JPH1186192A - 車輌情報提供システム - Google Patents

車輌情報提供システム

Info

Publication number
JPH1186192A
JPH1186192A JP25770497A JP25770497A JPH1186192A JP H1186192 A JPH1186192 A JP H1186192A JP 25770497 A JP25770497 A JP 25770497A JP 25770497 A JP25770497 A JP 25770497A JP H1186192 A JPH1186192 A JP H1186192A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
road
junction
image
information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP25770497A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihiro Onoda
吉博 小野田
司郎 ▲緒▼方
Shiro Ogata
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Omron Corp, Omron Tateisi Electronics Co filed Critical Omron Corp
Priority to JP25770497A priority Critical patent/JPH1186192A/ja
Publication of JPH1186192A publication Critical patent/JPH1186192A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Traffic Control Systems (AREA)
  • Image Processing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 合流地点へと向かう各車輌を、安全かつ円滑
に合流させる。 【解決手段】 幹線路LA と合流路LB との合流地点C
R付近において、幹線路LA の上流側をカメラ1により
撮像する。制御処理装置2は、カメラ1からの画像を取
り込んで画像上の車輌を抽出して、その抽出位置から実
際の車輌位置を特定するとともに、画像上の車輌の大き
さを計測して、その車輌が大型車、普通車のいずれであ
るかを判別する。この検出された車輌位置および車輌大
きさの判別結果は、合流路LB 側に配備された表示パネ
ル3に出力され、合流路LB 上を合流地点CRに向かっ
て走行中の各車輌に、幹線路LA 上の車輌の走行状態が
報知される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、高速道路とインター
チェンジとの合流地点のような複数の道路の合流地点に
おいて、各車輌の合流が円滑に行われるようにするため
の技術であって、特に、合流地点に向かって走行する車
輌に対し、他の道路上の車輌の走行状態に関する情報を
提供する車輌情報提供システムに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の技術分野における先行技術とし
て、特開平5−6498号公報に記載されるように、合
流地点へと向かう車輌の走行を誘導して渋滞などを回避
するようにした装置が提案されている。この装置は、合
流する各道路毎に車輌検知器を設けるとともに、道路の
流れに沿って複数の点灯パターンを連続的に埋設してお
き、各車輌検知器の検知出力より演算された各道路の交
通流に基づいて前記点灯パターンを制御することによ
り、各車輌を安全かつ円滑に合流地点に導こうとするも
のである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら合流地点
付近での交通流の状態は日々刻々と変化しているので、
その変化に応じて各点灯パターンを適切に制御するのは
容易ではなく、常に車輌を安全に誘導できるとは考え難
い。むしろ車輌の進行制御のような複雑な判断処理につ
いては、人間の判断力の方が優れているので、ドライバ
ーに各道路の車輌の走行状況を適切に報知し、その判断
力にまかせた方が安全である。
【0004】この発明は上記の問題点に着目してなされ
たもので、合流路へと向かう車輌のドライバーに対し、
合流のタイミングを判断する上で最適な情報を報知する
ことにより、各車輌を安全かつ円滑に合流させることを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、2以上の道
路が合流する合流地点の上流位置において、前記合流地
点へと向かう車輌の走行状態に関する情報を提供するた
めのシステムであって、請求項1の車輌情報提供システ
ムは、特定の道路について、前記合流地点より上流に位
置する車輌を検出するための車輌検出手段と、前記車輌
検出手段の検出結果を用いて前記特定道路上の車輌の特
徴を抽出する特徴抽出手段と、前記特定道路以外の道路
上を前記合流地点に向かって走行する車輌に対し、前記
車輌検出手段による車輌の検出位置およびその特徴抽出
結果を報知する報知手段とから構成される。
【0006】請求項2の発明では、前記車輌検出手段
は、前記特定道路に対し、前記合流地点より上流位置を
撮像するための撮像手段と、この撮像手段からの画像を
取り込んで画像上の車輌を抽出する画像処理手段とによ
り構成される。
【0007】請求項3の発明では、前記特徴抽出手段
は、前記画像処理手段により抽出された車輌の画像を用
いて車輌の大きさを計測し、前記報知手段は、前記特徴
抽出手段により計測された車輌の大きさに関する情報を
報知するように構成される。
【0008】請求項4の発明では、前記車輌検出手段
は、前記特定道路に対し、前記合流地点より上流位置を
撮像してカラー画像を生成する撮像手段と、この撮像手
段からのカラー画像を取り込んで画像上の車輌を抽出す
る画像処理手段とから成り、前記特徴抽出手段は、前記
画像処理手段により抽出された車輌の画像を用いて車輌
の色を特定する。さらに前記報知手段は、特徴抽出結果
として前記特徴抽出手段により特定された車輌の色に関
する情報を報知する。
【0009】請求項5の発明では、前記報知手段は、前
記特定道路以外の道路の近傍位置において、前記車輌の
検出位置およびその特徴抽出結果を、前記合流地点より
上流側に向けて表示する表示手段により構成される。
