JPH1187035A - 誘導加熱調理器 - Google Patents

誘導加熱調理器

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Publication number
JPH1187035A
JPH1187035A JP23678497A JP23678497A JPH1187035A JP H1187035 A JPH1187035 A JP H1187035A JP 23678497 A JP23678497 A JP 23678497A JP 23678497 A JP23678497 A JP 23678497A JP H1187035 A JPH1187035 A JP H1187035A
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JP
Japan
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capacitor
main body
body case
smoothing capacitor
filter
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Application number
JP23678497A
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English (en)
Inventor
Kiyoshi Izaki
潔 井▲崎▼
Hidekazu Yamashita
秀和 山下
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来より静音な誘導加熱調理器を提供するこ
と。 【解決手段】 共振コンデンサ4と平滑コンデンサ5を
本体ケース1の内面に接触させて配置し、これらの部品
の放熱効率を上げ冷却ファン10による強制冷却を不必
要とすることで、冷却ファンの総風量を少なくし、静音
化を図る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は静音な誘導加熱調理
器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の誘導加熱調理器は、図10、図1
1に示した構成が一般的であった。以下、その誘導加熱
調理器について図10〜図12を参照しながら説明す
る。
【0003】図10は従来の誘導加熱調理器の斜視図、
図11は同一部断面図、図12は同概略回路構成であ
り、図において、101は本体ケース、102は加熱コ
イル、103はスイッチング素子であるIGBT、10
4は共振コンデンサ、105は平滑コンデンサ、106
は整流器であるダイオードブリッジ、107はフィルタ
コイル、108はフィルタコンデンサ、109は制御回
路、110は冷却ファンであり、IGBT103とダイ
オードブリッジ106はヒートシンク111に取り付け
られている。図12の112は交流電源である。
【0004】誘導加熱調理器が動作すると、回路を構成
している各部品は、それぞれの損失により発熱するが、
これらの発熱は、冷却ファン110により本体ケース1
01外に放熱される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の誘導
加熱調理器は、回路を構成する部品を本体ケース101
内の適当な位置に配し、本体ケース101の内部全体を
冷却ファン110で放熱する構成にしているので、冷却
ファン110による風量は多く必要となり、冷却ファン
110が風をきる音や冷却ファン110を構成するモー
ターから発生する音が大きくなっていた。
【0006】本発明はこのような点に鑑み、従来より静
かな誘導加熱調理器を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、本体ケースと、加熱コイルと、スイッチン
グ素子と、共振コンデンサと、平滑コンデンサと、整流
器と、フィルタコイルと、フィルタコンデンサと、制御
回路を備え、前記共振コンデンサと前記平滑コンデンサ
の少なくとも一つは、前記本体ケースの内面に接触させ
て配したものである。
【0008】
【発明の実施の形態】請求項1記載の発明は、本体ケー
スと、加熱コイルと、スイッチング素子と、共振コンデ
ンサと、平滑コンデンサと、整流器と、フィルタコイル
と、フィルタコンデンサと、制御回路を備え、前記共振
コンデンサと前記平滑コンデンサの少なくとも一つは、
前記本体ケースの内面に接触させて配したものであり、
