JPH1186578A - エラープログラミングされたメモリセルの識別方法 - Google Patents

エラープログラミングされたメモリセルの識別方法

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JPH1186578A
JPH1186578A JP20631898A JP20631898A JPH1186578A JP H1186578 A JPH1186578 A JP H1186578A JP 20631898 A JP20631898 A JP 20631898A JP 20631898 A JP20631898 A JP 20631898A JP H1186578 A JPH1186578 A JP H1186578A
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JP20631898A
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Peter Grosshans
グロースハンス ペーター
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Robert Bosch GmbH
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Robert Bosch GmbH
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C29/00Checking stores for correct operation ; Subsequent repair; Testing stores during standby or offline operation
    • G11C29/52Protection of memory contents; Detection of errors in memory contents
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F2201/00Indexing scheme relating to error detection, to error correction, and to monitoring
    • G06F2201/81Threshold

Abstract

(57)【要約】 【課題】 メモリにおいてエラープログラミングされた
メモリセルを、簡単かつ確実に識別する方法を提供す
る。 【解決手段】 ブロック20bにおける第1のエラープ
ログラミングサブグループP11−Pn1を定め、定め
られた第1のエラープログラミングサブグループP11
−Pn1内で基準サブブロックPn1と1つまたは複数
の有効サブブロックP11−P(n−1)1とを定め
る。基準サブブロックPn1のメモリセルをまえもって
プログラミングする。さらに第1の有効サブブロックP
11のメモリセルをプログラミングする。次に、基準サ
ブブロックPn1のまえもってプログラミングされたメ
モリセルを読み出し、読み出し結果に基づき、第1の有
効サブブロックP11におけるプログラミングされたメ
モリセルが、1つまたは複数のエラープログラミングさ
れたメモリセルを有するか否かを判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、メモリにおけるエ
ラープログラミングされたメモリセルの識別方法たとえ
ば半導体フラッシュメモリにおいてオーバープログラミ
ングされたメモリセルの識別方法に関する。この場合、
前記メモリは多数のメモリセルを有しており、該メモリ
セルは、1単位として消去可能な複数のブロックに分割
されており、該複数のブロックはさらに、1単位として
プログラミング可能なサブブロックのグループに分割さ
れており、1つのサブブロックにおけるメモリセルのエ
ラープログラミングにより、前記グループのうちエラー
プログラミングサブグループとして表される複数のサブ
ブロックにおける各サブブロックが、エラープログラミ
ングされた相応のメモリセルを有する。
【0002】
【従来の技術】本発明ならびに本発明の基礎とする問題
点は基本的に、任意のメモリにおいて集合的に蔓延する
エラープログラミングに適用できるが、ここでは半導体
フラッシュメモリにおいてオーバープログラミングない
し過剰プログラミングされた(ueberprogrammiert)メ
モリセルを引き合いに出して説明する。
