JPH1185935A - 非接触データキャリアパッケージ - Google Patents

非接触データキャリアパッケージ

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JPH1185935A
JPH1185935A JP9248825A JP24882597A JPH1185935A JP H1185935 A JPH1185935 A JP H1185935A JP 9248825 A JP9248825 A JP 9248825A JP 24882597 A JP24882597 A JP 24882597A JP H1185935 A JPH1185935 A JP H1185935A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data carrier
antenna coil
contact data
carrier package
bellows
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP9248825A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoshi Uenaka
聡史 上中
Jun Furuhashi
潤 古橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Chemical Corp
Original Assignee
Toshiba Chemical Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Chemical Corp filed Critical Toshiba Chemical Corp
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Publication of JPH1185935A publication Critical patent/JPH1185935A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 非接触データキャリアパッケージを組み込ん
だ物品自体の変形によるアンテナコイルの断線破壊など
を防止でき、耐久性に優れた非接触データキャリアパッ
ケージを提供する。 【解決手段】 アンテナコイル1として、金属線を蛇腹
形状に折り曲げかつコイル状に巻いたものを用いる。こ
れにより、この非接触データキャリアパッケージを組み
込んだ物品の変形に伴ってアンテナコイル1が受けるス
トレスは蛇腹で吸収されることになり、アンテナコイル
1の断線破壊を防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に各種ゴム製品
などの弾性変形を起しやすい物品に装着されるものとし
て好適な非接触形のデータキャリアパッケージに関す
る。
【0002】
【従来の技術】データキャリアシステムは、非接触デー
タキャリアと呼ばれる応答器とホスト側に接続される質
問器とで構成され、これら応答器と質問器の間で、磁
気、誘導電磁界、マイクロ波(電波)等の伝送媒体を介
して非接触で情報の交信を行うものである。
【0003】このデータキャリアシステムは、応答器を
様々な個体に取り付け、その個体に関する情報を質問器
により遠隔的に読み取ってホストに提供し、個体に関す
る情報処理を実現するものである。
【0004】非接触データキャリアシステムの情報伝送
方式には電磁結合方式、電磁誘導方式、マイクロ波方
式、光通信方式等がある。これらの方式の中で、電磁結
合方式、マイクロ波方式によるものは、質問器からの伝
送信号のエネルギーを応答器の駆動電力として用いるこ
とができる。このため、電池を駆動源とする場合のよう
に、電池の寿命が近付いてきたことによる応答能力の劣
化や使用限界に至る心配がないという更なる利点を有し
ている。
【0005】図6に非接触データキャリアシステムの全
体的な構成を示す。同図に示すように、非接触データキ
ャリアシステムは質問器10と応答器(非接触データキ
ャリア)20から構成される。
【0006】質問器10は、質問器10の全体制御を行
う主制御部11と、ホスト装置とのデータの入出力を制
御するインターフェース部12と、非接触データキャリ
ア20より受信したタグ情報等を蓄積する読み出し/書
き込み可能なRAM等の記憶部13と、送信情報をデジ
タル信号からアナログ信号に変換し、且つ非接触データ
キャリア20からの受信信号をアナログ信号からデジタ
ル信号に変換する信号変換部14と、送信信号を例えば
ASK(Amplitude Shift Keying)方式、FSK(Freq
uency Shift Keying)方式等で伝送用の信号に変調する
変調部15と、受信信号を復調する復調部16と、送信
アンテナ17と、受信アンテナ18とを備えて構成され
る。
【0007】応答器(非接触データキャリア)20は、
この非接触データキャリア20の全体制御を行う主制御
部21と、タグ情報を蓄積するEEPROM等の電源バ
ックアップ不要な記憶部22と、送信情報をデジタル信
号からアナログ信号に変換し、且つ質問器10からの受
信信号をアナログ信号からデジタル信号に変換する信号
変換部23と、送信信号をASK方式、FSK方式等で
伝送用の信号に変調する変調部24と、受信信号を復調
する復調部25と、送信アンテナ26と、受信アンテナ
27とを備えて構成される。
【0008】この非接触データキャリアシステムの基本
的な交信手順は次の通りである。
【0009】質問器10は、まず非接触データキャリア
20に対するタグ情報読取りのための質問信号を発信す
る。非接触データキャリア20は該質問信号の受信可能
な範囲に入るとこれを受信して、記憶部22に記憶され
ているタグ情報を応答信号として発信する。この応答信
号を質問器10が受信、解読して、タグ識別情報として
ホスト装置に送る。
【0010】応答器(非接触データキャリアパッケー
ジ)は、質問器との間で信号を送受信するためのアンテ
ナ部品と回路部品とから構成され、耐環境性を考慮し
て、樹脂等からなる外装部によってアンテナ部品や回路
部品等の内部部品群を気密に封止して構成される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】このような非接触デー