共振コンデンサと平滑コンデンサの発熱は、接触してい
る本体ケースの内面を通じて本体ケース外に放熱される
ことになり、冷却ファンによる強制冷却は不要となるの
で、冷却ファンの総風量を減らすことができ、静音化で
きる。
【0009】請求項2記載の発明は、本体ケースと、加
熱コイルと、スイッチング素子と、共振コンデンサと、
平滑コンデンサと、整流器と、フィルタコイルと、フィ
ルタコンデンサと、制御回路を備え、前記本体ケース
は、前記共振コンデンサと前記平滑コンデンサの少なく
とも一つを分割して収納する構成とし、前記共振コンデ
ンサと前記平滑コンデンサの少なくとも一つは、前記本
体ケースの内面に接触させて配したものであり、共振コ
ンデンサと平滑コンデンサの発熱は、接触している本体
ケースの内面を通じて本体ケース外に放熱されることに
なり、また、分割収納することで他の発熱部品の影響を
無くすことができ、冷却ファンによる強制冷却は不要と
なるので、冷却ファンの総風量を減らすことができ、静
音化できる。
【0010】請求項3記載の発明は、本体ケースと、加
熱コイルと、スイッチング素子と、共振コンデンサと、
平滑コンデンサと、整流器と、フィルタコイルと、フィ
ルタコンデンサと、制御回路を備え、前記本体ケース
は、前記共振コンデンサと前記平滑コンデンサの少なく
とも一つとフィルタコンデンサを分割して収納する構成
とし、前記共振コンデンサと前記平滑コンデンサの少な
くとも一つは、前記本体ケースの内面に接触させて配し
たものであり、共振コンデンサと平滑コンデンサの発熱
は、接触している本体ケースの内面を通じて本体ケース
外に放熱されることになり、また、分割収納することで
他の発熱部品の影響を無くすことができ、冷却ファンに
よる強制冷却は不要とできる。分割収納するものは、共
振コンデンサや平滑コンデンサに加え発熱が小さく強制
冷却が不要のフィルタコンデンサも含めるため、冷却フ
ァンによる強制冷却を要するものは、請求項2に記載の
発明の場合に比べて少なくでき、冷却ファンの総風量を
減らすことができ、静音化できる。
【0011】請求項4記載の発明は、本体ケースと、加
熱コイルと、スイッチング素子と、共振コンデンサと、
平滑コンデンサと、整流器と、フィルタコイルと、フィ
ルタコンデンサと、制御回路を備え、前記本体ケース
は、前記共振コンデンサと前記平滑コンデンサの少なく
とも一つとフィルタコンデンサと制御回路を分割して収
納する構成とし、前記共振コンデンサと前記平滑コンデ
ンサの少なくとも一つは、前記本体ケースの内面に接触
させて配したものであり、共振コンデンサと平滑コンデ
ンサの発熱は、接触している本体ケースの内面を通じて
本体ケース外に放熱されることになり、また、分割収納
することで他の発熱部品の影響を無くすことができ、冷
却ファンによる強制冷却は不要とできる。分割収納する
ものは、共振コンデンサや平滑コンデンサに加え発熱が
小さく強制冷却が不要のフィルタコンデンサと制御回路
も含めるため、冷却ファンによる強制冷却を要するもの
は、請求項3記載の発明の場合に比べて少なくでき、冷
却ファンの総風量を減らすことができ、静音化できる。
【0012】請求項5記載の発明は、断熱材を用いて分
割収納構成を実現した上記2〜4のものであり、断熱材
を用いて分割収納することで他の発熱部品の影響をほと
んど完全に無くすことができ、分割収納された共振コン
デンサ、平滑コンデンサ、フィルタコンデンサ、制御回
路など発熱の小さい部品は冷却ファンによる強制冷却は
不要とできるので、冷却ファンの総風量を減らすことが
でき、静音化できる。
【0013】請求項6記載の発明は、特に、共振コンデ
ンサと平滑コンデンサが接触している部分の本体ケース
の一部、全部、または、前記接触面積より大きい部分を
熱伝導率の良い材料を用いたものであり、共振コンデン
サと平滑コンデンサの発熱は、接触している熱伝導率の
良い材料よりなる本体ケースの内面を通じて本体ケース
外に効率良く放熱される。
【0014】請求項7記載の発明は、特に、共振コンデ
ンサ・平滑コンデンサと本体ケースの接触する部分に放
熱グリースを塗布したものであり、共振コンデンサと平
滑コンデンサの発熱は、放熱グリースを介して接触して
いる本体ケースの内面を通じて本体ケース外に効率良く
放熱される。
【0015】請求項8記載の発明は、特に、共振コンデ
ンサと平滑コンデンサが接触している部分の本体ケース
の一部、または、全部、または、前記接触面積より大き
い部分に貫通穴を設けたものであり、共振コンデンサと
平滑コンデンサの発熱は、接触している部分に設けられ