【0010】請求項6の発明では、前記報知手段は、前
記特定道路以外の道路上を前記合流地点に向かって走行
する各車輌に対し、前記車輌の検出位置およびその特徴
量の抽出結果を送信する送信手段により構成される。
【0011】請求項7にかかる車輌情報提供システム
は、請求項1と同様の車輌検出手段、特徴抽出手段を備
えるほか、前記車輌検出手段による複数回の検出結果を
用いて車輌の速度を計測し、その計測結果から所定時間
後の車輌位置を予測する車輌位置予測手段と、前記特定
道路以外の道路上を前記合流地点に向かって走行する車
輌に対し、車輌位置予測手段により予測された車輌位置
およびその特徴抽出結果を報知する報知手段とを具備す
る。
【0012】請求項8にかかる車輌情報提供システム
は、合流地点で合流する各道路について、それぞれ前記
合流地点より上流に位置する車輌を検出するための車輌
検出手段と、前記車輌検出手段の検知結果を用いて各道
路上の車輌の特徴を抽出する特徴抽出手段と、各道路上
を前記合流地点に向かって走行する車輌に対し、前記車
輌検出手段による各道路毎の車輌の検出位置およびその
特徴抽出結果を報知する報知手段とにより構成される。
【0013】請求項9の発明では、前記車輌検出手段
を、前記合流地点の上流の所定領域内において合流地点
で合流するすべての道路が視野に含まれるように配備さ
れる1台の撮像手段と、この撮像手段からの画像を取り
込んで各道路毎の車輌を抽出する画像処理手段とにより
構成する。
【0014】請求項10の発明の報知手段は、各道路に
対応する複数の表示手段より成り、各表示手段は、それ
ぞれ各道路の近傍位置に前記合流地点の上流側に向けて
配備されるとともに、各車輌の検出位置およびその特徴
量の抽出結果を道路毎に並列させて表示するように構成
される。
【0015】請求項11にかかる車輌情報提供システム
は、合流地点で合流する各道路について、それぞれ前記
合流地点より上流に位置する車輌を検出するための車輌
検出手段と、いずれか特定道路上の合流地点に最も近い
位置で検出された車輌について、その特定道路上の車輌
検出結果を用いてその車輌が車線を変更することが可能
か否かを判別する判別手段と、前記判別手段により車線
の変更が可能であると判別され、かつ前記車輌検出手段
により前記特定道路以外の道路上で車輌が検出されてい
るとき、前記特定道路上の合流地点に最も近い位置で検
出された車輌に対し、前記判定結果を報知する報知手段
とから構成される。
【0016】
【作用】請求項1の発明では、特定の道路について、合
流地点より上流で検出された車輌の位置を、特定道路と
合流する道路上を合流地点に向かって走行する車輌に報
知するので、ドライバーに、合流相手の道路における車
輌の位置や車間距離を的確に認識させることができる。
またこの車輌の検出位置とともに車輌の特徴の抽出結果
も報知されるので、合流地点直前まで相手側道路が視認
できない場合にも、ドライバーは、合流地点付近で実際
に目視した車輌の特徴から報知された情報を確認して、
合流するタイミングを的確に判断することができる。
【0017】請求項2の発明では、撮像手段により特定
道路を撮像し、その画像を処理することにより車輌を検
出するので、信頼性の高い検出結果が得られる。
【0018】請求項3の発明では、抽出された車輌の画
像より車輌の大きさが計測され、車輌の特徴として報知
される。また請求項4の発明では、カラー画像上で抽出
された車輌から車輌の色が特定され、車輌の特徴として
報知される。
【0019】請求項5の発明では、合流地点に向かって
走行する車輌に向けて配備される表示手段により、前記
特定道路上の車輌の検出位置と特徴の抽出結果とが視覚
イメージにより報知される。
【0020】請求項6の発明では、前記特定道路上の車
輌の検出位置と特徴抽出結果とが、合流地点に向かって
走行する車輌に送信される。
【0021】請求項7の発明では、特定道路上を走行す
る車輌について、複数回の検出結果から車輌の速度を計
測し、さらにその計測結果から所定時間後の車輌位置を
予測して特徴抽出結果とともに報知するので、情報を報
知する時点で、実際の車輌の位置に近い位置情報を提供
することができる。
【0022】請求項8の発明では、合流する各道路毎
に、それぞれ車輌が検出されるとその特徴を抽出し、合
流地点に向かって走行する車輌に各道路毎の車輌の検出
位置および特徴抽出結果を報知する。
【0023】請求項9の発明では、1台の撮像手段によ
り得られた画像から各道路毎の車輌を検出するので、装
置コストを低減できる上、簡易な装置構成で各道路の車
輌位置を同じタイミングで検出できる。
【0024】請求項10の発明では、合流地点で合流す
る各道路毎に、それぞれ合流地点の上流側に向けて表示
手段を配備し、その表示手段により各道路毎の車輌の検
出位置および特徴の抽出結果を並列して表示するので、
ドライバーは、各道路上の車輌位置や特徴を容易かつ的
確に認識し、自車輌の走行について総合的な判断を行う
ことができる。
【0025】請求項11の発明では、ある特定の道路上
で合流地点に最も近い車輌について、車線の変更が可能
であるか否かを判断し、車線の変更が可能であると判断
され、かつこの特定道路と合流する他の道路上で車輌が
検出されているとき、車線の変更が可能である旨を報知
するので、この車輌の車線変更を促して他の道路からの
車輌の合流をすすめることができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、この発明の車輌情報提供シ
ステムの実施態様として、図1,11,17,18の4
つの構成例をあげ、各態様毎に、その詳細な構成の展開
例や具体的な情報処理方法を説明する。
【0027】
【実施例】
(1)第1の態様(図1) 図1に示す車輌情報提供システムは、高速道路の幹線路
A への合流路LB を走行する車輌に対し、幹線路側の
車輌の走行状況に関する情報を提供するためのもので、
幹線路LA の近傍に支柱4を設置し、この支柱4上にテ
レビカメラ1(以下単に「カメラ1」という)および制
御処理装置2を支持する。また合流路側の合流地点近傍
位置には、一枚の表示パネル3が表示面を上流側に向け
て配備される。なお図中30は、防音壁である。
【0028】前記カメラ1は、幹線路LA に対し、合流
地点CRより上流側の所定領域内を視野に含むように配
備されており、制御処理装置2は、このカメラ1からの
画像データを取り込んで車輌の位置を検出した後、さら
にその検出された各車輌の画像を用いて車輌の大きさを
計測する。この後、制御処理装置2は、各車輌の検出位
置とその大きさとを対応づけた報知情報を生成し、前記
