制御手段が、前記
負荷状態検出手段により負荷抵抗の低下が検出された短
絡動作時に、交流電源の第1及び第2のスイッチング素
子の接続点側の電源極性が負極の場合に第2のスイッチ
ング素子と第3のスイッチング素子とをオンする期間、
第2のスイッチング素子をオンする期間、並びに第1、
第2、第3及び第4のスイッチング素子をオフする期間
の順に動作するように制御する第1の制御と、交流電源
の第1及び第2のスイッチング素子の接続点側の電源極
性が正極の場合に第1のスイッチング素子と第4のスイ
ッチング素子とをオンする期間、第1のスイッチング素
子をオンする期間、並びに第1、第2、第3及び第4の
スイッチング素子をオフする期間の順に動作するように
制御する第2の制御とを行うので、スイッチング素子の
ストレスを増加させることなく兼用化し、且つ、負荷の
変動があっても素子耐圧の上昇が生じない電源装置を実
現できるという効果がある。
【0057】請求項5の発明は、前記制御手段が、前記
負荷状態検出手段により検出される負荷回路の負荷抵抗
の低下に伴って前記第1の制御での第2及び第3のスイ
ッチング素子のオン期間を短くするように制御すると共
に、第2の制御での第1及び第4のスイッチング素子の
オン期間を短くするように制御するので、負荷インピー
ダンスが低い場合にもコンデンサ両端電圧の過昇圧やス
イッチング素子のストレス増加などの問題が生じないよ
うできるという効果がある。
【0058】請求項6の発明は、前記制御手段が、前記
負荷状態検出手段により検出される負荷回路の負荷抵抗
の低下に伴って前記第1の制御での第2のスイッチング
素子のオン期間を長くするように制御すると共に、第2
の制御での第1のスイッチング素子のオン期間を長くす
るように制御するので、負荷インピーダンスが低い場合
にもコンデンサ両端電圧の過昇圧やスイッチング素子の
ストレス増加などの問題が生じないようできるという効
果がある。
【0059】請求項7の発明は、前記制御手段が、前記
負荷状態検出手段により検出される負荷回路の負荷抵抗
の低下に伴って前記第1及び第2の制御の1周期をそれ
ぞれ長くするように制御するので、負荷インピーダンス
が低い場合にもコンデンサ両端電圧の過昇圧やスイッチ
ング素子のストレス増加などの問題が生じないようでき
るという効果がある。
【0060】請求項8の発明は、前記制御手段が、前記
負荷状態検出手段により前記平滑コンデンサの両端電圧
が所定の比較電圧未満であることが検出された場合に、
交流電源よりも高い周波数で第1〜第4のスイッチング
素子をオンオフし、交流電源の第1及び第2のスイッチ
ング素子の接続点側の電源極性が負極の場合に第2及び
第3のスイッチング素子をオンさせるとともに第1及び
第4のスイッチング素子をオフさせる期間、第1及び第
3のスイッチング素子をオンさせるとともに第2及び第
4のスイッチング素子をオフさせる期間を含み、交流電
源の第1及び第2のスイッチング素子の接続点側の電源
極性が正極の場合に第1及び第4のスイッチング素子を
オンさせるとともに第2及び第3のスイッチング素子を
オフさせる期間、並びに第2及び第4のスイッチング素
子をオンさせるとともに第1及び第3のスイッチング素
子をオフさせる期間を含み且つこれらを順に制御する第
5の制御を行う定常モードを選択し、前記平滑コンデン
サの両端電圧が所定の比較電圧以上であることが検出さ
れた場合に、交流電源よりも高い周波数で第1〜第4の
スイッチング素子をオンオフし、交流電源の第1及び第
2のスイッチング素子の接続点側の電源極性が負極の場
合に第2及び第3のスイッチング素子をオンさせるとと
もに第1及び第4のスイッチング素子をオフさせる期
間、第2及び第4のスイッチング素子をオンさせるとと
もに第1及び第3のスイッチング素子をオフさせる期間
を含み、交流電源の第1及び第2のスイッチング素子の
接続点側の電源極性が正極の場合に第1及び第4のスイ
ッチング素子をオンさせるとともに第2及び第3のスイ
ッチング素子をオフさせる期間、第1及び第3のスイッ
チング素子をオンさせるとともに第2及び第4のスイッ
チング素子をオフさせる期間を含み且つこれらを順に制
御する第6の制御を行う低インピーダンスモードを選択
して前記スイッチング動作を変化させるので、定常モー
ドで動作しているときに負荷回路が低インピーダンスに
なると平滑コンデンサの両端電圧の上昇に伴って低イン
ピーダンスモードに切り換えられ、低インピーダンスモ
ードでは定常モードのように平滑コンデンサの両端電圧
が昇圧されないから平滑コンデンサの両端電圧が低下し
ようとし、平滑コンデンサの両端電圧が比較電圧付近に
なると定常モードと低インピーダンスモードとを繰り返
すことによって、平滑コンデンサの両端電圧が比較電圧