た貫通穴を通じて本体ケース外に効率良く放熱される。
【0016】請求項9記載の発明は、本体ケースと、加
熱コイルと、スイッチング素子と、共振コンデンサと、
平滑コンデンサと、整流器と、フィルタコイルと、フィ
ルタコンデンサと、制御回路を備え、前記共振コンデン
サと前記平滑コンデンサの少なくとも一つは、前記本体
ケースの外にむき出して配したものであり、共振コンデ
ンサと平滑コンデンサの発熱は、本体ケース外にむき出
された部分より本体ケース外に効率良く放熱される。
【0017】請求項10記載の発明は、本体ケースと、
加熱コイルと、スイッチング素子と、共振コンデンサ
と、平滑コンデンサと、整流器と、フィルタコイルと、
フィルタコンデンサと、制御回路を備え、前記共振コン
デンサと前記平滑コンデンサの少なくとも一つは、その
外面の一部を前記本体ケースの外面とほぼ同一面になる
ようにむき出して配したものであり、共振コンデンサと
平滑コンデンサの発熱は、本体ケース外の外面とほぼ同
一面になるようにむき出された部分より本体ケース外に
効率良く放熱される。
【0018】
【実施例】以下本発明の実施例について図面を参照して
説明する。
【0019】(実施例1)図1は、本発明の第1の実施
例の誘導加熱調理器の斜視図で、図2は本体ケース1内
部の断面図であり、これらの図において、1は本体ケー
スで、本体ケース1の一部分は熱伝導率の良い材料であ
るアルミ13が用いられている。2は加熱コイルで、3
はスイッチング素子であるIGBT、6は整流器である
ダイオードブリッジで、発熱の大きいIGBT3とダイ
オードブリッジ6は、ヒートシンク11に取り付けられ
ており、ヒートシンク11を最も良く冷やす位置に冷却
ファン10が配置されている。9は制御回路で、7はフ
ィルタコイルで、8はフィルタコンデンサである。4は
共振コンデンサで、5は平滑コンデンサであり、共振コ
ンデンサ4と平滑コンデンサ5は、放熱グリース14を
介して本体ケース1のアルミ13部分に接触して配置さ
れている。また、図3は概略回路図で、12は交流電源
である。
【0020】以上の様に構成された誘導加熱調理器につ
いて、その動作を説明する。誘導加熱調理器が動作する
と、回路部品はその損失により発熱する。回路部品の発
熱は、冷却ファン10により本体ケース1の外に放熱さ
れる。発熱している回路部品の内、共振コンデンサ4と
平滑コンデンサ5は放熱グリース14を介して本体ケー
ス1のアルミ13部分に接触して配置されているので、
これらの部品の発熱は放熱グリース14、本体ケース1
のアルミ13部分を通じて本体ケース外に効率良く放熱
される。従って共振コンデンサ4と平滑コンデンサ5を
冷却ファン10で強制冷却する必要はほとんどなく、冷
却ファン10で強制冷却が必要な部品の総損失はその分
だけ少なくなるので、冷却ファン10による風量は減ら
すことができ、冷却ファン10より発する騒音は減少す
る。
【0021】なお以上の第1の実施例において、インバ
ータの構成は図3に示したようにしたが、スイッチング
素子を2つ備えたSEPP構成のインバータや共振コン
デンサを2つ備えたインバータなどでも良く、加熱コイ
ルとスイッチング素子と共振コンデンサを備えたもので
あればインバータの構成はいかなるものでも良い。ま
た、フィルタ回路の構成についても図3に示したもの以
外に、フィルタコイルを2つ以上備えたものやフィルタ
コンデンサを2つ以上備えたものやそれぞれを2つ以上
備えたものなど種々の構成のものでも良い。
【0022】(実施例2)図4は、本発明の第2の実施
例の誘導加熱調理器の斜視図であり、これらの図におい
て、15は本体ケースで、2は加熱コイルで、3はスイ
ッチング素子であるIGBT、6は整流器であるダイオ
ードブリッジで、発熱の大きいIGBT3とダイオード
ブリッジ6は、ヒートシンク11に取り付けられてお
り、ヒートシンク11を最も良く冷やす位置に冷却ファ
ン10が配置されている。9は制御回路で、7はフィル
タコイルで、8はフィルタコンデンサである。4は共振
コンデンサで、5は平滑コンデンサであり、共振コンデ
ンサ4と平滑コンデンサ5は、本体ケース1に接触して
配置され、断熱材よりなるしきり囲い16で他の部品か
ら分割されて収納されている。
【0023】以上の様に構成された誘導加熱調理器につ
いて、その動作を説明する。誘導加熱調理器が動作する
と、回路部品はその損失により発熱する。回路部品の発
熱は、冷却ファン10により本体ケース1の外に放熱さ
れる。発熱している回路部品の内、共振コンデンサ4と
平滑コンデンサ5は、断熱材よりなるしきり囲い16に