【0003】したがってこの場合、「エラープログラミ
ングされた」という概念は一般的な意味で解釈すべきで
あり、つまり、サブブロックにおけるメモリセルのエラ
ープログラミングという意味であって、これによりサブ
ブロックのサブグループにおける相応のメモリセルのエ
ラープログラミングが引き起こされる。
【0004】半導体メモリは一般に、テーブルメモリと
ファンクションメモリに区分することができる。本発明
は殊にテーブルメモリに係わるものであって、このテー
ブルメモリは多数のメモリセルを有しており、それらの
メモリセルにはそれぞれ1つの特定のアドレスが割り当
てられている。さらにテーブルメモリにおいて、書き込
み/読み出しメモリ(RAM)と固定値メモリ(RO
M)とに類別される。
【0005】EPROMとEEPROMは特別な固定値
メモリであって、それらはユーザによってプログラミン
グできるだけでなく、再び消去することも可能であり、
この場合、EPROMはメモリセルのブロックを紫外線
光を用いて消去できるし、EEPROMは(たとえばバ
イトごとに)電圧パルスを用いて消去できる。
【0006】フラッシュメモリ(フラッシュEEPRO
MまたはフラッシュRAMとも称する)は、EPROM
とEEPROMとの中間物を成すものである。これはた
しかに電気的に消去可能であるが、EEPROMのよう
にバイトごとにではなく、EPROMのようにブロック
ごとに消去される。しかし最近の開発によれば、フラッ
シュメモリにおけるこのような消去可能なブロックは絶
えず小さくなり続けている。
【0007】フラッシュメモリはEEPROMよりも安
価に製造することができるし、いっそう高いデータ密度
を有している。したがって、利用できるスペースが僅か
な場所での適用において、たとえばラップトップコンピ
ュータ、ノートブックコンピュータまたは高性能マイク
ロコントローラチップなどにおける適用において、とり
わけ需要が多い。
【0008】この場合、フラッシュメモリアレイはチッ
プ平面をいっそう良好に利用し尽くせるよう、一般にブ
ロックやブロックのサブグループいわゆるページに分割
されている。
【0009】本発明が基礎としている問題点は、フラッ
シュメモリの一部分を消去したりプログラミングしたり
する際にエラーの生じるおそれがあり、そのようなエラ
ーによってデータの損失あるいはフラッシュメモリの他
の部分においてエラープログラミング(集合的ないし集
団的なエラーの蔓延)が引き起こされる可能性がある、
ということである。その際、たとえばオーバープログラ
ミング(overprogramming)などある種のエラーにおい
ては、エラーを見分けることもコストをかけてそれを排
除することも困難である。
【0010】次に、オーバープログラミングについてマ
イクロコントローラの具体的な実例に基づき詳細に説明
する。
【0011】このマイクロコントローラの場合、不揮発
性メモリチップがフラッシュメモリアレイとして実装さ
れている。このフラッシュメモリアレイは32kBの大
きさの消去可能な複数のブロックに分割されており、各
ブロックはさらにそれぞれ8ワード(1ワード=32ビ
ット)の大きさのページに分割されている。
【0012】したがって、記憶されているデータの消去
は32kBの大きさのブロックごとにしか行えないのに
対し、データのプログラミングは8ワードの大きさのペ
ージごとに可能である。
【0013】1つのページのメモリセル(1ビット)が
プログラミングされていない(消去された)状態からプ
ログラミングされた状態へ移行するとき、メモリセルの
特性により、あるいはもっと正確にいえば対応する電界
効果トランジスタの特性により、そのセルがオーバープ
ログラミングされたものとみなされる状態になることが
起こり得る。オーバープログラミングされたこの状態が
特別な点は、セルが格納している情報を絶えず外部へ漏
らすことであり、しかもこのことは、該当ページの読み
出しにあたりメモリセルを付加的に活性化することなく
行われる。
【0014】フラッシュメモリアレイの特別な構造ゆえ
に、オーバープログラミングされたメモリセルによって
他のページにおける読み出し過程も障害を受ける。この
ことにより、他のページ中に存在するデータに対し障害
が及ぼされ、それゆえ場合によっては誤って外部へ与え
られてしまう。
【0015】このようなフラッシュメモリアレイの場
合、オーバープログラミングされたメモリセルは、その
メモリセルが存在する32kBブロック全体を消去する
ことで、消去状態へ再び移すことができる。
【0016】オーバープログラミングされたメモリセル