付近に保たれ、結果的に平滑コンデンサの両端電圧が異
常に上昇するのを防止することができるという利点があ
るという効果がある。また、定常モードと低インピーダ
ンスモードとの切換時には平滑コンデンサの両端電圧が
比較電圧付近に保たれるから、負荷電流が急変すること
がない。
【0061】請求項9の発明は、前記定常モードが選択
されている場合に前記第5の制御の制御状態を調整し
て、前記平滑コンデンサの両端電圧と前記比較電圧より
も低く設定されている基準電圧との差を少なくするよう
に、交流電源の第1及び第2のスイッチング素子の接続
点側の電源極性が負極の場合に第1及び第3のスイッチ
ング素子をオンさせるとともに第2及び第4のスイッチ
ング素子をオフさせる期間と、交流電源の第1及び第2
のスイッチング素子の接続点側の電源極性が正極の場合
に第2及び第4のスイッチング素子をオンさせるととも
に第1及び第3のスイッチング素子をオフさせる期間と
を調整する定常モード制御手段を備えた、定常モードで
は平滑コンデンサの両端電圧がほぼ基準電圧に保たれる
から、負荷への印加電圧がほぼ一定になるという効果が
ある。また、スイッチング素子のオン期間の制御では基
準電圧に保つことができない程度に負荷のインピーダン
スが低下して平滑コンデンサの両端電圧が上昇し比較電
圧に達すると、定常モードから低インピーダンスモード
に移行して比較電圧付近に保たれるから、平滑コンデン
サの両端電圧が異常に上昇することがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1の回路図である。
【図2】同上の定常負荷時におけるスイッチング素子の
駆動信号の波形図である。
【図3】同上の負荷短絡時におけるスイッチング素子の
駆動信号の波形図である。
【図4】同上の負荷短絡時における電源負極性時の電流
ループを説明するための回路図である。
【図5】同上の負荷短絡時における電源負極性時の電流
波形を示す波形図である。
【図6】同上の負荷短絡時における電流波形を従来例と
対比して示した波形図であり、(a)は従来例の電流波
形図、(b)は本実施形態の電流波形図である。
【図7】同上の負荷短絡時におけるスイッチング素子の
駆動信号の波形図である。
【図8】実施形態2の回路図である。
【図9】同上の低負荷インピーダンス時における電源負
極性時の電流ループを説明するための回路図である。
【図10】同上の低負荷インピーダンス時における各部
の波形を示す図である。
【図11】同上の低負荷インピーダンス時における電源
正極性時の電流ループを説明するための回路図である。
【図12】同上の低負荷インピーダンス時における各部
の波形を示す図である。
【図13】同上の低負荷インピーダンス時における各部
の波形を示す図である。
【図14】実施形態3の回路図である。
【図15】同上の動作説明図である。
【図16】同上の動作説明図である。
【図17】同上の動作説明図である。
【図18】実施形態4の回路図である。
【図19】同上の動作説明図である。
【図20】従来例の回路図である。
【図21】同上の定常負荷時における電源負極性時の電
流ループを説明するための回路図である。
【図22】同上の定常負荷時における電源正極性時の電
流ループを説明するための回路図である。
【図23】同上の動作説明図である。
【図24】同上の定常負荷時における電源負極性時の電
流波形を示す波形図である。
【図25】同上の負荷短絡時における電源負極性時の電
流ループを説明するための回路図である。
【図26】同上の負荷短絡時における電源正極性時の電
流ループを説明するための回路図である。
【図27】同上の負荷短絡時における電源負極性時の電
流波形を示す波形図である。
【符号の説明】
Q1〜Q4 スイッチング素子 D1〜D4 ダイオード L1,L2 インダクタ AC 交流電源 L 負荷回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 俊朗 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工 株式会社内 (72)発明者 日妻 晋二 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工 株式会社内 (56)参考文献 特開 平9−93955(JP,A) 特開 平7−45379(JP,A) 特開 平9−56152(JP,A) 米国特許4949016(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02M 7/5387 H05B 41/24

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 逆方向通電要素をそれぞれ並列に備える