より他の部品から断熱して分割収納されているので、他
の部品の発熱の影響を受けなく、また、本体ケース1に
接触して配置されているので、自己発熱分のみを本体ケ
ース1を通じて本体ケース1外に放熱される。
【0024】従って共振コンデンサ4と平滑コンデンサ
5を冷却ファン10で強制冷却する必要はなく、冷却フ
ァン10で強制冷却が必要な部品の総損失はその分だけ
少なくなるので、冷却ファン10による風量は減らすこ
とができ、冷却ファン10より発する騒音は減少する。
【0025】(実施例3)図5は、本発明の第3の実施
例の誘導加熱調理器の斜視図で、図6は同断面図あり、
これらの図において、17は本体ケースで、2は加熱コ
イルで、3はスイッチング素子であるIGBT、6は整
流器であるダイオードブリッジで、発熱の大きいIGB
T3とダイオードブリッジ6は、ヒートシンク11に取
り付けられており、ヒートシンク11を最も良く冷やす
位置に冷却ファン10が配置されている。7はフィルタ
コイルである。18は一つのケースに収納された共振・
平滑コンデンサであり、共振・平滑コンデンサ18は本
体ケース1に接触して配置され、本体ケース1の共振・
平滑コンデンサ18が接触している部分には貫通穴19
〜25が設けられている。また、共振・平滑コンデンサ
18と制御回路9とフィルタコンデンサ8はしきり板2
6としきり板27で他の部品と分割して収納される。
【0026】以上の様に構成された誘導加熱調理器につ
いて、その動作を説明する。誘導加熱調理器が動作する
と、回路部品はその損失により発熱する。回路部品の発
熱は、冷却ファン10により本体ケース1の外に放熱さ
れる。発熱している回路部品の内、共振コンデンサ4と
平滑コンデンサ5は、しきり板26としきり板27によ
り発熱の大きい部品から断熱されて分割収納されている
ので、発熱の大きい部品の影響を受けることはなく、ま
た、本体ケース1に接触して配置されており、接触部分
の本体ケース1には貫通穴19〜25が設けられている
ので、自己発熱分のみを本体ケース1の貫通穴19〜2
5を通じて本体ケース1外に放熱される。
【0027】また、共振・平滑コンデンサ18と共にし
きり板26としきり板27により分割収納されている制
御回路9とフィルタコンデンサ8は、発熱が小さいので
分割収納部分の本体ケース1の側面を通じて放熱され、
これだけで充分冷却される。従って共振・平滑コンデン
サ18と制御回路9とフィルタコンデンサ8を冷却ファ
ン10で強制冷却する必要はなく、冷却ファン10で強
制冷却が必要な部品の総損失はその分だけ少なくなるの
で、冷却ファン10による風量は減らすことができ、冷
却ファン10より発する騒音は減少する。
【0028】(実施例4)図7は、本発明の第4の実施
例の誘導加熱調理器の斜視図で、図8は同断面図あり、
これらの図において、28は本体ケースで、2は加熱コ
イルで、3はスイッチング素子であるIGBT、6は整
流器であるダイオードブリッジで、発熱の大きいIGB
T3とダイオードブリッジ6は、ヒートシンク11に取
り付けられており、ヒートシンク11を最も良く冷やす
位置に冷却ファン10が配置されている。9は制御回路
で、7はフィルタコイルで、8はフィルタコンデンサで
ある。4は共振コンデンサで、5は平滑コンデンサであ
り、図8に示すように共振コンデンサ4の一つの側面と
平滑コンデンサ5の一つの側面は、本体ケース28の一
つの側面と同一面になるように配置されている。
【0029】以上の様に構成された誘導加熱調理器につ
いて、その動作を説明する。誘導加熱調理器が動作する
と、回路部品はその損失により発熱する。回路部品の発
熱は、冷却ファン10により本体ケース1の外に放熱さ
れる。発熱している回路部品の内、共振コンデンサ4と
平滑コンデンサ5は、それぞれ一つの側面が本体ケース
28の一つの側面と同一面になるように配置されている
ので、共振コンデンサ4の一つの側面と平滑コンデンサ
5の一つの側面は、直接外気に接することになり、共振
コンデンサ4と平滑コンデンサ5の発熱は、主にこの側
面より外気に放熱される。
【0030】従って共振コンデンサ4と平滑コンデンサ
5を冷却ファン10で強制冷却する必要はほとんどな
く、冷却ファン10で強制冷却が必要な部品の総損失は
その分だけ少なくなるので、冷却ファン10による風量
は減らすことができ、冷却ファン10より発する騒音は
減少する。
【0031】なお、共振コンデンサ4の一つの側面と平
滑コンデンサ5の一つの側面を本体ケース28の一つの
側面と同一面になるように配置するのではなく、図9に
示すように共振コンデンサ4の一つの側面と平滑コンデ