によりどのページが障害を受けるかは、メモリアレイの
構造に依存する。残りのページすべてが障害を受けるの
ではなく、メモリアレイにおける1つの共通の列に存在
するページのメモリセルだけが障害を受けることも多
い。この場合、フラッシュメモリアレイにおいてオーバ
ープログラミングされたセルを有するページの周期的な
間隔でエラーが発生する。
【0017】フラッシュメモリアレイの履歴を知らない
と、このようなオーバープログラミングされたセルの識
別は不可能である。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】したがって本発明の課
題は、メモリにおいてエラープログラミングされたメモ
リセルたとえば半導体フラッシュメモリにおいてオーバ
ープログラミングされたメモリセルを、簡単かつ確実に
識別する方法を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明によればこの課題
は、a)1つのブロックにおける第1のエラープログラ
ミングサブグループを定めるステップと、b)定められ
た第1のエラープログラミングサブグループ内で基準サ
ブブロックと1つまたは複数の有効サブブロックとを定
めるステップと、c)基準サブブロックのメモリセルを
まえもってプログラミングするステップと、d)第1の
有効サブブロックのメモリセルをプログラミングするス
テップと、e)基準サブブロックのまえもってプログラ
ミングされたメモリセルを読み出すステップと、f)読
み出し結果に基づき、第1の有効サブブロック(P1
1)におけるプログラミングされたメモリセルが、1つ
または複数のエラープログラミングされたメモリセルを
有するか否かを判定するステップとが設けられているこ
とを特徴とする、エラープログラミングされたメモリセ
ルの識別方法により解決される。
【0020】
【発明の実施の形態】半導体メモリにおいてエラープロ
グラミングされたメモリセルを識別するための本発明に
よる方法の有する格別な利点とは、エラープログラミン
グされたセルのための簡単かつ確実な識別を行えること
であり、これはシステマティックなエラーの蔓延に役立
つものである。しかも本発明による方法によれば、有効
サブブロックまたはプログラミングされた基準サブブロ
ックのプログラミングされたメモリセルが少なくとも1
つのエラープログラミングされたメモリセルを有してい
ると判定された場合、早い時点での修復が可能になる。
つまりこの場合、はじめに別のサブブロックまたはペー
ジを不必要にプログラミングすることなく、ただちに消
去過程を行える。
【0021】本発明による方法の基礎とする着想は、そ
のつど検出される最初のエラープログラミングサブグル
ープ内における1つまたは複数の有効サブグループまた
は有効ページのために、基準サブブロックまたは基準ペ
ージが規定される点にある。個々の有効サブブロックに
おけるメモリセルのプログラミングの前に基準サブブロ
ックのメモリセルをあらかじめプログラミングし、プロ
グラミングの後にまえもってプログラミングされた基準
サブブロックのメモリセルを読み出すことにより、個々
の有効サブブロックにおけるプログラミングされたメモ
リセルが1つまたは複数のエラープログラミングされた
メモリセルを有するか否かを判定できる。換言すれば、
有効サブブロックにおけるメモリセルと同時に、基準サ
ブブロックにおける対応するメモリセルも消去状態(た
とえば論理値”0”)からプログラミングされた状態
(たとえば論理値”1”)に変化した場合、エラープロ
グラミングが発生しているのである。
【0022】従属請求項には請求項1記載の方法の有利
な実施形態が示されている。
【0023】1つの有利な実施形態によれば、第1の有
効サブブロックのメモリセルをプログラミングするステ
ップと、まえもってプログラミングされた基準サブブロ
ックのメモリセルを読み出すステップと、読み出し結果
に基づき、第1の有効サブブロックのプログラミングさ
れたメモリセルが1つまたは複数のエラープログラミン
グされたメモリセルを有するか否かを判定するステップ
を、検出された第1のエラープログラミングサブグルー
プにおける他のすべてのサブブロックについて繰り返
す。
【0024】別の有利な実施形態によれば、いずれかの
有効サブブロックのプログラミングされたメモリセルが
少なくとも1つのエラープログラミングされたメモリセ
ルを有すると判定されたとき、ブロックを消去し、新た
にプログラミングしなおす。
【0025】別の有利な実施形態によれば、プログラミ
ングされた有効サブブロック内に、基準サブブロックの