表示パネル3へと出力する。
【0029】図2は、前記図1の車輌情報提供システム
にかかる構成例を示すもので、前記制御処理装置2は、
画像入力部5,車輌位置検出部6,特徴抽出部7,出力
部8などを構成として含んでいる。
【0030】図3は、上記構成の制御処理装置2におけ
る一連の動作を示す。なお図中、各ステップは「ST」
と示す。前記カメラ1は所定の時間間隔毎に動作するも
ので、カメラ1から出力されたアナログ量の画像データ
は、画像入力部5に入力されてA/D変換される(ステ
ップ1)。つぎにこのディジタル量の入力画像データは
車輌位置検出部6に与えられて画像上の車輌が検出され
た後、その検出位置から実際の道路上における車輌位置
が特定される(ステップ2)。
【0031】図4は、前記ステップ2の詳細な手順を示
す。車輌位置検出部6は、あらかじめ車輌が存在しない
状態下での撮像領域の画像を取り込んで背景画像として
保持しており、まず画像入力部5より与えられた入力画
像からこの背景画像を差分処理することにより、背景以
外の部分、すなわち車輌の画像を抽出する(ステップ2
−1)。さらに車輌位置検出部6は、この差分処理画像
上にエッジ抽出用フィルタを走査して、車輌の輪郭部分
を示すエッジ成分を抽出する(ステップ2−2)。
【0032】つぎに車輌位置検出部6は、前記エッジ抽
出処理により生成されたエッジ画像を複数個の小領域に
分割し、エッジ成分が含まれる小領域毎に、領域内の所
定の1点を特徴点として抽出する。この後、車輌位置検
出部6は、抽出された各特徴点にクラスタリング処理を
施し、得られた各特徴点群を車輌として認識する(ステ
ップ2−3)。なお実際の車輌が撮像位置より遠方にあ
るほど、画像上の車輌は画像上方に小さく位置するよう
になるので、小領域は、画像の下方から上方に沿ってし
だいに小さくなるように設定するのが望ましい。
【0033】こうして画像上で車輌を示す特徴点群が抽
出されると、車輌位置検出部6は、各車輌毎に、その特
徴点群の中の1点を代表点として特定し、その代表点の
座標から実際の道路上の車輌位置を特定する(ステップ
2−4)。なおこの車輌位置は、前記合流地点から車輌
までの距離に相当するものであって、ここでは、あらか
じめキャリブレーションにより画像上の各座標と実際の
空間座標とを対応づけたテーブルを作成して内部メモリ
に保持しておき、このテーブルで前記代表点の座標に対
応する空間座標をもって車輌位置とする。
【0034】なお画像上の車輌の検出処理は上記に限ら
ず、例えば、抽出されたエッジ画像上に車輌抽出用のウ
ィンドウを走査して、複数のエッジ構成点が所定距離内
に収束して存在する位置を特定したり、入力画像を2値
化処理して車輌の画像を抽出するなど、種々の方法が考
えられる。またカメラ1を複数台設置して、各カメラ1
からの画像による三次元計測処理を実施し、各車輌の特
徴点の空間座標を算出するようにしてもよい。
【0035】図3に戻って、特徴抽出部7は、前記エッ
ジ画像上で抽出された各車輌毎に、それぞれその特徴点
群に外接する矩形の大きさなどを計測し、この計測値か
ら各車輌が大型車、普通車のいずれであるかを判別する
(ステップ3)。なおこの場合も前記した車輌の抽出処
理と同様、実際の車輌の位置により画像上の車輌の大き
さが異なってくるので、あらかじめ大型車、小型車それ
ぞれについて画像上の各座標毎に車輌大きさのモデル値
を設定して内部メモリに登録しておき、各車輌の計測値
をそれぞれその車輌の検出位置に応じたモデル値と比較
するようにする必要がある。
【0036】つぎに出力部8は、各車輌の検出位置およ
び大きさの判別結果を取り込んで、両者を車輌毎に対応
づけた報知情報を生成し、これを表示パネル3へと出力
する(ステップ4)。
【0037】図5は、表示パネル3における報知情報の
表示例を示すもので、前記合流地点を原点として、各車
輌の位置関係をマーク画像により表すとともに、各検出
位置の具体的な数値を表示している。またマーク画像と
して大小2種類の画像M1 ,M2 が用意されており、前
記大きさの判別処理により大型車と判別された車輌には
大きなマーク画像M1 が、普通車と判別されたマーク画
像には小さなマーク画像M2 が、それぞれ適用される。
【0038】合流路側のドライバーは、図1に示すよう
に、防音壁30の存在により合流地点の直前になるまで
幹線路側の車輌の走行状態を視認できない状態にある
が、この表示情報により、幹線路側を視認可能な領域に
到達する以前に、幹線路LA 上にどのような車輌が合流
地点からどの位離れた位置で走行しているかを、簡単か
つ的確に把握することができる。しかも表示パネル3に
は、車輌の検出位置とともに車輌の大きさが表示されて
いるので、ドライバーは、視認可能領域に到達した時点
で、実際に目視した車輌の大きさからその車輌が表示さ
れたどの車輌に相当するかを認識して、合流のタイミン
グをはかることができる。
【0039】このように合流路側のドライバーは、表示
パネル3の表示情報に応じて幹線路LA に安全なタイミ
ングで合流できるように自車輌の速度を調節することが
可能になるので、合流地点の近傍での車輌の急停止や衝
突を回避でき、円滑な合流をすすめることができる。
【0040】なお上記実施例では、検出された車輌を大
型車、普通車のいずれかに分類して表示するようにした
が、前記特徴抽出部7内に複数の車種のモデル画像を設
定しておき、前記入力画像を各モデル画像によりマッチ
ング処理して車輌の位置および詳細な車種を特定するよ
うにしてもよい。この場合、表示パネル3に、検出され
た各車輌の車種形状や大きさに応じたマーク画像を表示
すれば、実際に目視した車輌との対応づけが一層容易に
なる。
【0041】また前記カメラ1にカラーカメラ1により
構成し、このカメラ1からの入力画像上で各車輌を検出
した後、その検出位置の色彩を抽出して車輌の色を特定
することも可能である。図6は、この場合の報知情報の
表示例を示すもので、前記図5と同様、前記合流地点を
原点として、各車輌の検出位置をマーク画像および具体
的な数値で表すとともに、各車輌毎のマーク画像Mを、
その車輌に特定された色により着色して表示している
(図示例では、各色彩を異なる塗りつぶしにより表現し
ている)。
【0042】図7は、図1の車輌情報提供システムにか
かる第2の構成例を示すもので、制御処理装置2には、
前記図2に示した構成に加え、車輌速度算出部9,車輌
位置予測部10が配備されている。
【0043】この実施例は、制御処理装置2に画像が取
り込まれてから報知情報が表示パネル3に出力されるま
での間の車輌の移動量を考慮するようにしたもので、車