ンサ5の一つの側面を本体ケース28の一つの側面より
さらに外側に配置したり、共振コンデンサ4と平滑コン
デンサ5を囲い29で分割収納しても同様の効果を奏す
る。
【0032】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明によ
れば、本体ケースと、加熱コイルと、スイッチング素子
と、共振コンデンサと、平滑コンデンサと、整流器と、
フィルタコイルと、フィルタコンデンサと、制御回路を
備え、共振コンデンサと平滑コンデンサの少なくとも一
つは、本体ケースの内面に接触させて配したものであ
り、共振コンデンサと平滑コンデンサの発熱は、接触し
ている本体ケースの内面を通じて本体ケース外に放熱さ
れることになり、冷却ファンによる強制冷却は不要とな
るので、冷却ファンの総風量を減らすことができ、静音
化できる。
【0033】また、請求項2記載の発明によれば、本体
ケースは共振コンデンサ・平滑コンデンサの少なくとも
一つを分割して収納する構成にするので、共振コンデン
サ・平滑コンデンサの発熱とその他の部品の発熱を分離
でき、共振コンデンサ・平滑コンデンサの冷却効率は良
くでき、その他の部品を強制冷却する冷却ファンの総風
量は減らすことができ、静音化できる。
【0034】また、請求項3記載の発明によれば、本体
ケースは、共振コンデンサ・平滑コンデンサの少なくと
も一つとフィルタコンデンサを分割して収納する構成に
するので、強制冷却が必要な部品の割合を少なくでき、
冷却ファンの総風量を減らすことができ、静音化でき
る。
【0035】また、請求項4記載の発明によれば、本体
ケースは、共振コンデンサ・平滑コンデンサの少なくと
も一つとフィルタコンデンサと制御回路を分割して収納
する構成にするので、強制冷却が必要な部品の割合をさ
らに少なくでき、冷却ファンの総風量をさらに減らすこ
とができ、さらに静音化できる。
【0036】また分割収納を構成する材料に断熱材を用
いることにより、それぞれの分割された収納部分の熱影
響をほとんど完全に無くすことができ、静音化の実現性
を向上できる。
【0037】また、請求項5記載の発明によれば、共振
コンデンサ・平滑コンデンサが接している部分の本体ケ
ースの一部、または、全部、または、接触面積より大き
い部分を熱伝導率の良い材料を用いるので、静音化に加
えて共振コンデンサ・平滑コンデンサの冷却効率を上げ
ることができる。
【0038】また、請求項6記載の発明によれば、共振
コンデンサ・平滑コンデンサと本体ケースの接触する部
分に放熱グリースを塗布するので、静音化に加えて共振
コンデンサ・平滑コンデンサの冷却効率をさらに上げる
ことができる。
【0039】また、請求項7記載の発明によれば、共振
コンデンサと平滑コンデンサが接触している部分の本体
ケースの一部、または、全部、または、接触面積より大
きい部分に貫通穴を設けるので、共振コンデンサ・平滑
コンデンサの外側のケースから外気に直接放熱でき、静
音化に加えて共振コンデンサ・平滑コンデンサの冷却効
率をさらに上げることができる。
【0040】また、請求項8記載の発明によれば、共振
コンデンサ・平滑コンデンサのなくとも一つは、本体ケ
ースの外にむき出して配置するので、共振コンデンサと
平滑コンデンサの発熱は、本体ケース外にむき出された
部分より本体ケース外に効率良く放熱できる。
【0041】また、請求項9記載の発明によれば、共振
コンデンサと平滑コンデンサの少なくとも一つは、その
外面の一部を本体ケースの外面とほぼ同一面になるよう
にむき出して配したものであり、共振コンデンサと平滑
コンデンサの発熱は、本体ケース外の外面とほぼ同一面
になるようにむき出された部分より本体ケース外に効率
良く放熱できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の誘導加熱調理器の斜視
【図2】同、誘導加熱調理器の要部断面図
【図3】同、誘導加熱調理器の概略回路図
【図4】本発明の第2の実施例の誘導加熱調理器の斜視
【図5】本発明の第3の実施例の誘導加熱調理器の斜視
【図6】同、誘導加熱調理器の要部断面図
【図7】本発明の第4の実施例の誘導加熱調理器の斜視
【図8】同、誘導加熱調理器の要部断面図
【図9】同、誘導加熱調理器の別の要部断面図
【図10】従来例の誘導加熱調理器の斜視図
【図11】同、誘導加熱調理器の要部断面図
【図12】同、誘導加熱調理器の概略回路図
【符号の説明】