個々のメモリセルに対応してプログラミングされていな
いメモリセルが存在しているか否かを判定し、存在して
いるのであれば、基準サブブロックの各々該当するメモ
リセルに対しプログラミングされていないメモリセルを
定める。このことにより有利には、有効データにより基
準ページを連続的にプログラミングすることができる。
【0026】別の有利な実施形態によれば、基準サブブ
ロックのメモリセルをプログラミングし、定められたプ
ログラミングされていないメモリセルを読み出し、読み
出し結果に基づき、基準サブブロックのプログラミング
されたメモリセルが1つまたは複数のエラープログラミ
ングされたメモリセルを有しているか否かを判定する。
【0027】さらに別の有利な実施形態によれば、基準
サブブロックのプログラミングされたメモリセルが少な
くとも1つのエラープログラミングされたメモリセルを
有すると判定された場合、ブロックを消去し、新たにプ
ログラミングしなおす。
【0028】1つの別の有利な実施形態によれば、ブロ
ックにおける他のすべてのエラープログラミングサブグ
ループおよび対応する基準サブブロックおよび有効サブ
ブロックを、少なくともエラープログラミングサブグル
ープの各サブブロックが捕捉されるまで検出し、別のエ
ラープログラミングサブグループにおけるサブブロック
を相応にプログラミングする。これによれば、メモリ構
造に関する知識に基づきエラープログラミングされたメ
モリセルを、いかなる場合でも確実に識別できるように
なる。
【0029】別の有利な実施形態によれば、グループに
1つのマトリックスを割り当て、このマトリックスの行
と列を、個々のサブブロックに属するサブグループがマ
トリックスの列となるよう割り当てる。このことによ
り、エラープログラミング検出時のデータ処理が軽減さ
れる。
【0030】別の有利な実施形態によれば、マトリック
スにおける最終行に、そのマトリックスに必要なすべて
の基準サブブロックを定める。
【0031】さらに別の有利な実施形態によれば、有効
サブブロックの目下の内容をそのプログラミング前に補
助メモリ内で、あるいは同じブロックまたは別のブロッ
クにおける他の未使用のサブブロック内で保護してお
く。このことにより、ページの段階的なプログラミング
が可能となる。
【0032】別の有利な実施形態によれば、有効サブブ
ロックまたはプログラミングされた基準サブブロックに
おけるプログラミングされたメモリセルが、少なくとも
1つのエラープログラミングされたメモリセルを有する
と判定されたとき、少なくとも1つのプログラミングパ
ラメータたとえばプログラミングパルス数またはプログ
ラミングパルスレベルを変更する。このことにより、プ
ログラミングパラメータの最適化が可能となる。
【0033】さらに別の有利な実施形態によれば、個々
の基準サブブロックにおけるメモリセルをすべて、その
消去状態になるようまえもってプログラミングする。
【0034】次に、図面を参照しながら本発明の実施例
について詳細に説明する。
【0035】
【実施例】図1には、全体的に参照符号10としてフラ
ッシュメモリが示されており、さらに参照符号20a〜
20dとして第1のブロック〜第4のブロックが、さら
に参照符号P11〜Pnkとして第1のページ〜第n×
k番目のページ(サブブロック)が示されている。ここ
でnとkは自然数であり、たとえばnは1〜128まで
続き、kは1〜8まで続く。個々のページP11〜Pn
kにはそれぞれ4バイトである8個のワードが含まれて
おり、つまり32バイトあるいは256ビットが含まれ
ている。換言すれば、ページP11〜Pnkによって1
28行8列のマトリックスが形成され、したがってフラ
ッシュメモリの各ブロック20a〜20dには全体で1
024個のページが含まれている。
【0036】ブロック20a〜20dはそれぞれフラッ
シュメモリ10における消去可能な最小単位を成してお
り、ページP11〜Pnkはそれぞれプログラミング可
能な最小単位を成している。
【0037】フラッシュメモリ10のこの実施例の場
合、ページP11におけるオーバープログラミングされ
たメモリセルによって、各ページP11,P21,P3
1,P41,...,P(n−3)1,P(n−2)
1,P(n−1)1,Pn1がオーバープログラミング
された相応のメモリセルを有することになったものとす
る。つまりこれらすべてのページP11〜Pn1におい
て、すなわちマトリックスの第1列において、実際には
ページP11だけしかプログラミングされなかったのに
もかかわらず、該当するビットがプログラミングされた