タキャリアパッケージを、例えばタイヤ、ゴムマットな
ど弾性変形しやすい物品に取り付けた場合、その物品自
体の弾性変形により非接触データキャリアパッケージ内
の記憶素子やアンテナコイルなどの内部部品にストレス
が加わり、内部部品が破壊してしまう恐れがある。特
に、アンテナコイルは細い金属線からなることから、製
品自体の弾性変形により金属線に大きな引張り力が作用
することによって金属線が断線してしまうことすらあ
る。このような部品破壊を防ぐには、キャリア全体を硬
質材料により包囲して外部からの力を内部部品に伝えな
いようにする方法が考えられる。しかし、この方法で
は、物品自体が薄いものである場合、変形時に非接触デ
ータキャリアの硬いパッケージによって物品自体に大き
な応力が発生し、亀裂などの損傷をもたらす危険があ
る。
【0012】本発明はこのような事情を鑑みてなされた
もので、接触データキャリアパッケージを組み込んだ物
品自体の変形による、内部部品特にアンテナコイルの断
線破壊などを効果的に防止することのできる耐久性に優
れた非接触データキャリアパッケージの提供を目的とし
ている。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の非接触データキャリアパッケージは、アン
テナコイルを内部部品として含む非接触データキャリア
パッケージにおいて、前記アンテナコイルが、蛇腹形状
に折り曲げられた金属線をコイル状に巻回されてなるも
のであることを特徴とする。
【0014】本発明の非接触データキャリアパッケージ
は、アンテナコイルが蛇腹形状に折り曲げられた金属線
をコイル状に巻回して構成されているので、この非接触
データキャリアパッケージを組み込んだ物品自体の変形
によってアンテナコイルに生じるストレスを蛇腹で吸収
することが可能となり、これにより、アンテナコイルの
断線破壊の生じにくい耐久性に優れた非接触データキャ
リアパッケージを実現することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面に基づいて説明する。
【0016】図1は、本発明の一実施例である非接触デ
ータキャリアパッケージを示す平面図、図2はその側面
図である。
【0017】これらの図に示すように、本実施形態の非
接触データキャリアパッケージの内部部品は、アンテナ
コイル1とICチップ(図示せず)を搭載した回路基板
2からなる。ICチップには図6に示した応答器の各機
能部(送受信アンテナの部分を除く)が組み込まれてい
る。これら内部部品は樹脂製の外装部3によって全体が
包囲され、外部環境から保護されている。
【0018】アンテナコイル1には、例えは線径が15
〜500μm程度の金属線、例えば銅線、アルミ線を用
いることができる。本実施形態では、このような金属線
を、蛇腹形状に折り曲げ且つコイル状に巻いたものをア
ンテナコイル1として採用している。図2の実施形態で
は、金属線を上下方向(非接触データキャリアの厚み方
向)へ折り曲げて蛇腹形状としたが、非接触データキャ
リアの平面方向へ折り曲げた蛇腹としてもよい。或いは
非接触データキャリアの厚み方向と平面方向への折り曲
げを複合したかたちの蛇腹としてもよい。
【0019】このような蛇腹形状のアンテナコイル1を
得る方法としては、例えば、図3に示すように、必要な
ターン数巻いた金属線31を、放射状に山部と谷部が設
けられた金型32上にセットし、押し加工して蛇腹形状
とした後、液状シリコーン樹脂などの液状の硬化型柔軟
樹脂を含浸し、加熱硬化させる方法を挙げることができ
る。これにより、図1、図2に示したような蛇腹形状の
アンテナコイル1を得ることができる。なお、この方法
を用いる場合、金属線のプレス時の断線を発生させない
ために、金属線はテンションを最小限に抑えて緩く巻い
ておくことが好ましい。
【0020】また、蛇腹形状のアンテナコイル1を得る
別の方法としては、図4に示すような巻き治具を用いた
方法がある。この巻き治具は、互い違いに先端の高さを
変え且つ放射状に組み合わされた複数の棒42によって
構成されたもので、この巻き治具の各棒42に金属線4
3を編み込むようにして巻き付けた後、各金属線43を
溶着して巻き治具を取り外すことによって、蛇腹形状の
アンテナコイルを得ることができる。また、巻き治具の
各棒42に金属線43を巻き付けた後に各棒42を動か
して蛇腹形状のアンテナコイルを作製してもよい。
【0021】図5に、本実施形態の非接触データキャリ
アパッケージを組み込んだ物品が変形を起した時のアン
テナコイル1の状態を示す。このように本実施形態の非
接触データキャリアパッケージは、アンテナコイル1が
金属線を蛇腹形状に折り曲げかつコイル状に巻いて構成
されているから、該パッケージを組み込んだゴム製品な
どの物品51の変形に伴ってアンテナコイル1が受ける
ストレスを蛇腹で吸収することが可能となり、アンテナ
コイル1に対して線方向に作用する引張り力を大幅に低
減することができる。これによりアンテナコイル1の断
線破壊が生じなくなり、耐久性に優れた非接触データキ
ャリアパッケージを実現することができる。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように本発明の非接触デー
タキャリアパッケージによれば、アンテナコイルが蛇腹
形状に折り曲げられた金属線をコイル状に巻回して構成
されているので、この非接触データキャリアパッケージ
を組み込んだ物品自体の変形によってアンテナコイルが
受けるストレスを蛇腹で吸収することが可能となり、こ
れにより、アンテナコイルの断線破壊の生じにくい耐久
性に優れた非接触データキャリアパッケージを実現する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である非接触データキャリ
アパッケージの構成を示す平面図
【図2】図1の非接触データキャリアパッケージの側面
【図3】蛇腹形状のアンテナコイルを作製する方法を説
明するための図
【図4】蛇腹形状のアンテナコイルを作製する別の方法
を説明するための図
【図5】本実施形態の非接触データキャリアパッケージ
を組み込んだ物品が変形を起した時のアンテナコイルの
状態を示す図
【図6】非接触データキャリアシステムの回路構成を示
す図
【符号の説明】
1……アンテナコイル 2……回路基板 3……外装部 31……金属線 32……蛇腹成形用の金型