輌速度算出部9は、検出された各車輌毎に、それぞれそ
の最新の検出位置と一段階前の検出位置とを用いて走行
速度を算出する。この算出結果を受けて、車輌位置予測
部10は、各車輌毎に、前記出力部8より報知情報が出
力されるΔt時後の各車輌の予測位置を算出する。この
予測位置の算出結果は、特徴抽出部7による各車輌の大
きさの判別結果とともに出力部8に与えられ、表示パネ
ル3に出力される。
【0044】図8は、前記図7の制御処理装置2におけ
る処理手順を示すもので、ステップ1、2において前記
図3のステップ1,2と同様の手順が実施される。この
結果、カメラ1の撮像時における車輌の位置が検出さ
れ、特徴抽出部7および車輌速度算出部9へと出力され
る。
【0045】つぎにステップ3で、特徴抽出部7が検出
された各車輌の大きさを判別する間に、車輌速度算出部
9による車輌の速度の算出処理と、車輌位置予測部10
によるΔt時後の車輌の予測位置の算出処理とが実施さ
れる(ステップ3A,3B)。
【0046】この後、出力部8は、各車輌毎に、算出さ
れた予測位置とその大きさの判別結果とを対応づけて報
知情報を生成し、表示パネル3へと出力する(ステップ
4)。これにより幹線路LA 上の各車輌が高速で走行し
ている場合にも、表示パネル3上に、情報表示時点での
実際の車輌位置に近い位置を表示することが可能とな
り、合流路側のドライバーにより正確な情報を報知する
ことができる。
【0047】図9は、図1の車輌情報提供システムの第
3の構成を示すもので、制御処理装置2には、前記図7
の構成にさらに車輌加速度算出部11が加えられてい
る。
【0048】車輌速度算出部9は、先の実施例と同様、
検出された各車輌毎に走行速度を算出するもので、車輌
加速度算出部11は、算出された走行速度と一段階前に
算出された走行速度とを用いて車輌の加速度を算出す
る。車輌位置予測部10は、最新の車輌速度とその加速
度とを用いて、表示パネル3に報知情報が出力されるΔ
t時後の車輌予測位置を算出する。
【0049】図10は、上記図9の制御処理装置2にお
ける制御手順を示すもので、前記図8と同様のステップ
1,2が行われた後、特徴抽出部7の車輌大きさの判別
処理(ステップ3)と並行して、車輌速度算出部9によ
る走行速度の算出処理(ステップ3A),車輌加速度算
出部11による加速度の算出処理(ステップ3B),車
輌位置予測部10によるΔt時後の車輌予測位置の算出
処理(ステップ3C)が実施される。出力部8は、各車
輌毎に、算出された予測位置とその大きさの判別結果と
を取り込んで報知情報を生成し、表示パネル3へと出力
する(ステップ4)。
【0050】この構成によれば、検出された各車輌の最
新の速度および加速度をもって情報表示時点での車輌予
測位置を算出するので、より正確な車輌位置を表示する
ことができる。
【0051】(2) 第2の態様(図11) 図11に示すシステムは、幹線路LA ,合流路LB をと
もに撮像し、各画像毎の処理結果を報知情報として出力
するようにしたもので、幹線路LA ,合流路LB それぞ
れの近傍位置に支柱4a,4bを設置してカメラ1a,
1bを配備するとともに、各道路の合流地点付近の上方
位置に表示パネル3a,3bを設置してある。また合流
路側の支柱には、各カメラ1a,1bからの画像を取り
込んで処理する制御処理装置2が配備されている。
【0052】図12は、図11に示した車輌情報提供シ
ステムの構成例を示すもので、前記制御処理装置2は、
前記図2の装置と同様、画像入力部5,車輌位置検出部
6,特徴抽出部7,出力部8を構成として具備してい
る。
【0053】この実施例の制御処理装置2は、各カメラ
1a,1bからの画像を交互に取り込んで処理するよう
に構成されており、車輌位置検出部6,特徴抽出部7
は、画像入力毎に、それぞれ前記図2の装置と同様の処
理の手順で、撮像対象の道路上の各車輌位置の検出およ
び車輌の大きさの判別処理を実施する。出力部8も同様
に、各画像入力毎に車輌の検出位置と大きさの判別結果
とを取り込んで報知情報を生成するもので、幹線路側の
カメラ1aからの画像より得られた報知情報は合流路側
の表示パネル3bに、合流路側のカメラ1bからの画像
より得られた報知情報は幹線路側の表示パネル3aに、
それぞれ出力される。
【0054】なおこの図12の制御処理装置2にも、前
記図7または図9の構成を組み込んで、各表示時点に、
検出車輌の予測位置を表示するようにしてもよい。
【0055】この図11のシステムによれば、幹線路L
A ,合流路LB それぞれに対し、他方の道路上の車輌位
置やその特徴が報知されるので、双方の道路のドライバ
ーが相手側道路についての表示情報を見て自車輌の速度
調節などを行うことが可能となり、合流地点における車
輌の合流をより円滑にすすめることができる。
【0056】なお上記構成の場合、各表示パネル3a,
3bに、それぞれ双方の道路毎の報知情報を並列させて
表示するようにすれば、各ドライバーは、自車輌の走行
路線上の車輌走行状態と相手側道路上の車輌走行状態と
を対応づけて認識することができ、合流地点までの走行
についてより的確な判断を行うことができる。
【0057】図13は、各道路毎の報知情報を並列表示
した場合の表示例を示す。図中、表示面は上下2つの領
域P,Qに分割され、上側の領域Pには幹線路LA 上で
検出された車輌の情報が、下側の領域Qには合流路LB
上で検出された車輌の情報が、それぞれ表示されてい
る。
【0058】図14は、図11の車輌情報提供システム
に関する第2の構成例を示すもので、制御処理装置2
は、図12と同様の構成に車線変更判定部12を加えて
構成される。
【0059】前記車線変更判定部12は、幹線路側のカ
メラ1aからの画像上で、合流路寄りの車線上に検出さ
れた車輌のうち最も合流地点CRに近い車輌(以下「最
前方車輌」という)について、他車線上の車輌の検出位
置に基づき、車線の変更が可能であるか否かを判定す
る。出力部8は、前記最前方車輌が車線を変更可能であ
るとの判定を得たとき、幹線路側の表示パネル3aに所
定のメッセージ情報を出力して、車線変更が可能である
旨をドライバーに報知する。
【0060】図15は、上記図14の制御処理装置2に
おける一連の処理手順を示す。まずステップ1では、合
流路側のカメラ1bからの画像が取り込まれ、この入力
画像に対し、前記した各実施例と同様の手法により、車
輌位置の検出処理および車輌大きさの判別処理が実施さ
れる(ステップ2,3)。
【0061】この場合出力部8は、ステップ2,3の処
理結果から合流路LB の報知情報を作成し、これを各表