    第1及び第2のスイッチング素子を順方向が一致するよ
    うに直列接続された第1の直列回路と、逆方向通電要素
    をそれぞれ並列に備える第3及び第4のスイッチング素
    子を順方向が一致するように直列接続された第2の直列
    回路と、前記逆方向通電要素と同方向の2つの整流素子
    の第3の直列回路と、前記第1、第2及び第3の直列回
    路がそれぞれ並列に接続される平滑コンデンサと、前記
    第1の直列回路の両スイッチング素子の接続点と第3の
    直列回路の整流素子の接続点との間に交流電源を介して
    接続される第1のインダクタと、前記第1の直列回路の
    両スイッチング素子の接続点と前記第2の直列回路の両
    スイッチング素子の接続点との間に負荷回路を介して接
    続される第2のインダクタと、交流電源に接続され、少
    なくとも前記スイッチング素子と第1のインダクタとを
    含む昇圧チョッパ回路と、平滑コンデンサに接続され、
    少なくとも前記スイッチング素子と第2のインダクタと
    を含む降圧チョッパ回路と、前記昇圧チョッパ回路と降
    圧チョッパ回路とのスイッチング素子が少なくとも1つ
    兼用され、昇圧動作する場合の電流と降圧動作する場合
    の電流とが前記兼用されているスイッチング素子に互い
    に打ち消す方向に流れる期間を少なくとも生ずるように
    動作させる制御手段と、前記負荷回路の状態を検出する
    負荷状態検出手段とを備え、負荷回路には交流電源と同
    期した交流電圧を出力する電源装置であって、前記制御
    手段は、前記負荷状態検出手段の出力信号を受けて、負
    荷回路の負荷抵抗の低下に伴って前記スイッチング動作
    を変化させるように制御することを特徴とする電源装
    置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記負荷状態検出手段
    により負荷抵抗の低下が検出された短絡動作時に第2の
    インダクタのエネルギが、交流電源の第1及び第2のス
    イッチング素子の接続点側の電源極性が負極の場合には
    第2のスイッチング素子と第4のスイッチング素子と第
    2のインダクタと負荷回路を含む第1の閉回路を形成し
    て放出されるとともに、交流電源の第1及び第2のスイ
    ッチング素子の接続点側の電源極性が正極の場合には第
    1のスイッチング素子と第3のスイッチング素子と第2
    のインダクタと負荷回路を含む第2の閉回路を形成して
    放出される期間を有するように、前記スイッチング動作
    を変化させるように制御することを特徴とする請求項1
    記載の電源装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記負荷状態検出手段
    により負荷抵抗の低下が検出された短絡動作時に、交流
    電源の第1及び第2のスイッチング素子の接続点側の電
    源極性が負極の場合に第2のスイッチング素子と第3の
    スイッチング素子とをオンする期間、第2のスイッチン
    グ素子をオンする期間、並びに第1、第2、第3及び第
    4のスイッチング素子をオフする期間の順に動作するよ
    うに制御する第1の制御と、交流電源の第1及び第2の
    スイッチング素子の接続点側の電源極性が正極の場合に
    第1のスイッチング素子と第4のスイッチング素子とを
    オンする期間、第1のスイッチング素子をオンする期
    間、並びに第1、第2、第3及び第4のスイッチング素
    子をオフする期間の順に動作するように制御する第2の
    制御とを行うことを特徴とする請求項1記載の電源装
    置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、前記負荷状態検出手段
    により負荷抵抗の低下が検出されない定常時には、交流
    電源の第1及び第2のスイッチング素子の接続点側の電
    源極性が負極の場合に第2のスイッチング素子と第3の
    スイッチング素子とをオンする期間、第1のスイッチン
    グ素子と第3のスイッチング素子とをオンする期間、並
    びに第1、第2、第3及び第4のスイッチング素子をオ
    フする期間の順に動作するように制御する第3の制御
    と、交流電源の第1及び第2のスイッチング素子の接続
    点側の電源極性が正極の場合に第1のスイッチング素子
    と第4のスイッチング素子とをオンする期間、第2のス
    イッチング素子と第4のスイッチング素子とをオンする