1、15、17、28…本体ケース 2…加熱コイル 3…IGBT(スイッチング素子) 4…共振コンデンサ 5…平滑コンデンサ 6…ダイオードブリッジ(整流器) 7…フィルタコイル 8…フィルタコンデンサ 9…制御回路 16…しきり囲い(断熱材) 13…アルミ(熱伝導率の良い材料) 14…放熱グリース 19、20、21、22、23、24、25…貫通穴

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体ケースと、加熱コイルと、スイッチ
    ング素子と、共振コンデンサと、平滑コンデンサと、整
    流器と、フィルタコイルと、フィルタコンデンサと、制
    御回路を備え、前記共振コンデンサと前記平滑コンデン
    サの少なくとも一つは、前記本体ケースの内面に接触さ
    せて配した誘導加熱調理器。
  2. 【請求項2】 本体ケースと、加熱コイルと、スイッチ
    ング素子と、共振コンデンサと、平滑コンデンサと、整
    流器と、フィルタコイルと、フィルタコンデンサと、制
    御回路を備え、前記本体ケースは、前記共振コンデンサ
    と前記平滑コンデンサの少なくとも一つを分割して収納
    する構成とし、前記共振コンデンサと前記平滑コンデン
    サの少なくとも一つは、前記本体ケースの内面に接触さ
    せて配した誘導加熱調理器。
  3. 【請求項3】 本体ケースと、加熱コイルと、スイッチ
    ング素子と、共振コンデンサと、平滑コンデンサと、整
    流器と、フィルタコイルと、フィルタコンデンサと、制
    御回路を備え、前記本体ケースは、前記共振コンデンサ
    と前記平滑コンデンサの少なくとも一つとフィルタコン
    デンサを分割して収納する構成とし、前記共振コンデン
    サと前記平滑コンデンサの少なくとも一つは、前記本体
    ケースの内面に接触させて配した誘導加熱調理器。
  4. 【請求項4】 本体ケースと、加熱コイルと、スイッチ
    ング素子と、共振コンデンサと、平滑コンデンサと、整
    流器と、フィルタコイルと、フィルタコンデンサと、制
    御回路を備え、前記本体ケースは、前記共振コンデンサ
    と前記平滑コンデンサの少なくとも一つとフィルタコン
    デンサと制御回路を分割して収納する構成とし、前記共
    振コンデンサと前記平滑コンデンサの少なくとも一つ
    は、前記本体ケースの内面に接触させて配した誘導加熱
    調理器。
  5. 【請求項5】 断熱材を用いて分割収納構成を実現した
    請求項2〜4のいずれか1項に記載の誘導加熱調理器。
  6. 【請求項6】 共振コンデンサと平滑コンデンサが接触
    している部分の本体ケースの一部、または、全部、また
    は、前記接触面積より大きい部分を熱伝導率の良い材料
    を用いた請求項1〜5のいずれか1項に記載の誘導加熱
    調理器。
  7. 【請求項7】 共振コンデンサ・平滑コンデンサと本体
    ケースの接触する部分に放熱グリースを塗布した請求項
    1〜6のいずれか1項に記載の誘導加熱調理器。
  8. 【請求項8】 共振コンデンサと平滑コンデンサが接触
    している部分の本体ケースの一部、または、全部、また
    は、前記接触面積より大きい部分に貫通穴を設けた請求
    項1〜7のいずれか1項に記載の誘導加熱調理器。
  9. 【請求項9】 本体ケースと、加熱コイルと、スイッチ
    ング素子と、共振コンデンサと、平滑コンデンサと、整
    流器と、フィルタコイルと、フィルタコンデンサと、制
    御回路を備え、前記共振コンデンサと前記平滑コンデン
    サの少なくとも一つは、前記本体ケースの外にむき出し
    て配した誘導加熱調理器。
  10. 【請求項10】 本体ケースと、加熱コイルと、スイッ
    チング素子と、共振コンデンサと、平滑コンデンサと、
    整流器と、フィルタコイルと、フィルタコンデンサと、
    制御回路を備え、前記共振コンデンサと前記平滑コンデ
    ンサの少なくとも一つは、その外面の一部を前記本体ケ
    ースの外面とほぼ同一面になるようにむき出して配した
    誘導加熱調理器。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007162701A (ja) * 2007-02-05 2007-06-28 Sanden Corp 電動式圧縮機
JP2020191225A (ja) * 2019-05-22 2020-11-26 昭電工業株式会社 加熱装置

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