示パネル3a,3bへと出力する(ステップ4)。
【0062】つぎのステップ5で幹線路側のカメラ1a
からの画像が取り込まれると、ステップ6で、この入力
画像を用いて幹線路側の車輌位置の検出処理が行われ
る。この検出位置は、特徴抽出部7,車線変更判定部1
2に同時に取り込まれ、検出された車輌の大きさの判別
処理と、前記最前方車輌についての車線変更の有無判定
とが、並行して実施される(ステップ7A,7B)。
【0063】上記各部の処理が完了すると、出力部8
は、前記ステップ2の処理結果より合流路側で車輌が検
出されたか否かを判定し、この判定が「YES」のと
き、さらに前記車線変更判定部12の判定結果をチェッ
クする(ステップ8,9)。このステップ9の判定が
「YES」となったとき、出力部8は、幹線路側の表示
パネル3aに所定のメッセージ情報を出力させる一方、
合流路側の表示パネル3bに、前記ステップ6,7Aの
処理結果による通常の報知情報を出力させる(ステップ
10,11)。
【0064】一方、合流路LB 上に車輌が検出されなか
ったとき、もしくは車線の変更が不可能であると判断さ
れていたときには、通常の報知情報が双方の表示パネル
3a,3bに出力される(ステップ12)。
【0065】図16は、前記メッセージ情報に基づく表
示パネル3aの表示例を示すもので、前記最前方車輌に
対し、車線の変更を要請するメッセージが表示されてい
る。なお表示方法は上記に限らず、通常の報知情報とメ
ッセージ情報とを同時に表示するようにしてもよく、報
知情報とメッセージ情報とを交互に切り換えて表示して
もよい。
【0066】(3)第3の態様(図17) 図17に示すシステムは、幹線路LA と合流路LB との
間に支柱4を設置し、この支柱4上に1台のカメラ1を
支持して双方の道路を一度に撮像するようにしたもの
で、カメラ1の視野は、合流地点上流の所定領域におい
て各道路LA ,LB が含まれるように調整される。また
前記支柱4の所定位置には、制御処理装置2が配備され
る。
【0067】前記制御処理装置2は、前記図12または
図14と同様の構成をとるもので、カメラ1からの画像
を取り込んで、各道路毎の車輌位置を検出するととも
に、検出された各車輌の大きさを判別する。出力部8
は、これら処理結果から道路毎の報知情報を作成して各
表示パネル3a,3bに出力し、各表示パネル3a,3
bには、前記図13に示したのと同様に、各道路毎の車
輌位置および大きさが並列して表示される。
【0068】上記構成によれば、1台のカメラ1を導入
するだけでよいので、装置コストが大幅に低減される。
また簡単な構成でも各道路毎の車輌の位置を同じタイミ
ングで取得できるという利点も得られる。
【0069】(4)第4の態様(図18) 図18のシステムは、幹線路側の車輌に対し、合流路側
の車輌の走行状態を通信により報知するようにしたもの
で、合流路LB に対し合流地点CRの上流位置に向けて
配備されるカメラ1,このカメラ1からの画像を処理す
る制御処理装置2,幹線路側の上方位置に設置されるビ
ーコン19,および図示しない中継センターなどにより
構成される。なおこのシステムを利用する車輌は、ビー
コン19からの送信電波を受信するための受信装置と、
送信された情報を表示または音声出力するための情報報
知装置とを具備することが条件となる。
【0070】前記制御処理装置2は、カメラ1からの画
像を取り込んで前記各実施例と同様の処理を行い、合流
路側の車輌の位置および大きさに関わる報知情報を作成
した後、その報知情報を前記中継センターへと送信す
る。この報知情報は、中継センターからビーコン19
へ、さらにビーコン19から幹線路LA を走行中の車輌
の受信装置へと、順に送信され、最終的に車内の情報報
知装置より出力される。
【0071】図19は、報知情報の出力例を示すもの
で、情報報知装置として、運転席の前方位置にモニタ2
0が設置されている。
【0072】この実施例では、車輌に中継センターに現
在の車輌位置を送信する機能を具備させており、モニタ
20には、この送信によりセンターで認識された走行地
点の外略地図が表されるとともに、この地図上で自車輌
の位置に相当する位置に、自車輌を示すマーク画像M0
が表示されている。さらにこの地図上には、前記制御処
理装置2からの報知情報に基づき、合流路側の車輌の検
出位置およびその大きさを示すマーク画像M1 ,M2
表示される。
【0073】このように合流路側の各車輌の位置および
特徴とともに自車輌の位置を報知することにより、ドラ
イバーは、合流しようとする車輌と自車輌との位置関係
を簡単かつ的確に認識し、速やかな合流が行われるよう
に自車輌の走行を制御することができる。
【0074】なお図示例では、幹線路側の車輌にのみ報
知情報を送信しているが、合流路側の車輌も報知情報の
送信対象とするようにシステムを構成できることは言う
までもない。すなわち前記図11や図17と同様に、幹
線路LA 、合流路LB をともに撮像して各画像を処理す
るとともに、各道路毎にビーコンを配備して前記処理結
果を合流地点へと向かうすべての車輌に報知するので、
各車輌のドライバーは、円滑な合流をすすめるための最
適情報を車内で簡単に得ることができる。しかも表示パ
ネルの表示内容を判別しにくい遠方の地点の車輌にも情
報を報知することができ、表示板の設置が困難な道路に
も対応することができる。
【0075】なお上記した各実施例では、いずれも道路
上を撮像して得られた画像を処理して車輌の位置、およ
び大きさなどの特徴を抽出するようにしたが、車輌位置
や特徴を抽出する手段は、画像処理に限られるものでは
なく、たとえば車輌検出対象の道路に対し、合流地点C
Rより上流側の所定位置に超音波式の車輌判別センサを
設置してもよい。
【0076】この超音波式の車輌判別センサは、路面に
向けて所定周波数の超音波を送波する送波器と、路面側
からの超音波の反射波を受波する受波器とから成るもの
で、このセンサが導入された場合の制御処理装置2は、
送波信号の波形と、所定時間(送波された超音波が路面
を反射して受波器に到達するまでの時間間隔に相当す
る)経過後に受波器により得られた受波信号の波形とを
比較するなどして、超音波の反射面から受波器までの距
離を特定する。この特定された距離により、路面上に車
輌が存在するか否かが判別され、さらに車輌が存在する
場合には、前記距離から車輌の高さが認識できるので、
この種のセンサを道路上に複数配備すれば、道路上の各
車輌の位置や大きさを認識して、前記各実施例と同様の
処理を行うことができる。
【0077】
【発明の効果】請求項1の発明では、特定道路と合流す