ものとして現れる。このようなエラーは、ブロック20
b全体を消去することによってしか取り消すことができ
ない。
【0038】そこでまずはじめに本発明による方法を適
用する必要がある。本発明による方法によれば、このよ
うなエラーの発生を迅速かつ確実に識別することができ
る。この方法によれば、オーバープログラミングされた
セルを複数のページから成るエラープログラミングサブ
グループによって表すことができ、つまりマトリックス
の個々の列または列ベクトルによって表すことができ、
その際、これらは事前にフラッシュメモリ10の特別な
構造によってあらかじめ与えられているものである。
【0039】この方法を実施するため、各列に対しつま
りマトリックスのエラープログラミングサブグループに
対し1つの基準ページが定められ、この実施例ではそれ
ぞれ最終ページPn1,Pn2,Pn3,Pn
4,...,Pn(k−2),Pn(k−1),Pnk
が定められる。マトリックスの各列におけるその他のペ
ージは有効ページであり、つまりそれらのページは本来
のデータ記憶のために用いられる。
【0040】この場合、基準ページPn1,Pn2,P
n3,Pn4,...,Pn(k−2),Pn(k−
1),Pnkおよび有効ページはすべて、ブロック20
bのためのブロック消去オペレーションによって消去さ
れる。
【0041】まず最初に、第1の有効ページつまりたと
えばページP11におけるメモリセルのプログラミング
が行われる。次に、第1列の基準ページつまりページP
n1におけるまえもってプログラミングされた(すなわ
ち消去された)メモリセルが読み出される。
【0042】そして読み出し結果に基づき、第1の有効
ページP11のプログラミングされたメモリセルが、1
つまたは複数のオーバープログラミングされたメモリセ
ルを有しているかが判定される。つまりこのことは、基
準ページPn1における1つまたは複数のメモリセルが
消去(論理値”0”)されているのではなく、プログラ
ミングされている(論理値”1”)ときに該当する。そ
のような場合、ブロック20b全体がただちに消去さ
れ、新たにプログラミングしなおされる。
【0043】次に、他のすべての有効ページすなわちP
11〜P1k,P21〜P2k,...およびP(n−
1)1〜P(n−1)kに対し、上述のステップが実行
される。この実施例によれば基準ページは予約されたま
ま残されており、すなわち本来のデータ記憶のためには
使用されない。
【0044】本発明による方法の別の実施例によれば、
これらの基準ページは本来のデータ記憶のために使用さ
れるが、このためには付加的な措置が必要である。
【0045】この場合、すべてのページP11〜P1
k,P21〜P2k,...およびP(n−1)1〜P
(n−1)kが規則どおりにプログラミングされている
ことを前提とする。
【0046】第1の基準ページPn1のプログラミング
前、プログラミングされた有効ページP11〜P(n−
1)1においてプログラミングされていないメモリセル
が、第1の基準ページPn1の個々のメモリセルに対応
して存在しているか否かが判定される。
【0047】存在しているならば、そのようなプログラ
ミングされていないメモリセルが、第1の基準ページP
n1の各々該当するメモリセルに対してそれぞれ定めら
れる。
【0048】プログラミングすべき第1の基準ページP
n1におけるいずれかのメモリセルについて、プログラ
ミングされたページP11〜P(n−1)1のうちの1
つにおいて、プログラミングされていないメモリセルを
見つけ出すことができない場合、それによっても障害が
及ぼされない。それというのも、この場合はオーバープ
ログラミングであっても、エラーやデータ損失を引き起
こすことにはならないからである。
【0049】次に、第1の基準ページPn1におけるメ
モリセルのプログラミングが行われ、これに続いて、プ
ログラミングされた有効ページP11〜P(n−1)1
において検出されたプログラミングされていないメモリ
セルの読み出しが行われる。
【0050】基準ページにおけるプログラミングされた
メモリセルがエラープログラミングされた1つまたは複
数のメモリセルを有しているか否かの判定は、有効ペー
ジのプログラミングの場合と同じようにして行われる。
【0051】さらにこの第2の実施形態の場合も、第1
の基準ページPn1におけるプログラミングされたメモ
リセルが少なくとも1つのエラープログラミングされた
メモリセルを有していると判定された場合、ブロック2
0bの消去および新たなプログラミングが行われる。