    期間、並びに第1、第2、第3及び第4のスイッチング
    素子をオフする期間の順に動作するように制御する第4
    の制御とを行うことを特徴とする請求項3記載の電源装
    置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、前記負荷状態検出手段
    により検出される負荷回路の負荷抵抗の低下に伴って前
    記第1の制御での第2及び第3のスイッチング素子のオ
    ン期間を短くするように制御すると共に、第2の制御で
    の第1及び第4のスイッチング素子のオン期間を短くす
    るように制御することを特徴とする請求項3記載の電源
    装置。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は、前記負荷状態検出手段
    により検出される負荷回路の負荷抵抗の低下に伴って前
    記第1の制御での第2のスイッチング素子のオン期間を
    長くするように制御すると共に、第2の制御での第1の
    スイッチング素子のオン期間を長くするように制御する
    ことを特徴とする請求項3記載の電源装置。
  7. 【請求項7】 前記制御手段は、前記負荷状態検出手段
    により検出される負荷回路の負荷抵抗の低下に伴って前
    記第1及び第2の制御の1周期をそれぞれ長くするよう
    に制御することを特徴とする請求項3記載の電源装置。
  8. 【請求項8】 前記制御手段は、前記負荷状態検出手段
    により前記平滑コンデンサの両端電圧が所定の比較電圧
    未満であることが検出された場合に、交流電源よりも高
    い周波数で第1〜第4のスイッチング素子をオンオフ
    し、交流電源の第1及び第2のスイッチング素子の接続
    点側の電源極性が負極の場合に第2及び第3のスイッチ
    ング素子をオンさせるとともに第1及び第4のスイッチ
    ング素子をオフさせる期間、第1及び第3のスイッチン
    グ素子をオンさせるとともに第2及び第4のスイッチン
    グ素子をオフさせる期間を含み、交流電源の第1及び第
    2のスイッチング素子の接続点側の電源極性が正極の場
    合に第1及び第4のスイッチング素子をオンさせるとと
    もに第2及び第3のスイッチング素子をオフさせる期
    間、並びに第2及び第4のスイッチング素子をオンさせ
    るとともに第1及び第3のスイッチング素子をオフさせ
    る期間を含み且つこれらを順に制御する第5の制御を行
    う定常モードを選択し、前記平滑コンデンサの両端電圧
    が所定の比較電圧以上であることが検出された場合に、
    交流電源よりも高い周波数で第1〜第4のスイッチング
    素子をオンオフし、交流電源の第1及び第2のスイッチ
    ング素子の接続点側の電源極性が負極の場合に第2及び
    第3のスイッチング素子をオンさせるとともに第1及び
    第4のスイッチング素子をオフさせる期間、第2及び第
    4のスイッチング素子をオンさせるとともに第1及び第
    3のスイッチング素子をオフさせる期間を含み、交流電
    源の第1及び第2のスイッチング素子の接続点側の電源
    極性が正極の場合に第1及び第4のスイッチング素子を
    オンさせるとともに第2及び第3のスイッチング素子を
    オフさせる期間、第1及び第3のスイッチング素子をオ
    ンさせるとともに第2及び第4のスイッチング素子をオ
    フさせる期間を含み且つこれらを順に制御する第6の制
    御を行う低インピーダンスモードを選択して前記スイッ
    チング動作を変化させることを特徴とする請求項1記載
    の電源装置。
  9. 【請求項9】 前記定常モードが選択されている場合に
    前記第5の制御の制御状態を調整して、前記平滑コンデ
    ンサの両端電圧と前記比較電圧よりも低く設定されてい
    る基準電圧との差を少なくするように、交流電源の第1
    及び第2のスイッチング素子の接続点側の電源極性が負
    極の場合に第1及び第3のスイッチング素子をオンさせ
    るとともに第2及び第4のスイッチング素子をオフさせ
    る期間と、交流電源の第1及び第2のスイッチング素子
    の接続点側の電源極性が正極の場合に第2及び第4のス
    イッチング素子をオンさせるとともに第1及び第3のス
    イッチング素子をオフさせる期間とを調整する定常モー
    ド制御手段を備えたことを特徴とする請求項8記載の電
    源装置。
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