る道路上を合流地点に向かって走行する車輌に対し、前
記特定道路上の合流地点より上流に位置する車輌の検出
位置および特徴の抽出結果を報知するので、ドライバー
は、合流相手の道路における車輌の位置関係や特徴を認
識して、合流するタイミングを的確に判断することがで
き、車輌の合流を安全かつ円滑にすすめることができ
る。
【0078】請求項2の発明では、撮像手段により得ら
れた画像を処理して車輌を検出するので、信頼性の高い
検出結果が得られる。
【0079】請求項3の発明では、特徴として抽出され
た車輌の画像より車輌の大きさを抽出し、また請求項4
の発明では、カラー画像上を用いて車輌の色を特定して
報知するので、ドライバーは、合流地点付近において、
実際に目視した車輌の大きさや色から各車輌と報知され
た情報とを容易に対応づけでき、後続の車輌との距離を
的確に判断することができる。
【0080】請求項5の発明では、前記特定道路上の車
輌の検出位置と特徴抽出結果を、合流地点に向かって走
行する車輌に向けて表示するので、ドライバーは、合流
相手の道路上の各車輌の位置や特徴を、視覚イメージに
より容易に把握することができる。
【0081】請求項6の発明では、前記特定道路上の車
輌の検出位置と特徴抽出結果を、合流地点に向かって走
行する車輌に送信するので、合流地点より遠方の地点の
車輌にも情報を報知することができ、また表示板の設置
が困難な道路にも対応することができる。
【0082】請求項7の発明では、特定道路上を走行す
る車輌について、複数回の検出結果から予測された所定
時間後の車輌位置を、特徴抽出結果とともに報知するの
で、情報を報知する時点に、実際の車輌の位置に近い位
置情報を提供することができる。
【0083】請求項8の発明では、合流する各道路毎
に、それぞれ車輌の検出処理と特徴抽出処理を行い、合
流地点に向かって走行する車輌に各道路毎の車輌の検出
位置および特徴抽出結果を報知するので、ドライバー
は、各道路上の車輌の位置関係や特徴を的確に認識し、
自車輌の走行について総合的な判断を行うことができ
る。
【0084】請求項9の発明では、1台の撮像手段によ
り得られた画像から各道路毎の車輌を検出するので、装
置にかかるコストが大幅に低減できる上、簡易な構成で
各道路上の車輌位置を同じタイミングで検出することが
できる。
【0085】請求項10の発明では、合流する各道路毎
の表示手段により、各道路毎の車輌の検出位置および特
徴抽出結果を並列して表示するので、ドライバーは、各
道路上の車輌の走行状態を容易かつ的確に認識して、自
車輌の走行を制御することができる。
【0086】請求項11の発明では、ある特定の道路上
で合流地点に最も近い車輌に対し、車線の変更が可能で
あればその旨を報知するので、この車輌の車線変更を促
して他の道路からの合流車を円滑に合流させることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の車輌情報提供システムの第1の態様
を示す斜視図である。
【図2】図1の車輌情報提供システムの構成例を示すブ
ロック図である。
【図3】図1の制御処理装置の処理手順を示すフローチ
ャートである。
【図4】図3のステップ2の詳細な手順を示すフローチ
ャートである。
【図5】報知情報の表示例を示す表示パネルの正面図で
ある。
【図6】報知情報の他の表示例を示す表示パネルの正面
図である。
【図7】図1の車輌情報提供システムの第2の構成例を
示すブロック図である。
【図8】図7の制御処理装置の処理手順を示すフローチ
ャートである。
【図9】図1の車輌情報提供システムの第3の構成例を
示すブロック図である。
【図10】図9の制御処理装置の処理手順を示すフロー
チャートである。
【図11】車輌情報提供システムの第2の態様を示す斜
視図である。
【図12】図11の車輌情報提供システムの構成例を示
すブロック図である。
【図13】各道路毎の報知情報を並列させて表示する例
を示す表示パネルの正面図である。
【図14】図11の車輌情報提供システムの第2の構成
例を示すブロック図である。
【図15】図11の制御処理装置の処理手順を示すフロ
ーチャートである。
【図16】車線変更を促すメッセージ情報の表示例を示
す表示パネルの正面図である。
【図17】車輌情報提供システムの第3の態様を示す斜
視図である。
【図18】車輌情報提供システムの第4の態様を示す斜
視図である。
【図19】報知情報の出力例を示す説明図である。
【符号の説明】
A 幹線路 LB 合流路 CR 合流地点 1,1a,1b カメラ 2 制御処理装置 3,3a,3b 表示パネル 6 車輌位置検出部 7 特徴抽出部 8 出力部 9 車輌速度算出部 10 車輌位置予測部 11 車輌加速度算出部 12 車線変更判定部 19 ビーコン 20 モニタ

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2以上の道路が合流する合流地点の上流
    位置において、前記合流地点へと向かう車輌の走行状態
    に関する情報を提供するためのシステムであって、 特定の道路について、前記合流地点より上流に位置する
    車輌を検出するための車輌検出手段と、 前記車輌検出手段の検出結果を用いて前記特定道路上の
    車輌の特徴を抽出する特徴抽出手段と、 前記特定道路以外の道路上を前記合流地点に向かって走
    行する車輌に対し、前記車輌検出手段による車輌の検出
    位置およびその特徴抽出結果を報知する報知手段とから
    成る車輌情報提供システム。
  2. 【請求項2】 前記車輌検出手段は、前記特定道路に対
    し、前記合流地点より上流位置を撮像するための撮像手
    段と、この撮像手段からの画像を取り込んで画像上の車
    輌を抽出する画像処理手段とから成る請求項1に記載さ
    れた車輌情報提供システム。
  3. 【請求項3】 前記特徴抽出手段は、前記画像処理手段
    により抽出された車輌の画像を用いて車輌の大きさを計
    測し、 前記報知手段は、特徴抽出結果として前記特徴抽出手段
    により計測された車輌大きさに関する情報を報知する請
    求項1または2に記載された車輌情報提供システム。
  4. 【請求項4】 前記車輌検出手段は、前記特定道路に対
    し、前記合流地点より上流位置を撮像してカラー画像を
    生成する撮像手段と、この撮像手段からのカラー画像を
    取り込んで画像上の車輌を抽出する画像処理手段とから
    成り、 前記特徴抽出手段は、前記画像処理手段により抽出され
    た車輌の画像を用いて車輌の色を特定し、 前記報知手段は、特徴抽出結果として前記特徴抽出手段