【0052】また、その他の基準ページPn2〜Pnk
のプログラミングも同じようにして行われる。
【0053】第1の実施形態と第2の実施形態の上述の
説明において前提としたことは、プログラミングすべき
ブロック20bのためのデータはページごとのプログラ
ミング中、完全に利用できる、ということである。そう
でない場合には、有効ページにおける目下の内容をプロ
グラミング前に補助メモリたとえばRAM内で保護して
おく必要があり、あるいは同じブロック20bにおける
未使用の別のサブブロックまたは他のブロック20a,
20cないしは20d内で保護しておく必要がある。
【0054】オーバープログラミングされたメモリセル
の原因は、プログラミングにあたり過度に多くのプログ
ラミングパルスあるいは過度に大きいプログラミングパ
ルスが供給されることにある。したがって本発明による
別の実施形態によれば、有効ページまたはプログラミン
グされた基準ページにおけるプログラミングされたメモ
リセルが少なくとも1つのオーバープログラミングされ
たメモリセルを有すると判定された場合には、少なくと
も1つのこのようなプログラミングパラメータ殊に上述
のプログラミングパルス数またはプログラミングパルス
の大きさが変えられるように構成されている。
【0055】これまで有利な実施形態に基づき本発明に
ついて説明してきたが、本発明はこれらの実施形態に限
定されるものではなく、多種多様に変形可能である。
【0056】たとえば、サブブロックおよびエラープロ
グラミングサブグループをマトリックスやベクトル形式
にしなくてもよく、たとえばテンソル的や解析的な表現
など他の表現も同様に可能である。
【0057】また、第1の実施形態の場合も第2の実施
形態の場合もマトリックスの最終行に、それらのために
必要とされる基準ページが定められていたが、必ずしも
そのようにしなくてもよく、そのために任意のページを
定めることができ、その際、一般的な事例では、各有効
セルのために少なくとも1つの基準セルが設けられてい
るようにしておく必要はある。
【0058】最後に、本発明は何らかのメモリタイプや
プログラミングエラータイプに限定されるものではな
く、任意のメモリにおいて集合的に蔓延する任意のプロ
グラミングエラーに対して適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】4つのブロックとn×k個のページを備えたフ
ラッシュメモリを示す図であり、ここでnとkは自然数
である。
【符号の説明】 10 フラッシュメモリ 20a〜20d ブロック P11〜Pnk ページ n,k 自然数

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メモリ(10)におけるエラープログラ
    ミングされたメモリセルの識別方法であって、前記メモ
    リ(10)は多数のメモリセルを有しており、該メモリ
    セルは、1単位として消去可能な複数のブロック(20
    a〜20d)に分割されており、 該複数のブロックはさらに、1単位としてプログラミン
    グ可能なサブブロック(P11−Pnk)のグループに
    分割されており、 1つのサブブロックにおけるメモリセルのエラープログ
    ラミングにより、前記グループのうちエラープログラミ
    ングサブグループとして表される複数のサブブロックに
    おける各サブブロックが、エラープログラミングされた
    相応のメモリセルを有する形式の、 エラープログラミングされたメモリセルの識別方法にお
    いて、 a)1つのブロック(20b)における第1のエラープ
    ログラミングサブグループ(P11−Pn1)を定める
    ステップと、 b)定められた第1のエラープログラミングサブグルー
    プ(P11−Pn1)内で基準サブブロック(Pn1)
    と1つまたは複数の有効サブブロック(P11−P(n
    −1)1)とを定めるステップと、 c)基準サブブロック(Pn1)のメモリセルをまえも
    ってプログラミングするステップと、 d)第1の有効サブブロック(P11)のメモリセルを
    プログラミングするステップと、 e)基準サブブロック(Pn1)のまえもってプログラ
    ミングされたメモリセルを読み出すステップと、 f)読み出し結果に基づき、第1の有効サブブロック
    (P11)におけるプログラミングされたメモリセル
    が、1つまたは複数のエラープログラミングされたメモ
    リセルを有するか否かを判定するステップとが設けられ