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アンテナコイルを内部部品として含む非
    接触データキャリアパッケージにおいて、前記アンテナ
    コイルが、蛇腹形状に折り曲げられた金属線をコイル状
    に巻回されてなるものであることを特徴とする接触デー
    タキャリアパッケージ。
JP9248825A 1997-09-12 1997-09-12 非接触データキャリアパッケージ Withdrawn JPH1185935A (ja)

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JP9248825A JPH1185935A (ja) 1997-09-12 1997-09-12 非接触データキャリアパッケージ

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JPH1185935A true JPH1185935A (ja) 1999-03-30

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JP9248825A Withdrawn JPH1185935A (ja) 1997-09-12 1997-09-12 非接触データキャリアパッケージ

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002109497A (ja) * 2000-10-04 2002-04-12 Dainippon Printing Co Ltd 非接触式データキャリアおよびその組合体
US7690578B2 (en) 2003-08-29 2010-04-06 Omron Corporation Wireless IC tag joining method, wireless IC tag-carrying article, and vehicle

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002109497A (ja) * 2000-10-04 2002-04-12 Dainippon Printing Co Ltd 非接触式データキャリアおよびその組合体
JP4548921B2 (ja) * 2000-10-04 2010-09-22 大日本印刷株式会社 非接触式データキャリアおよびその組合体
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