    により特定された車輌色に関する情報を報知する請求項
    1に記載された車輌情報提供システム。
  5. 【請求項5】 前記報知手段は、前記特定道路以外の道
    路の近傍位置において、前記車輌の検出位置およびその
    特徴量の抽出結果を、前記合流地点より上流側に向けて
    表示する表示手段である請求項1に記載された車輌情報
    提供システム。
  6. 【請求項6】 前記報知手段は、前記特定道路以外の道
    路上を前記合流地点に向かって走行する各車輌に対し、
    前記車輌の検出位置およびその特徴抽出結果を送信する
    送信手段である請求項1に記載された車輌情報提供シス
    テム。
  7. 【請求項7】 2以上の道路が合流する合流地点の上流
    位置において、前記合流地点へと向かう車輌の走行状態
    に関する情報を提供するためのシステムであって、 特定の道路について、前記合流地点の上流に位置する車
    輌を検出するための車輌検出手段と、 前記車輌検出手段の検出結果を用いて前記特定道路上の
    車輌の特徴を抽出する特徴抽出手段と、 前記車輌検出手段による複数回の検出結果を用いて車輌
    の速度を計測し、その計測結果から所定時間後の車輌位
    置を予測する車輌位置予測手段と、 前記特定道路以外の道路上を前記合流地点に向かって走
    行する車輌に対し、車輌位置予測手段により予測された
    車輌位置およびその特徴量の抽出結果を報知する報知手
    段とから成る車輌情報提供システム。
  8. 【請求項8】 2以上の道路が合流する合流地点の上流
    位置において、前記合流地点へと向かう車輌の走行状態
    に関する情報を提供するためのシステムであって、 各道路について、それぞれ前記合流地点より上流に位置
    する車輌を検出するための車輌検出手段と、 前記車輌検出手段の検知結果を用いて各道路上の車輌の
    特徴を抽出する特徴抽出手段と、 各道路上を前記合流地点に向かって走行する車輌に対
    し、前記車輌検出手段による各道路毎の車輌の検出位置
    およびその特徴抽出結果を報知する報知手段とから成る
    車輌情報提供システム。
  9. 【請求項9】 前記車輌検出手段は、前記合流地点の上
    流の所定領域内において合流地点で合流するすべての道
    路が視野に含まれるように配備される1台の撮像手段
    と、この撮像手段からの画像を取り込んで各道路毎の車
    輌を抽出する画像処理手段とから成る請求項8に記載さ
    れた車輌情報提示システム。
  10. 【請求項10】 前記報知手段は、各道路に対応する複
    数の表示手段より成り、各表示手段は、それぞれ各道路
    の近傍位置に前記合流地点の上流側に向けて配備される
    とともに、各車輌の検出位置およびその特徴量の抽出結
    果を道路毎に並列させて表示する請求項8に記載された
    車輌情報提供システム。
  11. 【請求項11】 2以上の道路が合流する合流地点の上
    流位置において、前記合流地点へと向かう車輌の走行状
    態に関する情報を提供するためのシステムであって、 各道路について、それぞれ前記合流地点より上流に位置
    する車輌を検出するための車輌検出手段と、 いずれか特定道路上の合流地点に最も近い位置で検出さ
    れた車輌について、その特定道路上の車輌検出結果を用
    いてその車輌が車線を変更することが可能か否かを判別
    する判別手段と、 前記判別手段により車線の変更が可能であると判別さ
    れ、かつ前記車輌検出手段により前記特定道以外の道路
    上で車輌が検出されているとき、前記特定道路上の合流
    地点に最も近い位置で検出された車輌に対し、前記判定
    結果を報知する報知手段とから成る車輌情報提供システ
    ム。
JP25770497A 1997-09-05 1997-09-05 車輌情報提供システム Pending JPH1186192A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25770497A JPH1186192A (ja) 1997-09-05 1997-09-05 車輌情報提供システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25770497A JPH1186192A (ja) 1997-09-05 1997-09-05 車輌情報提供システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1186192A true JPH1186192A (ja) 1999-03-30

Family

ID=17309961

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25770497A Pending JPH1186192A (ja) 1997-09-05 1997-09-05 車輌情報提供システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1186192A (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2794271A1 (fr) * 1999-05-25 2000-12-01 Fujitsu Ltd Systeme pour ameliorer la securite du trafic de vehicules
JP2001006089A (ja) * 1999-06-23 2001-01-12 Matsushita Electric Ind Co Ltd 色情報を用いた車両検出装置
JP2004145823A (ja) * 2002-10-28 2004-05-20 Matsushita Electric Ind Co Ltd 車両情報案内システム
JP2005018548A (ja) * 2003-06-27 2005-01-20 Alpine Electronics Inc 周辺車両表示装置
JP2007200274A (ja) * 2005-09-14 2007-08-09 Denso Corp 合流支援装置及び合流支援システム
JP2008097279A (ja) * 2006-10-11 2008-04-24 Denso Corp 車両外部情報表示装置
JP2011076631A (ja) * 2005-08-19 2011-04-14 Adc Technology Inc 車載用画像表示装置