    ていることを特徴とする、 エラープログラミングされたメモリセルの識別方法。
  2. 【請求項2】 前記のステップd),e)およびf)
    を、定められた前記の第1のエラープログラミングサブ
    グループ(P11−Pn1)における他のすべての有効
    サブブロック(P21−P(n−1)1)について繰り
    返す、請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 なんらかの有効サブブロックにおけるプ
    ログラミングされたメモリセルが、少なくとも1つのエ
    ラープログラミングされたメモリセルを有していると判
    定された場合には、ブロック(20b)を消去し新たに
    プログラミングしなおすステップを有する、請求項1ま
    たは2記載の方法。
  4. 【請求項4】 プログラミングされた有効サブブロック
    (P11−P(n−1)1)内に、基準サブブロック
    (Pn1)の個々のメモリセルに応じてプログラミング
    されていないメモリセルが存在しているか否かを判定
    し、存在していれば、基準サブブロック(Pn1)にお
    ける該当する各メモリセルに対しそれぞれプログラミン
    グされていないメモリセルを定めるステップを有する、
    請求項3記載の方法。
  5. 【請求項5】 基準サブブロック(Pn1)のメモリセ
    ルをプログラミングするステップと、 検出されたプログラミングされていないメモリセルを読
    み出すステップと、 読み出し結果に基づき、基準サブブロック(Pn1)の
    プログラミングされたメモリセルが1つまたは複数のエ
    ラープログラミングされたメモリセルを有するか否かを
    判定するステップを有する、請求項4記載の方法。
  6. 【請求項6】 基準サブブロック(Pn1)におけるプ
    ログラミングされたメモリセルが少なくとも1つのエラ
    ープログラミングされたメモリセルを有していると判定
    された場合、ブロック(20b)を消去し新たにプログ
    ラミングしなおすステップを有する、請求項5記載の方
    法。
  7. 【請求項7】 少なくともエラープログラミングサブグ
    ループの各サブブロックが捕捉されるまで、ブロック
    (20b)における他のすべてのエラープログラミング
    サブグループ(P12−P(n−1)2,...,P1
    k−P(n−1)k)および対応する基準サブブロック
    (Pn2,...,Pnk)ならびに有効サブブロック
    を定めるステップと、 他のエラープログラミングサブグループ(P12−Pn
    2,...,P1k−Pnk)におけるサブブロックを
    相応にプログラミングするステップを有する、請求項1
    〜6のいずれか1項記載の方法。
  8. 【請求項8】 グループに1つのマトリックス(P11
    −Pnk)を割り当て、該マトリックス(P11−Pn
    k)の行と列を、個々のサブブロックに属するサブグル
    ープが該マトリックス(P11−Pnk)の1つの列と
    なるよう割り当てる、請求項1〜7のいずれか1項記載
    の方法。
  9. 【請求項9】 前記マトリックス(P11−Pnk)の
    最終行に、該マトリックスに必要とされるすべての基準
    サブブロック(Pn1−Pnk)を定める、請求項8記
    載の方法。
  10. 【請求項10】 有効サブブロックの目下の内容をその
    プログラミング前に補助メモリ内で、あるいは同じブロ
    ックまたは別のブロックにおける未使用の他のサブブロ
    ック内で保護しておく、請求項1〜9のいずれか1項記
    載の方法。
  11. 【請求項11】 有効サブブロックまたはプログラミン
    グされた基準サブブロックにおけるプログラミングされ
    たメモリセルが少なくとも1つのエラープログラミング
    されたメモリセルを有するとき、少なくとも1つのプロ
    グラミングパラメータたとえばプログラミングパルス数
    またはプログラミングパルスレベルを変更するステップ
    を有する、請求項1〜10のいずれか1項記載の方法。
  12. 【請求項12】 個々の基準サブブロックのメモリセル
    をすべてその消去状態になるようまえもってプログラミ
    ングする、請求項1〜11のいずれか1項記載の方法。
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