JP2015052902A (ja) * 2013-09-06 2015-03-19 株式会社デンソー 合流情報提供装置
KR20160073687A (ko) * 2014-12-17 2016-06-27 주식회사 포스코아이씨티 차량 추돌 위험 경보 시스템 및 방법
JP2017079047A (ja) * 2015-10-19 2017-04-27 宏 河原 合流支援表示装置
US11043127B2 (en) * 2017-11-06 2021-06-22 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Autonomous driving device

Cited By (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6377191B1 (en) 1999-05-25 2002-04-23 Fujitsu Limited System for assisting traffic safety of vehicles
DE10025413B4 (de) * 1999-05-25 2007-09-13 Fujitsu Ltd., Kawasaki System zum Unterstützen der Verkehrssicherheit von Fahrzeugen
FR2794271A1 (fr) * 1999-05-25 2000-12-01 Fujitsu Ltd Systeme pour ameliorer la securite du trafic de vehicules
JP2001006089A (ja) * 1999-06-23 2001-01-12 Matsushita Electric Ind Co Ltd 色情報を用いた車両検出装置
JP2004145823A (ja) * 2002-10-28 2004-05-20 Matsushita Electric Ind Co Ltd 車両情報案内システム
JP2005018548A (ja) * 2003-06-27 2005-01-20 Alpine Electronics Inc 周辺車両表示装置
JP2011076631A (ja) * 2005-08-19 2011-04-14 Adc Technology Inc 車載用画像表示装置
JP2011181110A (ja) * 2005-08-19 2011-09-15 Adc Technology Inc 車載用画像表示装置
JP2011076630A (ja) * 2005-08-19 2011-04-14 Adc Technology Inc 車載用画像表示装置
US7711485B2 (en) 2005-09-14 2010-05-04 Denso Corporation Merge support system
JP2007200274A (ja) * 2005-09-14 2007-08-09 Denso Corp 合流支援装置及び合流支援システム
JP2008097279A (ja) * 2006-10-11 2008-04-24 Denso Corp 車両外部情報表示装置
JP2015052902A (ja) * 2013-09-06 2015-03-19 株式会社デンソー 合流情報提供装置
KR20160073687A (ko) * 2014-12-17 2016-06-27 주식회사 포스코아이씨티 차량 추돌 위험 경보 시스템 및 방법
JP2017079047A (ja) * 2015-10-19 2017-04-27 宏 河原 合流支援表示装置
US11043127B2 (en) * 2017-11-06 2021-06-22 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Autonomous driving device
US11645917B2 (en) 2017-11-06 2023-05-09 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Autonomous driving device
US11769414B2 (en) 2017-11-06 2023-09-26 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Autonomous driving device
US11798421B2 (en) 2017-11-06 2023-10-24 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Autonomous driving device

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3263699B2 (ja) 走行環境監視装置
JP5070809B2 (ja) 運転支援装置、運転支援方法、及び、プログラム
JP4719590B2 (ja) 車載周辺状況提示装置
JP4923736B2 (ja) 道路通信システムおよび道路通信方法
JP4311426B2 (ja) 移動体を表示するための表示システム、車載装置及び表示方法
JPH08263784A (ja) 道路状況認識装置
JP4528283B2 (ja) 車両周辺監視装置
JP2005202678A (ja) 走行支援装置
JPH09178505A (ja) 運転支援装置
JPH09166452A (ja) 運転支援装置
JP4039321B2 (ja) 車両用周辺表示装置
JPH1186192A (ja) 車輌情報提供システム
JP3666332B2 (ja) 歩行者検知装置
JP2008094292A (ja) 車両用表示装置及び情報表示方法
JP4948338B2 (ja) 車間距離計測装置
JP2008059178A (ja) 運転支援装置およびプログラム
JPH0848199A (ja) 障害物警報システム
JP2005202787A (ja) 車両用表示装置
JPH08285534A (ja) 車載用画像処理装置
JP2004114907A (ja) 車幅車高検出警告装置
JP2011103058A (ja) 誤認識防止装置
JP2006164197A (ja) 走行支援装置
US11623654B2 (en) Systems and methods of assisting vehicle navigation
JP2001315575A (ja) 車両周辺視認装置
JP2002092789A (ja) 車両監視装置